タオルには、入浴後や水泳後に体と髪を拭いたり、スポーツの汗を拭いたり、掃除などで水分を拭いたりと、色々な使い方がありますよね。けれど、普通のタオルは、吸水量がタオルの面積の広さに比例しているので、よく水を吸うタオルほど、大きくて畳むのが面倒です。面積の割によく水を吸うタオルは、厚くてかさばって、意外と重いです。そんな悩みを解決してくれるのが、セームタオルです。セームタオルとは、その面積に比べて驚くほど吸水量が多く、加えて瞬間的に水を吸うタオルです。絞れば何度でも吸水性が復活して、たくさん素早く水を吸います。また、セームタオルは薄くてかさばらず、とても軽いタオルで、速乾性も高いです。今回はそんなセームタオルの種類や選び方、人気商品について詳しく解説します。水泳用などの大きいタオルを干すのに飽き飽きしている方、分厚いタオルを前に収納に困っている方、旅行のタオルを減らしたい方は、ぜひこの記事を参考にして下さい。
セームタオルとは?
絞れば吸水力が元通りになる吸水性に優れたタオル
セームタオルは吸水性に優れているのが特徴です。そのため、何度でも水を拭き取ることができます。もともとセームタオルの使い方は、洗車でぬれた車の水の拭き取りでした。その用途を人間の髪や体を拭くのにより適したタオルにするため、高い吸水性はそのままに、タオルの生地の目を細かくしてあります。競泳選手などから徐々に使用が広まり、今ではセームタオルは水泳などのスポーツ全般、入浴時や掃除の拭き取りなど幅広く使われています。
速乾性に優れており、体積が小さく軽いのも特徴
セームタオルは普通の繊維で織られたタオルではなく、PVA(ポリビニルアルコール)スポンジと言う素材でできています。そのため乾くのが早く、薄くて羽のように軽いのが特徴です。セームタオルが早く乾くのは、絞った普通の濡れタオルより、絞った濡れスポンジのほうが早く乾くのと同じことです。普通のタオルはどんなに硬く絞っても水分が残るのに対して、セームタオルは絞れば吸い取った水分をほとんど外に出すことが可能。海遊びやジムのスイミング帰りなど、濡れたタオルを荷物として持って帰らなければならない時にセームタオルはとても便利です。
スポーツ用と洗車用のセームタオルの違い
生地の目の細かさが違う
スポーツ用セームタオルは、原料のPVAスポンジの泡が、洗車用セームタオルの泡に比べて細かく作られています。洗車用セームタオルは車の表面を擦ったり滑らせたりして水を拭き取りますが、スポーツ用セームタオルは、ぬれた物にこすり付けようとすると、ぺったりと張り付きます。そのため、スポーツ用のセームタオルを、洗車用セームタオルと同じ感覚で洗車後の水の拭き上げに使おうとして車をこすってはいけません。最悪の場合、車の塗装が剥げます。逆に、洗車用セームタオルは最初の使用前に念入りにすすいでおけば、体を拭くスポーツタオルに転用可能ではあります。それでも、洗車時は絶対にスポーツ用セームタオルと洗車用セームタオルを使い間違えないようにして下さい。
セームタオルの使い方
海やプールで泳いだ後に体を拭く水泳用として
水泳などで、何度も海やプールに入り、水からあがる度に体を拭く必要がある人に、セームタオルはおすすめです。セームタオルは素早く大量に水を吸ってくれる上、絞って吸った水を出せば、何度でもその優れた吸水性能を取り戻します。そのため、マリンスポーツなど、濡れる度に体や髪の水を拭かなければならない人にとってはとても便利です。
普段のお風呂上がりに使うバスタオルとして
腰まであるロングヘアの女性でも、毎日の入浴後の髪と体拭きがセームタオル一枚で済みます。吸水力の高いセームタオルなら、一般的なフェイスタオル(80cm×30cm)の6割足らずの面積のセームタオルで済んでしまいます。また、髪の水分を吸ったタオルを乾かすのにも手間を感じている女性に最適です。
荷物の量を減らすことができる旅行用として
セームタオルは厚みがなく軽いです。これは特に旅行や出張の時に重宝します。普通のタオルであれば、旅行日数と同じ枚数のそれなりに大きくて厚いタオルが必要。しかし、セームタオルなら嵩張らず直ぐに乾くので、長期の旅行でもセームタオルを数枚洗って使い回すことができます。持っていく枚数が少なくなる上に、セームタオルは元々が薄くて軽いので、荷物が削減できてとても便利ですよ。
セームタオルの選び方
使い方に合わせてサイズを選ぶ
体を拭くのがメインの用途なら大判タイプがおすすめ
拭いて絞ってを繰り返すなら、フェイスタオル以下のサイズで体も髪もすべて拭けてしまいます。しかし、大判タイプのセームタオルであれば、一瞬で体や髪を包み込んでくれて、その一瞬で水分を吸収してくれます。そのため、体を拭くのが主要な用途なら、大きいサイズがおすすめです。大きいタオルでも、なるべく薄いセームタオルを選べばかさばりませんよ。
カットしてもほつれないタイプならお掃除にも活用できる
セームタオルは、素早くたくさん水を吸い、絞れば何度も拭けるので、台所のシンク、風呂場、洗面所など、水回りの頻繁な拭き掃除に最適です。ただ、気をつけなければいけないのは、セームタオルのブランドやモデルによって、ハサミでカットするとほつれや吸水性能の低下が起こることです。しかし、材質がPVAスポンジのみで出来ているか、PVAスポンジの中に芯材のポリエステルが入っている商品は切れるタイプが多いです。少し大きめのサイズのセームタオルをざくざく切って、手のひらサイズのセームタオルを多めに作って水回りに常備しておきましょう。水がはねたり飛んだりしても、すぐにきっちり拭き取ることが出来て、カビが生えにくくなり、水回りが清潔になります。
素材の特性に注意して選ぶ
吸水力が高いが乾燥するとカチカチに固くなるポリエステルやPVA素材
セームタオルの大半はPVAスポンジか、PVAスポンジの中にポリエステルの芯材で骨組みを作って補強したものです。そのため、完全に乾燥するとカチカチに硬くなり、無理に広げようとすると割れることすらあるのがデメリットです。しかし、その吸水量は圧巻の一言。ハンカチ程度の大きさのセームタオルでも、1回拭くだけで、平気で100mlや200mlの水を吸い込んでしまいます。大判のセームタオルなら、ほとんど絞らなくとも、何度でも体を拭けます。長くてボリュームのある髪から、水が滴らないくらいまで水分を吸ってくれますよ。この吸水量こそがデメリットも補いうるメリットだと言えるでしょう。
気泡の細かさや作り方によっては乾燥しても硬くならないタイプも
ポリエステルやナイロン素材を使用した、乾燥しても硬くならないセームタオルもあります。乾燥しても硬くならないため、畳んだりしまったりの使い勝手が良いです。また、洗濯と乾燥が頻繁にできてカビを防止しやすい点もメリットに挙げられます。ただし、乾燥すると硬くなるタイプのセームタオルと比較すると、吸水量は劣ります。絞れば吸水性が復活するのは、乾燥すると硬くなるタイプと同じです。
セームタオルのおすすめブランド・メーカー
ミズノ(MIZUNO)
生活の使用場面に合わせた多様なサイズやデザイン
使いやすいサイズ・デザインが取り揃えてあり、用途に合わせてサイズやカラーを選べるのが特徴のミズノ。ディズニーを中心にキャラクターデザインも選べるので、小さいお子さんにも親しみやすいでしょう。大判や中判のセームタオルは、水泳、海水浴、入浴後に髪と体を拭くだけでなく、ランニングやアウトドアスポーツの汗拭きタオルとしても使えます。
スピード(Speedo)
強い吸水力と肌触りのなめらかさ
スピードのセームタオルは吸水性能がよく、片面の肌触りがとてもなめらかです。しかし、この肌ざわりのなめらかさは、心地よさのためだけではありません。スピードのセームタオルの肌触りがなめらかな片面には凹凸のついたエンボス加工が施されています。そのエンボス加工された片面は肌にくっつかず、なめらかに滑らせたり擦ったりができます。肌の上を滑らせて拭けるので他ブランドのセームタオルより早く拭き上げられます。
arena(アリーナ)
高い吸水量とやわらかで目が細かい風合いの生地
セームタオルとしては若干厚みがありますが、それでも普通のタオルよりは薄く、吸水量が多いのが特徴。また、生地の風合いがよく肌への感触がよいのも特徴です。中でもアリーナのハイレークセームタオルは、乾くと硬くなるタイプと比較して吸水性能はやはり劣るものの、乾燥しても硬くならないことによる使い勝手の良さがあります。
TIGORA(ティゴラ)
その吸水性能と速乾性能に比して圧倒的安さ
競泳選手も使用するほど信頼されている吸水性能と速乾性能を持つセームタオルを展開するティゴラ。吸水性能に優れるけれど乾くとカチカチに硬くなるタイプが大半を占めていて、ティゴラもそのタイプです。低価格な商品も多く、初めてセームタオルを使用する方にもおすすめできます。
おすすめ&人気のセームタオルランキング
水泳におすすめのセームタオル
ミズノ(MIZUNO)-吸水速乾タオル(薄型/横長)(21×69cm) (1,458円)
背中も拭きやすい横長デザインで海水浴にも重宝
セームタオルは正方形に近いデザインと、フェイスタオルより格段に小さいサイズのものが多いです。しかし、このセームタオルは21×69cmとしっかり大きな横長サイズです。背中を含めた全身を拭きやすいデザインの希少なセームタオルです。
また、このサイズは肩や背中を覆うことが出来るサイズでもあります。そのため、海水浴や暑い季節のアウトドアスポーツなどの時、このセームタオルに水を含ませてからよく絞って肩や背中にかけておけば、気化熱で体を冷やすことができます。つまり、冷却用タオルとしても使えます。
スピード(Speedo)-セームタオル大(68cm×43cm) (1,940円)
片面がエンボス加工で速く肌を滑り速く体が拭ける
スポーツ用の普通のセームタオルはぬれた肌に張り付いてしまいます。こすったり滑らせたりできないため、身体を拭く時は軽く叩いたり押さえるようにして水分を取る必要があります。
しかし、スピードのセームタオルは片面にエンボス加工がしてあリ、このエンボス加工の凹凸が役立ちます。エンボス加工してある面なら凹凸がついているのでぬれた肌に張り付かず、肌の上をこすったり滑らせたりして拭くことができます。そのため、他のセームタオルよりも速く体を拭き終えられます。
arena(アリーナ)-セームタオル(L)(68×43cm) (1,944円)
生地が柔らかい風合いなので何度も肌を拭く水泳に良い
アリーナのセームタオルは、生地が細かく、やわらかいことに定評があります。乾燥しても硬くならないタイプのセームタオルのハイレークセームタオルも同じです。数あるセームタオルの中でも肌への心地よさは随一です。
水泳は、練習量が多い人なら特に、何度も水から上がって身体を拭く必要があります。何度も使うものであれば肌への使い心地のよい物の方が精神的にほっとします。細かくてやわらかい生地であれば肌にも負担がかかりません。
アイオン-超吸水ボディドライタオル (2,528円)
69×43cmの大きさで全身拭けて冷却タオルにも転用できる
アイオンはPVAスポンジメーカーにして洗車用および人間用のセームタオルブランドです。吸水力、吸水量、ともに安定の品質のセームタオルをいくつも出しています。このセームタオルはすぐに体の水分を吸い取る上、通常のタオルの5倍の水分を吸い取ります。そのため、何度も絞らなくても全身拭けてしまいます。
また、このセームタオルは、フェイスタオルよりは小さいですが、肩にかけたり背中を覆ったりできる程度のサイズはあります。そのため、水を吸わせてから絞って、気化熱で体を冷やす冷却タオルとしても転用可能です。熱い日に長時間屋外にいなければいけない時などに役立ちます。
TIGORA(ティゴラ)-TR-3S3605TO LVセームタオル (999円)
競泳選手も使用するほどの信頼の吸水性能
TIGORA(ティゴラ)は、スポーツ用品会社として長年の実績があるアルペングループが、水泳向けに特化して立ち上げたブランドです。そのため、まだ歴史は長くありません。しかし、TIGORA(ティゴラ)の商品はどれも品質が安定して高く、信頼できます。
他ブランドのセームタオルに勝るとも劣らない吸水の速さと吸水量を持ちます。競泳選手を中心にその性能を信頼されて使われていますが、性能の良さと性能に比較しての安価さから、一般人の水泳用や旅行用としても知名度が広がっています。
髪におすすめのセームタオル
ミズノ(MIZUNO)-吸水タオル(44×68cm) (2,160円)
吸水量が多く長い髪を拭く際も何度も絞らずにすむ
ミズノのセームタオルは、数あるセームタオルの中でも特に吸水性能が高いことで知られています。吸水量が特に多いです。そのため、大量の水を拭き取る際も、水を拭き取り終えるまでに、絞って拭き取った水を出す回数が少なくてすみます。
長い髪を冬場に拭くのは、どうしても時間がかかって体が冷えがちです。しかし、ミズノの中でも大きい面積のこのセームタオルなら、その吸水量の多さから、何度も絞らずに髪を拭くことが出来ます。そのため、体を冷やすこともなく早く髪を拭き終えられます。
arena(アリーナ)-ハイレークセームタオル(130×80cm)(XL) (3,456円)
十分に水を吸う面積で毎日の洗濯・乾燥がしやすい
乾燥しても硬くならないタイプのセームタオルとして有名な、アリーナのセームタオルです。硬くならないので、毎日髪を拭く事によって必要になってくる、日々の洗濯と乾燥がしやすいです。そのため、カビが出る心配が少ないことが利点です。
ハイレークセームタオルの吸水量は、どうしても乾くと硬くなるタイプのセームタオルに劣ります。それでも130×80cmの面積があれば大丈夫です。長い髪やボリュームのある髪でも、髪から水が滴らないくらいまで、水分を拭き取る吸水性能が十分に確保できます。
アイオン-超吸水ヘアドライタオル(74.5×25.5cm) (1,766円)
弾力のある生地で頭と髪を巻くだけで素早く吸水
PVAスポンジの性能に定評があるアイオンのセームタオルです。髪を拭くのに特化しています。髪を拭くだけでなく、髪を入れて頭に巻いておくだけで、長い髪やボリュームのある髪でも水分をすばやく大量に吸い取ってくれます。
また、このヘアドライタオルは多少伸び縮みする生地なので、余裕を持って頭に巻くことができます。髪が頭に巻いたタオルから出ないように、頭にタオルをきつく巻いて頭を痛くするようなことがありません。
アイオン-タオルターバン(76×28cm) (773円)
吸水力が高く風合いがソフトで髪を傷めない
超吸水ヘアドライタオルより、髪の水分をとるのに特化しています。髪を拭くというより、頭にこのタオルターバンを巻いて押さえるだけで、髪からぐんぐん水分を吸い取ってしまう商品です。
また、風合いがソフトなので髪を傷めません。ソフトなので、肌に触れるときも使い心地がよいです。そのため、タオルドライでさえも使用者の満足度が問われる、各地の美容院やヘアサロンでも使用されています。
スワンズ(SWANS)-スイムタオル SA-129(80×150cm) (2,271円)
乾燥しても硬くならないタイプなのですぐ髪を巻いて拭ける
スワンズのセームタオルはアリーナのハイレークセームタオルと同じく、乾燥しても硬くならないタイプです。そのため、乾燥している状態からすぐ使える利点があります。入浴後、すぐに髪に巻いて押さえたり髪を入れて頭に巻いたりすることができるのは便利です。
乾燥しても硬くならないタイプなので、吸水量は乾燥すると硬くなるタイプに劣ります。しかし、80×150cmの面積があれば、十分に髪の水分を拭き取ることができます。また、洗濯と乾燥が容易で、カビが出にくいのもポイントです。
旅行におすすめのセームタオル
スピード(Speedo)-スイム用セームタオル SD96T02 (小)(43×32cm) (1,101円)
小サイズで髪と全身を拭けて、肌を擦って素早く拭ける
スピードの小サイズセームタオルは、フェイスタオルの半分と少しの面積でフェイスタオルよりも薄いです。それなのに、何度か絞れば相当に長い髪の人でも全身と髪を拭き上げることができます。旅行の荷物で普通のタオルの代わりに持っていけば荷物の削減になります。
また、スピードのセームタオルの特徴として、片面に凹凸をつけたエンボス加工があります。この凹凸のおかげで肌の上を早く滑らせて拭くことかでき、全身を素早く拭き上げられます。時短になるだけでなく、冬場は短時間で体を拭けて体を冷やしにくいのが大きな利点です。
arena(アリーナ)-ハイレークセームタオル(43×32.5cm)(M) (1,458円)
乾いても硬くならず荷物の隙間に詰めやすい
アリーナのハイレークセームタオルは乾燥していても硬くならないタイプのセームタオルです。そのため、取り扱いに気を使わなければいけない点が少ないです。普通に畳めますし、場合によっては旅行の荷物の隙間に詰め込んで持っていくことが出来ます。
他のセームタオルと比較すればやや厚手ですが、それでも普通のタオルよりは薄いので荷物になりません。普通のタオルより小さい面積でも普通のタオルより高い吸水性能を持ちます。また、長期の旅行で、タオルを洗濯して使いまわしたい場面でも、アリーナのハイレークセームタオルなら洗濯と乾燥が容易です。
SWANS(スワンズ)-セームタオル(40×100cm)SA-129 (2,271円)
アリーナと同じ長所を持つがアリーナより薄く軽い
スワンズのセームタオルはアリーナのハイレークセームタオルと同じく、乾燥しても硬くならないタイプです。そのため、乾燥したまま畳んだり荷物に押し込んだりが可能です。洗濯が必要なときも洗濯と乾燥が容易です。
それでいて、SWANSのセームタオルはアリーナのハイレークセームタオルより薄手にできています。重さも、多少ながらアリーナより軽いです。そのため、やや大きい面積でもコンパクトにできますし、旅行の荷物削減の役に立ちます。
S4R-セームタオル(80×30cm)全2色 sw-u-6 (1,000円)
使いやすい大きさに切ったものを何枚も持っていける
S4Rは洗車用セームタオルをメインに作っているメーカーです。しかし、これは人のスポーツ用にも使えるセームタオルです。80×30cmと、しっかりした長さと横幅があり、背中もちゃんと拭きあげられるサイズです。
また、このセームタオルはハサミで好きな大きさに切っても、ほつれたり吸水性能が低下したりが起きないセームタオルです。そのため、旅行用にそのまま持っていくのだけが使い方ではありません。セームタオルを使いやすい好きな大きさに切って、それを好きな枚数だけ旅行用に持っていくと言う使い方もできます。
ミズノ(MIZUNO)-吸水速乾タオル(薄型)(44×68cm) (3,062円)
従来品と同じ吸水力なのに半分の薄さで軽い
ミズノが販売している従来品のセームタオル(吸水タオル)はその高い吸水性能でよく知られています。そして、このセームタオルは吸水力をそのままに、半分の薄さと軽さを実現しています。旅行の荷物の削減にもってこいです。
吸水速乾の性能から、水を吸わせてよく絞ってから肩や背中にかけると、冷却タオルに転用可能です。このセームタオルは大きすぎず小さすぎず、取り扱いしやすいサイズですが、肩や背中を覆うこともできるサイズです。そのため、旅行先での入浴にも暑い時の体の冷却にも役立ちます。
セームタオルのお手入れ方法
カチカチに固まった場合
セームタオルは、完全に乾燥すると割れるほど硬くなります。そのため、完全に乾燥したセームタオルを、いきなり普通のタオルのように使うことはできません。乾燥したセームタオルに、一度水分を吸わせて絞って、柔らかくしてから使うのがコツです。また、ほとんどのセームタオルは肌を拭く時、こするのではなく、やさしくポンポンと叩くように水分を吸わせるのもポイント。これは、セームタオルで肌を普通のタオルのようにこすって拭こうとすると、肌にぺったりとくっついて滑らないためです。ただし、片面にエンボス加工を施すことで、表面の凹凸により肌に吸着せず、通常のタオルのように拭けるセームタオルもありますよ。
カビが生えた場合
乾燥すると硬くなるセームタオルの手入れのコツは、定期的な熱湯消毒です。普通のタオルでさえ、水泳などでよく使っていると、水で濡れている時間が長いためカビの危険があります。セームタオルは柔らかいほうが扱いやすいのもあって、水に濡れている時間がよけい長く、カビが生えるリスクが高いです。しかし、PVAスポンジと塩素系漂白剤は相性がよくありません。カビ対策でセームタオルをカビキラーなどにつけるのを繰り返すと、セームタオルは劣化して使えなくなってしまいます。そのため、熱湯による消毒が必要なのです。
カビ防止のために、できれば、あらかじめ抗菌加工がされているセームタオルを選びましょう。長時間湿ったままのセームタオルは臭いも付きやすいので、一部のブランドの製品には、抗菌加工だけでなく防臭加工まで施されているものがあります。
まとめ
用途により吸水性能と使い勝手のどちらかを選ぶ
セームタオルはその優れた吸水性能のため、使い道が多いです。水泳や入浴後のタオル、スポーツの汗ふきタオルや夏場のハンカチ、旅行用のタオルや掃除で水を拭き取るタオルにと、色々な所で使えます。けれどセームタオルも、メーカーやモデルにより少しずつ特徴に違いがあります。用途からセームタオルの特徴を比較・検討して、用途に最適な商品を選ぶのがいいでしょう。