ホッチキスで用紙を数枚綴じて、資料や冊子を作ったことがある人は多いでしょう。時には綴じる向きを間違えたためにホッチキスの針を取って再度綴じ直すなんてこともあり得ます。一度綴じたホッチキスの針を取るのはなかなか手間がかかり、紙を傷つけてしまいがち。そんな時にあると便利なのが、ホッチキスリムーバー。大抵のホッチキスにはホッチキス針を取る機能が付いていますが、ホッチキスリムーバーをひとつ持っていると、使い勝手が良いので一度使うとやめられないかも。ホッチキスリムーバーの特徴や選び方、人気のおすすめ商品をご紹介します。ホッチキスを利用することが多い人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ホッチキスリムーバーの特徴
ホッチキスの針を簡単に取れる
ホッチキスリムーバーは、紙を上手く綴じられなかったり、間違えて綴じてしまったりした針を、簡単に取るアイテム。ホッチキスの先端にも、簡易的なものが付いている場合が多いですよね。しかし、ホッチキスリムーバーとして売られているもののほうが、角度などにこだわっているのでより取りやすくなります。
ホッチキスで留めていた紙の傷つけを予防できる
ホッチキスの針を無理やり取ろうとすると力が入り、紙を破いてしまう原因にもつながります。しかし、ホッチキスリムーバーは、力を入れなくても針が取れるように工夫されています。そのため、無駄な力が加わらず、用紙の破損もしにくくなるので、綺麗な状態を保ちやすいのもメリットと言えるでしょう。
ホッチキスリムーバーの種類・使い方
ヘラタイプ
コンパクトで持ち運びしやすい
ホッチキスリムーバーには、いくつかの形状があります。その中でもヘラタイプは、スリムな形状が特徴的。引き出しや、ペンケースにも入れやすく、いつでもどこでも使いやすくなっています。必要な時にさっと出して使用できるので、便利なタイプです。
先端がヘラのようになっているので、ホッチキスの針と紙の間に滑らせるように差し込み、てこの原理を利用して抜き取ります。ただし、このタイプは30枚ほどの分厚いまとまりになると取りにくくなります。数枚が綴じられたものに使う場合には、手軽で利用しやすいでしょう。
ハンドルタイプ
てこの原理で力を入れずに針を抜きやすい
ホッチキスリムーバーの種類は、1本のヘラタイプだけではありません。形状はさまざまですが、ハンドルが付いているタイプもあります。先端をホッチキスの針に差し込み、ハンドルを押し下げるとハッチキス針が浮き上がり抜き取ることができるものが多いです。
なかには、ペンチのようにホッチキス針を挟んで引っ張って取ったり、ひっかけて取ったりするものもあります。ハンドルタイプは、商品によって使い方はさまざまです。理想の針の取り方かどうかを、購入前に確認しておくと、失敗が少なくなりますよ。
ホッチキスリムーバーの選び方
対応針で選ぶ
一般的なホッチキスの針なら10号対応
ホッチキスリムーバーは、ホッチキスの針を簡単に外せるツール。しかし、ホッチキスの針すべてに対応しているものは少なく、限定されたサイズで使えるものがほとんどです。一般的に良く使われるものは10号針。工作や、数枚の用紙を綴じたものによく使われます。薄い資料の10号針を外す時に、厚い冊子のホッチキス針が外せるタイプを使用すると、力が入り過ぎて紙をきやすいため、10号適応タイプを選びましょう。
3号の大きな針や段ボールステープル対応のものも
ホッチキス針には、幅や長さが10号よりも大きなものも数多くあります。対応外のホッチキス針を無理に取ろうとすると、うまく取れないだけでなく、ホッチキスリムーバーが破損する危険もあります。厚い雑誌や、段ボールのステープルを取り外したい時には、対応しているかを確認し、正しい使い方で、便利に利用しましょう。
除針枚数で選ぶ
スタンダードな10号対応は約20枚が目安
針によって、綴じられる枚数も代わり、10号はコピー用紙2~20枚が目安になっています。さらに3号針は2~30枚、23/13号針になると50~110枚程度が適しています。綴じられている紙の枚数を目安に、ホッチキスリムーバーを手に入れると、大きくミスすることはありません。その時によって厚さの異なる冊子からホッチキスの針を外す場合は、ヘラとハンドルの2通りで幅広く対応できるものを選ぶと、便利に使えますよ。
とじ裏が平らなフラットクリンチは除針枚数が減るので注意
一般的なホッチキスは、綴じると裏側の針が少し浮く形状になりますよね。ホッチキスで綴じた資料を重ねると、ホッチキスの針の分が膨らんでしまい、デスクの上で崩れてしまうなんてことも。最近では、綴じ裏が平らな仕上がりのフラットクランチが用いられることも多くなり、重ねても崩れにくく、ファイリングもしやすいメリットがあります。一方で外しにくくなっているため、ホッチキスリムーバーを使う場合は、針に対する除数枚数は少なくなるので、注意しましょう。
針の処理の仕方で選ぶ
外した針を収納できるものが便利
ホッチキスの後ろでホッチキスの針を外すと、飛んで散らばる経験はありませんか。ひとつの針を外すだけなら、片付けも大変ではありませんが、本数が多くなると処理に苦労します。ホッチキス針をたくさん外す時には、本体に外した針を収納できるものが断然おすすめです。これなら作業を終えたらまとめて処分することができ、時短にもつながります。
マグネットで付けられるなら処理が簡単
本体に収納する機能がなくても、外した針を処分しやすい工夫が施されたホッチキスリムーバーは、数多くあります。その多くで採用されているのが、マグネットを本体に搭載している商品。ホッチキスの針は磁石にくっつく性質のため、作業を終えたら本体を近づけると外した針がくっつく仕組み。これなら小さなホッチキス針の処分にてこずりません。
ホッチキスリムーバーのおすすめブランド・メーカー
マックス
ホッチキスの針から本体、リムーバーまで同メーカーで揃えられる
オフィスや個人で使いやすい、文具や機器を豊富に扱っているメーカー。ホッチキスの種類が豊富で、ホッチキスリムーバーも10号針対応のコンパクトなものから、多くの針に対応する機能性の高いものまで、豊富なラインナップを展開しています。環境に合わせて、使いやすいアイテムを見つけられます。
コクヨ
幅広い世代に愛される文具を製造・販売
ノートで馴染み深い文具メーカー。使いやすさと、優れたデザイン性を併せ持つ商品を販売しています。ホッチキスリムーバーはコンパクトで、ペン立てやペンケースに入れて持ち運びしやすく、外した針の処分もしやすい、便利なものを扱っています。
サンスター文具
オリジナルアイデアステーショナリーで暮らしを楽しく
キャラクターの可愛いものや、オフィスで使いやすい機能性に優れた、文具や雑貨を扱う日本のメーカー。独自で開発した、このメーカーでしか買えないアイデア商品も、数多く販売しています。ホッチキスリムーバーは、力を入れずに外しやすい、頼りがいのあるハンドルタイプを販売しています。
藤原産業
プロからDIYまで納得の大工工具や電動工具などを扱う
電動工具などのDIYツールなどを扱う日本のメーカー。プロからも選ばれる、安全で精度の高い工具を数多く扱っています。販売しているホッチキスリムーバーは、段ボールのステープルなど、硬くて頑丈な針も外せる、作業効率に優れたタフなアイテムです。
おすすめ&人気のホッチキスリムーバーランキング
ヘラタイプでおすすめのホッチキスリムーバー
コクヨ‐リムーバー(766円)
手に持ちやすく無駄のない使いやすさ
文房具メーカーコクヨから発売されている、ヘラタイプのホッチキスリムーバー。デスク上のペン立てや、ペンケースにしまいやすい幅14mm、長さ13.6mmのスリムサイズです。良く使うものを常に手元に置いておき、邪魔にならないものを探している人におすすめです。
ホッチキスの針は、10本ほど溜まってきたら、本体にあるスライダーを滑らせることで、まとめて捨てられます。ホッチキス針が飛んでいくことも、いちいち捨てる手間もありません。作業が効率的に進められます。
スタンレー‐リムーバー(495円)
グリップのカーブが握りやすさ抜群
持ち手の中央がくびれた独特のフォルムがおしゃれなスタンレーのホッチキスリムーバー。使い方は先端のヘラ部分を、ホッチキス針と、紙の間に滑り込ませて持ち上げるだけ。簡単にハッチキス針を外すことができます。
裏側にはマグネットが搭載されており、外したホッチキス針を付けておくことが可能。仕事やプライベートでたくさんの針を外す時に便利です。文房具ひとつにも、おしゃれなデザインにこだわりたい人におすすめ。
豊光‐ホッチキスリムーバー(385円)
小さい中にこまかな技満載
ABS樹脂素材の、軽量でシンプルなこちらのホッチキスリムーバー。ヘラの先端には曲がったホッチキスの針を立てて、取れやすくするために凹みがあります。その凹みを利用すれば、ホッチキスの針が取れやすく、紙も傷みにくくなります。
先端にはマグネットが付いているので、外したホッチキス針を散らかさずに処分することが可能。ホッチキス針を捨てるのが、手間に感じている人にもおすすめです。手軽な価格で、ストレスを軽減できる便利なアイテムです。
藤原産業‐ステープルリムーバー(444円)
外しにくい針も楽に外せる丈夫なアイテム
電動工具などDIYツールを取り扱う、藤原産業のステープルリムーバー。本体には丈夫なカーボンスチールを採用。そのため、ホッチキスの針のほか、頑丈なタッカーのステープルも、てこの原理を使うことで、簡単に外せる便利ツールです。
大きめのカーブの付いたグリップにより、力を入れなくても針やステープルを外せます。そのため、仕事でステープルを外す機会のある人にもおすすめです。ハードクロームメッキ処理により錆びにくいので、タフに長く愛用できます。
PLUS-ホッチキス針リムーバー(247円)
リーズナブルな価格で針外しのストレス軽減
事務用品などの文具を扱うプラスのホッチキス針リムーバー。細身のカッターほどの大きさで、ペンケースにも収納できる手軽さ。仕事のデスクに置いておかなくても、使いたい時にだけ出せばよいので、時々使うだけの方にもおすすめです。
綴じた針に滑り込ませるようにヘラを差し込み、そのまま押し出すように前にすすめると、簡単に針が外せます。針押さえがあるので、外れた針は散らばらずに本体に留まり、針を処分する際も手間がかかりません。
ハンドルタイプでおすすめのホッチキスリムーバー
サンスター‐リムーバーはりトル プロ(278円)
丈夫で長く便利に使える頼もしいツール
サンスターのリムーバーはりトルプロは、素材にスチールを採用。プラスチック製に比べて頑丈で、耐久性に優れています。そのため、一般的な10号のホッチキス針のほか、業務用でよく使われる3号針にも対応しています。
先端を紙と綴じたホッチキス針の間に差し込み、ハンドルを握るだけの簡単操作。気持ちが良いほど簡単に針が取れますよ。50枚以上を綴じた資料のホッチキス針を外す時には、指先を痛めずに非常に重宝するのでおすすめです。
マックス‐ホッチキス リムーバーRZ-3F(935円)
丈夫で業務用として使いやすい上にデザイン性も抜群
オフィス機器などを扱うマックスのホッチキスリムーバー。これひとつで、一般的なホッチキスの綴じ方で100枚、フラットクランチなら75枚までの針を簡単に外せます。冊子の必要な部分をコピーする作業の際にもおすすめです。
使い方は、綴じられたホッチキスの針にヘラ部分を差し込み、上のレバーを押し込むだけ。厚みのあるものでも、紙に負担をかけずにホッチキス針を外しやすくなっています。安定性があるフォルムで、棚に並べて置いておく時にも、転がる心配がありません。
AmzBarley‐ホッチキス リムーバー(2,172円)
力を入れやすい大きめのグリップが使いやすい
ペンチのような形をしたホッチキスリムーバー。本体は亜鉛合金が使われとても丈夫。持ち手には握りやすさを考え、プラスチック製のカバーを搭載。手への負担が少なく、たくさんのホッチキス針を外す際にもおすすめです。
使い方はテーブルに置いて使うのではなく、ハンドルを手で持ちます。デスクの上のほか、側面のホッチキスを外す際にも重宝しますよ。さまざまな針に対応しているので、書類のホッチキス外しや、段ボール箱を潰す時など、ひとつあるといざという時に役立ちます。
マぺッド‐リムーバーフォーカス(220円)
作業を効率化してくれる頼もしいアイテム
フランスのステーショナリーメーカー、マペッドのリムーバーフォーカス。コロンとした形が可愛らしい、ホッチキスリムーバーです。かわいいステーショナリーが大好きな、主婦やOLに特におすすめのツールです。
ホッチキス針は、一般的に使われる10号に対応しています。ホッチキスで資料を綴じる際に間違えたり、上手く綴じられなかったりした時にあると安心です。ホッチキスのようにハンドルを握って、簡単に使えますよ。
ノーヴァス ホッチキスリムーバー(1,985円)
スタイリッシュなフォルムで機能美に優れるツール
ドイツの文具メーカー、ノーヴァスのホッチキスリムーバー。スチール製の本体は、丈夫さと、デザイン性の高さを併せ持っています。シルバーの高級感あるデザインで、持っているだけで、一目置かれそうなホッチキスリムーバーです。
ハンドルを、横ではなく立てて持ち、ホッチキス針をブレードに引っ掛けて外します。大小さまざまなホッチキス針を外す時に大活躍。手ではなかなか取り外せない、雑誌のホッチキス針を取り除く時にも役立ちますよ。
針処理のしやすさでおすすめのホッチキスリムーバー
マックス‐ホッチポン(730円)
ホッチキス針の取り外しで面倒な部分を解決
ヘラタイプのマックスホッチポン。ホッチキスの針と、紙の間に先端を滑りこませることで、針が本体に収納されていきます。いちいち手で取り除く必要がないため、連続的に使えて、効率よく作業に集中できますよ。
本体に収納された針は、後部のふたを開ければまとめて処分できます。ホッチキス針の飛び散りもないので、安全、スマートに紙から針を取り外したい人におすすめです。紙にも負担がかかりにくく穴の広がりや、破れも軽減できます。
イノズト‐ミニステープルリムーバー(535円)
ポップなカラーラインナップから好きなものを選べる
オフィス機器ブランドのイモズトの、コロンとしたフォルムが可愛らしい、ミニステープルリムーバー。先端のヘラ部分をホッチキスの針に差し込み、ハンドルを下げるだけの操作で使用可能。簡単にホッチキス針を取り外しできます。
小さなフォルムで、最大25枚のコピー用紙に対応。本体にはマグネットが内蔵されているため、たくさんのホッチキス針もまとめて処分しやすく工夫されています。デスクの上に常に置いていても可愛くて場所を取らないので、可愛いステーショナリーが好きな女性におすすめです。
マックス‐スムーバ(536円)
薄いものから厚いものまでさまざまな冊子に対応
マックスのスムーバは、1台で2通りの使い方ができるアイテム。2枚など少ない枚数にはスライド式。40枚までの厚いものには、ハンドル式を使います。紙の厚さに合わせた使い方ができるので、紙を傷めずに力も入れずに使用できますよ。
本体にはマグネットが搭載されています。ホッチキスの針を取り外し終えたら、近づけるだけで本体にくっつき、処分にも困りません。ホッチキスを一度にたくさん外すことが多い人にも、おすすめのアイテムです。
おすすめのホッチキスリムーバー
マックス‐ホッチキスリムーバー(326円)
形状も使い方もほかとは異なる便利ツール
マックスのコンパクトなホッチキスリムーバー。先端の2枚のヘラを、ホッチキス針に差し込み、レバーを引くことで、先端のフックも引き下がります。その後、ホッチキス針を巻き込んで、引き抜く使い方が可能。
紙を傷つけずに力を入れないでホッチキス針を外せます。手のひらに乗るほどの小ささで、引き出しのちょっとした隙間にも収納できます。小さな引き出しや、物が多くて収納できないという人にもおすすめです。
Jimjis ステープルリムーバー
収納時のことも考えられた安心アイテム
小さなホッチキスのようなフォルムが特徴的。先端でホッチキスの針を挟み込み、引き抜きます。持つ場所には幅広のプラスチック製が使われ、滑りにくく力を入れやすい工夫がされています。
使い終わったら、先端を閉じた状態で、ロックをかけることが可能。そのため、コンパクトで、鋭い部分が重なるので、安全に収納できます。デスクや自宅の引き出しに入れるほか、ペンケースなどに入れて持ち歩く際も便利です。
まとめ
外したホッチキス針の処理がしやすいホッチキスリムーバーがおすすめ
ホッチキスリムーバーは、必ずしもなければいけないものではありません。ホッチキスに付いているもので十分と感じている人も多いでしょう。しかし、ホッチキス針の外しやすさや、外した針の処理しやすいものを選ぶと、もう使わない時には戻れなくほどの快適さを味わえます。ホッチキスを使うことが多い職場、自宅での作業にぜひ、ホッチキスリムーバーを取り入れてみてください。