小さな赤ちゃんが鼻をぐずぐずしていると、なんだかかわいそうになるもの。そのぐずぐずをなんとかしてあげたくてもできなくて、もどかしくなってしまうこともありますよね。そんなときには鼻吸い器がおすすめ。鼻吸い器を使うと赤ちゃんの鼻水がすっきりととれて、呼吸がしやすくなります。今回は、鼻吸い器の必要性や種類と選び方を解説。そしておすすめのメーカーの中からおすすめの商品をご紹介します。赤ちゃんの鼻水をとって気持ちよくしてあげたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
鼻吸い器の必要性
鼻を吸う力の弱い2歳頃までの赤ちゃんに必要
鼻吸い器は、新生児から使えて使い方も簡単な優秀アイテムです。2歳頃まではまだ鼻水を吸ったり出したりする力が強いので、たくさん鼻水が出ているときは鼻吸い器が必要になることもあります。大人が鼻吸い器で助けてあげることで、すっきりと鼻水を排出することができますよ。
中耳炎になりにくくなる効果も
小さな赤ちゃんは鼻と耳の距離が近いため、鼻水が耳に溜まりやすくなっています。鼻水が耳に溜まると中耳炎になる可能性があるため、鼻吸い器で鼻水を吸い取ってあげることが効果的です。病院で鼻吸いをすることも可能ですが、自宅に鼻吸い器があれば、すぐに溜まってしまう鼻水をこまめに吸引することができますよ。
鼻吸い器の種類・使い方
手動タイプ
吸引力を調整しながら使える
手動タイプは、赤ちゃんの鼻にチューブを入れ、チューブの先で大人が口から息を吸い込むことで赤ちゃんの鼻水を吸い取る仕組み。吸引力を自由にコントロールしたいなら手動タイプがおすすめです。小さめで持ち運びに便利なお手軽タイプです。
電動タイプがハンディタイプでも約3,000~5,000円するのに比べ、手動の場合は1,000円以内で買えるものが多くリーズナブル。ただ、口から吸いこむため風邪がうつるリスクがあります。管の内部にフィルターが付いているなど鼻水が大人の口に入らないものもあるので、活用することで二次感染が防げます。
電動据え置きタイプ
強い吸引力でコツがいらない
電動据え置きタイプは、病院にあるのと同じような、電動で大きめの本体が付いた鼻吸い器。コンセントに差し込んで使うので電池は必要ありません。鼻にチューブを差し込み、スイッチを入れるだけで使える簡単な操作性も人気の秘密です。
強い吸引力で鼻水を吸い取りたいなら電動タイプがおすすめです。手動タイプだと息を吸う力の入れ具合が難しく、強く吸うと鼻を傷めてしまいそうであまり強く吸えないことも。しかし、電動タイプなら一定の強さでしっかりと吸い取ってくれるので、吸う強さを気にせず簡単に使えます。
電動ハンディタイプ
手軽で持ち運びに便利
電動の鼻吸い器には、電動ハンディタイプもあります。本体がコンパクトで持ち運びやすいのが特徴です。手動タイプと比べると吸引力があり、価格は電動据え置きタイプに比べてリーズナブル。まさに鼻吸い器のいいとこ取りのタイプと言えるでしょう。
コードレスでコードが気にならないのも魅力のひとつ。しかし電動ハンディタイプの場合は、電池の残量もチェックする必要があります。電池式の他にUSBで充電できるものもあるので、自分の使いやすいタイプかどうか確認しておきましょう。
鼻吸い器の選び方
赤ちゃんの成長に合わせて選ぶ
新生児には手動タイプがおすすめ
まだ体の成長が発達段階な新生児の場合は、鼻の粘膜を傷つけてしまったり鼓膜が破れてしまうこともあるので、あまり強く吸い過ぎるのはよくありません。また、電動タイプでは本体から出る音や振動を怖がってしまうこともあるので、手動タイプがおすすめです。コンセントをつなぐ手間なく、思い立ったらすぐに使えることも大きな魅力です。
幼児期からは電動タイプがおすすめ
赤ちゃんが1歳を超えたら電動タイプを使い始めましょう。しっかりとした吸引力で鼻水を吸い込んでくれるので、鼻の内部がすっきりとします。電動タイプなら、大人が口で吸う必要がある手動タイプと異なり、赤ちゃんの風邪が大人にうつってしまう心配もありません。鼻水がネバネバしてしまうと電動式でも吸い取りにくくなるので、鼻水が流れやすくなるお風呂の後などに使うのがコツです。
ノズルのサイズで選ぶ
赤ちゃんの鼻の穴の大きさに合った形状のものを
鼻吸い器のノズルには様々な形状があります。ノズルの形状や大きさが合っていないと、隙間があいてしまいうまく吸えないことも。また、鼻の奥に入り過ぎて痛みを感じることもあります。逆に、ノズルが大きすぎても鼻が圧迫されて、赤ちゃんが鼻吸いタイムを嫌がってしまいます。様々な鼻の形にフィットする形状のものも販売されているので、活用してみるのも良いでしょう。
月齢に合わせて使える2サイズのノズル付きがおすすめ
鼻吸い器のノズルのサイズは様々で、別売りされていることもあります。生まれたばかりの赤ちゃんには、新生児の小鼻のサイズにフィットするような小さめのノズルがベスト。新生児期から長く使いたいなら、大小両方のサイズのノズルが揃ったものがおすすめです。付属のものが月齢に合わない場合は、別売りの大きさの合ったノズルを同時購入しておきましょう。
使った後のお手入れのしやすさで選ぶ
丸洗いや煮沸消毒できるものなら清潔に使える
ウイルスのある鼻水を吸った鼻吸い器は、使用後はきちんと洗う必要があります。使ったあとに丸洗いや煮沸消毒ができるものは衛生的です。鼻水は、きちんと洗ったと思ってもパイプ内部に残りやすいもの。パイプの中まで丸洗いできる鼻吸い器を選べば、何度でも繰り返し使用できるでしょう。チューブ部分に鼻水が溜まらない構造になったものも、手入れが簡単なのでおすすめです。
パーツの少ないものなら手間いらず
鼻吸い器を選ぶときは、なるべくパーツの少ないものを選びましょう。こまごましたパーツがたくさんあると、取り付けるだけでも大変なのに使用後に全部取り外さなくてはならなくなります。さらに、パーツごとに洗うことも大きな負担になります。パーツの少ないものなら手入れが簡単なだけでなく、取り付け方を思い出す必要なくさっと取り出して使えますね。
鼻吸い器のおすすめブランド・メーカー
ベビースマイル
赤ちゃんとママが笑顔で過ごせる鼻吸い器を提供
ベビースマイルでは、電動タイプの鼻吸い器を2種取り揃えています。病院で行う鼻吸いを自宅でも行えるように作られただけあって、使いやすさが魅力。据え置きタイプの「メルシーポット S-503」は新米ママでも使いやすい操作性が人気です。
コンビ(Combi)
あらゆるベビー用品を提供する定番メーカー
コンビは、ベビー用品では有名なメーカーですが、鼻吸い器は比較的新しく発売されたアイテムです。電動タイプで2種販売されており、どちらもベビースマイルのものに比べて音が静かなのが特徴。大きな音が苦手な赤ちゃんにおすすめです。
ピジョン(Pigeon)
お手入れがとびきり簡単な鼻吸い器を提供
ピジョンもベビーグッズで有名なメーカーですが、鼻吸い器ではお手入れの簡単な電動鼻吸い器を用意しています。ピジョンの電動鼻吸い器はパイプの内部に鼻水が溜まらないので、お手入れが楽。ママの育児の負担を軽減してくれます。
エジソン
吸引力が調整できるの鼻吸い器を販売
エジソンから発売されている鼻吸い器は、静音設計なことと吸引力が調節できることが魅力。赤ちゃんに負担をかけずに鼻吸いが行えます。コンビの電動据え置きタイプと同じくらい静かなので、音を怖がる赤ちゃんに向いています。
おすすめ&人気の鼻吸い器ランキング
電動据え置きタイプでおすすめの鼻吸い器
ベビースマイル-メルシーポットS-503(電動鼻水吸引器)(12,100円)
パーツが少なくて洗いやすさ抜群
ベビースマイルのメルシーポットは、口コミでも人気の高い注目のアイテムです。耳鼻科の機械と同じくらいの強い吸引力があり、手入れが楽なところが人気の秘密。パーツが少なく、全て取り外して丸洗いできるので、次に風邪をひいたときにも衛生的に使えます。
付属のイラスト付きの説明書は大変分かりやすく、初めて使う方でも簡単。鼻にチューブの先を押し当てて、スイッチを入れるだけの簡単な操作で使えるので、初めて鼻吸い器を使う方にもおすすめです。風邪をこじらせて病院に行く前に、自宅ですっきりできますね。
コンビ-電動鼻吸い器 S-80(12,100円)
静音設計で赤ちゃんの機嫌を損なわずに使える
コンビの電動鼻吸い器では、赤ちゃんが快適に使えます。メルシーポットと違いスイッチを入れても大きな音がしないので、赤ちゃんが音を聞くだけで怖がってしまうことはありません。2種のノズルで赤ちゃんの鼻にぴったりとはまり、しっかりと鼻水を吸い取ります。
風邪をひきやすく、病院に行ってもすぐに鼻水をぶり返してしまう方におすすめ。自宅で病院と同じように鼻水をケアできるので重宝します。吸引力が調節できるので、鼻水が少ないときには弱めで鼻をいたわり、多いときには強めでしっかりと吸うことができます。
ピジョン-電動鼻吸い器(12,650円)
子供の成長に合わせて長く使える
ピジョンの電動鼻吸い器は、長く使えるところが魅力。新生児から使えるものと19ヵ月頃から使える2種のノズルが、赤ちゃんの鼻の大きさにフィットし、長く使えます。ノズルはクッション構造になっていて、鼻を傷めないところも魅力です。
持ち運びやすい鼻吸い器は、帰省時や旅行時など、外出時に使いたい方におすすめ。コンパクトな本体は、収納ケース付きなので持ち運びやすくなっています。チューブ内に鼻水が溜まらない構造になっているので、外出時に洗うときにも苦になりません。
新鋭工業-スマイルキュート KS-501(13,200円)
お手入れ楽々で使い勝手が抜群
お手入れが簡単な鼻吸い器です。吸引キットに鼻水がたまるので、チューブは軽く水洗いするだけで済ませることができます。また、持ち運びやすい取っ手付きなので、移動の際の持ち運びが簡単です。
スマイルキュートは、医療機器で実績のあるパイプを使ってパワフルな吸引ができるのに、音が静かなところも魅力。上の子が横で寝ていて起こしたくない場合にも、静かに鼻を快適にしてくれます。鼻水吸引のためだけに病院に行っていた方は、もう行く必要がなくなりますね。
TRアンドK-電動鼻水吸引器 ELENOA エレノア(17,112円)
厚生労働省に認められた電動鼻吸い器
強い吸引力で鼻水を吸い取る鼻吸い器です。鼻吸い器ではトップクラスの吸引力を持ち、メーターには吸引力が表示されるので、強さの度合いがパッと見てすぐに分かります。鼻水だけでなく痰の吸引まででき、圧力はノズルで簡単に調節可能です。
専用のキャリングバック付きのエレノアは、持ち運びにも便利です。重量は930gと軽いだけでなく、サイズはメルシーポットが高さ16cmなのに対して高さが9cmなので、コンパクト。かさばりがちなママバックにもすっぽり入ります。
電動ハンディタイプでおすすめの鼻吸い器
ベビースマイル-S-303(3,848円)
外出時に便利なコンパクトでコードレスの鼻吸い器
コンパクトで持ち運びに便利。コードタイプではなく電池式なので、外出先でもコンセントを探す必要はありません。毎回平均5秒使っても約1000回使用できるので、電池がなくなることはそれほど気にしなくて良いでしょう。
電動据え置きタイプのメルシーポットほどの吸引力はないものの、軽くて持ち運びやすいところが魅力。メルシーポットが800gなのに対し、S-303は196gなので女性でも軽く持ち運べます。チューブが付いていないので、外出時でも角度を自由に変えながら手軽に吸引できますね。
エジソン-電動鼻水吸引器 おもいやり ハンディ NA-6(5,980円)
成人まで長く使える鼻吸い器
安全性の高さが特徴の鼻吸い器です。ノズルは透明で吸い取った鼻水が見えやすいだけでなく、先端が15mmと鼻の奥にまで入り過ぎないような長さに調節されています。赤ちゃんの鼻にノズルが入り過ぎて鼻を傷めてしまうことを防げますね。
家族全員で使いたい方におすすめです。成人まで使えるノズルが用意されており、赤ちゃんから大人まで一緒に使うことができます。電池の持ち時間も約11.5時間と長く、家族全員の鼻水を吸い取ることができます。
Aidee-バリキュー(BalliQ)(2,980円)
ころんと丸いフォルムが可愛い鼻吸い器
ママにうれしい工夫がたくさん見られる鼻吸い器です。一見鼻吸い器のように見えない丸っこいデザインは、いつでも持ち歩きたくなる可愛さ。口で吸わない電動タイプなので、ママに風邪がうつる心配もありません。
吸引力は電動据え置きタイプと比べると弱いものの、手入れが簡単で手軽に使えることは大きな魅力。パーツが取り外せて丸洗い、煮沸消毒ができるので手入れが楽です。新生児から使える手軽な鼻吸い器を探している方におすすめです。
AngeSmile(アンジュスマイル)-電動鼻水吸引器 ハナクリア(2,790円)
やさしい使い心地の鼻吸い器で家族全員快適に
手軽に使えるハンディタイプの鼻吸い器です。コードがなく電池式なので、コンセントを探す手間なくさっと取り出して使えます。スイッチを押すだけの簡単な使い方なので、鼻吸い初心者でも簡単に使いこなせます。
やさしい吸引力で鼻を傷めないことも特徴です。鼻水が1回でするっと取れるほどの吸引力はありませんが、溜まっていた鼻水を鼻の出口近くまで持ってくるのには十分。ママが拭き取ってあげるか、少し大きくなって鼻の力が付いてきた子供なら、そこから鼻水を外に出すことができますね。
コンビ-電動鼻吸い器 c-62(5,500円)
静音設計で赤ちゃんのストレスを軽減
静かにしなければならないシーンで使うのに最適です。皆が寝静まった夜に使っても、静穏設計なので使い終わったらそのまま眠りにつくことができます。また、大きな音を嫌がる赤ちゃんにも負担なく使えます。
電動据え置きタイプと比べると、どうしても吸引力が弱くなってしまうのがハンディタイプの悩み。しかし、手動タイプとは違い一定の吸引力をキープできるので、しっかりと鼻水を吸い取ることができます。吸う力の強弱が付かないので、赤ちゃんも安心して身を任せられるでしょう。
手動タイプでおすすめの鼻吸い器
エジソン-エジソンのすっきり「鼻水吸引器」S(4,630円)
電動と手動の切り替えができて便利
電動と手動の両方が使えるところが魅力です。本体とパーツを付け替えるだけで簡単に切り替えることができます。また、電動ではやさしい吸引と強めの吸引が選べるので、新生児には弱め、成長したら強めといった使い方ができます。
電池ではなくUSBで充電できるところもポイント。フル充電しておけば、毎回平均5秒使ったとしても約800回使えるので電池切れを気にする必要はありません。電池ではなくUSBで充電しながら、経済的に使いたい方におすすめです。
ブルークロス-鼻水吸引器 ワンハンドアスピレーター(4,840円)
電源も電池もいらないどこでも使える鼻吸い器
いつでもどこでも使える鼻吸い器です。その理由は電源も電池もいらないから。電源がいらないから停電時でも使え、電池がいらないから電池切れで使えないこともありません。電池のいらない手動タイプのメリットを最大限に生かした商品といえるでしょう。
手動タイプのデメリットは、口で吸うため風邪がうつりやすいこと。しかし、ワンハンドアスピレーターは口で吸わずにポンプを押すことで鼻水を吸引するので感染の心配はありません。片手で操作できるので、赤ちゃんを抱っこしたままでも無理なく使えます。
ノーズフリダ(Nose Frida)-フィルター付き鼻吸い本体 NF-001(1,760円)
フィルター付きで風邪がうつらない画期的な鼻吸い器
スウェーデン発の機能的な鼻吸い器です。手動タイプは二次感染が心配ですが、フィルター付きで鼻水がチューブを通らないので、安心して使用できます。フィルターは使い捨てなので、清潔に使うことができます。
今までの手動鼻吸い器では、チューブの内部が洗いにくかったのが難点でした。しかしNF-001は、約37.5cmの長いチューブで内部に鼻水が入りにくいフィルター付きなので、清潔に使い続けることができます。今までのタイプではお手入れが大変だった方におすすめです。
丹平製薬-ママ鼻水トッテ ベビー用(836円)
リーズナブルな価格設定が魅力のロングセラー商品
リーズナブルな価格で安心して使える鼻吸い器です。吸い取り用と吸い込み用の2つのチューブが付いているので、鼻水が逆流せずにママへの感染も防げます。自由に吸引力をコントロールできるので、新生児でも安心して使うことができます。
パーツは細かく取り外せて丸洗い可能。全て消毒可能で清潔に使い続けられます。シンプルな手動式で、赤ちゃんを包み込むように肌に触れながらスキンシップを楽しめます。赤ちゃんの表情を見ながら、負担がかからないように吸引してあげたい方におすすめです。
まとめ
一定の吸引力で簡単に吸える電動タイプの鼻吸い器がおすすめ
鼻吸い器には様々な種類がありますが、一番のおすすめは電動タイプです。電動タイプなら一定の吸引力を保ちながらコツもいらずに簡単に使えて便利。さらに静音設計なら、赤ちゃんも心地よく使えるでしょう。使い終わったあとは赤ちゃんの鼻がすっきりして機嫌が良くなるはず。今回は、使いやすい鼻吸い器について解説しながら、おすすめの商品を詳しく紹介しました。赤ちゃんが楽になり、育児がとびきり楽になる鼻吸い器を探しているなら、ぜひ使ってみてくださいね。