防犯対策としてカメラの導入を考えたとき、工事が必要なのではないかと思い購入を諦めた経験がある方もいるのではないでしょうか。ドアスコープカメラなら工事不要で、賃貸にも設置できるものがあります。防犯カメラ代わりとしても使えるので防犯カメラの設置を検討している方にも、簡単に設置できるドアスコープカメラはおすすめです。
ドアスコープカメラのメーカーでまず押さえておきたいのはBrinno。タイムラプスカメラで有名なBrinnoは、ホームセキュリティ用カメラにも力を入れています。カメラ製品を取り扱っているメーカーなので、ドアスコープカメラの性能も非常に優秀です。次にZerodis。主にホーム用品を扱うZerodisは、シンプルな機能とデザインのバランスが取れた製品を取り扱っています。最近ではセンサー付きやWiFi機能付き等便利なタイプのものが出ているので、どの機能を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回はドアスコープカメラの種類や選び方を解説し、おすすめの人気ドアスコープカメラをランキング形式でご紹介します。順位は、選び方でも重要な下記4つのポイントを押さえて比較しながら決定しました。
- どんな録画方法が出来るのか
- センサー付きでしっかり防犯対策ができるか
- 賃貸にも設置できるか
- スマホ連動機能はあるのか
また、「ドアスコープカメラって自分で作れるの?」や「ドアスコープカメラを後付けするときに気を付けることは?」などの疑問についてもお答えします。
ドアスコープカメラとは
ドアスコープ部分に設置できる防犯機材
ドアスコープを取り外し、専用のカメラを設置することで使用できる防犯カメラです。簡単に設置できるものや工事不要なものが多く出回っているため、女性や賃貸住まいの方でも利用しやすいのがポイント。付け替えてもほとんどわからないものや、センサー付きのものもあります。
ドアスコープカメラの必要性
設置することでドアスコープ関連の犯罪を防ぐことが出来る
最近のマンションに設置されているインターフォンは、外の様子の確認や録画できるものがあります。しかしドアスコープはそのままなので、このままではドアスコープを悪用されることも。ドアスコープカメラを設置すれば、ドアスコープから覗かれることや盗撮を防ぐことができます。また防犯カメラの代わりにもなるので、玄関周りのいたずら対策にも適しています。ドアスコープカメラを設置することで、より安全な住まいを実現できますね。
ドアスコープカメラの種類
センサータイプ
必要な時に自動で録画ができる
センサーがついているので、反応があれば自動で録画ができます。自分でスイッチを押しに行かなくても録画してくれるのでとても便利。自宅にいない時や、イタズラ後すぐにいなくなってしまう相手に有効です。ピッキング犯罪の対策にも向いています。
センサータイプはとても便利な機能ですが種類によっては、車や鳥が横切っただけで録画してしまうので必要ない映像が撮れてしまうことも。その場合は人感センサータイプのものを選ぶと、人だけが検知されるので無駄な録画が減ります。バッテリーの節約もできて、一石二鳥です。
手動タイプ
使いたい時に自分で起動させて使用する
自分でスイッチを押すことで起動できるタイプです。必要な時に使えるのでセンサーが付いたものと比べて、録画間違いや容量を圧迫することを減らせるのが特徴。自分で起動させるので、たまに確認したい時がある方や在宅のことが多い方におすすめです。
スイッチを入れたときにだけカメラが起動するので、頻繁に録画するほどではないけど確認したいという時に便利。バッテリーもセンサータイプや常時録画タイプと比べて、長持ちしやすいのはうれしいポイントです。在宅のことが多い場合は、このタイプを選んでおくとよいですよ。
常時録画タイプ
常に録画してイタズラの証拠撮影にも役立つ
設置してから常に録画状態にすることができます。設置後は放っておいても、録画映像を定期的に確認するだけでよいのが特徴。手間もかからず、確実に録画できます。いつ来るかわからない、ピンポンダッシュやストーカーの対策に向いています。
常に録画しているので手動タイプやセンサータイプとは違い、押し忘れやセンサーが反応しないことによる録画漏れの心配がなくなります。メモリの容量が大きめのものや、上書き保存機能が付いたものだと録画できていないことがなくなるので安心。犯行やイタズラの全貌をとらえることができるので、録画内容は証拠としても役立ちます。
ドアスコープカメラの選び方
生活スタイルで選ぶ
賃貸に設置するなら工事不要のマグネット式
マグネット式のものであればドアを傷つける心配がなく取り付けも簡単なので、賃貸の方でも利用しやすいでしょう。設置方法はドアスコープを取り外し、空いたところにドアスコープカメラについているドアスコープと土台をはめ込み、本体を室内側に設置するだけ。3ステップで設置できるので簡単です。また退去するときのことを考えると、ドアに傷はつけたくないもの。工事が必要だと大家さんと管理会社に申請と許可を取り、隣人の方への配慮も必要になるのでとても大変になります。大家さんへの事前確認は必要ですが、ドアを傷つけず設置できる工事不要のマグネットタイプが手軽でおすすめです。
家を空けることが多いならWiFi機能付きで外出先から確認できるもの
WiFi機能付きであれば外出中でも外の様子が確認できるので、家を空けることが多い方におすすめです。設置後専用のアプリをダウンロードすると、アプリからいつでもカメラの映像の確認や共有をすることができます。メールアドレスを登録すれば、カメラが反応したタイミングで通知を受け取ることも可能。ドアベル付きのものだとアプリを通じて外出先でも、ドアベルを押した来訪者の対応ができます。長期出張が多い方や趣味で長期間旅行に行くことが多い方は、WiFi機能やドアベル機能が付いたものを探してみるとよいでしょう。
見た目で選ぶ
違和感なく設置するならレンズ部分が小さめのもの
レンズ部分が元のドアスコープに似ているものだと、景観を損ねずに設置できるのでおすすめです。また来訪者に警戒心を与えないので、相手を刺激せずばれずに録画できます。見た目がカメラとわかりやすいものだと違和感があり、どうしても目立ってしまうので外観を気にする方は注意が必要。レンズ部分がわかりにくいと違和感もないので、見た目が気になる方はドアスコープに似せたレンズのものを選ぶとよいです。
インテリアを邪魔せず設置するならコードがない電池式
電池式は室内側で配線を考えることなく、簡単に設置できるものが多いのでおすすめです。有線のものだとドアスコープ部分に設置するので、どうしても内側にコードが来てしまいます。配線を工夫しなければ見た目が悪くなり、コードに足を引っかけてしまう恐れも。インテリアへのこだわりがある方や長時間録画する予定がない方は、安全面でも電池式を選ぶことをおすすめします。
機能で選ぶ
防犯対策を万全にするなら上書き機能付きのもの
上書き機能付きだとメモリがいっぱいになったときに、SDカードを差し替える必要がなくなるのでおすすめです。必要な時に録画できていないという事態を防げます。メモリがいっぱいになるたびにSDカードを追加する必要がないのは、コスパが良くポイント高め。常時録画しておきたい方は、上書き機能が付いたものを選ぶとよいです。
夜間も使えるようにするなら暗視機能付きのもの
暗視機能がついていると、夜間に来訪者があったときに便利です。夜間でも、しっかり記録に残すことができます。暗視機能が付いていないと、夜間に録画をしようとしても真っ暗で写らない可能性も。夜間にもイタズラや来訪者があり記録を残しておきたい方は、暗視機能が付いたものはマストです。常時録画しておきたい方も、チェックしておきましょう。
ドアスコープカメラのおすすめブランド・メーカー
Brinnno(ブリンノ)
センサー付きから手動タイプまで種類が豊富
主にカメラを展開する会社なだけあって、ドアスコープカメラの種類も豊富です。手動タイプやセンサー付き、WiFi機能搭載のものまで様々な用途にあわせて選べます。迷ったときはこのメーカーから探すと必要なものが見つかるでしょう。
Borderless(ボーダレス)
大きなディスプレイで映像をしっかり確認
Borderless製品は、ディスプレイが大きく見やすいのが特徴です。センサーや暗視機能も付いていて、実用性があり操作性も抜群。大きいディスプレイでしっかり映像を確認したい方や性能もしっかりしたものを選びたい方は、Borderless製品がおすすめです。
Zerodis(ゼロディス)
コンパクトにすっきり設置できる
Zerodis製品は電池式のものがあり、配線もなくすっきり設置できるのが特徴です。カメラ部分も小さめに作られているので目立ちにくく、景観を損ねないのもポイント。ディスプレイサイズは小さめのものがあり、インテリアを邪魔しないような設計になっています。
Passion(パッション)
シンプルな機能でお手軽価格
機能面がシンプルかつお手軽価格で展開されているのが特徴です。カメラ部分が小さめで、見た目ではカメラを設置している風に見えないところが魅力。価格を抑えつつ、防犯対策をしたい方におすすめできるメーカーです。
おすすめ&人気のドアスコープカメラランキング
マグネット式でおすすめのドアスコープカメラ
Brinno(ブリンノ)-SHC1000ルスカⅡ (33,000円)
簡単に設置できる高性能カメラ
3ステップで簡単に設置できるドアスコープカメラです。同封されているマグネットウォールマウントを使用すれば、ドアを傷つけることなく設置可能。マグネットで設置できるタイプは珍しく、賃貸での利用を検討している方におすすめです。
ボタン一つで来訪者を確認できるのもうれしいポイント。操作が簡単なので、子どもや高齢者にも扱うことができます。また、ノッキングセンサーとモーションセンサーのダブルセンサー搭載で、防犯面でも非常に安心できるのもうれしいですね。お子様や高齢者がいる家庭にもおすすめできます。
スマホ連動タイプでおすすめのドアスコープカメラ
Brinno(ブリンノ)-Brinno Duo(ブリンノデュオ)SCH1000W (44,000円)
多機能でしっかり防犯対策
WiFi機能がついて、専用アプリから映像を確認できるタイプのドアスコープカメラです。外出先でもスマホから映像が確認可能。万が一外出中に不審者が待ち伏せしていても、スマホで確認し対応できるようになるので安心です。外出時にいたずらが多いと感じる人におすすめです。
映像は本体のmicroSD カードに記録し、登録したメールアドレスにも送ってくれるのでスマホにも映像を残すことができます。ドアスコープカメラが壊れても大丈夫。本体での録画とメールへの送信は同時に行われるので、リアルタイムで状況を確認することができます。
ANJIERO SMART(アンジェロスマート)-玄関カメラ (11,000円)
録画映像の共有が可能
専用アプリを使うと録画映像の共有や、家族間でのチャットもできるドアスコープカメラです。チャットや録画映像の共有ができれば、一人で悩まずにみんなの助けを借りることが可能。大家族やシェアハウスでの利用を検討されている方におすすめです。
またこの専用アプリは、アレクサやGoogleアシスタントと連携できます。連携すれば、話しかけるだけでアプリの起動が可能。さらにカメラ部分についているドアベルを押してもらえば、来訪者の対応が外出時でもできます。
電池タイプでおすすめのドアスコープカメラ
Passion(パッション)-ドアスコープカメラ (4,304円)
予算を押さえたい方におすすめ
シンプルな機能でお手頃価格が魅力のドアスコープカメラです。怪しいと思ったときにスイッチを入れると外の様子を確認することが可能。録画機能はついていませんが、ドアスコープ部分に取りつけるのでしっかり防犯対策ができます。
設置しても、外から見てもわかりにくい仕様になっているのも魅力。工事不要なので、ドライバーがあればすぐに設置することができます。予算を押さえて防犯対策をしたい方や、カメラを付けているのがばれたくない方におすすめです。
Zerodis(ゼロディス) -3.5インチLCD付ドアスコープカメラ (8,053円)
大きめのディスプレイで楽々操作
大きめのディスプレイで、操作がしやすいドアスコープカメラです。ディスプレイが3.5インチと大きめに作られているので、ドアの前にいる人物をより細部まで把握することが可能。大きく映し出されるので、さっと確認したい方におすすめです。
電池タイプのメリットと言えますが、面倒な配線がないので届いたらすぐに設置できるのが魅力。必要なときにボタンを押して確認できるタイプなので電池の持ちも良く、毎日確認しても3か月程度持ちます。電池が長持ちするのは、とても嬉しいですね。
Zerodis-ドアスコープカメラ (4,501円)
カメラと気づかれにくいデザインで優秀
カメラ部分が小さく、ばれにくいのが特徴のドアスコープカメラです。ドアスコープに似せたデザインなので、相手に警戒心を抱かせることなく録画可能。景観も損なわないので、インテリアにこだわりがある方におすすめできます。
録画機能が付いており、性能面もばっちりなのは嬉しいですね。小さめのディスプレイは、インテリアにも溶け込みます。価格も控えめなので予算を押さえつつ、見た目も大事で最低限の防犯機能は欲しい方におすすめです。
Brinno(ブリンノ)-イルスSHC500 (27,280円)
ボタンを押して録画ができるシンプルな機能が魅力
ボタンを押して録画するタイプのドアスコープカメラです。Brinnoのドアスコープカメラにはほかにもシリーズがありますが、それらとは違いセンサー機能はついていません。在宅のことが多くしっかり記録も残したい方におすすめです。
必要な時にだけ録画ができるのがポイント。センサータイプだとどうしても必要ではない映像が撮れてしまうのですが、自分で録画するタイミングを選べるので必要な映像だけ記録できます。バッテリーも長持ちしやすいので嬉しいですね。
センサー録画タイプでおすすめのドアスコープカメラ
Borderless(ボーダレス)-ドアスコープカメラBSC-006R (23,800円)
人感センサー採用で録画間違いを大幅低減
人感センサーを採用したドアスコープカメラです。センサー付きの中でもよく採用される動体検知タイプとは違い、人に反応するタイプのセンサーなので録画間違いが少なめ。無駄な録画が減るので、残しておきたい場面をしっかり録画できます。
人感センサーはオフにすることも可能。日中在宅している時はセンサーをオフにして手動にし、夜間だけセンサーを付ける使い方もできます。設置可能なドアスコープ直径が12mm~55mmと広めなのも魅力ですね。ほかの製品では設置できなかった方におすすめです。
YoSoo(ヨソー)-ドアスコープカメラ (7,994円)
ナイトビジョン機能搭載で夜間も安心
夜間でも録画ができるドアスコープカメラです。ナイトビジョン機能がないと夜間は外用のライトがない限り真っ暗なのですが、ライトがなくても映すことが可能。玄関に外用ライトを取り付けていない家庭におすすめです。
4.3インチのスクリーンで、外の様子をしっかり確認できるのも魅力。画面が大きいので、操作性抜群です。夜間の来訪者が多い方や大きい画面で外の様子をしっかり確認したい方におすすめです。また高齢者がいる家庭でも、ストレスなく使えるでしょう。
WUBO(ウーボ)-スマートドアのぞき穴ビューアー (4,834円)
コンパクトなスクリーンでインテリアを邪魔しない
160度広角レンズを採用した、使いやすいドアスコープカメラです。ナイトビジョン機能がついているので、夜間でも録画可能。カメラ部分にドアベルもついていて多機能なので、コスパが良い商品を探している人におすすめです。
内側のスクリーンがコンパクトで、インテリアの邪魔をしないのも魅力です。スクリーンが大きいと見やすい反面、存在感があってせっかくのインテリアが台無しに。外の様子はしっかり確認できるので、コンパクトに設置したい人にもおすすめです。
Vbestlife(ベストライフ)-テレビドアホン (9,439円)
ドアベル付きドアスコープカメラ
ドアスコープカメラに、ドアベル機能が付いたタイプです。住んでいるところの設備が古く、インターフォンが設置されてない場合におすすめ。ドアベル機能付きのものであれば、インターフォンの代わりになり防犯対策もしっかりできます。
暗視機能がついているので、夜間の録画も可能。周囲が暗くなるとセンサーが感知し、自動的に撮影モードを切り替えてくれます。購入後45日以内であれば、返品や返金を無条件で行ってくれるのも魅力です。18か月の保証がついているのも、手厚くて安心できますね。
常時録画タイプでおすすめのドアスコープカメラ
サンメカトロニクス-カラードアカムHD録画セット (73,700円)
本物のドアスコープ採用でばれない
ドアスコープを、レンズとして採用しているドアスコープカメラです。見た目の変化がなく、カメラとはわからないのが特徴。来た人に気づかれないよう録画したい方や、大きめのレンズだと見た目が気になる方におすすめです。
常時録画タイプで、録画データを圧縮してくれるのも魅力。長時間録画しても容量が圧迫されにくいです。また上書き機能もついているので、容量が足りなくてデータが保存できていなかったということも防げます。SDカードスロットは鍵をかけられるようになっているため、簡単に録画データを奪われることはありません。
ドアスコープカメラを後付けする際の注意点
賃貸の場合は大家さんに確認を取ってから設置すること
賃貸の場合、事前に大家さんに確認を取る必要があります。勝手に設置してしまうと、近隣住人とのトラブルに発展する恐れもあります。ドアの部分は共用部にあたることがほとんどなので、必ず大家さんに確認を取るようにしましょう。
取り付けるドアの厚みやドアスコープの穴の直径を確認すること
対応しているドアの厚みやドアスコープ穴の直径を確認していないと、設置できない事態になります。ドアスコープは、室内側のくぼみにコインを当てることで外せます。購入前に一度ドアスコープを外して、測っておきましょう。
iPhoneでドアスコープカメラを自作できる?!
覗き穴の位置にスマホのカメラを設置する
手持ちに使っていないスマホがあれば、ドアスコープカメラ代わりにできます。まず、スマホホルダーと両面テープかセロハンテープを用意します。次に、スマホホルダーに使っていないスマホを設置。最後にカメラ部分をドアスコープに合わせてテープで固定します。手動ではありますが録画もできるので、大家さんの許可が下りずドアスコープを付け替えられない場合や、新しいものを買うまでのつなぎとして使えます。
まとめ
ドアスコープカメラで防犯対策を万全に
インターフォンでは防げない犯罪も、ドアスコープカメラを設置することで防ぐことができます。工事不要なものが多く、種類もセンサー付きや常時録画できるもの等豊富にあります。防犯カメラとしても使えるドアスコープカメラで、より安全な住まいにしてくださいね。