クロスバイクと聞いてすぐにどのようなものかイメージできる人はまだまだ少ないでしょう。一般的なシティサイクルよりも軽快に街を走れるクロスバイクは、通勤や通学時の気分転換になると近年じわじわと人気を高めています。またフォルムがスタイリッシュで見た目がカッコいいのも人気の理由です。今回は、おしゃれに街乗りできるクロスバイクをご紹介します。生活習慣をがらりと変えるクロスバイクを探している人は、是非チェックしてみてくださいね。
クロスバイクの特徴
オフロードとオンロードの中間的な自転車
舗装された道路も軽快に走れるクロスバイクは、ロードバイクのような乗り心地を実現します。それでいてロードバイクよりもリーズナブルな値段で手に入ることも魅力の1つ。ロードバイクの価格帯がおよそ20万円前後なところ、クロスバイクの価格帯はおよそ5~10万円なので、手軽に楽しむことができます。
細いタイヤで街中も軽快に走れる
クロスバイクは舗装された道路を走るのに向いています。一般的なクロスバイクのタイヤ幅は28Cと、いわゆるママチャリよりは細いのですがロードバイクのように細すぎないので、安定感のある走りができます。凸凹道の多い日本の道路を走るのに最適なスタイルといえるでしょう。ちなみに「C」という単位は、タイヤの太さを表します。この28Cは28ミリ(2.8cm)に置き換えることができます。
クロスバイクの種類
サスペンション付き(衝撃を吸収できる)
クロスバイクには前輪をはめている部分にサスペンションが付いているものがあります。サスペンションにはバネが内臓されていて、ガタガタ道でも衝撃を吸収しやすくなっています。自転車やバイクにもよく使われ、走行をスムーズにさせています。
振動をやわらげてくれるサスペンション付きのクロスバイクですが、舗装された道でもサスペンションが作動してしまいバイクの動きが重くなることもあります。しかし衝撃を吸収してくれるので、お尻が痛くなりにくいというメリットもあります。長時間乗るならサスペンション付きが楽ですよ。
ディスクブレーキ付き(制動力が強い)
ディスクブレーキのついたクロスバイクは強力なブレーキングが可能です。従来のクロスバイクでは、車輪の周りの部分にブレーキを当てて止めるVブレーキが主流でした。代わってディスクブレーキは、車輪の中心部分に部品を当てて速度を落とすブレーキです。
ディスクブレーキを使用したクロスバイクは、普通の自転車だとブレーキの効きにくい雨の日に最適。雨の日にクロスバイクでスピードが出てしまっても、ディスクブレーキ付きなら安心です。見た目がスタイリッシュなディスクブレーキ付きのクロスバイクは、かっこよく街を乗り回せますね。
折りたたみ機能付き(持ち運びに便利)
クロスバイクは長距離の移動などで持ち運ぶことも多いもの。そんなときに活躍するのが折りたたみ機能付きのクロスバイクです。電車や車で持ち運びすることを考慮して、折りたたみが簡単なクロスバイクや軽量なクロスバイクが取り揃えられています。
走行性が良く持ち運びしやすい折りたたみ機能付きのクロスバイクは、頻繁に移動しながら使用したい人におすすめです。また、使わないときにはコンパクトに収納できるのもうれしいポイント。折りたたんでしまえばとても小さく省スペースになるので、置いておく場所に困りません。
クロスバイクの選び方
体に合ったサイズを選ぶ
股下に余裕のあるサイズ選びがポイント
クロスバイクのフレームを選ぶときは、まず身長を計りましょう。身長が164~177cmの場合で17.5インチが目安になります。サドルの高さは乗ってみたときの感覚が大事なので、できるだけ実際にまたいでみるようにしましょう。サイズを誤ると乗り降りがしにくくなります。またいでみて股下にこぶし1個分が入るくらいの余裕のある高さが最適ですよ。
サイズ展開の豊富なクロスバイクなら安心
クロスバイクには、サイズ展開が少ないものから豊富なものまでさまざまな種類があります。サイズがハッキリしない場合は、はじめからサイズ展開が豊富なものを選ぶと失敗がありません。サドルやハンドルの位置は変えられるので、適正身長が自分に合っているかだけは確認しておきましょう。
フレームに使用されている素材で選ぶ
軽さにこだわるならカーボンフレーム
圧倒的な軽さを誇るのがカーボンフレームです。カーボンは衝撃吸収性にも優れているので、長時間乗っていても疲れにくいというメリットがあります。カーボンフレームは10万円~20万円する高価な素材ですが、近年では徐々に価格が下がっているのがカーボン。一生もののクロスバイクを探しているならおすすめです。
コスパで選ぶならアルミフレーム
種類によってはカーボンと変わらないくらいの軽さを誇るのがアルミ。アルミをフレームに使うことで、スポーティーな走りが叶えられます。カーボンほどの乗り心地の良さはないものの、5~8万円と手頃な値段で手に入るので通勤通学で利用したい人におすすめの素材です。
クロスバイクのおすすめブランド・メーカー
ジャイアント
世界中から愛される自転車メーカー
ジャイアントは台湾で生まれた自転車メーカー。クロスバイクの他にも様々な自転車を販売し、人気を集めています。クロスバイクは通販はされていませんが、アルミボディの軽量タイプが人気。価格の割に高性能なクロスバイクを提供しています。
トレック
オリジナルのカーボンが人気
トレックはアメリカを拠点とした自転車メーカーで、商品がプロのロードレースにも使われています。プロのレースで培った製造技術を元に、安定感のあるクロスバイクを提供。独自開発のカーボンフレームは、軽くて乗り心地が良いと好評です。
ビアンキ
設立130年を誇るイタリアの老舗メーカー
ビアンキはイタリアの職人が作っているフレームの色が特徴。チェレステカラーと呼ばれるフレームの色は、毎年見える空の色に合わせて微妙に変化しているそうです。フレームの中にワイヤーが内臓されているクロスバイクなど、おしゃれなデザインのクロスバイクを取り揃えています。
リグ
直販により低価格を実現したメーカー
リグはネットショッピングなどでよく見かけるブランドです。価格以上の品質の良さが人気です。リグが低価格を実現できるのは、メーカーから直接販売されているから。低価格でも他のメーカーに引けを取らないリグのクロスバイクは、軽量なものが特に人気があります。
おすすめ&人気のクロスバイクランキング
初心者向けでおすすめのクロスバイク
グラフィス-クロスバイク(18,800円)
1台目に最適なオールマイティーなクロスバイク
2017年の楽天年間クロスバイクランキング1位を獲得したクロスバイクです。男性でも女性でもしっくりくるおしゃれなデザインのクロスバイクは、心地よい風を感じながら優雅に走行することができます。
クロスバイクが気になっているけどどれにしようか迷っている人は、まずはグラフィスのクロスバイクがおすすめです。6段の変速ギア付きで、坂道でもスピーディーな走りが体験できるでしょう。1年間の保証が付いているところもうれしいですね。
アニマート-サーフィー(18,800円)
とことん気軽に楽しめる
細見のボディがスタイリッシュな26インチのクロスバイクです。シマノ製の7段変速ギア付きで、心地良い走りが体験できるでしょう。サドルの高さは79~93.5cmとなっているので、股下が約76cm以上の人なら乗りこなすことができるはずです。
アニマートのサーフィーは気軽に楽しめることが特徴。街乗り用に1台欲しい人におすすめです。ハンドルやペダルなどは自分で組み立てる必要がありますが、その分価格が安くなっていると考えれば満足できますね。
ATB-クロスバイク(27,739円)
鍵とライトが標準装備されたスタイリッシュモデル
シマノ6段変速を搭載したスタイリッシュなクロスバイク。サドルの下に隠された鍵が後輪につけられるところやLEDライトが夜に光るところなど細かな工夫がうれしいクロスバイクです。ライトがバッテリー式なのでペダルが重くならないところもうれしいポイントです。
乗りやすさに工夫が凝らされたATBのクロスバイクは、そろそろママチャリに飽きてきた人におすすめです。重量は15kgと比較的軽量で段差の多い場所でもスムーズに走行できるので、スピーディーな走りができます。
Airbike-クロスバイク(17,800円)
5年間の修理保証付きで安心
国内メーカーAirbikeのクロスバイクは保証がしっかりしているうえに、プラス8,000円で完成品を送ってくれるというサービスが付いています。クロスバイクの購入が初めてで組み立てに自信がない人に最適なクロスバイクですね。
Airbikeのクロスバイクは、独特のフォルムが特徴。楕円上のエアロフレームになっていることで、風の抵抗を受けずにスピーディーな走りを実現します。シマノ製の7段変速ギア付きなのもうれしいポイントですね。
FORTINA-クロスバイク(22,896円)
ハイセンスなデザインと機能性を合わせ持つモデル
FORTINAのクロスバイクは累計3,000台を突破した人気の高いクロスバイクです。本格的な見た目と乗り心地を兼ね備えたモデルです。高さが調節できるハンドルにはアルミ素材を使用しているので、ボディ全体が軽くなっています。
ユニバーサルテイストのスタイリッシュなクロスバイク。本格的なクロスバイクをリーズナブルな値段で手に入れたい人におすすめです。別売りでオプションパーツも販売されているので、自分好みにカスタマイズして使えますね。
通勤・通学におすすめのクロスバイク
ビアンキ-カメレオンテ1(59,616円)
なめらかな形状が美しい2018年モデル
フレームには、ビアンキオリジナルのアルミ素材を使用しています。タイヤのサイズはクロスバイクとしては標準の28C。タイヤが細すぎずちょうど良いので、ガタガタせずにスピードが出しやすいでしょう。
シンプルでスタイリッシュなクロスバイクを探しているならビアンキのカメレオンテ1がおすすめ。変速ギアも付いているので10km以内の通勤通学に使うのにも最適です。王道のクロスバイクでかっこよく通勤通学ができそうですね。
ビアンキ-ヴィアブレラ(84.240円)
ユニークなクラシックデザインが人気
他のビアンキのクロスバイクとは一風変わった表情を持つのがヴィアブレラ。フレームの形はビアンキの初期のロードバイクのようなカクカクとしたデザインです。2019年モデルはフロントギアーが1段になり、軽量化されたことにより従来より走りやすくなりました。
ハイエンドなデザインが特徴のヴィアブレラ。少し奮発して通勤通学に長く使えるクロスバイクを探している人におすすめです。タイヤが細い設計なので、ガタガタ道の少ない舗装された道路で走るのに向いています。
フェルト-ベルサスピード40(58,125円)
スポーティーなドイツ製クロスバイク
究極の走行性を追求した2019年モデルです。チュービングの魔術師といわれるジム・フェルトが作り上げたクロスバイクは、ディスクブレーキ搭載でスピードが出ても安心。さらにタイヤは32Cと太めなのでガタガタ道も重いのままに走れます。
ロードバイクに負けない走行性を叶えたベルサスピード40は、長時間走行していても快適なように設計されています。通勤通学はもちろん、スピードを出して長旅をしたい人にもおすすめ。長い時間継続して乗ると、ベルサスピード40の快適さに満足できるはずです。
マジー/マジィ-フィクスドウノライザー(63,720円)
伝統的なクロモリフレームが特徴
溶接が美しく、多くの人が魅了されるのがクロモリフレーム。クロモリは長年乗り続けられる耐久性や振動吸収性があり、重さはあるもののクロスバイクにも適したフレーム素材です。フィクスドウノライザーにはクロモリフレームが使われ、しっかりと耐久性があるところが人気です。
フィクスドウノライザーには変速ギアが付いていません。その分クロスバイクの操作がしやすく、見た目にも美しくなっています。クセがなく長く愛用できるデザインなので、一生使えるクロスバイクを探している人におすすめです。
フジ-ラフィスタ(63,342円)
太めのタイヤでガタガタ道もスムーズに走れる
フジの2018年モデルラフィスタは、ディスクブレーキがスタイリッシュなクロスバイクです。タイヤのサイズは32Cとクロスバイクの標準タイヤサイズ28Cより太めの設計。舗装されていない道でも難なく走行が可能です。
コンポーネントはシマノのACERAで統一してあるので、万が一壊れたときの修理や日常のメンテナンスもしやすくなっています。軽量で高い耐久性を誇るアルミを採用し、使う素材にもこだわりが感じられます。
軽量でおすすめのクロスバイク
シボレー-コルベット(21,980円)
おしゃれなアルミフレームクロスバイク
アルミフレームが軽量化を実現したシボレーのコルベットは、重量なんと11.5kg。女性でも乗りこなしやすいと人気があります。レッドのタイヤリムがパッと目を引くデザインのクロスバイクは、乗ると周囲の人々の目線を釘付けにできるでしょう。
シボレーのコルベットは他の人とは一味違うクロスバイクを探している人におすすめ。軽量で進みやすいので女性にもおすすめです。デザイン性が高いだけでなく車輪も700Cと大きめなので、少しこいだだけでも進み具合が違います。
フジ-パレット(43,848円)
軽快な走りができる定番クロスバイク
フジのパレットはフレームがとても細く設計されているので、重さは10.5kgと軽量です。フレームに使われているアルミにはこだわりがあり、高い耐久性のあるものが厳選されています。快適に乗っているうちに新鮮な空気を感じられ、心地よいでしょう。
細いフレームで統一されたクロスバイクは、どんなシーンでもスタイリッシュに決まります。軽量なので移動もしやすく持ち運びにも便利。余計なものが付いていないシンプルな作りが、軽快な走りを生み出しているのでしょう。
ネクスタイル-クロスバイク(22,800円)
大きなリブが特徴の新感覚クロスバイク
ネクスタイルのクロスバイクの特徴は、なんといっても迫力のあるリムです。タイヤの周りにあるリムのサイズはなんと60mm。圧倒的なリムがスピードを出した走行に追いつき、力をかけずにそのままのスピードをキープしてくれます。
スピードを出しても安心な強力ブレーキを搭載したり、7段変速ギアが付いていたりと道でスピードを出しやすい工夫がされているのがネクスタイルのクロスバイク。早いスピードにも耐えられるので、高速運転がしたい人におすすめです。
LIG MOVE-クロスバイク(21,980円)
あらゆるシーンで活躍してくれる軽量クロスバイク
LIG MOVEのクロスバイクは通販で人気です。重量が12kgと軽量なのは、アルミフレームを使用しているから。ペダルにも丈夫で軽量なアルミを使用して、全体的に軽量に作られています。28Cのタイヤで、シティサイクルより軽快な走りが楽しめるでしょう。
チェーンやリムなど、ところどころにゴールドが使われていて高級感のあふれる仕上がりです。2万円程度とリーズナブルなのにスタイリッシュで街乗りに最適なので、ママチャリからのアップグレードを考えている人におすすめです。
LIG-クロスバイク(18,800円)
基本性能が備わったシンプルなクロスバイク
アルミフレームのLIGのクロスバイクは、重量12kgなので持ち運びに便利です。ディープリムが速度を上げ、Vブレーキ装備でスピードの制御ができるとクロスバイクの基本を抑えた一品。クロスバイクならではの軽快な走りが楽しめます。
ルックスにもこだわりを見せるのがLIGのクロスバイク。前輪のリムと後輪のリムの色が違うという斬新なスタイルは、見ている人の視線を独り占めするでしょう。他の人と同じものは嫌と考える人にぴったりのクロスバイクですね。
まとめ
クロスバイクではグラフィスのクロスバイクがおすすめ
今回は、フレームの素材により様々な乗り心地が楽しめるクロスバイクを紹介しました。デザインも豊富なので、自分にぴったりのデザインを探してみるのも楽しいですね。グリップが握りやすいグラフィスのクロスバイクは、通勤通学にも使えて疲れにくいのでおすすめ。通販で買えるクロスバイクもたくさんあるので、是非気になるアイテムをチェックしてみてくださいね。