2024おすすめのサイコン人気ランキング!【GPS機能も】

ロードレース視聴の一般化や、人気漫画、アニメの影響もあり、自転車は健康的かつ知的なスポーツとしても知られています。通勤通学だけでなく、趣味やフィットネス、トレーニングに自転車を用いることは、国内でも常識的になりました。実力を高めて、もっと速く走りたい。効率よく体を鍛えたい。色々な場所に自転車で行きたいなど、明確な目標を持って自転車に乗る方もいるでしょう。そんな思いをバックアップするアイテムが、実は自転車の周辺機器にあます。サイコンは、サイクリストを強力にサポートする便利な道具です。今回は全てのライダーにおすすめの相棒、サイコンを掘り下げます。是非とも選び方の参考にして下さい。

サイコンとは?

自転車に取り付ける速度計

サイクルコンピューターの略称がサイコンです。サイコンには様々な測定機能が付いています。センサーを介してデータを測定することで、走行時に情報を得ているのが特徴です。サイクリストが必要とする情報を、リアルタイムで表示できます。スピードや時間のデータ収集は、サイコンにとってスタンダードな機能です。グレードが上がるに連れて、測定できる情報は格段に増えます。自転車やライダーの現状データはもちろん、過去の走行データを閲覧できるサイコンも一般的です。

テクニックステージに合わせて様々な機能を選べる

サイコンは上級サイクリスト向け、というイメージがあります。そういう意味では初心者サイクリストが、手を出しにくいデジタル機器の1つかもしれません。しかし、初心者にこそライディングデータは必要です。自分のペースを作って実力を上げるとき、視覚的なデータは非常に役立ちます。中級者や上級者になると、身体管理の他にも実力を上げるための様々なデータが必要です。また、データの取捨選択もできるようにもなり、サイクリストのテクニックやトレーニング方法に合ったサイコンが必要になります。

サイコンの種類

スタンダード型

距離とスピードを計測し時間を測る基本モデル

サイコンの基本機能は、時間と距離、スピードの測定にあります。これら基本測定のみを行えるのが、スタンダード型サイコンです。センサーの後付けなどができないため、搭載されている機能のみでデータを得ます。情報量は他の種類より少ないですが、扱い方は非常に簡単です。また、機能が厳選されている分、圧倒的にコストパフォーマンスは良くなります。

初めてサイコンに触れる場合や初心者のサイクリストは、リアルな走行データを目にする機会が少ないでしょう。多くのデータを利用しきれず、身体状況を汲み取れないかもしれません。そのため、スピードや時間、距離データの蓄積から、トレーニングをスタートするのも良い方法でしょう。こういった場合、使い方がシンプルなスタンダード型がおすすめです。また、経験やライドスタイルからデータを取捨選択できるサイクリストは、最低限の出費で必要なデータのみを得られます。使いどころによってスタンダード型は、全てのテクニックステージに有効です。

拡張型

複数のセンサーで機能を拡張できる

スタンダードな測定機能にプラスして、得られるデータをどんどん増やせるのが拡張型のサイコンです。サイコンには色々なセンサーに対応したモデルがあります。ANT+対応やBluetooth対応と表記されており、付属センサーや後付けセンサーで、機能を拡張するのが特徴です。通常、センサーは別途で用意しますが、セットで販売されていることもあります。

センターを拡張すると、一気に取得できる情報が増えます。ペダルの回転数や瞬間的なパワー、体の状態をデータで見ることも可能です。得られる情報はスタンダード型よりも遥かに大きく、サイコンに連動した周辺機器も複数を利用できます。また、データ保管のために、アプリやWEBサイトと連動する拡張型は少なくありません。リアルタイムなデータはトレーニングなどに役立ち、体に合わせたプラン変更もできます。レベルアップを図りたい初心者サイクリストや、フィットネスなどにも有効な種類でしょう。

拡張解析型

スマホやPCを使い様々なデータを掘り起こせる

拡張解析型のサイコンは、拡張したセンターでパフォーマンス解析などができる種類です。また、データをアウトプットする機能も、拡張型より幅広くなっています。アウトプットの方法には色々あり、PCやアプリとの連動ほか、有名なWEBサイトにデータを上げることも可能です。走行後にライディングデータを確認することで、トレーニング効果や実力を自己分析できます。また、SNSなどでチームとデータを共有し、互いに分析していくことも可能です。

拡張解析型は拡張型で測れるデータのほかに、気象やコース、勾配のデータを確認できる機種もあります。コースプロファイルも含めて、走行中と走行後にライディングデータを分析できるのが特徴です。また、カメラが付属するモデルもあり、映像込みでデータを確認できます。多彩なデータを元にしたグラフ化などもサイコン側で行っており、分析派の本格派サイクリストにはおすすめでしょう。他スポーツのトレーニングに自転車を使用する場合も、拡張解析型はおすすめです。

サイコンの選び方

対応センサーの違いで選ぶ

心拍センサーはフィットネスに有効

心拍センサーを利用できるサイコンがあると、運動の効果や強さを目で確認できます。有酸素運動のペース配分を行えるので、やり過ぎに注意したいフィットネスシーンなどに最適なセンサーです。また、サイクリストはマラソンのようなペース配分を、しばしば走りに求められます。心拍センサーを使えば一定のスピードで長い時間、自転車を走らせることが可能です。有酸素運動にも有効ですが、これらの特徴は長距離を走るツーリングにも向いています。

パワーセンターは実力を上げるトレーニングに

自転車に乗る目的がトレーニングなら、パワーセンサー対応が便利です。パワーセンサーはペダルやクランク、リアハブなどに取り付け、W(ワット)で自転車の推進力(セルパワー)を表示します。現状の推進力を客観的に確認できると、ある程度の実力が把握できて便利です。トレーニングしてワットを大きくすることで、筋力アップを図れます。明確な数字があればトレーニング目標ができて、自転車を使うモチベーションも保てるでしょう。他競技のトレーニングでもリアルな数字があると、効果分析やプラン立案に役立ちます。

ゲイデンスセンターはギア管理や他との併用に

サイコンのゲイデンスセンターは、ペダルの回転数を測定できます。例えばゲイデンス80なら、「1分に80回ペダルを回した」ということです。このセンサーを取り入れると、様々な地形と天候で、自分が走りやすい回転数を知ることができます。ゲイデンスは自分に合ったペース配分の他にも、ギアチェンジタイミングの指標になる数字です。コーナリングなどの技術向上には欠かせないセンサーでしょう。変速機能がある場合は取り入れたいところです。また、他センサーと併用することで、筋力面の分析にも役立ちます。

付属する機能で選ぶ

GPS機能はサイコンの汎用性を大いに高める

GPSは無駄な付属品を削ぐのに役立つ機能です。GPSを持つサイコンは、衛星などから常に自分の位置を読み取っています。スピードと距離の測定に位置情報を使うため、センサーが必要ありません。2つのセンサーが省ける分だけ身軽で、他センサーとの混線も防止できます。また、マップが利用できるのもメリットです。メーカーによっては詳細な地図のフィードバックがあり、傾斜度なども表示できます。仲間との距離を測るタイプも便利で、GPSはツーリングや街乗りにも有効な機能です。GPS機能があると、サイコンの汎用性は大いに広がります。

防水機能があると天候が変化しても安心

サイコンのブラケットは基本的に、取り外しが簡単です。雨に見舞われた場合は、ビニールなどに本体を保管しておけば壊れません。一方、取り外せばデータを見ることができないし、記録も残らないことがあります。また、自転車は走行中に飲食ができるスポーツであり、雨以外にも濡れるケースは考えられるでしょう。IPXかIP適合品は雨に強く、防水対策として非常におすすめです。IPなら防塵と防沫ができる54以上。IPXなら防沫形の4以上を選ぶといいでしょう。

バックライト付きは夜間も使える

デジタル表示のサイコンは、シンプルで数字が解りやすく、データの把握に便利です。反面、夜間は見づらいという弱点があります。そのため、バックライトがあると便利です。データを確認しやすくなり、夜間でもサイコンを使って走行できます。ミドルモデル以上のハイスペックなサイコンは、ほとんどがバックライト搭載です。一方でローコスト帯には、搭載されていないサイコンもあります。デジタル表示のスタンダード型を選ぶ場合は、特に気を付けるといいでしょう。

取り付け方で選ぶ

有線は接続が速くセンサー設置の距離に融通が利く

有線式は本体とセンサーをコードで繋ぐ方式です。受信範囲を気にする必要がなく、センサーのマウント位置に少し自由度があります。また、通信速度が速くなるのもメリットでしょう。一方でコードの整理などが大変です。コードが増えれば、バイクの見た目やハンドル回りも整理しにくいでしょう。加えて有線を採用したサイコンは数が少なく、限定された中から選ぶことになります。

無線式は主流で自転車のデザインを壊さない

無線式のサイコンとセンサーには、一定の受信距離があります。範囲指定があるサイコンもあり、センサーの設置場所はメーカーや機種の指定に従うのが通例です。また、複数のセンサーを同時に使うと混線する場合があります。一方で配線の必要はなく、自転車のデザインを壊しません。それどこかスタイルアップさえ可能でしょう。加えてサイコンの主流方式でもあり、選択肢は有線式より遥かに豊富です。

サイコンのおすすめブランド・メーカー

GARMIN(ガーミン)

プロレーサーをもバックアップする優秀なスペックが魅力

ガーミンはそもそも、軍事システムや航空電子機器に精通したメーカーです。優れたスペックを持つサイコンは、トップカテゴリーのプロレーサーをレースでバックアップしています。レースなどへの提供から得た多くデータがあり、GPSのフィードバックも非常に豊富です。

CATEYE(キャットアイ)

ステージに応じて選べるラインナップが魅力

キャットアイは大阪に本社を置くメーカーです。サイコン市場は国外メーカーが目立ち、国産の安心感を得られるのはメリットでしょう。また、キャットアイのサイコンは、ラインナップが非常に豊富です。価格帯も様々で、スタンダード型から拡張解析型まで、サイクリストのステージに応じて機種を選べます。

Bryton(ブライトン)

高いパフォーマンスはツアーチームも評価している

UCIのワールドツアーチームや、下位カテゴリーのチームにも機材を提供しているメーカーです。サイコンの高いパフォーマンスはツアーチームも評価するところで、見やすいだけでなく、優れた互換性とシステムを持っています。また、価格帯に定評があるのも特徴でしょう。ワンランク上の機能をローコストで体感できます。

Xplova(エクスプローバ)

連動性に注力しデータ解析に長けている

エクスプローバのサイコンは連動性が魅力です。スマートフォンとのペアリングや衛星リンクが秀逸で、使用するサイクリストは精度の高いデータを得られます。また、カメラが付属するサイコンもあり、WEBとの連動性も見事です。動画などに走行中のデータを載せ、動画サイトなどに投稿できます。

おすすめ&人気のサイコンランキング

スタンダード型でおすすめのサイコン

キャットアイ-CC-VL820 VELO9 (2,498円)

シンプルな計測のみに徹した入門用サイコン

スタンダード型サイコンの中でも、かなりシンプルなデジタル画面を持ちます。キャットアイが入門用と定めているように、操作と取り付けも至って簡単です。ナイロン帯でステムやハンドルバーに固定して、計測はオートスタートするようになっています。なお、キャットアイのライト用ブラケットとも互換性があります。持っている場合は、日中にライトと乗せ換えるのもいいでしょう。

計測機能に関しても、初心者に分かりやすい項目を選んでいます。基本的な測定に加えて、消費カロリーとCO2削減量の表示が可能です。また、ペースアローを搭載することにより、アバウトではありますがペース管理も行えます。非常に軽い28gでローコストになるため、余計な計測機能が要らないサイクリストにもおすすめでしょう。なお、ローモデルにつきバックライトはありません。夜間限定で自転車に乗る場合は注意して下さい。

キャットアイ-CC-RS100W QUICK (4,785円)

シンプルな機能で非常に使いやすい

センサー式を採用した、非常にコンパクトなサイコンです。フォルムデザイン、機能は共にスマートで、日中に見やすい反転液晶を採用しています。ブラケットとは分離しますが、見た目は一体化する設計です。これらの優れたデザインが高く評価されており、iFデザインアワード、GOOD DESIGN賞を受賞しています。

本体とセンターの距離に指定があるサイコンで、受信範囲は20㎝から70㎝になっています。計測機能はスタンダードな速度と時間のみの構成です。また、ペースアローがあり、現状のスピードと平均速度を比べられます。シンプルで操作性は初心者向けと言えますが、かなり限定された測定機能です。加えてデザイン重視ということもあり、自分に必要な機能を絞れる、中級者以上向けとも言えるでしょう。

ブライトン-ライダー15E (8,800円)

拡張性はないがデータの閲覧はできる

スタンダード型としては非常に多機能で、GPSを搭載したサイコンです。ANT+に対応しておらず拡張性は低いですが、センサーの取り付けも一切不要です。一方でBluetoothセンサーに関しては、スピード、ゲイデンス、心拍計に対応しています。拡張を狙う場合はBluetoothセンサーを別途で用意するといいでしょう。

ブライトンの特徴である大きな液晶ディスプレイを搭載しており、各種情報やマップが非常に見やすくなっています。入門用モデルでありながら、機能のラインナップはかなり豪華です。Bluetoothによるスマートフォンとのペアリングが可能で、気圧計測まで行えます。また、STRAVAと自動同期しており、WEBを使った自己解析が可能です。最初で最後の1台になる可能性を秘めた、どのステージにもおすすめのサイコンです。

ビゴ-高機能サイクルコンピューター (2,250円)

スタンダード型の中でも豊富な計測機能がある

無線式のサイコンで、計測に使えるセンサーは付属センサーのみです。スキャン機能を搭載しているタイプで、センサーとのペアリングは簡単に行えるでしょう。基礎的な計測に加えて燃焼カロリーも計測しています。

時間に対して充実した機能があり、ストップウォッチとカウントダウンを使えます。また、チェーンなどのメンテナンス時期を知らせる機能があり、スタンダード型の中でも総合力は高いと言えるでしょう。バックライトと生活防水も備えており、フィットネス目的で自転車に乗るならおすすめです。

拡張型でおすすめのサイコン

ガーミン-Edge25J (17,556円)

拡張を行えば解析作業も十分にこなせる

腕時計サイズのサイコンです。縦4㎝で横4.2㎝、高さ1.7㎝とコンパクトで、重さは25gしかありません。どこにマウントしても邪魔にならい魅力があります。小型とは言え、機能面は充実の内容です。グロナス対応のGPSに加えて、ANT+アクセサリーにも対応。後付けでパワー以外のセンサーが使えて、スマートフォンとの連携も可能にしています。

無償データ管理サービスを使えるサイコンで、データはガーミンコネクトで管理できます。拡張さえすれば解析作業も十分に可能です。一方でセンサー類は別売りになっており、Edge25J単体で考えると、解析用のデータとしては弱いでしょう。センサーを取捨選択できる中級者の方なら、コストを抑えながら全ての乗り方に対応できます。IPX7で雨に強く、自転車の種類や天候に対しても汎用的です。

ブライトン-Rider310 (12,980円)

仲間とのトレーニングに最適なバランスモデル

人気シリーズであるRiderの、ミドルクラスに位置するモデルです。ハイエンドモデルであるRider530のようにナビ機能はありませんが、計測機能だけで言うと見劣りはしません。BluetoothとANT+対応で、センサーは豊富な中から選べます。トレーニングやフィットネスに限定すれば、むしろ上位モデルより便利です。

GPSが非常に優秀で、みちびきとグロナスに対応しています。峠などを使ったトレーニングでも、問題なくデータを表示できるでしょう。パワーセンサーに対応していることも、本格的なトレーニングに向いています。なお、IPX7かつ、ライダーシリーズでは最長の36時間運転ができます。ペース管理なども簡単なため、ロングツーリングにも使いやすいサイコンです。

iGPスポーツ-GPSサイコン (15,480円)

目的に合わせたモードを柔軟に選べる

iGPスポーツは、UCIプロコンチネンタルチームのスポンサーを務めるメーカーです。東欧のプロレーサーが実戦でセンサーを使用するなど、ヨーロッパでの評価を経て日本に上陸しました。データ蓄積に長けたサイコンで、走行後にスコア算出ができる機能やラダーチャート機能は注目です。

カラー画面搭載のサイコンで、グロナスに対応した高感度のGPSを内蔵しています。ANT+のセンサーに対応しており、各種が利用可能です。また、データはSTRAVAへのアップロードや、クラウドシステムの利用で管理できます。サイクリストのステージが上がれば、トレーニング効果などを解析することも可能でしょう。コストパフォーマンスと総合力の高さから、初めて買うサイコンとしてもおすすめです。

ポラール-V650 OH1セット (26,950円)

ヘルスケアに強いサイコンで心拍センサーが秀逸

ポラールはワイヤレス心拍数モニターの生みの親で、トレーニング用コンピュータの開発を手掛けるメーカーです。このサイコンにはもちろん、ポラールの心拍センサーが付属しており、Bluetoothパワーセンサーでも機能を拡張できます。

GPS内蔵で詳細な地形データや気圧が解り、バックライト搭載でIPX7適合になります。サイコンとしての性能は、拡張解析型に勝るとも劣らない優秀さです。一方で対応センサーが少なく、STRAVAのようなメジャーサイトとの関連性も薄くなっています。データ解析用よりも、リアルタイムなデータ取得が得意と言えるでしょう。トレーニング中、フィットネス中での運用がおすすめでしょう。

拡張解析型でおすすめのサイコン

ガーミン-Edge830セット (59,129円)

データのフィードバックが豊富でシステムは最強クラス

フルスペックナビゲーションを行えるサイコンです。4つの衛星から位置情報を取得できるGPSを搭載し、ありきたりなカーナビよりもワンランク上の性能と言えます。フルカラーディスプレイにしてはバッテリー持ちがよく、最大20時間の運用が可能です。

ツーリングへの適用はもちろんですが、トレーニング用のパフォーマンス解析機能がハイレベルです。付属センサーにパワーセンサーはありませんが、ワットや酸素負荷などはグラフで閲覧できます。過去から現在のパワーグラフを、すぐに確認できるのもメリットです。勾配や環境に関してもデータ化に成功しており、その場でも走行後でも的確な分析作業が行えるでしょう。

エクスプローバ-X5-EVO (54,780円)

カメラ付きで動画と走行データがリンクする

X5-EVO最大の特徴は、小型カメラを搭載しているところです。自動録画することができて、走行中のリアルな動画を残すことができます。サイトなどに動画をアップする場合は、非常におすすめでしょう。また、サイコンとしては珍しく、タイムラプス録画のドライブレコーダーを兼ねています。そのため、事故対策としても非常に心強いサイコンです。

マップ分析を画面上で行えるのも特徴でしょう。ターンや登り、休憩地点などを確認できます。また、マップをカスタムして、ツーリングルートを作成することも可能です。それら機能に加えて、動画に走行中の測定データとグラフを載せることもできます。後から走行を振り返る際も、走行中に近い形でデータを確認できるでしょう。

パイオニア-SGX-CA600 (40,480円)

チームメートや端末との連携を重視したサイコン

BluetoothとANT+に、Wi-Fi機能が付いたGPSサイコンです。QVGAの画面を利用して、サイコンから15種類のグラフを確認できます。クライムをサポートする勾配グラフ、ペダリング効果のメーター、パワーグラフなどは、ツーリングにもトレーニングにも役立つでしょう。

センサー類はもちろんですが、同機種とのペアリング効果も非常に秀逸です。2つあると相互にデータを交換できて、双方がリアルタイムなデータを共有できます。トレーニングパートナーと、常に効果的な走行分析ができるでしょう。また、複数の衛星から位置情報を取得しています。みちびきにも対応しており、山間部でも使いやすいサイコンです。

フワー-ELEMNT BOLT (47,850円)

ライダーを強力にサポートするフォルムとシステムが魅力

フワーは多くのスター選手が揃った名門中の名門、チームスカイに機材を提供しているメーカーです。ワールドツアーチームであるカチューシャ・アルペシン、ボーラ・ハンスグローエにも機材を提供しています。そのため、サイコンのフォルムは軽量かつ空気抵抗に強く、非常にレーシーです。ハイスペックながら62gしかなく、どこにマウントしても違和感がありません。また、機能的に使える配慮がなされた、ボタン位置なども秀逸です。

ANT+とBluetooth対応で、拡張には困らないでしょう。センサーを取り付ければ、スピードやパワーを走行中に解析できます。また、LEDインジケーターを通じた、リアルタイムのデータ表示が可能です。5つの衛星に対応したGPSを持ち、ナビゲーション機能も搭載。マップ分析に関してもハイレベルです。また、STRAVAやアプリに走行データを保存できます。どのシーンでも最適に使えるサイコンです。心拍、ゲイデンス、スピードのセンサーは付属します。初心者でも目的が明確なら、選びやすいサイコンでしょう。

レザイン-MEGA XL GPS (26,400円)

ロングツーリングに適した高度な総合力を持つ

2.7インチ画面のGPSサイコンで、ナビゲーションシステムも搭載しています。視認性が高く文字が見やすいため、デジタルですが道案内に関しても問題ありません。また、48時間の連続運用が可能で、ロングツーリングに適した性能になっています。

サイコン単体での分析力は、値段相応と言ったところです。一方で連動性を上手く利用し、アプリやWEBを使って性能を底上げしています。ナビ機能も含めたほとんどがスマートフォン管理です。GPSデータの共有なども無料のアプリが行い、ルート作成、分析もアプリやSTRAVAとの連動で行います。トラッキング機能も備えており、素晴らしい連動性で高度な機能を再現。価格を抑えることに成功したモデルです。拡張解析型の中では最もコストパフォーマンスに優れた、ハイスペックなサイコンと言えるでしょう。

まとめ

乗り方に合う型と機能のサイコンがおすすめ

サイコンは型と機能に注目し、この2つを乗り方に合わせるのが肝要です。ツーリングに行くならGPS付きの拡張型。トレーニングなどに使うなら、複数のセンサーに対応した拡張解析型。というように、自転車に乗る目的に合わせてサイコンやセンサーを選んで下さい。

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