楽しい思い出ができるアウトドアシーン。静かで幻想的な景色が観られる夜も、貴重な場面の1つです。例えば天体観測など、夜の過ごし方を計画してキャンプに出かけることもあるでしょう。そんな場面だからこそ、苦い思い出を残さないために、装備を整えていくことが大切です。夜間を暖かく過ごせる暖房グッズや防寒着に、念を入れる人は少なくありません。それに加えて寝具である「寝袋・シュラフ」にも、気を遣いたいところです。しかし、寝袋には使い方に合わせた素材や種類、温度設定があります。特に初めて買う方は選びにくく、基本の温度設定から戸惑うかもしれません。暑すぎたり寒すぎたりするのを避けたい。良い物が欲しいけど失敗したくない。そういった思いがありませんか。そこで今回は、寝袋を深く掘り下げて解説します。是非とも選び方の参考にして下さい。
寝袋・シュラフとは?
キャンプや登山などのアウトドアで使う寝具
寝袋はキャンプや登山などのアウトドアで使う、保温性を求めた寝具です。登山がマイナースポーツだった頃は専門性があり、夏場に不便なことも多い登山用品でした。しかし、今日ではオールシーズンで使い分けられる、便利なアイテムに変貌しています。また、日常で使えるモデルが選べるのも特徴です。アウトドアの雰囲気を高めるファッション性も、どんどん向上しています。
災害時に使う防災用としても
近年、災害のニュースが増えたこともあり、防災時の寝具としても寝袋は注目されています。前述した通り日常で使えるモデルがあり、基本的に暖かく保温性が高い寝具です。そのため、住宅地などがある平地なら、タフな環境でも十分に活躍できます。また、軽量で持ち運べるサイズになる点も、防災用として便利な特徴です。
寝袋・シュラフの種類
封筒型
布団に近い形なのでキャンプ初心者におすすめ
封筒型は長方形になっている、布団のような寝袋です。メーカーによっては封筒形とも表されます。また、レクタングラー型と書く場合があり、これも国外メーカー製の一般的な呼称です。国外メーカー製の寝袋は、上級山岳まで想定した性能が選べ、世界基準の温度設定も魅力です。一方で独自表記が多い日本製と、性能の見方が違うこともあります。また、通販の場合は写真と同じ物が届くか不安、という考えもあるでしょう。レクタングラー型という名称を頭の片隅に置いておくと、形を選びやすくなります。
封筒型の寝袋は、初心者にも優しい構造なっています。ファスナーの開け閉めが楽で、温度調整をスムーズに行えるモデルが豊富です。また、手足などが自由になる寝袋も揃っています。ファスナーで連結できるタイプは幅広く使えて、ファミリー層に選びやすいのも特徴でしょう。汎用性重視が多く、色々な層に適応がある種類です。
マミー型
身体への密着度が高いので保温性が保てる
マミー型は伝統的な寝袋で、名前の通りミイラのような形です。保温力と高い性能を求めたモデルが、封筒型よりも多く揃っています。そのため、厳冬期の上級山岳に対応できるような、上位モデルが豊富です。高度な素材を使ったモデルがあり、値段設定は封筒型より高めと言えるでしょう。
マミー型は封筒型よりも密着性が高く、ファスナーの開け閉めなどには少しだけ慣れが必要です。しかし、近年では内側から操作できるタイプや、手が自由になるマミー型も増えています。そのため、操作性を心配する必要は余りないでしょう。平面に近い封筒型と違い、保温力重視の三次元立体構造が特徴です。初春や晩秋、冬季でも、寝袋から出られないほどの暖かいモデルを選べます。
寝袋・シュラフの選び方
サイズ感で選ぶ
ソロキャンプやツーリングには軽くて収納がコンパクトになるものが便利
寝袋のサイズはロング、レギュラー、キッズ用の3種に分かれます。ロングは身長183㎝以上。レギュラーは183㎝まで。キッズ用は149㎝以下に適応していると考えていいでしょう。子供の身長が150㎝を超した場合は、レギュラーサイズの寝袋を選ぶのがおすすめです。
ソロキャンプやツーリングは、荷物の積載量が格段に少なくなります。そのため、それぞれのアイテムはコンパクトで、なるべく軽い方が有利です。重心で運動性が変わりやすいバイクや自転車は、この2点が特に重要と言えるでしょう。寝袋はサイズが小さいほど、基本的に軽く小さくなります。身長に合わせて長さを決めると、自分でも軽量化やコンパクト化が可能です。
小さな子どもがいるならダブルサイズや連結できるタイプがおすすめ
子供が1人で寝る場合、寝袋はキッズ用のシングルを用意するといいでしょう。一方で、キャンプは家族にとって、スキンシップが取れる大事なシーンでもあります。小さな子供がいる場合は家族で使える連結タイプか、幅が150㎝以上あるダブルサイズの寝袋にも、大きなメリットがあるでしょう。広々と使えるモデルが多く、連結できるタイプが選べるのは封筒型の特徴です。それらを中心にして寝袋を選び、サイズ感を決めるといいでしょう。
中綿の特性で選ぶ
ダウンは軽くて肌触りがよい
ダウンは軽くて空気を含むため、非常に温かで肌触りが良い素材です。また、軽くてコンパクトな特徴も、寝袋の素材としてメリットになっています。一方で水には弱く、洗濯機を使えるかはタグを確認する必要があるでしょう。手入れとしては使用後、風通しの良い場所で1日干して、フカフカの状態で収納するのがおすすめです。
ダウンにはFP(フィルパワー)という目安が設定されています。500FP未満は低品質とされるダウンです。寝袋には主に、500から700FPの高品質なダウンが使用されています。エンドモデル以上になると、800+FPの超高品質ダウンも見られます。FPの良し悪しと量は値段に直結しており、品質が高く量が多いと高額になっていくのが通例です。
化繊はお手頃価格で洗濯も可能
中綿が化学繊維の場合、ほとんどの寝袋は手洗い、もしくは洗濯機での丸洗いが可能になります。寝袋は中が蒸れやすく、臭いが残りやすい寝具です。そのため、内外が水に強く、メンテナンスが簡単な化繊素材には、大きなメリットがあると言えます。また、価格帯が低くなるのも化繊の特徴でしょう。厳冬期や高い標高などで使わない場合は、化繊の寝袋を中心に選ぶのも、コストを抑える方法になります。
季節別に選ぶ
「快適使用温度+5度」を目安に使用場所の気温を考慮する
寝袋には快適使用温度が設定されているモデルがあります。この温度設定は、ここまでなら快適に眠れるという数値です。日本製は統一基準がなく、数値はメーカーが性別などを元に、独自算出しています。そのため、厳密とは言えませんが、基本+5度を目安にすると、男女とも「3シーズン用」が平地で快適になるでしょう。また、汎用的に使える寝袋を選べます。
「夏用」で低標高が中心なら、+8から+25度もおすすめです。薄くてコスパが良くなります。性能が命に係わる「冬用」は、マイナス域の快適使用温度がおすすめです。また、安全を重視し、限界使用温度を目安にする方がいいでしょう。
冬用は「限界使用温度」も要チェック
限界使用温度はインナーシュラフや厚着など、プラスアルファの道具を用いることで寝袋を使える温度です。行く場所の季節や標高から夜間の温度を割り出すと、限界使用温度を決めやすくなるでしょう。標高が100m高くなると、温度は0.6度下がります。つまり、1,000mの山に登ると平地よりも気温が6度低くなる、ということです。数値を元に目安を出すとするなら、国内の平地では-5度が「冬用」の基準と言えるしょう。さらに標高を見て限界使用温度を低く見積もれば、冬季アウトドアの安全に繋がります。
寝袋・シュラフのおすすめブランド・メーカー
LOGOS(ロゴス)
おしゃれな取り揃えで多角的な使い方ができる
ロゴスは全国的に店舗を展開する、アウトドアの総合ブランドです。キャンプシーンに映える、おしゃれなデザインの寝袋が選べます。また、他の用途にも使える多角的な面も、ロゴス製寝袋の魅力と言えるでしょう。
mont-bell(モンベル)
扱いやすさや軽さに定評がある寝袋を扱う
モンベルは主要都市に店舗を展開しており、名前を目にしたことがあるかもしれません。高品質なダウンジャケットは軽く、コンパクトになることでも定評があります。ダウンの寝袋も同様に扱いやすくて軽く、コンパクトになるのが特徴です。
NANGA(ナンガ)
日本製で寝袋に明確なランク分けがある
ナンガは本格的な寝袋を選べる日本のメーカーです。総合ブランドでは余り見られない明確なランク分けがあり、商品説明や名前にグレードが記載されています。性能面も明確であり、厳冬期に使えるハイエンドなども国産として選びやすいでしょう。
ISUKA(イスカ)
縫製と構造が優れており特にマミー型はおすすめ
イスカは日本のメーカーで、縫製と構造に長けているのが特徴です。2つの技術は登山具メーカーの中でも非常に優れていると言え、寝袋の耐久度と保温性を向上するのに生かされています。そのため、縫製と構造が重要なマミー型寝袋は、イスカ製の中でも非常におすすめと言えるしょう。
Coleman(コールマン)
レトロな雰囲気と機能が両立したデザインが魅力
コールマンはアメリカのメーカーですが、日本のキャンパーにもお馴染みの名前になっています。レトロな雰囲気と機能が両立した、卓越したデザインが魅力です。寝袋も例に漏れず、独特な機能美を持ったモデルが選べます。
おすすめ&人気の寝袋・シュラフランキング
夏用でおすすめの寝袋・シュラフ
ロゴス-こたつ布団シュラフ12060 (9,790円)
機能性に加えておしゃれなデザインも魅力
長さ220㎝で幅が160㎝の、連結可能な寝袋です。洗濯機で丸洗いができます。国内なら大体の地域で、3シーズン利用できるモデルです。寒い地域なら晩春から初秋、暖かい地域なら初春から晩秋までを目安にするといいでしょう。
寝袋の中央にチャックがあり、取り外し式になっています。中央が空くとアウトドア用のテーブルに適した、こたつ布団になる仕組みです。取り外した部分は、クッションやひざ掛けとして利用できます。また、ロープなどを通せるハンガールーフがあり、機能性とデザインの両方が魅力です。キャンプに適したファミリー層向けの寝袋と言えるでしょう。
ベアーズロック-Thremokeeper (6,450円)
撥水性と保温力を保ちつつ洗濯機洗いができる
使用限界温度は-15度で、封筒型の寝袋になっています。ロングサイズに当たり、長さは230㎝です。シングルながら幅が広く、80㎝あるのも特徴でしょう。非常にゆったりした寝袋で、手足が動き寝返りも打てます。体格の大きな方にもサイズ感がおすすめです。
マカロニ状の中空化学繊維が2層になった寝袋で、保温力があり丸洗い可能です。簡単なメンテナンス方法や、複数を持てる価格は魅力でしょう。また、2枚を連結させた幅は320㎝にもなり、非常に広々と使える寝袋です。そのため、小さな子供がいるファミリー層にもおすすめと言えます。
ベアーズロック-ふわ暖 (7,350円)
手足を自由に出せ家では暖房費節約にもなる
使用限界温度-15度の寝袋で、中綿にマカロニ状の中空化学繊維を使っています。外生地にはグレードが高い、太めのポリエステルを採用。保温力が高く耐久性に優れています。内外が水気やカビに強く、洗うことも可能です。高性能で管理が簡単な、扱いやすい寝袋と言えるでしょう。
マミー型ですが一般的な同型より広く使えるタイプです。長さが210㎝あり、頭部の幅は80㎝に達します。4シーズン対応で、手を完全に出せるチャックが日常にも便利です。温度調節を簡単にする機能でもあり、汎用性も同時に高めています。家でも防寒具として使えるため、暖房費節約を狙えるでしょう。初心者にも優しいシングルモデルになっています。
キャプテンスタッグ-封筒形シュラフ プレーリー 600(2,830円)
980gで大人が寝られるサイズでは軽量なタイプ
使用温度目安が+15℃で、薄手に当たる封筒型の寝袋です。中綿のホローファイバーは空気を含む構造で、保温力と耐久度に期待ができます。600gほど使われていますが中綿の特性上、見かけよりも軽くできているのが特徴です。
連結できる寝袋で、展開時のサイズは長さ185㎝になります。幅は75㎝あって、日本人の体格なら使いやすい設定と言えるでしょう。収納すると外径が20㎝で高さは38㎝。大人が寝られるサイズで980gは、軽量かつコンパクトです。春から初秋にかけてのツーリングには非常におすすめでしょう。
シートゥーサミット-スパークSp2 (46,200円)
快適温度が女性優先のため性別を問わず安心
マミー型の寝袋で、183㎝以下の身長に対応したレギュラーサイズになります。構造と縫製の工夫で、体幹部の保温性を高めているのが特徴です。また、850+の超高品質グースダウンを300g使用し、非常に軽い全体重量490gも魅力でしょう。
快適設定温度というメーカーの基準があり、女性優先で+4度に設定されています。また、下限設定温度は、やや低めの-2度です。男女共に厚着などをすれば、平地ではオールシーズン使えるでしょう。軽さも含めて考えると、女性にも選びやすいシングルモデルと言えます。
冬用でおすすめの寝袋・シュラフ
ナンガ-オーロラライト900SPDX (148,500円)
厳冬期の上級山岳で使える快適使用温度-27度の寝袋
ナンガのフラグシップ(最上位)モデルで、マミー型の寝袋になります。フラグシップはメーカーの看板であり、作るに当たって一切の妥協を許していません。立体構造にチタンスパッタリング材を盛り込んでおり、860FPの超高品質ダウンが900g近く使われています。
長さは210㎝で幅が80㎝。対応身長は178㎝までのレギュラーサイズです。密着性を高めて軽量化を尽くした結果、肉厚でも総重量1.4㎏に収まっています。収納すると外径21㎝、長さ41㎝まで小さくなるのもメリットでしょう。快適使用温度は驚異の-27度で、厳冬期の上級山岳でも使える性能です。
コールマン-マミー型スリーピングバッグ寝袋 (7,910円)
最適温度が-17.8度で本格的な登山にもおすすめ
コールマンらしい独特のカラーリングは、言うまでもなく魅力です。メーカーの特性である機能の両立も、もちろん達成されています。温度調節がしやすい2WAYジッパー式の寝袋で、オールシーズン対応です。最適温度は-17.8で、寒い時期になるほど使いやすいでしょう。
マミー型で長さは208.3㎝、幅が81.3㎝です。アメリカのメーカーということもあり、日本人の体格なら余裕を持って使えます。ポリエステル採用で洗濯できるため、管理は簡単と言えるでしょう。冬季の利用を考えている方には、年中付き合える寝袋としておすすめです。
ホワイト シーク-シュラフ 耐寒温度-15℃ 封筒型 (4,280円)
ワイドサイズでは軽量でオールシーズン使える
使用限界温度が-15度の、オールシーズンに対応した寝袋です。快適使用温度は0度から10度に設定されています。温度調節がしやすい封筒型ということもあり、快適に使える期間が長いモデルです。季節に対して汎用性があるのは、封筒型にとって大きなメリットと言えます。
サイズはロングに当たり、長さが225㎝の幅は75㎝です。収納後は外径が27㎝で長さが37㎝になり、かなりコンパクトに縮小します。中綿にはホローファイバーを採用し、丸洗いが可能です。総合すると非常に汎用性が高く、人や環境を問わない使い方ができます。標高が低い場所用として、特に選びやすいモデルでしょう。
ハスキー-Anapurna シュラフ(16,800円)
登山家や軍隊が採用する冬季対応の本格派寝袋
ハスキーはドイツのメーカーで、欧州を中心に信頼を集めています。寝袋の温度設定が独自算出ではなく、世界基準のEN13537対応です。そのため、極寒地域を踏破する登山家や軍隊が寝袋を採用し、一定の評価も得ています。
快適温度は-12度で下限温度は-19度です。極限温度は-28度まで達しており、オールシーズンに対応しています。対応身長は190㎝までのロングなマミー型で、長さは220㎝、幅が85㎝です。化学繊維の寝袋であり、ダウン並みに暖かさですが洗濯機で洗えます。日本では晩秋から冬季を目安に使用するのがおすすめです。
メルモント-封筒形シュラフ (3,080円)
冬に使える連結可能なファミリー層向けの寝袋
メルモントが秋冬使用を推奨している寝袋で、快適温度は+8度から+25度、限界温度-12度の封筒形です。メーカーの特性を考慮すると、秋から冬にかけてのツーリングやキャンプ向けになるでしょう。快適温度は高めで、晩秋から冬の高い標高は、避けて使うのがおすすめです。
サイズは長さ217㎝で、幅が81㎝のロングタイプです。連結可能なファスナーがあり、繋げると280㎝の幅で使えます。中綿にはマカロニ状の化学繊維を採用。丸洗いが可能です。使いやすいシーンを加味して、ファミリー層が選べる冬用と言えます。やや重い2.2㎏ですが、収納するとリアに積みやすい形状です。そのため、ツアラーにもおすすめでしょう。
コンパクトでおすすめの寝袋・シュラフ
モンベル-ダウンハガー800 ハーフレングス #1 (31,697円)
超軽量657gの男女兼用で非常にコンパクト
軽量かつ迅速をコンセプトにしているモンベル製だけあり、収納袋を含む全体重量が657gになっています。封筒型の寝袋で、中綿には800FPの超高級ダウンを使用。快適睡眠温度域は-5度で、使用限界は-12度の設定です。
寝袋の上部(みぞおち付近から上)は、軽量化のため肉薄になっています。冬季に使用する場合は、上半身の防寒をしっかり行うといいでしょう。マミー型ですが伸縮性があり、密着感が嫌いな方は非常に選びやすくなっています。収納すると外径15㎝で長さ30㎝になり、ソロ登山やツアラーには非常におすすめサイズです。
イスカ-146821 ダウンプラス タトパニX (21,450円)
登山シーズンは低中級山岳で便利に使える性能
かまぼこ状の立体構造を持つ、マミー型の寝袋です。無駄なスペースを減らして適度に密着させることで、快適性と保温性を高めています。長さ208㎝で幅78㎝の寝袋ですが、収納時のサイズが外径15㎝、長さ30㎝です。全体重量774gも合わせて、携帯性は高いと言えるでしょう。
720+FPのダウンを中綿に用いており、素材はナイロン100%です。撥水機能があることもあって、メーカーの特性上、耐久度には信頼性があります。春から秋にかけて低中級山岳で使える性能があり、ランニングコストが秀逸です。競技登山など、部活動をする学生も選びやすいモデルでしょう。
ヒルストーン-寝袋 シュラフ 3.5シーズン (1,350円)
厚着でも寝られるなら軽量でコスパが相当に良い
封筒型の寝袋で、快適温度が若干高い+15度に設定されています。長さ220㎝のロングで高身長に対応し、幅は75㎝です。収納時は同クラスでもコンパクトと言え、外径が24㎝で長さ40㎝になります。
連結可能なセットで購入できるため、子供が多い家庭にはおすすめです。また、コンパクトさはツアラーにも有利でしょう。最低耐寒温度は-5度であり、厚着で寝ると春から秋の3シーズン対応で使えます。また、洗濯機での丸洗いが可能です。この使い方ができて1,350円は、非常に秀逸なコスパでしょう。価格帯重視の選び方にもおすすめです。
メルモント-丸ごと手洗い手洗いできるマミー形シュラフ (2,980円)
キャンプシーンなら晩秋までは使える性能
限界温度-4度、快適温度は+8度から+25度のマミー型寝袋です。3シーズン対応になっています。メーカーの特徴を考えると、キャンプやツーリングなら晩秋まで使いやすい寝袋です。また、夏から初秋にかけては登山にも使えます。
耐久性と使用感を高める機能が豊富で、ハンガールーフなどは干す際に重宝するでしょう。丸洗いできることもあり、現地でも家でもメンテナンスは簡単です。長さが230㎝で幅80㎝のロングですが、重さは1.35㎏と軽量になっています。収納袋に入れた後で更に小さくなるため、ソロでも非常に使いやすいモデルです。
まとめ
使う季節や環境に合う性能の寝袋・シュラフがおすすめ
使う季節や環境に合った性能にすると、寝袋で快適に眠ることができます。夏用でソロなら軽量かつ洗える、温度調整しやすい封筒型。冬場の登山なら、限界温度が低いダウンのマミー型。というように、使う場面を考えて寝袋を選ぶといいでしょう。