おすすめのIH対応フライパン人気ランキング!【見分け方も】

電化住宅の増加に伴い、今日ではIHクッキングヒーターも一般的になりました。新居への引っ越しやリフォームなどで、コンロがガスからIHに変わることはよくある話です。IH対応の調理器具が必須になるケースもあるでしょう。中でもフライパンは真っ先に買い替えを考える、最も身近でよく使う調理器具と言っても過言ではありません。とは言えフライパンには数多の製品があり、同メーカーでも全く特徴の違う製品が当たり前に流通しています。性能の違いや選び方の基準が解らず、フライパン選びに迷った経験はないでしょうか。今回は、そんな身近だけど解りにくいIH対応フライパンを、紐解きながら詳細に解説していきます。是非とも選び方の参考にして下さい。

IH用とガス火用のフライパンの違い

ガス火専用のフライパンはIHでは使えない

IHのコンロは電磁波の熱を利用する調理器具です。そのため、基本的には磁性素材のフライパンでなければ使うことができません。ガラスやセラミック、アルミや銅などの、非磁性や弱磁性素材は、調理器具にも一般的に使われています。これらを素材に使ったフライパンがガス火専用の場合は、電磁波が感応しにくいためIHで使用することはできません。逆に磁性素材である鉄や合金などは、底が平らなら大凡はIHでもガス火でも使えます。しかし、中には熱伝導率が少し悪い磁性素材もあり、非磁性や弱磁性素材のフライパンが料理に有利な面もあるでしょう。今日では製法の発達やオールメタル加熱方式IHの登場で、アルミや銅、セラミック製の中にもIHに対応した製品があります。使い方に合わせて素材を決めると、より使い勝手がいいフライパンに巡り合えるのです。

IH対応フライパンの見分け方

安心のSGマークに「IH」もしくは「CH・IH」の記載がある

SGマークは生活用品の安全性を確保する任意制度です。フライパンも対象製品であり、IH対応の製品にSGマークがある場合は、同じ部分に「IH」もしくは「CH・IH」の記載もあります。ラジエントヒーターでフライパンを使う場合は、「CH・IH」記載の製品を選ぶといいでしょう。IHとラジエントヒーターの両方に対応した製品です。厳しい基準を定めているSGマークは、安全面で1つの目安になります。任意のため、SGマークが全てとは言えません。しかし、安全重視ならSGマーク付きの製品を選ぶのは有効な手段です。

底面に磁石をくっつけて確認する方法も

古いフライパンなどがIH対応かどうかを見分けにくい場合は、底面に磁石をくっつけてみる方法があります。その際は冷蔵庫などに貼る柔らかいマグネットを用意すると、フライパンに傷がつきません。磁石が付けば磁性素材であり、IHでも使うことができます。

IH対応フライパンの種類

鉄製

耐久度と熱伝導率に優れているが重くてデリケート

鉄はプロの料理人にも好まれる調理器具の素材です。本格的で手入れに気を遣うフライパンが多い反面、耐久性や熱伝導率は総じて優れています。そのため、料理に最適で非常に魅力的な素材です。また、フライパンの鉄分が料理に移ることでも知られており、健康面でも注目されています。錆びや焦げに対してデリケートで、耐久年数はユーザー次第で大幅に変わるでしょう。

鉄製のIH対応フライパンを選ぶなら、まずは油ならしを行ってから料理をするといいでしょう。油ならしには色々な情報がありますが、自身のキッチン事情に合わせた方法を動画サイトなどで探すのがおすすめです。使用後に洗う場合は洗剤をひかえ、臭いがきついとき以外は湯と束子で汚れを落とすと油なじみが進みます。また、洗った後にも油を塗って保管するのも有効です。適切なメンテナンスを繰り返すことで、使うたびに性能が上がり寿命も延びます。これは鉄製フライパンのメリットであり、素晴らしい特徴です。一生ものに仕上がれば、どの鉄製フライパンでもコストパフォーマンスは飛躍的に良くなるでしょう。また、近年では特殊な表面加工があり、油ならしが不要な製品も増えています。そういった製品を狙うのも、鉄製を選ぶなら有効な方法です。

ステンレス製

正しい方法で使えば焦げ付きにくく手入れも簡単

ステンレス製は熱が伝わりにくいため、加熱に時間がかかる素材です。反面、熱してしまえば熱が逃げにくく、余熱で料理が完成します。丈夫で錆びに強く、汚れが落ちやすいメリットを持ち、長く使えるフライパンにもなるでしょう。食材が焦げ付きやすいデメリットはありますが、この点も使い方次第でカバーできます。

ステンレス製のフライパンは最初に油を入れて、強火や中火でしっかりと熱することが肝要です。熱が十分に浸透した後で弱火にして食材を入れると、焦げ付きのリスクを軽減できます。ステンレスの特徴を生かした火加減を選ぶことで、扱いやすくて長持ちするIH対応フライパンになるのです。

アルミ製

少し耐久度は低いが軽くて熱伝導率も高い

アルミはリーズナブルな場合が多く、入手しやすいフライパンの素材です。非常に軽いため、大型サイズのフライパンでも扱いやすい製品が揃っています。また、熱伝導率がいい特徴もあり、総合的に見ればアルミ製のIH対応フライパンは、実に家庭向けと言えるでしょう。

一方で高温、強酸やアルカリに弱く、長時間の料理工程には不向きです。洗剤や重曹も苦手で耐久度は低いと言えます。アルミは焦げ付きが起きやすい素材です。しかし、鉄製と同じで油ならしを行えば焦げ予防になります。尚且つ十分に加熱してから短時間で炒め調理を行えば、焦げのリスクは相当に軽減できるのです。アルミ製のIH対応フライパンを選ぶなら、これらの特徴に気を付けながら調理を行うといいでしょう。なお、アルマイト加工されているアルミ製フライパンは表面が命です。傷をつけないようにスポンジで洗う方法がおすすめになります。

チタン製

軽量で耐久度も抜群だが高価で熱伝導率は悪い

チタン製のIH対応フライパンには、大きなメリットが2つあります。1つ目は非常に耐久度が高く、腐食耐性に優れた点です。塩水に対して驚異的な強さがあるチタンの特性は、調理器具の素材として申し分ないポイントでしょう。素材自体が経年劣化や錆に強いため、コーティングの手入れだけで済むところもメリットです。2つ目は軽さで、同サイズの鉄製フライパンと比べれば半分程度の重さしかありません。そのため、28㎝や30㎝の大きなサイズになっても、実に扱いやすい製品が揃っています。チタン製のIH対応フライパンは非常に実用的と言えるのです。

チタン製でIHに対応したフライパンの裏面は、総じて熱伝導率がいい素材でコーティングされています。これは最大の欠点である熱伝導率の悪さをカバーするためです。また、表面加工もされており、チタン自体の強度よりも両面のコーティングに寿命が起因します。そのため、使われているコーティングの特徴を理解したメンテナンスが必要です。

銅製

非常にデリケートで高価だが抜群の熱伝導率を誇る

銅は値段が高く、銅製調理器具の多くはハンドメイドで作られています。そのため、銅製のIH対応フライパンは他より高額になることが多く、決してお手頃とは言えません。しかし、熱伝導率が非常に高いため食材に火が通りやすく、銅イオンの殺菌効果は食材をより安全に仕上げます。また、錆びに強い特徴を持ち、多くのプロ料理人が重宝している素材です。衛生面重視のIH対応フライパンなら、銅製は非常におすすめと言えるでしょう。

銅製の調理器具はデリケートで変形しやすいと言われますが、強火で連続的に使用したり叩いたりなど、雑に扱わなければ急に変形することはありません。酸性や塩に弱い面はありますが、料理を素早く食器に移して迅速に中性洗剤で洗えばリスクは軽減できます。製品によっては取っ手が熱を持つため、ミトンなどを用意しておくといいでしょう。

IH対応フライパンの選び方

家族の人数に合わせてサイズを選ぶ

1人暮らしでも24㎝から28㎝のサイズがあると便利

1人分の料理を作るなら、IH対応フライパンは20㎝程度のサイズでも十分に活躍できます。しかし、直径24㎝から28㎝で深さが5.5㎝より上の深型を選んでおくと、煮物や揚げ物にも対応しやすくて便利です。サイズが大きくても調理器具の節約になり、スペース確保にも繋がります。ワンルームなどの省スペースキッチンにも非常におすすめのサイズです。

3人以上なら28㎝以上の大きなサイズがおすすめ

家族分の料理を作る必要があるなら、一気に仕上がる方が時短に繋がります。2人なら24㎝から26㎝程度、3人以上なら28㎝より大きなサイズがおすすめです。大型は重くなるため、力に自信がない場合は軽さを重視したフライパン選びが有効でしょう。アルミなどの軽素材や特殊な製法で軽量化した製品を選ぶと、28㎝以上でも楽に扱えます。

本体重量を考慮して選ぶ

片手で持ちやすいのは1kg未満の軽量タイプ

フライパンは軽い方が扱いやすく、片手で持ちやすいのは1㎏未満です。今日では素材や製法の進化で、28㎝以上の大きなサイズにも、1㎏を切る軽量タイプがあります。また、同じ素材の製品なら、基本的にはコンパクトになるほど軽量です。欲しい素材のIH対応フライパンが1㎏以上なら、サイズを妥協して扱いやすさを取るのも賢い選び方の1つでしょう。

底が薄いと変形しやすいので、強火での使用が多いなら6mm以上の底厚タイプ

直火でフライパンを使う場合は、底面を包み込むように炎が出ます。一方で、IHはコイルに接触している部分だけが熱せられます。直火は加熱ムラが少なく、IHに加熱ムラが起こりやすいのはこのためです。また、IHの火力は思いのほか強く、強火に長時間かければ底面は部分的に熱を持つことになります。温度差で底が変形しやすくなるため、底薄の安価なフライパンでは耐久度が心配です。強火での連続使用が多いなら、6mm以上の底厚タイプがおすすめでしょう。

コート加工の有無で選ぶ

フッ素加工やダイヤモンド加工が施されていると焦げ付きにくい

表面にコート加工が施されているIH対応フライパンは、焦げ付きにくくて手入れの方法もシンプルです。加工はフッ素加工とセラミック加工に大きく分かれますが、両者ともなるべく表面を傷つけない使い方が肝要になります。コーティングを長持ちさせれば、どの製品を選んでも対応年数は延びるでしょう。ダイヤモンド加工とマーブル加工はフッ素加工の一種で、どちらもテフロンの弱点である摩耗に耐性を持ちます。セラミック加工は耐熱性に優れたコーティングです。摩耗にも強いため人気と注目が集まり、今日では主流コーティングに仲間入りしたと言えるでしょう。

加工がない製品は適切な手入れで耐久年数が延びる

表面がコート加工されたIH対応フライパンは、料理の失敗が少なくメンテナンスも非常に簡単です。一方で、寿命はコーティングの持ちによって決まります。コート加工の寿命目安はテフロン加工で1年から2年が一般的です。その他にも使い方や層厚、ダイヤモンド加工などの有無にも大きく左右されるでしょう。使い方に失敗すると摩耗が進むため、焦げ付きにくさの復活も難しくなります。一方で加工がない表面なら、間違った扱い方をしていても途中修正が可能です。また、再度の油ならしやメンテナンスで機能復元も狙えるでしょう。表面に加工がないIH対応フライパンはコート加工されたフライパンに比べ、どうしても扱いは難しくなります。油を使いながら適切な火加減を選び、食材の焦げ付きを無くさなければいけません。その分、使いこなして油が乗れば、熱伝導率や焦げ付きにくさはコート加工を凌ぎます。また、何十年も受け継がれるフライパンがあるように、耐久年数はコート加工を大幅に上回るのです。

IH対応フライパンのおすすめブランド・メーカー

フレーバーストーン

焦げ付かない秀逸なコーティングが多くの購入者を魅了している

おすすめ商品!
ジャンル内一番人気!

フラーバーストーンは国内メディアにも登場するブランドで、製品は通販番組などでも紹介されています。焦げ付かない秀逸な多層構造コーティングは耐久性が高く、IH対応フライパンはサイズが豊富で実用的です。市場やリピートユーザーの多さは世界規模で、製品性能の信頼性が高い点は魅力と言えます。

T-fal(ティファール)

スタイリッシュさや表面加工の耐久度が魅力

ティファールと言えば、ケルトやアイロンなどの機能性に優れた家電が有名です。アナログな調理器具からは離れたイメージですが、実は1968年にセブ社の傘下になっています。セブ社は言わずと知れたフランス調理器具のトップメーカーで、そこから展開しているのがティファールのIH対応フライパンです。そのため、製品品質の信頼性は大きな魅力と言えます。また、スタイリッシュな機能美も非常におすすめで、特殊層によるコート加工の耐久度も魅力の1つでしょう。

京セラ

セラミック加工に強く扱いやすい重さの製品が揃う

セラミックのキッチン用品と言えば、まず京セラの製品が思い浮かぶかもしれません。世界的なネームバリューとシェアに加えて技術力も高く、セラミック加工のトップメーカーと言っても過言ではないでしょう。耐久度や耐熱性、硬度に優れた上質なセラミック加工は、当然ですが色々なコート加工の中でも非常におすすめです。

山田工業所

本格的なデザインや新しい表面加工技術に注目

ハンマー打ち出しのハンドメイドを得意とする、職人気質なメーカーである山田工業所。鉄製フライパンの熱伝導率や軽さ、耐久度は非常に魅力的です。特殊な表面加工も得意で、コート加工に負けない扱いやすさを実現した製品もあります。使い込むためにフライパンを選ぶなら、一度はチェックして頂きたいメーカーです。

貝印

1人暮らしにおすすめなコンパクトサイズが多い

キッチン用品のスペシャリストであり、国内のキッチン事情に精通したメーカーです。製品は総じて機能性が高く、細かな配慮が効いています。また、省スペースで使いやすい工夫も魅力と言えるでしょう。IH対応フライパンは非常に使い勝手がよく、1人暮らし向きの手頃な値段やコンパクトさが秀逸です。

おすすめ&人気のIH対応フライパンランキング

焦げ付きにくいおすすめのIH対応フライパン

フレーバーストーン-ソテーパン (4,200円)

高耐久度コーティングで焦げ付かず熱伝導率も秀逸

おすすめ商品!
ジャンル内一番人気!

フレーバーストーンのソテーパンは、サイズが20㎝で1人暮らしに最適なサイズです。万能サイズを求める場合は24㎝、大型が必要なら28㎝が別売りされているので、チェックしてみるといいでしょう。素材はステンレスとアルミのため、20㎝で680g、24㎝で900gと相対的に見て軽めです。

高耐久度の6層構造コーティングは非常に秀逸で、特にトップ3層の耐摩耗コーティングは魅力です。耐久度の高さに加えて焦げ付きがなく、マルチな料理に対応できる仕上がりになっています。また、汚れ落ちがいいため手入れも簡単で、非常に扱いやすい表面加工です。ユーザーの評価がとにかく抜群で、それがコーティングの信頼性にも繋がっています。選び方に別段のこだわりがないなら、フレーバーストーンを選ぶのも有効な方法でしょう。

ティファール-インジニオ・ネオ (10,918円)

6層コーティングは同社製品の中で最高峰の耐久度

セットのIH対応フライパンで、サイズは22㎝と28㎝です。本体はアルミ製で、底面はアルミとステンレスが使われています。22㎝は710g、26㎝は980gと軽めで、同サイズでは扱いやすい重量と言えるでしょう。オーブン料理をするならおすすめの製品で、取っ手を取り外すとオーブン皿としても使えます。

6層チタン・エクセレンスコーティングという独自のコート加工を採用しており、トップ層にはチタン粒子が入っています。また、摩耗層の下にもチタン層があり、ティファールの従来コートより3倍も長命です。この寿命はコート加工の中でも秀逸と言え、耐久度重視でコーティングを選ぶなら非常におすすめの製品でしょう。

貝印-フライパン O.E.C. 脇雅世 (16,200円)

オーブン調理にも使えるオール熱源対応のフライパン

25㎝のIH対応フライパンで、アルミニウム合金とステンレス鋼が使われています。重量は1,320gと少し重めですが、素材の特徴を生かした熱伝導率や保温性の高さは魅力です。深さ5.7㎝の表面にはフッ素加工が施されており、マルチな料理に対応できる点も嬉しいポイントでしょう。

取っ手とつまみのフェノール樹脂は耐熱温度が230度で、そのままオーブンに入れることができます。ミニマルデザインが秀逸で、ショートハンドルの持ちやすさは女性にもおすすめです。機能美に加えてオール熱源対応で、性能がキッチン事情に左右されません。万人に使いやすいメリットがあり、贈り物などにもおすすめできるIH対応フライパンです。

熱伝導率でおすすめのIH対応フライパン

京セラ-セラフォート フライパン 28㎝(3,500円)

セラミック加工特有の高い熱伝導率と921gの軽さが魅力

京セラのセラフォートシリーズで28㎝の大型タイプです。コーティングは京セラのお家芸であるセラミック加工と、ダイキンのフッ素加工を併用しています。ダイキンはフッ素化学製品のトップメーカーあり、内側にあるフッ素加工の性能は十分な信頼度でしょう。外側のセラミック加工は耐熱性と熱伝導率に優れており、中火以下でも熱が十分に伝わります。そのため、強火にさらす機会が少なくなり、耐久年数も応じて延びるのは嬉しいポイントです。

本体はアルミニウム合金とステンレス鋼で、6.9㎝の深さがあります。そのため、煮物などにも使えるIH対応フライパンです。28㎝サイズにしては軽めで、本体重量は921gしかありません。量を作る必要があるなら、非常におすすめのIH対応フライパンです。

京セラ-セラブリッドフライパン ソース&ディープパン 24cmIH (3,690円)

メーカーが中火以下の使用を推奨するほど熱回りがいい

セラブリットのフライパンは万能性を追求しており、ソース&ディープパンは名前の通り深型の24㎝サイズです。深さは6.8㎝で、煮るや茹でる工程にも使えます。本体重量はたった759gのため、片手でも扱いやすい製品です。熱源に対しても万能さは変わらず、オール熱源で使うことができます。サイズと万能性を総合すれば1人暮らしには相当におすすめの製品です。

本体はアルミニウム合金とステンレス鋼で、表面加工にはセラミック塗膜を使っています。非常に熱回りがよく、メーカーの推奨は中火以下での使用です。角が丸ければ金属ヘラが使えるなど、セラミック加工の耐久度は京セラならではでしょう。火加減に注意しながら使うと熱や摩耗に強い表面は必然的に長持ちします。

山田工業所-HANAKO (12,960円)

ハンマー打ち出しの鉄が耐久度と熱伝導率を高めている

山田工業所の特徴とも言える製法、ハンマー打ち出しのハンドメイドによる28㎝の鉄製フライパンです。鉄製のデメリットである重量は1,425gで、同サイズでは重い部類と言えるでしょう。しかし、HANAKOは他にもサイズがあり、20㎝から26㎝まで2㎝刻みで選べます。サイズが下がれば重量と値段が下がり、小刻みなサイズ選択が可能です。そのため、鉄製フライパンの中でも柔軟に選べる製品でしょう。

プロの料理人からも選ばれるHANAKOは、熱伝導率のバランスが抜群です。コート加工がない生身の鉄製らしく、高温での短時間調理は料理の出来栄えや味を向上させます。適切な使い方をすれば入念に打った高密度の鉄は耐久年数が非常に長く、ハンドルもチタン製でかなり頑丈です。コストパフォーマンスはユーザー次第で、使いこなすことができれば最高の相棒になることは間違いありません。広い選択肢や折り紙付きの性能面を考えれば、鉄製フライパンの中で何を選ぶか迷うなら、HANAKOにしてみるのは有効な手段でしょう。

リバーライト-極JAPAN 鉄フライパン (7,020円)

窒化鉄層と酸化鉄層のおかげで錆びにくく扱いやすい

28㎝の鉄製IH対応フライパンで、重量は1,300gです。高品質な鉄製フライパンにしては価格がリーズナブルと言え、性能面もユーザー評価が非常に高くなっています。総合的に見て魅力的な製品と言えるでしょう。ユーザーが美しい20年もののフライパンをメーカーに提供しています。正しく使えば耐久年数は明らかに一生ものです。そのため、コストパフォーマンスは非常に優れています。

極JAPANは表面の窒化鉄層と酸化鉄層のおかげで、熱伝導率と蓄熱性の高さに加えて錆びにくくなっています。メイラード反応を手軽にフライパンから再現しやすく、非常に秀逸でおすすめのポイントです。手入れは付属の束子でゴシゴシ洗えるので、鉄製の中でも扱いやすいIH対応フライパンと言えるでしょう。鉄製の調理用具を初めて使うなら、選んで頂きたい逸品です。

軽くておすすめのIH対応フライパン

貝印-軽量・高熱効率フライパンIH対応(30㎝) (2,320円)

特殊な製法で軽量化しており688gと非常に軽い

3人分以上の料理を頻繁に作るなら、このIH対応フライパンは非常におすすめです。30㎝のビッグサイズでも688gと群を抜いて軽く、老若男女、年齢を問わず片手で楽々と扱えます。軽量のフライパンは熱回りに若干の心配があります。しかし、この製品は製法のおかげで熱回りが秀逸です。アルミニウム合金でも熱伝導率の心配はないでしょう。

値段が同サイズでは相当にリーズナブルで、マーブル加工が表面に施されています。通常のフッ素加工よりも高級感があり、耐久度にも期待が持てるでしょう。また、失敗でコート加工が剥がれてしまっても買い直せるレベルです。親子で料理を作る場合にも、かなりおすすめの製品と言えます。オール熱源に対応しており、ユーザーを選ばない汎用性は貝印らしい工夫でしょう。

アサヒ軽金属-オールライト (21,492円)

多孔質アルミが火の調整を助ける万能タイプのフライパン

アサヒ軽金属はオールパンというフライパンが有名で、名前に聞き覚えがあるかもしれません。その次世代型がオールライトで、オールパンのメリットを引継ぎつつ性能が向上しています。26㎝と22㎝サイズのセットで、底厚が4.7㎝以上ある深型です。深さは26㎝が7.1㎝で22㎝が6.5㎝と煮物などにも柔軟に対応できます。また、重量はアルミニウム合金らしく軽量で、26㎝が950gで22㎝が800gです。ユーザーを選ばない汎用性の高さは魅力でしょう。

多孔質アルミのおかげで、少し火加減がアバウトになっても火当たりがソフトです。料理初心者や大雑把な料理を作る男性などには、使いやすておすすめの特徴と言えます。外装はセラミックホーローで、耐久度が高く熱にも強い加工です。しかし、表面のロングライフコート加工はテフロンの一種です。強火での連続使用は控えた方がいいでしょう。

マーブリスタ-IH対応フライパン 28㎝ (1,841円)

特殊フッ素加工で金属ヘラが使える

アルミニウム合金を採用した28㎝のIH対応フライパンで、深さが5.2㎝あります。外面は焼き付け塗装になっており、熱ムラが少ないアルミ製の特徴が前面に出た製品です。また、同サイズとしては軽量なタイプで、850gしかありません。

4層コートのマーブルガードが施されており、金属ヘラの使用が可能になっています。フッ素加工よりも耐久度が高く、値段よりもお得なコート加工です。片手でも扱いやすい軽さを加味すれば、アルミ製IH対応フライパンの中でも家庭向けの製品と言えます。また、実用性の高さもおすすめで、家族構成に左右されず重宝するでしょう。

まとめ

家族構成や使い方に合った特徴のIH対応フライパンがおすすめ

IH対応フライパンは家族構成に合わせて適切なサイズを選び、自身の使い方に合わせて表面加工の有無を決めて選ぶといいでしょう。その際には本体重量にも配慮し、力に自信がない場合は軽量の製品を選ぶのが肝要です。ユーザー自身にとって扱いやすいフライパンが、一番のおすすめになります。

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