男女問わず、ただ痩せているだけではなく筋肉のついた健康美がブームになっており、これから筋トレを始めようとしている方も多いのではないでしょうか。しかし、わざわざトレーニングジムに通うのは面倒だったり、他人と同じ器具を使うことに抵抗があったりして、本格的に鍛えることを躊躇してしまう人もいますよね。そんな時自宅にトレーニングベンチがあれば、好きな時に運動ができて便利ですよ。
トレーニング用品ブランドである、LEADINGEDGEの器具はまず押さえておきたいところ。日本の住宅で使用されることを第一に考えた設計の、BAR WINGの商品もはずせません。折りたたみ式やおしゃれなデザイン、多機能なものもあり、どれを選んで良いのか悩ましいところですよね。
そこで今回はトレーニングベンチの選び方を詳しく解説し、おすすめの人気トレーニングベンチをランキング形式でご紹介します。順位については、選ぶ際に気になる下記の3点を踏まえて比較して決定しました。
- 自宅で使いやすいか
- 目的にあったトレーニングができるか
- 安全面に配慮されているか
また、「鍛えたい部位によってトレーニングベンチをどう使ったらいいの?」「トレーニングベンチを他のもので代用できる?」といった気になる疑問についてもお答えします。
トレーニングベンチとは
自宅で簡単に本格的なトレーニングができる器具
忙しくてジムに行く時間が取れない人や、他人と同じ器具を使うことに抵抗がある人も少なくないでしょう。そんな人もトレーニングベンチがあれば自宅で本格的なトレーニングが可能。トレーニング器具は高価なイメージを抱く方もいますが、1万円以下と安い価格でもしっかりとしたトレーニングができるものもありますよ。
トレーニングベンチの特徴
ベンチのため大きく存在感があり収納スペースが必要
トレーニングベンチを自宅に置くとなったら、存在感が大きいため圧迫感を感じることも。そのため、トレーニングベンチの収納スペースをあらかじめ確保しておいたほうがいいでしょう。トレーニングベンチの中には折りたたみできるタイプもあるので、部屋にゆとりがない場合でも安心です。
ダンベルと組み合わせることで高負荷のトレーニングが可能に
トレーニングベンチは単独でも十分なトレーニングができますが、ダンベルと組み合わせることで高負荷のトレーニングができます。胸の筋肉を鍛えたいなら、ベンチに仰向けになって天井に向けてダンベルを押し上げる動作がおすすめ。ほかにも肩や背中など、より鍛えたい部位に合わせてダンベルトレーニングをすることで、理想の筋肉を手に入れられるでしょう。
トレーニングベンチの種類
フラットベンチ
床と並行なシートだけで作られたシンプルなデザイン
シンプルなデザインのため自宅でも置きやすいフラットベンチ。床と平行なシートだけでできているとはいえ、初心者から上級者まで幅広く使える万能さがあります。単純に思える腹筋や背筋のトレーニングも、床でするよりも体を傷めにくいですよ。
シェイプアップや体型維持のためにベーシックなトレーニングをしたい方は、フラットベンチで十分でしょう。ダンベルを使ったトレーニングとの相性も抜群です。サイズが小さく価格も低めなので、トレーニング初心者が購入しやすいのも嬉しいですね。
インクラインベンチ
角度調節のできる背もたれが備わっている
背もたれの角度が自由に調節できるインクラインベンチ。基本のポジションは、腰の位置より頭の位置が上になるように座りながらトレーニングするスタイルです。集中して鍛えたい部位に合わせた角度調整が魅力的ですね。
インクラインベンチは座って楽な姿勢でトレーニングしているように見えて、負荷をかけたいトレーニングに最適です。インクラインベンチでベンチプレスすると、通常の水平な状態でするより力が入りづらくなります。その分かかる負荷も増えるため、上半身の筋肉強化に効果は抜群ですよ。
デクラインベンチ
角度調節のできる背もたれに頭の位置を下にして乗って使う
デクラインベンチは、腰の位置に対して頭が下になることが特徴です。背もたれの傾斜角度を自在に調節できるので、フラットな状態に比べて可動域が増えますよ。さまざまな筋肉への刺激が高まって、さらなる効果が期待できるでしょう。
デクラインベンチでもバーベルを使ったベンチプレストレーニングをする方は多いでしょう。筋トレの中でも注目度の高い大胸筋は細かく分けると上、中、下の3つに分かれます。デクラインベンチでのベンチプレスなら、大胸筋の中でも形の良い胸板を作るために、大切な下部位を鍛えることができますよ。
アジャスタブルベンチ
フラットベンチとインクラインベンチ両方の使い方ができる
アジャスタブルベンチも角度調節が可能なベンチです。シートの角度を変えることで、基本のフラットはもちろん、インクラインやデクラインとしても使えることが特徴。最適な傾斜角でトレーニングすることができるので、トレーニングベンチの可能性を最大限に活かすことができます。
身体のさまざまな部位を鍛えるのに対応できるアジャスタブルベンチ。筋肉を部位ごとに細かく調整できるため、体全体をバランスよくしっかりと鍛えたい方向けですよ。外側にトレーニング用のアタッチメントがついたタイプならマルチベンチとしてより高度なトレーニングも可能です。
トレーニングベンチの選び方
トレーニングの種類に合わせて耐荷重量で選ぶ
体重より軽いダンベルのトレーニングなら200kg程度の耐荷重でOK
トレーニングベンチを選ぶ上で、耐荷重量は重要なポイントになります。自分の体重を支えられることはもちろん、さらにダンベルなどのトレーニング器具の重さも考慮する必要があるからです。トレーニング初心者、ダイエットやエクササイズを目的としている人なら、重いトレーニング器具を使用しないため、200kg程度の耐荷重があれば十分ですよ。
高負荷のトレーニングをするなら300kg以上の耐荷重があると安心
筋肉を増強するために高負荷のトレーニングをするなら、300kg以上の耐荷重があるトレーニングベンチを選びましょう。高負荷のトレーニングだと、使用するトレーニング器具の重さも自然と増えることになります。100kg近くある器具を使うことも想定すると、ある程度の重さに耐えられる耐久性が必要です。なお、一般的には角度調節できるベンチよりもフラットベンチのほうが安定や耐久性は高い傾向にありますよ。
シートのサイズで選ぶ
背中を預けるトレーニングなら肘を曲げてもぶつからない幅30cm未満
トレーニングベンチのシート幅は、一般的に27cm前後、大柄な人なら30cm程がよいでしょう。ベンチプレスなど水平な状態で腕を前後に動かすようなトレーニングをしたときに、ベンチの幅が広いと腕が当たって可動域を狭めてしまいます。自分の背中の幅よりも広くなければ、ストレスを感じることなく腕を動かすことができますよ。
両足を踏ん張るトレーニングなら高さ42cm前後がおすすめ
地面からシートまでの高さも忘れてはいけません。一般的な体格の方なら、40cmから42cm程度の高さのベンチを選ぶとトレーニングに安定感があります。シートの高さで重視したいのは、トレーニング中にしっかりと足を踏ん張れるかどうかです。小柄な方ならもう少し低めでもいいですが、基本的には40cmから42cm程度の高さがあれば、足を踏みしめて安定したトレーニングをすることができます。
使用場所で選ぶ
自宅の居住スペースで使用するなら収納しやすい折りたたみ式
トレーニングベンチを家の中に置こうとすると、設置場所は悩みのひとつになるでしょう。狭い部屋しか置く場所がないと、居住スペースを圧迫されて困りますよね。そんなときは折りたたみ式のトレーニングベンチを選びましょう。使わないときは折りたたんで小さくできるので、収納しやすくなります。折りたたみ式は耐荷重が低かったり、サイズが小さめだったりするものがあるので、自分の希望のトレーニングが可能かもしっかりと確認してくださいね。
トレーニングルームなど移動の必要がないなら土台が固定されたタイプ
自宅にトレーニングルームがあるなど、トレーニングベンチを出しっぱなしにできるスペースがあるなら、しっかりと土台が固定されたタイプが安心です。折りたたみ式やキャスター付きだと耐荷重が低いことがあるので、高負荷トレーニングへの心配が残ります。ハードなトレーニングをしたいなら土台が固定されたタイプをおすすめしますよ。
トレーニングベンチのおすすめブランド・メーカー
LEADING EDGE(リーディングエッジ)
トレーニングを日常にするために、自宅に本格ジムが作れる
思い立ったらすぐにトレーニングできるように、自宅に本格的なジムが作れることをコンセプトとしたLEADINGEDGE。プロのトレーナーが監修したトレーニング器具は、ベーシックなトレーニングができるフラットベンチはもちろん、インクラインやデクラインといった上級者向けのものまでそろいます。仕事や家庭、学校などで忙しくても、日常的にトレーニングすることで自分と向き合うことができますよ。
BAR WING(バーウィング)
日本の住宅で使用されることを第一に考えた設計
日本発のフィットネストレーニングブランドであるBAR WING。日本住宅で使用されることを想定した独自のデザインで、折りたたみ可能で移動が楽なローラー付きです。5本のパイプでシートを支える強度抜群な設計で、750kgの荷重試験にも耐えられる驚くほどの安定感が魅力ですよ。
STEADY(ステディ)
マンションでも安心して使うことができる家庭用筋トレ器具
子供から大人まで使えるトレーニンググッズを多数展開しているメーカーです。背骨のカーブに沿った独自のバックプロテクションである腰パッドが採用されており、トレーニング中の背中や腰をサポートしてくれますよ。腰パッドの高さや前後の位置調整が可能なので、不要な力が入ることによる怪我を防げる点も嬉しいですね。
BYZOOM FITNESS (バイズームフィットネス)
シルバーとホワイトで統一されたPure Seriesがおしゃれ
トレーニングベンチはどうしても武骨なデザインが多く、部屋のインテリアを損ねてしまいがちです。BYZOOM FITNESSのPure Seriesなら、シルバーとホワイトで統一されたおしゃれなデザインのため部屋の景観を損ねません。自宅での配置を考えたセパレート設計なので、部屋のスペースに合わせて組み合わせたセッティングが可能ですよ。
おすすめ&人気のトレーニングベンチランキング
初心者向けでおすすめのトレーニングベンチ
東急スポーツオアシス-シェイプアップベンチ(8,980円)
フィットネスクラブが作ったトレーニングベンチ
一般的なトレーニングベンチよりも長さが短めに作られている珍しいスタイル。フィットネスクラブの東急スポーツオアシスが作った、自宅でもシェイプアップ運動を簡単に行えるベンチです。コンパクトながら体型を美しく保つための本格的なトレーニングができますよ。
最大の特徴は、寝転んだときに背中がフィットしやすいようにカーブになっていること。背中が直線的なベンチに比べて背中本来のラインに沿っているので、腰に負担がかかりにくくなっています。また、ベンチの両サイドにも緩やかなカーブが施されており、丸みを帯びた部分をつかんだシェイプアップ用のトレーニングメニューも実践できますよ。
Byzoom Fitness-[Pure Series]アジャスタブルトレーニングベンチ(29,000円)
革新的でスタイリッシュなデザイン
これまでのトレーニング器具に対する固定概念を覆すような、おしゃれで機能的なデザインです。トレーニング器具は武骨な見た目になりがち。でも、綺麗なホワイトなので、おしゃれな部屋に置いてもインテリアのひとつとして違和感がありません。
スタイリッシュなデザインだけが優れているわけではなく、トレーニングベンチとしての機能も不足していません。背面シートを持ち上げるだけで5段階の角度調整ができるので、任意の部位を選んで鍛えられます。別売りですが、同じくホワイトでおしゃれなダンベルやダンベルスタンドなどと組み合わせれば、より高度なトレーニングすることもできますよ。
BAR WING-3WAY トレーニングベンチ(5,980円)
1台3役の高コスパトレーニングベンチ
これ1台で腹筋や背筋などさまざまな筋肉が鍛えられるアジャスタブルベンチ。背もたれが7段階に調整できるので、より細かく絶妙なセッティングをすることが可能です。角度調整はボルトやネジを締めなおす必要はなく、ワンタッチで調節できるので初心者にも簡単ですよ。
購入したらほぼ組みあがった状態で届くので、面倒な手間がありません。本体は折りたためて自立した状態でも置けます。ティッシュ2個分と同じサイズ感にコンパクトになるので狭い収納スペースに収まりますよ。重量はわずか約7.7kgと軽量なので、掃除や模様替えのときなど簡単に持ち運びできるところも魅力ですね。
中級者から上級者向けでおすすめのトレーニングベンチ
LEADING EDGE-アジャスタブルベンチ(24,400円)
人気のハイグレードシリーズからのすべてを備えた最上位モデル
2020年より発売を開始した人気のハイグレードシリーズのアジャスタブルベンチ。インクラインからデクラインまで角度調整可能で、シットアップ機能も搭載されています。背面は10段階、座面も5段階の調整が可能で充実のトレーニングバリエーションが実現できますよ。
肉厚なシートクッションはチップウレタンを圧縮して使用しています。普通のウレタンだけのものに比べてへたりが少なく、緩衝特性に優れているので使い心地は抜群。長く使い続けてもシート自体の安定感が損なわれにくいので、トレーニング中の不快感や怪我の心配も防げますよ。
ワイルドフィット-インクラインデクラインベンチ(28,600円)
腕の筋肉トレーニングをサポートするアームカール台が搭載
あらゆるトレーニングに対応した上級者向けの多機能ベンチです。背面のシートはインクラインからデクラインまでの7段階、座面のシートも4段階に調整できますよ。足の筋肉を鍛えるときに使う足パッドがフレームごと固定されているので、安定したシットアップが可能です。
ワイルドフィットのトレーニングベンチの最大の特徴は、アームカール台が付属されていることです。上腕を鍛えるのに最適なアームカール。アームカール台を使えば、より効果的に上腕への負荷をかけることができますよ。理想的な力こぶを作りたい方は必見です。
RITFIT-トレーニングベンチ(13,980円)
おしゃれな色合いながらトレーニング上級者にも
3種類のカラーバリエーションがあり、自宅に置いてもおしゃれな椅子のようにも見えるトレーニングベンチ。フラットからインクラインやデクラインに変化し、初心者だけでなくアスリートなどの上級者も自分に合わせたトレーニングができます。背面は6段階、座面は2段階、フットレストも4段階変更できるので、好みの角度を探せますよ。
高級感があるおしゃれなデザインながら、耐荷重は400kgもあるほど耐久性があります。床との接続面も大きな滑り止めパッドを使うことで、さらに安定性が保証されていますよ。どんな重さのベンチプレスもできて、トレーニング上級者にはおすすめです。
折りたたみ式でおすすめのトレーニングベンチ
BAR WING-4WAY トレーニングベンチ(8,780円)
400通りの角度調整で体全体を細かく整えます
角度を調整することで、インクラインからデクラインまで調整できます。さらに、ハンドルとフットレストが付いているので4通りの使い方ができますよ。全4カ所が細かく調整できるようになっているため、トレーニングに合わせて組み合わせは400通りにものぼるところが魅力です。
ローラーが付いた折りたたみ式で、ピンを抜くことで滑らせるように簡単にたたむことができます。折りたたむと非常にコンパクトになるので、場所を取りません。持ち手が付いており重量は15kg未満と軽量なので、持ち運びも苦になりませんよ。
STEADY-トレーニングベンチ アドバンスモデル(10,980円)
独自構造のBack Protectionを採用して体に優しい
背骨のカーブにパッド面を沿わせたBack Protection構造が特徴。パッド面によって安定した正しい姿勢を保てるので、トレーニング中に力が入りやすい背骨部分をサポートしてくれます。不要な力が入ることを防げるので、怪我の予防にもなりますよ。
背面7段階、座面3段階の角度調節ができるアジャスタブルベンチで、ダンベルやチューブなどと組み合わせて20種類以上のマルチなトレーニングが可能です。ピンを抜くだけで簡単に折りたためて、35cmの幅に収納できますよ。持ち運びにらくらくなキャスター付きなのも嬉しいですね。
WASAI-4WAYトレーニングベンチ(8,480円)
高コスパで自宅に本格的なジムを作れる
インクラインからデクラインに加え、シットアップのトレーニングができる4WAYスタイル。耐荷重が300kgあるので、ベンチプレスなどハードな筋肉トレーニングも安心です。別売りのバーベルスタンドと組み合わせても、3万円台という高コスパで自宅を本格的なジムにできますよ。
完成品を届けてくれるので、箱から取り出して広げてロックするだけの簡単な3ステップですぐに使えるのが魅力。使ったあとは畳めて30cm程度にコンパクトになるので、ソファと壁のすき間などちょっとした空間に収納できます。購入したあとに大きすぎて置くところがないと後悔させませんよ。
トレーニングベンチの使い方・メニュー別に徹底解説
胸筋を鍛えるメニュー
- ダンベルプレス
- ダンベルフライ
ダンベルプレスはベンチに仰向けになり、両手に持ったダンベルを胸の前に引き寄せてそのまま肘が伸びきるまで上に持ち上げます。この動作を繰り返すことで、大胸筋の内側の筋肉へ負荷をかけられます。フラットベンチを使用する場合は大胸筋の中部、インクラインベンチを使用する場合は大胸筋の上部に効果的ですよ。
ダンベルプレスが縦の動きなら、ダンベルフライは横の動きで胸筋を鍛えます。ベンチに仰向けになった状態でダンベルを持った両手を横に開き、再び元の位置に腕を戻すことで大胸筋に効いてきますよ。インクラインなら大胸筋の上部、フラットなら大胸筋の中部、デクラインなら大胸筋の下部により効きやすいので、目的に合わせて使用するベンチを選びましょう。
背筋を鍛えるメニュー
- ダンベルワンハンドローイング
- チェストサポーテッドダンベルロー
背中を効率よく鍛えることができるワンハンドローイング。まず片手にダンベルを持ち、フラットベンチの上に反対の手と膝からすねを乗せます。背中をベンチと平行になるように倒し、ダンベルを持った手を下から上に引き上げるようにする動作を繰り返します。ワンハンドローイングは片手ずつ動作を行うことでほかの背筋を鍛えるトレーニングよりも可動域が広がるため、より強い刺激を背中に与えることができますよ。
チェストサポーテッドダンベルローでは、両手にダンベルを持って、約45度の角度にセットしたインクラインベンチにうつ伏せになるところからスタートします。そのまま肩甲骨を引き寄せるように天井に向けて肘を引き上げる動作を繰り返すことで、広背筋や僧帽筋など背筋を中心に、腕や肩にも効果が期待できますよ。一般的に、ワンハンドローイングのほうが両手でするよりも可動域が広がるため、より強い刺激を背中に与えることができると言われています。
腹筋を鍛えるメニュー
- レッグレイズ
- シットアップ
骨盤のゆがみや姿勢を矯正する効果を期待するなら、レッグレイズはおすすめのトレーニング。フラットベンチに腰が出るように仰向けになり、頭の上でベンチの端をしっかりとつかみます。腰を持ち上げながら膝を顔に近づけるように上げていき、その後膝を伸ばして足を下ろします。この動作を繰り返すことで腹筋とインナーマッスルが鍛えられるため、内臓の位置も整って下腹がポッコリするのを改善できますよ。
シットアップは腹直筋を鍛えるトレーニングで、お腹を引き締めるだけでなく割れた腹筋を作ることもできます。基本的には胸が床から持ち上がる高さまで上体を丸めて起こす動作の繰り返しですが、トレーニングベンチを使用することでより高度なトレーニングが実現しますよ。足を固定できるバーが付いた角度をつけられるベンチなら、よりハードな腹筋トレーニングができておすすめです。
腕を鍛えるメニュー
- リバースプッシュアップ
- インクラインダンベルカール
二の腕の引き締めに最適なリバースプッシュアップ。体を後ろ向きにしてフラットベンチに手を置き、上半身と床との角度が45度くらいになるように姿勢を保ちます。そしてお尻を真っすぐに下ろして、肘と型が直角になるまで腰を下ろしていきます。この状態から元のポジションに戻ることで、上腕三頭筋に効いてきますよ。
ダンベルカールで鍛えられるのは、上腕二頭筋を中心とした力こぶを形成する筋肉です。基本的には、両手か片手にダンベルを持ち、肘を軸にして腕を曲げたり伸ばしたりすることで刺激を与えます。マッチョの象徴でもある逞しい二の腕を手に入れたいなら、より高負荷がかかるインクラインベンチでトレーニングしてみましょう。
トレーニングベンチの代用はできる?
机や椅子など代用品でトレーニングするのは危険
机や椅子など、平らなものならトレーニングベンチの代用になるのではと、思いがちですよね。トレーニングベンチも安価なものが出ているとはいえ、代用できるなら安上がりになると安易に使っている方もいるでしょう。その気持ちもわかりますが、きちんとトレーニングしたいなら代用品の使用はおすすめしません。
代用品では体のサイズに合っていないしクッションも満足ではないので、ストレスになったり体を傷めたりしてしまいます。安定感も考慮されていないので、負荷をかけてしまうと思わぬ事故につながる危険性もありますよ。フォームも安定せず十分なトレーニングにならないので、高価なものではなくていいので専用のトレーニングベンチを使うことをおすすめします。
まとめ
トレーニングベンチで自宅でも本格的なトレーニングをしよう
おうち時間が増えて運動不足でも、トレーニングベンチがあればジムに行かずに本格的なトレーニングができます。ダイエットや体型維持などのハードなトレーニングではなくても、ベンチがあれば効率的な運動ができるようにサポートしてくれるでしょう。折りたたみ式やおしゃれでスタイリッシュなデザインのものもあるので、あなたのライフスタイルに寄り添ったベンチがきっと見つかるはずですよ。