最近なんだか寝苦しかったり、寝ている最中に布団が邪魔に感じたことはありませんか?もしかすると、それは布団があなたに合っていないのかもしれませんよ。自分に合った掛け布団を見つけるのは、健康管理のためにとても重要です。しかしそうは言っても自分に合った布団の探し方なんて分からない、という方が多いでしょう。この記事では、自分に合った掛け布団を探す方法や、目的別におすすめの掛け布団を紹介しています。掛け布団を選ぶのに必要な情報を網羅しているので、これを読めばあなたに合う掛け布団がきっと見つかるはずです。ぜひ最後まで目を通してみてください。
寝心地の良い掛け布団の特徴
素材は綿の掛け布団がおすすめ!
寝心地のいい掛け布団を選びたいなら、素材は綿がおすすめです。綿は通気性に優れ肌触りがよく、また汗をよく吸収してくれるところもおすすめのポイントですね。人は寝ている間に200~600㏄ほどの汗をかくといわれています。故に汗を素早く吸収するかどうかは、快適な布団を選ぶために必要な要素でもあるのです。
季節毎に適したキルティングを選ぶのもポイント!
季節によって、適した中綿を選ぶのもまた重要です。中綿には様々な種類が存在し、それによって特性や実感できる効果が異なります。例えば汗をかきやすい夏は綿を、寒くて布団を多く用いる冬は羽毛を、といった具合ですね。詳しい中綿の特性や掛け布団の種類については、以下で紹介するので参考にしてみてください。
掛け布団の種類
羽毛布団(軽量かつ保温性に優れている)
羽毛布団とはその名の通り水鳥の羽を中綿の素材として作られた布団のことです。特にダウンという、タンポポの綿毛のような細かい羽毛が50%以上使われているものを指してそう呼びます。このダウンが豊富なものほど温かく上質な羽毛布団だとされていますが、中には粗悪品も多く、選び方が難しいのが難点でしょう。
羽毛布団の特徴を一言で述べるなら、欠点がないバランス型と言えるでしょうか。素材が羽であるため非常に軽く、なおかつ保温性に優れています。また非常にメジャーで出回っている数も多いので、比較的入手も簡単なことや、ほぼ年間を通して使用できる使い勝手が良いので、誰にでもおすすめできる布団です。
綿布団(汗を素早く吸収)
綿布団とは、中綿の素材に綿を使って作られた布団のことです。最近では少なくなってきましたが、2~30年前までは布団といえばこちらが一般的だったといいます。中綿が綿だけでは布団そのものが重くなるため、最近ではポリエステルなどの他の素材を混ぜた綿布団も存在しているようでした。
綿布団の特徴は、吸湿性の高さと回復力の高さにあります。人は寝ている間に汗をかきますので、吸湿性の高さは布団選びの重要な要素です。綿布団はこの吸湿性に優れる上に、打ち直しによって長期間の使用が可能になる回復力が魅力ですね。ベッドではなく布団で寝ている人や汗っかきな人に向いている布団といえます。
ポリエステル布団(安い上に清潔感を保てる)
中綿に天然の綿ではなく、化学繊維などの人口の繊維を綿状にして詰めて作られたのがポリエステル布団です。天然の綿に比べて嵩が高く、軽くて清潔なのが特徴ですね。また繊維そのものが強いので、他の布団に比べて綿ぼこりが発生しません。アレルギーや喘息持ちの人におすすめでしょう。
この布団の魅力は、その手ごろさにあります。価格帯で言ってしまえば羽毛布団とは天と地ほども差があり、また自宅で洗濯できるのでいつでも清潔なまま使えるのが利点でしょう。反面、保温性や吸湿性といった布団の性能は上記したものには劣るので、とにかく価格重視な人向けの布団ですね。
掛け布団の選び方
まずは保温力の高さで選ぶ
寒がりな人はとにかく保温力の高い布団がおすすめ
布団とは就寝時に人の体を保温するためのものです。故に保温力の高さを目安にすると選びやすいでしょう。例えば寒がりな人などは保温力が高い羽毛布団、それもダウンの使用比率がより高いものを選ぶとよいですね。ダウンは羽毛の中でも空気を含みやすく、それだけふっくらと嵩が増すので保温力が高くなります。
寒い地域に住んでいる人は程よい保温力の布団がおすすめ
寒がりではないが気候的に寒い日が多い、という人にはあまり保温力が高くない布団を選ぶことをおすすめします。本人があまり寒がりでないのに保温力の高い布団を選んだ場合、布団をかけると暑い、しかし布団から出ると寒い、ということが起こり得るからです。結果的にその状態を繰り返し寝不足に繋がるので注意して下さいね。
布団の軽さで選ぶ
寝返りがうちやすいかどうかが重要
もし今の布団で眠りにくいと思っているならば、もっと軽い布団を選ぶことをおすすめします。重い布団は寝返りがうちにくく、疲れが取れないばかりか余計に蓄積させてしまう原因にもなり得ます。その人に合った布団の重さの目安は、しっかり首までかけた状態ですんなり寝返りがうてるかどうかです。
でも、重い布団には快眠効果があるのでは?
コロラド州立大学のテンプル・グラディン博士によると、ある程度重い布団のほうが快眠を誘う、とのことでした。その人に合った布団の重さの目安は、おおよそ体重の10%ほどで、身体に密着するような布団を選ぶといいそうです。布団は軽ければいいわけではなく、自分に合った重さの掛け布団を選ぶ必要があるというわけですね。
掛け布団の人気ブランド
ニトリ
日本の家具事情を変えた革新的人気ブランド
低価格の家具ブランドとして有名なニトリでは、掛け布団も多く扱っています。店舗数も多く価格もリーズナブルなので、今すぐに布団が欲しい人にはおすすめです。
困ったときに選べば間違いなし
ニトリの最大の特徴は、品質・価格・ブランド・手軽さの4つを満たした、バランスの良さにあります。特にこれといって拘りはないが、とにかく布団が欲しい人にはまず最初に検討してほしいブランドです。
西川産業
言わずと知れた国内最大手の寝具メーカー
西川産業は、国内最大の老舗寝具メーカーであり、その歴史は遡れば400年以上にもなるといいます。非常に高品質で希少な布団も取り扱っていますので、とにかく良い布団が欲しい人はここがおすすめです。
最大手ゆえの安心の高品質
西川産業の良さは、なによりも大手ゆえの安心感、ハイクラスな布団の取り揃えの2点に尽きるでしょう。特に選ぶのが難しい羽毛布団などは、ここで買えば間違いはないと言われるほどに信頼があります。
東レ
日本最大級の繊維製造メーカー
東レは国内でも有数の合成繊維メーカーで、特にナイロンやアクリル繊維などが有名です。そのためポリエステル布団などは大変定評があり、高品質な洗える布団を探している人にはピッタリなブランドですね。
洗える布団が欲しいならココで決まり
東レは上述したように化学繊維のメーカーですので、ここは洗える布団が非常に高評価なのが特徴ですね。まるで羽毛のように軽く、弾力と保温力に優れるさまは、とても化学繊維とは思えないと評判でした。
日本寝具通信販売株式会社
知る人ぞ知る国内産の穴場ブランド
日本寝具通信販売株式会社は滋賀県に籍を置く、寝具や羽毛布団の通信販売の会社です。国内の工場で製造された自社オリジナルの羽毛布団は、知る人ぞ知る隠れた名品とも言われています。
通販で寝具の購入を考えている人向け
忙しくて時間がない人にこそ、ここの商品をおすすめします。通販で布団を買うのはあまり一般的ではありませんが、ここは購入者の評判がかなり良く、大手通販サイトでも上位にランクインするほど人気だからです。
羽毛布団のSNOEMAN
無冠の高品質羽毛布団ブランド
amazonや楽天などの大手通販サイトで主に活躍している羽毛布団の製造メーカーです。名前こそ有名ではないものの世界中の大手一流企業に商品を納入するなど、しっかりとした実績があります。
大手にも引けを取らない高機能・高品質さ
名前こそ有名ではないものの、ここの羽毛布団は徹底した品質管理と厳格な製造によって、国内のあらゆる機関で認証を受けている信頼の高さが特徴ですね。ブランドよりも品質重視の人におすすめです。
保温力で選ぶおすすめの掛け布団
株式会社伊藤清商店-羽毛掛け布団 (16,800円)
ポ-ランド産の羽毛を使って作られた布団です。ダウンの使用率も高く、より保温力が高い仕様となっています。嵩高が高めで厚みもありますが、布団そのものがキルト状になっているので動きが出て体にフィットしやすいです。
またこの布団には認定検査機関が発行する、ロイヤルゴールドラベル、という品質保障のラベルも付いています。重量も1.2kgと軽いので、女性やお年寄りにもおすすめです。
昭和西川-西川マザーグース羽毛布団 (34,999円)
羽毛の中でもトップクラスとされる、マザーグースが使われています。原産地は吉林省産ながらダウンの使用率は93%と高めですね。また綿100%の生地が使われており、通気性がよく湿気がこもりにくいのも特徴です。
羽毛の洗浄も1500mmという最高レベルで行われているので、羽毛特有の嫌な匂いもしにくくなっています。鼻が敏感な人や高品質な布団が欲しい人にピッタリでしょう。
西川産業-東京西川羽毛布団 (53,999円)
ウクライナ産のマザーグースで作られた羽毛布団です。羽毛は寒い地方のものほど保温力が高いとされているので、温かい羽毛布団を探している人にはうってつけの商品でしょう。
加えてこの布団は使われている生地が白無地なので、カバーに布団生地の柄が透けることがありません。薄い生地や淡い色合いのカバーでも使いやすいのが嬉しいところでしょう。
株式会社ビックアイ-真綿布団ソレイユ (32,000円)
100%シルクで作られた純粋な真綿布団です。表面の生地はもとより、裏地・中綿もシルク100%と贅沢な仕様となっています。滑らかな手触りはカバーを付けずに使いたくなるほど素晴らしいものですね。
繊維そのものが非常に丈夫なので綿ぼこりが出にくく、また体にぴったりとフィットするので熱を逃がしにくく安眠効果が期待できます。寝具には拘りたい人や高級仕様の布団が欲しい人におすすめです。
タンスのゲン株式会社-日本製羽毛布団 (19,800円)
ホワイトダックダウンを93%も使用した布団です。ダウンパワーが400もあるので、とても保温力がありそうですね。使われているダウンはダックとはいえ成熟した大人のものですから、価格に対して保温力は十分と思われます。
またアレルGプラスという花粉やダニ、ハウスダストに反応して無効化する特殊加工も施されています。アレルギーや喘息の人も安心して使えそうですね。
家庭で洗えるおすすめの掛け布団
東レ-日本製ザブザブ洗える布団2枚合わせ (7,980円)
東レ製の丸洗いできる布団になります。洗濯機で普通に洗えるので、常に清潔で安心ですね。素材も生地もポリエステルながら、カバー止めが8箇所も付いているのでずれにくくなります。
また布団の淵部分に中綿を入れて縫い合わせているので、洗っても偏りにくいなどの細かな気配りもうれしいポイントです。アレルギーや喘息持ちの人は必見の掛け布団でしょう
ふとん工場サカイ-ウォシュロン洗える掛布団 (4,999円)
丸洗いできるうえに速乾性にも優れた布団です。中央が空洞になっている特殊な中綿を使用しているため、軽さと速乾性、通気性に優れ、通常の洗える布団に比べると嵩が高くてしっかりとした作りになっています。
また超平滑化コーティングという特殊な加工を施しており、摩擦が少なくへたりが起こりにくいので繰り返し洗えます。きれい好きな人や洗濯に時間が取れない人には持ってこいでしょう。
東レ-日本製洗える掛け布団 (3,980円)
東レのft綿という羽毛タッチな化学繊維で作られた掛け布団です。羽毛に近い使い心地を再現しながらも洗えるので、羽毛特有の臭いやほこりの心配も少なくて済みますよ。
洗える清潔な布団が欲しいけれど温かさや軽さも欲しい、そんな人にはピッタリな布団です。厚みもあって1枚でも暖かく、またロングサイズなので背が高い人でも足が出にくく、ゆったり眠れますよ。
タカトシ物産-洗える布団ダウンエッセンス2枚重ね布団 (21,750円)
蚕の繭のような、粒状の繊維を中綿として作られた布団です。粒状といっても繊維が絡み合っているので偏りにくく、空気を多く含むので保温性も高くなります。
また2枚重ねなので季節によって1枚で使うなどの使い勝手の高さも魅力です。縁にボタンが8か所も付いているので、取り外しも非常に簡単ですよ。オールインワンで済ませたい人におすすめな掛け布団でしょう。
東レ-やわらか羽毛タッチ 肌掛布団 (3,980円)
東レが開発したftα綿という素材を中綿にした布団です。上で紹介したものと素材そのものは似通っていますが、こちらはデザインと柄、厚さなどが異なります。
こちらは縫い目がブロック状になっているのでより中綿の偏りが起こりにくく、また柄も無地なので幅広いカバーに対応できます。またこちらは少し薄めの布団なので、春や初夏までの季節向きの布団でしょう。
ニトリで選ぶおすすめの掛け布団
ニトリ-春・夏・初秋に最適な薄掛け布団 (1,990円)
ポリエステル100%のうす掛け用布団です。外側の生地・中綿のすべてがポリエステルの、典型的なポリエステル布団ですね。布団としての機能性はそこまで期待できないかもしれませんが、その分安価ではあります。
また素材の特性上洗濯機で洗うことができるのも魅力のひとつです。しかし上記した商品のように偏りまでは配慮されていないようなので、ネットは必須でしょう。とにかく安い布団が欲しい人向きですね。
ニトリ-肌ふとん (1,990円)
ニトリの冷感生地で作られた布団になります。夏などの暑い時期にはぴったりですね。布団の表地は通常の布地と変わらないのですが、裏地のみ毛糸織のような作りになっています。
実際にヒンヤリとするわけではないようですが、生地の作りのために通気性がよくなり、その結果冷感を生むようですね。またリバーシブルなので、裏地が肌に合わない場合は裏返して使うこともできます。
ニトリ-肌ふとん シングル (999円)
パイル織の薄手の布団です。水分の吸収が良く、寝汗をよく吸収してくれるのが特徴ですね。ポリエステルの安価な布団であるため、特にこれといって特筆すべきところがないのが残念なところです。
しかしそれだけに圧倒的にリーズナブルで、ここで取り上げた商品の中では最も安い価格の布団ではあります。洗濯することも可能なので、とにかく安くて使いまわせるものが1枚ほしい人にはピッタリでしょう。
ニトリ-洗える羽毛肌ふとん (5,990円)
ホワイトダックダウンを50%使用した羽毛布団です。羽毛であるにも関わらず、洗濯できる珍しいタイプの布団になります。生地はポリエステルが使われているので、夏場でも涼しく使うことができます。
ダウンパワーが低く厚みもないので冬に使うには適さないですが、洗濯が可能なので寝汗を多くかく夏でも清潔に使えます。夏でも羽毛布団を使いたい人にはおすすめでしょう。
ニトリ-吸湿・放湿性に優れた温度調整掛ふとん (7,990円)
季節や温度によって布団内部の湿気を調節してくれるので、非常に便利で使いやすいのが魅力です。かさばる寝具をなるべく少なく済ませたい人はぜひ使って見てほしいですね。
安さで選ぶおすすめの掛け布団
布団と寝具専門店カラーズ-ふわっと軽い掛け布団 シングル (1,999円)
抗菌防臭綿マイティトップⅡを中綿にして作られた掛け布団です。匂いやダニ、細菌の繁殖を防いでくれるので衛生的ですね。綿ぼこりなども発生しにくく、アレルギーの人も使いやすいのが魅力でしょう。
軽すぎず重すぎないちょうどよい重さが、快適な睡眠を得るのに役立ちます。価格の割に機能的なので、そこまで寝具に予算を割けない人でも手が出しやすいといえます。
タンスのゲン株式会社-日本製羽毛布団 シングル (9,999円)
ホワイトダックダウンを90%使用した羽毛布団になります。ダウンパワーは350とそこそこではありますが、シルバーラベルを取得していることなどを考えるとこれでこの価格はお買い得といえるでしょう。
またアレルGプラスの技術を用いているので、羽毛特有の臭いもしにくく、抗菌作用がある点も魅力的です。そこまで寒がりでないのであれば、匂いもなく高品質なのでおすすめですよ。
東レ-中空綿 掛け布団 (3,290円)
東レの中空ポリエステルを中綿にした布団です。繊維の中央が空洞になっているので、非常に軽く、空気を多く含むので保温性も出やすいのが特徴ですね。綿布団の欠点でもある重さと保温性を改善したともいえます。
綿布団が好きだが重くて体に合わない人や、もう少し保温性が欲しいと思っている人にはうってつけの商品でしょう。価格もリーズナブルなので、新社会人などにもおすすめしたい布団です。
エムール-掛け布団 シングルサイズ (3,240円)
薬品を用いない安全な防ダニ生地で作られた布団です。安全性が高いのでアレルギーの人でも使いやすくなります。クラッセゼロ生地という、非常に高密度な繊維で隙間なく織られているため、ダニが通過することができません。
ダニの通過率は0%とという驚異的な数値で、洗濯を繰り返してもそれは変わらないといいます。素材がポリエステルなのでシワにもなりにくく、この価格でこれだけの機能性はかなりお得でしょう。
モフア-エクストラダウン あったか 洗える掛け布団 (4,380円)
マイクロファイバー繊維とポリエステル繊維を中綿にした布団です。化学繊維であるにもかかわらず、羽毛並みの保温力を実現させています。非常に嵩があり、ふっくらとした触感ながら、羽毛のように匂いがありません。
また冬用のふっくらした布団であるにもかかわらず、非常にリーズナブルなのが最大の魅力でしょう。暖かい布団が欲しいけれど羽毛の臭いが苦手な人や、安くてよい布団が欲しい人にぜひ使ってほしい商品ですね。
まとめ
どうだったでしょうか。自分に合った掛け布団は見つかりましたか。見つからなかったとしても、どのようにして探せばよいのかは分かったのではないでしょうか。掛け布団といってもかなり種類が存在し、温度調節機能など、今までになかったタイプの掛け布団も出回るようになってきました。人生の3分の1を占めるともいわれる睡眠のための必須アイテムなのだから、妥協せずに、拘って選んでいきたいですね。