書類やハガキ、請求書などには様々な個人情報が記載されています。不要になったからといってそれらをそのままゴミ箱に捨ててしまうのは、個人情報漏洩の危険性が高いため、簡単に復元出来ないようにして処分するのがおすすめです。そんなときに重宝するのがシュレッダーですよね。オフィスで使用するイメージが強いシュレッダーですが、最近は家庭用シュレッダーの需要も増え、様々なメーカーから販売されています。今回は家庭で使えるおすすめのシュレッダーを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
シュレッダーの特徴
個人情報の漏洩を未然に防ぐことが出来る
シュレッダーは、周囲に知られたくない情報が記載されている文書類を細かく裁断し、復元を困難にするために欠かせないアイテムです。特に個人情報保護法適用後は個人情報に対する世間の意識も強くなりました。最近は見られたくない部分を一気に塗りつぶせるスタンプや、刃が複数あるシュレッダーはさみなども流通していますが、やはりシュレッダーの処理力には敵いません。
クレジットカードやデータCDの処分が出来るタイプも
シュレッダーは基本的に紙を細かく裁断するものですが、個人情報は紙面上だけとは限りません。例えば、期限切れのクレジットカードや、様々なデータ情報が詰まっているCD類にも気をつけていく必要があります。中にはカードや盤面に傷を入れて読み取れなくして処分する方もいますが、量が多いとかなりの手間が掛かるものです。カード類やCD類といった分厚いアイテムも簡単に裁断してくれるタイプのシュレッダーなら、時間も労力もかなり軽減されますよ。
シュレッダーの種類
手動式シュレッダー
ハンドルを回して裁断するため静かでコンパクト
本体に手回し式のハンドルが付いており、それを回すことで用紙を裁断するタイプのシュレッダーです。サイズも比較的コンパクトなものが多く、収納場所もあまり取りません。価格も数千円程度で買えるものが多く、電動シュレッダーよりも安価です。たまにしかシュレッダーを使わないという方におすすめですよ。
手動式シュレッダーは、電源が不要なのも魅力的です。コンセントや、USB充電がいらないので置き場所や使用する場所を問いません。電動式に比べて稼働時の音が静かなので、音が気になるという方は手動式の方がいいでしょう。
電動式シュレッダー
一度にたくさんの書類を裁断するなら断然電動タイプがおすすめ
家庭用の電動シュレッダーは、業務用シュレッダーに比べて本体サイズがコンパクトになっています。デスクサイドや卓上に置いても邪魔になりません。手動シュレッダーだと大量に裁断すると手が疲れがちですが、電動シュレッダーなら紙を差し込むだけで済みます。
電動シュレッダーはパワーがある分、一度に裁断できる紙の枚数が多めです。中には10枚ほどまとめて一気に裁断できるタイプもあり、作業効率が高いのも嬉しいポイントと言えるでしょう。ホチキス針対応タイプなら、ホチキスで留めた書類も一気に処分できますよ。
シュレッダーの選び方
裁断時のカット方式で選ぶ
より修復しにくくするにはマイクロ裁断タイプがおすすめ
シュレッダーには大きく分けて3種類の裁断方法があります。ストレート裁断は縦方向にのみ暖簾状にカットするタイプで、ゴミが散らばりにくい分、修復しやすいというデメリットがありますよ。シュレッダーの主流になっているのが、縦横両方向にカットできるクロスカット裁断です。修復しにくく、ゴミがかさばりにくいというメリットがあります。最近は裁断がさらに細かいマイクロクロスカット裁断も人気ですよ。最も修復しにくく、セキュリティ面でも安心ですね。
厚手のカードやCD類の裁断が可能かどうかチェック
紙専用のシュレッダーでは、クレジットカードやCD類の裁断は出来ません。ホチキス針も外して裁断する必要があります。紙よりもたくさんの情報が詰まっているCD類もしっかり裁断してから処分したいという方は、CD対応タイプを選ぶようにしましょう。割ったりカッターで傷をつけたりするより断然簡単に裁断することが出来ますよ。ただし、その分本体価格もやや高めになります。
本体のサイズで選ぶ
対応している用紙のサイズをチェック
シュレッダーに投入できる用紙のサイズはそれぞれ異なります。投入口よりも大きなサイズの用紙を裁断する場合、あらかじめ折り曲げてから投入する必要があります。厚みが倍になるので、当然一度に裁断できる紙の枚数は半減してしまいますよね。A4サイズ対応ならハガキから一般的な書類まで対応できるので、家庭用として最適サイズと言えるでしょう。
ダスト処理の回数を減らすのなら大容量タイプがおすすめ
裁断した用紙クズも、ある程度溜まってくると処分しなければなりません。コンパクトタイプはダストボックスが小さいのでその分ゴミ処理回数が増えます。大容量タイプのシュレッダーならゴミ処理回数が少なくて済むので、頻繁にシュレッダーを使用する方におすすめです。中にはダストボックス内でゴミを分別してくれるタイプもあり、非常に便利ですよ。
稼働時の静音性で選ぶ
静かさを求めるならデシベル数は65db以下がおすすめ
シュレッダーを選ぶ際に気になるのが稼働時の音ですよね。シュレッダーの場合は稼働時のデシベル数が表記されていることが多いので、静音性が気になる方は必ずチェックするようにしましょう。一般的な目安として、60dbは掃除機やトイレの洗浄音ほどで70dbになると騒々しくうるさいと感じさせる音量になります。65db以下なら、シュレッダーの稼働音として許容範囲内と言えるでしょう。
夜間使用なら手動タイプがおすすめ
自宅で使用する場合や夜間の使用は特に稼働音が気になるものですよね。静音性の高い電動シュレッダーも増えていますが、どうしてもモーター音が響いてしまうものです。スイッチの音や警告音が鳴ったりするものも少なくありません。手動シュレッダーならモーターを必要としないので、電動シュレッダーよりも断然静音性が高くなりますよ。
シュレッダーのおすすめブランド・メーカー
アイリスオーヤマ
豊富な商品展開と価格の安さが魅力的
家庭用シュレッダーを製造しているメーカーの中でも特に人気が高いのがアイリスオーヤマです。取り扱っているシュレッダーの種類も非常に豊富です。サイズや機能、デザインなど様々な面からお好みのシュレッダーを探すことが出来ますよ。
Fellowes(フェローズ)
業務用から家庭用まで幅広いオフィス用品を展開
フェローズはオフィスワークで使用されるラミネーターや種レッダーなどを取り扱っているメーカーです。連続使用時間が長いものや安全機能を搭載したモデル、静音性シュレッダーなど豊富に揃っています。業務用シュレッダーも多く取り扱っているので、オフィスでフェローズのシュレダーを見たことがあるという方も少なくないでしょう。
コクヨ
文具やオフィス用品を取り扱うトップメーカー
コクヨというと、学用製品やオフィス用品をたくさん取り扱っていることで有名ですよね。誰もが一度はコクヨ製品をしようしたことがあるのではないでしょうか。コクヨが取り扱っているものは比較的コンパクトでデザインもポップでなものが多いのが特徴的です。それでいてしっかり静音性も高く、小さいサイズでもしっかり機能が詰め込まれています。
ナカバヤシ
個性的な情報整理ツールを幅広く扱う人気メーカー
情報整理の総合サポーターであるナカバヤシ株式会社は、様々な事務用品を取り扱っています。他社にはないオリジナリティあふれる商品を多数製造していることから、近年高い人気を誇っています。シュレッダーもユニークで個性的なものが揃っていますよ。
シュレッダーのおすすめ&人気のランキング
コンパクトでおすすめのシュレッダー
サンワダイレクト-400-PSD030(3,980円)
軽量型でホチキス針がついたままでも裁断できるシュレッダー
女性でも持ち運べる約3.2kgの軽量型でありながら、10リットルの大容量ダストボックスが備わっている電動シュレッダーです。デスクサイドに置いておくのにちょうどいいサイズで、A4コピー用紙を最大6枚まで投入することが出来ます。もちろん、ホチキス針にも対応しているので、芯をいちいち取り除く必要がありません。
カードも裁断可能です。カット方法は安心のクロスカット裁断。投入口には指が入らないようになっていますので、小さいお子さんがいるご家庭でも安心して使えますよ。投入口に紙を差し込めば自動的に裁断が開始され、終われば自動的に停止してくれるのも魅力的ですね。
アスカ-クロスカットシュレッダー(4,980円)
薄くて場所を取らないおしゃれなデザインのシュレッダー
非常に薄くてコンパクトなタイプで、デザインもスタイリッシュ。デスクの上に置いても邪魔になりません。A4サイズのコピー用紙なら2枚までまとめて裁断することが出来ます。まとめて裁断する枚数は少なめですが、連続使用時間は10分と長めになっています。
クロスカット裁断で、裁断時の音も60.8dbと静かです。リバース機能が付いているので紙詰まりトラブル時もすぐに取り除くことができますよ。ゴミ捨ては本体を外すだけのシンプル設計。ダストボックスと本体が離れると自動的に電源が切れるので安心して使えます。
ナカバヤシ-電動シュレッダー(5,950円)
静音性が高く安全にも考慮したシュレッダー
スリムでコンパクトなボディで、デザインもとてもシンプルで無駄がありません。それでいてダストボックスは12リットルと大容量。安心のクロスカット裁断で、A4コピー用紙が最大5枚まで同時に裁断可能です。10号・11号のホチキス針も裁断できるので、針を外す手間もいりません。
オートスタート機能付きで、紙を入れれば自動的に裁断が始まります。逆転スイッチは紙詰まりやカッターのお手入れ時に重宝しますよ。投入口も安全設計になっており、本体とダストボックスが離れている間は電源が入りません。運転時は約60dbと静かなのも嬉しいポイントですよね。
コクヨ-デスクサイドシュレッダー(8,800円)
可愛らしいデザインと高い静音性が魅力的
丸みを帯びた可愛らしいデザインと、豊富なカラーバリエーションが魅力的な電動シュレッダーです。ダストボックスは8リットルで、引き出し式になっているのでゴミ捨ても簡単ですよ。投入口にはシャッターが付いているので、小さいお子さんがいるご家庭でも安心して使えます。
クロスカット裁断タイプで、A4コピー用紙が最大5枚まとめて裁断できます。連続使用時間も10分と長めですので、たくさんの書類を一気に処分することも出来ますよ。特筆すべきはその静音性の高さです。約53dbと静かですので、夜間使用でも気になりません。
フェローズ-デスクサイドシュレッダー(7,780円)
インテリアにもよく馴染みCD等も裁断可能
スタイリッシュでおしゃれなデザインの電動シュレッダーをお探しの方におすすめなのがこちらのシュレッダーです。クロスカット裁断で、A4コピー用紙をまとめて5枚まで投入できるようになっています。ホチキス針、カード類、データCDの裁断も可能ですよ。
引き出し式のダストボックスですので、ゴミ捨ても簡単です。窓がついているため、ゴミがどれくらい溜まっているのかもひと目で分かります。紙とメディア類はそれぞれ別の投入口になっており、ダストボックスも分かれていますのでゴミの分別も楽ちんですね。
ナカバヤシ-2ウェイパーソナルシュレッダー(3,480円)
多機能かつ高い静音性が魅力的なシュレッダー
デスクの上に置いても邪魔になりにくいコンパクト設計。重量も約2.9kgしかありません。A4コピー用紙は最大2枚までまとめて裁断可能で、クロスカット裁断となっています。非常にコンパクトなボディですが、紙は折らずに投入することが出来ますよ。
カードやCDの裁断も可能で、CDの場合は3分割にカットされます。運転時の音は約60dbと静かです。収納場所も取らないので、頻繁には使わないけれどもCD類までしっかり裁断して処分したいという方に最適なシュレッダーと言えるでしょう。
低価格でおすすめのシュレッダー
オーム電機-電動シュレッダー(2,990円)
ゴミ捨て頻度が少なくて済む大容量タイプの紙専用シュレッダー
シンプルなデザインの紙専用電動シュレッダーで、A4コピー用紙を最大5枚までまとめて裁断可能です。カットはクロスカット裁断となっています。オーバーヒート自動停止機能がついていますので、安全性にも考慮されていますよ。
ダストボックスは10リットルと大容量ですので、頻繁にゴミ捨てをする必要がありません。窓付きで、中のゴミ量もひと目で分かりますよ。普段紙しか処分しない方や、安価な電動シュレッダーをお探しの方にピッタリの商品です。
アイリスオーヤマ-P5GCX(3,057円)
安全性に配慮した軽量型の紙専用シュレッダー
約3kgという軽量設計の紙専用電動シュレッダーです。クロスカット裁断で、A4コピー用紙を最大5枚まで裁断することが出来ますよ。ステープラー針も10号、11号まで裁断できるのでいちいち外して投入する必要はありません。
サーマルプロテクターや、温度ヒューズなどが備わっているので、安全性も高いのが魅力的です。ダストボックスと本体が離れると、電源も自動的に切れますよ。ダストボックスは約8.7リットルですので、頻繁にゴミを捨てる必要もありません。
ナカバヤシ-ファインカット(2,640円)
小さなメモを処分したい方におすすめのコンパクトタイプ
非常にコンパクトな紙専用電動シュレッダーで、対応用紙はA5サイズが最大2枚まで、ハガキなら1枚まで投入可能です。そのため、A4用紙の場合は二つ折りにして1枚ずつ投入する必要があります。メモ用紙などをサッと裁断したい方におすすめのシュレッダーと言えるでしょう。
ダストボックスは約2.1リットルとそれほど多くはありませんが、クロスカット裁断ですのでA4用紙約40枚分ほどは収まります。紙詰まりやメンテナンス時に便利なリバース機能も備わっていますよ。ダストボックスが本体から外れると自動的に運転が止まります。
手動タイプでおすすめのシュレッダー
サンワダイレクト-卓上シュレッダー(1,980円)
カード類やCD等も裁断できる手動シュレッダー
紙専用のものが多い手動シュレッダーですが、こちらは紙だけでなくカードやCD類の裁断も可能です。A4コピー用紙なら最大2枚裁断可能で、2×10mmという微細マイクロクロスカット裁断というのも魅力的ですね。
カード類は5分割ストレート裁断、CD類は3分割ストレート裁断となっています。もちろん手動シュレッダーですので電動シュレッダーに比べて音も静かです。家庭内で個人情報を処分する分には十分な機能が備わっているタイプですよ。
アスカ-マイクロカットハンドシュレッダー(1,112円)
マイクロクロスカットで書類の修復も困難に
コンパクトで重量は約2.1kgととても軽量。コンセントが付いていないので、ちょっとしたスペースに収納することが出来ます。デザインもスタイリッシュで、インテリアに馴染みやすいのも嬉しい紙専用の手動シュレッダーです。
A4コピー用紙を最大2枚まで投入可能です。復元しにくい微細マイクロカット裁断ですので、個人情報漏洩の危険性もグッと下げてくれることでしょう。コンパクトですが、ゴミが微細なのでダストボックスにはコピー用紙約40枚分収まりますよ。
アイリスオーヤマ-シュレッダー H62ST(940円)
メンテナンスが簡単なシンプル設計の手動シュレッダー
コンパクトで場所を取らないシュレッダーを探している方におすすめなのがこちらです。幅20cmととても小さく、価格もリーズナブルですよ。A6ハガキが裁断できるタイプで、A4コピー用紙の場合は縦半分に折って裁断することになります。
ダストボックスは約1.5リットルなので、大量の書類を裁断するのにはやや不向きです。ストレート裁断ですので、ゴミ処理回数も多くなりますが、ゴミが散りにくく、刃にも詰まりにくいのでメンテナンスはとても楽ちんですよ。
アイリスオーヤマ-ハンドシュレッダーH1M(1,580円)
カード類やCD等も裁断できる上に音も静かな手動シュレッダー
A4コピー用紙、カード類、CD類に対応している手動シュレッダーで、コストパフォーマンス抜群です。一度に裁断できる紙の枚数は1枚ずつになりますが、官製ハガキの厚みまでは裁断可能ですよ。クロスカット裁断で、復元しにくいのも魅力的です。
ダストボックスは約2.2リットルで、紙ゴミとプラスチック素材をきちんと分別して捨てられるようになっています。手動シュレッダーですので、音も静かです。コンパクトなタイプでも、しっかりセキュリティを守りたいという方におすすめのシュレッダーですよ。
ナカバヤシ-ハンディシュレッダー(621円)
引き出しにも収納できる持ち運び可能なハンディサイズ
机の引き出しなどにも収納できる、とにかくコンパクトなシュレッダーを探している方にはこちらがおすすめ。ダストボックスがないので、引き出しの中はもちろん、ペンスタンドに立てて収納することも出来ます。一見シュレッダーには見えないスタイリッシュなデザインも人気の理由の一つと言えるでしょう。
裁断はストレートカットで、ゴミ箱の上で作業を行う必要があります。端部分がハンドルになっており、手に持って回して使います。コンパクトですがA6用紙なら最大2枚まで裁断出来ますよ。A4コピー用紙の場合は縦二つ折りにして裁断して下さい。
サンワサプライ-微細クロスカット手動シュレッダー(3,315円)
大きめハンドルで回しやすい手動シュレッダー
セキュリティ性の高いクロスカット裁断の紙専用手動シュレッダーです。回しやすいようにハンドル部分はやや大きめになっています。用紙投入口には指が入らないように設計されていますので、お子さんのいる家庭でも安心して使えますよ。
A4コピー用紙を最大2枚まで投入できます。折り曲げる必要はありませんが、紙専用ですのでホチキス針は外して投入するようにしましょう。ダストボックスは引き出し式ですのでゴミ捨ても簡単。半透明なので、どれくらい溜まっているのかも一目瞭然です。
まとめ
使用頻度と用途のバランスを考えて
普段どれくらいの頻度でシュレッダーを使うのか、どんなものを処分するのかを考慮して、最もバランスの良いものを選ぶのがポイントです。シュレッダーは使い続けていく内に刃が消耗して段々切れ味が悪くなってきます。定期的に専用オイルやメンテナンス用紙を使うことで長持ちさせることが出来ますよ。今回は家庭用のシュレッダーについて詳しく紹介してみました。大切な個人情報を守るためにもぜひ一つは用意しておいてみて下さいね。