和食メインだった一昔前に比べ、味付けが濃く、油を多く使用した料理が食卓に並ぶようになり、頑固な汚れをしっかり落とせる食器用洗剤のニーズが広がってきています。しかし、ただ洗浄力の高い洗剤というだけでは、肌を傷めてしまったり、環境に悪影響が出てしまうなどの問題も。そんな中食器用洗剤は、肌や環境への配慮はもちろん、除菌成分の配合や洗った後の速乾性を持たせるなど、日々進化を続けています。今回は、そんな食器用洗剤の様々な特徴や人気商品を詳しく解説していきます。洗浄力以外にも、インテリアのようにおしゃれに配慮した形状、爽やかな香りで気持ちよく使えるもの等、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。是非今回の記事を参考にしていただき、ご自身のニーズにピッタリの食器用洗剤を探してみてはいかがでしょうか。
人気の食器用洗剤の特徴
少ない量でもしっかり汚れを落とせる
油汚れを代表とするしつこい汚れを落とす時には、どうしても食器用洗剤を多めに使ってしまいがちになります。しかし、洗浄力をより強化したタイプを使うことにより、少量の食器用洗剤でも多くの食器の洗うことができ、さらに頑固な汚れもしっかり落とすことが出来るように。一度スポンジに洗剤を1~3ml程度含ませるだけで、しっかりと泡立ちも長持ちするので、コストパフォーマンスに優れている商品と言えますね。
毎日使うからこそ肌を傷めないものを
強力な洗浄力を持つようになった食器用洗剤は、その分肌へのダメージも強くなってしまう傾向にあり、毎日使用しているとどんどん肌が荒れてきてしまいます。洗浄力をキープしながらも、天然由来成分や肌をケアしてくれる成分を配合することにより、手肌へのダメージを最小限に抑えてくれます。肌の弱い人や冬場の乾燥した時期等には、とても嬉しい機能ですよね。
食器用洗剤に含まれる成分
界面活性剤(洗浄力が増す効果)
食器用洗剤の洗浄力を強化するために使用されている成分が、界面活性剤と呼ばれているものです。界面活性剤とは、本来結びつくことのない水と油を結合させる働きを持つ成分。界面活性剤が働くことにより、頑固な油汚れを綺麗に落とすことができるので、界面活性剤の配合割合が多いものほど洗浄力が高くなる傾向にあります。
しかし、界面活性剤は皮脂も一緒に洗い流してしまうため、肌を傷めてしまう要因にもなってしまいます。また、自然由来ではない強力な界面活性剤を使用している場合、洗浄後のすすぎが不十分だと、その成分を体内に取り込んでしまい、体に悪影響を及ぼすことも懸念されています。強力な成分なので、用法用量をよく守り、しっかりと洗浄・すすぎを実施することが重要となりますね。
天然洗浄成分(肌へのダメージを抑制する効果)
食器用洗剤のパッケージや謳い文句に「天然由来成分でできた」というフレーズを見かけたことがあると思います。洗浄成分を強化するために作られた界面活性剤に比べると洗浄性は劣りますが、その分肌へのダメージも低く、また天然由来の成分なので環境にも優しいのが特徴です。ただし、成分が「石けん」か否かでしか一般的には区別されていないので、天然由来かどうかという箇所に関しては、商品の説明によく目を通すようにしましょう。
またどうしても天然由来成分となると、通常の界面活性剤を使用する時と比べ洗浄力や持続性に劣ってしまったり、値段も割高になってしまいます。まずは、しっかり汚れを落としてこその食器用洗剤なので、経済事情なども加味して、ご家庭のニーズに合わせた食器用洗剤を選ぶようにしましょう。ただし最近では、洗浄性を強化した天然由来の食器用洗剤も登場してきており、健康志向や環境への配慮という社会的背景も相まって、このタイプが主流となりつつあります。
食器用洗剤の種類
弱アルカリ性タイプ(しつこい油汚れもしっかり落とせる)
しつこい油汚れといった、なかなか落とせない汚れを綺麗に洗浄できるタイプが、弱アルカリ性タイプの食器用洗剤。油汚れを始め、食卓に並ぶもののほとんどはアルカリ性で分解できるものなので、界面活性剤の効果も相まって、汚れを落とす性能に特化したタイプと言えます。数ある食器用洗剤の中でも比較的多く見られます。
ただし、実は人間の肌もアルカリ性に耐性がありません。アルカリ性の温泉に浸かると肌がツルツルになる現象が起こりますが、これは肌がアルカリ成分により溶けていることに由来します。そのため、肌の弱い人が手袋を付けないままアルカリ性の洗剤を使い続けてしまうと、肌を傷めてしまう可能性も。特に乾燥する冬の時期や肌に疾患を持つ方は、使用時に注意が必要となります。
弱酸性タイプ(肌が弱い方にも安心して使える)
人間の肌はアルカリ性によって傷んでしまうという話をご紹介しましたが、逆に人間の肌は弱酸性寄りの性質を持っています。肌に特に疾患を持たない方でも、乾燥する冬場に水回りの作業をしていると、ひび割れ等の症状に悩まされることも。肌と似た弱酸性の食器用洗剤を使用することで、肌へのダメージを最小限に抑えてくれるので、安心して使用できることがメリットとなります。
ただし、洗浄力はどうしても弱アルカリ性のものに劣ってしまうことや、全体的にこのタイプの種類が少ないことがデメリットとなります。そのため、頑固な油汚れには弱アルカリ性のものを、それ以外は弱酸性のものを使うといった、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。また弱酸性の場合、金属製品を綺麗にしてくれる性能も持ち合わせているので、金属系の食器や調理器具への使用もおすすめですね。
中性タイプ(洗浄力と肌への刺激を考慮してバランスよく使える)
中性洗剤とは名前の通り酸性でもアルカリ性でもない洗剤のことで、pH(酸やアルカリの強さを表す数値)の偏りが無い分、汚れを落とす性能には劣ってしまう傾向に。ただし、その分人の肌へのダメージは少なく、ちょっとした汚れであれば中性洗剤でも十分に落とすことができます。なので、まずは中性洗剤を家庭で試してみて、洗浄力が不足していると思ったら弱アルカリ性のものを、肌荒れがより気になるのであれば弱酸性のものを使用してみるのがおすすめです。
ただし、パッケージを一見しても成分の見分けが付かないので、成分表示は必ずチェックするようにしましょう。特に中性洗剤の場合は、肌へのケアを謳っていない製品も多く、間違えて肌に刺激の強い弱アルカリ性のものを買ってしまうことにもなりかねません。謳い文句だけに惑わされず、普段から成分表示を見るクセをつけておくといいですね。
食器用洗剤の選び方
洗剤の泡に着目して選ぶ
泡立ちが良いタイプは洗浄力が高い
食器用洗剤を使って食器類を洗浄する際に重要なことは、スポンジで直接擦るように洗うのではなく、しっかりと泡立ててから洗浄することです。そのため泡立ちが悪かったり、また一度泡立ててしまってから泡もちが悪かったりする商品は、食器用洗剤としては使いにくいですよね。少量でしっかり泡立つものや、何度でも泡立ちが復活するような商品は、コスパもよく、洗浄性にも優れている洗剤と言えます。
泡切れが良いと食器洗いがスムーズに
すすぎが不十分で泡が残ったままになってしまうと、知らぬ間に体内に取り込んでしまい、健康への危惧が心配されるところですよね。強力な洗浄成分が配合されているものは、その危険性も十分に配慮しておきたいところ。衛生的に食器を管理するために、綺麗に洗えるだけでなく、その後も綺麗に洗い流せる点にこだわった食器用洗剤も注目されています。
手荒れ防止など肌に優しいものを選ぶ
手荒れの原因となる有害な成分が含まれていない無添加食器用洗剤
食器用洗剤を使用して手荒れを起こしてしまう最大の原因は、前述でご紹介した界面活性剤です。水と油を結合させる作用を持つ界面活性剤は、油汚れを落とすには最適の成分ですが、肌を保護してくれる皮脂も一緒に洗い流してしまいます。そのため、洗浄後に保湿クリーム等の肌ケアをしないと、肌がカサカサになってしまい、肌荒れの原因となってしまうことに。肌の弱い方には、界面活性剤を使わず石けんを使った、いわゆる無添加の食器用洗剤を使用するのがおすすめですね。
水で洗い流した後の洗剤の残留性が気になる方には天然由来のものがおすすめ
特に強力な洗浄性を備えている食器用洗剤は、本来自然界に存在しない合成された成分を使っていることがほとんどです。こういった成分は、いくらしっかり水で洗い流しても、ほんのわずかでも残ってしまうものなので、特に小さなお子様のいるご家庭においては、その影響が懸念されますよね。界面活性剤は天然由来でできているものもあるので、少しでもそういった健康危害を意識するようであれば、天然由来の成分にこだわった食器用洗剤を選んでみるのがおすすめです。
見た目や衛生面を考えて選ぶ
ボトルがおしゃれだとキッチンが華やかに
いくら食器用洗剤とはいえ、見た目がいかにも洗剤といったようなパッケージだと、あまり気分良く食器洗いをができないなんてことも。そんな中、今では特に主婦の方を意識して、見た目の華やかなパッケージのものやカラフルな色合いのものが増えてきました。更に、化粧品のようなおしゃれなボトルデザインのものも登場し、少しでも気持ちよく食器洗いができる空間を演出してくれます。
シンク周りを清潔に保ちたいなら除菌タイプがおすすめ
シンクでは様々な食材を処理したり、水回りでの作業が中心となってくるので、特に衛生面に配慮しなければならない場所です。食器を洗うために必要なスポンジもその一つで、スポンジ内で菌が繁殖してしまうと、食器を洗浄する際に食器に菌を付着させてしまうことに。こうしたシンク周りのアフターケアにも考慮した除菌タイプの食器用洗剤が、今は多くのユーザーから支持されている傾向に。健康志向な現代にとっては、もはや除菌タイプのものが主流と言っても過言ではありません。
食器用洗剤のおすすめブランド・メーカー
花王
強力な洗浄力とカラフルな見た目が楽しいキュキュットシリーズが人気
多くの化粧品やホームケア商品を世に送り出し、今や家庭内で見ないことは無いほどのトップメーカーというイメージがありますよね。食器用洗剤分野においても、油汚れに強く、カラフルなボトルパッケージが人気の「キュキュット」シリーズを中心に、多くのユーザーから支持されています。食器用洗剤においてトップシェアを誇っている人気シリーズに「Magica」や「JOY」がありますが、これらと比較しても、その透明感のあるカラフルな見た目と爽やかなフレーバーが目を引きます。もちろん洗浄力も抜群で、中でも「泡」に注目したスプレータイプのボトルも登場する等、より時代のニーズに合わせた商品開発に余念のないメーカーとも言えます。
LION
抜群の洗浄力を誇る「Magica」が大ヒットした食器用洗剤のトップメーカー
CMで特徴的なフレーズが耳に残る「Magica」が脚光を浴びていますが、実はこのブランドを世に送り出したメーカーはLIONだったという事実は、意外と知られていないのではないでしょうか。LIONと言えば「チャーミー」シリーズでお馴染みの食器用洗剤に強いメーカーですね。同メーカーから出されている衣類洗浄用洗剤である「NANOX」の「ナノ洗浄」技術を取り入れた食器用洗剤こそが、先ほどご紹介した「Magica」シリーズです。Magica最大の特徴である速乾効果は、未だどのメーカーにも真似できないLIONの技術力の結晶とも言えますね。
P&G
食器用洗剤の可能性を追究し続けるシェアNO.1メーカー
花王の「キュキュット」やLIONの「Magica」といったブランドが台頭してくる中でも、未だ食器用洗剤シェアでトップを走り続けているブランドが、このP&Gが手がけている「JOY」シリーズです。様々なニーズに的確に応えている食器用洗剤を豊富にそろえており、「洗浄性」「除菌力」「肌にやさしい」「無添加へのこだわり」を持った商品を全て持ち合わせているところは、さすがとしか言いようがありません。中でも最新の商品にして、JOY最大のこだわりを見せている「無添加へのこだわり」を見せた「ジョイボタニカル」シリーズは、健康志向や環境問題といった時代背景を考慮しても、今後ニーズが広がっていく商品ではないでしょうか。
フロッシュ
環境先進国ドイツで生まれた人にも自然にも優しいブランド
あまり聞きなれないブランドですが、フロッシュは環境先進国と言われるドイツにおいて、なんと15年連続で「最も信頼できるブランド」に選出されているほどの実績を持っています。フロッシュシリーズの最大の特徴は、人や環境に優しい自然由来の成分にとことんこだわっている点です。誰にでも安心して使用してもらえる他、優しいフレーバーも多く取り揃えており、知る人ぞ知る人気商品に。また見た目もカラフルでカエルがイラストされた愛らしいパッケージも相まって、多くの主婦層からも人気を得ています。
おすすめ&人気の食器用洗剤ランキング
洗浄力でおすすめの食器用洗剤
LION(ライオン)-CHARMY Magica(チャーミーマジカ)速乾+ ナチュラルハーブの香り(151円)
泡切れ・水切れの良さが最大の特徴
LIONが誇るナノ洗浄技術を取り入れ、他のメーカーには真似できない泡切れ・水切れを実現した食器用洗剤です。Magicaシリーズは元々水切れの良さを最大のウリとしてきましたが、植物由来の成分を配合することで、更に水切れの良さを向上。そのため食器だけでなく、布巾もほとんど濡らすことが無くなるので、台所周りを衛生的に保つことができます。
更に、この商品は除菌力もプラスされているので、スポンジの除菌も同時に実施することができる、非常にお得な商品となっています。様々な面で衛生的に台所を使えるの点が嬉しいですね。今回ご紹介したフレーバーは「ナチュラルハーブの香り」ですが、他にも「クリアミントの香り」もあるので、お好みに合わせてご購入してみてはいかがでしょうか。
花王-ファミリーフレッシュコンパクト(146円)
キュキュットシリーズに負けない植物由来の洗浄力
花王の食器用洗剤と言えばキュキュットシリーズがよく知られています。ただ、昔から販売されているファミリーシリーズも、実は密かに人気のある商品なんです。見た目はシンプルで少々物足りないイメージを持ってしまいますが、こう見えても様々な特性を持ち合わせており、食器用洗剤としてはかなり完成されている商品となっています。
植物由来の成分で肌に優しいだけでなく、油汚れに強く泡もちがいいので、とても使い勝手のいい食器用洗剤と言えます。更にスポンジの除菌機能も備えているので、この洗剤一つあれば、大抵の食器汚れに対応できるのが強みです。キュキュットシリーズに隠れがちな商品ですが、多くのニーズに対応できるタイプとなっていますので、まずはこちらの商品から買ってみるのも良いのではないでしょうか。
P&G-JOY W除菌コンパクト(151円)
食器用洗剤の概念を覆した元祖除菌機能入り洗剤
従来の食器用洗剤は、食器に付着している油汚れをいかににして綺麗に落とすか、という点を重視した製品が多く出回っていました。今回ご紹介する食器用洗剤は、そんな食器用洗剤に除菌機能を盛り込み、今でも不動の人気を得ている商品です。頑固な油汚れを落とすことはもちろんのこと、洗浄した食器や調理器具、さらには洗浄に使用したスポンジも除菌してくれます。
また食器や調理器具だけではなく、不衛生になりがちな排水口も除菌してくれるので、この洗剤を使うと台所の水回り全般を衛生的に保つことができます。その使い勝手の良さもあり、幾度も改良を重ねてきたことも相まって、15年連続で台所用洗剤の売上トップを誇っている大人気商品に。この商品を皮切りとして、今では除菌機能を備えた食器用洗剤が当たり前となるほど、食器用洗剤に大きな影響を与えた商品でもあります。
LION(ライオン)-CHARMY Magica(チャーミーマジカ) 除菌レモンピール(191円)
爽やかな香りと除菌機能を備えたMagicaシリーズ人気の一品
ナノ洗浄という独自の洗浄機能を取り入れた食器用洗剤として一躍脚光を浴びたMagicaシリーズの中でも、特に人気のある洗剤です。元々油汚れをサラサラ落とすという高い洗浄力を持っているMagicaに、更に除菌機能を追加した商品です。結果、多くの家庭で幅広く活用できる万能食器用洗剤として、多くのユーザーから支持される商品に。またレモンの爽やかな香りが、ほどよいリラックス効果を生み出してくれるので、気持ちよく食器洗いをすることもできます。
他の除菌機能を備えた食器用洗剤と同様に、まな板や布巾、スポンジを99.9%除菌してくれる高い除菌機能を持っているので、水回りを常に衛生的な環境に保つことができます。中性洗剤なので肌への刺激も少なく、多くの方におすすめできる食器用洗剤です。他にもフレッシュシトラスグリーンのフレーバーもあるので、お好みの香りで選んでみてはいかがでしょうか。
手荒れ防止でおすすめの食器用洗剤
フロッシュ-重曹プラスソーダの香り(275円)
環境にも肌にも優しいエコな食器用洗剤
天然由来成分にこだわり、環境にも肌にも優しい食器用洗剤を世に送り出し続けているフロッシュが出した人気商品です。フロッシュシリーズの食器用洗剤は、どれもアルコール類を一切使用せず、天然由来の界面活性剤を使用しているので、肌や健康面に優しい製品であることが特徴です。今回ご紹介する食器用洗剤もその一つで、爽やかなソーダの香りと愛らしいパッケージが目を引きますね。
天然由来成分を使用するとどうしても洗浄性に劣ってしまいます。そこで、この洗剤は重曹をプラスし、界面活性剤の配合割合を向上させることで、洗浄性の向上を図りました。更に、珍しく弱酸性の洗剤でもあるので、より肌に気を使っている方にはおすすめしたい食器用洗剤となっています。同じシリーズにブラッドオレンジのフレーバーのものもあり、そちらも多くの方から支持されている人気洗剤です。
ミヨシ石鹸-無添加食器洗いせっけん(265円)
無添加にこだわり続ける健康志向の商品
食器用洗剤は界面活性剤を使った強力な洗浄力を持つものが主流となっています。そんな中、今回ご紹介する商品は、純正の石けんにこだわり、健康に悪影響を及ぼしかねない香料・防腐剤・着色料を一切添加していない無添加の食器用洗剤。ミヨシ石鹸の無添加シリーズは、他にもシャンプーやボディーソープ等も開発されており、肌の弱い方やお子様でも安心して使っていただける商品として人気があります。
天然由来の純正石けんを使用していながら、きめ細かな泡立ちと泡切れの良さを実現した洗剤となっているので、洗浄力も十分に兼ね備えています。無添加にこだわっている製品なので、純粋に洗浄を目的としたシンプルな食器用洗剤ですが、毎日使うものとしては誰でも安心して使える商品となっている点が嬉しいですね。アレルギーテストも実施されているので、多くの方におすすめできる食器用洗剤です。
花王-キュキュット ハンドマイルド カモミールの香り(208円)
人気のキュキュットシリーズにスキンケア機能が加わった肌に優しい洗剤
頑固な油汚れもキュッと落としてくれる食器用洗剤として人気のキュキュットシリーズにおいて、スキンケア発想も考えられた商品です。従来の洗浄力はそのままに、肌へのうるおい成分を配合しているので、使用している際も肌へのダメージを気にすることなく使用することができます。使用し終えた後のカモミールの優しい香りも、どことないリラックス効果をもたらしてくれる点も嬉しいですね。
一点注意して欲しい点が、パッケージに大きく「ハンドマイルド」と謳っているので、使用することで手肌が潤うものだと思い込んでしまう所です。あくまでも食器用洗剤として使用した際に、肌へのダメージを和らげてくれる成分が配合されているのであって、肌をケアしてくれる成分が入っているわけではありません。肌の弱い方はこの商品に限らず、水回りの作業後の肌ケアは忘れずに実施しておきましょう。
LION(ライオン)-チャーミー 泡の力 手肌プレミアム(190円)
洗浄力、手肌への配慮、除菌効果をバランス良く兼ね備えた洗剤
Magicaシリーズを始めとしたチャーミーブランドが大人気の商品の中でも、様々な長所を兼ね備えた「プレミアム」な食器用洗剤です。「泡の力」と謳っている通り、洗浄性の要となる泡立ちの良さ・持続力が抜群によく、油汚れを始めとしたしつこい汚れもスッキリ洗浄することが可能に。またもう一つのウリである「手肌」への配慮も、独自の刺激ブロック成分を配合することで、使用中の肌へのダメージを和らげてくれます。
更に、この食器用洗剤は除菌機能も加わっているので、スポンジの除菌もこの1本でできてしまうという優れものです。優しいローズヒップの香りも相まって、食器用洗剤のいいとこ取りを実現したような商品となっています。どの商品を買っても、何かしらのデメリットで決め手に欠けるといった悩みをお持ちの場合は、この洗剤を試してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
容器がおしゃれでおすすめの食器用洗剤
P&G-JOY ボタニカル レモングラス&ゼラニウム(192円)
植物由来にこだわり抜いたJOYの最新作
JOYと言えばW除菌シリーズを始めとした、食器用洗剤のトップシェアを誇るブランドですが、そのJOYの最新作も時代のニーズに合わせた「ボタニカル」にこだわったものとなりました。健康志向や環境への配慮へ時代が移り行く中で、洗浄力を維持しながらも植物由来の成分を配合した商品を開発しました。更に着色料も無添加となっているので、肌へのダメージは最小限に抑えられており、誰でも安心して使える食器用洗剤となっています。
見た目もボタニカルを意識し、透明感のあるグリーンのパッケージが優しい雰囲気を醸し出してくれます。ハーブをメインとした香りも、そんなボタニカルな雰囲気と相まって、食器洗いの空間を優しく演出。見た目も効果も優しくなったJOYの最新作は、多くの方におすすめできる食器用洗剤です。
花王-キュキュット ポンプ(298円)
クリアな見た目とポンプのデザインがおしゃれな食器用洗剤
これまでの食器用洗剤と言えば、上端に洗剤の注入口が付いたボトルタイプが主流でした。ただ洗い物をしている時は、手が濡れていたり、汚れや泡が付着していることが多々ありますよね。そこで途中で洗剤を足そうとすると、その手でボトルを持たないといけないという衛生的に不安な点が懸念されていました。更に、ボトルタイプだとつい多めに洗剤を出してしまうなんてことも、よくあると思います。
そんな悩みを一挙に解決してくれたのが、今までありそうで無かったポンプタイプの容器です。ワンプッシュで必要な洗剤量しか出ないようになっている上、手が塞がっていても、注入口の上をプッシュするだけで洗剤が出てくるので、利便性がかなり向上。容器の見た目もクリアでスマートな形状をしているので、台所がどこかスタイリッシュな印象になるのも嬉しいですね。
サラヤ-ヤシノミ洗剤 野菜・食器用ポンプ(322円)
ヤシの木のデザインがインテリアとしてもマッチ
目にしたことのある方は少ないかもしれませんが、実は販売から実に40年以上も経っているという、知る人ぞ知るロングセラー商品です。パッケージに描かれたカジュアルなヤシの木のデザインのごとく、洗剤はヤシの実由来の天然成分でできています。更に、無香料・無着色にこだわっている洗剤なので、肌に優しいことはもちろんのこと、環境にも配慮されていることが、現代のニーズにも見事にマッチしていますね。
あえて無色透明なところが、安心安全でクリアな印象を与えてくれます。昔から変わらぬコンセプト・製法でここまでロングセラーを続けている食器用洗剤も珍しいのですが、RSPO認証(環境や社会に配慮して生産されたパーム油に与えられる認証)された、安心安全な原料へのこだわりも持っています。クリアなデザインだけでなく、健康志向・環境への配慮も備わったこの洗剤は、今なお多くのユーザーから支持されているのもうなずけますね。
P&G-JOY コンパクトモイストケア ローズオアシスの香り(181円)
プレミアム感の漂う上品なボトルデザインが目を引く一品
洗剤に使われるパッケージと言えば、洗浄性や除菌性といった性能を前面に打ち出し、いかにも「洗剤」という雰囲気を強調しているものが多い傾向にあります。そんな中、まるで化粧品のように華やかなデザインを施した食器用洗剤が、JOYシリーズから登場しました。洗剤の色合いもクリアで透明感のある色合いではなく、乳白色な色合いとなっているので、一見すると食器用洗剤とは思えないデザインとなっています。
もちろんデザインが良いだけではなく、JOYの持つ高い洗浄力はそのままに、手肌のうるおい成分も配合されているので、安心して食器洗いに取り掛かることができます。また高級感にこだわっていることもあり、ローズヒップやカモミールといった上品な香りも楽しめる点も嬉しいですね。大変な食器洗いの作業を少しでも気分良く楽しみたいという時に、おすすめの洗剤です。
まとめ
洗浄性以外の付加価値までみて選ぶのがおすすめ
食器用洗剤で注目して欲しいポイントは、洗浄性以外へのこだわりです。洗浄性が高いのはもはや当たり前なので、手肌への配慮をしているものや除菌性能を加えたもの、天然由来の素材にこだわったものなど、他にどのような付加価値があるかによって、ニーズが多種多様に変化していく傾向にあります。本記事では、そんな多様な食器用洗剤を様々な特徴で分類分けし、紹介してきました。少しでも参考にしていただき、ご自身にぴったりの食器用洗剤を見つけていただければ幸いです。