シモンズのおすすめ人気マットレスの選び方は?他ブランドとの比較も!

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睡眠の質についての見直し意識が高まっている昨今、寝心地の良さが決まるマットレスの買い替えを検討される方も多いのではないでしょうか。しかし「安物買いの銭失い」という言葉があるように、マットレスは品質にこだわらねばすぐにへたってしまうもの。少し値が張っても、しっかりしたマットレスを選ぶ方が長持ちすること請け合いです。そこで今回は、シモンズを筆頭に世界の名だたる寝具メーカーのマットレスを比較していきたいと思います。こだわり別におすすめの商品もご紹介しますので、マットレス選びの参考にしてくださいね。




シモンズとは?

世界各国の高級ホテルにベッドを導入するアメリカの寝具メーカー

1870年創業のシモンズは、現在では「世界のベッド」と称されるほど多くの人々に愛される存在となっています。その品質から日本でも、帝国ホテルやザ・リッツ・カールトンといった一流ホテルをはじめ、全国各地の宿泊施設に導入されているほど。名実ともに最高の寝具を提供してくれるメーカーである証といえますね。

シモンズのこだわり・特徴

マットレス内部のポケットコイルにより身体を点で支える

シモンズといえば「ポケットコイル」。ポケットコイルマットレスの魅力の一つが、翌日爽やかな目覚めを得られるという点です。快適な睡眠を得られる秘密は、一つひとつのコイルが「点」として確立し身体を支えることで、睡眠時に正しい姿勢が保たれるという点に隠されています。寝ている間も姿勢が悪くならないことで、血流の流れを妨げず、睡眠時間にきちんと身体を休めることができるんですよ。

ポケットコイル同様、「ボンネルコイル」というタイプのマットレスもよく目にする種類です。ポケットコイルは一つひとつのコイルが点として身体を支える役割を持ちますが、ボンネルコイルタイプのマットレスではコイル全体が繋がっているため「面」で身体を支える構造となっています。分かりやすく例えると「畳に薄い布団を敷いている」ような支え方ですね。その点柔軟性のあるポケットコイルは、上述しましたように身体にフィットしやすく身体に負担をかけない構造だからこそ、快眠に繋がるというわけなんです。

ダブルクッション構造で熟睡できる環境に

世界の一流ホテルで採用されているシモンズのダブルクッションマットレスは、最高の睡眠を得るために計算された構造であるといえるでしょう。ダブルクッションにすることで、睡眠中に効率よく体圧分散作用が働き、マットレスが身体にフィットします。また、適度な弾力性が加わることにより、柔らかな質感にも仕上がっています。

二つのクッションが合わさった構造ですが、それぞれが大きな空気層を構成しているため通気性にも優れ、また夏は断熱・冬は寒気を防ぐ効果があります。また、点で支えて独立しているコイルが敷き詰められているため、衝撃が全体に広がらず、耐久性も抜群。長年使い続けても、極上の寝心地は損なわれない寿命が長いマットレス構造です。

シモンズ「マットレス」の人気シリーズ

Beautyresut PREMIUM(ビューティレスト プレミアム)

プレミアムの名に相応しいシリーズ

コイルの高さから大きさ、マットのキルティングに至るまで、要素と素材を計算しかけ合わせたシリーズ。その数全11種類にも及び、好みに合わせた種類・硬さから選ぶことができます。高級ホテルのアッパールームでも採用されているマットレスシリーズであり、おしなべて「優しく包み込むような寝心地」を実現している点が特徴です。

Beautyrest LUXE(ビューティレスト リュクス)

睡眠を贅沢なものに

「今夜から、眠りを贅沢な旅に」というコンセプトで、シモンズの睡眠哲学が詰め込まれたシリーズ。LUXEはフランス語で贅沢を意味し、時を忘れて眠れるような仕上がり。ソフトタイプ2種とハードタイプ1種の全3種類展開で、ここに一世紀に渡る技術が集約されていることがうかがえます。全体として「サポート力に優れている」点が特徴です。

Beautyrest SMART(ビューティレスト スマート)

シモンズの最新技術の結晶

飽くなき睡眠への探求心が生んだ、シモンズの最先端技術が活かされたシリーズ。従来のポケットコイルと特殊クッション素材の組み合わせにより、上位モデルではコイルの動きに合わせてマットレスが「呼吸する」、つまり湿気を吸収・放出する構造になっています。湿度調整・通気性に非常に優れたマットレスです。また全2種類のどちらもシモンズマットレスの中では断とつの薄さを誇っています。

シモンズ「マットレス」の種類と選び方

シモンズのマットレスを初めて購入する場合

「オーソドックスから試したい」ならゴールデンバリュー(167,400円~)

「永遠のスタンダード」と謳われるゴールデンバリュータイプは、シモンズのマットレスについて知りたい方におすすめのマットレスといえるでしょう。

シモンズの特徴であるポケットコイル、詰め物や生地、キルティングに至るまで「ザ・シモンズ」を詰め込んだオーソドックスタイプのマットレスです。スプリングの高いサポート力と程よい硬さを実感できますよ。

「良いものから試したい」ならカスタムロイヤル ニューフィット(345,600円~)

伝統あるシリーズの中でも柔らかさ・寝心地が最高クラスのマットレスです。ピロートップ仕様の表面は、マットレスとの間に隙間がある分ふんわりとした感覚を楽しめ、身体にフィットする寝心地を体感できますよ。

内部のコイルには細い線径のタイプを使用しているため、表面の柔らかさだけではなくマットレス自体も繊細な動きで眠りをサポート。優しく包み込まれるような寝心地を体験できます。

寝心地を良くするために通気性を考慮する場合

通気性が良く圧迫感の出ないエアコンフォート6.5(140,400円~)

素材にはメッシュ構造のクッション材を採用し、高い通気性を誇ります。そのためマットレス内に湿気を溜めこまず、一年中快適に使用することが可能です。

エアコンフォート6.5のクッション材は適度な硬さがある仕様になっているため、普段硬めのマットレスをお使いの方には最適といえるでしょう。またシモンズマットレスの中では最薄ですので、ベッドに敷いても乗り降りが楽にできますよ。

通気性に加え高さも出したいならエアコンフォート7.5(183,600円~)

温度や湿度に合わせて湿気の調整を行ってくれるウレタン素材を採用したモデル。寝床内で最適とされている湿度50%前後の状態を常に保ってくれるため、夏場でも蒸れる心配がありません

しなやかな弾力性があるクッション材を使用し、6.5タイプよりもコイル自体の高さがあるため、柔らかな寝心地がお好みの方にはエアコンフォート7.5がうってつけといえるでしょう。

高さのあるマットレスで寝室に高級感を出したい場合

ラグジュアリー感が満載なアルティメイトピロートップ(658,800円~)

シモンズの得意とするコイルを重ねて使用した「コイル on コイル」構造を採用。異なるインチのコイルを二段にすることで、まるで浮いているかのような寝心地を実現。

ボリュームあるクッション材仕様であるため、トップは最上級モデルのみに採用しているボックスピロー仕上げ。見た目や使用感に高級感をお求めであれば、アルティメイト ピロートップが最適といえるでしょう。

安定感がプラスされたグランピロートップ(561,600円~)

アルティメイト ピロートップと同様に、グラン ピロートップタイプにも同様の「コイル on コイル」構造を採用。こちらも宙に浮くかのような感覚を体感できるモデルです。

アルティメイト ピロートップとの違いは、トップのクッション。キルティングとコイル部分との間にあそびがあるピロートップを採用し、やや柔らかみが少ないため、よりしっかりとしたフィット感を得られる寝心地となっています。

マットレスの硬さで選ぶ

硬めが好きならエクストラハード(167,400円~)

内蔵コイルには太めの線径タイプを用いているので、力強いスプリング感が得られます。張りのある生地とクッション材により、沈み込みの少ない寝心地を実現。

名前のとおり、シモンズには珍しく完璧なハードタイプのマットレスで、「シモンズ製品は弾力があり過ぎる」とお考えであった方にもおすすめの一品となっています。

丁度良い硬さを求めるならスムースフィット ミディアム(189,000円~)

線径が小さいタイプのコイルを内蔵し、コイルに合わせた専用のクッション材と組み合わせることで程よい弾力と硬さを実現したマットレスとなっています。

身体にフィットするうえ適度な柔らかさがあるため、「上質なマットレスは初めて」という方にも違和感なく利用いただける寝心地となっていますよ。

柔らかめを選ぶならスムースフィット ソフト(189,000円~)

スムースフィット ミディアムと同様のコイルを内蔵しながらも、さらに柔軟性のある素材のクッションを合わせることによりに、より柔らかな質感のマットレスに仕上がっています。

スプリング性は適度にありつつも、その柔らかさはクッションによるものですので、身体にしっくりくる優しさと滑らかさを程よく体感できるタイプといえるでしょう。

触り心地でキルトの有無を選ぶ

ふわふわとした感触のタック・アンド・ジャンプキルトタイプ

シモンズのマットレスでは柔らかさの他にも、トップの触り心地を追求する選び方もできます。表面にキルトが施されたクッションは、適度な凹凸からふわふわとした感覚を得られるという特徴がありますね。

連続キルトのトップもありますが、より柔らで馴染みやすい触り心地を求めるのであれば、タック・アンド・ジャンプキルトタイプがおすすめです。キルティングにボリューム感があり、ふっくらとした質感を体感できます。

滑らかな触り心地が好みならノンキルトがおすすめ

シモンズ製品の中でも比較的新しいシリーズBeautyrest SMARTでは、キルティングタイプではなくノンキルトのトップを採用したマットレスもあります。

キルティングがない伸縮性のある生地を使ってカバーリングをしているため、表面は凹凸がなく滑らか。凸凹感がないフラットな触り心地がお好みである方には、ノンキルトタイプがおすすめですよ。

シモンズとシーリーのマットレス比較

睡眠時の質を比べる

「こういったタイプのマットレスが快眠に繋がる」という触れ込みがあっても、実際使用してみると自分には合わなかった、という事例はよくあることですよね。マットレスも同じで、「ふんわりしていてすぐに眠れる」というタイプか「翌朝すっきりと起きられる」というタイプがお好きなのかも人それぞれです。最初の寝心地を重視したい方向けのシーリー製品と、翌朝の爽快感に繋がるシモンズ製品、寝心地の良さを実感できるタイミングが違う両製品をこちらでは比較してみましょう。

ふわふわ感重視ならシーリーのロンドIII

シーリーでは身体のパーツごとの荷重に応じて反発力が変わる内部構造であるため、寝心地がふんわりしているように感じやすいです。柔らかい印象でありながらしっかり腰部を支えてくれるため、寝苦しさもまったくありません。

ぐっすり眠りたいならシモンズのアルティメイト ピロートップ

睡眠科学に基づいて計算されたシモンズのマットレスは、寝心地もさることながら翌朝のすっきり感につながる「姿勢」も大切にした設計がされています。点で支えるポケットコイルが敷き詰められている分、全身の体重分散がしっかりできるためですね。

シモンズとサータのマットレス比較

年齢別の使いやすさで比べる

人は年齢を重ねるごとに不調が出てきたり、子どもであっても元気であるが故の弊害があるものですね。例えば年齢層が高い方は膝や腰を痛めやすく体が硬くなりがちで、若い方であれば寝汗をかいたり、片付けや換気に頓着がなかったりします。そういった年齢による違いに合わせた使いやすさを比較すべく、ご高齢の方にも優しいといわれるサータ製品と、お子さん用にも人気の高いシモンズ製品の違いをこちらでみてみましょう。

ご高齢の方にはサータのノーマルBOXトップ

サータの新技術、ジェルメモリーフォームを採用したマットレスは、寝そべった瞬間に体に馴染む素材であるため、ご高齢の方にも違和感なく使用いただけることでしょう。また座った際の沈み込みが少ないため、ベッドへの乗り降りも楽にすることができる構造となっています。

お子さんにはシモンズのエアコンフォート7.5

新陳代謝が活発で寝汗をかきやすいお子さんには、シモンズのエアコンフォート7.5がおすすめです。睡眠時に快適な湿度に調整してくれる構造であり、また通気性にも優れている点は、お子さんだけでなくママさんにも強い味方といえますね。

シモンズとフランスベッドのマットレス比較

身体へのフィット感で比べる

テレビの検証動画などでよく見かけるかと思いますが、寝ている間の行動は不思議なもので、たくさん動くタイプの方とほぼ同じ姿勢で朝を迎える方とに分かれています。よく寝返りをうち姿勢が変わるのであれば、動きやすいタイプのマットレスが良いですし、あまり動かない方は体を包むような仕様のものが好ましいですよね。そこでこちらでは、寝ている時の姿勢や動きに合ったフランスベッド製品とシモンズ製品を比べてみましたよ。

寝返りのしやすさにこだわるならフランスベッドのCL-BAE シルキー SPL

フランスベッドの新開発素材「ブレスエアー」が採用されているため、柔らかさと同時に寝返りのしやすさも考慮された作りとなっています。新幹線の座席シートにも採用されている、安心の品質素材。蒸れにくく、また体温を逃しにくいという点も特徴です。

フィット感を追求するならシモンズのカスタムロイヤル ニューフィット

キルティングとコイル構造部分との間が空いているため、身体の動きに合わせトップ部分がフィットしやすいという特徴があります。細い線径のコイルを採用しているため、繊細に身体を包みこまれるような寝心地を体感したい方におすすめです。

シモンズと日本ベッドのマットレス比較

産地で比べる

購入するもの全てにいえることですが、「国産派が安心である」という意識は日本人に根強くある感覚ですよね。しかし長きにわたり世界中の人々から愛用され続けていることを鑑みると、その点はシモンズも負けていないといえますね。ではお国柄という点ではどうでしょうか。文化や言葉にも個性が表れるように、ベッドにもその国独自の使用感が何かしら表れるはずです。そこで、国内産の日本ベッド・国外産のシモンズの、ピロートップに焦点を当てて違いを検討してみましょう。

柔らか派なら日本ベッドのピロートップシルキーポケット

高品質のマットレスは国外産の印象が強いですが、宮内庁御用達の日本ベッドも負けていませんよ。寝転ぶ間に表層部から中心部までのストロークを感じられる寝心地で、ボリューム感がありつつも安心感を兼ね備えた寝心地を提供してくれます。浮くような、というよりも、やや手ごたえのあるクリーミーな寝心地をお求めの方におすすめです。

しっかりとした安定感も加えるならシモンズのアルティメイト ピロートップ

ふんわりとした感触の中にも、しっかりとした安定感を求めるなら国外産のシモンズ。14種類の天然鉱石から取れる特殊セラミックを練り込んでいるため、適度な硬さが生まれます。国外産高級ベッド特有の張りのあるマットレスで、理想の寝姿勢を保ち、寝心地を重視できますよ。

シモンズと「島忠×シモンズ」のマットレス比較

耐久年数が違う

シモンズと、家具から日用品まで幅広く扱う島忠とがコラボしたマットレスが販売されています。正規のシモンズ製品と比べかなり値段も抑えられていますが、品質としてどこに違いがあるのでしょうか。

見た目の違いはそこまでありませんが、やはりシモンズマットレスとは縫製方法・生地の素材が違うことに加え、両面は使えないという点が正規品とは異なります。シモンズマットレスは定期的に裏表を反対にすることで、耐久年数を伸ばすことも可能です。値段が抑えられている分、使用する素材や耐久性能をやや落としているということですね。

シモンズと「ナフコ×シモンズ」のマットレス比較

大きな違いは肌ざわり

ナフコといえばホームセンターのイメージがありますが、実は家具シリーズのTWO-ONE STYLEとシモンズとがコラボしたマットレスを販売しているんですよ。マットレス内のポケットコイル自体はシモンズオリジナルと変わりがないようですが、正規品と異なる点はどこにあるのでしょうか。

ナフコ製シモンズマットレスは、コイルはシモンズ製ですが、トップのキルト部分の生地や詰め物に差があります。しかしキルティング方法は連続キルト、タック・アンド・ジャンプキルトの2種類でシモンズと同様であり、また耐久テストもきちんと実施されています。しかしやはりお値段が違う分、使う素材や肌ざわりの良さに差が出てきてしまいますね。

まとめ

耐久性・使い心地・肌触り重視ならシモンズのマットレス

今回はシモンズのマットレスに特化して、さまざまなシリーズ・タイプの使い心地や特徴について解説しました。シモンズといえばポケットコイルマットレスですが、同じような作りでも寝心地や触り心地に違いがあることがお分かりいただけたかと思います。気軽にシモンズを試したいのであれば「ゴールデンバリュー」、より高級感を求めるのであれば「アルティメイト ピロートップ」がおすすめですよ。今回はシモンズ以外のマットレスブランドと比較してご紹介した商品もありますので、ご自身に合ったマットレス選びの参考にして下さいね。




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