ドットプリンターと聞いてもピンと来ない方も多いかもしれません。通常、家庭で使用するプリンターはインクジェットプリンターが多いでしょう。しかしドットプリンターは、経理業務などにおいて、特に伝票処理など多くの複写用紙を作成する業務では、効率的な業務を行うために必要となるプリンターです。とは言うものの、そもそもドットプリンターの知識もなければ、どんなドットプリンターが良いかも分かりませんよね。今回はドットプリンターとはどんなものか説明を加えながら、その種類や選び方、人気商品などについて詳しく解説していきます。経理業務の効率化を図りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
ドットプリンターとは?
点で文字を印刷する仕組みのプリンター
プリンターにはさまざまな種類がありますが、ドットプリンターの仕組みは他と異なります。レーザープリンターやインクジェットプリンターなどの印刷方式は、用紙にインクを吹き付けるもの。これに対してドットプリンターの場合、印刷ヘッドに並べたピンをインクリボンに叩きつけて用紙に印刷するのです。
ドットプリンターのメリット
伝票などの複写用紙を印刷できる
ドットプリンターはその印刷方式から、伝票などの複写用紙を印刷できるというメリットがあります。ノンカーボン式の複写用紙は手書きでも作成できますが、大量にある場合はドットプリンターの方が速くて効率的です。また複写枚数が5枚、6枚と増えていくにつれて、筆圧も強くしなければなりません。こういった場合もドットプリンターに頼った方が賢明でしょう。
構造がシンプルで故障しにくい
ドットプリンターはまた、構造が比較的シンプルにできています。そのため故障するリスクは低く、長く使用できるというメリットもあります。ドットプリンターは値段がやや高めで、1万円そこそこでは買えません。最低でも5万~6万円するものなので、長く使えた方が経済的にも良いのです。
ドットプリンターのデメリット
印刷するときの音が大きい
ドットプリンターはインクリボンにピンを叩きつけるため、動作音がどうしても大きくなってしまいます。よく使われるインクジェットプリンターやレーザープリンターに比べても音が大きいので、初めて使う場合はその音に驚くかもしれません。ただ、音が静かな製品もあるので、どうしても音が気になる場合は静音設計のものを選ぶと良いでしょう。
文字の粗さが目立つ
ドットプリンターはまた、インクリボンを叩きつけながら印刷するため、文字が粗くなりがちです。これはインクジェットプリンターやレーザープリンターのような、インクを用紙に吹き付けるタイプとは違うため、仕方がない部分もあります。ただ、印刷設定で印字品質を上げるなど変更すると、文字がやや綺麗になりますよ。
ドットプリンターの種類・使い方
ラウンド型
安価でコンパクトサイズ
ドットプリンターの中でも、コンパクトなサイズで比較的安価なタイプがラウンド型です。省スペースに対応しているので、デスクに置いて主にフロント業務に使用できます。請求書や見積書などを1枚印刷して、プリンタの前面ですぐ切り離して使えますよ。
スペースを取らず使い勝手にも優れたラウンド型ですが、水平型と比べると複写枚数は少なめです。また、用紙を曲げて印刷しなければならず、印字の位置を正確に把握したい場合などは向いていないかもしれません。ラウンド型の中にはプリンターの状態を監視できるソフトを搭載しているタイプもあるので、そういったソフトで正確に印字位置を正確に把握することをおすすめします。
水平型
さまざまな種類の用紙に対応
水平型は複写能力が高く多種類の複写用紙にも対応しています。そのため、納入先によって異なるさまざまな種類の伝票に大量に印刷することが多い業務に向いています。また、真っすぐに用紙を引き込んで印刷するため、用紙も曲がりにくく綺麗に印刷することができますよ。
水平型は、安定した用紙走行を保つことができるため、ラウンド型に比べて紙詰まりや印刷のずれも少なく済みます。また多種類の用紙にも対応していますが、性能的に安定している代わりにラウンド型よりはやや高価です。ただ、複写枚数の多い経理や財務帳簿などの8色処理を行う場合にはこのタイプを選ぶべきでしょう。
ライン型
大量印刷向き
ライン型は、連続帳票を高速印刷できるタイプです。そのため、給与明細や請求書などの大量の複写用帳票を印刷する場合に向いています。その特性から、どちらかと言えば業務用として使われることが多いでしょう。また大型で高性能なため、レーザープリンターなみの静粛性を持っているという特徴もあります。
高速で大量の複写用紙を印刷できる性能の高さから、ラウンド型や水平型に比べ、とても高価なタイプです。100万円単位の金額のため、個人単位で購入することは難しいでしょう。また連続帳票の印刷機で、単票印刷にも向いていません。どちらかと言えば業務用に会社単位で購入するタイプと言えます。なお、マニフェスト印刷のような連続帳票をセットする際ですが、用紙の左右の穴を、プリンタのスプロケットに正しくはめてセットします。ちゃんとはまっていないと用紙がずれたりして正確に印刷できないので注意が必要です。
ドットプリンターの選び方
給紙タイプで選ぶ
置く場所によって背面または前面から給紙するタイプのものを
例えば窓口業務などですぐに印刷して手前から出す場合は、ラウンド型で前面から給紙して前面に排紙するタイプがスピーディーに処理できるでしょう。それに対し、窓口のようにスピーディーな対応を必要としない事務所内では、それほどこだわる必要もないでしょう。ただ、置くスペースが限られていたりすると、背面給紙の方が良い場合なども出てくるかもしれません。そのため、置く場所によってどちらが給紙しやすいかを検討したうえで決めた方が良いでしょう。
多種類の用紙を印字するならスーパーマルチウェイローディング
業務の内容によっては、1種類の用紙だけでなく、何種類もの複写用紙を使用する場合もあるでしょう。その場合は、最大4種類の用紙を同時にセットできるスーパーマルチウェイローディングのようなタイプをおすすめします。前面、背面だけでなく、上部と下方からなど、異なる4種類の複写用紙を同時に挿入でき、パソコンで切替したりできて便利ですよ。
複写枚数で選ぶ
経理や財務処理帳簿に使うなら8枚以上のものを
経理や財務処理帳簿用に複写用紙を使おうとすると、いわゆる8色処理が必要になります。つまり8枚複写に加え、カラーにも対応していなければなりません。これほどの枚数に対応しているタイプは主に、安定走行が可能な水平型が多くなります。枚数が増えれば紙の厚みも増えてきますので、機種によっては自動紙厚調整機能が搭載されているものもあります。この機能を搭載したタイプであれば全ての紙を綺麗に印刷ができ、おすすめですよ。
通常の伝票や請求書などに使うなら7枚以下のものを
8枚以上に対応していれば大は小を兼ねるで、あらゆる複写用紙に対応できるのですが、その分高価になってしまいます。そのため、財務帳簿などの必要がなければ、7枚以下の複写用紙対応のタイプでも十分でしょう。通常の伝票や請求書であれば、4~5枚程度の複写で足りるものも多く、この枚数に対応するものは、安価なラウンド型にもあります。
印字性能で選ぶ
印字速度は1秒間に漢字200字以上がハイスペック
ドットプリンターの印刷モードには通常、標準モードと漢字高速モードがあります。このうち、漢字高速モードで1秒間に漢字200字以上印字できるタイプはハイスペックと言えます。印字スピードが速いタイプは、紙送りスピードも速くなると考えて良いでしょう。そのため、大量の複写伝票や帳票出力をスピーディーに処理することができます。
印字桁数は1行に何文字入れるか想定した上で決める
ドットプリンターを選ぶ際、印字速度だけでなく、1行に印字できる桁数にも気をつけたいところです。複写用紙が小さいタイプで桁数を必要としなければ、1行辺り80桁でラウンド型のようなコンパクトなタイプでも足りるでしょう。しかし複写用紙が大きめのサイズで、例えば1行辺り120桁は必要であれば、横幅もある水平型で120桁以上に対応したタイプにする必要があります。1行辺りの必要桁数を事前に把握しておきましょう。
ドットプリンターのおすすめブランド・メーカー
エプソン(EPSON)
カラリオを中心にプリンターを製造
エプソンは、カラリオを中心とした家庭用プリンターから、ビジネスプリンターやドットインパクトプリンターなどの業務用プリンターまで幅広く取り扱っています。ドットインパクトプリンターにおいても、業界内でのシェアは高く、送り出す機種は多種多様。財務処理の8色処理向きのタイプや高速印字タイプ、複数の種類の用紙を同時にセットできるタイプなど、さまざまな要望に応えられます。
NEC
主にパソコンや周辺機器を開発し製造
NECは、パソコンを中心にその周辺機器なども開発し、製造する会社です。周辺機器としては、ディスプレイやプロジェクタ、そしてプリンター。その中で取り扱うドットプリンターは、マニフェスト伝票に対応するなどあらゆる用紙に対応するタイプを中心に、業務をスムーズにするための製品を提供しています。
富士通(FUJITSU)
パソコンやスマートフォンなどを製造
富士通は、パソコンやスマートフォン、エアコンなどの家電製品を中心に製造しています。ドットプリンターでは、静音設計のタイプを主に製造。またコンパクトでスタイリッシュなデザインのタイプもあり、デスクの雰囲気にもなじみます。
OKIデータ
主にプリンターの製造に取り組む
OKIデータは、カラーLEDプリンターやドットインパクトプリンター、ラベルプリンターなど、プリンターを中心に製造を行う会社です。ドットインパクトプリンターでも、さまざまな種類のタイプを製造。節電タイプやコンパクトなタイプ、用紙の厚さを自動調整するタイプなど、ユーザーの使用意図をくみ取った製品を提供しています。
おすすめ&人気のドットプリンターランキング
静音でおすすめのドットプリンター
富士通-FMPR2000G(80,762円)
小型で省スペース
スタイリッシュなデザインはドットインパクトプリンターとは思えず、オフィスの景観を損ねません。複写枚数は原本+4枚の計5枚に対応し、伝票や請求書などの印字に使えます。印刷終了時は、ミシン目位置を用紙カット可能位置まで自動送りするので、スムーズにカットできます。
印字ヘッドピンを最適制御し、稼働音50dBと同社他製品の中でも最も低くなっています。そのため、窓口業務など周りへの影響なども考え、稼働音を抑えたい方に向いています。そしてサイズもコンパクトなため、設置も場所を選びません。
OKIデータ-ML8460HU2(62,730円)
スリープモード搭載
本製品には節電ボタンがあり、スリープモードへワンタッチで切り替えることができます。スリープモード時の消費電力は1.5W以下となり、電力を節約できます。また高静音印字と静音印字モードの切り替えもでき、場面によって使い分けられますよ。
給紙はフロントとリア、ボトムの3カ所あり、印刷する用紙を操作パネルで選択できます。そのため、複数の種類の用紙の印字が必要な方に向いています。複写枚数は原本+5枚の計6枚に対応し、伝票や請求書などの印字に使えますよ。
OKIデータ-ML5460HU2(57,852円)
節電ボタン搭載
本製品はラウンド型の幅狭タイプです。オプションによりネットワークにも対応します。また、スリープモードへワンタッチで切替可能な節電ボタンを装備。スリープモード時は消費電力がわずか1.5Wです。さらに静音モードも搭載しています。
給紙はフロントとリア、ボトムの3カ所あり、印刷する用紙を操作パネルで選択できます。そのため、複数の種類の用紙の印字が必要な方に向いています。ピンは4.5億ストロークと長寿命です。複写枚数は最大6枚まで可能ですよ。
エプソン-VP-D1800(67,970円)
スムーズな給紙
本製品は、B4サイズの用紙にも対応するラウンド型のドットインパクトプリンターです。スーパーマルチウェイローディングにより、何種類もの用紙を印刷できます。複写枚数は通常6枚ですが、フロントおよびボトムのプルトラクターフィードでは7枚まで可能。
省スペースのデザインで設置も楽です。また高さもそれほどありませんので、置き場所にも困りません。そのため、オフィス内のなるべく少ないスペースで使いたい場合におすすめです。スリープモード時の消費電力は約0.4Wと節約タイプですよ。
静音でおすすめのドットプリンターの比較表
商品画像 | ||||
---|---|---|---|---|
ブランド | 富士通 | OKIデータ | OKIデータ | エプソン |
商品名 | FMPR2000G | ML8460HU2 | ML5460HU2 | VP-D1800 |
価格 | 80,762円 | 62,730円 | 57,852円 | 67,970円 |
特徴 | 小型で省スペース | スリープモード搭載 | 節電ボタン搭載 | スムーズな給紙 |
サイズ | 幅41.5×奥行33×高さ12cm | 幅56.8×奥行32×高さ15.9cm | 幅41.4×奥行32×高さ15.9cm | 幅58.9×奥行32×高さ17.7cm |
複写枚数 | 原本+4枚 | 原本+5枚 | 原本+5枚 | 原本+5枚 |
複写枚数でおすすめのドットプリンター
NEC-PR-D700JE(157,832円)
あらゆる用紙の印刷が可能
本製品は水平型のカラーにも対応したドットインパクトプリンターです。マルチウェイローディング方式の採用により、複数の給紙方式に対応しています。例えばフロントトラクタフィーダとリアトラクタフィーダを併せて使用すれば、2種類の連続紙を同時にセットすることもできますよ。また、用紙の給紙ルートをパソコンで切り替えも可能です。
複写用紙は9枚まで対応しています。宅配伝票やマニフェスト伝票などの複写用紙をはじめ、封筒やはがき、ラベルなどあらゆる用紙に対応しているため、オフィスで使用する場合におすすめです。印刷後は、用紙の切り離し位置まで自動で紙送りしたり、用紙の厚さに応じて自動調整するなど使い勝手も優れていますよ。
エプソン-VP-4300(140,360円)
紙厚自動調整機能付き
標準モードで1秒当たり110文字の印字が可能な高性能ドットインパクトプリンターです。またオプションで給紙補助フィーダーをセットできます。このオプションは、単票がやや斜めにセットされても、正しい位置に補正してくれる機能を搭載していて便利ですよ。
8枚綴りまでの連続複写紙や単票複写紙に対応しており、またカラー印刷にも対応しています。そのため、経理や財務帳簿等の8色処理を行いたい方に向いています。8枚もの用紙を綺麗に印刷するための紙厚自動調整機能により、使用する用紙の厚さに応じて自動的に紙厚を調整しつつ印字してくれるので、クリアな印刷が可能ですよ。
エプソン-VP-43KSM(175,170円)
カンタンセット機能搭載
本製品は高性能なドットインパクトプリンターです。漢字高速モードでは1秒当たり220文字を印字することができます。またコピー能力が高く、各種請求書や納品書など最大で8枚綴りまでの複写紙に対応していますよ。
給紙補助フィーダーが標準で付いており、単票を多少斜めにセットしても、自動で補正してくれるカンタンセット機能を搭載しております。そのため、忙しくてきっちり印刷位置を合わせていられない方、またはきっちり合わせるのが苦手な方にも向いています。さらに、印刷可能位置の範囲内なら自由にセットできるので、用紙ガイドに合わせる手間も省けますよ。
OKIデータ-ML8480SU3-R(170,363円)
楽々セット機能付き
本製品は8枚綴りまでの連続複写や単票複写紙に対応しているドットインパクトプリンターです。カラーにも対応しているため、経理や財務などの帳簿の8色処理も可能です。印字の際は、用紙の厚さを検知し、微妙な印字圧を自動調整してくれるオートギャップ機能を搭載しており、綺麗に印字できますよ。
単票をセットしやすくする楽々セット機能の搭載により、用紙をまっすぐに給紙します。そのため、窓口などですぐに印字したい場合や急ぎの印字が必要な場面が多いオフィスなどに向いています。まっすぐ調整できる秘密は、搭載された7つのセンサー。用紙の傾き具合を検知し、適切な位置に補正してくれます。
複写枚数でおすすめのドットプリンターの比較表
商品画像 | ||||
---|---|---|---|---|
ブランド | NEC | エプソン | エプソン | OKIデータ |
商品名 | PR-D700JE | VP-4300 | VP-43KSM | ML8480SU3-R |
価格 | 157,832円 | 140,360円 | 175,170円 | 170,363円 |
特徴 | あらゆる用紙の印刷が可能 | 紙厚自動調整機能付き | カンタンセット機能搭載 | 楽々セット機能付き |
サイズ | 幅60×奥行32×高さ29.7cm | 幅66×奥行44.1×高さ27.6cm | 幅66×奥行52×高さ27.6cm | 幅59.8×奥行38.7×高さ23.5cm |
複写枚数 | 原本+8枚 | 原本+7枚 | 原本+7枚 | 原本+7枚 |
印字スピードでおすすめのドットプリンター
エプソン-VP-1900N2A(80,700円)
高速大容量転送が可能
ネットワーク標準モデルにより、高速大容量転送が可能です。またプリンター管理機能も付いており、エラーが発生すると、パソコンのモニター上に適切な対処方法をイラスト付きで分かりやすく表示。これにより、トラブルが発生してもスムーズに対処が可能です。
スーパーマルチウェイローディング機能を搭載しており、複数の種類の用紙を交換せずに印字が可能です。そのため、オフィスなどで伝票や請求書等、何種類もの用紙を印字する場合に向いています。複写用紙は6枚綴りまで対応可能ですよ。
OKIデータ-MICROLINE 6300FB2(113,819円)
コンパクトでハイスピード
本製品は用紙を水平に給紙する水平インサータ方式で、印字トラブルが少なく安定しています。またハイスピードなので快適に使えます。パソコンとの接続はネットワーク&USBに対応し、置き場所の移動も簡単ですよ。
コンパクトサイズながら印字桁数は106桁まで可能です。また場所もとらず高速印字も可能なため、窓口業務などに従事する方に向いています。複写枚数は最大6枚綴りまで可能で、パワフルな印字ができますよ。
エプソン-VP-4300N2A(154,611円)
ネットワーク対応
本製品は水平型のドットインパクトプリンターです。複写用紙は最大8枚まで対応していますが、曲げずに印字と紙送りができる水平ローディング方式を採用しているため、用紙の給排紙もスムーズにできます。またカラー印字にも対応しているため、経理や財務分野での8色処理も可能ですよ。
漢字高速モードにて1秒当たり220字の高速印刷を実現しています。そして紙送りスピードも高速化しており、大量の複写伝票などをスピーディに処理できます。そのため、多くの伝票や請求書などを処理する経理事務を行う方に向いていますよ。またネットワークに標準対応しているので、高速大容量転送が可能です。
エプソン-VP5200(228,620円)
スーパーマルチウェイローディングを採用
本製品は複写枚数8枚綴りまでの印刷に対応しています。そして自動紙厚調整機能を搭載しているため、用紙の厚さに応じて自動的に調整します。また別途オプションを購入すれば、ネットワークによるプリンタ管理機能を利用でき、トラブル発生時にもスムーズな処理ができますよ。
単票紙はトップとフロントから、連続帳票はフロントとリアから給紙できるスーパーマルチウェイローディング機能を搭載しています。そのため、複数の伝票や連続帳票等を取り扱うことが多い方に向いています。また漢字高速モードにて1秒当たり240字の高速印字を可能にし、業務効率をアップできますよ。
印字スピードでおすすめのドットプリンターの比較表
商品画像 | ||||
---|---|---|---|---|
ブランド | エプソン | OKIデータ | エプソン | エプソン |
商品名 | VP-1900N2A | MICROLINE 6300FB2 | VP-4300N2A | VP5200 |
価格 | 80,700円 | 113,819円 | 154,611円 | 228,620円 |
特徴 | 高速大容量転送が可能 | コンパクトでハイスピード | ネットワーク対応 | スーパーマルチウェイローディングを採用 |
サイズ | 幅63.9×奥行40.2×高さ21.9cm | 幅42.5×奥行30.2×高さ21cm | 幅63×奥行44.1×高さ27.6cm | 幅62.4×奥行30×高さ32.5cm |
複写枚数 | 原本+5枚 | 原本+5枚 | 原本+7枚 | 原本+7枚 |
まとめ
水平型で複写可能枚数が多いドットプリンターがおすすめ
複写用紙を印刷するにあたりおすすめしたいドットプリンターは、水平型で複写枚数も多いタイプです。窓口などのスペースを取れない場合は別として、印刷をまっすぐ綺麗に行うためには、安定走行する水平型の方が良いでしょう。また複写枚数について、特に8色処理が必要な財務帳簿などに関して印刷する場合は、最低でも8枚綴り以上であることが求められます。今回はドットプリンターについて、おすすめのランキングなどを紹介しながら詳しく解説してきました。ぜひあなたに合ったお気に入りのドットプリンターを見つけてみてくださいね。
ドットプリンターに関するQ&A
ドットプリンターの設定は難しい?
ドットプリンターの設定は家庭用のプリンターよりもやや難しい程度で、慣れれば簡単です。コントロールパネルの「デバイスとプリンター」から設定を変えられます。家庭用インクジェットプリンターよりも詳細に用紙の設定やポートの設定が可能です。最初にプリンタドライバーをインストールする際は、管理者権限が必要になる点だけ注意しましょう。
ドットプリンターは連続用紙を使える?
連続用紙や連続帳票用紙はドットプリンターが特に得意とする用紙なので使えます。連続用紙の使い方は簡単で、用紙の縁にある穴をドットプリンターに引っ掛けてセット、あとは自動で紙送りするだけ。連続用紙の印刷が高速にできるので、連続用紙に印刷したい方はドットプリンターがおすすめです。
ドットプリンターでマニフェストの印刷はできる?
ドットプリンターはマニフェストの印刷にも最適です。マニフェストは産業廃棄物を処理する際に用いる用紙のことで、単票のものも連続用紙のものもあります。マニフェストの位置合わせが不要な機種などもあるので、よく使うマニフェストの形式に合わせてドットプリンターの機種を選ぶと良いでしょう。