かつては必需品として一般家庭に広く普及していた洗濯板。電気洗濯機が登場してからは、主役の座を明け渡しました。洗濯板を使ったことがなくても、別段おかしな話ではないでしょう。しかし、日用品としてしぶとく生き残り、便利な道具として再び注目されています。頑固な汚れが洗濯機だけでは落ちない。プレウォッシュ(染み抜き)や部分洗いが上手くいかないし面倒。なんて経験はないでしょうか。そんなときは洗濯板の出番です。洗濯板は頑固な汚れをしっかり落とせて、一度使うと手放せない便利な性能が人気になっています。今回は便利な特徴を残しつつ、現代的な進化を遂げてきた洗濯板を掘り下げます。是非とも選び方の参考にして下さい。
洗濯板のメリット
洗濯機を使わないので電気代を節約できる
洗濯機を使うと、1回で3から4円程度の電気代が掛かります。また、古ければ古いほど電気代は高くなり、年間では1,080円から4,000円ほど掛かるのが一般的です。水道代、洗剤代を含めると、更に出費は膨らむでしょう。一方で洗濯板は電気を必要としません。光熱費の節約になるエコな洗濯用具です。
洗い桶に水をためて使えば水道代の節約にも
洗濯機を1回使うと、一般的に22円から24円の水道代が必要です。月別に換算すると660円から720円。1年では7,920円以上が掛かり、電気代と合わせると10,000円を超えることもあるでしょう。洗濯板なら桶や洗面器を使って、少量の水で洗えます。残り湯を汲んでそのまま洗うこともでき、工夫すれば水道代を更に節約できるでしょう。また、汚れが酷くなければ洗濯板だけで洗えます。光熱費と合わせれば、かなりの節約に繋がるのは嬉しいポイントです。
汚れが酷い箇所を重点的に洗える
洗濯機は水中で衣類を回転させながら擦り合わせ、汚れを落としています。そのため、皮脂や汗などが付着するシャツの襟や袖、汚れが頑固な靴下など、部分洗いをするのが苦手です。一方で洗濯板は、洗う箇所と力加減を自分で決めます。摩擦の効果で汚れ落ちが良く、手軽に予洗いすることが可能です。また、汚れが酷い箇所を重点的に狙えます。洗濯機と併用すれば相乗効果があり、使い分けは非常におすすめです。
洗濯板のデメリット
使い方によっては生地を傷める可能性がある
洗濯板に強烈な力で衣類を擦り付けると、特に硬い素材の場合は生地を傷める可能性があります。また、力が強く掛かり過ぎると逆に汚れが落ちにくく、効率も悪くなるでしょう。そのため、溝に押し付けるように生地同士を擦るのが肝要です。洗濯機に入れることを前提としながら、大まかな汚れを落とすように心掛けると、楽に洗濯を行えます。
プラスチック製は変形したり割れる場合も
強い力を加えなくても汚れ落ちが良い洗濯板ですが、負荷が掛かるのは事実です。そのため、硬質なプラスチック製品に強い圧を加えれば、変形したり割れたりすることもあります。また、熱により変形することもあり、注意が必要です。使い方によってはリスク回避のため、割れにくい素材を選ぶといいでしょう。
洗濯板の種類
木製
硬い木材が使われており汚れ落ちが抜群
洗濯板と言えば、木製を思い浮かべる方も多いでしょう。昔からある定番の素材です。用いられる木材はサクラやブナ、クスノキとヒノキが主流です。水に強く頑丈で、抗菌力がある木材が選ばれており、職人の手で丁寧に彫られている製品が沢山あります。そのため、本洗いから予洗いまで、汎用的に使えるのが持ち味です。なお、抗菌力があると言っても水気を含みます。使用後は水を拭き取って乾かし、カビ対策をするのがおすすめです。
昔は大きな一枚板が主流でしたが、近年は小中のサイズが主流に変わっています。もちろん大サイズも選べて、サイズ面の選択肢も広いと言えます。加えてデザインも豊富で、コレクション性が高いのも特徴です。伝統的な形だけではなく、インテリアに合うフォルムがあり、シリーズアイテムの1つとして楽しむ洗濯板もあります。
プラスチック製
控えめな硬さで大切な衣類にも使いやすい
プラスチック製の洗濯板も人気があり、最も身近と言っていい素材です。硬さは控えめで擦ったときの抵抗が少なく、優しい揉み洗いができます。また、そうすることで割れるリスクを回避することにもなるでしょう。この特徴や使い方は、大切な衣類を洗うのにも役立ちます。柔らかく成型されたプラスチック素材は、洗面台のカーブを利用したり、衣服のカーブに合わせたりするのが得意です。部分洗いに長けており、場所を問わず使える性能は魅力と言えます。
扱いが簡単な点も大きな魅力です。木製の洗濯板は、使用後のお手入れが清潔性のカギを握ります。一方でプラスチック製は、軽く水で流して乾かすだけでも清潔に使える素材です。また、非常に軽いため、持ち運びにも適しています。出先でも使えるため、出張などが多い場合は重宝するでしょう。
シリコン製
柔軟に曲がって衣類にフィットする
シリコン製は非常に柔らかく、お手入れが簡単です。基本的にミニサイズが多く、部分洗い専用の素材と言ってもいいでしょう。ハンディタイプが多く、洗濯板よりもブラシに近い使い方ができます。襟や袖口に合わせて柔軟に曲がり、洗いたい部分に合わせてフィットするのもメリットです。汚れた部分だけを狙って、適度な力で擦り洗いできます。
柔軟で生地を傷める心配は少ないですが、木製や硬質プラスチックの洗濯板よりも洗浄力は劣ります。そのため、洗濯機ありきの使い方になるでしょう。一方で木製やプラスチック製が苦手な物を洗えます。例えば柔らかいメイクブラシなどは、その典型例です。また、熱に強く変形が少ないのもメリットでしょう。洗濯の適温とされる50度付近でも使いやすく、プレウォッシュにも向いています。お手入れも簡単で、汚れを流して干しておけばカビの心配はありません。
洗濯板の選び方
衣類に合わせてサイズを選ぶ
靴下や小物に使うなら縦25cm横12cm程度のミニサイズを
靴下やハンカチなどの小物をメインに洗うなら、それほど大きな面積は必要ないでしょう。そのため、縦25㎝で横12㎝程度のミニサイズが便利に使えます。衣服を洗うには少し小さめですが、タオルなどには対応できて、部分的な予洗いも可能です。また、洗面台や洗面器で使いやすいサイズと言え、お風呂場の残り湯を利用しやすくなります。
シャツやズボンを洗うなら縦長の大きなサイズを
シャツやズボンなどの衣類を洗うなら、大サイズがおすすめです。ミニサイズの約2倍が大きさの目安いで、縦が50㎝で横が24㎝程度の縦長な洗濯板を選ぶといいでしょう。大きな衣類をくまなく洗えます。洗面台や洗面器では使いにくい大サイズですが、ウォッシュタブ(たらい)が近くにあると便利です。セット物などを視野に、本洗いにも使うといいでしょう。尚、縦幅や横幅にはメーカーごとに違いがあります。最大サイズを選んでもミニサイズ程度の洗濯板があるので、気を付けて選んで下さい。
洗い方に合わせてタイプを選ぶ
部分的な汚れ落としならスマホサイズのハンディタイプがおすすめ
今日では素材を問わず、スマホサイズのハンディタイプが揃っており、部分洗いやプレウォッシュには非常に便利です。シリコン製や軟質のプラスチック製は手で曲げやすく、衣服に添って優しく洗えます。汚れが目立つ場合はしっかり握れて強めに洗える、木製の洗濯板を選ぶといいでしょう。取っ手付きや窪みがあるフォルムを選ぶと、洗濯板を固定しやすくなります。
頑固な汚れを落とすなら取っ手付きのタイプを
サイズを問わず取っ手があれば、洗濯板が握りやすくなります。洗濯板を固定して溝に押し付けることができ、頑固な汚れを擦り落とせて便利です。野球やサッカーのユニフォーム、作業着などは汚れる衣服の代表例でしょう。スポーツシーンや仕事などで服が汚れるなら、洗濯は頻繁になります。予洗いは非常に効果が高く、取っ手付きの洗濯板を選ぶのはおすすめです。
洗濯板のおすすめブランド・メーカー
土佐龍
木製だが職人の手で滑らかに作られている
土佐龍は名前の通り高知県を拠点とするメーカーで、木製日用品を主体に製品を展開しています。1種の木材にこだわらず、作る道具に合わせて最適な木を選んでおり、精度は非常に秀逸です。洗濯板は木製ながら滑らかで抵抗が少なく、衣服を傷めにくい特徴があります。
Freddy leck(フレディレック)
さりげない工夫が機能性を生んでいる
ドイツのコインランドリー、フレディレック・ウォッシュサロンのブランドです。カフェのようなスタイルが国内でも人気で、コレクション性と機能性が高いグッズも注目でしょう。洗濯板も例に漏れず、さりげない工夫が使いやすさに繋がっています。フレディレック同士の相性は抜群なので、洗剤から一式を揃えるのもおすすめです。
小久保工業
柔らかいプラスチック製を得意とする
小久保工業は和歌山を拠点とするプラスチックメーカーで、日用品を中心に製品を展開しています。キッチン用やランドリー用のアイテム、掃除用具には独自の工夫があり、機能的に使えるのが特徴です。軟質のプラスチックが得意で、独特の機能性と合わせて洗濯板に採用しています。
川崎合成樹脂
シリコン製の表面加工は他にない魅力
職人の町として世界的に知られる、新潟の三条市を拠点としています。的確な材料選定や成型技術は注目で、職人気質なメーカーと言えるでしょう。素材ごとに機能や性質を存分に引き出しており、シリコン製の洗濯板も例に漏れません。素材選びだけではなく表面加工も秀逸で、他にない特徴になっています。
おすすめ&人気の洗濯板ランキング
木製でおすすめの洗濯板
土佐龍-昔ながらの洗濯板 (2,376円)
天然のサクラ材を使った丈夫な洗濯板
縦が26㎝で横が12㎝の、スタンダードなミニサイズ洗濯板です。コンパクトですが取っ手付きで、非常に持ちやすいのがメリットになっています。襟や袖口を中心とした部分洗いや、靴下やハンカチ、軍手などの汚れやすい小物を洗うといいでしょう。
土佐龍は地元の木材を最適に使う工房です。この洗濯板には高知県産のサクラ材を採用しており、耐久度と耐水性に長けています。粘り強くて硬さがあり、反り返りに強いのが特徴です。また、サクラ材は表面加工しやすく、磨くと光沢が出て滑らかになります。そのため、衣類を傷めずに洗うことができる、滑らかな洗濯板に仕上がっています。
ウッドペッカー-ひのきの洗濯板 大 (7,020円)
木目を生かしたインテリアに馴染むデザインが特徴
縦が29.5㎝で横が18㎝の、ミニサイズより1回り大きな洗濯板です。大きさが汎用的で、洗濯物に左右されず活用できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。大型に比べればコンパクトなので、予洗いを中心として使用すると、洗濯の助けになります。
ウッドペッカーは、インテリアショップやライフスタイルショップを中心に、全国規模で取り扱われているブランドです。インテリア性と機能性は発足当初から評価が高く、洗濯板にもウッドペッカーらしい特徴が出ています。角の丸みや波目の滑らかさ、フォルムデザインは手作りならではの魅力でしょう。また、ひのき無垢材は日本書紀にも登場する、日本人にとって馴染み深い木材です。抗菌効果があり香りが強く、洗濯板にはピッタリの木材でしょう。デザインと素材に生まれた新旧のギャップを、上手くまとめています。コレクション性が高く、ウッドペッカーでランドリーを統一していくのもおすすめでしょう。
KUSU HANDMADE-くすのき洗濯板 (2,160円)
緻密な木肌を生かした優しい洗い方もできる
九州産のクスノキを採用した、縦26㎝で横12㎝のミニサイズに当たる洗濯板です。女性でも握りやすい取っ手のくびれは、擦る際の助けとなるでしょう。大きな吊り下げ穴は干すのに便利で、不用意に干してしまっても、インテリアを損なわないデザインになっています。
クスノキは歴史的に経緯がある木材で、耐水性や軽さから、古くは和船に用いられていました。精油分を多く含んでいることから、水や腐食、虫に強いのが特徴です。木目が美しい木肌は、インテリア性の助けになると言っていいでしょう。非常に洗濯板向きの木材です。小物を中心に洗い、インテリアの1つとしても楽しむと便利に使えます。
プラスチック製でおすすめの洗濯板
フレディレック-ウォッシュボード (648円)
本格的なプレウォッシュに最適な洗濯板
ポリプロピレン樹脂を素材とする、縦30㎝で横が15㎝の洗濯板です。中サイズながら軽量で、150gと扱いやすくなっています。お手入れはプラスチック製のため簡単で、洗濯板には意外と少ない白色です。そのため、非常に清潔感が高い洗濯板になっています。
滑らかな表面は抵抗が少なく、大切な衣類を揉み洗いできます。また、シリーズアイテムとの相性を考えると、ブラシなどを使ったプレウォッシュにも最適でしょう。生地質を損なわない特徴は、ジーンズのような質感重視を重視したい洗濯物にもおすすめです。その際は蛍光造白剤不使用の洗剤や石鹸を使うと、効果が上がります。フレディレックシリーズにもブラシや蛍光造白剤不使用の石鹸があり、シリーズで揃えてコレクション性を楽しむのもおすすめでしょう。
小久保工業-ラモ ハンディ洗濯板 (108円)
操作性に優れており細部までしっかり洗える
ラモはポリエチレンを素材とした、縦18.5㎝で横9.4㎝の洗濯板です。柔軟なプラスチックであり、手で簡単に曲げることができます。上部の穴は吊り下げ用としても使えますが、親指を通す役割を持った穴です。親指がフリーになることで衣服と洗濯板の操作がしやすく、部分洗いやプレウォッシュには最適でしょう。
ラモの魅力は手の平を使った洗濯方法を選べることですが、コンパクトかつ柔軟です。そのため、洗面台はもちろん洗面器でも使えます。携帯しても場所を選ばず、旅先や出張先で便利に使えるでしょう。シミになりやすい食材が服に付着したときにも、場所を選ばずに予洗いしておけます。子育て中の家庭などにもおすすめです。
アズマ工業-やわらかウォッシャーミニ (1,107円)
場所を問わず使えて携帯用としてもおすすめ
縦22.5㎝で横が13㎝の、ポリエチレンを素材とした柔らかい洗濯板です。同サイズと比べても軽量で、85gしかありません。少し大きめのミニサイズで柔らかさいため、長期出張などに携帯するのも便利でしょう。意外とかさばる靴下やハンカチなどを、旅先で洗濯できます。
耐熱温度は50度しかないので、お湯を使った洗濯の際は気を付けた方がいいでしょう。変形の恐れがあります。本体には波目の代わりにヘラが付いており、柔軟に曲がりながら水気と洗剤で汚れを浮かせます。また、下地が硬ければ適度に力を入れやすく、デリケートな生地が汚れてしまった場合にも重宝するでしょう。
シリコン製でおすすめの洗濯板
耐熱温度は220度で熱いお湯にも対応
川崎合成樹脂-シリコン キューピットボード (648円)
ハート型の洗濯板で、サイズは縦横16㎝です。材質はシリコーン樹脂であり、耐熱性は220度と秀逸です。そのため、熱による変形の心配は少ないでしょう。下に敷く洗濯板としても使えますが、柔軟さを利用してブラシのようにも使えます。部分洗いを中心に活用するのがおすすめです。
キューピットボードには一風変わった側面があり、耐熱性を利用したキッチングッズとしても使えます。鍋敷きや瓶の蓋開けに最適の大きさで、熱ダレを起こす心配がありません。使用感が気に入らなければ、違う用途で利用可能です。シリコンの柔らかな使用感には好みがあり、使う人によって左右されます。そのため、無駄になりにくい特徴はメリットと言えるでしょう。シリコン製の洗濯板を初めて使うなら、キューピットボードを選んでみるのもおすすめです。
アクアトピア-シリコンハンディ洗濯板 (1,835円)
両面に凹凸がある2WAYのハンディタイプ
非常にコンパクトなハンディタイプで、縦7.3㎝で横6㎝、高さが3.9㎝の立体的な構造になっています。洗濯物の下に敷く使い方ではなく、手持ちして生地を擦ることで汚れを落とす仕組みです。そのため、部分洗いはもちろん、通常の板では洗いにくいシューズや化粧ブラシが洗えます。
両面が使える2WAYのシリコンハンディ洗濯板には、ブラシのような突起面と波目が付いた面があります。そのため、両面を使ったプレウォッシュにも便利です。擦り洗いが中心になります。シリコンであっても力が強いと生地は傷むため、両面を使いながら上手く加減して洗濯するといいでしょう
ミニサイズでおすすめの洗濯板
サンコー-らくらく洗濯板 (453円)
束子のような表面を持つ珍しい洗濯板
キッチンやランドリー関係のグッズにロングセラーがあり、おくだけ吸着などでサンコーの製品を知っている方もいるでしょう。水切れが良く乾きが速いことから、マットなどを中心に人気が高いメーカーです。びっくりフレッシュシリーズである洗濯板も水切れが良く、特殊な構造になっています。
大きさはミニサイズに当たる、縦31㎝で横12㎝です。表面は束子のようなポリエステル繊維で覆われており、波目の溝ではなく繊維のエッジで汚れを落とします。そのため、細かい汚れまでよく落ちる束子のようです。サンコーは化学繊維が得意で、縫製部門があります。繊維の品質は高いと言っていいでしょう。頑固な汚れを落とすのにピッタリの特徴です。作業着やユニフォームなどの、汚れやすい衣服を中心に使うのがおすすめと言えます。
私の生活-襟袖ブラシに洗濯板! (698円)
ブラシと洗濯板が一体化した部分洗い専用タイプ
手の平タイプよりも更に小さい、縦6㎝で横が4㎝、高さ3.2㎝の洗濯板です。素材は主流から外れたナイロン製で、スポンジにはウレタンフォームを採用しています。部分洗い専用と明記されている通り、それ以外には使いづらいサイズです。そのため、シャツの袖や襟など、皮脂や汗で汚れる箇所を中心に洗濯するといいでしょう。
両面が使える2WAYタイプで、波目が付いた洗濯板の面と、超極細繊維のブラシ面があります。ブラシ面は1㎠に60,000本の繊維があり、プレウォッシュを助けるでしょう。旅や出張先にも持って行ける大きさで、使用目的が限定されています。そのため、使い方は至ってシンプルです。特化した性能や明確な目的は、洗濯が苦手な方にもおすすめできます。
スマホサイズでおすすめの洗濯板
土佐龍-ロッタホーム ミニ (1,188円)
握りやすい窪みと生地を傷めにくい滑らかな表面が特徴
ロッタホームはイーオクト株式会社が展開するブランドで、製造は土佐龍が担当しています。ロゴデザインや製品開発に北欧デザイナーズの要素を取り入れており、機能性とインテリア性の両立が特徴です。そのため、この洗濯板も機能美が秀逸に仕上がっています。
サイズはオーソドックスなスマホサイズで、縦12㎝の横が6㎝。土佐龍の特徴である高知県産のサクラ材が使われており、滑らか波目とエッジに加えて、持ちやすい窪みがあります。一枚板から削り出された美しい木目は、インテリア性を高める要素として十分でしょう。また、ブランドアイテムが非常におしゃれで、揃えて使うと洗濯が楽しくなります。汚れやすい小物を中心として、予洗いを楽しむのがおすすめです。
とみおかクリーニング-さくらの洗濯板 携帯用 (1,620円)
性能面に加えてコレクション性もおすすめ
とみおかクリーニングは北海道を拠点とする、町のおしゃれなクリーニング屋さんです。インスタ映えするアイテムの数々が注目で、清潔感が少ないスタイリッシュなランドリーグッズは、SNSを中心に注目度が上がっています。洗濯板もコレクション性があり、関連グッズとの相性はバッチリです。
コレクション性だけではありません。使いやすい要素も、さくらの洗濯板の魅力です。縦12㎝で横6㎝の典型的なスマホサイズであり、両サイドには持ちやすい窪みがあります。表面や角は滑らかに削ってあり、生地へのダメージを抑えて洗えるでしょう。耐水性や耐久性が高いサクラ材も、洗濯板の素材として申し分ありません。小物を中心に洗いながら、インテリア性も合わせて楽しむのがおすすめです。
洗濯板の使い方
洗うときは波のカーブを下向きに
洗濯板には波のような溝があります。溝のカーブを下向きにすると、水が流れ落ちずに溜まる仕組みです。洗うときは溝に溜まった石鹸水が、汚れを落とす助けになります。しっかり洗うものを濡らし、汚れている部分を石鹸で擦ります。その後、利き手を使って揉み洗いして下さい。波目でゴシゴシ擦ると生地が傷むので、注意が必要です。
濯ぐときは波のカーブを上向きに
波目が描くカーブを上向きにすると、水が溝に添って流れ落ちて行きます。洗剤や石鹸も水と一緒に流れるため、濯ぎ洗いの工程に最適です。なお、取っ手がある洗濯板は、デザインによって逆向きが難しいこともあります。濯ぎ洗いも洗濯板で行う場合は、邪魔にならない形の取っ手や、取っ手が付いていない製品を選ぶといいでしょう。
まとめ
洗濯物に合った素材とサイズの洗濯板がおすすめ
洗濯板は洗う物に合わせて、素材とサイズを選ぶのが肝要です。大切な衣類を洗うならプラスチック製の大サイズ。よく汚れる靴下なら木製のミニサイズ。というように、的確な選び方ができれば効果が向上して使い勝手も良くなります。また、より効率的な節約にも繋がるでしょう。