毎日のハードワークで疲労がたまり、腰痛や肩こりに悩まされていませんか。コリや痛みを改善しつつ運動不足を解消し、スッキリとスリムな体が手に入れられたらいいですよね。そんな願いをかなえるお手伝いをしてくれるのがストレッチポールです。仰向けに寝転がるだけで体幹を強化し、ダイエットや筋膜リリースに効果的です。今回はそんなストレッチポールの種類や選び方、人気商品について詳しく解説します。家で手軽にフィットネスをしたい方、腰痛やコリを治したい方はぜひこの記事を読んで参考してくださいね。
ストレッチポールとは?
寝るだけでストレッチ効果があるセルフケアツール
ストレッチポールとは主に樹脂系素材でできた長さ1m、直径15cmほどの円柱形の棒で、ピラティスポール、エクササイズ用ポールなどとも呼ばれます。ストレッチポールを床に置き、その上に寝そべるだけで姿勢や骨盤の矯正、肩こりや腰痛の緩和、血流の改善、リラクシング効果が得られます。
使い方次第でさまざまなエクササイズ効果が得られる
コロコロと転がる不安定さを活かし、コリや痛みの解消、筋膜リリースといったマッサージ効果が得られます。さらに体を揺らしたり、曲げる、ひねるなどの動作をが加えることでストレッチやエクササイズができます。そのため、基礎代謝の向上やダイエット、ストレスの解消などに役立ちます。
ストレッチポールの種類
ロングタイプ
ヨガポールの基本形で全身型
長さ1mほどの円柱形をした最も一般的なストレッチポールです。床に置き、その上に背骨を添わせるように仰向けに寝そべるのが基本姿勢。腰から頭までしっかりとストレッチポールに載っていることが大切です。これだけでも肩こりや腰痛の緩和、姿勢の改善などに効果があります。
慣れてきたら体を左右に揺らす、腰をひねる、片足を上げるなど少しずつ動きを取り入れることでストレッチ効果が上がります。ロングタイプは体幹やインナーマッスルの強化など全身のエクササイズに向いており、運動不足の解消やダイエットが期待できます。
ショートタイプ
部分的なストレッチやエクササイズに効果的
ショートタイプは40cmくらいの長さの円柱形で、部分的な筋肉の強化やストレッチに適しています。ストレッチポールの上に太ももやふくらはぎなど強化したい部分の筋肉を載せ、押し付けるように体重をかけたり、前後や左右に揺らして使用します。
特に筋膜リリースのためのツールとして適しています。筋膜リリースとは筋肉を包み込む膜の癒着や萎縮をほぐすことで、コリや痛み、疲労を改善する話題のセルフケア。コリのある部分にストレッチポールを当て、転がすことで負担なくアプローチできます。
ハーフカット
安定感があるので初心者やシニアにおすすめ
円柱形のストレッチポールをタテに半分に割った、かまぼこ型になったものがハーフカットです。床接地面が平面のため転がらず、高さも半分になるため安定感があります。そのためストレッチポールの不安定さや高さに不安を感じるシニアや初心者、運動の苦手な方におすすめです。
ショートサイズのハーフカット2個セットが主流で、平面同士をマジックテープで付けると円柱形のストレッチポールとして使用可能です。はじめはハーフカットで使い、慣れてきたら円柱形にするのがおすすめです。また、2個をタテにつなげてハーフカットのロングサイズとしての使用も可能。背面全体のストレッチやリハビリが安定して行えます。
ストレッチポールの選び方
使い方に合わせて選ぶ
寝転がりダイエットにはロングタイプ
ストレッチポールの基本姿勢は、ロングタイプの上に仰向けに寝転がること。この姿勢の維持で筋肉の緊張が解け、骨盤や関節のゆがみが矯正されて内臓が正しい位置に戻ります。また、全身のコリがほぐれ血行が促進。きつい負荷をかけなくても心地よくストレッチができて代謝がアップし、太りにくい体質へと変化します。ハードな運動をしなくても効率よくダイエットが可能です。
体幹を鍛えるならハーフカット
ハーフカットはストレッチポールの不安定さが苦手なシニアや初心者、運動が得意でない方に向いていますが、実はハードなエクササイズをしたい上級者にもおすすめです。平面の安定感を活かし、ヨガブロックのように使うことで体幹トレーニングができるからです。逆に曲面を下にし、平面に座ったり立ったりすることで、揺らぎを活かしたトレーニングも可能。インナーマッスルを鍛えバランス感覚を養います。
筋膜リリースには凹凸のあるショートタイプ
委縮したリ癒着していたりする筋膜の部位にストレッチポールを当て、圧をかけてコリをほぐしていきます。ロングタイプよりショートタイプのほうが細かい部分にも押し当てやすいのでおすすめです。さらに表面に凹凸があれば、よりダイレクトにツボに刺激を与え、マッサージ効果が高くなります。痛いと感じる手前の力加減で転がすように動かすのがコツです。
素材で選ぶ
手頃な価格で初心者向けのPE
PEとはポリエチレン発砲のことで、値段が安いのが魅力です。初心者やとりあえずお試し用として購入するのにいいでしょう。また、後述するEPEやEVAに比べて硬く感じられるため、コリがひどい方にもおすすめします。ただし、デメリットは耐久性が低いこと。値段が手頃なので、ヘタって来たら気軽に買い替えたほうがいいでしょう。
硬い素材では痛いと感じる方におすすめのEVA
EVAとはエチレン酢酸ビニル共重合樹脂のこと。肌へのあたりが柔らかく、クッション性に優れているのが特徴です。体に心地よくフィットするため、PEのような硬い素材では痛いと感じる方におすすめします。後述するEPEより耐久性の点で劣りますが、その分値段は手頃に。劣化してきたと思ったら気楽に買い替えられる値段です。
長期間の使用には耐久性が高いEPE
EPEとは発砲オレフィン器樹脂のこと。粘度と強度が共に高く、長く使ってもヘタらない高い耐久性を備えているため、スポーツクラブやヨガスタジオなどでも使用されています。適度な重さと安定感があるため、用途や使用者のレベル、体格にかかわらず使えるのも魅力です。デメリットは値段が高いこと。しかし、長期間使用できるためコスパはいいといえるでしょう。
体格に合ったサイズを選ぶ
ロングタイプの長さは身長を目安にして
ロングサイズを使うなら頭から尾てい骨までがしっかりと載る長さであることが大切です。製品により多少長さが異なるため、事前に自分の座高を測っておき、それに合う商品を選ぶか、お店で実際に試してみることをおすすめします。目安として身長を基準にするといいでしょう。身長が155cm以下なら85cmの長さのものを、155cm以上なら90cm、170cm以上なら98cmが目安です。
小柄な方や運動が苦手なら直径が細いものを
ストレッチポールの直径は、イコール床からの高さになります。15cmが一般的ですが、小柄な方が載ると15cmでは高く感じられ、腕が床から浮いて不安定さが増します。そのため、小柄な方は直径が細いものを選ぶといいでしょう。目安として身長が155cm以下なら通常より細い直径12cmがおすすめです。身長が155cm以上なら直径15cmで問題ありませんが、身長にかかわらず運動が苦手な方やシニアはバランスがとりやすい細い直径にするか、ハーフカットがいいでしょう。
ストレッチポールのおすすめブランド・メーカー
LPN
ストレッチポール正規品を作っている会社
ストレッチポールはピラティスポール、ストレッチ用ポールなどいろいろな名前で呼ばれていますが、「ストレッチポール」という呼び名はLPNの登録商標です。クオリティが高く、トップアスリートも使用。ただし、値段が高いのが難点です。
stan
汗を友とするトータルフィットネスブランド
パーソナルフィットネストレーナー倉科政和氏が手掛けるフィットネスブランド。発汗力のある健康的な体作りをコンセプトに、サウナスーツをはじめとしたトレーニングウエア、サプリメント、ストレッチポール等のセルフケアグッズの販売を展開しています。
Easy Change
エクササイズツールも開発するボクシングブランド
Easy Changeは、ボクシンググロープやシューズなどを展開するボクシングブランドメーカー。ストレッチポールをはじめ、ボクシングのトレーニングやエクササイズに欠かせないフィットネスグッズも開発しています。
RAJA
リラクゼーションの一環としてのストレッチポールを開発
英国式リフレクソロジーサロンを展開する総合リラクゼーションカンパニー。ストレッチやマッサージにも効果のあるセルフボディメンテナンスツールとしてストレッチポールやヨガマットを開発しています。
おすすめ&人気のストレッチポールランキング
ハーフでおすすめのストレッチポール
RAJA-ヨガポール ハーフ 全9色(1,799円)
カバー付きで芯材を守り清潔に使える
合皮としては高品質なPU(ポリエチレン)素材のカバーを使用。耐久性に優れ、EVA素材の芯材をダメージから守ってくれます。また、耐水性にも優れ、エクササイズで汗をかいたり汚れが付着したりしてもサッと拭くだけで大丈夫です。
きれいな発色の9色展開で重量も約250gと軽量のため、持ち運びしやすいのも特徴。自宅の他にオフィスの椅子の上に置いて手軽にストレッチやマッサージをしたり、背もたれに立てかけて姿勢矯正したりすることも可能。デスクワークのストレスを軽減します。
stan-ストレッチ用ポール フォームローラー(3,980円)
ハーフの2個セットだから円柱形にしても使える
ハーフカット2個セット。1つずつハーフとして使用すれば安定感が高まり、マッサージやストレッチがラクにできます。慣れたらマジックテープを貼り合わせ、ショートサイズの円柱形ストレッチポールとして使用可能です。もしくは、縦に連結させてロングサイズのハーフカットポールとして使用すれば、背中のマッサージや全身のリラクゼーションができます。
芯地はEVA素材でクッション性が高く、体へのフィット性もバツグン。肌触りのいいPU (ポリウレタン )レザーのカバーに覆われているため、いつまでも心地よく清潔に使えます。また、カバーのファスナー部分は2重構造となって体に当たらないため、リハビリ用に使う方でも安心です。
Easy Change-ヨガポールハーフカットタイプ半円2個セット(1.080円)
お手頃価格の2本セットでお買い得
耐久性の高いEPE素材を使ったシンプルなハーフカットのストレッチポールが2本セットになっている、お得な商品です。お試し用として、とりあえずストレッチポールを使ってみたいという方におすすめの商品です。
使い方はいろいろ。あえて曲面を椅子の上に置き、乗って前後に動いてバランスボール運動をしたり、2つの間隔をあけて縦に並べ、ヨガブロックのような体幹トレーニングをしたりすることができます。ハードにエクササイズして汗をかいたら水洗いも可能です。
LPN-ストレッチポール ハーフカット ネイビー(7,150円)
スタートブックやDVD付きなのですぐに始められる
合成皮革のカバーの付いたハーフカット2本セットのストレッチポール。1本ずつでリハビリに使ったり、2本縦に並べてエクササイズしたりといろいろな使い方が可能。やり方が紹介されたDVD付きなので到着次第すぐに始められ、モチベーションアップに最適です。
素材には耐久性と適度な硬さ&反発力のあるEPEを使用し、徹底した品質管理のもと製造されるため、一流アスリートも使用するほど高品質です。普通のストレッチポールが不安定で怖かったり、背骨周りが硬いという方におすすめです。
ロングでおすすめのストレッチポール
MARZ-ヨガポール 85cm ネイビーのみ(2,680円)
女性の平均座高に合った85cmだから小柄な方にも
女性の平均座高は85cmなので、それにピッタリ合ったサイズのヨガポールです。重さも970gと軽いため、小柄な女性でもラクに取り扱え、全身のストレッチや体幹強化、骨盤の矯正やコリほぐし等が効果的に行えます。
使われている素材はEPEで耐久性が高く、適度な硬さと反発力があり、エクササイズにもストレッチにも適しています。素材がダメージを受けないよう、好感度の高いネイビーカラーのPU合成皮革カバーで覆われており、持ち運びにもお部屋に置いておいてもしっくりと馴染みます。
FIVE OR SIX-ヨガポール85cm スエード調カバー(2,480円)
おしゃれなスエード調のカバーでインテリアにもなる
柔らかくしっとりとした肌馴染みの良いスエード調のカバーで覆われた、エクササイズツールとは思えないようなおしゃれなストレッチポール。日常のちょっとしたリラクシングツールとしても活躍します。また、部屋のインテリアにもピッタリです。
カバーに多い合成皮革は引っかかりがあって摩擦ストレスにつながりがちですが、スエードはなめらかな手触りで肌への負担になりません。しかも、この商品に使われているカバーの生地にはストレッチ性があるため、激しい動きにも対応できます。
PURE RISE-ヨガポール マニュアル付き(3,230円)
耐久性が高く強度や粘性にも優れたEPE素材
芯地に使われているのは耐久性の高いEPE。強度や粘性にも優れ、復元力の高い素材なので、強い負荷をかけてもへたりません。強いコリの改善やストレッチ、ハードなエクササイズにも向いています。また、EPEはダイオキシンを発生させないため、環境にも優しい素材です。
14色から選べるカラフルな合皮カバー付き。耐久性や耐水性に優れ、汚れてもサッと拭くだけで元通りに。またファスナー部分は体に当たらないよう安全設計となっているため、使用中に煩わしさを感じません。
RAJA-デザイン ヨガポール 100cm(2,800円)
高身長のかたにおすすめなおしゃれな100cm
100cmのストレッチポールなので170cm以上の方におすすめです。耐久性が高く、強度や粘性にも優れたEPE素材のため、強い負荷がかかってもへたったり折れたりしません。身長が高いだけでなく、体重のある方にもおすすめします。
PU合皮のカバーデザインがとてもおしゃれ。無地がほとんどのストレッチポールにあって全9色すべてが美しいプリント地です。エクササイズツールとは思えないようなデザインで、部屋のインテリアとしても抜群です。
LPN-ストレッチポールEX ネイビー(9,350円)
正規品の本格仕様で高身長の方におすすめ
ストレッチポール正規品を扱うLPNの製品。素材は耐久性と強度、粘性の高いEPEで、合成皮革(PCV)のカバー付きと全てが本格派です。エクササイズDVDとスタートブックが付いているので、初心者の方でも届いてすぐに始められます。
直径15cm、長さが98cmなので、身長155cm以上の方に適しています。特に170cm以上の方におすすめです。ストレッチポールを使って運動したい方、体幹やインナーマッスルの強化、しっかりとしたストレッチを行いたい方に向いています。
ショートでおすすめのストレッチポール
GronG(グロング)-フォームローラー(1,480円)
筋膜リリースに使いやすいコンパクトな凸凹タイプ
大きめで平らな凹凸と小さな凹凸の2種類の凸凹で効率よくコリをほぐし、リンパの流れや血液循環を促します。素材はEVAでクッション性があり、肌へのあたりも柔らかいことから押し当てても痛くなりにくいのが特徴です。
直径14cm、長さ33cmのコンパクトな大きさのため、腰のくぼみや膝の裏側、ひじの内側など奥まった部位にもジャストサイズで届き、硬くなった筋肉をほぐします。全身のあらゆる部位の筋膜リリースに最適な、凹凸のあるショートタイプです。
ブリッジカントリー-ヨガポール ストレッチローラー(1,280円)
安価だからコロコロ気楽にマッサージできる
値段の安さが魅力の凹凸のあるショートタイプ。大小2種類の凸凹から成っており、適度な刺激でコロコロ転がしながらマッサージできます。また、クッション性の良いEVA素材のため痛すぎず、お試し用としておすすめです。
耐荷重が100㎏なので、圧をかけてエクササイズやトレーニングにも使えます。また、カラーは8色から選べるうえにリーズナブルなため、複数を同時に購入して手足同時マッサージやトレーニングも可能です。
Never Change-フォームローラー(1,450円)
凸凹が痛きもちいいマッサージ最適品
凹凸は1種類。全て突起状で高さが1.5cmあるためコリや痛みにピンポイントで届き、刺激してくれます。ちょっと痛いくらいの気持ちよさで、コリのきつい方に適した、筋膜リリースに最適なストレッチポールです。
重さは480gと軽量ですが耐荷重は200㎏あり、体重の重い方でも安心して使えます。直径12cm、長さ32cmとコンパクトサイズのため持ち運びしやすく、リビングでテレビを見ながらマッサージをしたり、ジムや出張先等へ持って行ったりすることもできます。
LICLI-フォームローラーグリッドミニ(1,679円)
凸凹が3種類あるから自分に合った形が選べる
同じ凸凹でも、当たって気持ち良いと感じる方もいれば、痛いと感じる方もいますよね。この商品は凹凸が3種類あるため、自分に合った形状の凸凹が選べるのが特徴です。コリが激しい方は凸凹が細かく鋭い部分を使い、あまり凝ってないかたは平らな面のある部分を使うといいでしょう。
直径14cm、長さ33cm、重さ970gと全体的にコンパクトです。しかも、ストラップ付専用収納袋が付いているため、ジムや職場に簡単に持ち運べて便利。使用素材はEVAのためクッション性が高く、肌への接触も柔らかいため安心して使えます。
まとめ
エクササイズがメインならEPE素材のロングがおすすめ
ストレッチポールの基本は仰向けに寝転がって使うことです。そのため、初めて購入するなら基本姿勢がとれるロングタイプがおすすめ。大は小を兼ねるではありませんが、全身用としても部分的なストレッチやマッサージ用としても使えて便利です。また、エクササイズにもリラックスにもオールマイティに使いたいなら、強度と粘性、耐久性のあるEPE素材がいいでしょう。長く使え、良きパートナーとなってくれますよ。今回はストレッチポールについて人気のブランド名を挙げながら紹介しました。ぜひあなたの相棒となってくれるアイテムを見つけてくださいね。