お菓子やパンを作るときに、手早く生地をまとめたり分けたりできたら便利ですよね。そんなときにおすすめなのがスケッパーです。スケッパーがあれば、素早く調理できるだけではなく、生地に手のひらの温度が加わりにくくなるのでお菓子やパンの質が上がりますよ。失敗もしにくくなるので、ひとつあると重宝します。この記事では、おすすめのスケッパーをランキング形式でご紹介します。素材による違いもご紹介しますので、自分にあったスケッパーを選んでみてくださいね。
スケッパーの特徴
食材をまとめたり等分したりするときに便利
お菓子やパンを作るときにゴムベラで混ぜたり、包丁に持ち替えて生地を切り分けたりするのは手間がかかり大変ですよね。スケッパーは大きなヘラのような形を活かし、切る、集める、混ぜるのすべての工程を完結することが可能。また、まっすぐな刃で生地を綺麗に等分できるので便利ですよ。
お菓子作りだけでなく調理にも使える
スケッパーは包丁のような使い方もできるので、調理のシーンでも活躍できます。餃子の餡を刻みながらこねたり、ハンバーグを作るときに生地をまとめたりするときに便利です。また、スケッパーは面積が広く、食材をすくうのも得意な作業のひとつ。下ごしらえした材料を鍋やフライパンにざっと移すこともできますよ。
スケッパーの種類
ステンレス製
切れ味がよくパン種などの柔らかい生地に最適
ステンレス製のスケッパーは、刃の切れ味がよいことが大きなメリットのひとつです。パン種やピザ生地などの扱いが難しい柔らかな生地でも、鋭い刃でスパッと切ることが可能です。また、スケッパーは包丁よりも高さがあるため、厚みのある生地でも簡単に切ることができますよ。持ち手がついているものが多く、長い時間の作業でも疲れにくいのも嬉しいポイント。
刃が鋭いため、うっかり怪我をしやすいことがステンレス製のスケッパーのデメリットです。しかし、生地が刃につきにくく、油を含んだものでも綺麗に切り分けることができます。柔らかい生地特有の、刃にねっちょりと生地がくっついて困るというようなことが少ないのも魅力的といえるでしょう。パン作りや、料理に使いたいという方におすすめですよ。
シリコン製
材料をすくいやすくゴムベラのように使える
シリコン製のスケッパーは柔らかく、ボウルやお皿の縁にぴったりと沿わせて使えることが特徴です。ゴムベラと同じように使えるため、チョコレートなどのリキッド状のものにも使用可能。隅々まですくえるので、生地を綺麗に取ることができますよ。形や色が豊富なのでボウルなどには丸い縁のスケッパーを、四角いバットには四角い縁のスケッパーを、というように、一緒に使う調理用具で使い分けるとより便利に使えます。
弾力と柔軟性に富んでいるがゆえに、切れ味にはそこまで秀でていないことがシリコン製スケッパーのデメリットではあります。しかし、その分食材を優しく取り扱うこともできます。お菓子の生地やチョコレートをこねるときにも便利ですよ。怪我をする心配も少ないので、小さなお子さまと一緒にお菓子を作るときなどにも重宝するでしょう。
プラスチック製
切れ味とすくいやすさが両立した万能型
ステンレス製とシリコン製のよいところをあわせ持っているのがプラスチック製のスケッパーです。程よい固さがあるので、生地もしっかりと切ることが可能。適度に柔らかく、すくうのも得意な万能型といえるでしょう。
表面がツルツルとしているため、食材によっては滑りやすいことがプラスチック製スケッパーのデメリットです。また、おろしたてのスケッパーはプラスチックの臭いがすることがあり、食材への臭い移りも気になるポイント。しかし、手に入れやすい価格帯や汎用性高く使える点から、初心者にもおすすめのスケッパーです。
スケッパーの選び方
サイズで選ぶ
細かい作業を行いたいなら底辺が12cm以上のものを
小さいボウルに入っている生地を扱うときや、扱っている生地そのものがあまり多くない時には、スケッパーの底辺が12cm前後のものがおすすめです。小回りが利くので、パンに細かい切れ込みを入れたり模様を入れたりなど細かい細工を行うときに重宝します。また、バットやボウルにしっかり沿わせて使えるので、すくう作業にも効率的。手が小さい女性の方やお子さまにもおすすめですよ。
厚みのある生地を扱うときは底辺が15cm以上のものを
底辺が15cm以上の大きなサイズのスケッパーなら、生地に厚みのあるパン種やピザの生地にピッタリです。しっかりとした高さがあるので、生地にスケッパーが埋もれることなく扱うことができますよ。また、手が大きい方や男性の方でも扱いやすいのも特徴のひとつ。指先の力に頼らず手のひら全体で持つことができるので、手が疲れにくいのも嬉しいポイントですね。
機能性で選ぶ
持ち手がついていると滑りにくく便利
粘りのある生地を扱うときや、油分を多く含んだ生地を扱っているときに、滑ってスケッパーが手から飛び出してしまったら危ないですよね。持ち手がついているスケッパーならしっかりと握れるので安全に使用できます。重みのある生地や力を入れたいときにも便利。手が疲れにくいので、大量の食材を扱うときにもおすすめですよ。
目盛つきなら生地をカットするときの目安になる
発酵したあとのパン種を等分したり、クッキー生地を同じ厚みで切り分けたりするときに、定規を使わずに等分できたら便利ですよね。目盛のついているスケッパーなら、生地をカットするときに大体の厚みや長さが測れて便利です。素早く同じ大きさにカットできるため余分な時間がかからず、温度変化に弱い生地を扱うときにもおすすめですよ。
スケッパーのおすすめブランド・メーカー
貝印
エンボス加工により生地がくっつきにくい
貝印は、キッチン用品や製菓用品、美容用品を販売している日本の企業です。貝印のスケッパーは、生地がくっつきにくいエンボス加工を施してあることが特徴。粘りのある生地でも扱いやすいのが嬉しいですね。
タイガークラウン
豊富な種類で使用目的にあわせて選択可能
タイガークラウンのスケッパーは種類が豊富なことが特徴です。持ち手があるものやないもの、目盛付きのものなど使用目的によって選択できるのは嬉しいポイント。シンプルな見た目でインテリア性も高いですよ。
霜鳥製作所
サイズが豊富で自分の手の大きさにあわせて選択できる
霜鳥製作所のスケッパーは、サイズの種類が豊富なことが特徴です。小さいものは10.5cmから、最大15cmまで選択でき、自分の手のサイズにあったものをチョイスできますよ。丈夫なステンレス素材で、使えば使うほど手に馴染むのも嬉しいポイント。
パール金属
細かな工夫で使いやすさ抜群
ちょっとした工夫がみられることがパール金属のスケッパーの特徴です。先端が波形形状になっていたり、側面に穴が開いていたりなど生地やバターがくっつきにくい細かな仕様が便利。目盛付きなので定規いらずでカットも可能ですよ。
おすすめ&人気のスケッパーランキング
ステンレス製でおすすめのスケッパー
パール金属-EEスイーツステンレス製 スケッパー(650円)
バターやマーガリンなども切りやすくパイ生地などに最適
10.5cmの小ささで手に馴染みやすいスケッパーです。ステンレス製なので切れ味が鋭く、パン生地やクッキーの生地などもすっぱりと切り分けられます。食洗器にも対応しているため、いつでも衛生的に使えるのも魅力的。
バターやマーガリンもくっつかず綺麗に切れるので、温度管理が大切なパイやスコーン作りにも重宝します。持ち手もついており、扱っている最中に手からすっぽ抜けてしまうなんてこともありません。お菓子作りやパン作りを頻繁に行う方にピッタリですよ。
サーモハウザー-TH スケッパー16cm(1,530円)
プラスチック素材の持ち手で手への負担が軽減できる
ドイツのベーカリー用品専門メーカーのサーモハウザーのスケッパーです。本体はステンレス製ですが、持ち手がプラスチック製なのが特徴。オールステンレスよりも使用中の衝撃が緩和されるため、腱鞘炎の予防として効果的です。業務で長時間使用するという方におすすめですよ。
大きさは16cmなので、厚みのある生地でも扱いやすいのが嬉しいポイント。手が大きな方や男性にもぴったりですね。価格は少し張りますが、長い時間使っていても疲れにくいスケッパーを探している方には特におすすめといえるでしょう。
霜鳥製作所-スケッパー12cm(1,134円)
鋭い切れ味で食材を刻むのにぴったり
切れ味が鋭く、本格的なお菓子作りや調理にピッタリのスケッパーです。大きさも10.5cmから15cmまであるので、自分の手のサイズにあわせて選択可能。こねる、混ぜるだけではなく、刻むことも得意なので、餃子の餡づくりなど野菜と肉を刻みながら混ぜる調理にも重宝します。
シンプルな構造でお手入れが簡単なのも嬉しいポイント。食洗器にも対応しているので、いつでも清潔に使えますよ。汎用性が高いのでひとつあると重宝するでしょう。日本製の調理器具にこだわりたい方にもおすすめです。
霜鳥製作所-ブラック・フィギュア スケッパー(1,215円)
天然木とテフロン加工を施したブラックの刃がオシャレ
ステンレスの刃にテフロン加工を施したスケッパーです。ブラックな色合いが特徴的。生地がよりくっつきにくいので、粘り気のある生地や油っぽい生地が扱いやすいですよ。安心の日本製も嬉しいポイントですね。
持ち手部分は天然木でできており、長時間握っていても疲れにくいのが特徴です。珍しい黒色の刃と天然木の組み合わせはインテリア性も抜群。インダストリアルなキッチンによくなじみます。機能も見た目もこだわりたいという方におすすめですよ。
貝印-スクレッパー(488円)
癖のなさが特徴なのでお試しで使いたいときに便利
丈夫なステンレス素材のスケッパーです。温度が上がりにくいのでパン生地やパイ生地など、温度変化に弱い生地を扱うときに最適。持ち手もしっかりとしていて握りやすいため、力が入れやすいのも嬉しいポイント。固いバターやマーガリンもしっかりと切れますよ。
ステンレス製のスケッパーの見本のようなシンプルな構造で、癖なく使えます。価格帯もリーズナブルで手に取りやすいのも魅力的。スケッパー初心者の方や、一度ステンレス素材を試してみたいという方におすすめですよ。
シリコン製でおすすめのスケッパー
タイガークラウン-シリコンゴム付スクレーパー(1,630円)
持ち手がプラスチックなので力を入れやすい
ヘラのように使えるシリコン製のスケッパーです。適度なしなりと固さで、ボウルの側面にフィットしやすく、生地を綺麗に無駄なく移せます。チョコレートなどの液体状の生地を扱うときにもおすすめですよ。
ケーキを焼く前に表面をならしたり、生クリームをケーキの表面に塗ったりするときにも使えて便利。持ち手はプラスチック製なのでしっかりと握れます。力も入れやすいので、生地の裏ごしにも重宝しますよ。お菓子作りでスケッパーを使いたい方におすすめです。
カンダ-kan シリコンドレッジ 小(1,081円)
穴に引っ掛けて吊るして収納できる
オールシリコンでできたスケッパーです。程よいしなりで丸いボウルにそわせて使えるため、生地を混ぜたり移したりするのに便利。耐熱200度なので、チョコレートなどの湯せんにも問題なく使えます。お菓子作りをよくするという方にぴったりですよ。
食洗器に対応しているため、手入れの手間がかからないのも魅力的。穴が開いているのでフックなどに引っ掛けて収納できます。シンプルな白い見た目なので、見せる収納として吊るしておくものオシャレですよ。日本製で安心して使えるのも嬉しいですね。
ホテイ印-スケッパー(2,890円)
熱に強くジャムなどを煮るときに便利
製菓厨房製品専門のメーカーから販売されているシリコン製のスケッパーです。大きさ13.5cmなので、男性でも女性でも扱いやすい丁度良いサイズ感。持ち手部分は盛り上がっていて握りやすく力が入れやすいので便利です。
耐熱温度は150度と熱に強いのも特徴のひとつです。火のついた鍋などで使えるので、ジャムや水あめを煮るときにも使えます。しなりがよく、鍋底からしっかりとかき混ぜられますよ。食洗器対応なので手入れも簡単。熱に強いスケッパーを探している方におすすめです。
リビングート-スクレーパーヒツジ(638円)
かわいい羊のデザインでお子さま専用の器具としてもおすすめ
かわいい羊の形をしたスケッパーです。縁が丸くなっているので小さなお皿やボウルにも沿わせやすく、生地をしっかりとすくえます。調理目的以外にも、お皿についた汚れをざっと落とすときなどに使用することもできますよ。
ポップで可愛いデザインなので、お子さま専用の調理器具として使うのもおすすめ。大きさ約9.6cmと小型なので小さな手にも収まりやすいのも嬉しいですね。耐熱温度は230度なので、食洗器も使用可能。いつでも清潔に使えます。
ユーロキッチン-一体型シリコンスパチュラ(1,100円)
カラフルでポップなデザインでアメリカンスタイルとの相性抜群
雫のような形が特徴的なシリコン製のスケッパーです。直線部分と曲線部分で使い分けが可能。切る、すくう、混ぜるの三つの工程が効率よく作業できます。継ぎ目がないため汚れが落ちやすく、衛生的に使えるのも魅力的。耐熱温度も280度と高いので、湯せんしたばかりのチョコレートのような熱を持った食材でも安心して使えますよ。
色は赤と青、黄色の三色。ポップな色合いなので、アメリカンテイストのインテリアになじみがよいのも特徴です。上部に穴が開いているので吊るして収納も可能。カラフルなスケッパーを探している方にもおすすめですよ。
プラスチック製でおすすめのスケッパー
貝印-スクレッパーレッド(319円)
特徴的な赤い色で生地の状態もチェックしやすい
エンボス加工を施した貝印のスケッパーです。生地がくっつきにくいため、粘りのある生地を扱うときに便利。赤い色をしているので、生地の薄さや粘りもチェックしやすいのも嬉しいポイントです。お値段も控えめなので、お試しに使いたいという方にもおすすめですよ。
12cmと小さいサイズで手のひらに収まりやすいのも魅力的。小さなお子さまや手の小さい女性でも持ちやすいのでおすすめです。程よい固さとしなりがあるため、材料をすくったり、ボウルにこびりついた生地を寄せ詰めたりなどゴムベラのようにも使えますよ。
タイガークラウン-スクレーパー丸型(348円)
角がなく丸いのでケガの心配がなく安全に使える
刃の先端が丸くなっているタイプのスケッパーです。角がないことでボウルなどの丸い容器にフィットしやすいのが特徴。生地を移し替えるときに隅々まですくい取ることができ便利です。容器も傷つけにくいので一石二鳥ですよ。
角がないことでケガをしにくいのも嬉しいポイントです。小さなお子さまと一緒にお菓子作りをするときでも安心して使用できますね。適度なしなりがあるので、スイートポテトやポタージュ作りなどの裏ごしをするときにも重宝しますよ。
タイガークラウン-スパテラ・スケッパー 白(1,061円)
シンプルでミニマルな見た目と薄型で収納場所に困らない
目盛付きで定規いらずのスケッパーです。スケッパーひとつで生地をカットする目安を測ることが可能なので、効率がぐっと上がりますよ。適度な固さで、裏ごし作業にもピッタリ。手のひらに収まりやすく、手が小さな女性でも扱いやすいサイズが魅力的です。
シンプルでミニマルな見た目なので、キッチンに出しっぱなしにしておいてもインテリアの邪魔をしません。収納したいときも、約3mmの薄さでちょっとした隙間でもしまっておける優れもの。癖のない使い心地でスケッパー初心者にもおすすめですよ。
MATFER-耐熱スケッパー ハード(440円)
耐熱120℃なので食洗器も使える
フランスの老舗メーカーが製作したナイロン製のスケッパーです。しっかりとした強度で混ぜたりこねたりだけではなく、刻みも得意な汎用型。幅広い用途に使えますよ。12cm幅で手になじみやすく、持ちやすのも嬉しいポイントです。
120度もの熱さに耐えられるので、湯せんしたチョコレートなどの熱い素材でもラクラク扱えます。食洗器も対応可能で衛生的。刻みに特化したステンレス製だとケガが心配だという方でも、安心して使えるのは嬉しいですね。お子さまと一緒にお菓子を作るときにも重宝しますよ。
富澤商店-cuocaオリジナルスケッパー(390円)
直線とカーブの使い分けで効率よく作業ができる
直線面とカーブ面の使い分けが可能で、無駄なところがないスケッパーです。まっすぐの部分は生地を切り分けたり食材を刻んだりと刻みに特化。丸みを帯びている部分は程よい固さでボウルについた生地を綺麗に移すことが可能です。また、裏ごし作業や、ケーキの表面をならしたりする作業にも使えます。
特徴的なブラウンの色味は、キッチンに置いておいてもインパクト抜群。目立つため、いざ使うときに見失うことも少ないでしょう。生地の様子もチェックしやすいので一石二鳥ですね。ナチュラル系のインテリアとも相性抜群なので、インテリアにこだわりたい方にもおすすめですよ。
まとめ
初めて使うなら汎用性の高いプラスチック製のスケッパーがおすすめ
スケッパーを初めて使うなら、刻み作業もすくう作業も効率よくできるプラスチック製のスケッパーがおすすめです。ステンレス製とシリコン製のよいところを併せ持っているため、使い方を覚えるにも最適。扱いに慣れてきたら、自分の使用する目的にあわせてシリコン製やステンレス製に切り替えてもよいでしょう。この記事ではおすすめのスケッパーをランキング形式でご紹介しました。スケッパーはひとつあるとお菓子作りや調理がぐんと楽になります。自分にあったスケッパーで美味しいお菓子やパンをたくさん作ってくださいね。