細菌の感染によって引き起こされる歯周病は歯を失う原因になるだけでなく、骨粗しょう症や肺炎、心筋梗塞などあらゆる病気を引き起こすきっかけになります。歯周病の元になる歯垢(プラーク)をできる限り取り除けるよう、歯みがきに力を入れている人も増えてきていますね。けれども、手磨きではザラザラした感触が残りちゃんと磨けているのか自信がないという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが超音波歯ブラシです。超音波の力で、手磨きではとり除けなかった歯垢を根こそぎとり去ることができますよ。強い力は必要ないので虫歯や歯周病で強く磨けないという方でも安心して使えます。今回は超音波歯ブラシの種類や選び方、人気商品について詳しく解説します。気になる歯垢を徹底的に取りたいという方や、口内にトラブルがあり歯に優しい歯ブラシを探しているという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
超音波歯ブラシとは?
超音波で歯垢を除去する歯ブラシ
超音波歯ブラシは、電動歯ブラシの1つ。電動歯ブラシには物理的に歯ブラシを振動させ歯を磨くタイプと、音波の振動を使ってブラシが届かない部分まで汚れを落とすタイプがあります。音波振動は口の中に泡や水流を発生させることによって歯垢を効果的に除去することが可能。さらに音波振動を利用した電動歯ブラシの中でも、人間の耳では感知できない高速振動を起こす歯ブラシを「超音波歯ブラシ」と呼ぶのです。
超音波歯ブラシのメリット
超音波の力で歯垢(プラーク)のもとになる細菌をつきにくくする
超音波歯ブラシは歯垢の中にある細菌同士のつながりを断ち切り、さらに細菌そのものをつきにくくするという特徴があります。1秒間に2万Hz(ヘルツ)以上の超音波を歯ブラシのヘッド部分から発生させ、超音波の振動によって歯垢や虫歯菌を強力にとり去るのです。Hz(ヘルツ)とは、音の振動数をあらわしていて1ヘルツは“1秒間に1回振動すること“をあらわしています。つまり2万Hzは1秒間に2万回振動しているということ。この高速振動が歯垢の中の細菌に働きかけ、これまでは落としきれなかった歯垢を取り除き、歯垢がつきにくい歯に変えていくことができるのです。
振動をほとんど感じないので優しい使用感を求める人に最適
超音波歯ブラシは1秒間に2万回という超高速振動でヘッド部分が動くので、震えている音も聞こえず振動もほとんど感じません。電動歯ブラシの振動が苦手という方でも安心して使うことができます。また、超音波の力で歯垢を浮き上がらせるので強い力でブラッシングする必要もありません。ですから歯周病で歯茎が弱っている方や歯科治療中の方、インプラントの方に適しています。また超音波には骨や歯茎の細胞を活性化させる作用もあるといわれているので、虫歯や歯周病に悩んでいる方には理想の歯ブラシといえるでしょう。
超音波歯ブラシのデメリット
歯に当てるだけでは洗浄効果があまり期待できない
通常の電動歯ブラシは握っているだけで上下や左右に振動があるので、ブラシを当ててゴシゴシ磨く必要はありません。歯に当てるだけで洗浄効果があるといわれています。しかし、超音波歯ブラシの場合は目に見える振動がないため、歯に当てるだけでは歯垢を落とす効果がありません。普通の手磨き用歯ブラシと同じく手を動かしてブラッシングする必要があるので注意してくださいね。
他の電動歯ブラシより高額
「超音波歯ブラシ」という名で販売されている歯ブラシは、ほかの電動歯ブラシよりも値段が高額になる傾向があります。それは、ヘッド部分に超音波を発生させる装置が埋め込まれているためです。通常の電動歯ブラシは数千円程度で購入できますが、超音波歯ブラシの場合1万円~4万円程度の費用がかかると考えておいたほうがよいでしょう。ただし最近では歯ブラシの形状、振動の仕方などを組み合わせて比較的安い値段でも高い効果が期待できる超音波歯ブラシも販売されています。かけられる予算と求める効果に応じて選ぶとよいでしょう。
超音波歯ブラシの種類
充電式
電池交換不要で自宅で使うのに適しており機能が高いものが多い
超音波歯ブラシの中で、現在最も多く販売されているのが充電式。コンセントに差し込んだ充電器にのせておくだけで充電が可能で、電池交換を行う手間がかかりません。また、乾電池式に比べて本体が大きめのものが多く、その分振動数が高いのでしっかり磨くことができます。
超音波歯ブラシを外出先で使うことがあまりなく、自宅での使用を主に考えている場合は充電式をおすすめします。もし外出先に持っていくことも想定するなら、バッテリーの持ちがよいものを選びましょう。また1回の充電で何時間使えるか、充電が完了するのにどのくらい時間がかかるか事前に把握しておいてくださいね。USB充電機能がついているものを選べば短時間で充電することができ便利です。
乾電池式
軽いので持ち運びに便利で外出先でも使用したい場合におすすめ
充電式に比べると販売数は少なめですが、乾電池式の超音波歯ブラシも販売されています。比較的コンパクトなものが多く、安い値段で購入することが可能です。旅行や出張先に持っていくことを考えている方は、乾電池式を選ぶとよいでしょう。外出用として購入するなら、携帯ケースが付属品としてついているかどうかも大切なポイントです。
また安い値段で超音波歯ブラシを試してみたい方や、軽くて手が疲れないものが欲しい、という方にも乾電池式がおすすめです。充電式に比べると汚れを落とす機能はやや落ちますが、5,000円以下の比較的安い値段で購入することができ、見た目もスマートなものが多いですよ。
超音波歯ブラシの選び方
振動数で選ぶ
毎秒の振動数を確認する
超音波歯ブラシの定義は1秒間に2万Hz以上の振動数があること。選ぶ際には、まず歯ブラシの振動数を確認しましょう。「20kHz」「2万回/秒」「120万回/分」など商品によって振動数の表記が異なっていることがあります。特に分と秒の単位が混在していることが多いので注意してくださいね。
歯垢をより効果的に取り除くなら振動数が2万ヘルツを上回るものを
現在、1秒間の振動数が2万ヘルツに満たない商品も超音波歯ブラシとして販売されているケースがみられます。しかし、歯垢の元となる細菌を付着しにくくし、細胞を活性化させる効果が確認されているのはあくまでも毎秒2万ヘルツ以上の超音波の場合のみ。2万ヘルツ未満の振動数では期待通りの結果が出ないこともあります。超音波歯ブラシの効果をより確実に得たい、という方は毎秒2万ヘルツ以上の振動数を持つ超音波歯ブラシを選びましょう。
歯ブラシの使いやすさで選ぶ
磨きすぎや振動を防ぎたいならパワー調節ができるものにする
超音波歯ブラシには、振動数以外にも歯垢を効率的に落とすための工夫があります。その1つが、パワー調節機能。超音波歯ブラシを使用したいと考えている人の目的はさまざまです。強い振動ですみずみまで歯垢を落としたい場合もあれば、歯茎が炎症を起こしているので刺激を与えずに磨きたい場合もあるでしょう。口内の状態に合わせて強さを変えたいという方はパワー調節機能があるものを選んでくださいね。
グリップが細くて軽量なタイプなら子供や手の小さい人でも使いやすい
超音波歯ブラシはブラッシングの性能がいいかわりに本体サイズが大きめです。歯みがきには少なくとも2分程度時間をかける必要があるので、大きすぎて手に合わなければ毎日の歯みがきが苦痛になります。また適切な角度で歯にブラシを当てることが難しくなるかもしれませんね。子供や女性など、手のサイズが小さい方は、持ち手(グリップ)の部分が細身で軽いものを選ぶとよいでしょう。また、ペンを持つように歯ブラシを持つペングリップで磨く習慣がある方にもスリムなタイプが適しています。
便利な機能で選ぶ
お好みで磨き方を変えられるブラッシングモードがあると便利
超音波歯ブラシの多くは、パワー調節のほかにブラッシングモードを選べるものが販売されています。「最大限に歯垢を除去」、「歯茎をケアしつつ歯垢がたまりやすい場所はしっかり磨く」など気になる部分に合わせた磨き方ができるのです。歯や歯茎の状態に合わせたケアをしたいという方は3~5種類のモード選択ができる超音波歯ブラシを選ぶとよいでしょう。
歯みがき指導してくれるアプリ機能があれば磨き残しを防ぐことが可能
せっかく高機能の歯ブラシを手に入れても、磨き残しがあると効果は半減してしまいますね。すみずみまで磨けているか不安があるという方は、スマホのアプリ等で磨き方を教えてくれる超音波歯ブラシを選ぶとよいでしょう。最近ではスマホアプリが磨けていない箇所を指摘してくれるものもあるので、歯みがきのコツをつかみやすくなります。また超音波歯ブラシは強くブラッシングしても痛みを感じにくいため、強く磨きすぎることがあります。磨きすぎも知らせてもらえると助かりますね。また毎日の歯みがきの記録をスマホ上でチェックできたら、達成感が得られるかもしれませんよ。
超音波歯ブラシのおすすめブランド・メーカー
Panasonic(パナソニック)
ブラシの種類が豊富で歯の状態に合わせたケアが可能
日本で唯一の総合家電メーカーで、電動歯ブラシの分野ではDoltz(ドルツ)シリーズを販売しています。専用ブラシの種類が多く、歯茎用、歯周ポケット用など口内の気になる部分を重点的に磨けるようになっています。ドルツの超音波歯ブラシは日本人の小さな口に合うようにヘッドは小さめに作られていて、立体的な歯の形にフィットしやすい横振動。小刻みにヨコ方向へ磨くことによって歯間の歯垢をかき出します。
Philips(フィリップス)
大きめのブラシと音波水流で歯垢を効果的に取り除く
オランダの電気機器メーカーで、電動歯ブラシソニッケアーシリーズは日本でも非常に人気がありますね。ブラシはやや大きめで、短い時間で効率よく歯垢を除去します。ソニッケアーの歯ブラシが生み出す超音波は口内の唾液を音波水流に変え、ブラシの届きにくい奥歯や歯と歯茎の間にある歯垢を強い力で押し流してくれますよ。
OMRON(オムロン)
軽量でスリムなものが多く手にフィットしやすい
体温計などヘルスケア製品で有名なオムロンは、電動歯ブラシメディクリーンシリーズを提供しています。コンパクトな形のものが多く、操作方法もシンプルで価格帯もやや低めなので、はじめて超音波歯ブラシを使う方にぴったりですね。グリップ部分も細身で持ちやすいので子供を含めた家族全員で使う場合もおすすめです。
BRAUN(ブラウン)
独自の丸型ブラシで隅々まで磨くことができる
ドイツの小型電気機器メーカーで、日本では電動歯ブラシや電気シェーバーが有名です。ブラウンの超音波歯ブラシオーラルBは、歯科医院で使われているクリーニング機器と同じ丸形ブラシを採用しています。歯の1本1本を包み込むように磨くことで、普通の歯ブラシでは届きにくい歯の裏側や奥歯まで毛先が届くのです。
おすすめ&人気の超音波歯ブラシランキング
歯石を防ぐ効果が高いおすすめの超音波歯ブラシ
朝日医理科-スマイルエックス(14,300円)
1秒に160万回の高速振動で歯垢を根こそぎとりのぞく
1秒間に2万回以上振動させるのが超音波歯ブラシですが、こちらの商品の振動数はなんと1秒間に160万回。超音波歯ブラシの中でもずばぬけた性能を持っています。超音波歯ブラシの振動は身体に感じないので磨いている感覚がつかみにくいのですが、スマイルエックスは16000ストローク/分の音波振動も加わっていて、歯に当てるだけで歯垢を強力にかき出します。
また、歯茎専用のマッサージヘッドがついているので、歯茎の内部に超音波振動を伝えることもできます。超音波の力で歯茎の細胞を活性化させ、健康な歯茎を維持してくれることでしょう。スイッチ1つで超音波振動のみに切り替えることもできるので、歯や歯茎に優しい振動で磨くことも可能です。歯に炎症のある方やインプラントの方にも適しています。
伊藤超短波-パルス式超音波歯ブラシリクリーン(16,896円)
超音波と音波のw振動で届きにくい場所も磨ける
超音波の強い洗浄力と音波の物理的な振動で、より効果的に歯垢の中の細菌をとり去りたいという方におすすめです。パルス式電圧を採用したことで従来の超音波歯ブラシの約2倍の超音波出力が可能になりました。ブラシ先も表面の固い歯垢をとる固めのブラシと、歯の隙間に入り込む毛先の細いブラシが2本用意されていて、お好みの磨き方を選ぶことができます。
もちろん超音波振動のみの切り替えも可能。優しく磨きたい方にも対応可能です。歯の状態に合わせた磨き方をしたい方、粘度の高い歯垢や毛先の届きにくい場所までしっかり磨きたいという方に適した超音波歯ブラシといえそうですね。
大榮歯科-エミデント超音波歯ブラシ(38,500円)
超音波とマイクロバブルの力で口内のバクテリアを除去
電動歯ブラシは高速でヘッドが動くため、研磨剤の入った歯みがき粉は使いません。けれども、口の中にしっかり泡を含んだ方が磨いている気分を味わえる、という方もいるのではないでしょうか。強い歯垢除去力と磨き心地両方を味わいたい方にはエミデントがおすすめです。
エミデントは専用のナノバブル歯みがきペーストで磨くことにより、口の中にナノバブルを発生させます。そして9600万回/分の超音波振動との合わせ技で口内のバクテリアを殺菌していくのです。またたっぷりの泡の力でコーヒーやワインによる歯の色素沈着も取り除く働きがありますよ。健康的な白い歯を取り戻すことができそうですね。
パナソニック-音波振動歯ブラシ(25,568円)
2つのモーターが生み出す音波振動で歯垢をかきだす
パナソニックのドルツシリーズの上位モデル。日本人の歯は表面が丸みを帯びているため、ヨコ向きの力を加えると効果的に歯垢を取り除くことができるといわれています。ドルツは日本歯科医師会が推奨する横磨きを実現させた商品です。そして2つのモーターを搭載することにより縦方向の力であるタタキ振動も加わりました。縦と横、両方の力で歯の間の歯垢をかき出します。
付属の歯ブラシは通常タイプのほか、幅の広いラージタイプも用意されています。歯みがきを短時間で済ませたい方や、口の大きめな男性の方に適したモデルといえるでしょう。ほかにも5種類の専用ブラシとペーストが付属品としてついていて、歯垢だけでなく歯の色素沈着の原因となるステインも除去します。
子供でも使いやすいおすすめの超音波歯ブラシ
フィリップス-ソニッケアーキッズ(9,781円)
振動をおさえた「さらにやさしいモード」搭載
楽しく歯みがき習慣をつけることを目的に開発された子供向け電動歯ブラシです。ヘッド部分は子供の小さな口に合わせたミニサイズ。歯ブラシの振動がくすぐったかったり不快感がある子のために、振動が少ない「さらにやさしいモード」を選択することも可能です。握力の弱い小さい手でも持ちやすいようにグリップは太めで電源ボタンも大きく、4歳の子供から歯みがきトレーニングができるようになっています。
かわいいキャラクターシールでグリップをカスタマイズできます。また専用アプリをインストールすれば歯みがき中に正しい磨き方を分かりやすく教えてくれることも。歯みがきが終わった後はアプリ上でごほうびがもらえる仕組みで、歯みがきの記録を保護者がチェックすることも可能です。親子で楽しみながら歯みがき習慣を身につけることができそうですね。
オムロン-メディクリーン(4,980円)
本体64グラムの軽量設計でらくらく持てる
通常の超音波歯ブラシの重量は100グラム~140グラム程度ですが、こちらの商品はたった64グラム。子供でも扱いやすい大きさですね。そして軽くシンプルでありながら機能面も充実しています。歯の隙間までしっかり磨くクリーンモードや、毎分30000回の縦振動で磨きにくい場所までアプローチできるポイントケアモードなど。合計3つのブラッシングモードが選択できます。
さらに、日本人の口の大きさにフィットするようにヘッド部分が11度の角度に折り曲げられています。口の中に入れたときにブラシと歯の間に隙間ができにくく、ほどよい力加減で効果的に歯垢を取り除くことができます。そのほか歯みがき終了時間をお知らせするタイマーや専用ブラシも3本同梱されていて、コスパの面でも満足できる仕様になっていますよ。本体サイズの軽さと、磨く機能を両立させたい方におすすめです。
アドワン-電動歯ブラシ(5,990円)
子供用替えブラシがあり家族みんなで使える
非常にスタイリッシュで、洗面所に置いておくだけでインテリアの一部としても活躍してくれそうですね。ヘッド部分は138ミリの通常サイズに加えて110ミリのSサイズも販売されています。さらに色も白と黒の2色から選ぶことができるので、父は黒のL、娘は白のSというふうに使い分けるのも楽しそうですね。替えブラシは1本216円で販売されていてとてもリーズナブル。家族4人で3ヵ月に一度交換したとしても年間の維持費は3,500円程度です。
さらに、UV除菌機能がついていて、歯ブラシ内の細菌の繁殖をおさえることが可能。充電後約5分間で99.9パーセントの除菌効果があり、使用時にはいつでも清潔な歯ブラシを使うことができます。防水機能も備わっており、30分程度水に浸っていても大丈夫ですよ。子供も含めた家族全員で使うのに適しています。
Kivos-子供用超音波歯ブラシ(5,280円)
3段階のスピード調節で赤ちゃんの歯も磨ける
歯が生えそろった赤ちゃんの歯みがきは保護者の悩みどころの1つです。赤ちゃんの歯や歯茎を優しく磨くことができるのがこちら。歯茎をマッサージするソフト、歯の表面を磨き上げるホワイト、磨きにくい場所の歯垢をとり除くノーマルの3種類のブラッシングモードが選べます。歯ブラシの全長が20センチでとてもコンパクトなので、小さな子供が使うのに適したモデルです。
さらに振動の強さを2段階で調節でき、スローモードは32000回/分、高速モードは38000回/分で高速振動し、頑固な歯垢もしっかり落とします。またUSB充電機能があり携帯ケースも付属品としてついているので、外出時も持ち運びが可能。超音波歯ブラシとしては安価なので、あまり難しい機能はいらず値段も落としたい、という方にもおすすめです。
シャオミ-超音波歯ブラシ(5,890円)
シンプルなデザインで手になじみやすい
非常にコストパフォーマンスに優れているのがこちら。白に統一されたスマートなフォルムで清潔感があります。機能面も優れ1分間に31000回の高速振動で歯垢を押し流してくれます。美白モード、舌クリーニングモードなどのブラッシングモードも選ぶことができ、歯と歯茎をソフトに磨いてくれる初心者モードも搭載。超音波歯ブラシを使いこなせるようになるまで初心者モードで練習するのがよさそうです。
スマートフォンメーカーらしくアプリとの連動も可能です。歯みがき時間の履歴を確認することができ、モチベーションアップにもつながりそうですね。複数の人の歯みがき記録を管理できるので家族全員で使えます。スイッチ部分はつなぎ目がなく、水や歯みがき粉が流れて本体の隙間にたまってしまうこともありません。グリップはすべり止めがついていて小さい子でも問題なく使えるデザインになっています。
正しい磨き方を教えてくれるおすすめの超音波歯ブラシ
フィリップス-ソニッケアーダイヤモンドクリーン スマート(43,670円)
アプリ連動で正しい磨き方や強さをお知らせする
超音波歯ブラシのヘッドとハンドル部分、そしてソニッケアーアプリが連動し、毎日の歯みがきをサポートしてくれます。位置センサーによってまだ磨いていない箇所が光り、磨くと光が消えていくのでゲームのように楽しくブラッシングができますよ。強く磨きすぎたときは加圧防止センサーがお知らせし、また腕を動かしすぎている場合も指摘してくれます。
ブラッシングモードは5種類、パワーは3段階で調節が可能で、自動的に自分に合ったレベルに設定してくれます。そしてもちろんソニッケアーシリーズの特徴である強力な超音波振動で、歯茎を傷つけることなく歯垢だけを浮かせます。歯みがきレベルを向上させたい方や、たくさん機能は欲しいけれど使いこなせるか不安という方にぴったりの商品ですね。
フィリップス-ソニッケアーダイヤモンドクリーン(15,500円)
5つのブラッシングモードとタイマー機能で磨きすぎを防ぐ
歯をゴシゴシ磨く習慣がついていて歯や歯茎を傷めてしまいがちという方に適したモデルです。清潔モード、色素沈着モードなど5つのブラッシングモードがあり、歯茎に刺激を与えず歯垢だけをからめとるディープクリーンモードも搭載されていますよ。また一定の間隔で音が鳴り、一瞬振動が止まるので、口の上下と左右4ヵ所を均等に磨くことができ、磨きすぎを防ぎます。
1秒に31000回の高速振動で手磨きの約10倍の歯垢除去力が期待できます。力を入れすぎることなくツルツルの気持ちのいい歯を手に入れることができるでしょう。超音波歯ブラシに違和感なくなじめるよう、使い始めの振動は弱く、14回かけて通常の動作になるよう設計されています。
ブラウン-オーラルBジーニアス9000(27,060円)
磨いている箇所を察知して磨き残しをガイドする
オーラルBの最上位モデルがこちら。人工知能(AI)がリアルタイムでどの歯を磨いているかを検知し、数千人のブラッシングデータをもとに磨き残しや磨き方のクセを指摘してくれます。オーラルBの歯ブラシは先端が小さな丸ブラシになっていて、上下と左右両方の高速振動により歯垢を叩いて浮かします。曲線のある歯の根元までブラシが届くので磨き残しを防ぐことができますよ。
上下振動は48000回/分、左右振動は10500回/分で上下の動きが歯垢を叩き、左右の動きが浮き上がった歯垢をこそげとります。モードの表示やバッテリー残量はLEDで表示される近未来的なデザインで、最新の機種を試してみたいという方におすすめです。
Proscenic-超音波振動歯ブラシ(5,980円)
毎日の習慣にあわせてブラッシングモードをカスタマイズできる
どの程度磨き上げたいかという好みは人それぞれ。自分の歯みがき習慣に合わせてブラッシングの強さや磨き方を自由に設定できるのがこちらです。アプリに連動できるタイプとしては非常に安価ですが、ブラッシングモードは5段階に分かれており、壁掛け充電機能やUV除菌機能など便利な機能が満載。いろんな機能を試してみたいけれど値段は抑えたいという方にぴったりですね。
超音波歯ブラシの振動は1秒間に42000回で、水と歯みがき粉の泡を利用して歯垢を一気に洗い流します。またブラシの毛先がW状に段差がつけられていて、歯の表面部分と隙間部分両方に毛先を当てることができます。どんな場所の歯垢も効果的に除去してくれるでしょう。
まとめ
機能の高さと使い心地の良さを両立する超音波歯ブラシがおすすめ
超音波歯ブラシを選ぶ際に最も大切なのは使い心地が良いかどうか、ではないでしょうか。振動数が高いものほど高い歯垢除去力が期待できますが、その分価格も高くなりますし高機能なものはサイズが大きくなりがちです。いくら機能が優れていても使いにくければ歯みがきが面倒くさくなってしまうかもしれません。ですから、超音波歯ブラシを選ぶ時はお好みのブラッシングモードや強さが選べるものを探してみてはいかがでしょうか。今回は超音波歯ブラシについて、人気のブランド名をあげながら詳しく解説しました。ぜひ皆さんも、毎日の歯みがきが楽しめる超音波歯ブラシを見つけて下さいね。