水切りかごを撤去して、今よりもキッチンのスペースをもっと有効に使いたいという方は多いと思います。また、食器洗い機に入りきらない食器を一時的に置いておく場所が欲しいという方もいるでしょう。そのようなときに便利なのが、水切りマットです。水切りマットを使えば、水切りかごのように場所を取ることがなく、使わない時にはコンパクトに収納することができます。今回は水切りマットの特徴や選び方、おすすめの水切りマットを紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
水切りマットの特徴
使わない時はコンパクトに収納しておける
水切りかごは洗った食器を置いておくのに便利ですが、その反面場所を取るのがデメリットです。収納するにしても、その都度出したりしまったりするのは手間がかかりますし、収納スペースにも困るでしょう。その点水切りマットなら、使わない時は簡単に片づけることができるので便利。収納時にも場所を取らず、調理台を有効に活用することができます。
水切りかごに比べて手入れが簡単でカビなどを防ぎやすい
水切りかごは、使っているうちにカビが生えてくることが多いものです。お手入れも大変ですし、洗って干しておくときにも場所を取ってしまいます。しかし水切りマットなら、お手入れも簡単。ほとんどのものは丸洗いができ、なかには洗濯機で洗えるものもあります。
水切りマットの種類
シリコンタイプ
食器が滑りにくく複数の用途で使える
シリコンの水切りマットは柔らかく弾力があるため、食器を置くときに衝撃から守ってくれるというメリットがあります。食器が滑りにくい点もポイント。シリコンの水切りマットには吸水性はありませんが、溝や傾斜のあるデザインのものが多く、食器の水切れが良くなるように工夫がされています。
シリコン素材は耐熱性があるため、水切りマットとしてだけではなく、鍋敷きなど別の用途としても使えるタイプもあります。台所用洗剤で洗えてお手入れも簡単。なかには食器洗い機で洗えるものもあります。使わない時にはたたんで収納できる点も魅力的。
珪藻土タイプ
吸水が早く速乾性もあり
珪藻土は吸水性や放湿性の良い素材なので、食器から落ちた水分が残りにくいのがポイントです。さらに、においを吸収してくれるというメリットも。速乾性と防臭の面を重視して水切りマットを選びたいなら、珪藻土を選ぶのがおすすめでしょう。
吸水性が悪くなってきたと感じたら、陰干しをして乾燥させるとまた吸水性が戻るため、お手入れも簡単です。ただし、落としたり衝撃を与えてしまったりすると割れやすい点、強く置いてしまうと食器が割れる危険がある点に注意し、慎重に扱う必要があります。
マイクロファイバータイプ
吸水力の高さと洗濯のしやすさが魅力
マイクロファイバーの水切りマットは、細い繊維でできていて柔らかいのが特徴です。吸水性に優れた素材なので、水分をしっかり吸い取ってくれる点がメリット。素材が柔らかいため衝撃を吸収しやすく、食器が割れたり傷ついたりする心配もありません。
中性洗剤を使って丸洗いができるため、お手入れがしやすい点も魅力です。洗い替えを揃えておけば、いつでも清潔に使うことができるでしょう。ピンチハンガーやタオルハンガーなどを使って干すことができるため、場所も取りません。収納時も小さくたたんでしまえるので、かさばらないのもメリットです。
水切りマットの選び方
サイズで選ぶ
キッチンのスペースが限られるならコンパクトなものを
水切りマットを選ぶ時には、キッチンのスペースを考えた上で選ぶようにしましょう。水切りマットを置けるスペースが少ない場合には、コンパクトなものを選ぶのがおすすめ。必要以上に大きいものを使用すると調理台などからはみ出してしまい、食器が落下する危険も。サイズをしっかり測ってから購入することをおすすめします。コンパクトに収納できるものを選ぶのもポイントでしょう。
鍋やフライパンなどの水切りをするなら縦横40cm以上の大判サイズ
食器洗い機に入らない鍋やフライパンなどを洗ったあと、置いておく場所がなくて困ってるという方も多いのではないでしょうか。水切りマットに鍋やフライパンを置こうと考えているなら、大判のものを選ぶのがポイント。小さすぎるものだとうまく収まらず、ストレを感じてしまうかもしれません。縦横40cm前後あるものならたっぷりとスペースが取れるでしょう。
機能性で選ぶ
1cm以上の厚手ものは吸水性が高い
せっかく水切りマットを購入しても、あまり薄いものだと吸水性が低く、すぐにびっしょりになってしまいます。長時間濡れたままの状態にしておくと、雑菌などが繁殖して不衛生になってしまう可能性があります。吸水性の良さを重視するなら、厚さにも注目して水切りマットを選んでみてください。1cm程度の厚さのあるものなら、しっかりと水分を吸収してくれるでしょう。
2層構造や裏地にも合成繊維が使われていると速乾性が高い
表地は速乾性があり通気性の良い素材、裏地は水分をしっかり吸収する素材が使われている、2層構造の水切りマットもあります。速乾性の高さを重視するなら、2層構造のものを選んでみるのも良いでしょう。また、選ぶ際には裏地の素材もしっかりチェック。裏地にも合成繊維が使用されているものなら、速乾性が高くおすすめです。
収納方法で選ぶ
さっと出して使いたいなら立てかけておけるタイプ
水切りマットを選ぶ時には、どんなふうに使いたいかも考えて選びましょう。頻繁に水切りマットを使いたいという場合、引き出しに収納するようなタイプを選んでしまうと出す手間がかかって面倒なもの。頻繁に使う方には立てかけておけるタイプがおすすめです。珪藻土タイプの場合には倒れると割れてしまう可能性があるため、専用のスタンドを用意すると安心でしょう。
コンパクトに収納したいなら折りたためるタイプ
水切りマットはたまにしか使わない、キッチンのスペースが狭いから使わない時には収納しておきたいという方は、折りたためる水切りマットがおすすめです。シリコン製のものの中には、折りたたんでコンパクトに収納しておけるものも。また、マイクロファイバータイプの場合、洗濯をして乾かせばたたんで引き出しにしまっておくこともできるため、場所を取りません。
衛生面で選ぶ
雑菌やにおいが気になるなら抗菌や消臭機能付き
いくら速乾性の高い水切りマットを選んだとしても、頻繁に食器を置けばある程度は水分が残った状態になるものです。そのため、雑菌の繁殖やにおいの発生にも気を配る必要があるでしょう。水切りマットの衛生面が気になる方は、抗菌や防臭の機能が付いた水切りマットを選ぶのがおすすめ。消臭効果があるとされる珪藻土タイプのものを選ぶのも良いでしょう。
洗濯機で丸洗いできるとお手入れが楽
マイクロファイバーの水切りマットはこまめに洗濯をして清潔に保てる点がメリットと言えますが、毎回手洗いをすると手間がかかってしまいます。手洗いをするのが面倒だという方は、洗濯機で洗えるタイプのものを選ぶと便利。ほかの洗濯物と一緒に洗濯機に入れればよいため、洗濯にかかる手間も時間もカットすることができるでしょう。
水切りマットのおすすめブランド・メーカー
インターデザイン
デザイン性の高さと実用性を兼ね備えたブランド
インターデザインは、生活雑貨などを扱うアメリカのブランドです。キッチンをおしゃれに演出する洗練されたデザインの水切りマットが揃っています。おしゃれなキッチンを目指している方、デザインの良い水切りマットをさがしている方はチェックしてみてください。
なのらぼ
シンプルで高品質な珪藻土水切りマットが揃う
なのらぼは、バスマットをはじめとする珪藻土の商品を扱っているブランドです。シンプルでどんな雰囲気のキッチンにもマッチする、珪藻土の水切りマットが揃っています。いつも清潔にキッチンを保ちたい方におすすめのブランドです。
tower(タワー)
モノトーン好きの方におすすめ
Towerは、キッチンの収納雑貨などを扱うブランドです。シリコンタイプの水切りマットが揃っています。ほかの雑貨ともコーディネートしやすいモノトーンカラーが魅力。スタイリッシュなキッチンを目指したいなら、ぜひチェックしておきたいブランドでしょう。
オカザキ
リーズナブルな水切りマットが揃う
家庭用品などを中心に扱っているメーカーです。ポップなデザインのマイクロファイバー素材の水切りマットがラインナップされています。比較的リーズナブルな価格のものが多いため、洗い替えを揃えたい方にもおすすめです。
おすすめ&人気の水切りマットランキング
シリコンでおすすめの水切りマット
tower-折り畳み水切りトレー(2,750円)
四つ折りにできてコンパクト
スリットが入り、水切れの良いシリコン製の水切りマットです。スリット部分には傾斜が付いているため、シンクのそばに置けば水が自然に流れ落ちます。4つに折りたたむことができるため、使わない時はシンク下などに収納しておくことができます。
耐熱温度は250度で、二つ折りにすれば鍋敷きとして使うことができます。食器洗い機で洗えてお手入れも簡単です。カラーは黒と白がラインナップ。どんなキッチンにもなじみやすいシンプルなデザインも魅力です。
FLOW-水切りトレー(1,870円)
溝に傾斜があり水が切りやすい
縦20cm、横38cmのサイズ感がちょうど良いシリコン製水切りマットです。食器は平らに支えながら、溝部分の傾斜によって水を切りやすいのがポイント。洗った食器がじめじめすることなく清潔に保つことができます。わざわざ水を捨てなくて良い点も魅力でしょう。
まな板くらいのサイズなので、立てかけておけば場所を取りません。さっと出して使用したい方にもおすすめです。カラーは定番のホワイト、ブラックのほかにレッドとグリーンがラインナップ。キッチンのアクセントになってくれるでしょう。
下村企販-シリコン水切りマットワイド(2,047円)
横幅40cmのワイドタイプ
横40.7cm、縦27センチのシリコン製水切りマットです。比較的ワイドなサイズなので、鍋やフライパンなどを洗ったあと、一時的に置いておきたいときなどにも重宝するでしょう。ペットボトルを差し込んで立てておけるスリットが4か所ついている点もポイントです。
ソフトな素材で食器を支えるため、食器に傷がつきにくくなっています。3つ折りにでき、スリムな状態で使える点も便利。収納時にも場所を取りません。220度までの耐熱素材なので、鍋敷きとしても使用可能です。
くらしの雑貨屋さん-くるっと巻けるシリコン水切りマット(2,750円)
さまざまな用途に使えて便利
シリコンにスチールが入った丈夫な水切りマットです。食器が滑りにくく、スチールがしっかり支えるので食器を一度にたくさん載せられる点も魅力。耐荷重は5kgまでで、4人家族程度の食器を載せることができます。
シンクの上に渡して、スペースを有効活用できるのも特徴です。ふきんを干す、調理中の鍋などを一時的に置いておくなどの使い方も。使わない時には、くるくると巻いてコンパクトに収納しておくことができます。
川崎合成樹脂-シリコーン水切りマットミニ(896円)
コンパクトでちょい置きに便利
横27cm、縦17cmのミニサイズが嬉しいシリコン製水切りマットです。洗ったコップや野菜を置いておきたいときなど、ちょっとしたスペースが欲しいシーンで重宝します。シリコン製の、小さめの水切りマットをさがしている方におすすめです。
コンパクトなサイズなので、収納場所にも困りません。耐熱温度は220度で、鍋を一時的に置いておきたい時などにも活躍します。水が自然にシンクに落ちるようになっている点もポイント。カラーはピンクとグリーンから選ぶことができます。
珪藻土でおすすめの水切りマット
なのらぼ-ドライングプレートWide L(6,380円)
ワイドサイズで鍋やフライパンにも
横59.5cm、縦29.5cmのワイドな珪藻土水切りマットです。フライパンや鍋などの調理器具を置いておきたい方、大きめの水切りマットをさがしている方におすすめ。国産の原料を使用した日本製なので、安心感があります。
優れた吸収力と調湿性で、キッチンをさらっと衛生的に保つことができます。においの分解機能もあるため、防臭機能の付いた水切りマットをさがしている方にもおすすめです。吸水性が落ちてきたら陰干しをするだけなのでお手入れも簡単。汚れたら、クレンザーで丸洗いすることができます。
soil-GEMドライングボードM(4,400円)
キッチンになじむ洗練デザイン
珪藻土にひる石を混合した、機能性の高い珪藻土水切りマットです。光の加減によってキラキラ輝く点もポイント。ワンランク上の気分を味わえるアイテムとなっています。シンプルで洗練されたデザインなので、キッチンのインテリアにこだわる方はぜひ注目してみてください。
吸水性、放湿性に優れ、消臭性も備えているため清潔に使用できます。日本で製造され、左官職人が厳しく品質チェックを行っているので安心。横29.5cm、縦24cmのちょうどいいサイズ感です。使わない時には立てかけておけて場所を取りません。
ASUWELL-珪藻土キッチンドライボード(3,990円)
日本製の認定商品で安心
国産の素材を使用した、日本製の珪藻土水切りマットです。日本珪藻土協会の認定商品なので安心。吸水スピード、吸水量ともに優れています。完全無臭で抗菌仕様になっている点もポイント。吸収力、防臭機能を求める方にもおすすめです。
珪藻土の穴をナノテクノロジーで微細化しているため、カビ、ダニなどが入り込んで繁殖することもありません。汚れが気になった時には中性洗剤で水洗いすることができ、常に清潔に使用できる点も魅力。A4サイズなので、必要に応じて数枚組み合わせて使用することもできます。
なのらぼ-ドライングプレート(2,860円)
A4サイズが使いやすい
水分を素早く吸収し、スピーディーに食器が乾く珪藻土水切りマットです。洗ったコップを伏せておけば、グラス内の水分も吸収してくれます。横29.7cm、縦21cmのA4サイズなので、場所を取りすぎず使いやすい点も魅力でしょう。
プレート表面には凹凸があり、通気性が良い点もポイントです。国産の天然素材が使用されており、日本国内の工場で作られているため安心。品質が良く安心して使用できる珪藻土水切りマットをさがしている方にもおすすめです。
マイクロファイバーでおすすめの水切りマット
インターデザイン-Twillo KitchenドライングマットL(1,265円)
鍋やツールも置ける大きさ
キッチンのインテリアになじむおしゃれさが魅力のマイクロファイバー水切りマットです。横46cm、縦41cmとワイドなサイズなので、洗ったあとの鍋やフライパンなどを置きたい方や、食器をたっぷり置きたい方におすすめです。
ポリエステルのマイクロファイバーを使用しており、速乾性と吸収性に優れています。3mmの厚さがあり、耐久性に優れている点もポイント。洗濯機で手軽に丸洗いすることができるため、いつでも清潔を保ちたい方におすすめです
オカザキ-ラゴミーマイクロファイバー水切りマット フラワー(262円)
ポップなデザインでキッチンを明るく
ポップな花柄が印象的な、マイクロファイバー素材の水切りマットです。キッチンのアクセントになる水切りマットをさがしている方におすすめ。価格が手ごろなため、洗い替えを複数用意して常に清潔に使いたいという方もぜひチェックしてみてください。
横40cm、縦30cmで、洗った鍋などを一時的に置いておくのに便利です。クッション性がある素材なので、食器を衝撃から守れる点もポイント。食器洗い機で洗えないものを置いておくスペースにするのも良いでしょう。
BUILT-リバーシブルドライングマット(1,419円)
おしゃれな柄のリバーシブル仕様
おしゃれな柄がポイントのドライングマットです。リバーシブル仕様になっているため、一枚で二度楽しめるのも魅力でしょう。裏側は単色のシンプルなデザインになっているため、気分に合わせて使用できます。
横45.7cm、縦20.3cmの横長のもの、横45.7cm、縦40.6cmのワイドなものから選べるため、置きたいものに合わせて選びましょう。使わない時にはたたんでしまっておくことができるため、収納に困らない水切りマットをさがしている方にもおすすめです。
マーナ-どうぶつディッシュマット(968円)
キッチンのアクセントになるデザイン
フクロウと猫の柄が可愛らしいマイクロファーバー水切りマットです。動物の耳の部分が立った仕様になっており、箸などの転がりやすいものをキャッチ。お弁当の小物類などを置いておきたい方にもちょうど良いサイズ感でしょう。
表はさらっとした立体のメッシュ、裏はしっかりと吸収するワッフルクロスの二重構造になっており、吸水性も抜群です。ループが付いているため、吊るして干しておけるのもポイント。キッチンのアクセントになる水切りマットが欲しい方におすすめです。
まとめ
水切りマットは置きたい食器の量やスペースを考慮して選ぶのがおすすめ
水切りマットは、思い切って水切りかごをやめたい方、食器洗い機に入らない食器を置いておきたい方などに便利なアイテムです。選ぶ時には、どんな食器や調理器具をどのくらい置きたいのかをイメージして選びましょう。お手入れのしやすさや収納のしやすさなどにもこだわり、自分のキッチンにぴったりの水切りマットを選んでくださいね。