一眼レフカメラや一眼ミラーレスカメラをお使いの方は、撮影のシチュエーションによってレンズを交換する機会が多いですよね。レンズを持ち運ぶ際や交換の際、うっかりレンズを触って汚してしまったり、最悪の場合落としてしまったなんて経験はありませんか?そんなリスクを避ける為におすすめしたいのがカメラレンズ保護フィルターです。単にレンズを保護するだけでなく、撮影を効果的にサポートしてくれる機能が付いたものもおすすめですよ。今回はそんなレンズ保護フィルターの選び方や人気商品について詳しく解説します。大切なカメラレンズを故障から守りたいという方や、撮影の仕上がりに変化を出したいという方は、是非この記事を参考にしてみて下さいね。
レンズ保護フィルターの必要性
レンズを衝撃や汚れから守る
カメラレンズの素材は主にガラスです。ガラスは衝撃に弱いという性質をもつので、丁寧に扱う必要があります。レンズで傷が付きやすいのは前玉と呼ばれるレンズの一番外側の面ですが、誤って前玉に触れて指紋を付けてしまった場合、拭き取る際に傷を付けてしまう恐れがあります。こんなとき、レンズ保護フィルターを付けていればレンズを汚れや傷から守ってくれますし、メンテナンスも簡単です。レンズに傷が付いて修理が必要になった場合、修理代に数万円かかることもあります。それに対して、保護フィルターが壊れた場合はフィルターを交換すれば良いだけなので、数千円で済むという経済的メリットがあります。
画質への影響が少ない
レンズ保護フィルターのデメリットとして、画質が落ちてしまうことがよく挙げられます。カメラのレンズは数枚のガラスを使用した設計になっています。保護フィルターを装着することによって、元の設計とは別のガラスが加わるため、画質に影響を与えてしまうのです。しかし、あまり心配する必要はありません。なぜなら、最近発売されている保護フィルターは高性能な商品が豊富で、画質低下を最小限に抑えることができるからです。画質への影響と言っても、パソコンやスマートフォンなどで画像を拡大して初めて気付く程度の微々たるものなので、保護フィルターを装着するメリットの方が大きいと言えるでしょう。
レンズ保護フィルターの選び方
レンズの口径に合わせてフィルターのサイズを選ぶ
レンズやレンズキャップの裏側に記載された直径の値を確認する
カメラレンズ前面の直径のことを、フィルター径といいます。フィルター径を確認するときにまず探して欲しいのが、この記号φです。これは直径を意味する記号で、この記号の後に続く数字がフィルター径ということになります。例えば、φ77mm もしくはφ77と記載されていれば、フィルター径77mmのレンズということになります。レンズのメーカーによって記載場所が異なりますが、レンズ側面やレンズキャップの裏側に記載されていることが多いので、確認してみましょう。
カメラと同時に購入するなら商品仕様で確認
カメラやレンズと同時に保護フィルターの購入を検討している方は、商品仕様を確認しましょう。購入予定のメーカーのホームページやカタログを見てみて下さい。商品仕様または製品概要にフィルター径の記載があります。メーカーによって記載方法が異なりますが、フィルター径もしくはフィルターサイズという項目を探しましょう。77mmのフィルター径のレンズであれば、フィルター径77mm、フィルターサイズφ77という記載になっているはずです。
レンズの種類に合わせてフィルターの厚みを選ぶ
厚みの種類は「通常枠」・「薄枠」・「極薄枠」の3種類
レンズフィルターを選ぶ際に確認して欲しいのが、フィルターの厚みです。厚みは通常枠、薄枠、極薄枠の3種類に分けることができます。最も厚いのが通常枠と呼ばれるフィルターで、各メーカーが販売している中で最もスタンダードなタイプ。他のフィルターと比較すると低価格の傾向があります。次に厚いのが薄枠と呼ばれるもの。最近はこの薄枠が主流になりつつあり、最も使い勝手の良いものと言えるでしょう。そして薄枠よりも更に薄い設計なのが極薄枠です。価格設定は高めですが広角レンズでも安心して使えるので、景色を撮ることが多く高画質にこだわりたい方におすすめです。
広角レンズには薄型のモデルがおすすめ
広角レンズとは、人間の目で見ることができる範囲よりも広い範囲を撮影することができるレンズのことで、焦点距離がおよそ35mm以下のレンズを指します。身近な例で言うと、スマートフォンのカメラなども広角レンズが使用されていますね。広角レンズにフィルターを装着する際、注意したいのがケラレという現象です。ケラレとは、画像の隅にフィルターが写り込んで黒くなってしまうことをいいます。解決策としては、薄いフィルターを装着すること。標準レンズや望遠レンズの場合には特に気にする必要はありませんが、広角レンズの場合は薄枠あるいは極薄枠を選ぶことをおすすめします。
面反射率で選ぶ
レンズフィルターを選ぶ際に注目して欲しいのが面反射率です。光がフィルターによって反射すると、光が白っぽくかぶるフレア現象や、光がはっきりと画像として残ってしまうゴースト現象が起こることがあります。これらの現象を防いでクリアな画質を保つ為には、余計な反射を抑える必要があるのです。その為、高画質を求めるならフィルターの面反射率が低いものを選ぶのが良いと言えます。
主流は0.5%程度で普段使いにおすすめ
様々なメーカーから販売されているレンズフィルターには、反射率を抑える為に反射防止コートというコーティングが施されています。これにより光の透過率を高め、高画質を維持することができるのです。各メーカーから販売されている主流の商品は面反射率0.5%。更に低い面反射率の商品もありますが、価格は比例して高くなります。面反射率0.5%でも問題なく使用できるものとなっているので、普段使いに最もおすすめです。
プロ級の仕上がりを目指すなら0.3%以下がおすすめ
面反射率0.5%でも高画質を維持できますが、更に完成度を高めたい方には0.3%以下のものがおすすめです。高画質を維持できるという特徴がありますが、比較的高額になる傾向があります。例えば、大手メーカーケンコーのフィルター径58mmのもので比較すると、0.3 %の方が0.5%より約3,000円高額。画像はパソコンやスマートフォンなどで拡大してもほとんど分からないレベルの仕上がりになりますので、予算をかけてでも高画質を維持したいという方におすすめです。
使いやすさで選ぶ
撥水コートが施されていると水滴が付きにくい
山や川などで撮影することが多い方に是非おすすめしたいのは、撥水コートが施されたレンズフィルターです。アウトドアでの撮影はカメラに水滴がついてしまうことが避けられないですよね。水を強力に弾き、付着しても簡単に拭き取ることができるようなコーティングがされていれば、どんな環境でもスムーズに撮影できます。日頃のメンテナンスも楽になりますよ。
撥油コートが施されていると指紋が付きにくい
レンズのお手入れ中、表面にうっかり触れてしまったことはないでしょうか。指紋汚れはなかなか落ちないですよね。汚れを落とす為に何度も擦ると、レンズの表面には細かい傷が付いてしまい、画質の劣化につながります。そんな事態を防ぐのに有効なのが撥油コーティングです。手垢には油分が多く含まれます。油を浮かせてくれるようなコーティングがされていれば、さっと拭き取るだけで汚れが簡単に落ちるので、リスクを軽減することが可能です。
撮影をサポートする機能で選ぶ
水辺での流し撮りには光量を調節できるNDフィルター
水辺で臨場感のある写真を撮りたい方におすすめなのがNDフィルターです。撮影時、水の流れなど動きを表現したい場合はシャッター速度を遅くしますが、光を取り込み過ぎて白く飛んでしまうことがあります。そんなとき、光量を抑えるのに効果的なのがNDフィルター。白飛びせず自然な色合いにすることができるのでおすすめです。
風景を美しく撮るなら反射除去効果のあるPLフィルター
PLフィルターとは、偏光膜を利用したフィルターです。水面やショーウィンドウの前で写真を取ると、反射して思うような写真が撮れなかったという経験はないでしょうか。PLフィルターは、反射によって発生する偏光をカットし、見たままの色彩を映し出すことができます。また、空気中の乱反射も防ぐので、青空を鮮やかに撮影するのにも適しています。水面やテーマパーク内での撮影、青空を美しく撮りたい方におすすめです。
紫外線の強い場所で活躍するUVカットフィルター
晴れた日の海や山などで撮影すると、画面全体が青みがかった淡くぼんやりとした写真になってしまいます。これは紫外線の影響。紫外線は目で見ることはできませんが、カメラは紫外線も感光するため、画質に影響を及ぼすのです。紫外線の強い場所で撮影することが多い方におすすめしたいのがUVカットフィルター。紫外線をカットすることで、人間の見た目に近い写りを実現します。海や山をはじめとした屋外での撮影に適しています。
レンズ保護フィルターのおすすめブランド・メーカー
KENKO(ケンコー)
圧倒的な種類の豊富さを誇る大手ブランド
レンズフィルター業界で最大手と言える光学製品の専門メーカー。保護フィルターだけでも20を超える豊富なラインナップを誇ります。特にZX(ゼクロス)シリーズは、レンズへの負荷を最小限に抑えるフローティングフレームシステムを採用しており、高画質を実現しています。
CANON(キャノン)
カメラシェア数国内首位の大手OA機器総合メーカー
一眼レフカメラや一眼ミラーレスカメラの国内シェア第1位のOA機器総合メーカー。プリンター等のOA機器の製造も行なっているため、多くの人に好まれる色を表現することが得意とされています。キャノン製のカメラを使用している場合、レンズフィルターも同じメーカーの純正品だと相性も良く安心して使用できますよね。フィルターの種類にもよりますが、口径43mmから95mmまで対応可能です。
NIKON(ニコン)
優れた耐久性を持つカメラは根強い人気を誇る
創立から100年以上の大手メーカー。元は軍需用の光学機器を扱っていたこともあり、その丈夫さには定評があります。一眼レフカメラや一眼ミラーレスカメラも人気で、国内シェアはキャノンと1、2を争うメーカーです。レンズフィルターにおいては、超低反射ARコートのゼロワンARコートを採用し、約0.1%の反射率を実現。フィルターを付けていないような高画質が得られます。
marumi(マルミ)
60年以上の歴史を持つフィルター専業メーカー
商品開発から製造、生産までを一貫して長野県の自社工場で行う国内唯一のメーカーです。デジタル一眼フィルターはマルミが世界で初めて開発した製品。最も新しいモデルのEXUS(エグザス)シリーズは、ハンマーの衝撃にも耐えうる強化ガラスを使用した上で、面反射率0.2%のコーティングを採用しています。
おすすめ&人気のレンズ保護フィルターランキング
通常枠でおすすめのレンズ保護フィルター
KENKO(ケンコー)-MCプロテクターNEO67mm(1,964円)
改良版のベーシック保護フィルター
ケンコーのレンズ保護フィルターで最もベーシックなタイプがMCプロテクターというシリーズです。これを改良したものがMCプロテクターNEO。両面マルチコートフィルターとなっており、面反射率は1%です。
フィルター径37mmから95mmのサイズ展開となっており、幅広い口径に対応可能です。面反射率1%でも、画質への影響はフィルターなしの状態と比較して初めて分かる程度のものです。日常の記録用として写真を撮ることが多い方におすすめです。
KENKO(ケンコー)-MCプロテクタープロフェッショナル95mm(6,100円)
プロにおすすめの保護機能特化型フィルター
レンズ保護を重視したフィルターで、両面マルチコート加工が施されています。紫外線吸収機能などはなく、色調などに影響しないフィルターです。フィルター径86mmから112mmのサイズが用意されています。
大きいレンズに対応した保護フィルターはなかなかないもの。保護機能に特化しているので、フィルターに頼ることなく、レンズの持ち味を最大限活かして撮影したいプロフェッショナル向けのアイテムと言えるでしょう。
HAKUBA(ハクバ)-MCレンズガードフィルター72mm(2,280円)
国産メーカーを低価格で
傷や水滴、埃からレンズを保護するスタンダードなフィルターです。デジタルカメラとフィルムカメラ両方に対応しています。面反射率は1.5%と他のメーカーの商品と比較すると高い数値になっていますが、コストパフォーマンスは抜群。
こちらのレンズフィルターは常時装着していても問題ありません。フィルターの上からレンズキャップをすることも可能です。対応機種も幅広いため、手頃な価格で国産メーカーのものを使用したいという方におすすめの一品です。
トリオー-UVフィルター37mmから58mm(580円)
自然な色合いで撮影したい方におすすめ
紫外線をカットして撮影することができるので、見た目に近い鮮やかな表現が可能になります。キャノンやニコンなど大手メーカー機種との互換性があるフィルターで、フィルター径37mmから58mmのラインナップとなっています。
大手メーカーのものと比較すると格段に低価格な商品です。普段はあまりカメラを使わないけれど、屋外イベントで使用予定があるという方や、予備の保護フィルターを持っておきたいという方にも是非おすすめです。
Canon(キャノン)-PROTECTフィルター77mm(3,879円)
安心のキャノン純正品
キャノン製のカメラやレンズを使用している方へおすすめしたい商品です。常時装着しておくフィルターとして最適。レンズの色合いに影響がないので、美しい色彩表現を得意とするキャノン製品の魅力を存分に発揮することが可能です。
フィルター径は52mmから95mmの中から選ぶことができます。スクリュータイプのフィルターなので、安定性のある装着感です。普段から使用しているメーカーのものであれば、初めて購入するアイテムでも安心ですね。
通常枠でおすすめのレンズ保護フィルターの比較表
商品画像 | |||||
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ブランド | KENKO (ケンコー) | KENKO (ケンコー) | HAKUBA (ハクバ) | トリオー | Canon (キャノン) |
商品名 | MCプロテクターNEO67mm | MCプロテクタープロフェッショナル95mm | MCレンズガードフィルター72mm | UVフィルター37mmから58mm | PROTECTフィルター77mm |
価格 | 1,964円 | 6,100円 | 2,280円 | 580円 | 3,879円 |
特徴 | 改良版のベーシック保護フィルター | プロにおすすめの保護機能特化型フィルター | 国産メーカーを低価格で | 自然な色合いで撮影したい方におすすめ | 安心のキャノン純正品 |
面反射率 | 1% | – | 1.5% | – | – |
コーティング | マルチコート | マルチコート | マルチコート | UVフィルター | マルチコート |
薄枠でおすすめのレンズ保護フィルター
KENKO(ケンコー)-ゼクロスプロテクター95mm(11,350円)
ケンコーの最新技術フローティングフレームシステムを採用
レンズフィルターは平面であればあるほど無駄な反射を抑えられます。フィルターの共通する課題として、ガラスをフレームで固定する際にガラスへ負荷がかかり、平面性を損なってしまうという点があります。
ケンコーのZX(ゼクロス)シリーズは、この課題を乗り越えました。限りなくガラスへの負荷をなくすフローティングシステムという技術により、高い平面性を実現したのです。画質にほとんど影響を与えず、見たままの表現が楽しめますよ。フィルター径は49mmから95mmまでのラインナップ。最新技術を用いたフィルターを使用したい方におすすめです。
KENKO(ケンコー)-ワンタッチ着脱PLフィルター77mm(15,930円)
撮影したいタイミングで瞬時に装着可能なPLフィルター
PLフィルターをお探しの方におすすめなのがこちらの商品です。撮影時、フィルターを用途によって使い分けるのは効果的ですが、フィルターを交換している間にシャッターチャンスを逃してしまうのはどうしても避けたいですよね。
フィルターはねじ込み式のものが一般的ですが、このPLフィルターはワンタッチで装着することが可能です。必要なときにすぐ使えるので、ショーウィンドウの反射が多いテーマパーク内で子どもを撮影する際や、一瞬で表情が変わる空の撮影にもおすすめです。
Nikon(ニコン)-レンズ保護フィルターARCREST(アルクレスト)-(11,183円)
独自の超低反射ARコートで片面反射率0.1%を実現
ニコンのカメラをお使いの方におすすめしたい商品。レンズ本来の性能を発揮できるように開発されたレンズフィルターです。ガラスを極限まで平面にするフラットプレーンシステムという独自の技術を採用しています。
広角レンズでもケラレを心配することなく使える薄枠設計。フレーム部分やガラスも加工を施し、反射を防ぐ仕様となっています。夜景や星空など、写真を撮影するには厳しい環境下でも問題なく使用できる一品と言えます。
SONY(ソニー)-MCプロテクター77mm(6,940円)
信頼のSONY(ソニー)製レンズ保護フィルター
SONY(ソニー)のカメラを愛用している方も多いのではないでしょうか。言わずと知れた家電メーカーですが、カメラ業界においても人気の高いSONY(ソニー)。ミラーレス一眼レフカメラにおいて、フルサイズセンサーを搭載した先駆的なメーカーでもあります。
SONY(ソニー)製のカメラはプロフェッショナル向けのラインナップが豊富なのが特徴です。そのため、レンズフィルターは色調に影響せずレンズ保護に特化したものが人気です。独自のTコーティングにより反射を抑制した保護フィルターは常時装着可能。メンテナンスを楽にしたい方におすすめです。
HAKUBA(ハクバ)-エクストリームレンズガードフィルター67mm(3,661円)
驚異のコストパフォーマンスを実現
ハクバ独自のエクストリームコーティングを採用したレンズフィルターです。0.3%の低反射率に加え、撥水加工も施されています。水滴や汚れが付きにくい設計で、日頃のお手入れも簡単。常に装着可能なタイプとなっています。
特筆すべき点は、圧倒的なコストパフォーマンスの高さ。同じレベルの性能でフィルター径67mmの他社製品の価格相場は、約7,000円〜9,000円なので、半額以下の金額で購入できるのです。メーカーの知名度などにこだわらず、コストパフォーマンスを求める方に是非試して欲しい商品です。
marumi (マルミ) -EXUS Lens Protect Mark II 67mm (5,540円)
超低反射率0.2%のレンズ保護フィルター
レンズの保護に特化したフィルターで、様々なリスクからレンズを守ってくれます。静電気でホコリがレンズに付くのを防止する帯電防止コートや、撥水撥油効果のあるコーティングもされている安心の保護フィルターです。
EXUSレンズプロテクトMarkIIは、無色透明なフィルターで色調に影響を与えません。驚くことに、面反射率は0.2%。薄枠設計でケラレの心配もありません。フィルターやガラス部分も極力反射を抑制する工夫が施されています。屋外での風景撮影に最適なプロフェッショナル向けのフィルターです。
薄枠でおすすめのレンズ保護フィルターの比較表
商品画像 | ||||||
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ブランド | KENKO (ケンコー) | KENKO (ケンコー) | Nikon (ニコン) | SONY (ソニー) | HAKUBA (ハクバ) | marumi (マルミ) |
商品名 | ゼクロスプロテクター95mm | ワンタッチ着脱PLフィルター77mm | レンズ保護フィルターARCREST(アルクレスト) | MCプロテクター77mm | エクストリームレンズガードフィルター67mm | EXUS Lens Protect Mark II 67mm |
価格 | 11,350円 | 15,930円 | 11,183円 | 6,940円 | 3,661円 | 5,540円 |
特徴 | ケンコーの最新技術フローティングフレームシステムを採用 | 撮影したいタイミングで瞬時に装着可能なPLフィルター | 独自の超低反射ARコートで片面反射率0.1%を実現 | 信頼のSONY(ソニー)製レンズ保護フィルター | 驚異のコストパフォーマンスを実現 | 超低反射率0.2%のレンズ保護フィルター |
面反射率 | 0.3%以下 | 0.6 ~ 1% | 0.1% | – | 0.3% | 0.2% |
コーティング | 撥水・撥油コート | 撥水・撥油コート | 超撥水・撥油コート | マルチコート | エクストリームコーティング(撥水・防汚) | 帯電防止・撥水・撥油コート |
極薄枠でおすすめのレンズ保護フィルター
marumi(マルミ)-DHGレンズプロテクト58mm(2,280円)
常時装着も可能な使い勝手の良いフィルター
広角レンズを使用する方へおすすめの一枚。マルミのスタンダードなDHGプロテクターは根強い人気の商品です。フレーム部分にはローレット(滑り止め)が付いているので、フィルターの着脱時にうっかりレンズに触れてしまうリスクが軽減されます。
超広角レンズでもケラレの心配がいらない設計になっています。フィルター径は37mmから82mmまでのラインナップ。キズやホコリからレンズを保護するシンプルなフィルターをお求めの方におすすめです。
marumi(マルミ)- EXUS サーキュラーP.L 72mm(12,762円)
屋外での撮影が楽しくなるPLフィルター
観光やレジャーなど、美しい風景を撮影する際、思い通りの色合いが表現できないと残念ですよね。EXUSサーキュラーP.Lはファインダーが明るく見やすく、ピントが合わせやすいという特徴があります。ファインダーを覗きながら、最適なポジションからの撮影をサポートしてくれます。
従来のPLフィルターから進化した点として、帯電防止コーティングが追加されました。屋外での撮影は風の影響でホコリが舞いやすいもの。簡単にチリやホコリを除去できるので、安心して撮影に集中できます。
KENKO(ケンコー)ゼクロスプロテクター スリム55mm(5,030円)
フィルター径が小さなミラーレスにも対応
ZX(ゼクロス)プロテクターは、ケンコーが独自に開発したフローティングフレームシステムを採用し、ガラス面を限りなく平面にしたフィルターです。ZXプロテクター SLIMは、近年人気が高まっているミラーレス一眼レフカメラの小口径レンズにもフィットするよう開発されたスリムタイプです。
ZRコートと呼ばれるコーティングにより面反射率は0.3%以下という高性能を実現。さらに撥水撥油コーティングも施されており、メンテナンスも簡単。レンズの耐久性を高めます。超広角レンズでも安心して使用できる極薄枠設計なので、ケラレを気にせずストレスフリーで撮影を楽しみたい方におすすめです。
極薄枠でおすすめのレンズ保護フィルターの比較表
商品画像 | |||
---|---|---|---|
ブランド | marumi(マルミ) | marumi(マルミ) | KENKO(ケンコー) |
商品名 | DHGレンズプロテクト58mm | EXUS サーキュラーP.L 72mm | ゼクロスプロテクター スリム55mm |
価格 | 2,280円 | 12,762円 | 5,030円 |
特徴 | 常時装着も可能な使い勝手の良いフィルター | 屋外での撮影が楽しくなるPLフィルター | フィルター径が小さなミラーレスにも対応 |
面反射率 | 0.5%以下 | 0.2% | 0.3%以下 |
コーティング | デジタルコーティング | 帯電防止・撥水・撥油コート | 撥水・撥油コート |
まとめ
薄枠タイプで面反射率0.5以下がおすすめ
レンズ保護フィルターを選ぶ際、重視すべき点は厚みと面反射率。薄枠で面反射率0.5%のものなら、ケラレの心配もなく十分に画質を維持してくれます。単純にレンズを保護するだけでなく、レンズの持ち味を損なわないフィルターが最高の一枚と言えます。今回はレンズ保護フィルターについて、人気メーカー名を挙げながらご紹介しました。皆さんも大切なレンズを守ってくれるフィルターを見つけて下さいね。
レンズ保護フィルターに関するQ&A
UVカットのレンズ保護フィルターはどのくらい効果がある?
デジタルカメラの場合、あらかじめレンズ本体にUVカット機能が備わっているため、フィルムカメラほどのUVカット効果は感じにくいでしょう。しかしレンズがすべての紫外線をカットできるわけではありません。UVカットのレンズフィルターを併用することによって、色のにじみやゆがみをさらに減らす効果が期待できますよ。特に紫外線の影響を強く受ける標高の高い場所での撮影におすすめです。
レンズ保護フィルターのサイズが合わないときは?
レンズ保護フィルターのサイズがレンズに合わない時は、ステップアップリングと呼ばれる変換アダプターを取り付ける方法もあります。サイズの違うレンズとフィルターをつなぐことができ、価格も数百円程度。ステップアップリングがあれば複数のレンズにレンズフィルターを使いまわせるので、レンズごとにレンズフィルターを用意せずに済みますよ。
レンズ保護フィルターの付け方は?
レンズ保護フィルターをとりつける際は、レンズとフィルター双方の砂やほこりをあらかじめ取り除いておきましょう。汚れがついたままだとフィルターを外せなくなる可能性があるからです。また斜めに押し込んだ場合も外れにくくなるため、角度が真っすぐになるようゆっくりと時計回りに回し入れましょう。
レンズ保護フィルターが外れなくなった場合は?
レンズフィルターが手で外れない場合は、フィルターレンチやフィルタールーズなどの専用工具を使えば外しやすくなります。ほかにも摩擦力の強いゴム手袋や、印鑑を押すときに使うゴムマットに押し付けて外す方法もありますよ。どうしても外せない場合は、各メーカーのサービスセンターやカメラ店に問い合わせてみてくださいね。