お部屋に明かりを届けてくれる照明器具。案外値段も高く、引っ越しのときくらいにしか買い換えない方も多いでしょう。しかしランプシェードのみならデザインも豊富で、変えることでお部屋の雰囲気がガラリと変わります。今回はそんなランプシェードについて種類や選び方、おすすめのブランドやおすすめの商品をご紹介。手軽に新しいお部屋に引っ越したような気分になれるランプシェードを探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ランプシェードとは?
照明器具の電球を覆う笠
ランプシェードは照明器具の傘部分のみのことを指し、和紙や布・ガラス・陶器やホーローなど様々な素材から作られています。使われている素材によりそれぞれのユニークな味わいが楽しめ簡単に取り付けられるので、手軽にインテリアの模様替えができるアイテムとして人気を集めています。
ランプシェードの特徴
ランプシェードのみだとリーズナブルに購入できる
一般的に照明器具を買う場合は1万前後かかりますが、ランプシェードのみの場合は5,000円前後で購入できるものが多く経済的。IKEAのスタンドランプなら公式サイトの最安値で3,999円ですが、ランプシェードのみだと499円からという非常にリーズナブルな価格で購入できます。
シェードの素材によって異なった光の拡散を楽しめる
電球の周りを飾るだけでなく、その光や影の映り具合も素材やデザインによって大きく変わってきます。素材やちょっとしたフォルムの違いにより、部屋全体を優しく照らす照明になったりスポットライトのように雰囲気のあるライトになったりと様々な表情を楽しむことができます。
ランプシェードの素材
紙製
柔らかな光を映し出し和室に良く合う
紙製ランプシェードには日本の和紙が使われることが多く、お部屋に優しい明かりを灯してくれます。光の灯り具合は布製のランプシェードによく似ていて、紙からぼんやりとした適度に明るい光が映し出されます。しかし布製と違い、和室に似合うデザインのものが多いことが特徴です。
和紙は破れやすいのですが、お手入れが簡単なことも大きな魅力の1つ。はたきで埃を落とす程度で長く愛用できることがうれしいポイントです。あまり手間はかけられないけれど、部屋全体に柔らかい光を取り入れたい方におすすめです。和室の照明を和紙製に変えてみるのも良いですね。
布製
耐久性が高く北欧デザインも選べる
布製のランプシェードは紙製よりも破れにくく、長く使っても壊れにくいことが特徴です。シェードの開いた部分だけでなく、布から透けて見える柔らかな光がお部屋全体を照らしてくれます。プレーンでどんなインテリアにもマッチしやすい素材です。
最もデザインのバリエーションが多い定番のランプシェードの素材が布。部屋に温かみをプラスしてくれる北欧風のランプシェードも人気があります。木製のスタンドライトにホワイトベースの布製ランプシェードを付けてみるのも素敵ですね。
ガラス製
幻想的で美しい輝きがある
ガラス製のランプシェードの特徴は、なんといってもその輝き。光を反射してキラキラと煌めく輝きはお部屋のアクセントとして十分な存在感を発揮してくれます。それぞれのシェードのカッティングにより壁に光の反射が美しく現れ、幻想的な世界を映し出します。
ガラス製のものには色が付いたカラータイプもあり、明かりの色を変えて楽しむこともできます。しかし紙製や布製に比べると光が拡散してしまう分部屋の隅々まで明るく照らすことはできないので、ミルクガラスのような白みがかったガラスをおすすめします。
陶器製
手作りの趣が感じられる
1つ1つ手間をかけて作られた陶器は、光を通さない素材です。そのため、シェードの開いた部分から流れ出す光によってお部屋を照らしてくれます。ガラスのように光が錯乱しない分、明かりの届きにくい手元までピンポイントで明るく照らしてくれるのが特徴です。
様々な表情を楽しめる陶器製のランプシェードには、遊び心たっぷりのアイテムもあります。陶器に穴が開いているものなら、その隙間からもれる光が美しい影絵のような模様を楽しめます。単にお部屋を照らすだけでなく、壁やカーテンに写る光の模様を見て楽しむのも良いですね。
ランプシェードの種類
ペンダントライト用
天井から伸びているコードに付けて使用するのが、ペンダントライト用のランプシェード。下が空洞になっているものが一般的です。付けるシェードによってお部屋の雰囲気や明るさががらりと変わる、インテリアの主役ともなるアイテムです。
スタンドライト用
脚部分の短いテーブルタイプでも脚の長いフロアタイプでも、スタンドライト用のランプシェードが使えます。ただ、サイズがそれぞれ異なるため、自分の持っているライトに合うものを選ぶことが大切です。部屋全体を照らすというよりも、間接照明として活躍してくれます。
ランプシェードの選び方
スタンドライトの取り付け方で選ぶ
幅広いタイプに対応するホルダー式
スタンドライトの留め方で最も一般的なのがホルダー式。シェードに付いているリングにスタンドライト本体のソケット部分を通し、その上に電球を回しながら付けることで留めるタイプです。やってみると簡単で、手軽に留めることができます。ランプシェードがスタンドライトのソケットに通れば良いので、迷ったらまずはホルダー式を選ぶと良いでしょう。
取り付けの手間がかからないキャッチ式
ランプシェードを付けたことがなく、難しく感じている方にはキャッチ式がおすすめ。電球に直接触れるため慎重に取り付ける必要があるものの、最も簡単に取り付けができるタイプです。ランプシェードに付いているクリップを、ただ電球に挟みこんでキャッチするだけで取り付けが完了します。とはいえアイテムによって使用条件は違いますので、どの電球が使えるのか確認しておきましょう。
最も安全なアーム式
アーム式は、スタンドライトの最上部にある金属部分に軸を差し込み、軸の先にシェードをかぶせてその上からキャップをかぶせて固定するタイプです。アーム式に対応しているスタンドライトに取り付けましょう。ホテルなどで頻繁に見かけるのがアーム式で、直接電球に触れることなく取り付けられるため、安心して取り付け作業が行えます。
照らしたい範囲に合わせて素材を選ぶ
部屋全体を明るく照らしたいなら布製がベスト
ランプシェードは、照らしたい範囲に合わせて選びましょう。部屋を全体的に明るくしたい場合など部屋の広い範囲を照らしたい場合には、布製か紙製がおすすめです。布や紙の素材は光が透けてみえるため、素材を通して柔らかい光が全体的に流れ出し、やすらぎの光を照らしだします。明かりの量が足りない場合は、間接照明をプラスして部屋をお好みの明るさに仕上げましょう。
手元を明るくしたいなら陶器製もおすすめ
一方、陶器製のランプシェードは光を通しません。光を通さないランプシェードを使うことで、光の角度を限定することにより、比較的強い明かりを灯すことができます。部屋の一部分をピンポイントで集中的に照らしてくれるため、手元だけを明るくしたい場合に最適。明かりの当てたい場所が決まっている場合は、陶器製を選びましょう。
使う部屋に合わせたランプシェードを選ぶ
リビングにはリラックスできるランプシェードをセレクト
ランプシェードは明かりを灯してこそ意味があるので、そこから出る明かりの具合を見て選びましょう。柔らかな光でリラックスしたい場合には、なるべく穏やかな光が映し出されるものがベスト。布製や紙製のランプシェードをリビングや寝室などのリラックス空間に使うと、いつもの部屋が穏やかなやすらぎの空間へと変わるでしょう。
子供部屋や書斎にはしっかりと明かりが届くものを
一方、書斎やパソコンを使う部屋などで作業をしたい場合は、手元まで明かりが届くものを選びましょう。子供部屋にも隅々まで明かりが届くものを使い、子供の目を疲れさせないようにしてあげることも大切です。また、ダイニングのペンダントライトに陶器製のランプシェードを付けるという使い方もおすすめ。食卓がおしゃれに照らされ、食べ物がおいしそうに見えます。
ランプシェードのおすすめブランド・メーカー
LOWYA(ロウヤ)
上品な美的センスが光るランプシェードを提供
おすすめ商品!
ジャンル内一番人気!
LOWYA(ロウヤ)では、シンプルなデザインのランプシェードに加えて色彩豊かなランプシェードも取り揃えています。特にモザイクガラスを使ったしずく型ペンダントライトは見た目にとても美しい逸品。イケアのシンプルなランプシェードとは全く違う魅力を持っています。
IKEA(イケア)
洗練されたデザインとリーズナブルな価格が魅力
IKEA(イケア)のランプシェードは、シンプルでリーズナブルなところが魅力。ロウヤのものと比べると、半額程度の価格帯で購入することができます。どんな部屋にもなじみやすいシンプルなデザインが揃っていることもうれしいポイントです。
ゆららかマーケット
職人の技が光るクラシックなランプシェードを作るメーカー
圧倒的な照明の種類を誇るのがゆららかマーケット。ランプシェードでは、和紙で作ったちょうちん型のものなどレトロなデザインのものを作っています。ロウヤやイケアのモダンなデザインとは違い、クラシックな雰囲気でお部屋を彩ってくれます。
MARUMITSU オリジナルライティング
日本製のリーズナブルな価格設定で人気
モダンなデザインのランプシェードも多い中、日本製の温かみのあるランプシェードを作っています。インパクトのあるちょうちん型のランプシェードは、柔らかな光をかもしだす人気商品。ゆららかマーケットの同じタイプのものが8,100円のところ、MARUMITSU オリジナルライティングでは4,752円とリーズナブルです。
おすすめ&人気のランプシェードランキング
ガラス製でおすすめのランプシェード
LOWYA(ロウヤ)-光彩のしずく(4,490円)
モザイクガラスをふんだんに使ったカラフルなランプシェード
おすすめ商品!
ジャンル内一番人気!
LOWYA(ロウヤ)の光彩のしずくは、一日中見ている人を飽きさせることはありません。明かりが灯る夜は美しい光でキラキラと輝き、明かりを灯さない昼にも美しいモザイクガラスが人々を魅了します。カラフルなしずく型のペンダントライトは1つ部屋に飾るだけでおしゃれな空間になるマストアイテムです。
モザイクガラスの唯一無二のパターンはまるで芸術作品。1つでも複数でもアーティスティックな存在感をかもしだします。デザインが美しいだけでなく、しっかりと手元を照らしてくれる明るさもあるので、リビングやダイニングの照明として使うのにおすすめです。
ポタフルール-ランプシェード ミルクガラス(4,752円)
可愛いミルクガラスがナチュラルな光を演出
ガラス製のランプシェードは、明かりがしっかりと届きにくいことがデメリット。しかしポタフルールのランプシェードは不透明のミルクガラスを使っているため、お部屋を適度な明るさでナチュラルに照らしてくれます。
ふちの部分が透明なクリアガラスになっていて、まるでお花のような可憐さがあります。花びらのようなフォルムのランプシェードは、明かりを灯すと幻想的な影を投影。ゴールドのブラケットや照明器具と合わせると、アンティークな雰囲気が感じられますね。
ウッドセッション-WS-SKYBLE(19,980円))
レトロなステンドグラスデザインをお部屋のアクセントに
ウッドセッションのWS-SKYBLEは、お部屋のおしゃれなアクセントとなります。ブルーとクリアのガラスを交互に組み合わせたステンドグラスデザインのランプシェードを付けると、ヨーロッパの街灯に立っているような気分になりますよ。
直径は15cm程度と小さめですが、ガラス製のメリットである輝きを十分に感じさせてくれるのがウッドセッションのWS-SKYBLE。トイレや洗面所の照明に付け替えると、センスアップした空間へと変身します。レトロな雰囲気のランプシェードを探している方におすすめです。
布製でおすすめのランプシェード
IKEA(イケア)-OLLSTA ランプシェード(2,880円)
落ち着いた大人空間をくれるシンプルなランプシェード
スタンドライト用のランプシェードで迷ったときにおすすめなのがイケアのOLLSTA。どんな家具とも相性が良く、すっと空間に馴染んで心地よい明かりを灯してくれます。上下の空いた部分からこぼれる優しい光に包まれ、上質な時間が楽しめそうです。
布製のランプシェードは、ソフトな光が特徴。厚めでしっかりとした生地のように見えますが、光を通してくれるため、空いた部分以外からも適度に光がこぼれ、落ち着いたインテリアを作り出してくれます。寝室の照明に使うのも良いですね。
KIRAKUKAN-TOILES DE JOUY トワル・ド・ジュイ ランプシェード(4,968円)
フランス生まれの伝統的な高級感を味わえる
独特の優雅さが漂うフレンチカントリースタイルのランプシェードです。トワル・ド・ジュイというパリ郊外で作られた伝統的な生地を使ったシェードには、フランスの田園風景を描いたコットンプリントが施され、高級感に溢れる雰囲気が味わえます。
キャッチ式で取り付けが簡単なので、ランプシェード初心者にもおすすめです。木製の家具との相性がぴったりで、木製家具の上に置くと外国のお城の一室のような高級感が感じられます。また、書斎で使うと柔らかな光が本を照らしてくれるでしょう。
IKEA(イケア)-EKAS(エークオース) ランプシェード(969円)
アレンジ自在なシンプルなランプシェード
イケアらしいシンプルなデザインですが、ひだの入ったプリーツのようなデザインがなかなか魅力的。ホッと心を癒してくれる魅力がありますね。布からもれる柔らかな光がそっとお部屋を包み込み、落ち着いた大人のリラックス空間を作り出します。
真っ白で純潔なイメージのあるランプシェードは、シンプルなだけに自在なコーディネートが可能。ペンダントライトに吊るすのとテーブルランプに付けるのとでも雰囲気が全く変わります。白い家具と合わせると、スタイリッシュな雰囲気にまとまります。
和紙製でおすすめのランプシェード
MARUMITSU オリジナルライティング- 提灯ペンダント用ランプシェード (4,752円)
ちょうちん型のランプシェードが和室に温かみをプラス
和紙のランプシェードの定番といえばちょうちん型。どこか懐かしさを感じるちょうちんのような丸い形のランプシェードは、和室にぴったりの趣があります。和紙が光を適度に通してくれるので、ぼんやりとした穏やかな明かりを感じることができます。
和室に何か足りないと感じている方におすすめ。満月のように丸い照明は、大きな存在感でお部屋にアクセントをプラスしてくれます。和紙は破れやすいので長期間使うのには向いていませんが、付け替えが楽なランプシェードなので、古くなったら取り換えながら愛用できますね。
ゆららかマーケット-カスタムセード ちょうちん600(8,100円)
職人の技が光る和のイメージが魅力
竹ひごを通した和の趣を感じるちょうちん型のランプシェードです。岐阜県で職人が1つ1つ手作りしているカスタムセード ちょうちん600は、和紙の制作からデザインまで全てを工場で一貫して生産。ところどころに職人の技が光る作品となっています。
ちょうちん型のランプシェードといえば、和室に飾るイメージがありますが、モダンなお部屋にもフィットします。モダンなリビングに飾れば、和モダンの新鮮な雰囲気に。畳でも床でもマッチし、温かみのある明かりを照らしてくれます。
ゆららかマーケット-カスタムセード ナポレオンBE(7,344円)
幻想的な世界を映し出すランプシェードは明るさも確保
ゆららかマーケットのカスタムセード ナポレオンBEは、美しい光の灯るランプシェードです。和紙が丁寧に編み込まれたウィッカー編みの隙間から、キラキラとした影が壁に映し出され、幻想的な雰囲気を演出してくれます。
対応している部屋の広さは6畳~8畳と広いのが特徴。3つの電球を付けられ、下部が開いているデザインのため、電球の光がそのまま届き部屋全体を明るく照らしてくれます。食卓や和室に飾るおしゃれなシェードを探している方におすすめです。
陶器製でおすすめのランプシェード
Hot Crafts(ホットクラフト)-白磁シェード ディアマンテ(4,536円)
白磁が織りなす多彩な表情を楽しんで
独特な模様により、遊び心あるランプシェードがホットクラフトの白磁シェード ディアマンテ。陶器は光を通さない素材ですが、厚みを最小限に抑えることで光が透けてみえるようになっています。点灯時と消灯時に変わる表情の変化は、見ていて飽きることがありません。
カウンター上に設置すると、カフェ風に。また、ホワイトベースのインテリアや木製家具と合わせると北欧風のインテリアが楽しめます。まだまだあまり出回っていない陶器製のランプシェードは、他の人とインテリアで差をつけたい方におすすめです。
FavoriteStyle-AXCIS(アクシス) 陶器シェード ダイヤレース(5,184円)
光の陰影を思い切り楽しめるランプシェード
ユニークなレース模様は、実は小さな三角形を組み合わせたひし型をたくさんくり抜いたもの。空いた隙間からこぼれる光が壁面に照らし出され、幻想的な光を映し出します。上品で優雅な印象のお部屋のアクセントになりますね。
お昼と夜で違った表情を見せてくれるのもアクシスの陶器シェード ダイヤレースの特徴。そのまま置いておくだけでも華やかですが、疲れて帰ってきて明かりを灯すとドリーミーな世界が映し出され、心を癒してくれるでしょう。
まとめ
光の反射が綺麗なランプシェードがおすすめ
ランプシェードは明かりを照らすためのアイテム。シェード自体のデザインも大事ですが、それ以上に大事なのが光りの映り具合です。明かりを灯したときに綺麗な模様が浮かび上がるものや、部屋のイメージに合わせて明るく照らしてくれるものは、大いに活躍してくれるでしょう。今回は、ランプシェードについてご紹介しました。手頃に手に入るランプシェードの中からお部屋にぴったりのものを探したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。