家にあるプラスドライバーを使ったらネジの十字穴がつぶれて回らなくなった、という経験はありませんか。一見どれも同じように見えるプラスドライバーですが、サイズの合うものや精度がしっかりしたものを使用しないと、ネジを傷めてしまう原因になります。そこで今回は、工具箱に常備しておきたいおすすめのプラスドライバーを、ランキング形式でご紹介します。また、プラスドライバーはネジのサイズによって使える番号が決まっているため、その見分け方や選び方も解説しますよ。是非、ぴったりサイズの使いやすいプラスドライバーをみつけて、DIYに役立ててくださいね。
プラスドライバーの特徴
プラスネジを締めたり緩めたりできるDIYの必需品
プラスドライバーは、十字穴のネジやボルトを回すときに使用する工具。JIS規格では十字ねじ回しといい、海外では英語でフィリップススクリュードライバーと呼ばれています。一般家庭でも、組み立て家具の作製などに使われることが多く、DIYの必需品となっています。
回す力よりも押す力を強くすることで上手に回せる
回すだけで誰でも簡単に使える道具ですが、ネジを傷めないように回すには意外とコツが要ります。ネジの頭にドライバーをあてたら、締める場合は右に回し、緩める場合は左に回します。その際、ドライバーの先でしっかりネジを押さえながら回しましょう。力の配分は、押す力が7割くらい、回す力3割くらいをイメージします。特に、固いネジを緩める場合は、押す力を強めにしないとネジの頭がつぶれやすくなってしまいますよ。
プラスドライバーの種類
手動式
軽量コンパクトで手軽に利用できる
手動式のプラスドライバーは、軸とグリップで構成されています。軸の太さや長さには種類や規格があり、グリップの素材や形状も様々。また、同じプラスドライバーでも形や機能によって、スタビードライバーやラチェットドライバーなどと別の呼び方になるものもあります。
電動式と比べて手動式の方が簡単に使用でき、軽くてコンパクトなため非常用や携帯用にも適しています。普段あまりドライバーを利用する機会のない方なら、手動式のプラスドライバーを工具箱に一本用意しておくとよいでしょう。軸とグリップが一体になっているタイプが一番軽量で安価ですが、先端が破損するとグリップごと買い替えが必要になります。軸の差し替えができるタイプなら、軸だけ買い替えたり、同じグリップを数種類の軸で兼用できたりして便利ですよ。
電動式
電気の力を借りるため作業量が多くても疲れにくい
電動のプラスドライバーには、ドリルドライバーとインパクトドライバーの2種類があります。ドリルドライバーは電動で回転できるドライバーで、インパクトドライバーは回転に加えて縦方向の打撃が加わるドライバー。いずれも、プラスビットという先端部品を本体にセットして使用します。普通サイズのネジや木ネジなどを使うDIYにはドリルドライバーが便利で、ドリルで板に下穴をあけてからネジを締めることもできますよ。インパクトドライバーは長いサイズのネジを締める時に便利で、下穴のないところに直接ネジを打ち込むことも可能です。
手動式と比べて効率よく作業を行えますが、慣れないとうまく使いこなせない場合があります。特に握力や腕力が弱い方は、押さえきれずにドライバーだけが空回りして、ネジや素材を傷める可能性も。そのため、初心者の方よりも、ドライバーの使用頻度が高い方に適しています。たくさんのネジを回す場合も活躍しますよ。また、使えば使うほど摩擦で先端部分がすり減ってきますので、予備のプラスビットを用意しておくとよいでしょう。
プラスドライバーの見分け方
ネジのサイズで見分ける
/JIS規格では、プラスドライバーのサイズごとに、0番から4番まで5種類の番号が設けられています。一般的なサイズでいうと、ドライバー軸の直径5mmが1番で6mmが2番、8mmが3番のドライバー。また、正確には軸の最先端部分のサイズまで決められています。1番が1.27mmで2番が2.286mm、3番が3.81mmといった感じ。ネジのサイズによって、使えるドライバーの番号も決まっていますよ。ネジ胴体の直径が2mmから2.9mmなら1番ドライバー、3mmから5mmなら2番ドライバー、5.1mmから8mmなら3番ドライバーになります。一般的な木ネジやボルトの多くは、直径3mmから5mmに当てはまりますので、DIYに使用するならプラス2番ドライバーを用意しておくとよいでしょう。
ネジ頭部と刃先の相性で見分ける
もしもサイズのわからないネジと数種類のドライバーだけが手元にある場合には、ネジの頭部にドライバーの刃先をあててみましょう。あてるドライバーの順番は、太い順になります。太くて入らなければ、ワンサイズ細いドライバーをあてていき、ぴったりはまったものを使用します。細い順にあててしまうと、誤ってサイズが細いドライバーで回してしまう可能性が高くなり、ネジを傷めてしまいますよ。なお、十字のネジに似た形状のネジで、ポジドライブというネジがあります。上から見ると、十字の上にバツ印がかぶさった米印のような形状の穴になっており、身近なところではIKEAの家具にも使われています。ポジドライブにはポジドライブドライバーという専用のドライバーがあり、米印にぴったり合うように、刃先の十字の間に山があるのが特徴。ネジやドライバーを傷つけないためにも、プラスとポジドライブの見分けもつけて、それぞれ専用のものを使用するとよいでしょう。
プラスドライバーの選び方
持ち手のタイプで選ぶ
ボールタイプのグリップなら押す力が入りやすい
プラスドライバーのグリップは、自分の握りやすい形状で選ぶとよいでしょう。上から抑えた方が力が入りやすいという方は、ボールのように丸い形状をしたグリップがおすすめです。グリップのお尻を手のひらに当てた状態で押し込むように回せば、握力の弱い方でも回しやすくなります。特に、やわらかい樹脂製のボールグリップなら、手が痛くなりにくいので初心者の方も使いやすいですよ。標準サイズのボールグリップはひょうたん型のようになっているものが多く、持ち替えれば真ん中部分を横握りすることもできます。
握りながら素早く回すなら細めでストレートなタイプ
フライパンの取っ手のような持ち方で回したいという方は、細めでストレートなグリップを選ぶとよいでしょう。手のひらと指先を使って素早く回すのに適しており、壁や板などの側面にあるネジも回しやすくなります。また、汚れやすい場所で作業をする場合は、簡単に汚れを落とせる硬い樹脂製のグリップがおすすめです。機械やバイクの修理など油が手につきやすい場合は、油が手についても滑りにくい木製のグリップがおすすめですよ。
軸のタイプで選ぶ
磁力があるタイプならネジを落としにくい
プラスドライバーは、軸の素材にも鋼やステンレスやチタン製などの種類があり、磁力ありなしといった違いもあります。磁力のあるタイプならドライバーの先端にネジがくっついてくれるため、短いネジや小さいネジを扱う場合に便利です。手が入りにくいような狭い場所でも、ドライバーの先にネジを付けてネジ穴まで持っていくことができますよ。外すときも同様に、ドライバーに付けたまま手元に回収できます。
軸の根元が六角になっているタイプなら左右の手で押し回しを分担できる
軸の断面にも丸や角、六角などといった形状の違いがあります。角や六角の軸は、メガネレンチやスパナを軸に掛けることで、てこの原理を利用して固いネジを動かすことが可能。また、軸の根元に六角ナットのような出っ張りがついたボルスタータイプなら、さらに大きめのレンチやスパナを掛けることができます。片手は押す方に集中し、もう片方の手は小さい力で確実に回すことができるため、ネジを傷めないよう慎重に作業したいときに便利ですよ。
軸の長さで選ぶ
狭い場所で使用するなら短いタイプ
エンジンルームやバイクの隙間など、ドライバーを回すスペースがあまりない狭い場所では、軸の短いスタビードライバーが便利です。スタビーとはずんぐりしたという意味の英語からきており、軸だけでなくグリップも短く縮まっています。グリップの形状は、ボールタイプや平たいタイプなどがあり、隙間のサイズに合わせて選ぶとよいでしょう。全体的に小型なので、携帯にも便利ですよ。
奥に届くように使用するなら長いタイプ
同じく車のエンジンルーム内などで、手の届きにくい奥まった場所に使用する場合は、軸の長いロングドライバーを選ぶとよいでしょう。ロングドライバーは、同じグリップで軸の長さだけが長くなっています。一般的な軸の長さは、1番ドライバーが75mmで2番が100mm、3番が150mm。それより長いものがロングタイプになります。また、奥まった場所でネジが固く回りにくい場合は、大きなT字型をしたT型ドライバーも力が入りやすくて効果的ですよ。
機能性で選ぶ
ラチェットドライバーなら持ち手と軸が別々に動くので安定しやすい
ラチェットドライバーは、グリップと軸を別々に動かすことができるラチェット機構がついたドライバーです。例えば普通のドライバーでネジを締める場合、手首を右方向へ一杯にひねり、手首を左に戻してグリップを持ち替えてまた右にひねるという動作を繰り返します。ラチェットドライバーなら手首を左に戻す際に、握ったまま軸を動かさずにグリップだけ左回転させることができ、持ち替える必要がありません。そのため、片手だけで安定した早回しが可能になり、たとえ狭い場所でも手際よく作業が行えますよ。なお、スイッチで回転方向の切り替えもできますので、ネジを緩める場合にも効率的です。
固着したネジを緩めるなら手動式のインパクトドライバーが最強
古いネジや錆びて固着したネジを緩める場合は、手動式のインパクトドライバーがおすすめです。メーカーによってはショックドライバーともいい、グリップのお尻をハンマーでたたくとその衝撃で先端が回転する仕組み。力加減を微調整しながら慎重に叩くことで、固く噛んだネジでも外せる可能性があります。インパクトドライバーと併せて、ネジの隙間に潤滑油のスプレーなどを染み込ませて行うと、より効果的ですよ。
時計やメガネに使うなら精密ドライバー
時計やメガネなどに使われているような直径2mmよりも小さいネジには、精密ドライバーを使用します。JIS規格では0番が精密ドライバーにあたり、それより細い00番や000番は規格外になります。手回しの精密ドライバーは、グリップが固定されたタイプと回転するタイプの2種類があり、おすすめなのは回転するタイプ。グリップの末端を人差し指で押さえて、残りの指で軸を回せば、軸だけが回転するためぶれにくくなります。
プラスドライバーのおすすめブランド・メーカー
VESSEL(ベッセル)
国内シェア過半数を占める老舗メーカー
VESSELは、1950年に日本で初めてプラスドライバーの製造を行ったメーカー。現在でもドライバーの国内シェア過半数を占めており、様々な種類のドライバーを扱っています。初心者でも手に馴染みやすいボールグリップや、油が付着しても滑りにくいざらざらなウッディグリップのドライバーなどが人気です。
KTC(ケーティーシー)
トヨタ自動車の車載工具メーカーとして有名に
KTCは、京都機械工具のブランドです。自動車専用ツールを多く開発し、トヨタの車載工具を担ってきたブランドとしても有名。最近の車は車載工具がついていないタイプが多いですので、自分でプラスドライバーなどを揃える場合はKTCがおすすめです。一般向けのプラスドライバーでは、机の上に置いても転がりにくい、角タイプの樹脂製グリップが人気ですよ。
ANEX(アネックス)
素材や部品も全て自社製造
ANEXは、金属加工業が盛んな新潟の燕三条地域にある、兼古製作所のブランドです。素材の製造から自社で行い、機能的なプラスドライバーや電動ドライバーの様々なビットを開発。グッドデザイン賞に選ばれたラチェットドライバーなどが人気です。
TONE(トネ)
簡単に扱える電動ドライバーが人気
TONEは、工業用ツールから一般向けの手動ドライバーまで幅広く扱う工具ブランドです。プラスとマイナスで色分けされたドライバーセットなどが人気。また、電動でも手動でも使用できるボールグリップタイプの電動ドライバーは、小回りのきく電動ドライバーとして人気です。
おすすめ&人気のプラスドライバーランキング
DIYに便利な2番サイズでおすすめのプラスドライバー
VESSEL-ボールグリップドライバー No.220(345円)
疲れにくいダブルの樹脂製グリップでロングセラー
1984年に発売され、疲れを軽減できるドライバーとして大ヒットした、ボールグリップのプラス2番ドライバーです。グリップの黒い部分は固く滑らかな樹脂製で、赤い部分はゴムのような手触りの滑りにくい樹脂製。黒い部分を手のひらで滑らせながら効率よく押し回しができ、細いグリップのドライバーと比べて約20%の疲労軽減が期待できますよ。
先端は精度の高いブラックポイント加工で、ネジも落ちにくいマグネットタイプ。軸の長さは最も一般的な100mmで、工具箱にもぴったりです。木ネジなどを使ったDIYが多く、一般的なプラスドライバーを常備しておきたい、という方におすすめです。
VESSEL-コンビプラスドライバー 220W-123(557円)
1番と3番にも素早く切り替え可能
VESSEL玄人魂シリーズの、1番から3番まで兼用で使えるプラスドライバーです。差し替えタイプの軸になっており、2番の軸をひっくり返して差し込むと、1番と3番兼用の特殊な刃先が出てきますよ。通常は2番のプラスドライバーとして使用し、必要に応じて素早く切り替えることができます。
軸の直径は一般的な2番ドライバーより少し太めの6.35mmで、軸の長さは110mmです。先端は便利なマグネットタイプ。3本持ち歩くよりもかさばらないため、携帯にも便利です。念のため1番から3番までそろえておきたい、という方にもおすすめですよ。
VICTOR-電工差替フリードライバー VDR-254CF(1,190円)
軸の長さが変更できマイナスも使える
電気関係や水回り作業にぴったりな、プラスもマイナスも使えて長さも変えられるドライバーです。軸の素材には錆びや摩耗に強いクロムバナジウム鋼を使用。グリップの根元をスライドさせるだけで、100mmから175mmまで4段階に軸の長さを変更でき、定位置でしっかり固定できます。断面が六角になっているため、スパナなどでトルクを強めることもできますよ。
軸の刃先はプラス2番ですが、ひっくり返して差し込むと、刃幅6mmのマイナスドライバーが出てきます。最近はマイナスネジはあまり見かけませんが、ほこりや汚れがつまりやすい屋外設備などに意外と使われていますよ。車や家のメンテナンス用に備えておきたい、という方にもおすすめです。
VESSEL-メガドラ インパクタ 980-2-100(830円)
独自のカム回転でインパクトドライバーの機能も持つ
VESSEL独自のカム回転構造を採用した、固いネジの緩めにも使えるプラス2番ドライバーです。グリップのお尻部分をハンマーでたたくと、左方向に12度回転します。錆びてしまった古いネジや、つぶれたネジの緩めにも効果を発揮しますよ。
グリップはノンスリップタイプの樹脂製で、油が付着しても力が入りやすい仕様になっています。普通のインパクトドライバーと比べて軽くて持ちやすいため、普段使いのプラスドライバーとしても問題なく使用できます。緩め専用のインパクトドライバーは必要ないという方でも、これ一本あれば兼用で効率よく使えておすすめですよ。
Wera-ダイヤモンド・ドライバー 根元六角付 50SPH-PH2X100(1,345円)
ダイヤモンド微粒子がネジを捉えて滑らない
刃先部分にダイヤモンドの微粒子がコーティングされた、プラス2番ドライバーです。刃先をネジの頭に差し込むと、最強のダイヤモンド粒子が十字にぴったり噛み込み、滑らずスムーズに回すことができますよ。そのフィット感は、磁力のない軸でありながら逆さにしてもネジが落ちないほどです。
軸の根元には六角ボルスターがついており、固い場合にはメガネレンチやスパナで力を掛けることもできます。ダイヤモンド粒子は使い込むといずれは減ってくるため、シーンに応じて六角部分をうまく併用すれば、より長持ちさせられますよ。ネジもドライバーもできるだけ傷めず長く使い続けたい、という方におすすめです。
回しづらい場所におすすめのプラスドライバー
VESSEL-クッションスタビー4WAY TD-110(667円)
使う時もしまう時も便利な省スペースドライバー
狭いところでも小回りがきく、便利なスタビードライバーです。本体に挿した状態での軸の長さは約32mmで、全長は約85mmのコンパクトサイズです。クッション性のある樹脂製グリップで、疲れを軽減してくれますよ。
ホルダーに差し込んで使える両頭のビットタイプになっています。プラス2番の反対側がプラス1番で、マイナス4.5mmの反対側がマイナス6mm。コンパクトながらこれ1本で4本分の役割を果たすことができ、携帯用としてもおすすめです。
藤原産業-SK11 フレキシブルドライバー NO.460(387円)
角部でも回しやすい軸が曲がるドライバー
軸を曲げることができる、フレキシブルタイプのプラス2番ドライバーです。一見ボールペンの軸のようにも見えますが、軸の黒い部分に柔軟性があります。回しにくい内側の角部でもネジに対して垂直に差し込んだまま回せるため、ネジ頭に負担を掛けずに済みますよ。
軸の長さは通常のプラス2番より少し長めの125mmで、全長は220mmあります。グリップは固くて細めの樹脂製で、先端はネジの回収に便利なマグネットタイプになっていますよ。コーナー部分や狭い場所での作業におすすめです。
KTC-インパクトドライバセット SD6(6,044円)
固くて外れなくなったネジも緩められる
本体の末端部分をハンマーでたたくと軸が回転してくれる、インパクトドライバーのセットです。本体の切り替え部をRに合わせると右方向の締め付け、Lに合わせると左方向の緩めと、どちらの回転にも使用できます。特に、固着したネジや古いネジを緩める時におすすめですよ。
本体に差し込んで使用するプラス1番から3番までのビットと、3種類のマイナスビットがセットになっています。携帯や保管に便利な収納ケースもついています。ネジが外れなくなくなった時用にワンセット常備しておけば、いざというとき役に立ってくれますよ。
VESSEL-マイクロドライバー 3本組 No.9902(668円)
精密機器の細かいDIY用に便利
精密機器の小さいネジを回すのに便利な、精密ドライバーです。最も出番の多い、プラス0番と00番、マイナス1.8mmの3本セットになっています。時計の電池交換やメガネの調整、家庭用のパソコンやカメラなどにもおすすめですよ。
軸にはクロムバナジウム鋼を使用し、刃先にはブラックポイント加工を施して精度を高めています。また、本体部分には固めのPET材を使用し、人差し指で押さえて回せるように回転キャップもついています。買ったときについてくるケースも、そのまま保管用として使用できますよ。
効率よく回せておすすめのプラスドライバー
ANEX-クイックボール72 ラチェットドライバー 397-D(1,348円)
グリップを持ち替えずに早回しができる
安定した早回しができる、ラチェット機構が付いたドライバーです。締めるに設定すると軸は右にのみ回転し、緩めるに設定すると左にのみ回転します。それにより、グリップを持ち替えずに手首をひねるだけで早回しができますよ。また、固定に設定すれば普通のドライバーと同じ使い方もできます。
軸は差し替えタイプで、先端はマグネット仕様。プラス2番とマイナス6mmの両頭タイプになっており、6.35mmの電動用ビットとも互換性があります。グリップを固定して普通のドライバーと同じように使うこともでき、シーンに応じていろいろな使い方をしたい、という方におすすめです。
TONE-ハイブリッド電動ドライバー(充電式)CHD1S(4,349円)
手動と同じ感覚で使える電動ドライバー
電動でも手動でも使用できる、ハイブリッドタイプの電動ドライバーです。グリップの真ん中に右回しと左回しの電動スイッチがあり、便利なLEDライトもついています。市販のUSBアダプターで充電でき、ランプの色が赤から緑に変わったら充電完了ですよ。
手動ドライバーと同じ持ち方で使えるボールグリップタイプになっており、電動ドライバーに慣れていない方でも扱いが簡単。回し始めは手動で行い、途中は電動モードで早回し、最後は手動で本締めと握ったままで使い分けができます。普通のプラスドライバーのように気軽に使えてコンパクトな電動ドライバーが欲しい、という方におすすめです。
アイリスオーヤマ-充電式 ドリルドライバー JCD28(5,980円)
軽くて細めのグリップで初心者でも使いやすい
電動ドライバー初心者の方でも比較的使いやすい、アイリスオーヤマのドリルドライバーです。左右のボタンで締めるときと緩めるときの切り替えができます。回転速度は2段階に切り替えでき、握り具合でさらに速度の微調整が可能。また、ネジの締め付け具合も13段階に調節可能なため、締めすぎてネジがつぶれたり外せなくなったりするのを防げますよ。
付属ビットはプラス4本マイナス3本六角3本の計10本で、最も多く使うプラス2ビットは2本付属しています。本体のバッテリーを充電器に差し込む充電式になっており、コンセントのない屋外でもコードレスで使用できますよ。細めのグリップは持ちやすくて疲れにくく、DIYを頻繁に行う方や女性の方にもおすすめです。
まとめ
信頼できるメーカーの高精度なプラスドライバーがおすすめ
プラスドライバーはコンビニや100均でも簡単に買えますが、素材や刃先の精度がしっかりしたものを使用しないと、ドライバーもネジも長持ちしません。特に、出番の多い2番ドライバーは、きちんとしたメーカーのものを一本常備しておくとよいでしょう。今回は、DIYで最も活躍するプラスドライバーをご紹介しました。目的に合うプラスドライバーをみつけて、DIYを楽しく進めて下さいね。