アンプヘッドを購入するときに、使用方法や使い場所など条件がありますよね。そこで、今回はおすすめのアンプヘッド人気比較ランキングを紹介します。使用方法、定格規格、使用場所など様々な条件に合わせて紹介していますよ。自分好みの音で音楽を楽しめるアンプヘッドを探している方は、この記事で選び方や特徴を説明するので、購入の参考にして質の高いサウンドを楽しんでくださいね。
アンプヘッドの特徴
音を細かく調節することができる
各音域に操作つまみがついており、どの音域を強調したいかを自分好みに設定することができます。音の特徴を決める場所がアンプヘッドであり、メーカーごとにどの音域が優れているかなどの違いがありますよ。音色を決める肝といえる部分です。
キャビネットとの組み合わせを楽しめる
アンプヘッドはスピーカーの役割をするキャビネットとの組み合わせで、さらに細かく音を設定することができます。キャビネットにもメーカーごとに違いがありますよ。違うメーカーとの組み合わせで独自の音を見つけて楽しむことができます。
アンプヘッドの種類
真空管アンプ
暖かみを感じる味のあるアンプヘッド
真空管アンプは、文字通り真空管を使用してアンプの電気信号を増幅させているものです。真空管は消耗品なので、定期的に交換する必要があります。耳馴染みの良い自然な音楽を楽しめるので真空管アンプを使用する方は多いです。
真空管アンプは暖かい音が出るといわれており、味を感じるサウンドで音楽を楽しむことができます。通常CDではカットされてしまう音域である、超高音域を表現することができます。そのため、自然なサウンドを楽しむことができますよ。
トランジスタアンプ
クリアで素直な音が出るアンプヘッド
トランジスタアンプはソリッドステートアンプとも呼ばれ、トランジスタと呼ばれる電子部品を使用してアンプの電気信号を増幅させているものです。真空管アンプと違い、壊れにくく長持ちするといわれています。低電力で大きい出力を出すことができるので、低価格帯のアンプヘッドはトランジスタの場合が多いですよ。
クリアで素直な音が出るのですが、冷たく硬質な音ともいわれています。一定の出力を超えると音が歪み始めるため、耳に刺さるような音が発生してしまうので注意が必要ですよ。最近では真空管をまねた音が出るモデリングアンプが発売されています。
アンプヘッドの選び方
楽器で選ぶ
歪ませた音や高域の音を出したいならギター用アンプヘッド
ギターを演奏するならギター専用のアンプヘッドを購入することをおすすめします。歪ませた音や高音域がきれいに出ますよ。ギター用アンプヘッドは低音域が弱いので、ベースで使用すると出力に耐え切れず壊れてしまう場合があるので気を付けてください。メーカーごとに音の出方や設定方法が違うので、自分に合わせたアンプヘッドを見つけることが重要です。
楽器本来の音や低音域をそのまま出したいならベース用アンプヘッド
低音域を強調したいのであればベース用アンプヘッドがおすすめです。部屋全体が揺れるような重低音まで出力することができますよ。ギター用とは違い、高音域はあまり強くありません。しかし、ギターでベースアンプを使用するミュージシャンは存在します。ですので、ギターでの使用は可能。こちらもメーカーごとに特徴があります。
定格出力で選ぶ
ライブハウスで使うなら30W以上の大出力アンプヘッド
ライブハウスや野外などの大きい音が必要な場所では、30W以上の出力をもつアンプヘッドの使用をおすすめします。出力が大きいほど、音量を大きく出せることが理由。逆に出力が大きいために、小さい音を出すことには不向きです。アッテネーターなどの機材を使わないと迫力を残したまま音を小さくすることはできないので注意が必要ですよ。
家庭で使うなら30W以下の小型アンプヘッド
家庭で使用するなら30W以下の小型アンプヘッドをおすすめします。出力の大きいアンプヘッドだと、音量が大きくなってしまうため住宅街での使用が困難であるためです。最悪の場合、騒音問題に発展しまいますよ。出力が小さくても音圧を十分に得られるアンプヘッドがたくさん発売されているので、そちらのタイプを選んだ方が良いです。
再生環境で選ぶ
家で音楽を楽しみたいなら据え置き型
ハイレゾなどの高音質音源に対応しているものが多く、家でじっくり音楽に浸りたい方は据え置き型アンプヘッドをおすすめします。電源などの供給も近年では改善されており、音の劣化対策もばっちりである機種が多いですよ。端子が多い機種が多く、スマホやパソコンだけでなく、DVDプレーヤーなどたくさんの家電に接続して使用することができることが特徴です。
外出先で音楽を楽しみたいならポータブル型
外で気軽に音楽を楽しみたいならポータブル型アンプヘッドがおすすめです。小さく軽量なためどこへでも持っていくことが可能。バッテリー駆動なので充電をして使用すれば、電源コードを使用しないで長時間音楽を楽しめますよ。作りがシンプルなため初心者でもわかりやすく、すぐに使用を開始することができます。ハイレゾに対応しているポータブル型も発売されています。
端子で選ぶ
ラインアウト端子がついていればライン録りが可能
ラインアウト端子がついていれば、アンプキャビネットやマイクを用意せずにライン撮りで楽曲の録音が可能です。大げさな機材をたくさん持ち込む必要がないので、手間が少なくシンプルに録音ができますよ。機材が少ないのでトラブルも減ります。爆音を鳴らさずにパソコンのソフトを用いた録音ができるので、近所迷惑にもなりません。
ヘッドホンアウトがあれば自宅での練習に最適
ヘッドホンアウトがあれば、自宅で楽器の練習が可能です。隣人に気を使う必要がある集合住宅での練習や、夜間練習に最適ですよ。ヘッドホンで練習することにより、1音1音をはっきりと聴き取ることができます。そのため、演奏の表現力向上につながります。使用するヘッドホンにより、音の聴こえ方が変化します。自分に合ったヘッドホンを見つけるといいですよ。
アンプヘッドのおすすめブランド・メーカー
Marshall(マーシャル)
ギターアンプといえばマーシャルといわれるほどの有名メーカー
イギリスの会社で、ギターアンプといえばMarshallといわれるほどの王道メーカーです。全音域の鳴りがよく、バランスの良いサウンドが特徴。数々のギターの名演奏はMarshallを使っている場合が多いです。
Markbass(マークベース)
楽器本来のサウンドを引き出すメーカー
イタリアで創業したベースアンプを製作しているメーカーです。楽器本来の音をそのまま出してくれるという評価を受けており、とても人気のあるメーカーですよ。一目でMarkbassとわかるアンプは、とても目を引くルックスです。
audio-technica(オーディオテクニカ)
中高域の音がクリアでモニターにおすすめのメーカー
高音域が特に強く聞こえることが特徴で、クリアな音が売りであるメーカーです。クラシックなどのジャンルによく合う音質だといわれていますよ。高音が強いながらも、優しい音の聴こえ方をするアンプを作成しています。
MESA/BOOGIE(メサブギー)
クリーンサウンドからハイゲインまで対応できるメーカー
きれいなクリーンサウンドから、ヘヴィなハイゲインサウンドまで音作りが可能なアンプメーカーです。ヘヴィメタルなどの激しい音を使用するミュージシャンから支持を得ていますよ。見た目がメタリックで強そうな印象を受けます。
おすすめ&人気のアンプヘッドランキング
ギターでおすすめのアンプヘッド
Marshall-DSL100H ギターアンプ ヘッド(118,800円)
伝統的なマーシャルサウンド
王道マーシャルサウンドを鳴らすことができる真空管ギターアンプヘッドです。このアンプヘッドを使用すれば、どのジャンルの音楽にも対応することができますよ。モードが複数あり、歴代マーシャルアンプのキャラクターに似せた切り替えが可能です。
リバーブ機能も付いており、残響を発生させることで音に広がりが出ます。まるでホールで演奏しているかのような感覚を得ることができますよ。出力の変更にも対応しており、ワット数を落とせばスムーズな演奏が可能になります。
MESA/BOOGIE-DUAL RECTIFIER 100W HEAD(390,500円)
ギターで重低音を鳴らすならこのアンプヘッド
メタリックな見た目に違わず、メタルな音で演奏が可能なギターアンプヘッドです。いわゆるハイゲインというサウンドに対応しており、深く歪ませても音が潰れることなくはっきり聴こえますよ。きめ細かでありつつ重厚なサウンドが特徴です。
真空管とシリコンダイオードを切り替えられる機能がついており、音の特徴を変化させることが可能です。完全独立チャンネルを採用しており、クリーンチャンネル、クランチチャンネル、リードチャンネルそれぞれにつまみがついています。そのため、チャンネル変更ごとに音作りをやり直す必要がありませんよ。
BOSS-WAZA Amp Head(280,500円)
メンテナンスフリーで使いやすいアンプヘッド
こちらはトランジスタアンプのモデルです。しかし、BOSS独自のトーンカプセルを使用することで、真空管アンプのようなサウンドを鳴らすことができますよ。トランジスタなのでメンテナンスの手間がかかりません。トーンカプセルの交換で、音のキャラクターを変えられます。
出力を4段階に切り替え可能で、自宅からライブハウスまで幅広い環境で使用することができます。有名ミュージシャンのサウンドを参考にして作られたトーンカプセルが別売りで販売されています。トーンカプセルを交換することで、イメージ通りに音作りができますよ。
KEMPER-PROFILER HEAD + REMOTE(334,054円)
プロファイリング機能でどのアンプもまねできる
プロファイリング機能を使用して、接続したアンプの個性をコピーすることができます。音だけでなく、ピッキングニュアンスや音の立ち上がりまで再現できますよ。若干違いはあるもののかなりのマニアでしか気が付けないほどの再現性で、プロでも使用者が多く話題になっているアンプヘッドです。
使用したいアンプが近くになく、欲しいサウンドがプロファイリングできないという方もいらっしゃると思います。そのような方は、インターネットでプロファイルしたサウンドをダウンロードできますよ。プロが作成したものなので、音質は保証されています。
HOTONE-Heart Attack(15,400円)
5Wの低出力ながらハイゲインまで対応
低出力でMESA/BOOGIE /RECTIFIERの音を出すことをコンセプトに作られたアンプヘッドです。サイズが小さいので、小さいキャビネットに乗せて使用することも可能ですよ。低価格ですが、迫力のあるサウンドが特徴で、自宅練習では十分すぎるほどのクオリティです。
サイズが小さくてもつまみが各音域についているので、細かい音作りが可能です。エフェクトループ端子やヘッドホン端子、AUX端子も付いており、狭い場所でのライブや夜間練習にも対応していますよ。ハイコストパフォーマンスのアンプヘッドです。
ベースでおすすめのアンプヘッド
TRACE ELLIOT-ELF 200W(36,080円)
超小型大出力アンプヘッド
サイズが小型で重量も1キロ以下にもかかわらず、200Wの大出力アンプヘッドです。小型だから操作性が悪いということもなく、各音域を調整できるつまみやヘッドホン端子までついていますよ。通常のアンプヘッドと比べて劣る点がありません。
インプットレベルが大きすぎると、警告のオレンジランプがつくので故障の危険性が低いです。冷却機能も付いているので、オーバーヒート対策がされていますよ。もちろんサウンドは力強く音瘦せがありません。
Markbass-MAK-LMV Little Mark Vintage(115,500円)
ベースが出したい音をそのまま表現できるアンプヘッド
ベースの音がそのまま出ることが特徴のアンプです。どこの音域が強いということがなく、バランスの良い素直なサウンドが楽しめますよ。モードを変更することで、サウンドの特性を変更することができます。
真空管アンプであり、暖かな音の伝わり方をします。イコライザーは中音域がLOWMID、HIGHMIDに分かれており、通常よりも細かく音作りができますよ。リミッターつまみがついているため、設定以上の音量をカットすることができます。
Hartke-LH1000(88,000円)
エッジの効いた迫力のあるサウンド
ヴィクター・ウッテンやビリー・シーンなどの超有名ベースプレイヤーが使用しているアンプヘッドです。つまみの数は最低限ですが、各音域の効きが良いため幅広い音作りが可能。ジャックはパッシブ用、アクティブ用に分かれています。
ブライトスイッチがついており、本来の暖かみのあるサウンドからエッジの効いたサウンドへ変化させることができますよ。リミッターがついており、スラップ奏法と通常演奏の音量差をなくすことができます。思い通りに音作りができるアンプヘッドです。
Ampeg-SVT-VR(220,999円)
超攻撃的なロック志向のアンプヘッド
真空管アンプヘッドです。ロック志向の方におすすめであるアンプヘッドです。往年のベースアンプの音を再現しており、過去のロックの名曲で聴けるサウンドで演奏ができますよ。パワーがとてもあるサウンドで、現代の音楽でも重宝されています。
パワーがあるサウンドの中でも輪郭がはっきりしており、クリアで使いやすい音が出るといわれています。低音域が特に強いベースアンプヘッドです。Ampegのベースアンプはスタジオにもよく置かれているので、そのサウンドをイメージするとわかりやすいですよ。
ASPHALT-TAR-20B Mini Bass Amplifier(18,370円)
家庭でも使える低出力アンプヘッド
Ampeg SVT classicの音を再現することをコンセプトに作られたベースアンプヘッドです。出力は20Wなので、家庭での使用も可能。パワーがありつつも輪郭がはっきりしたサウンドで演奏ができます。小さいライブハウスならライブでも使用可能。
コーラスエフェクトがアンプに搭載されているので、厚みのあるベースサウンドを表現することができます。エフェクターを別に用意する必要がなくなるのはとてもうれしい点です。本体がコンパクトで、家庭での使用でも邪魔にならないですよ。
ヘッドホンでおすすめのアンプヘッド
audio-technica-AT-HA65(27,187円)
たくさんのヘッドホンを接続可能
ヘッドホンを最大5台まで接続できるヘッドホンアンプです。バンドのレコーディングモニターでの使用や、ヘッドホンの性能比較で活躍しますよ。つまみがシンプルなので、直感で操作ができてアンプヘッド初心者の方でもすぐに使用を始められます。
高音域がきれいに出ることが特徴で、ジャズやクラシックの音楽におすすめのアンプヘッドです。どのヘッドホンつないでも、音割れやノイズが入らないので集中して音楽を楽しむことができますよ。サイズがコンパクトで邪魔になりません。
FX-AUDIO-TUBE-02J(7,050円)
真空管で個性を変えられるヘッドホンアンプ
真空管がむき出しになっている個性的なルックスが特徴です。真空管は消耗品なので交換の必要があるので手間がかかります。しかし、どの真空管を使用するかで音の個性を変化させられるので1台でいろいろなサウンドを楽しめますよ。
真空管ならではの暖かいサウンドを楽しめるヘッドホンアンプです。耳触りが良く疲れずに音楽に浸ることができますよ。真空管ガードがないので、ぶつけたり落としたりすると真空管が割れてしまいます。落としやすそうなところは避けて設置しましょう。
Electro-Harmonix-Headphone Amp(7,012円)
楽器の音を追求した楽器演奏用ヘッドフォンアンプ
ポータブル式の音楽用アンプです。据え置き型のアンプが必要ないので、気軽に楽器演奏を楽しめます。Electro-Harmonixはエフェクターなどを製造しているメーカーなので、音質は保証されています。イヤホンでも使用可能ですよ。
とても小型でポケットに入るサイズです。ハイゲインな楽器を使用しても音割れがなくクリアな音が出力されますよ。つまみは音量のみで、初心者でも簡単にコントロールができます。イヤホンは別売りなので用意が必要です。
FiiO-Q1 MarkII(13,580円)
ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプ
高音質なサウンドを楽しめるハイレゾに対応したポータブルヘッドホンアンプです。くせのないフラットな音質が特徴で、素直な音で音楽を楽しめますよ。音量だけでなく低音域を調整できるので、音楽のジャンルに合わせて設定を変更できます。
iOSデバイスとの互換性が良く、ストレスなくすぐに接続が可能です。アクセサリーも豊富で、自分が使いやすいようにカスタマイズすることが可能ですよ。接続しているiOS機器のバッテリーを知らせてくれる機能がついているので、充電を忘れません。
まとめ
使用場所に合わせたアンプヘッドがおすすめ
自分に合ったアンプヘッドを見つけたいなら、使用場所で選ぶことがおすすめです。メーカーごとに重視している面が違い、音の特徴、操作性、価格などをメーカーごとに比較して見つけることが必要です。家庭で使うのであれば、30W 以下で使用ができるアンプヘッドがおすすめ。ぜひ自分に合ったアンプヘッドを見つけて下さいね。