ガーデニングや農作業を行う際に欠かせない道具であるレーキ。用途に合わせてサイズや種類がたくさんあり、どれを購入したら良いのか迷う方も多いと思います。そこで今回は、レーキの種類とその特徴をくわしく解説していきます。種類別におすすめのレーキも全部で14品紹介しているので、ぜひ購入する際の参考にしてくださいね。
レーキとは?
落ち葉や草などをかき集めるのに使う
レーキとは日本語で言う熊手のこと。主にガーデニングや畑仕事をする際に、刈り取った草や落ち葉、ゴミなどを集めるときに使います。庭があるご家庭なら、ひとつは持っておきたい便利な道具です。
土をならしたり草を刈れる
レーキには、土を均等にならす平らなものも。学校や野球のグラウンドによく使われています。田畑に畝を作る際にも便利です。また、爪のついているタイプの中には、土を掘り起こしながら草を集められるものもあります。
レーキの種類
熊手タイプ
複数の爪で草や落ち葉を集められる
爪が扇状に広がっているタイプや、縦に並んでいるタイプがあります。どちらのタイプも複数の爪がついており、刈り取った草や落ち葉を効率よくかき集めるのに便利です。爪の強度によっては、土砂に石が混じっていても使えます。
扇形の爪のレーキは、形が動物の熊の手に似ていることから、日本では熊手と名付けられています。熊手は、たくさんのものをかき集められます。そのため、お金や良い運気が集まるようにと、商売繁盛の縁起物としても古くから親しまれていますよ。
トンボタイプ
グランドなどの土をならすのに使う
先端が板状になっているトンボタイプは、主に野球場などのグラウンドや畑の土を平らにするのに使います。地面の土をしっかりととらえて、幅広い場所をきれいに整えるのに向いています。また、田畑の畝立てもできるので、農作業には欠かせない道具。
アスファルトで道を舗装する時など、工事現場でも活躍します。なお、トンボと言うのは俗称で、昆虫のトンボが羽を横に広げている姿に似ていることから来ています。他にグラウンドレーキや、ならしレーキと呼ばれることもあります。
レーキの選び方
材質で選ぶ
ステンレス製は耐久性が高い
ステンレス製のレーキなら、汚れを水で落としやすく錆びにくいので、安全に使えて長持ちします。外に置いておいても平気なため、日常的に使用する場合など、外に置きっぱなしにする時に便利。少し重い素材ですが、しっかりしていて丈夫なので、刃の部分にのみに使われていることが多いです。壊れにくいレーキを使いたい方におすすめです。
アルミ製は軽くて扱いやすい
アルミニウム製は、軽くて扱いやすいのが特徴です。このため、刃の部分はステンレスや木製でも、柄の部分はアルミが使われているなど、多くのレーキで使われている素材です。丈夫さも兼ね備えているので、壊れにくく長く使用できますよ。女性やお子様が使うのに適しており、農作業などで長時間使用する場合にも重宝します。
木製は整地作業に向いている
野球部員などが校庭グラウンドを木製のトンボ型レーキできれいにならしている光景を、一度は見たことがあるでしょう。グランウンド整備で良く使われる木製のものは適度な重量で、土などを均等に整えられます。錆びてしまう心配がないので、安全に使用できるのが特徴です。広範囲を一気に整地できるよう、刃が大きめのサイズのものが多く、その割に重さは軽いのが一般的です。
収納のしやすさで選ぶ
柄が伸縮するものならコンパクトに収納できる
持ち手の部分だけでなく、扇形の爪の部分も伸縮するものがあります。スリムに収納できるので、置き場所に困りません。また爪の部分の開閉ができるものは、爪を閉じた状態で持ち運べば、衣服などに引っ掛けることがないので安全です。また、柄の部分が伸縮できるものは、使い手の身長に合わせて使えるので、腰の負担が少なく使えますよ。
外に置くなら風雨で劣化しにくいものを
外に置いておく場合、劣化しにくい素材のものがおすすめ。金属製のものでも錆びにくいものを選ぶと良いでしょう。錆びてしまうとボロボロになり、怪我などの原因になることもありますよ。また、木製や竹製などの場合は、防水加工が施されているなどの耐水性があるものを選べば、使い勝手が良く手に馴染むので長く使用ができますよ。
持ちやすさで選ぶ
自分の身長より少し小さめのものが使いやすい
自分の身長より大きなレーキは、柄の部分が邪魔になり、扱いにくくなります。逆に小さすぎると屈んで作業する必要があるため、腰を傷めやすく、長時間の作業には向きません。このため、立って作業したい場合には、自分の身長と同じくらいか、少し小さめのものを選ぶのがベスト。姿勢に無理がないため疲れにくく、作業に集中できます。
グリップ力のあるものなら安全に使える
作業をしていると、手に汗をかきやすくなります。汗で手が滑りやすくなると、レーキをしっかり握れずに落としてしまう可能性があります。グリップ力があるものなら、手汗で滑りにくいので夏場の作業にも安心です。また、握り手の部分にくぼみがあるなど、握りやすい工夫のされているものなら疲れにくく、長時間の作業も楽になるのでおすすめですよ。
レーキのおすすめブランド・メーカー
千吉
DIYツール専門メーカーのオリジナルブランド
千吉は、大工道具や園芸用品を数多く扱う、藤原産業のオリジナルブランド。プロにも愛用者が多く、確かな品質で使い勝手が良いと人気です。刃物などの種類が豊富で、様々な用途に合わせて道具を選べます。
アルミス
アルミニウムの様々な製品を開発
アルミスは、地球環境にやさしいアルミニウムを使った製品を開発しているメーカー。丈夫で軽いアルミニウムの特性をいかした農具などを幅広く扱っています。コストパフォーマンスに優れた商品を数多く開発しています。
アークランドサカモト
新潟のホームセンターチェーンを経営している企業
新潟を中心に展開されている、ホームセンタームサシなどを運営しているメーカーです。ライフスタイルをさらに自由で楽しいものへと変えていくモットーのもと、人々の生活に寄り添った商品を数多く開発しています。暮らしを豊かにする信頼のメーカーです。
キンボシ
園芸用具や園芸機器を扱う総合メーカー
明治3年創業の、歴史あるガーデニング用品の総合メーカーです。芝刈り機や鎌などの刃物をはじめ、数多くの園芸用品を扱っています。伝統を守りながらも時代に即した製品は、使い勝手が良いと人気が高いです。
おすすめ&人気のレーキランキング
熊手タイプでおすすめのレーキ
関口国吉商店–竹熊手(499円)
昔ながらの竹製熊手
熟練の職人の手によってひとつひとつ手作りされている、昔ながらの竹熊手。ホームセンターで売られているものとは違い、丈夫なつくり。軽くて壊れにくく、長さも140cmほどなので、女性でも扱いやすいのが特徴です。
竹ならではの弾力性があり、落ち葉や細かなゴミをしっかりとかき集めるに最適。先端部分は火で炙って曲げているので、自然な風合いです。リーズナブルで確かな品質の竹製の熊手を求めている方に、おすすめの一品。
ガーデンヘルパー-パイプ柄 U爪 ガーデンクリーナー(2,750円)
爪の幅がワンタッチで調節できる
確かな品質と丁寧な商品作りで、信頼あるブランドであるガーデンヘルパーのレーキ。多くの農業関係者やガーデニング愛好家に支持されています。強度があるだけでなく引っ掛かりも少ないため、スムーズに使用できます。
爪の形がU字型に折れ曲がっている、少し珍しいタイプのレーキ。サイズは長さ170cm、重さ1020gとやや大きめです。爪の幅を簡単スライド方式で調節できるので、場所を選ばずに使用できるのもおすすめポイントです。
千吉-アルミ柄 レーキ 12本爪(3,450円)
サイズが手ごろで女性でも扱いやすい
ヘッドが小さめで、狭い場所にも使いやすいレーキです。畝と畝の間や株の隙間を耕すのにも便利です。丈夫で刃先が曲がりにくい加工が施されており、草も手軽に集められるので、様々な用途で使用できる万能さが魅力の一品です。
サイズは、長さ143cmで重さが650gと小型で軽量。アルミ製の柄で疲れにくく、小柄な女性でも簡単に使用できます。畑などの広い場所でも農作業にはもちろんのこと、自宅の庭のガーデニング作業にもおすすめです。
キンボシ–木柄ガーデンクリーナー(2,334円)
オーソドックスで使いやすい熊手タイプ
オーソドックスな熊手タイプのレーキ。頑丈でシンプルなつくりなので、長持ちします。また、木製の柄は手になじみやすく、持ちやすいのも特徴です。長く愛用できるレーキを求めている方に、おすすめです。
サイズは全長164.5cm、重さ1100g。程よい長さと重さで、女性でも男性でも使いやすいです。スチール製の爪は幅が調節可能で、狭いところも広いところも、場所を選ばず力強く草をかき集められます。
アルミス-アルミレーキ(2,760円)
アルミ製で軽くて使いやすい
持ち手に楕円形状の溝が入っていて、滑りづらく握り易いのが特徴のアルミ製のレーキ。力を入れて仕事がしやすいです。板に水はけの穴が入っているので、水溜りの土砂をならしたり掻き出したりするのにも便利で水の抵抗も気になりません。
柄の長さは180cmと少し長めですが、アルミ製なのでとても軽く、女性でも簡単に扱えます。組み立て式ですが、組み立て作業は5分程度で済むので、簡単です。作業効率が良いので、畑仕事がはかどりますよ。
トンボタイプでおすすめのレーキ
アルミス–アルミ代かき(4,480円)
長時間の作業も可能
ヘッド部分も柄の部分も、全てアルミ製の整地用レーキ。軽いため、畑仕事などの長時間の作業も苦になりません。持ち手に滑り止めの溝が入っているので、持ちやすく、女性やお子様でも安心して使用できます。
サイズは長さ180cmで重さ1300g。シンプルな構造なので、壊れにくく長く使用できます。頑丈なので、土に石ころが混ざっていてもしっかりと掻き出せます。畝立てや整地に大活躍すること間違いなしの一品ですね。
浅香工業–木製レーキ 小(3,200円)
修理しやすい木製のトンボレーキ
グラウンド整備などによく使われる木製のトンボレーキ。木製で芝生を傷つけにくいため、グラウンドだけでなく庭の整地や芝刈りの後の草をまとめて集めることもできます。高品質な天然木を使用しており、耐久性があります。
サイズは長さ120cmで重さが1060g。小さめの軽量サイズなので、女性やお子様の使用に向いています。シンプルな構造なので、万が一壊れたとしても、釘を打ったり木材を追加したりすれば、すぐに修理ができます。
浅香工業-木製レーキ替板式アルミ柄(4,930円)
頭部を交換できるので長く使える
グラウンドの整地にぴったりのレーキ。柄はアルミ製で軽く、頭部は木製でやさしい使い心地です。また、頭部の板部分はボトルやナットで簡単に交換ができるので、使っているうちにいたんでしまっても安心です。
サイズは長さ150cmで重さ960g。柄がアルミ製で腐食しないので、長持ちします。持ち手の部分には滑り止めの加工がしてあり、握りやすい太さで、作業効率も良いです。女性が持つのにちょうど良いサイズ。
伸縮タイプでおすすめのレーキ
千吉–W伸縮ガーデンクリーナー(1,390円)
玉付き爪で落ち葉などが刺さりにくい
バネのように弾む爪は柔らかく、たくさんの落ち葉やゴミをかき集めるのに向いています。爪の先端は玉状になっており、あやまって足や手などを切ってしまう心配がありません。お子様でも安心して使えます。
重さは800g程度と軽く、誰でも手軽に庭掃除などが可能です。自分の身長に合った長さに変えられるので、使い勝手がよく、疲れにくいのが特徴。長さも爪の間隔も調節できるので、コンパクトに収納できます。
高儀–スライド式 玉付き伸縮レーキ大(1,298円)
簡単に長さ調節ができる
使い勝手の良い伸縮式のレーキ。爪の先端に玉がついているので、芝生や庭の草花を傷つける心配がありません。また、簡単スライド式で爪の間隔を調節できるので、場所や用途に合わせて素早く対応できます。
サイズは長さ80cmから160cmで、重さは800g。大人からお子様まで、安全に使える軽さと長さを備えています。コンパクトに収納できるので、置き場所に困りません。家族が誰でも使えるレーキを求めている方におすすめです。
アークランドサカモト– CLUB.J W伸縮式ガーデンレーキ 大(1,409円)
持ち運びに便利なコンパクトサイズ
ヘッドの爪部分の間隔をワンタッチで変えられる、便利なレーキ。先端は玉つきなので、ゴミをかき集めるときにも引っ掛かりがなく、スムーズに作業ができます。芝生の余分な層の掃除だけでなく、アスファルトのゴミをかき集めるのにも便利です。
サイズは長さが81cmから156cm程度で、重さが762g。レーキの中でも非常に軽量です。持ち手にはグリップがついているので、滑りにくく握りやすいのが特徴で、長時間作業しても疲れにくいですよ。
浅野木工所-伸縮式玉付ミニガーデンクリーナー(2,651円)
軽量で女性やお年寄りでも使える
草集めに最適な伸縮レーキ。爪の先端に玉がついているため、芝生などを傷つける心配がなく、落ち葉やゴミに刺さることもないので、快適にゴミ集めができます。収納する際もコンパクトなので、一つ持っていると便利です。
サイズは長さ約114cmから171cmまで調節可能。使う人の身長に合わせて調節できます。また、柄の部分がアルミ製で重さが670gと非常に軽量のため、力のない女性やお年寄りでも、安心して使用できますよ。
千吉–伸縮ミニガーデンレーキ(930円)
座って使える小さなレーキ
ミニサイズで小回りがきく、便利なガーデンレーキ。ちょっとした範囲の土ならしや掃除にぴったりです。短くすればしゃがんでいても手軽に使えるので、草むしりをしながらゴミなどをかき集めるのにも便利。
サイズは長さ74cmから127cmmまで調節できます。重さもわずか420gしかないので、特にガーデニングを楽しむ女性に使い勝手が良いと人気です。ヘッド幅も17cm程度なので、狭い場所の掃除や細かい作業に向いています。
トンボ工業–アルミ柄替刃式伸縮レーキ(9,725円)
伸縮できるトンボ型の木製レーキ
刃は割れにくく耐磨耗に優れたブナ材を、柄の部分は軽量で丈夫なアルミ製を使用した、使い勝手が良いレーキ。グラウンドや田畑の整地に向いています。ヘッドの刃の部分は交換可能なので、末長く使えるのもおすすめポイントですね。
サイズは最短99cmで最長が158cm。使う場所や人に応じて、無段階で長さを調節できます。長さを短くすれば、工事現場などへコンパクトに持ち運びができ、収納スペースの節約にもなるので便利です。
まとめ
持ちやすいレーキがおすすめ
レーキは長時間使用することも多いので、持ち手に滑りにくい加工がされているだけでなく、重さが軽いものを選ぶのがおすすめです。サイズも大きすぎたり小さすぎたりすると扱いにくくなってしまうので、自分の身長に合った柄の長さのものを選ぶのもポイントのひとつ。使い勝手の良いレーキで、畑仕事やガーデニングの効率を良くし、作業をより楽にしましょう。