ハサミは手軽に紙を切ることができる文房具です。しかしハサミでは切り口が曲がってしまうこともありますよね。そんな時におすすめしたいのがカッターです。カッターがあればきれいに紙を切ることができますよ。そこで今回は人気のカッターをランキング形式で紹介します。どんなカッターを購入するかで迷っている人は、是非参考にしてみて下さいね。
切れ味のいいカッターの特徴
刃が鋭く切り口がきれい
カッターは刃先が鋭く研磨されているので、切り口が非常にシャープ。ハサミでカットした時よりも切り口がきれいです。また定規をあてれば真っすぐ切ることができるので、直線に切りたい時はカッターがおすすめですよ。
刃を交換したり折ったりすることで切れ味をよみがえらせることができる
カッターは刃を交換することで、購入したての切れ味に戻すことができます。刃のみを買い足せばよく、非常に経済的です。またカッターの中には刃先を折り、手軽に切れ味を復活させることができるタイプもあります。
カッターの種類
白刃
切れ味が良く耐久性も高い
カッターの刃はどれも同じ様に思えますよね。しかしカッターの刃には白刃と黒刃の2種類の違う刃が存在します。白刃とは通常のもので、シルバー色の見た目をしているのが特徴。私たちが手にするカッターの多くは白刃を採用しています。
白刃の特徴は切れ味と耐久性のバランスの良さ。切れ味が良く、持ちも良いので長く使い続けることができます。いわばカッターにおける万能選手といったところです。そのため事務作業はもちろん、ちょっとした工作など幅広い用途に適しています。
黒刃
鋭角に研磨され切れ味がよりシャープ
黒刃は刃の色が黒いところが特徴。基本的には白刃と呼ばれる通常の刃と同じ合金工具鋼などの材質を使用していますが、黒刃は白刃よりも鋭角に研磨されています。尚、メーカーによっては特専黒刃のように呼ぶこともありあますよ。
黒刃の特徴は切れ味の良さです。使い初めの切れ味はや刃の切り込み具合は白刃よりも優れています。そのため作品をきれいに仕上げたい時などにおすすめです。しかし耐久性が低いため、小まめに刃を折ったり交換したりメンテナンスしてくださいね。
カッターの選び方
用途で選ぶ
多目的に使う時は刃幅9mmの小型
カッターは様々なシーンで活用できますが、用途ごとに適したサイズが違ってきます。そのためカッターを購入する前には、カッターを使用する目的は何であるのかを確認しておくと良いでしょう。たとえば普通紙や厚紙などを切るなど、一般的な使われ方をする場合は刃幅9mmの小型がおすすめです。またちょっとした工作程度ならば小型でも大丈夫です。
厚物切り作業用には刃幅18mm 以上の大型
段ボールなどの厚手の物を切る場合、小型ではパワーが足らず、時間が掛かってしまいます。そこで厚物切り作業には刃幅18mm 以上の大型を選ぶようにしましょう。大型は刃幅が広く丈夫なため、厚い物を切っても刃がすぐに欠けてしまうことも少なくすみます。大型のカッターは重大な事故につながる恐れもあるので、扱う時には十分注意してくださいね。
細かい作業をするならデザインナイフ型
デザインナイフは本体の先に刃が1枚だけ挟まれており、持ち手は丸みを帯びているのが特徴です。細身の彫刻刀のような外見です。持ち方は鉛筆やボールペンを持つときのように握り、細かい作業が得意。切り絵や消しゴムハンコなど、細かい線や曲線を切りたい時に便利です。通常のカッターではデザインナイフのように切れないので、細かい作業をすることが多い人はデザインナイフ型を1本用意しておくのをおすすめします。
刃の固定方式で選ぶ
ネジ式は刃をしっかり固定できる
カッターの刃を好みの長さに出してから、刃が動かないように固定する際、ネジを締めることで刃を固定するのをネジ式といいます。ネジ式の良さはしっかり刃が固定される点。強い力がかかっても安心です。そのため厚手の物を切る時はネジ式がおすすめです。またネジで固定してしまえば簡単に刃を出すことができないので、子供がカッターで勝手に遊んでしまうのを防げます。
オートロック式は刃の出し入れがスムーズ
ネジ式のように、ネジを締めたり緩めたりする動作が面倒に感じる人におすすなのがオートロック式です。オートロック式のカッターはレバーをスライドし好みの長さに刃を出し入れするだけで刃が自動的にロックされます。ネジ式のようにしっかり固定されるわけではありませんが、一般的な事務作業で使用する分には全く問題ありませんよ。
切り方で選ぶ
新聞のスクラップには1枚切りが便利
カッターの刃は非常に尖っており、重ねた紙をまとめて切ることができます。しかし新聞や雑誌の1ページのみを切り抜きたくても、他のページも切れてしまうのが厄介ですよね。そこで新聞のスクラップなどをする時には、1枚切りのカッターがおすすめです。1枚切りなら紙1枚だけ切り抜くことができるのでスクラップがはかどりますよ。
ミシン目カッターがあれば紙にミシン目を入れられる
ミシン目とは映画の半券などに施されている切り取り線のようなもの。まるでミシンで縫っているかのような切れ込みです。ミシン目があれば手で簡単に引きちぎることができるので何かと便利。催し物の入場チケットや食券などに活用できます。手作業では無理があるので、ミシン目を入れたい時は専用のミシン目カッターを使うようにしましょう。
円形に切り抜きたいならサークルカッター
カッターで円形を歪みなくきれいに切るのは難しいですよね。しかしサークルカッターがあればきれいな円形を簡単に切り抜くことが可能。円のサイズも調整でき、大きかったり小さかったりする円を作成できるので、様々な場面で役立ちます。歪みのないきれいな円を切りぬきたい人や、大量に円を切り抜きたい時は、サークルカッターを是非チェックしてみてくださいね。
持ち手部分で選ぶ
アーチ状になっていればしっかり握ることができる
カッターは切れ味だけではなく、握った時のフィット感も重要。できるだけ手に馴染むものを選ぶようにしましょう。尚、持ち手がアーチ状に曲がっている方が自然に手にフィットし、しっかり握ることができます。しっかり握れば大きな力が入りやすいので、段ボールのような大きな素材や、ベニヤ板のような硬い素材を切る時は持ち手がアーチ状になっているものがおすすめです。
ラバーグリップ付きなら滑りにくいので安全
カッター使用時にカッターが滑り、手や指を傷つけてしまうことは怖いことです。そこでおすすめしたいのが持ち手部分にラバー素材のグリップが付いているものです。ラバーグリップが付いていれば滑りにくく、作業中も力が入りやすいといったメリットがあります。特にDIYなど、大きかったり硬かったりする素材を扱う時は、カッターが滑って怪我をしないようにラバーグリップ付きのものを選んでおくのがおすすめです。
カッターのおすすめブランド・メーカー
オルファ
折る刃式のカッターナイフの生みの親
カッターをメインに製造している会社です。種類が豊富で、欲しいタイプのカッターをきっと見つけられるでしょう。また黄色いボディがオルファのカッターの目印。黄色は目立つので、道具箱の中でもすぐにカッターを見つけられます。
NTカッター
本格プロ仕様のカッターも取り扱う
オルファに引けを取らず種類の豊富さが自慢の会社です。文房具で使う一般的なものからプロが使うものまで、様々なカッターを取り揃えています。特に大型の品ぞろえが良いので工作好きは要チェックです。
コクヨ
刃に触れずに交換できる
刃に触れず交換できるモデルを製造。使う側のことを第一に考えられたカッターを手掛けています。そのためカッターには刃の交換など、切る以外の作業にも気を配れているのかを重視する人におすすめです。
スリーエム
曲線を描いているので握りやすい
スリーエムのカッターには持ち手部分に特徴があり、握りやすいようにアーチ型に曲がっています。そのためカッターをしっかり握りたい人におすすめ。アーチ型は手のなじみが良く、使用中にカッターが手から抜けにくくなります。
おすすめ&人気のカッターランキング
小型でおすすめのカッター
オルファ-刃折器+小型オートロックカッター(263円)
刃折器とカッターが合体
カッターの側面に刃折器が搭載されているモデル。通常のカッターと刃折器が合体しています。刃折器はカッター本体から取り外すことが可能で、簡単に刃を折ることができます。カッターと刃折器の両方とも欲しい人におすすめです。
刃折器には約2枚分の処理した刃を入れておくことができ、まとめて処理することができます。カッターの刃は危険なのですが刃折器の中に入れられれば安心です。また刃折器の取り外しはワンタッチなので、使い勝手も良いですよ。
NTカッター-H-1P(990円)
左利きの人にも使いやすい
オートロック式を採用しているので、刃の出し入れがスムーズ。短時間に刃を出したり閉まったりしたい時に便利です。また左右対称デザインを取り入れており、刃を裏返せば左利き用のカッターとしても使用できます。
刃厚0.25mmの薄刃を使用しているので、鋭い切り込みを入れることが可能です。また本体にはステンレス素材を使っており高級感があります。さらにアルミダイキャスト製グリップが備わっていることで滑りにくくなっていますよ。
コクヨ-HA-S100YG(229円)
切ったり折ったりするのが安心
刃に触れずに交換できるので、交換時に指や手をカッターの刃で傷つけることもありません。安全に刃を交換できるため、人にカッターの交換を頼むのも気軽にできます。尚、左右両用設計のため、右利きと左利きの両方の人が使用可能です。
刃折具が付いており、正しい位置と方向に折ることが可能。刃折具の蓋を閉じてしまえば折った刃が飛び散らないので安全です。また刃先にフッ素加工を施してあるので、粘着物によるべたつきを抑え、切れ味を長くキープできます。
スコッチ-チタンコートカッター(429円)
切れ味が長く持続する
持ち手がアーチ状の3D構造になっており、手にしっかりフィットするのが特徴。上下にラバーグリップも付いているので、ダブルで滑りにくくなっています。曲線を切るなど手が滑りやすいシチュエーションの多い人は要チェックです。
炭素工具鋼刃に高硬度チタン合金をコーティングすることにより切れ味が従来の2倍ある刃を採用しています。そのため1本のカッターを長く使い続けることができます。また通常の刃よりも鋭く研磨されているので、切れ味の良いカッターを探している人におすすめです。
大型でおすすめのカッター
オルファ-ハイパーAL型(619円)
ラバーグリップで滑りにくい
持ち手がなだらかな曲線になっており、滑りにくく力が入りやすい形状になっています。そのため厚物作業時のように力がいる時には最適です。またラバー部分が持ち手に入っているので、しっかりグリップすることができます。
オートロック式を採用しているので、スピーディーな作業におすすめ。引っ越しの段ボール開けなど、使ったり閉まったりが多い時にぴったりです。また刃先とは反対側にツメが付いており、ペンキの缶開けなど、様々な用途に活用できます。
NTカッター-PMGL-EVO2(1,350円)
切れ味がシャープな黒刃を採用
刃は超鋭角黒刃を使用。通常の黒刃よりもさらに鋭く研磨されており、刃の食い込みの良さが特徴です。また耐久力もあり、長く使い続けることができます。黒刃のように切れ味が良く、さらに耐久性の高さも求めている人におすすめです。
刃はネジでしっかり固定するので、作業中にカッターの刃がずれてしまうこともありません。また本体は丈夫なアルミダイキャスト素材を使用。パールブラック塗装されており、全体が黒で統一され見た目もおしゃれです。
NTカッターL500GP(939円)
ネジ式なので刃をしっかり固定できる
本体に使用しているアルミダイキャスト製のグリップは軽くて丈夫な点がメリット。本体を握った時に滑りにくくなるように、緩やかなアーチ状にもなっています。そのため使い勝手が良く、ストレスフリーのカッターを探している人におすすめです。
刃がスライドする部分には丈夫な金属を使用しているので、刃を出し入れしても壊れにくい設計になっています。また刃折具が内蔵されているので、切れ味が鈍ってきた時、その場で刃先のカット可能。切れ味をすぐによみがえらせることができます。
デザインナイフ型でおすすめのカッター
オルファ-リミテッドAK(946円)
高級感溢れる贅沢なデザインナイフ
重量バランスの良さが特徴。微妙な力加減を使い分けることができます。そのため細かなデザインの切り絵など、緻密な作品を作りたい時におすすめです。また替刃式なので、切れ味が悪くなったら付属の替刃に交換しましょう。
グリップには贅沢にも真鍮とニッケルメッキを使用。高級感溢れるデザインナイフです。そのため見た目もおしゃれで、創作意欲もあがります。良い作品作りには良い道具をと思う人は、是非チェックしてみてくださいね。
NTカッター-デザインナイフ(650円)
誰しもが使いやすい基本ベーシックモデル
刃先45度と30度の2種類の刃が各5枚ずつ付属されており、当分は替刃を購入しなくても良いので便利です。初心者など、どの替刃を用意しておけば良いのか分からない人や、替刃を購入する手間が面倒な人におすすめです。
本体は直径9mm幅で、鉛筆の様に握ることができます。そのため細かな作業に適しており、アートワークや消しゴムハンコにおすすめです。またパステルカラーに塗装されているので、やわらかくかわいらしい見た目になっています。
セールプラザ-切り絵カッターセット(1,180円)
形の違う替刃が8枚付いてくる
8種類の異なる形の刃がセットになっており、切る部位や素材によって刃を付け替え可能。細かい作業には尖った刃、切り込みを入れたい時は大きな刃と、色々と使い分けてみてくださいね。尚、本体は太タイプ刃用と細タイプ刃用の2本が付属しています。
ボディ2本と替刃8枚は全て専用収納ケースの中に納まっており、持ち運びに便利。家だけではなく外出先でも作業する人におすすめです。またケースの裏面には滑り止めが付いているので、机から滑り落ち中身を散乱させてしまうリスクを減らしてくれます。
特殊な切り方ができるおすすめのカッター
オルファ-キリヌーク(774円)
雑誌のページを1枚だけ切り抜くことができる
新聞や雑誌などを切る時に、下のページを切らず一番の上のページだけを切ることができる、1枚切りタイプのカッターです。そのためスクラップでは大活躍。不要なページを切り取ってしまうなど、色々な使い道があります。
本体に搭載されているアジャスターをMINの方向にすれば薄い紙に、MAXの方向にすれば厚い紙に適した力加減に自動でなります。そのため新聞紙の様な薄い紙からやや厚手の普通紙まで対応可能。厚さの異なる紙でも1枚だけきれいに切り取ることができます。
オルファ-ミシン目ロータリー(675円)
ミシン目を紙に入れられる
直径28mmの円形の刃が内蔵。刃先がぎざぎざになっており、紙にミシン目を入れることができます。食券や入場券など、ミシン目付きの紙物を作成したい時に便利です。またペーパークラフトなど、趣味にも活かせますよ。
円形の刃により約2.7mmの細かい切れ込みを入れることでミシン目を作りあげます。また紙だけではなく、フィルムやビニールなどにも使用できるので何かと重宝しますよ。尚、刃はワンタッチで替刃に交換可能です。
NTカッター-円切りカッター(992円)
円の形に切り抜くことができる
コンパスで円を書いてからカッターで切るとなると、中心にコンパスの針の跡が残ってしまいます。しかしNTの円切りカッターは中心にピンを開けずにきれいに切り抜くことが可能。切り抜いた円形にコンパスの針穴を残したくない人におすすめです。
替刃が5枚付属されており、本体に替刃を収納できる替刃ポケットが付いているので無くす心配もありません。また直径1.8から17cmの円形の切り出しができます。大きい円は壁に貼る掲示物用に、小さい円はスクラップブッキングなどに使ってみてくださいね。
カッターの刃先の折り方
ペンチや専用工具を使えば安全に折ることができる
折れるタイプのカッターの刃先は折ることができます。尚、刃先を折る場合は、はじめに刃先を刃1枚分だけ出し、ペンチでしっかり挟んでから山折りをイメージして折りましょう。また専用工具の中には折った刃を容器の中に溜め、その後安全に処理できるものもありますよ。
まとめ
使い道に合ったカッターがおすすめ
切りたい物、切り方によってカッターのタイプは違ってきます。そこでカッター選びの際は使い道に合っているかどうかが重要です。今回は人気のカッターをランキング形式で紹介してきました。使い道を考え、最良のカッターを見つけてくださいね。