スケートボードは誰でも気軽に楽しめて、特に最近若者を中心に人気のスポーツ。スケートボード一つあれば誰でも簡単に始められてそれ以上予算もかからないのがスケートボードの良いところです。しかも、街乗りにも使えて何よりおしゃれなのがいいですよね。しかし、スケートボードを始めるといってもなんだか種類やブランドもたくさんありそうで、初めての人は特にどれを買えば良いのかわからないことが多いと思います。そこで今回はスケートボードの種類や選び方、みんなが乗っている人気商品について詳しく解説します。
スケートボードの特徴
スポーツ・アクティビティとして初心者でも楽しめる
スケートボードの楽しみ方はとても簡単です。前足をボードに乗せた状態で後ろ足を使って地面を蹴れば、それだけで進みます。曲がるときは前足の前後に重心を乗せてあげるだけなので、初心者でもすぐに慣れることができます。慣れてくればかっこいいトリックや技などに挑戦するのも良いかもしれません。
街中のちょっとした移動手段にも使える
スケートボードは自転車などよりも軽くて小さく、持ち運びが簡単なので街乗りの移動手段としても使うことができます。特に、ソフトウィールと呼ばれるタイヤのものを選べば、面が荒い道路で乗っても衝撃を吸収してくれるので快適に進むことができます。
スケートボードの種類
持ち運び簡単!今流行りのミニクルーザー(ペニー)
スケートボードの中で、もっともボードの面積が少なく、全体的に小さいという特徴を持つのがミニクルーザーです。また、ミニクルーザーの多くはプラスチック製でできていてウッドデッキ(木でできているもの)と比べて軽量なので傾向性に優れ、子供でも楽しめます。
ミニクルーザーはカラフルでおしゃれなデザインだけでなく高い走行性を発揮します。それを支えているのが幅広で直径が大きく、プラスチックでできた柔らかなウィール(タイヤ)です。少しの段差や荒い道路でもあまりガタガタすることなく安定して走れます。
自分好みにカスタマイズができるショートスケートボード
スケートボードの種類の中でももっとも定番で普及していると言えるのがショートスケートボード(ストリートスケートボード)です。ストリートでの街乗りができるのはもちろんのこと、パークで飛んだり跳ねたりのトリックもできるのはこの種類です。
デッキ部分(ボードの部分)は通常、木でできているものが多く、両端が上側に沿っているのが特徴的です。また、デッキには滑り止め加工がされており、トリックや競技としてのスケートボードを楽しみたい方におすすめの種類です。
デッキが広く安定して走れるロングスケートボード
もともと、サーフィンのオフトレーニングのために開発されたロングスケートボード。他の種類と比べて幅広で、デッキも長いのが特徴的です。非常に安定して滑れるので初心者でも簡単に楽しめるほか、ダウンヒル(スケートボードで坂を下ること)を楽しむこともできます。
また、サーフタイプのものもこれに含まれており、これはトラック(本体と車輪を繋ぐ金属のギア)がやわらかく作られていることが多いため、ポンピングのみで進んでいくこともできます。サーフィンのアップス(サーフィンの基本テクニック)などの動きに近い体験をすることができて、陸上で波乗り感覚を味わえます。
スケートボードの選び方
どんなスケートボードをしたいのかが重要
移動手段として使いたい人にはロングボードやペニー
ミニクルーザーやロングスケートボードは比較的安定感があるので街乗りにも向いています。最近では、通勤や通学に利用している方もいます。手で持ったまま電車に乗ったり、飛行機には受託手荷物として乗せることができるので持ち運びにも便利です。
飛んだり回したりトリックを楽しみたい人向けのショートボード
パークなどでオーリーと呼ばれるジャンプ技や回し技など、いろんなトリックがしたいという方はショートスケートボードを選ぶことをオススメします。ボードの表面に滑り止め加工がしてあるので、さまざまな技に適しているのがショートスケートボードの魅力です。
自分の身体に合った長さのものを選ぶ
身長があまり高くない人には短めのデッキ
自分の身長が160cm以下の人は、足元の空間を持て余さないように小さめのものを選ぶのが良いでしょう。デッキの全長は種類によってさまざまですが、だいたい29.1インチ(74cm)以下がおすすめです。デッキ幅は7.5インチと7.75インチと8インチから選ぶので一番小さい7.5インチのもので良いでしょう。
高身長の方はデッキが長く窮屈にならないものを
大柄な人は重心が高くなるのでバランスが取りづらくなります。なるべく安定感のある幅8インチのものなど、幅広で窮屈にならないものを選んでコツを掴んでいきましょう。おすすめはChocolateのワンオフシリーズで、プロスケーターの名前が入ったデザイン性の高いボード。8インチのものが幅広スケートボードの定番です。多くの高身長スケーターに愛されていますよ。
スケートボードのブランド
ペニー(Penny)
初心者や気軽にスケートボードを楽しみたい方に
昨今のミニクルーザーブームの火付け役といっても過言ではないのがこのPennyです。プラスチックでもち運びやすい携行性を備えながら、カラフルで組み合わせの種類も多いため、女性や若者の間でファッションアイテムとしてももてはやされています。さらに高い走行性を備え、初心者にも向いています。
サンタクルーズ (SANTA CRUZ)
有名人なども愛用するトリック向けのスケートボード
有名アーティストやミュージシャンなどに愛されているサンタクルーズのスケートボードはキック(デッキの反り)が強く、コンケーブ(デッキの中央の凹み)もきつめに作られており、パークでのトリックに向いています。デザインもアメリカのストリートっぽいものが多いことで有名です。
リアルスケートボード(REAL SKATEBOARDS )
スケートボードの定番といったらこれ
リアルスケートボードはショートスケートボードの中でももっとも癖が少なく、平均的な乗り心地のブランドと言えます。その名の通り、”リアル”な機能性を追求したスケートボードはサンフランシスコから展開され全米にファンを持っています。
グラビティ(GRAVITY)
サーファーから生まれた老舗スケートボードブランド
サーファーから生まれたということもあり、常に究極のサーフスケートを追求したということもあり、THRUSTER SYSTEM(スラスターシステム)を搭載したトラックは極上の走り心地です。その高品位のクオリティと比較的リーズナブルな価格が特徴的です。
おすすめ&人気のスケートボードランキング
子供にもおすすめのクルーザーボード
Penny(ペニー)-CLASSIC SERIES 22”(12,787円)
ミニクルーザーといえばこの定番シリーズ!
ミニクルーザーの中で一番定番とも言えるPenny。そしてPennyの商品の中でももっともたくさんのユーザーに愛されているのがこのクラシックシリーズです。シンプルだけどカラフルな色づかいでファッションアイテムとして持っている人もいるようです。
通勤・通学だけでなく、コンビニや近所へのちょっとした買い物や出かける際の移動手段にも使うことができます。59mm(78A)のスーパーソフトウィールで、多少荒らいコンクリートやアスファルトを走る際でも快適な乗り心地を体感できます。
FLIP Skateboards-BANANA BOARD(19,440円)
デッキが比較的厚いのが特徴
Pennyに続いてミニクルーザーの中で定番となりつつあるのがこのBANANA BOARDです。特徴としては、デッキが比較的厚く、体重がある男性の方や長距離移動の移動手段として使っても安定感があります。また、高速移動時の足としてもお使いいただけます。
デッキはやはりプラスチックでできており、デッキの表面には中央が塗りつぶされた二重丸のような模様が敷き詰められ、デッキの中央には少し出っ張っていて全体的に凹凸が大きいのが特徴的です。乗って見ると思いの外のグリップ感が得られます。
ステレオ(STEREO)-STEREO vinyl cruiser(9,750円)
ショートデッキも出している老舗メーカー
ステレオ(STEREO)は通常のショートスケートボードを出しているブランドですが、ミニクルーザーも出しています。ショートスケートボードも出しているだけあって、本格的で丈夫な作りが特徴的と言えます。デッキは比較的柔らかめにできています。
デッキの表面には同心円を描くような模様が施されており、ウィールベース(前後についているウィール同士の間隔)は他のミニクルーザーよりも短めなので、かなりしなりを感じながら小回りをきかせることができます。デフォルトでオリジナルのサングラスやステッカーがついているのもおしゃれです。
グローブ(Globe)-GLOBE BANTAM GRAPHIC ST COMPLETE CRUISER 23″(9,072円)
オーストラリア発の横乗り系ファッションブランド
Globeはオーストラリア・メルボルン発のサーフボード、アパレルなども手がけるブランドです。ショートスケートボードも出していますが、GlobeのミニクルーザーはPennyに勝るとも劣らない乗り心地で人気です。南国を思わせる鮮やかなデザインも人気です。
デザインで特徴的なのはデッキのスワローテールです。オールドスクールのような味が出ていてとてもおしゃれです。また表面も四角い花柄が敷き詰められたようなパターンで程よいグリップ感があります。ウィールもかなりソフトなので快適なクルージングを味わえます。
格安コンプリート(2,850円〜)
初めはあまりお金をかけたくないという人に
ミニクルーザーがここまではやったのは格安コンプリートの存在も大きかったと思います。「子供から大人まで」、をコンセプトとして、Pennyのミニクルーザーをモチーフに設計されたものが多く、初心者でも手頃な価格でスケートボードを始めることができます。
他のブランドのミニクルーザーよりも、タイヤが磨り減りやすい、グリップがききづらいなどの品質で劣る点もありますが、機能的には十分使うことができます。最初からあまりお金をかけたくない、という初心者の方の1台目としておすすめです。
トリック(技)でおすすめのストリート・ショートスケートボード
サンタクルーズ(SANTA CRUZ)- SantaCruz SCREAM (17,800円)
キックとコンケーブ(板中央の凹み)がきつめなのが特徴
ショートスケートボードで最も有名なブランドの一つであるSanta Cruzが打ち出すスケートボードの中でも定番のものです。サンタクルーズ特有の手のひらが叫んでいるようなデザインを施してあり、ストリート系の若者から絶大な人気を誇ります。
デッキはキックが強く、とコンケーブ(板中央の凹み)がきつめなのが特徴的です。従ってトリックやジャンプを決めやすい仕様になっています。また、デッキの表面には防水加工も施してあり、グリップが消耗しづらいので長く使うこともできます。
ガール・スケートボードズ (GIRL SKATEBOARDS)-93’TIL OG LOGO COMPLETE(15,890円)
ガールのロゴを取り入れたオーソドックスなモデル
ガールは安定した人気を誇るビッグスケーターや若者の支持を得る老舗スケートボードブランドの一つです。デッキには、ガールの特徴的なOGロゴをあしらっておりコスパにも優れています。基本トリックはもちろん、プロ仕様なため中上級トリックをしたい方にもおすすめです。
デッキの方はというと、キックはやや強め、コンケーブはやや弱めに設計されており、ストリートを中心にオールラウンドで取り扱いやすくなっています。当初は初心者向けのスケートボードでしたが、最近では玄人も多くこのボードを愛用しています。
フリップ(FLIP)-HKD Black Regular(28,404円)
フリップのロゴをロックテイストにアレンジした人気モデル
業界屈指の実力派ライダーが在籍し、素晴しい作品を世に送り出し続ける、イギリス発祥でのちにアメリカに移ったブランドのFLIP。その名の通りフリップ系の技がしやすくなっています。フリップはブランドであると同時にチーム名でもあり今では世界一のチームです。
フリップのスケートボードの品質のよさはプロのスケートボードプレイヤーたちのお墨付きです。FLIPの軽くて丈夫に作られたスケートボードは、全てのトリックを可能にするために最適なスケートボードだとも言われています。世界中の名だたるスケートボーダーもフリップのボードを使用しています。
チョコレート(CHOCOLATE)-JERRY HSU JER&MJ(20,365円)
ポップでファニーな色使いでいかにもなストリート向け
チョコレート(CHOCOLATE)は先ほども紹介したガール(GIRL)の兄弟ブランドとして設立されました。チームには一癖も二癖もあるライダーが数多く在籍しており、オーソドックスとはかけ離れたデザインのボードを多く出しています。
今回紹介したモデルも、ジェリー・スーPROモデルの組立済みスケートボードでポップな色使いとファニーなデザインの人気のものです。定番スケートボードや、みんなとは違うデザインのスケートボードを買いたいと思っている方にぜひおすすめです。
リアルスケートボード(REAL SKATEBOARDS)-Renewal Edition(18,900円)
リアルプロスケートボードの一番人気モデル
リアルスケートボード(REAL SKATEBOARDS)の特徴は一言で言えば、「特徴がないこと」です。特に癖がなく、誰でも扱いやすいのが特徴です。デザインもシンプルに「REAL」の文字が入っているものですが、昔ながらの超定番モデルでこれを持っていれば間違いはありません。
特徴は特にないとはいえ、本体は軽くて長持ちする上に、板が硬くよく弾くように作られており、湿気・水に強いなど全体として高品質と言えるでしょう。リアルな現場で作られているため、デザイン性よりもそういった機能性の面で非常に優れているのがこのボードの特徴です。
初心者にもおすすめのロングスケートボード
グラビティー(GRAVITY)-41″DROP CARVE PARADISE(21,800円)
クオリティの高さとリーズナブルさが特徴
カリフォルニア発の常に究極のサーフスケートを追求するグラビティーの41″DROP CARVE PARADISEは、ヤシの木をあしらったその名の通りパラダイスのようなデザインが特徴です。トラックは陸上型サーフィンを実現した”THRUSTER SYSTEM(スラスターシステム)”が搭載されています。
このトラックはサーフィンのイメトレのために開発されたトラックで、初心者の人でも細かいターンや平地でのスラロームがしやすく、サーフィンで言うところのトライフィンの動きをリアルに再現することができます。また、加速力もありダウンヒルにもおすすめです。
ローデッド(LOADED)-LOADED VANGUARD FLEX 2 COMPLETE(34,980円)
高品質がウリで全米で絶大な人気を誇る
ローデッド(LOADED)は、カリフォルニア発のロングスケートボードブランドで、全米で絶大な人気を誇っています。このフラッグシップモデルの”VANGUARD”は人気の火付け役でもあり、バンブーを使用したしなやかで独特のフレックスを持つデッキが特徴的です。
デッキ本体はオーク材でラミネートされ、樹脂とファイバーグラスでコーティングされ耐久性に優れ、バンブー材は軽量化と独特な弾力を持つフレックスを可能にしました。また、左右対称のアウトラインは低重心で安定したライディングを可能とし、ダウンヒルライダーにも広く支持されています。
セクター9(SECTOR 9 )-SIDEWINDER SERIES CHAMBER 33(35,640円)
サーファー用という概念を取り払った新しいロンスケ
セクター9は25周年を迎えた世界で1番有名な老舗ロングスケートボードブランドです。まるでサーフボードのようなデザインで、実際のサーフィンのような感覚を味わえるサイドワインダートラックを備えながらも世界中のスノーボーダー、ウエイクボーダー、スキムボーダーにも支持されています。
ガルウィングと開発したサイドワインダートラック(ダブルピボットといって軸が二つある)は特許を取得しており、このブランドでしか味わえません。スイング系トラックよりも直進安定性が優れ、うねるような抜群のキレ、更に深いレールターンが楽しめちゃいます。
アーバー(ARBOR)-ARBOR SKATEBOARDS ARTIST PILSNER (32,140円)
ハンドメイドで作られる人気ブランド
アーバー(ARBOR)は、スケートボードというよりもスノーボードブランドとして知っている方が多いかもしれません。インディアンをモチーフにしたデザインを取り入れたこのボードは、昔ながらのハンドメイドで作られており、こだわりを感じます。
なだらかな反りとメイプル素材のデッキは安定したクルージングを可能にします。また、これらのウッドは全て再利用できる素材で作られておりグローブ、 グリップも再利用素材が使われています。ウィールは環境にやさしい素材を多く取り入れており、環境への配慮を欠かさない姿勢もアーバーならではです。
スリーウェザー(THREE WEATHER)-THREE WEATHER YUMI model SBMRL2001 EE G17(25,704円)
初心者向けのセッティングだから安心
ロングスケートボードとしてはあまり知名度は高くないですが近年、サーフボードメーカーのだすロングスケートボードとして密かに注目を集めているのがスリーウェザー(THREE WEATHER )です。初心者向けのセッティングのものを多く出しているのが特徴的です。
デザインは、サーフボードメーカーらしい海を感じさせるようなアーティスティックなデザインで木目も綺麗な涼しげなです。裏側の海に浮かぶレディースサーファーとハイビスカスのイラストは部屋に飾っておきたいものです。初心者サーファーのオフトレに最適なスケートボードです。
まとめ
スケートボード初心者にも乗り慣れた人にも「Penny」がおすすめ
Pennyは街乗りに最適なスケートボードであるだけでなく、ファッションアイテムとしても人気で一台持っていて損はないです。また、携行性、走行性にも優れているので初心者から経験者、そして子供から大人までどんな人にもおすすめのスケートボードです。