テーブルに置いていつでも醤油を使える醤油さしは、食卓に欠かせない存在。しかし液だれしてしまうと一面が醤油で汚れてしまうことに。そんなときには、垂れない醤油さしがおすすめです。最近では、垂れないだけでなくおしゃれなものや洗いやすいもの、かけ過ぎを防ぐものなど魅力的な醤油さしが数多く登場しています。今回は、そんな醤油さしについて、選び方やおすすめの商品をご紹介。いつまでも使いたい使い勝手の良い醤油さしに出会いたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
醤油さしの特徴
醤油を食卓で小出しにできる
普段は料理で使う大容量のボトルに入った醤油を、食卓で少量ずつ出して使えることが醤油さしの最大の特徴。レストランだけでなく自宅でも活躍するアイテムで、小さめのボトルで握りやすいものがほとんどです。欠点は液だれしやすいこと。そのため、注ぎ口の厚みや角度、形状にこだわり、垂れない工夫がされているものが多く売られています。
醤油以外のさらさらした液体を入れても使える
アイデア次第で幅広い用途で使えることも特徴です。醤油だけでなく酢やポン酢、レモン果汁などのさらさらしたものならなんでも使えて便利。お好みの調味料を入れて使うことで飽きの来ない逸品となります。素材やデザインも数多くあるので、お気に入りの醤油さしを2~3個並べて使うのもおしゃれですね。
醤油さしの種類
スタンダードタイプ
蓋付きなら衛生的で風味劣化を軽減できる
本体を傾けることで醤油が出てくるタイプの醤油さしは、豊富な素材やデザインで販売されています。最近では、密閉蓋や内蓋により醤油の風味が落ちない工夫がされているものもあり、長くおいしい醤油が味わえます。密閉されていることで埃が入らず、衛生的に使えるというメリットもあります。
スタンダードタイプは醤油の量が調整しにくいことが難点ですが、たくさんのデザインや機能の中から好きなものを選べることが大きな魅力。美しく食卓を彩るもの、液だれしにくいものなど自分好みの醤油さしを選ぶことができます。中には空気穴を抑えることで量の調節ができるものもあるので、飽きずに使い続けるものを探している方におすすめです。
プッシュタイプ
必要な量だけ出せるのでかけすぎない
スタンダードタイプに比べて、量の調節がしやすいプッシュタイプは醤油の出し過ぎを防げるため、減塩対策におすすめです。中身が密封されていつまでも美味しさをキープできることも魅力の1つ。ボタンを指で押すと1滴ずつ出てくるその感覚は、やみつきになります。
押すと少量の醤油が出てくるプッシュタイプは、醤油を普段から少ししか使わない方や、かける醤油の量を減らしたい方におすすめ。万が一倒してしまっても醤油がこぼれないことも、食卓で使う醤油さしとして大きなメリットといえるでしょう。お年寄りや小さな子供がいる家庭では特に重宝しますね。
スプレータイプ
少ない量をまんべんなくかけられるから減塩効果が期待できる
プッシュタイプよりもさらに少ない量をかけられるのがスプレータイプ。プッシュタイプならワンプッシュで0.8cc程度ですが、スプレータイプは0.1ccとかなりの減塩ができます。それでいてムラなく広範囲にかかるため、少ない量でも醤油の味がしっかりと感じられます。お寿司やお刺身など、付けすぎてしまいがちな食品に向いています。
塩分の摂取量を減らせるので、塩分を控えたい方におすすめ。スプレータイプを使い醤油の量を減らすことで、健康的に食材本来の味わいが楽しめます。ただ、あまり遠くから吹きかけるとテーブルが汚れてしまうこともあるので、食べ物のすぐ近くでかけるようにしましょう。
醤油さしの選び方
素材の特徴から選ぶ
温かみのある陶器は醤油さしの定番
陶器は古くから醤油さしに使われている素材で、独特の温かみが食卓を盛り上げます。手に持ったときに重みがあり手になじみやすいのも魅力のひとつ。和テイストの食卓やちゃぶ台など、風情のある雰囲気のインテリアによく合います。どこか懐かしさを感じる陶器製は、職人の手作りで作られる貴重な逸品。衝撃に弱く落とすと割れやすいので、安定感のある倒れにくいデザインのものを選びましょう。
ガラス製なら匂いや色移りの心配がない
ガラス製の一番の特徴は、香りが移りにくいこと。塩分や酸に負けないので、醤油特有の香りを長くキープして楽しみたい方におすすめです。耐熱性ガラスの場合は煮沸消毒も可能。色移りもしにくく、シミ取りなどのお手入れの手間がかかりません。プラスチック製と比べると高級感のあるガラス製は、重みがあるので醤油の入れ替え時に安定感していて入れやすいです。
小さな子どもがいるなら落としても割れないプラスチックがおすすめ
小さな子どもやペットがいると、食べ物や飲み物をこぼしてしまうことも多いもの。プラスチック製の醤油さしなら、万が一落としてしまっても割れる心配がありません。色移りの心配はありますが、リーズナブルな価格で手に入るので気軽に購入できます。陶器製と違って中の残量が透けて見えて使いやすいことも大きな魅力。少なくなってきたのが分かるので、蓋を開けずに入れ替えのタイミングが分かります。
綺麗に使えるタイプを選ぶ
液だれしないか確認することが大切
醤油さし選びで重視したいのが、垂れないこと。液だれしてしまうと、いちいち垂れた醤油を拭き取らなくてはならなくて大変です。注ぎ口に角度が付いたものや、先に付いた醤油が中に吸い込まれるようになるものなど、垂れにくい工夫がされたものがおすすめです。事前に口コミをチェックして、液だれしないものを選ぶのも良い方法です。
口が広いと洗いやすくてお手入れが簡単
醤油さしは、使い切るごとに洗うことで次の醤油を美味しく味わえます。洗いやすさを重視するなら、口が広く開くものがおすすめ。どんなに液だれしない高性能な醤油さしでも、口が狭くて手が中に入らないものでは洗うことができません。大きな蓋が取り外せるようになっているものなら、手を中に入れてしっかりと中まで洗うことができるので実用性が抜群です。
醤油さしのおすすめブランド・メーカー
白山陶器(HAKUSAN)
卓上の醤油さしの先駆けとなったメーカー
卓上で使える醤油さしをいち早く開発した先進的なメーカーです。代表作のG型しょうゆさしは、60年以上作られ続けられているグッドデザイン賞を受賞した商品。考えつくされたフォルムが美しく実用的で使いやすいのに、低価格で売られているところも魅力です。
中川政七商店
液だれしのしにくさにこだわりを見せるメーカー
ガラス製の液だれしない醤油さしを提供しています。THEしょうゆ差しは、くびれが美しいガラス製の醤油さしで液だれのストレスはゼロ。使われているクリスタルガラスが、陶器とは全く違う透明感のある輝きを放ちます。
岩澤硝子
職人の伝統技術で作った製品を安く提供するメーカー
職人が手作業で作り上げる江戸硝子を使用した醤油さしを作るガラス製造メーカーです。液だれしないガラス製の醤油さしを作っており、価格もお手頃。中川政七商店の同じタイプのものが3,850円するのに比べて1,100円で買えるので非常に安いです。
タワー
モダンで使いやすい時代に合わせた醤油さしを提供
醤油さしには伝統的な風情を感じるデザインのものが多い中、タワーでは新しいデザインの醤油さしを提供しています。くびれのない洗練されたデザインは、モダンなインテリアにもぴったり合います。また、液だれしにくい工夫や洗いやすい工夫がされており、使い勝手が良いことも特徴です。
おすすめ&人気の醤油さしランキング
陶器製でおすすめの醤油さし
白山陶器-G型しょうゆさし(1,540円)
60年以上製造し続けられている美しくて使いやすい醤油さし
白い陶器が見る人を釘付けにするG型しょうゆさしは、デザイン性と機能性を兼ね備えた逸品。北欧風のインテリアによく合う白色の陶器は、見ていてうっとりする洗練されたフォルムです。親指と中指でつまむと人差し指が蓋の穴部分にくるため、醤油の量を調節しながら注ぐことができます。
食卓を彩る一生モノの醤油さしを探している方におすすめ。見た目が美しいだけでなく倒れにくく使いやすい醤油さしは、食卓に置いてちょこっと醤油をかけるのに重宝します。形を変えずに60年間作られ続けているのに、現代の食卓にもぴったりマッチするところが素晴らしいですね。
ギギliving-楽らく醤油さし(1,650円)
骨董品のようなおしゃれな醤油さしを食卓のお供に
骨董品屋さんで見かけるようなおしゃれな醤油さしです。黒釉がかかった陶器製で、ところどころに粘土のような色味が残された質感が、雰囲気を出しています。直径5cm高さ8cmの持ちやすいサイズ感も魅力。かけたいときにすぐに手に取り、醤油をかけることができます。
デザイン性の高さはもちろん、使いやすさも抜群。醤油のキレが良く、すーっと細い線で醤油が流れ出るので、止めたいときに止められます。また、片手でさしても蓋が落ちないのも使いやすい秘密。さっと使えてなおかつおしゃれなものを探している方におすすめです。
SHIKIKA-お醤油さし(1,628円)
デザイン性の高い受け皿付きの醤油さし
倒れにくく、液だれしにくい醤油さしです。フラットで面積の広い底面に安定感があり、ちょっとやそっとではぐらつきません。また、注ぎ口の少し角度の付いた形状が液だれを予防。べたべたとテーブルを汚すことはありません。
洗練された新しいデザインの醤油さしを探している方におすすめ。フラットな蓋とくびれのないボディが、モダンな雰囲気を演出しています。醤油切れも良く、出し終わったらぴたっと止まるので心地よく使えます。
comodo-しょうゆ差し(1,320円)
ころんと丸い可愛いフォルムに釘付けに
ころんと丸いフォルムがとびきりキュートな醤油さしは、テーブルを汚しません。それは蓋がぴったりと閉まって液だれもしないから。親指で持つ部分には空気穴も付いているので、出す醤油の量を調節しながら使えます。
小さめの醤油さしは、いつでも新鮮な醤油を味わいたい方におすすめ。6×6×7.5cmと小さめなので、中身をすぐに使い切って新鮮な醤油に入れ替えることができます。とにかく可愛い小さな陶器製の醤油さしは、食卓に置いておくだけで来客の目を引くことでしょう。
ガラス製でおすすめの醤油さし
THE -THE 醤油差し(3,850円)
垂れそうな醤油が吸い込まれて液だれなし
時間をかけて設計されたTHEの醤油さしは、液だれしません。それは、注ぎ口までいった醤油が中に吸い込まれる形状になっているから。今まで悩んでいた液だれが嘘のように醤油が垂れず、衛生的に使い続けられます。
本体に一切プラスチックを使っていないことも特徴。全てクリスタルガラス製で作られているため、高級感のある輝きが楽しめます。いつでもおいしい醤油を味わってもらうために小ぶりにできているので、大人が1~2名の少人数の家庭におすすめです。
岩澤硝子-江戸前すり口醤油注ぎ(1,100円)
芸術的な美しさが光る醤油さし
職人の技術が詰め込まれた醤油さしは、液だれの心配がありません。江戸硝子という伝統工芸品は、職人ひとりひとりの手により作られているもの。液だれしないように注ぎ口をすり合わせているため、醤油がぴたっと止まり垂れません。
美しい伝統的なガラス製の醤油さしは、手にぴったりとフィットして注ぎやすいのが特徴。持ちやすく、出したい量だけ出して使うことができて快適な使い心地です。細い部分が洗いにくいものの、その優れたキレの良さを体感したい方におすすめです。
イワキ-密封醤油差し(1,298円)
密閉蓋付きで鮮度をキープ
一見醤油さしに見えないクールなデザインの醤油さしは、醤油の鮮度を保ちます。それは密閉できる蓋が付いているから。蓋付きなので、埃や汚れから醤油を守り、醤油の風味を落とさずに美味しさをキープします。万が一倒してしまっても中身がこぼれる心配もありません。
蓋を取って洗え、本体の口も広いので洗いやすいことも大きな魅力。耐熱ガラス製なので、煮沸消毒で清潔さをキープしながら長く使えます。口が広いので入れ替えも楽。お手入れが簡単で、醤油の風味を長時間保ちながら使いたい方におすすめです。
廣田硝子-江戸硝子 醤油差し(3,300円)
風情を感じさせる綺麗な花模様にうっとり
職人の手作りで作られた伝統的な技術が光る醤油さしは、食卓を彩るのに最適。美しいカットが施されたガラスの1面1面が反射してキラキラとした輝きが映し出されます。醤油を入れたときの美しさにもこだわったデザイン性の高さに目を奪われます。
おしゃれで液だれしない醤油さしを探している方におすすめ。さりげなく施された季節の花々が胸を高鳴らせるだけでなく、液だれもよく仕上がっているので、醤油でテーブルを汚す心配もありません。どこか懐かしさを感じさせる醤油さしは、食卓に欠かせない存在になるでしょう。
廣田硝子-大正浪漫硝子しょうゆ差し (2,980円)
レトロな雰囲気たっぷりの和食器のような佇まい
雰囲気たっぷりの醤油さしはとてもおしゃれ。乳白硝子のあぶり出し技法を使い、大正浪漫硝子で作られた醤油さしは、淡いブルーがレトロでおしゃれな味を出しています。醤油を入れることで、職人によって丁寧に施された模様が一層引き立ちます。
おしゃれで使いやすい醤油さしで食卓を飾りたい方におすすめ。模様がたくさんあるので、いくつか揃えていろいろなタレや調味料を入れて使うのもおすすめです。可愛らしい手作りの醤油さしが並んでいたら、まるで和食料理屋のようですね。
プラスチック製でおすすめの醤油さし
タワー-プッシュ式醤油差し(660円)
シンプルなプッシュ式は倒れても安心
モダンな日用品を数多く取り揃えるタワーからは、プッシュ式の醤油さしが販売されています。蓋の上部全体がプッシュできる構造なので、蓋を押すことで1滴ずつ醤油をさすことができます。モノトーンのシンプルなデザインが、現代のダイニングにぴったり合います。
中身が飛び出しにくいプッシュ式は、子どもがいる家庭におすすめ。ふとした瞬間に倒してしまったとしても、こぼれにくい形状になっています。横になったままになっていても、中身がダラダラと流れ出すことはないので安心です。
キッチンラボ-マッシュルーム しょうゆ差し(793円)
可愛いキノコ型の醤油さしでカフェ気分
人とは違ったぱっと目を引く醤油さしを探している方も多いはず。そんな方にはマッシュルーム型の醤油さしがおすすめです。キノコをイメージする茶色い蓋に、黒いシンプルなロゴが映えるおしゃれな逸品。プラスチック製でも安っぽく見えない魅力があります。
シリーズで他の調味料入れも販売されているので、並べて使ってみるのもおすすめ。お手頃な価格なのに、まるでおしゃれなカフェにいるような雰囲気が味わえるでしょう。つや消し仕上げで中の醤油がふんわりと見え、生活感が感じられないところも素敵です。
タケヤ-醤油さしプルービストロ(1,475円)
手にフィットする軽くて割れにくい醤油さし
美しいカーブを描く醤油さしは、手にフィットして持ちやすいことが特徴です。丸みを帯びた本体は、握ると手にぴったりとなじむので傾けるのも楽。濃いグレーとシルバーの蓋部分がスタイリッシュで、持ちやすいだけでなく洗練されたデザイン性の高さも魅力です。
割れにくくてテーブルに華を添える醤油さしを探している方におすすめ。プラスチック製で割れにくく、上品な美しさがある醤油さしが食卓を楽しくさせます。かける量の調節はしにくいですが、蓋が密閉されているので香りや風味を落とすことはありません。
ピッコロカリーノ-液体調味料入れ(385円)
シンプルでリーズナブルな価格が魅力
シンプルで注ぎやすい醤油さしは、ソースにも使えます。一般的な醤油さしよりも大きめの注ぎ口なので、ソースやラー油など少しとろみのある液体を入れても使用可能。アイデア次第で様々なシーンで活躍してくれます。
とにかく安い価格で醤油さしを手に入れたい方におすすめ。デザインはシンプルですが、385円という価格は他には見ないコスパの良さです。軽くて割れないので、調理用と食卓用に用意しておくのも良いですね。
タケヤ化学工業-フレッシュロック しょう油差し(562円)
ワンタッチ式の密閉容器でいつでも新鮮
軽くて丈夫なフレッシュロックは、醤油さしにも活用されています。フレッシュロックの密閉性を生かし、蓋で密閉しながら醤油を保存。小分けにした醤油もしっかりと風味を落とさずに味わい尽くすことができます。
蓋で密閉していると聞くと、なんとなく開けにくそうと考えてしまいがち。しかしフレッシュロックの醤油さしは、ワンタッチで開けられて便利です。親指1本で簡単にロックを外すことができるので、片手で醤油が注げます。軽くて扱いやすいのもうれしいポイントですね。
まとめ
液だれしない工夫が凝らされている醤油さしがおすすめ
醤油さし選びで最も重要なポイントは、垂れにくさ。液だれしてしまう醤油さしは、そこら中を汚してしまうし拭くのが面倒で使うのがストレスになってしまうことも。しかし液だれしない醤油さしなら、ストレスフリーで使えるでしょう。注ぎ口に醤油の垂れない工夫がされているものなら、液だれせずに長く愛用できるはずです。今回は、醤油さしについて詳しく解説しました。使いやすくお気に入りになる醤油さしを見つけ、美味しく料理を味わいましょう。