我々の生活に深く根付いているパソコン。スマートフォンやタブレットが普及した今日でも、仕事や趣味の相棒として便利な存在です。また、情報媒体としても、やはり重要なポジションにあると言えるでしょう。そんな頼もしいPCですが、長時間の操作で肩こりを起こしたことはありませんか。また、肘や手首、腕に疲れを感じたことはないでしょうか。疲れや肩こりに悩まされているなら、トラックボールマウスへの乗り換えがおすすめです。普通のマウスは便利な反面、意外と細かな動きが多く、手首や肘、肩に疲れが蓄積します。そのため、長時間の使用で肩こりなどの症状が起こるのです。一方、トラックボールマウスは据え置いて使えるマウスで、疲れにくいフォルムと多機能性が両立しています。肩や腕を動かさなくても操作できるため、疲れが蓄積しにくいマウスなのです。今回はトラックボールマウスを深く掘り下げて解説します。是非とも選び方の参考にして下さい。
トラックボールマウスとは?
ボールを動かしてパソコンを操作するマウス
トラックボールには総じてボールが付いており、指で回すことによってポインターを操作します。ボールの読み取りは光学式が主流です。また、一部には高い感度を求めてレーザー式が採用されています。ホイールやショートカットボタン、戻る・進むなどのボタンもあり、普通のマウスよりも非常に多機能です。繊細なボールタッチやボタン操作、クリックに少しだけ慣れが必要ですが、マスターしてしまえばマウスよりも精密かつ直感的な操作ができます。
トラックボールマウスのメリット
本体が動いてもポインターの位置がずれないので精密な操作が可能
ボールの動きでポインターを操作するトラックボールマウスは、本体が動いてもポインターがずれる心配はありません。普通のマウスはクリックの際などに軽く動くことがあり、それが原因でポインターがずれます。その点、トラックボールマウスはストレスが少なく、ボール操作の直感性も合わさって、指だけでも非常に精密な操作ができるのです。
肩や腕を動かさないので普通のマウスより疲れにくい
ポインターと本体の動きが連動している普通のマウスは、肩や腕を動かしながら細かな操作を行います。一方、トラックボールマウスは据え置きのまま使えるので、肩や腕を動かすことはありません。また、手を気持ちよく置けるようなフォルムデザインになっており、連続使用しても普通のマウスより疲れないのです。
トラックボールマウスのデメリット
ボールの滑りが悪くなってきたら掃除が必要
トラックボールマウスの中には人工ルビーの球が取り付けられており、ボールの動きを円滑にする役割を担っています。支持球と呼ばれるそれらは、操作性に係わる重要な部品です。常にボールと接触しているため汚れやすく、皮脂や手垢などが蓄積するとボールの滑りが鈍くなります。トラックボールマウスの操作性を守るため、ボールと支持球は適度にお手入れするのが肝要です。なお、お手入れの方法は後述で詳しく説明します。そちらも参考にしながらメンテナンスして下さい。
トラックボールマウスの種類・使い方
親指操作タイプ
右手で操作するため使用感がマウスに近い
普通のマウスを手に持つと、親指はマウスの側面に添えられているだけです。親指操作タイプのトラックボールマウスは親指の位置にボールがあり、いつもは余っている親指でボールを操作します。親指の操作に慣れは必要ですが、クリックボタンやホイールの配置が普通のマウスと同じす。また、それらを人差し指と中指で操作するため、使用感が非常に似通っています。そのため、マウスを使い慣れているなら、親指操作タイプに慣れるのは簡単です。
親指操作タイプはトラックボールマウスの中でも繊細な作業に向いており、細かな操作が可能になっています。一方、ポインターの可動範囲は他よりも少し短めです。そのため、より正確な作業をトラックボールマウスに求めるなら、親指操作タイプはおすすめでしょう。ゲーム用やグラフィック加工のお供にもおすすめです。なお、種類は少ないですが左利き用のトラックボールマウスも選べます。普段、左手でマウスを使っているなら、右側面にボールがあるマウスを選んで下さい。
人差し指操作タイプ
広い画面に使いやすく左手でマウスを使う人にもおすすめ
人差し指操作のトラックボールマウスは、側面ではなく正面にボールが配置されています。中指と人差し指の両方でボールを操作する人もいますが、基本的に中指は右クリックボタンに添えられます。左側面には左クリックボタンやショートカットボタン、ホイールが配置されており、親指のボタン操作が独特です。そのため、親指操作タイプより慣れるのに時間は必要でしょう。
ボールを人差し指か中指、もしくは両方で操作するため、疲れると指を交代しながら使えます。この疲れにくい操作性は、連続使用におすすめです。また、親指操作タイプよりもポインターの可動範囲やスピードは速くなり、そのことも疲れの軽減に繋がる特徴でしょう。広い画面にも対応できる性能とスクロールスピードは、操作に慣れれば仕事などの強い味方にもなります。人差し指操作タイプにはシンメトリーのボタン配置もあり、左手でマウスを使う場合には左右対称の製品がおすすめでしょう。
手の平操作タイプ
素早いポインター操作が可能で左手でも使える
手の平操作タイプは総じて、左右対称にデザインされています。そのため、右手でも左手でも使えるトラックボールマウスです。また、他のタイプよりボールが大きいのも特徴でしょう。ボールはマウス中央に鎮座しており、周りにクリックボタンやショートカットボタンが配置されています。
ボールを手の平で転がすためポインターの移動距離が長く、素早いスピードで操作することができるタイプです。繊細な操作こそ少し苦手ですが、広いディスプレイやテレビ画面との相性は最高でしょう。また、大きなボールやシンメトリーは、手以外でも簡単に操作できる魅力があります。外付けのボタンがオプションにあるトラックボールマウスもあり、事情により指や手でマウスを操作できない場合にもおすすめのタイプです。
ハンドグリップ式
手に持ったままボールとトリガーを操作できる小型タイプ
ハンドグリップタイプは別名ガンタイプとも呼ばれており、名前の通り銃のように持って操るトラックボールマウスです。ボールと付近のボタン操作は親指で行い、ボールの下には右クリックボタンやホイールが配置されています。また、ボール直下のトリガーが左クリックボタンです。人差し指で引き金を引くようにクリックします。ボールの上側にボタンがある場合は、EscボタンやEnterボタンなどが配置されています。
基本的には手の平サイズでコンパクトなため、携帯用としては最適です。ハンドグリップにも有線とワイヤレスの両方があり、使い方によって選ぶといいでしょう。長い受信距離を持つレシーバーを選べば移動しながらでも使いやすく、プレゼンなどに重宝するタイプです。また、デスクに置く必要がないため、スペースの確保にも最適でしょう。
トラックボールマウスの選び方
ワイヤレスか有線かで選ぶ
省スペースやペアリングを求めるならワイヤレスがおすすめ
トラックボールマウスは据え置き操作ができるため、省スペースでの作業に向いています。スペースの確保自体を目的とした使い方も主流でしょう。スペースの確保や整理なら、配線を減らせるに越したことはありません。そのため、有線よりもワイヤレスがおすすめなのです。また、ワイヤレスのトラックボールマウスは、Bluetoothによるペアリングができます。例えばWindowsとMac間でも、スムーズな共有が可能なのです。ファイルのやり取りを行えるトラックボールマウスもあり、周辺機器を減らすのには最適でしょう。機器が少なくなれば省スペース化に繋がるため、この点でもワイヤレスはスペース確保に貢献します。
操作性重視ならタイムラグがない有線タイプを
ワイヤレスのキーボードやマウスを使っているなら、微妙な遅れや無駄な動きにストレスを感じた経験があるかもしれません。トラックボールマウスにも同じことが言え、環境によってはタイムラグが起こり得ます。一方で有線ならハードウェアと繋がっており、タイムラグの心配はほとんどありません。そのため、操作性重視なら有線を前提に選ぶといいでしょう。途中で電池切れする心配もなくなります。これらの特徴から、ゲーム用にも有線のトラックボールマウスがおすすめです。
据え置きか携帯するかで選ぶ
据え置きなら手の平より大きめのサイズを
据え置きするなら手の平より大きめのサイズがおすすめです。フォルムデザインに長けたトラックボールマウスが多く、包み込むように持って操作できます。そのため、肩や腕、手の疲れがより軽減するのです。高さ4㎝で幅が9㎝、奥行12.5㎝からが理想の目安で、どれかが少し長いと、さらにおすすめでしょう。
持ち運びするならレシーバーを共有か収納できるタイプが便利
トラックボールマウスを携帯するなら、有線よりもかさばらないワイヤレスの特徴は有利です。一方で、ワイヤレスはレシーバーを紛失すると使えなくなることがあり、トラックボールマウスにも当てはまるデメリットの1つでしょう。そのため、携帯用にワイヤレスのトラックボールマウスを使うなら、レシーバーを本体収納できる製品がおすすめです。また、同メーカーでレシーバーを共有できるトラックボールマウスなら、紛失してもレシーバーだけを買い直せます。
トラックボールマウスのおすすめブランド・メーカー
Logicool(ロジクール)
世界的メーカーの日本向けブランドでゲーミングにも強い
ロジクールは、デジタルデバイスの大手であるLogitech(ロジテック)の日本向けブランドです。デザイン性を主体とした戦略で急成長したこともあり、トラックボールマウスのフォルムと機能性はハイレベルと言えます。また、ゲーミング機器のシェアでも世界2強と言われており、トラックボールマウスはゲーム用としてもおすすめです。
Elecom(エレコム)
タイプを問わず幅広い価格帯からトラックボールマウスを選べる
エレコムはパソコン周辺機器の国内大手メーカーです。製品は数々のデザイン賞を受賞しており、機能美の秀逸さは折り紙付きと言えます。また、マウス関係が非常に得意で、タイプを問わず価格帯も豊富です。そのため、トラックボールマウスも広い選択肢から選べます。
Kensington(ケンジントン)
シンメトリーが特徴で左右どちらでも使える
ケンジントンは100か国以上のマーケットに製品を展開する、オフィス用品の主要ブランドです。トラックボールマウスは総じてシンメトリーで、手の平操作タイプと人差し指操作タイプにまとまっています。そのため、左手用を探すなら、ケンジントン製を一度チェックしておくといいでしょう。
サンワサプライ
手首に優しい設計でハンドグリップタイプも魅力的
サンワサプライは、岡山県を本拠地とするパソコン周辺機器の大手メーカーです。トラックボールマウスはオーソドックスなタイプを主流にしていますが、一風変わったフォルムデザインも展開しています。例えばウレタンパットを付属するなど、使いやすさに対して他社とは異なる視点からアプローチしているのです。そのため、据え置きから離れるハンドグリップも、魅力的にデザインされています。
おすすめ&人気のトラックボールマウスランキング
親指操作でおすすめのトラックボールマウス
ロジクール-MX ERGO (12,408円)
ヒンジで使いやすい角度に調整できる
幅5.14㎝で高さ13.25㎝、奥行9.98㎝の親指操作タイプです。重さは164gと軽めで、充電式を採用しています。加えてロジクールはレシーバーの共有が可能で、紛失にも強いメーカーです。携帯用のトラックボールマウスとしても非常におすすめでしょう。
MX ERGOは独自の調整ヒンジを持っており、20度まで自由な角度に傾けることが可能です。そのため、手を好みの位置に配置しやすく、疲れにくい親指操作タイプと言えるでしょう。また、ボール右上のモード変更ボタンを押すことで、繊細な操作か素早い操作かを選べます。使い始めは慣れが必要なトラックボールマウスですが、初心者でも正確に使いやすい機能です。大き過ぎないサイズも含めて、初めてトラックボールマウスに触れる場合や女性にもおすすめでしょう。
エレコム-M-XT2DRBK ワイヤレストラックボール (5,702円)
光学面の最適化によりゲーミンググレードマウスとしても活躍
幅9.47㎝で奥行12.44㎝、高さ4.79㎝のスタンダードな親指操作タイプです。本体重量は128gで電池式を採用しています。また、レシーバーを本体に収納しておくことが可能で、据え置きでも携帯用でも使いやすいトラックボールマウスでしょう。
ゲーミンググレードの光学式センサーを搭載しており、レンズなども含めて光学面の最適化が図られています。フォルムに手の平の凹凸を投影させることで乗せ心地にも注目しており、感度と使用感はゲーミンググレードマウスとしておすすめです。また、ホイールを含めて5つのボタンは控えめと言え、進む・戻るボタンが使いやすい位置にあります。そのため、ブラウザ操作などのオーソドックスな使い方にも適しているでしょう。なお、M-XT2DRBK には同シリーズの左専用トラックボールマウスがあります。左で親指操作タイプを使いたいなら、選ぶといいでしょう。
サンワサプライ-トラックボールマウス (4,980円)
エルゴノミクス形状に加えてホイールの操作性も抜群
幅10㎝で奥行が13.1㎝、高さは4.5㎝の据え置きに適したサイズです。ワイヤレスを採用しており、WindowsとMacに加えてandroidでも使えます。また、スマホやタブレットでも使用可能です。ペアリングしやすく、省スペース化に対して強いトラックボールマウスと言えるでしょう。
このトラックボールマウスには2つの大きな特徴があり、添える指にも注目したフォルムデザインが1つ目です。エルゴノミクス(人間工学)に基づいたフォルムは、左右のクリックボタンに加えて、薬指と小指の接触面も工夫されています。2つ目はチルトホイールです。通常のホイールは上下のスクロールに限りますが、チルトホイールは左右にも操作できます。この2つの特徴が操作性を抜群に向上させているのです。ホイール操作に親しんだ方にはおすすめで、ネットサーフィンにも最適なトラックボールマウスでしょう。もちろん、高い操作性は仕事にも活躍します。
人差し指操作でおすすめのトラックボールマウス
エレコム-M-DT1URBK USBトラックボール 人差し指操作タイプ (5,702円)
操球感に優れており支持球の手入れも簡単
光学式センサーを採用した、幅9.47㎝で奥行12.44㎝、高さが4.79㎝のトラックボールマウスです。計8つのボタンが搭載されており、それぞれの役割は無料ダウンロードのソフトで変更が可能になっています。そのため、細かなパーソナライズを目指すなら、おすすめのトラックボールマウスと言えるでしょう。
2.5㎜の大型人工ルビーが支持球に使われており、抵抗が少なく操球性に優れています。また、汚れによって支持球が埋没しにくく、お手入れの手間を軽減した製品です。エレコムらしく光学面も最適化されており、パーソナライズの面からも人差し指操作の中でゲーム用におすすめのでしょう。
エレコム-M-HT1URXBK (6,207円)
5.2㎝の大型ボールで広い画面でも使いやすい
幅11.47㎝で奥行18.19㎝、高さが5.72㎝の大型タイプに当たります。据え置きには非常におすすめのサイズで、大きな手でも問題なく使えるトラックボールマウスです。また、パームレストを搭載することでも疲れの軽減に努めています。肩こり改善などを狙ったマウス変更に人差し指操作タイプを選ぶなら、M-HT1URXBKがおすすめでしょう。
トラックボールマウスの中でも大きな、5.2㎝のボールを搭載しており、人差し指操作タイプの中でも広範囲かつスピーディーにポインターの移動ができます。また、ゲーミンググレードの光学式センサーを搭載しているので、ゲーム用のトラックボールマウスとしてもおすすめです。疲れにくさや操球性を生かして、広い画面で使うと便利でしょう。
手のひら操作でおすすめのトラックボールマウス
ケンジントン-トラックボールマウス (4,680円)
据え置きに最適なサイズのトラックボールマウス
幅10.5㎝で奥行13㎝、高さは4.8㎝の光学式トラックボールマウスです。重さは168gで携帯用にも使えますが、有線やサイズ面は据え置きとして最適なデザインでしょう。ボールの周りにスクロールリングを配置した二重構造で、ポインター移動とスクロール操作の両方を正確に行えます。
ケンジントンらしい完全なシンメトリーで、使い方は左右の手の平に限定されません。ボタンも大きいため足などでも使え、汎用性が高いトラックボールマウスです。専用のリストレスト機能は、人差し指や中指の操作にも適しているでしょう。4㎝の大きなボールを生かして、大きな画面に使うのがおすすめです。
ソフマップ-Laser Trackball (13,780円)
外付けスイッチがあり体が不自由でも使いやすい
幅9.5㎝で奥行が17.1㎝、高さ5㎝の縦に長い有線式トラックボールマウスです。手の平操作タイプらしいシンメトリーで、中央に大きなボタンが配置されています。これはセンタークリックボタンで、普通のマウスではホイールクリックに当たる機能です。
Laser Trackballにはオプションに外付けスイッチがあり、接続すると本体側のスイッチはオフになります。また、外付けスイッチの配置を変えることで、体の各部を使った操作が可能です。本体スイッチの誤作動を防止しながら、機能的かつ正確な操作性を実現しています。体が不自由な場合でも、おすすめできるトラックボールマウスです。障害者支援ソフトがあるLinuxに対応していることからも、バリアフリーへの適正は見て取れます。
持ち運びしやすいおすすめのトラックボールマウス
UNIQ-ワイヤレス光学式トラックボールマウス (5,940円)
レーザーポインター付きでプレゼンなどに使いやすい
幅6.09㎝で奥行が12.45㎝、高さは5.45mのハンドグリップタイプです。採用しているレシーバーが小型で、本体収納が可能になっています。また、本体重量は74gしかなく、最大10mまで受信可能です。トラックボールマウスの中でも携帯性は秀逸と言えるでしょう。
ソフト面が非常に扱いやすいトラックボールマウスで、オールリンク対応でドライバは必要ありません。そのため、ペアリング作業も簡単です。また、ボタン配置はトリガーの長押しで変えることができ、左右の設定も一瞬で変えられます。レーザーポインターがあることらも、プレゼンなどの公の場で共有できるトラックボールマウスです。扱いやすさは個人用としても、もちろん魅力でしょう。
ネットキー-ワイヤレストラックボールマウス (3,980円)
本体重量100gでレシーバーは7mまで受信可能
幅5㎝で奥行11㎝、高さが6㎝のハンドグリップタイプです。ボタン配置や機能面はオーソドックスで、利用頻度が高い左クリックボタンはトリガーに配置されています。右クリックボタンはボールの下に配置された左右のボタンが担っており、親指で操作することになるでしょう。そのため、利き手を選ばずに使用できます。
小型ですが計7個のボタンがあり、ボールの上はEscキーとEnterキーです。解像度の変更ボタンはトリガーの上部に設置されています。そのため、解像度の設定も簡単です。DVDや動画などを鑑賞する際には便利なデザインでしょう。レシーバーの共有や収納はありません。そのため、7mの受信距離を生かした、屋内でのPC遠隔操作に使うのがおすすめです。
有線でおすすめのトラックボールマウス
ロジクール-TM-150r トラックボールマウス (3,612円)
有線だがフォルムデザインは省スペースにもおすすめ
幅8.65㎝で奥行16.54㎝、高さが4.23㎝の人差し指操作タイプです。ロジクール製としては珍しく、シンメトリーのデザインを採用しています。そのため、両手用のトラックボールマウスとして扱われている製品です。有線ではあるものの安定したフォルムが使いやすく、作業スペース以外の場所、例えば太ももの上などでも使用感は失われません。そのため、省スペースにはおすすめです。
ロジクール製は複雑なボタン配置を持ちますが、TM-150rは非常にシンプルで無駄を削ぎ落したデザインです。そのため、ロジクール製の魅力を保ちつつも、価格帯を抑えることに成功しています。また、有線の採用もあって、ランニングコストは相当に秀逸と言えるでしょう。
サンワサプライ-トラックボールマウス 400-MA072 (3,580円)
レーザーセンサー式で感度が高くゲーム用としても優秀
幅9.5㎝で奥行12.65㎝、高さは4.4㎝の親指操作タイプです。サンワサプライの特徴でもあるエルゴノミクス形状が採用されており、フォルムの凹凸は置き心地に優れています。トラックボールマウスとしては珍しくレーザーセンサー式を採用しており、光学式よりも感度は高めです。また、タイムラグや電池切れがない有線を採用しています。そのため、ゲーミンググレードマウスとして最適な性能です。
レーザーセンサー式はレンズの手入れが大変です。しかし、400-MA072は裏側から簡単に、指でボールを押し出せます。すぐ裏側にセンサーがあり、ホコリの除去やクリーナーでの掃除は簡単です。親指操作タイプは繊細な操作性が持ち味のであり、操球性の維持は大切と言えます。そのため、お手入れしやすい構造は大きなメリットと言えるしょう。
サンワサプライ-MA-TB42BK (2,494円)
ウレタンパット付きでキーボードやノートパソコンと相性がいい
サンワサプライ製の一風変わったトラックボールマウスで、幅31.6㎝の横に広いフォルムデザインです。奥行は6㎝で厚みが3.6㎝あり、クッションになるウレタンパットを備えています。キーボードやノートパソコンと相性が良く、リストレストとして使いながらボールを操作できる優れものです。
このMA-TB42BKは着眼点が面白く、縦横を変えることで親指操作でも人差し指操作でも使えます。また、設置場所によって右手でも左手でも使え、どの方向でもリストレストを使えるのです。汎用性においては群を抜く性能で、考え抜かれたデザインと言っていいでしょう。ノートパソコンのパット操作に慣れている場合は最もおすすめで、違和感なく使いこなせるトラックボールマウスです。
トラックボールマウスの掃除方法
ボールと中の支持球から汚れを取る
トラックボールマウスは、裏側や側面からボールを取り出せるようになっています。中を空けるとピンク色の人工ルビーが配置されており、それが支持球です。手垢などの汚れが支持球に溜まると、ボールの動きが悪くなります。そのため、綿棒などで支持球から汚れを落とすと、ボールの動きが復活するのです。加えて、取り外したボールをウェットティッシュなどで磨き、潤滑剤を薄く塗っておくといいでしょう。ボールはプラスチックで傷つきやすく、大きな傷ができれば使用感が悪くなります。掃除の際はボールの落下などに注意して下さい。
ボールの潤滑油にはシリコンスプレーがおすすめ
ボールは指で触れるため、潤滑剤は人体に対して無害な物が無難です。また、プラスチックが溶けないのも重要な条件でしょう。そのため、口に入れても問題ないリコンスプレーなどがおすすめです。ほんの少し付けておけば、手の油も加わってボールの動きは維持できます。
まとめ
使い方に合うボール位置と機能のトラックボールマウスがおすすめ
トラックボールマウスはボールの位置が重要です。ゲーム用なら繊細な操作ができる親指、連続使用なら疲れにくい人差し指操作というように、使い方に合わせてボール位置を決めるといいでしょう。次にホイールやショートカットボタン、角度調整などの機能面を考慮すると、より理想的なトラックボールマウスに出会えます。