季節が巡るごとに増え続ける衣類の収納スペースに悩んでいませんか?旅行先に持っていくにも衣類がかさばりすぎて、どうにかコンパクトに収納できないか考えている方も多いと思います。そんな方には衣類圧縮袋がおすすめです。圧縮袋といえば布団圧縮袋を思い浮かべる方が多いと思いますが、衣類の圧縮袋も徐々に増えてきています。今回はコンパクトに衣類を収納できる衣類圧縮袋の種類、選び方、おすすめアイテムについて詳しく解説します。すっきりと衣類を収納して身軽に旅行に行きたい方や、衣類をクローゼットに長期保存したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
衣類圧縮袋の特徴
衣類を小さくまとめられて持ち運びにも便利
衣類圧縮袋の一番のメリットは衣類をコンパクトにまとめられることです。特にセーターなどのかさばる衣類も衣類圧縮袋を使うことで大きさが3分の1程度に減少し、コンパクトに収納可能。使わない洋服を小さく収納できて収納スペースの大幅な削減になるだけでなく旅行にも活躍します。
虫や湿気などの嫌な臭いから衣類を守ってくれる
衣類をそのままたたんで保管しておくと、虫に食われてしまったりたんすの臭いがついてしまうことがあります。しかし衣類圧縮袋を使うことで、虫や気になる臭い、さらにはカビまで予防でき、清潔な状態のままで洋服を長期間保存することができます。
衣類圧縮袋の種類
掃除機で吸うタイプ(圧出力が高く衣類のカサが減らせる)
掃除機で吸うタイプの衣類圧縮袋は、洋服を入れ袋を閉じたあとに掃除機を使って空気を抜きます。バルブから直接空気を吸うバルブ式とジッパーの隙間から空気を吸うジッパー式があり、お好みで使いやすい方が選べます。圧縮袋をはじめて使う方にはコツのいらないバルブ式が人気です。
掃除機を使うタイプは押すタイプや巻くタイプよりも圧縮力が高いので、自宅で使わない衣類を保存するときに重宝します。少し手間はかかりますが、季節により着なくなった洋服も、掃除機でしっかりと空気を抜いてコンパクトに保存することができます。
押す・巻くタイプ(掃除機不要で旅行に最適)
袋をジッパーで締め、空いた隙間から空気を押し出して使うタイプで、巻くだけで簡単に空気が抜けるものもあります。ジッパーの上にスライダーが付いているものなら、すーっとひと撫でするだけで簡単に袋が密閉できます。袋のジッパーを占めるのに手で端から端まで抑える手間が省けて便利です。
押すタイプや巻くタイプの最大のメリットは掃除機がいらないことです。衣類圧縮袋さえあればどこでも好きなときにかさばる衣類がまとめられるため、掃除機の使えない旅行先でも活躍してくれます。掃除機で吸うタイプほどの圧縮力はないものの、短期間の旅行などには十分使えます。
ハンガーに吊るすタイプ(かけてそのまま収納できる)
狭い収納スペースを有効活用できるのがハンガーに吊るすタイプです。圧縮した衣類を入れてそのままハンガーラックにかけられるので見た目にすっきりとした収納ができます。また、洋服をたたまずにかけておくことができるため、シワになりにくいことも特徴です。
中にはクローゼットのハンガーにかけたまま掃除機で吸えるものもあり、大変便利です。コートなどのかさばりがちな衣類を薄くして収納できるため、ハンガーラックに大きなスペースができます。普段ハンガーにかけてあるかさばる冬物の衣類を収納するのに便利ですね。
衣類圧縮袋の使い方
空気が入り込まないようにするコツ
ジッパー部分を軽く水拭きしておく
圧縮袋は空気が逆流しないようになっていますが、隙間から空気が入ってしまい上手くいかないことがあります。そんなときは、ジッパー部分を軽く水拭きしておくと埃がとれて密閉しやすくなります。また、脱酸素剤を衣類と一緒に入れておくことで中の空気を吸い取ることができます。空気を抜く前には極力空気を抜き、軽くジッパー部分を押して密閉してから抜くと上手く空気が抜けやすくなります。
シワをつけないポイント
圧縮し過ぎないこと
衣類圧縮袋を使うときは、詰め込み過ぎないことがシワにならないためのポイントです。ぎゅうぎゅうに詰めるのではなく、衣類の大きさより大きめの余裕のあるサイズの圧縮袋を使いましょう。また、必要以上に圧縮してしまうとシワになってしまうので衣類が元の大きさの3分の1程度になったら圧縮を止めましょう。できるだけ衣類を広げて平らに入れることも大切なポイントです。
衣類圧縮袋の選び方
入れる洋服の大きさに合わせてサイズを選ぶ
アウターやニットのセーターには30x40cm以上がおすすめ
衣類圧縮袋には詰め込みすぎないことが大切です。詰め込みすぎるとシワになってしまうこともあるので、たたんだときの大きさに合わせて、少し余裕のあるサイズの圧縮袋を選びましょう。アウターやニットなどには30x40cm以上のものなら余裕を持って収納できるでしょう。袋の素材には厚みがあって頑丈なものがおすすめです。
下着や肌着には20x25cm程のものを
大きめのサイズが良いとはいえ、袋が大きすぎては収納スペースの削減にはつながりません。入れる衣類が薄手の場合は20x25cm程度のものを選びましょう。小さめの衣類圧縮袋なら100均でも買えますが、小さくても頑丈で空気の抜けにくい作りの圧縮袋の方が空気が途中で逃げてしまうことなく安心して衣類を保存できます。
圧縮する期間や回数で選ぶ
長期での保管には防塵・防カビ機能付きがおすすめ
衣類圧縮袋を選ぶときはどのくらいの期間衣類を保存したいのか考えてから選びましょう。長期間自宅で保存したい場合には、防塵機能や防カビ機能が付いた厚手のものがおすすめ。湿気の多い梅雨の時期や気温の高い時期など、どんな気候でも大切な衣類にダメージを与えることなく長い間保存できるため、衣替えでも活躍してくれます。
旅行先で頻繫に出し入れするならコンプレッションバッグで代用する手も
しまった衣類を頻繁に出し入れしたい場合には衣類圧縮袋の代わりにコンプレッションバッグを使う方も増えてきています。衣類圧縮袋は圧縮してまた入れる必要がありますが、そのまま衣類を入れてベルトを引っ張るだけで女性でも簡単に衣類を圧縮することができるため、手軽に使えるアイテムとして活躍してくれます。そのままバッグとして使えるので旅行先で重宝します。
衣類圧縮袋のおすすめブランド・メーカー
Mt.HAPPY
手軽でスピーディーに使える衣類圧縮袋を販売
山登りを楽しくしてくれるアイテムを数多く取り揃えているのがMt.HAPPY。登山や旅行で活躍してくれる巻くだけで収納できる衣類圧縮袋が人気です。旅行の帰りにも掃除機を使わずに使えたり力を入れずに使えたりと、旅を楽しくする多くの工夫が散りばめられています。
くらしの雑貨屋さん
様々なタイプの衣類圧縮袋を取りそろえるメーカー
衣類ケース用や旅行用など豊富なバリエーションの圧縮袋をメーカー直売で自社倉庫から直販しているメーカーです。バルブ式や手でたためるタイプなど種類も豊富で、時間を無駄にしたくない方や安心して保存したい方など多くの人々から人気があります。
アクアトーク
自社オリジナルの日本製衣類圧縮袋を展開
主要なパーツは自社のオリジナルで作られている信頼感の高いメーカーです。超薄型の逆流防止バルブにはキャップが付けられており、バルブから一切空気が漏れないように作られているなど、細かなパーツまでこだわりを見せるメーカーです。
ムシューダ
防虫効果のある衣類圧縮袋が人気
防虫剤や除湿剤で有名なムシューダからも衣類圧縮袋は販売されています。無臭の脱酸素剤付きの衣類圧縮袋が、衣類を虫や湿気から守ります。他のメーカーの衣類圧縮袋に比べて空気が抜けにくいことでも人気。衣類の長期保存におすすめです。
おすすめ&人気の衣類圧縮袋ランキング
旅行におすすめの衣類圧縮袋
オゾンアソシア-リムーブエアー (1,980円)
おしゃれで簡単に巻いて使える衣類圧縮袋
もう衣類圧縮袋と格闘する必要はありません。今までの圧縮袋だとチャックが上手くしまらずに苦労することがありましたが、オゾンアソシアのリムーブエアーならスライダーで袋を閉じることができるので簡単。後は巻くだけで空気が抜けて密閉できます。
袋にはエンボス加工が施されており、しなやかで巻きやすくなっています。丈夫なエンボス加工なので、何度も繰り返し使いたい方におすすめ。おしゃれなうえに気密性の高いファスナー付きで、いつの間にか空気が抜けているという心配もありません。
Mt.HAPPY-巻くだけ簡単圧縮 衣類圧縮袋 (891円)
時短でスピーディーに衣類が圧縮できる
くるくると巻いてそのままスーツケースにしまえば旅行の準備は完了です。手軽に使える理由はスライダー付きだから。スライダーで一瞬で袋を閉じることができるため、その後は手で巻くだけで空気が逆流することなく衣類がコンパクトになります。
透明で中身が見えるシンプルな衣類圧縮袋はすっきりと身軽に旅行に行きたい方におすすめ。旅行の帰りにも掃除機いらずで買ったおみやげを収納できるスペースが確保できるのがうれしいですね。いくつかまとめ買いしておくと気兼ねなく旅行に行けます。
くらしの雑貨屋さん-旅行用 衣類圧縮袋 (1,980円)
耐久性の高い衣類圧縮袋はどんな季節でも使える
くらしの雑貨屋さんの旅行用衣類圧縮袋は、繰り返し使ってもへたりません。それは自社で企画開発を行い、シワが付いても大丈夫なように耐久性を高めているから。メーカー側で日々改良を重ねているため、強度には自信があります。
スライダー付き、手で巻くだけで使えるなど使いが手の良さも魅力のひとつ。旅行にも小さな荷物で出掛けることができ、湿気や悪臭を寄せ付けません。湿気の多い時期の旅行でもカビが生える心配なく使うことができます。
Mon chouchou-衣類圧縮袋 (961円)
外れにくいスライダー付きでストレスフリー
Mon chouchouの衣類圧縮袋は、外れにくいスライダーを使用。いつの間にかスライダーがどこかに行ってしまうという悩みを解消してくれます。また、両サイドにはスライダーのストッパー付きなため、スライダーが外れてしまいまた付けるというストレスを予防してくれます。
デザイン性の高い衣類圧縮袋ではないものの、衣類圧縮袋の表面に使い方が書いてあるため、使い方が分からなくなってもすぐに読んで使うことができます。荷物を少しでも減らして旅行に行きたい方におすすめです。
トラベラーストア-Relevart(1,404円)
手で巻くタイプで圧縮加減をコントロール
道具を使わずに手で押したり丸めたりして圧縮するタイプの衣類圧縮袋です。シンプルなスライダー付きの圧縮袋ですが、旅行に持っていき、おみやげをたくさん買ったら帰りに衣類を圧縮袋に入れて持ち帰るといった使い方もできます。
自分の力で圧縮するタイプなので、圧縮する具合をコントロールすることができることが魅力のひとつ。シワが気になる場合には適度な圧縮力で、思い切りコンパクトにまとめたいなら思い切り強くなどと調整しながら収納することができます。
長期保管でおすすめの衣類圧縮袋
三ツ星百貨店-圧縮plus(プラス)(3,549円)
クローゼットを片付ける究極の衣類収納アイテム
使わない衣類をスピーディーにギュッと小さくできるのが三ツ星百貨店の圧縮plus(プラス)。衣類を小分けにして袋に入れ、収納ケースのバルブから掃除機で空気を吸えば衣類がコンパクトになります。最後にベルトで固定するので空気が抜けて衣類が膨らんでしまう心配もありません。
ダウンは衣類圧縮袋を使ってしまうと元に戻らなくなる怖れがありますが、三ツ星百貨店の圧縮plus(プラス)ならダウン80%以上の衣類でも問題なく収納できます。透明で中身が見えるので、着たいものだけ出して着れるところも便利ですね。
msut-真空圧縮袋 収納袋バルブ式 手動ポンプ付き (2,680円)
強度が高く扱いやすい衣類圧縮袋
付属の手動ポンプで吸引する防塵・防臭タイプの衣類圧縮袋です。特徴は何度使っても破れず衣類を守る強度。丈夫で破れにくいPA+PE素材の圧縮袋は、水を入れた実験でも168時間の耐久性が実証されています。
密閉性の高いmsut-真空圧縮袋が空気が吸引しやすく排出しやすい理由は、専用ポンプがエアバルブにぴったりとはまるから。取り出して着たいときに、空気を抜いたのに空気が上手く抜けないという悩みを解消してくれます。
アクアトーク-衣類まとめて圧縮袋(1,050円)
掃除機を止めた瞬間に逆流を防止してくれる
アクアトークの衣類まとめて圧縮袋は、バルブから掃除機で吸引したあとに空気が入り込む心配がありません。それは逆流防止バルブを使用し、掃除機を止めた瞬間に袋内が密閉されるから。掃除機で吸ったあとに慌ててバルブを閉めることがなくなります。
衣類を収納するのがとても簡単なので、衣類を圧縮袋からたびたび出して使いたい方におすすめ。一度衣類を入れて収納したからといって、衣類を取り出してもう一度収納することが億劫に感じられません。季節ごとに取り換える衣類の収納スペースを増やすことができますね。
リビングート-衣類圧縮袋 衣類ひとまとめ用(798円)
いろいろなタイプの掃除機が使用できる
掃除機で吸うタイプの衣類圧縮袋は、使える掃除機の種類が限られていることがありますが、リビングートの衣類圧縮袋衣類ひとまとめ用はいろいろな種類の掃除機が使えます。ハンディタイプやスティックタイプは使えませんがダイソンなどの海外製掃除機も使えるので多くの方に愛用されています。
他の衣類圧縮袋と大きく違うところは、閉じたファスナーの色が変わること。閉じた部分のファスナーが黄色からピンク色に変わるため、密閉してある部分が一目で分かります。閉じたはずなのにどこかから空気が漏れているときにも漏れている箇所が分かりますね。
彩世館-いたわりダウンジャケット圧縮袋(1,480円)
ダウンジャケットもやさしく長期保管
衣類の収納で一番悩むのがダウンジャケットの収納です。手を使って巻いていくタイプなので、圧縮の強さが調整できるため無理矢理押しつぶすのではなくやさしくダウンをいたわりながらコンパクトにまとめることができます。
保管したダウンジャケットは80~90%は元に戻りますが、保存期間が長い場合は取り出したときにダウンが完全には元に戻らないことがあります。その場合は陰干しして中のダウンをほぐすことで元のふんわりとした状態に戻すことができます。
ハンガー式でおすすめの衣類圧縮袋
くらしの雑貨屋さん-吊るせる衣類圧縮袋 (3,564円)
クローゼットのすっきり空間作りにおすすめ
クローゼットのハンガースペースを有効活用したい方にはハンガーに吊るせるタイプがおすすめ。くらしの雑貨屋さんの吊るせる衣類圧縮袋は、2枚まとめて圧縮収納することができるのでクローゼットがすっきりとした空間になります。
バルブから掃除機で吸引するタイプで、掃除機を止めた瞬間に自動的に逆流防止弁が閉じるオートロックバルブを使用しているため圧縮袋初心者でも簡単に使えます。付属のスライダーが固定されていて失くす心配がないのもうれしいポイントです。
アクアトーク-衣類用圧縮袋(840円)
衣類の重さに耐えられるハンガー付き
アクアトークの衣類用圧縮袋は、重くかさばるアウターなどの衣類をすっきりと片付けることができます。付属のハンガーはしっかりとした棒状で、圧縮袋の外に付けるタイプなので重さで空気が漏れてしまうことを防いでくれます。
普段クローゼットに収納する長いタイプのコートやシャツを収納するのに便利です。裾が折れるのを気にすることなくそのままの形でコンパクトに片づけることができるため、クローゼットの収納スペースを確保。他の衣類をかけるスペースが作れます。
plywood-VACUUM-SEAL HANGING BAG (1,944円)
おしゃれでモダンな空間作りに最適
ロングタイプの衣類をかけられるハンガー付きの衣類圧縮袋です。防湿・防カビ・防虫効果が期待できるため、長期間クローゼットに衣類を入れたままでも衣類を長持ちさせることができます。2枚同時収納可能なのでスマートな収納として活躍してくれます。
とにかくおしゃれな衣類圧縮袋を探している方におすすめ。モノトーンの絵柄と英字が付いた衣類圧縮袋で、ここまでデザイン性の高い衣類圧縮袋は、他にはあまり見当たりません。収納スペースを作りながらおしゃれな印象でワンランク上の収納ができます。
TOWA-zakka-吊るせる 衣類スッキリ圧縮袋(1,188円)
余分な時間をかけずに収納スペースを作りたい方に
衣類の片付けが格段に楽になるのがTOWA-zakkaの吊るせる衣類スッキリ圧縮袋です。衣類を袋に入れ、吊るしたまま掃除機を当てるだけで簡単に収納スペースが倍増するので、何時間もかけて衣類を片付ける手間がかかりません。
クローゼットの収納スペースが少なく、もっと洋服をかけたいと悩んでいる方におすすめ。クローゼットに衣類をかけたまま、収納スペースを増やすことができます。バルブには蓋が付いていないため、開け閉めする必要もなく時短になります。
まとめ
厚みのある丈夫な衣類圧縮袋がおすすめ
衣類圧縮袋で一番こだわりたいポイントは丈夫さです。丈夫であるということは何度も使えるということであり、破損する心配もないので空気が抜けにくいということにもつながります。100均で買えるものよりも耐久性の高い自社オリジナルの袋を使ったものなら一生ものの衣類圧縮袋となるでしょう。今回は、衣類圧縮袋についておすすめのメーカーを挙げながら解説しました。ぜひ皆さんも長く愛用できる衣類圧縮袋を探してすっきりと片付いた収納スペースを作ってみてくださいね。