スクイジーという言葉はあまり知られていませんが、実物を見れば分かる方が大半だと思います。窓やお風呂の掃除に使う小型のワイパーのことです。もともとは清掃のプロが使っていたのですが、その実用性の高さから家庭用も売られるようになりました。スクイジーは安く買える地味な清掃用品ですが、使いこなせばかなり便利。スクイジーの使い方やおすすめの製品を紹介していきます。
スクイジーとは?
ゴム製のワイパーで水分を取り除く掃除道具
スクイジーを使うと窓などがピカピカになります。それはなぜでしょうか。水分をきれいに拭き取っているからだと思っている人が多いのですが、厳密にいうと違います。スクイジーは、窓などの表面の水分を、ゴムによって伸ばして均一な厚さの薄い膜にしているのです。車のワイパーと同じ原理ですね。もちろんそのとき余計な水分は端に追いやっているので、水分を拭き取っているともいえますが、本命はあくまで薄い水膜を作ること。どうしても拭きムラが出る布巾などと違い、均一な厚さの水膜が光を屈折させないので窓が一気にきれいに見えるようになるのですね。また水膜は薄いのですぐ乾いてくれ、しばらく経つと完全にクリーンな状態になるわけです。
スクイジーの使い方
水とセットで使うのが基本
スクイジーの先端のゴムは水分を伸ばすためのものですから、掃除したい場所の表面に水分が十分ないと力を発揮できません。また、表面にこびりついた汚れを掻いて取るためのものでもありません。スクイジーを使う前に、十分な水で窓を濡らしておくのを忘れずに。汚れがひどい場合は水の中に洗剤を混ぜ、汚れを水分の中に浮かび上がらせた状態にしておきましょう。乾いた状態や、汚れがこびりついた状態でスクイジーを使っても無意味です。それどころか表面を傷つけてしまうこともありえるので、必ず水や洗剤入りの水とセットで使ってください。
窓だけでなくお風呂の清掃にも
スクイジーはどちらかといえば活躍場所が限定される道具です。使う場所は完全にツルツルで、水を弾く場所でないといけません。本領を発揮するのはなんといっても窓です。ですが、窓専用というわけでもありません。完全にツルツルで水に強い場所であれば、透明なガラスでなくてもクリーニング能力を発揮してくれます。それはどこかというと、浴槽です。浴槽は肌が触れる場所なのでツルツルピカピカであることが望ましいのですが、そのニーズにスクイジーはぴったりはまるわけですね。ただ、窓と違い浴槽には曲面があるので、それに対応したスクイジーが必要です。いろいろな種類のお風呂専用スクイジーが販売されています。
スクイジーの種類
柄付きタイプ
扱いやすく作業が楽な基本型
スクイジーの最重要パーツである、水分を掻き取るヘラのような細長いゴムを、ブレードといいます。そのブレードの中央に柄をつけたのがT字タイプです。普通、スクイジーと聞いて多くの人がイメージするのはこのタイプでしょう。
その多くが窓用の製品で、柄がついているので握りやすく扱いやすいのが特長。力を入れやすいので非力な子供でも使えます。また、長い柄がついたものや、追加で長くできるものもあり、高いところにある窓の清掃に最適です。
フリータイプ
小回りがききカーブした場所の清掃に向く
スクイジーの中には、あえて柄をつけないブレードだけの製品もあります。通称、フリータイプ。なぜそんなものが必要かというと、曲面や狭いところの清掃に対応するためです。とくにお風呂の清掃にはこのタイプが向いています。
T字タイプはブレードが直線的に固定されているので、ブレードを湾曲させて使うことができません。その点、ゴムだけのフリータイプはある程度曲げられるので、浴槽のカーブした部分を磨いたりするのにぴったりというわけです。用途上、小さめのサイズで材質も柔らかいものが多いのが特徴です。
スクイジーの選び方
用途に合わせた素材で選ぶ
窓を掃除したいときは真鍮製など柄が重めのものを
スクイジーの本来の使い道である窓掃除には、やや重めの柄でしっかりした作りのものがおすすめです。ある程度の重さがあるほうが力が入りやすく、ぐいぐいと作業できるからです。実際、プロ用のスクイジーには柄が金属製のものが多く見られます。家庭用だと、真鍮製やステンレス製のものは見た目も美しく、また堅牢で長持ちします。
風呂掃除に使うなら柔らかいポリエチレンかシリコン製のものを
お風呂の清掃に使う場合、浴槽の曲面に合わせて磨けるかが大事。そうなると柄のないフリータイプか、柄があってもブレードが短くて小回りのきくタイプのスクイジーがよいでしょう。グリップがついている場合、材質はポリエチレンやシリコンのものがおすすめ。柔らかく曲がってくれるので曲面に柔軟に対応できます。
環境に合わせた大きさと機能で選ぶ
大きな窓ならブレード長30cm以上のものを
スクイジーは製品によってブレードの長さがかなり違います。大きめの窓用なら30cmより長いもの、小窓やお風呂用なら25cm以下のものを選ぶといいでしょう。とくに居間のサッシや玄関の大窓など、外から見ても目立つぐらい大きなガラス窓を清掃するなら、なるべく長いブレードを選ぶと格段に作業が速くなります。できれば、頭より高いところが磨きやすいよう柄が長めのものか、柄を追加して伸ばせるものがいいでしょう。
結露しやすい窓にはタンク付きがおすすめ
冬になると起きる、窓ガラスの結露。室内の湿気が、中と外の大きな寒暖差によって水滴になり窓に溜まる現象です。結露は外が見えなくなるだけでなく、カビや錆びの原因になるので放ってはおけません。スクイジーは薄い水膜を作る働きがあるので、結露取りにも有用です。ただ、問題になるのは排除した水滴のゆくえ。対策しないと窓の下部に水が溜まり悲惨なことになります。スクイジーの中には、掻き取った水を柄のところにあるタンクに溜めてくれるものがあります。このタイプなら、余った水滴の処理を気にせずに気軽に結露取りができます。
狭いお風呂にはブレード長25cm以下のものを
同じスクイジーでも、大きな窓用のものとお風呂用のものは違う道具と考えたほうがいいでしょう。基本的に兼用はおすすめしません。お風呂用のスクイジーにはブレード長が短めの、柄が柔らかく曲がりやすいものが向いています。また、柄のないフリータイプはちょっと持ちにくいですが、融通のきく使い方ができるのでおすすめです。基本的に、お風呂用と書かれた製品を買うのがいいでしょう。
スクイジーのおすすめブランド・メーカー
ETTORE(エトレ)
世界的清掃用品ブランドはスクイジーの本家的存在
1936年、アメリカで窓掃除の仕事についていたエットーレ・ステコーンは、長い試行錯誤の末、より軽く扱いやすい真鍮製のT字スクイジーを完成させ特許を取ります。これがエトレ社の始まりであり、現代の家庭用スクイジーの始まりでした。いわば家庭向けスクイジーの元祖であり本家といえる存在です。日本には50年前に輸入されはじめ、清掃に関わる人々の憧れの製品となりました。その歴史的な真鍮製スクイジーは、改良を重ね現在も販売されつづけています。
アズマ工業
日本の老舗メーカーは長柄のスクイジーが充実
創業は1896年。箒の製造販売から始めて、じょじょに清掃用具全般を開発販売するようになっていった、120年の長い歴史を持つ老舗メーカーです。業務用と家庭用、両方のカテゴリーの清掃用品をバランスよく手掛けています。アズマ工業のスクイジーはラインナップの多彩さが印象的。とくに、結露用に工夫されたスクイジーと長柄のモップに近いスクイジーが目立ちます。
山崎産業
シンプルで軽いSattoシリーズで人気
山崎産業は、大阪の清掃用品メーカー。創業は1940年と、こちらも歴史と実績を積み上げてきた老舗です。業務用モップなどを得意としていますが、家庭用でも清掃用品だけでなく、サニタリー用品や床マットなどを開発販売中。とくに人気なのはSattoと呼ばれるシリーズのスクイジーで、安価で軽くて便利だと評判です。
テラモト
質実剛健な清掃メーカーだがおしゃれなTidyブランドも展開
テラモトも創業1927年と、100年近い歴史を持つ筋金入りの清掃用品メーカー。現在はややオフィス清掃などのプロ向けに力を入れている印象ですが、家庭用の製品も盛りだくさん。余計な飾りを廃し質実剛健な製品が多いのが特徴的です。最近は、Tidyという別ブランドでかわいいスクイジーを出したりもしています。
おすすめ&人気のスクイジーランキング
窓そうじ用でおすすめのスクイジー
ETTORE-スタンダードスクイジー (真鍮) 30cm(1,836円)
世界中で愛用される窓用スクイジーの大定番
1936年に家庭用清掃用具の世界に革命を起こした、エットーレ・ステコーンのモデルを引き継ぐ真鍮製のスクイジーです。現在でも、窓用スクイジーの大定番。適度な重さと、重心のバランスの良さは世界中で称賛されています。
ブレードの長さはいろいろあって選べますが、通常の窓掃除ならこの30cmがいちばんバランスがいいでしょう。ブレードゴムは簡単に交換可能。錆びに強い柄の真鍮は、使い込むと手になじみなんともいい味になります。ずっと愛用できるスクイジーです。
テラモト-プロワイパー40cm(462円)
シンプル、安価、高性能な窓用の大きめスクイジー
窓用のスクイジーとして抜群のコストパフォーマンスを誇る一品。ブレード長40cmとかなり大きいので、大きな窓に最適です。ブレードゴムにはビル清掃用のプロ向けスクイジーに使われているものと同じ素材を使用。別売りで柄が用意されていて、それをつければ高所の窓にも対応可能です。
この仕様のスクイジーがコンビニのお弁当とさほど変わらない値段で買えるのは破格といっていいでしょう。ゴムの交換はできないので使い切りですが、耐久性はかなりのものなので短期間でダメになることはなく安心して使えます。お金をかけずに窓用スクイジーが欲しいときはおすすめです。
山崎産業-プロテック グラススクイジー300 ステンレス(1,684円)
錆びにくく頑丈、実用的なステンレススクイジー
エトレ社の元祖スクイジーが真鍮製だったこともあり、金属製のスクイジーといえばまっさきに挙がるのが真鍮製です。が、実は真鍮と劣らない人気がある素材がステンレス。手入れするほど味が出る真鍮にたいし、ステンレスはあまり手入れしなくても劣化せずいつまでも丈夫というのが大きな魅力です。
ステンレスのスクイジーのなかでも、こちらは価格と性能のバランスが取れているおすすめの一品。ブレード長は30cmから45cmまで選べますが、これは30cmバージョンです。一見重そうに見えますが、重量は200gしかなく非常に扱いやすい作り。別売りのポールをつけると長く伸ばすことも可能です。長く使える丈夫なスクイジーが欲しいときの有力候補です。
アズマ工業-ガラスワイプワイパF(1,737円)
窓拭きと水切りが同時にできる複合型スクイジー
アズマ工業の長柄スクイジーは、これひとつで窓拭きが完了すると評判になった一品。上の部分にはゴムブレードがつき、その下にミクロ繊維の不織布を使ったスポンジがついています。スポンジは洗剤なしでも窓の汚れが落とせる優れものです。
スポンジが窓の汚れを落とした直後にスクイジーが水切りをして水の膜を作ります。柄の部分は角度が変えられるので、いろいろな角度で窓をクリーニングできます。ブレード長は24cmと窓用としてはやや短めですが、どんな窓も素早く清掃できるきわめて実用的なスクイジー。毎日の窓掃除を手早くすませたいかたに最適です。
UNGER(ウンガー)-エルゴテック ニンジャスクイジー 30cm(5,249円)
ドイツで生まれた自由度の高いハイエンドスクイジー
UNGERは1964年創業のドイツの清掃用品メーカー。機能的なデザイン、堅牢な作り、自由度の高い設計と、いかにもドイツらしいこだわりのある道具を作って世界的に評価されています。そんなUNGER社が作った高級スクイジーは、計算されつくした首の角度、航空用アルミニウムを使った軽量で丈夫な本体と、非常に凝った作りをしています。
最大の特長は、ハンドルと呼ばれる本体と、その先につくブレードを別物として扱う思想です。一体化していないので、ブレードまわりの自由度が非常に高いのです。ブレードはワンタッチで交換でき、ブレードについているラバー自体も交換可能。しかもUNGER製だけでなく、他社製のラバーも幅広く使えるという自由さ。ラバーを付ける位置も選べ、ブレードを首振り状態にしたり、左右にずらして固定することもできます。使う人の腕や癖や状況に合わせたセッティングが可能な、他とは一線を画する高品質スクイジーです。
結露取りでおすすめのスクイジー
山崎産業-結露取りワイパーS(314円)
結露取りのために作られたコスパ抜群のスクイジー
完全に結露取り専用として作られたスクイジーです。まずブレードの構造が普通のスクイジーとは違い、ブレードゴムが二重になっていて水分を集めやすいよう設計されています。この二重構造のおかげで水はねも防げ、スムーズな結露取りが可能。さらに、水をこぼさないようブレードのまわりをカバーで覆い、水分を全て柄のタンクに送れるようになっています。
柄の部分が透明なタンクになっており、集めた水分はここに溜まるようになっています。タンクの容量は200mlと、結露を溜めるものとしては十分なもの。価格もリーズナブルなので、結露にお悩みのかたは購入を検討してはいかがでしょうか。
ウェルビー-ペットボトルDE ワイパー けつろトリ(864円)
ペットボトルに結露を溜められる便利なスクイジー
ペットボトルを取り付けて使うタイプの結露取りスクイジー。そこらへんにあるペットボトルを水分のタンクとして利用できるので、かなりの量の結露を溜めておくことができます。途中で捨てに行く必要はほとんどないでしょう。
ブレードゴムも結露取りに特化した使いやすいもの。ブレード長は18cmとかなり短めですが、それだけに汎用性が高く、窓でもお風呂でも使えます。引っ掛けるためのヒモつきで、普段は蛇口やタオルハンガーなどに引っ掛けておけます。気軽に買えて気軽に使える結露取りとして重宝するでしょう。
レック-結露取り ワイパー(331円)
専用タンクとペットボトル、どちらも使える融通のきく結露取り
こちらは柄の専用タンクに水分を溜めるタイプのスクイジー。しかしペットボトルに付け替えることもできます。大量に結露取りをしたいのでタンク容量が不安だ、というかたも安心して使えるようになっています。
ブレード長が21cmと、結露取りスクイジーとしては長めなので、大きめの窓の結露取りに最適。価格もびっくりするほど安いので、寒さの厳しい地方にお住まいのかたは、とりあえず1つ買って家に置いておくといいのではないでしょうか。きっと役に立つはずです。
アズマ NA578窓・網戸楽絞りワイパーF(1,370円)
モップで拭ってスクイジーで仕上げる二段構えの結露取り
アズマ工業が得意とする、モップやスポンジとスクイジーを複合させたタイプの長柄製品。メインの面にマイクロファイバーでできたモップが、裏側にブレードゴムがついています。表と裏で使い分けができるわけです。
通常の窓や風呂壁の清掃に使うためのものですが、結露取りにも威力を発揮します。まずはモップで水分をぬぐい、仕上げにスクイジーで水の膜を作りましょう。モップを手で触らなくても絞れるように工夫されていて、冬でも手が冷たくなりません。タフな結露取りの作業もらくらくこなせるでしょう。
風呂そうじ用でおすすめのスクイジー
Tidy(テラモト)-結露とり お風呂掃除 ワイパー(2,160円)
お風呂を磨くのにぴったりのフリータイプスクイジー
柔軟なシリコンゴムブレードのフリータイプです。柄のないブレードのみの製品なので、浴槽や浴室の曲がった部分や隅っこの形に合わせてクリーニングできます。ブレード長は意外に長く、30cmあるので大きな平面の掃除も楽です。
ブレードの端に引っ掛け用の穴があいていて、タオルハンガーやシャワーヘッドに吊るして収納できるのもなかなか便利。シリコンゴムは熱に強く浴室に置いておいても劣化しません。一家にひとつあるとなにかと役立つ清掃の便利屋さんです。
satto(山崎産業) 水切りワイパー(273円)
シンプルに見えるが考え抜かれたお手本のようなスクイジー
これぞお風呂用スクイジーのお手本、と言える、シンプルながら高い完成度を持つスクイジー。細い2本のアームは柔軟で丈夫なポリプロピレンでできていて、よくたわむようにデザインされているので浴槽の曲面をスムーズになぞれます。アームの間を蛇口などにひっかけて吊り下げておけるのもうれしいポイント。
ブレード長もお風呂にぴったりな25cm。長すぎず短すぎない考え抜かれた長さです。単色で模様もない単純明快な外見も、浴室に置いておくには有り難いもの。使い勝手がよく悪目立ちせずリーズナブルと、地味ながらよくできたスクイジーの優等生です。
QQQ(オーエ)-スリムスクイジー(864円)
持ちやすさ、使いやすさを追求したユニークなスクイジー
オーエは和歌山県を本拠に、60年以上水回りの用品を作り続けてきたメーカー。キッチンからランドリーまで、家庭用で水を使う場所に関わる製品ならなんでも手掛けています。この風呂用スクイジーもそのひとつ。QQQというブランド名で人気です。
ブレード長は29cmと実はかなり長めなのですが、トンファーのように持つことができる柄がそれを感じさせません。手の一部のように使うことができ、どこかにぶら下げて収納しておくのも楽です。狭い浴室で長めのスクイジーをのびのび使うための工夫がこらされた製品です。
OXO(オクソー)-ミニスクィージー(1,080円)
ちょっとした水切りに最適のお洒落なミニサイズスクイジー
長さ15cm、スクイジーとしては相当小さいサイズでミニと名前がついているのもうなずけます。ただ、この小ささだからきれいに掃除できる場所も家庭内にはたくさんあります。たとえば洗面所やシンク、浴室のシャワー回りなどの水回りをきれいにするのに、このスクイジーはぴったりでしょう。
ちょうどいい感じに持ちやすいグリップとわずか66gという軽さで、扱いやすさは抜群。吸盤がついていて、壁にぺたりと貼りつけておくこともできます。洗面所の壁に貼っておいて、水がこぼれたらさっときれいにしたりするのにちょうどいい製品です。
Umbra(ウンブラ)-バディスクイジー(1,080円)
贈り物としても喜ばれるセンスのいいカナダ製スクイジー
Umbraはカナダのトロントで生まれた家庭用品ブランド。家の中で使えるデザイン性の高いグッズを手ごろな価格で作るというコンセプトを持ち、ユニークなデザインの日用品を作っています。なかでも人気なのはバディシリーズという、手を上に上げて一生懸命働くキャラクターをモチーフにしたシリーズ。このスクイジーもそのひとつです。
重量挙げのようにブレードを支えるヒト型の柄が面白かわいいこのスクイジー。実用本位のデザインが基本のスクイジーの世界では、ひときわ異彩を放つ存在です。これならば、ちょっとしたプレゼントにも使えるのではないでしょうか。ブレード長は短めなので窓などを拭くのには向きませんが、お風呂やキッチンの水切りに活躍してくれそうです。吸盤型のフックもついていて置き場所にも困りません。
SCHALTEN(シャルテン)-ハンディワイパー(1,080円)
インテリアになる掃除用具を目指す、レトロ風味のスクイジー
SCHALTEN(シャルテン)は日本のブランド。新潟県三条市のプラスティック用品メーカー、サンイデアが開発しています。コンセプトは、インテリアになる掃除道具。といっても奇抜なデザインではなく、SCHALTENの日用品はどれも落ち着いたベージュのレトロでクラシックな味わいが特徴です。
コンセプトのわりに地味なデザインだな、と思われるかもしれませんが、実際に家の中に置いてみると意外に映えます。このスクイジーはデザインだけでなく柔軟なしなりが使いやすく、実用性でも文句なし。芯に鉄が入っており作りは非常にしっかりしています。スクイジーもデザインにこだわりたい、というかたにおすすめです。
まとめ
スクイジー選びは使う場所に合わせるのが大切
解説してきたように、スクイジーの用途は大きく分けると3つ。窓のクリーニングか、結露取りか、お風呂の掃除か、です。それぞれの用途にそれぞれ用のスクイジーがあるので、用途に合わせたものを選ぶのが基本になります。もちろんどの用途にも使える汎用性の高いスクイジーもたくさんあるのですが、なんといってもスクイジーはそんなに高いものではありません。安いものは数百円で買えるので、使いみちごとに揃えてもたいした負担にはならないのではないでしょうか。スクイジーは使ってみると意外なほど水回りで重宝します。ぜひ、気軽に入手してその便利さを味わってみてください。