洗車や外壁掃除、雨戸の掃除などに、パワフルな力を発揮してくれるのが高圧洗浄機です。使ってみるとその便利さに驚かされますが、種類のバリエーションも多く、いざ購入するとなるとどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。ここでは高圧洗浄機を種類や特徴で整理し、使用シーンごとにおすすめのタイプをご紹介します。さらに人気のメーカーを中心におすすめの製品をピックアップ。ご自分の使い方に最も適した一台を見つけてくださいね。
高圧洗浄機とは
高圧噴射する水の力で汚れを落とす掃除機具
高圧洗浄機とは、ノズルの先から水を高圧で噴射させ、その水流の力で汚れを吹き飛ばして落とす掃除用の機具です。ホース水流では落とせないような頑固な汚れや、ブラシやスポンジの入り込みにくい箇所の汚れなども落とすことのできる高い洗浄力が魅力です。
家庭用は業務用に比べて小型で軽量
高圧洗浄機には家庭用と業務用があります。家庭用は主に網戸や外壁の汚れ落とし、洗車などに、業務用はビルメンテナンスや作業現場、農機具や畜鶏舎の洗浄などに使用されます。業務用は大型でパワーが強く、重さも数十kgに達しますが、家庭用は重くても15kg前後、軽いものなら1kgと軽量小型で扱いやすいのが特徴。水圧も業務用に比べてマイルドです。
高圧洗浄機の特徴
高圧水流を使うので水や電気代を節約できる
高圧水流を使用する高圧洗浄機の最大の特徴は、少ない水量で掃除ができるため、水の節約ができることです。水道ホースを使った場合1分間に約20Lの水を使用しますが、高圧洗浄機だとその70~80%の節水が可能で、3.5~6L程度で済みます。また洗浄力が強く短時間できれいにできるので、電気代もかかりません。
目地や細かい部分の汚れもパワフルに除去
目地や細かい隙間に入り込んだ汚れを落とすのに、苦労した経験を持つ人も多いでしょう。高圧洗浄機は水を使うので、ブラシの届かないような場所にも簡単に入り込みます。強力な水流で汚れをパワフルに剥がし落とし、除去してくれるのです。
高圧洗浄機の種類
水道のない場所でも使えるタンク式タイプ
タンク式は、高圧洗浄機の本体内部に給水タンクが内蔵されているタイプです。水道の蛇口に繋ぐ必要がないので、水道から吸水できない場所でも使えるというメリットがあります。庭やベランダなどでの使用に便利なタイプです。
持ち運び可能で屋外で使いやすいタンク式充電タイプ
タンク式充電タイプは、上記のタンク式と同様給水タンクを内蔵したうえに、バッテリーを備えていて電源コンセントに繋ぐ必要のないタイプです。このタイプなら、さらに使用場所の自由度が広がります。家から離れた場所での洗車や、アウトドアなどでも使えますよ。
溜め水の再利用などができる自吸タイプ
自吸式は、バケツなどに汲み置いた水をホースで吸い上げて使うことのできるタイプです。このタイプもタンク式と同様、水道のないところで使用できるメリットがあります。このタイプのもうひとつのメリットは、残り湯や溜め水の再利用が可能なこと。水を有効利用することができます。
手軽で長時間たっぷり水が使える水道接続タイプ
水道接続タイプはホースで水道の蛇口に接続し、水道から直接給水するタイプです。重い水タンクを扱う必要がなく手軽で、水の残量を気にすることなくたっぷり使えます。ただし、水道のないところでは使えません。使いたい場所が少し離れている場合は、給水ホースの長さも確認しておきましょう。
高圧洗浄機の選び方
用途で選ぶ
網戸や自転車など身近なものにはポータブルタイプを
ポータブルタイプは、手持ちでの作業も可能な小型でコンパクトな高圧洗浄器です。パワーや水量は少なめですが、網戸や自転車、小型~中型車などを洗うには十分です。高圧洗浄機のパワーは水圧の高さにより、スペック表記の「常用吐出圧力」に示されています。水圧の単位をMPa(メガパスカル)といいますが、ポータブルタイプなら常用吐出圧力2~8 MPa程度、吐出水量は200~350L/h程度です。水圧が高すぎると雨戸の破損や車体の塗装剥げなどを起こす恐れもありますから、このレベルを目安にしておきましょう。
外壁などの大型対象物や洗車には据え置きタイプを
外壁や石畳、大型車などを洗う時には、もう少し強めのパワーが欲しくなりますね。コイン洗車場に設置されている高圧洗浄機の吐出圧力は7~10Mpaほど、吐出水量は500~800 L /hほどです。家庭用の高圧洗浄機でこのくらいの吐出圧力を叶えるなら、比較的大型の据え置きタイプを使いましょう。据え置きタイプは地面に置いて使用するタイプで、ポータブルタイプより大きなパワーを持ち、吐出水量も350 L /h以上のレベル。高い場所まで十分な勢いの水が届きますから、雨どいや2回の窓など高い場所の掃除も楽々できますよ。
静音性を考慮したモーターの種類で選ぶ
マンションにも向く静音性と寿命の長さが魅力のインダクションモーター
インダクションモーターとは、その内部でコイルが磁力によって空中で回転する仕組みのモーターです。そのためパーツ同士の摩擦がなく、静音性が高いです。騒音の気になる住宅地で使うには最適のモーターでしょう。マンションなど特に音に気を使いたい場合は、インダクションモーターの中でも水冷式のモーターをおすすめします。外気を取り込んでモーターの熱を冷ます空冷式と違い、水冷式ではモーター周りに水を循環させて冷却します。そのため本体に空気孔が空いておらず、内部の音がより漏れにくいのです。インダクションモーターは構造がシンプルなため、耐久性が高く長寿命なことも利点です。
反面、1つの周波数に特化して設計されているので、使う地域が東日本か西日本かによって、使用周波数に合わせたモデルを選ぶ必要があります。周波数とは、1秒間に流れる電流が変化する回数のことで、Hz(ヘルツ)という単位を使います。日本では発電機導入の歴史的な経緯から、東日本では50 Hz、西日本画60 Hzと周波数が異なるのです。購入前に自分の住む地域の周波数をチェックしておきましょう。
作動音はするが手頃な価格で購入しやすいユニバーサルモーター
ユニバーサルモーターは、西日本と東日本のどちらでも、使用地域を選ばず使うことができます。高速回転が可能で負荷がかかった時の力も強いので、家庭用の電気工具やミキサー、コーヒーミルなどによく使われています。サイズもコンパクトで価格も手頃。インダクションモーターの価格帯より20,000円ほど安価なゾーンにあり、10,000~30,000円くらいで買うことができます。購入しやすいタイプと言えるでしょう。ただ内部構造から回転時にパーツが擦れ合うので、キュイーンといった作動音がします。またインダクションモーターより耐久性には劣ります。
ハイパワーで電源不要だが駆動音が大きいエンジンモーター
エンジンモーターは、軽油やガソリンなどの燃料によって駆動するモーターです。パワーが大きく、電源不要でどこでも使うことができるので、業務用の高圧洗浄機でよく利用されています。ただ駆動音が非常に大きく、大型で重いので、住宅地で使用する家庭用としては向きません。同じくエンジンを持つ自動車の騒音規制値は、通常時で71~82dB(デシベル)です。ただしこれはマフラーを装着しての値ですので、エンジンがむき出しになったオープンタイプの高圧洗浄機なら、それ以上の騒音も考えられます。家庭用として選ぶのであれば、インダクションモーターかユニバーサルモーターから選ぶことをおすすめします。
ノズルやアタッチメントの種類で選ぶ
ジェット水流や圧力調整のできるノズルで使い道が広がる
高圧洗浄機は単体でも十分使えますが、別売りアクセサリーを組み合わせることで、場所や用途により広がりがでます。初めからどんなオプションアクセサリーが付属しているかに注目して、使いやすいものを選ぶのもおすすめです。より強いジェット水流を出すことのできるノズルや、霧状にしてソフトに散水できるもの、噴射圧力を調整できるタイプなどがあります。強力洗浄からやさしく洗いたいものまで、様々な用途で使いこなしたい人は、ノズルのバリエーションも選択肢に入れてみましょう。
床洗いや洗車に便利なのがクリーナーやブラシのアタッチメント
ノズルの先に様々な形状のアタッチメントを装着できるものもあります。例えば先端を覆うようなクリーナーヘッドを装着できるタイプだと、床の掃除などの際に水や汚れが飛び散らず、きれいに作業できます。またウォッシュブラシを装着できると、洗車や外壁掃除の際、水を流しつつ擦ることができて便利ですよ。
高圧洗浄機のおすすめブランド・メーカー
ケルヒャー
掃除用機具とシステムをトータルで提供するプロフェッショナル
高圧洗浄機のブランドとして、最も有名な企業がケルヒャーでしょう。黄色と黒の本体を見れば、ああ、あれかとすぐに分かる人も多いはず。ケルヒャーは、家庭用から業務用まで広範囲に渡り、清掃の機具とシステムをトータルで販売する専門企業です。1935年にドイツで創業、現在では高圧洗浄機やスチームクリーナーなど、世界最大手の清掃機器メーカーとして世界約190カ国で愛用されています。1984年、家庭用ポータブル高圧洗浄機を世界で初めて販売したのもケルヒャー。その品質と機能性は、日本でも高い信頼を得ています。
アイリスオーヤマ
消費者の快適な暮らしを支えるソリューション企業
アイリスオーヤマは「快適生活」をキーワードに、消費者の問題を解決する製品を提供する企業です。1986年の創設以来、日々の暮らしに生まれる不便を、自社開発商品によって解消し続けてきました。家電から調理用品、収納インテリアからペット用品まで、ありとあらゆる方面から暮らしを支えます。アイリスオーヤマの高圧洗浄機は、購入しやすい手頃な価格と使いやすい工夫が特徴。特にタンク式と充電式のラインナップが豊富で、生活シーンの中で日常使いしやすい製品が揃っています。
ヒダカ
高圧洗浄機専門店こだわりのオリジナルブランド
ヒダカは2000年にスタートした、高圧洗浄機専門の販売店です。ケルヒャーをはじめとして、国内外の有名メーカーの製品を多数扱ってきました。そのヒダカショップが専門知見とお客様の声を生かし、商品開発したオリジナルブランドがヒダカです。使いやすいベーシックな標準セットから用途を広げるオプションアクセサリーまで、ラインナップは豊富。また専門ショップならではの、交換部品や補修部品も充実しています。
マキタ
暮らしと住まいの総合工具サプライヤー
電動工具や空気動工具、家庭用・園芸用機器など、人々の暮らしや住まい作りに役立つ工具を幅広く製造販売するメーカーがマキタです。電動ドリルなど、ホームDIYを強力にバックアップする製品を送り出しています。マキタの高圧洗浄機は、優れた節水効果を持つものや充電式、自吸式などラインナップの層の厚さが強みです。災害時にも活躍する充電式の製品シリーズを展開しているだけあって、充電式でも強いパワーを発揮する高性能のバッテリーを搭載しています。
リョービ
自動車産業から電動工具まで幅広く手がけるものづくり企業
1943年に自動車用のダイカストメーカーとしてスタートしたリョービ。ダイカストとは、アルミニウムなどの金属合金を精密な金型に注入して製品を成形する、鋳造技術のことです。以来、印刷機や電動工具、建築用品などの完成商品の生産と両輪で成長してきました。高圧洗浄機の製造にもそのダイカスト技術は生かされており、高い耐久性が特徴です。エントリーモデルで10,000~20,000円前後、ハイエンドモデルで50,000円前後というリーズナブルな価格も、魅力のひとつです。
おすすめ&人気の高圧洗浄機ランキング
小型でおすすめの高圧洗浄機
ケルヒャー-高圧洗浄機 K2 ホームキット(24,818 円)
家まわりの掃除にぴったりのコンパクトタイプ
本体重量は5.5kg、軽くて持ち運びしやすい小型の高圧洗浄機です。本体にはタイヤとハンドルが付属しているので、カートのように引いて移動ができます。トリガーガンホルダーやノズル用ホルダー、ホース・ケーブル用のフックも付いているので、付属品もコンパクトにまとめられます。
コンパクトですが機能は十分で高性能。ノズルは圧力の調整できるバリオスプレーランスとジェット噴射のできるサイクロンジェットノズルの2タイプで、窓や網戸の洗浄から外壁のコケ落としまで広く使えます。水はねをカバーしてくれるアタッチメント、テラスクリーナーも付属。ベーシックな1台を必要としている人におすすめです。
ケルヒャー-高圧洗浄機 K2 クラシック カーキット(15,098 円)
片手に持ったまま洗車も網戸掃除もできる
同じくケルヒャーのコンパクトタイプK2、こちらは洗車に最適なカーキットです。3.8kgという驚きの軽量で、片手で楽々持てるので、洗車や掃除の際に動きながら水をかけるのも簡単。作業がまったく億劫になりませんね。
ノズルは扇形に水が噴射される汎用性の高い広角ジェットノズル。それにプラスして、洗浄剤のボトルを取り付けてフォーム状に塗布できるフォームジェットも付属しています。擦り洗いのできるウォッシュブラシのアタッチメントも付属。洗車や外壁掃除用に軽量の高圧洗浄機が欲しい人には、こちらがおすすめです。
リョービ-高圧洗浄機 AJP-1310(21,600 円)
グッドデザイン賞受賞の省スペースコンパクトモデル
すっきりとコンパクトに収納できる、家庭向け小型軽量モデルの高圧洗浄機です。重さが6.2kgと楽に持ち運びできるうえに、幅わずか22.1cmのスリム設計。その中にノズル、ガン、ホース、電源コードが納まるので、収納時も場所を取りません。
ノズルは1種類ですが、吐出圧力7 MPaとポータブルなタイプとしては十分な水圧を備えています。使用後に床面への水垂れを防ぐ水受トレイ付き。簡単に扱える掃除用具のひとつとして高圧洗浄機を揃えたい人に、おすすめの製品です。
アイリスオーヤマ-高圧洗浄機 FBN-604(19,910円)
ツールボックスみたいなコンパクト収納タイプ
アイリスオーヤマが製造販売する、まるでツールボックスのような形状の、納まりのよい高圧洗浄機です。本体にパーツが一式収納でき、出し入れもセットも簡単。約10.5kgと少々重めですが、提げ手が付いているので持ち運びは楽です。
この製品の最大のポイントは、吐出圧力を自由に切り替えできること。50Hz タイプで5.0~8.5MPa、60Hz タイプで3.5~8.5MPaの水圧調節が可能。強力洗浄からソフトな散水まで対応します。リーズナブルな価格も嬉しいポイントですね。
静かでおすすめの高圧洗浄機
ケルヒャー-高圧洗浄機 K3 サイレント(30,218 円)
水冷式静音モーターのスタンダードモデル
ケルヒャーの静音タイプ高圧洗浄機ラインナップの中で、スタンダードタイプがこちらのK3です。インダクションモーターを搭載し、さらに水冷式を採用。そのほかモーター音や振動音を抑えるダンパー、吸音材、カバーなどの工夫により、体感音を従来品の約半分に抑えています。水冷式静音タイプは耐久性が高いという利点もあります。
K3は小型軽量で扱いやすいのも特徴です。こちらはアクセサリーキットの付かないスタンダードモデルなので、ノズルはバリオスプレーランスとサイクロンジェットノズルの2タイプのみ。しかし、基本的な性能としては十分です。ベーシックな静音タイプを求める人におすすめです。
ケルヒャー-高圧洗浄機 K5 サイレントカー&ホームキット(62,618 円)
静音高圧洗浄機の最上位ハイスペックモデル
こちらのK5は、ケルヒャーの静音タイプ高圧洗浄機の最上位機種です。家まわりからガレージ、洗車まで広範囲に使える汎用タイプ。バリオスプレーランス、サイクロンジェットノズルの2つのノズルに、水はねを防ぐユニバーサルクリーナー、フォームジェット、回転ブラシが標準で装備されています。
こちらもモーターは水冷式のインダクションモーターを採用しています。ダンパーや吸音材、カバーなどにも、モーター音や振動音を抑える工夫が施され、体感音を約50%削減。静音かつハイスペックの高圧洗浄機を求める人におすすめです。
ヒダカ-家庭用高圧洗浄機 HK-1890(24,624 円)
最大級のパワーと静音性を兼ね備えた高圧洗浄機
高圧洗浄機専門店のヒダカから、高圧力の家庭用高圧洗浄機が欲しいというニーズに応えて開発されたオリジナル製品です。最大の特徴は、家庭用では最高レベルの吐出圧力。常用吐出圧力は9MPa、最高で12 MPaの吐水圧を叶えます。
モーターには静音タイプのインダクションモーターを採用。パワーと静音性を両立させ、耐久性も高めました。圧力調節のできる標準ノズルとターボノズル、洗剤散布用のノズルの3種類が付属しています。そのほか、ホースバンドや水道蛇口に取り付けるカップリングなども標準付属。かゆいところに手の届く、こだわりの一品です。
タンク式でおすすめの高圧洗浄機
アイリスオーヤマ-高圧洗浄機 SBT-512N(15,800 円)
バケツ感覚で使用できるたっぷりタンク
アイリスオーヤマのタンク式高圧洗浄機は、バケツのような形のタンクに水を汲んで使う、掃除用具感覚の洗浄機です。タンクに水を入れたら、提げ手を持って運び、本体の上部に設置します。開口部にはフタが付いているので、移動中にも水はこぼれません。
このタンクの利点は、お湯や洗剤が使えること。50℃までの温水と中性洗剤に対応しているので、水では落としにくい油汚れや頑固な汚れに効果的です。水圧は高圧・低圧の二段階で切り替えられ、高速のスパイラル水流も使用可能。汚れを強力に落としたい人におすすめです。
充電式でおすすめの高圧洗浄機
アイリスオーヤマ-高圧洗浄機 SDT-L01N(32,184 円)
バケツ型タンクかつコードレスの便利な高圧洗浄機
先にご紹介したアイリスオーヤマのSBT-512Nと同じバケツ型のタンク式で、かつ充電式でもあるコードレスモデルです。50℃までのお湯と中性洗剤が使えるという高い洗浄力を、場所を選ばずどこでも発揮することができます。
取り外しのできるバッテリーは、充電器を使って家庭用電源から充電できます。充電時間は最大5時間、連続稼働時間は約10分。水圧をマックスに使用しても、掃除機レベルの65.8dBという静音タイプ。電源の届きにくい外壁やベランダの洗浄におすすめです。
日立工機-コードレス高圧洗浄機 AW18DBL LYP(81,002円)
アウトドアにも便利なポータブルタイプの高圧洗浄機
本体に持ち運びしやすいタンクの付属した、ポータブルタイプの高圧洗浄機です。フタ付きのタンクは大容量すぎない8L。約30分で急速充電できるので、出かける準備をしながら充電・給水し、さっと持参することも可能です。
水圧調整ダイヤルが付いていて、吐出圧力は0.5MPaから最大で2.0 MPaまで。強力に洗浄するというより、ソフトに洗うものや散水に適しています。野外でアウトドア用品を洗う際やガーデニングでの使用におすすめです。
サンコー-タンク式充電どこでも高圧洗浄機 ACTD2WS8(13,508円)
本体がタンクと一体化した大容量ハイパワーポータブル
タンクにハンドルと洗浄ホースが付属したような、本体タンク一体型のポータブル高圧洗浄機です。特筆すべきはタンク容量の大きさ。35Lの大容量で、約15~20分間の長い時間、連続して放水することができます。
充電時間は約3~4時間で、フル充電して約30~40分の連続稼働が可能です。吐水圧力も、ポータブルタイプではハイパワーレベルの6 MPa。洗車に、野外での掃除に、場所を選ばず便利に使うことのできる製品です。
洗車におすすめの高圧洗浄機
アイリスオーヤマ-高圧洗浄機 FBN-601HG-D(15,984 円)
高水圧と洗剤フォームでパワフルに効率よく洗車できる
家庭用高圧洗浄機では最高レベルの、高い水圧を備えた高圧洗浄機です。常用吐出圧力は9MPa、最大圧力は12MPaに到達。高速スパイラル水流と高圧の直射水流、低圧の扇状の水流の3種類の水流を使い分けることができ、頑固な汚れもパワフルに落とします。
洗剤をボトルに入れてガンに取り付けると、洗剤の混じる泡水流で洗車ができるノズル、フォームランス付き。自宅でスピーディに本格的な洗車ができます。この洗浄機なら、手洗いの約1/3の時間、25%の水の量で洗車が可能。効率よく自宅洗車がしたい人におすすめです。
マキタ-高圧洗浄機 MHW0810(30,186 円)
多彩なノズルとアタッチメントを備え節水効果も高い
豊富な標準付属品を装備する、使い勝手のよい高圧洗浄機です。ノズルは、高圧洗浄のできるサイクロンジェットノズルと広範囲に散水できるバリオスプレーランス、洗剤を泡スプレーできる泡ノズルの3種類。洗車に便利な洗浄ブラシのアタッチメントも付いています。
常用吐出圧力は7.5 MPaのハイパワー。バリオスプレーランスでは、手元でノズルの先を回すことで、低圧から高圧まで簡単に水圧が無段階調整できます。水の使用量を約83%抑えることができ、節水効果も抜群。まめに洗車する人におすすめしたい製品です。
まとめ
水圧高めで静音性の高いコンパクトタイプがおすすめ
高圧洗浄機の洗浄性能は吐水圧力によりますから、水圧の高いものがおすすめです。7~8 MPa程度の常用吐出圧力を備え、ノズルで圧力調節ができると使い勝手が良いでしょう。静音性の高いインダクションモーターをおすすめするのは、マンションなど住宅地でも使えるうえに耐久性があって長く使えるからです。取り回しのしやすい大きさと重さで、機能はベーシックなものがあれば十分。製品を挙げるなら、ケルヒャーのK3サイレントやヒダカのHK-1890をおすすめします。