テーブルの上が本や書類で溢れていませんか?本は立てておくと倒れてしまうし、かといって寝かせておくと積み上がって散らかった印象に。そんなときにおすすめしたいのがブックエンドです。ただ本をすっきりと立てて収納できるだけでなく、本を取り出しやすくしまいやすくなります。今回は、ブックエンドの種類や選び方、おすすめ商品についてご紹介します。おしゃれなお気に入りのブックエンドを見つけたい方や、使い勝手の良いデスクを作りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ブックエンドとは?
立てて並べた本が倒れるのを防ぐ本立て
普通に立てて並べるとバタバタと倒れてしまう本を、倒れないように支えてくれるのがブックエンドです。素材は木製やステンレス製が主流で、影絵のようになって本を引き立てるものなど、デザインが豊富なのが特徴です。使うと本が倒れにくくなるので、わざわざ片方の手で端っこの本を押さえながら本を出し入れする必要もなくなります。
ブックエンドの種類
L字型
定番の形状で商品の種類が豊富
ブックエンドと聞いて真っ先にイメージするのが、L字型でしょう。L字の底辺部分に本を並べることで、本自体でブックエンドを支えながらL字の床と垂直な部分で本が倒れないように支える形状です。シンプルで邪魔にならず、本を何冊でも並べられることが魅力です。
T字型と違い、たくさんの本を並べてしまうと倒れてしまったり、床にずれ落ちてしまうことがあります。しかし、底に滑り止めの付いたものや重みのあるものなら安定して本を守ってくれます。また、圧倒的にデザインが豊富なので、たくさんの種類の中からお気に入りが見つかるでしょう。たくさんの本をシンプルに整理したい方に向いています。
T字型
安定感がありしっかり本を支える
T形をさかさまにしたような安定感のあるタイプです。本の壁となる立ち上がった部分よりも下の部分がはみ出して伸びているため、全体が傾かずに倒れにくいことが特徴です。動かしやすくぴったりと本を挟むことができるので、横すべりも防ぐことができます。
L字型と比べると少し場所はとりますが、軽量で安定感のあるものを探している方におすすめです。多少のことではぐらつかない抜群の安定感があるので、地震がおきても安心。L字型と同様、使わないときには重ねて収納できることもうれしいポイントです。
伸縮型
横幅を自由に変えることが出来る
本の収納スペースを伸縮できるタイプです。左右から押したり引いたりすることで自由にサイズを変えることができるので、そのときの本の量に合わせてすっきりと収納ができます。普段は縮めて小さなスペースでも使えるのに、たくさん本があるときは広げて収納できるので便利ですね。
伸縮式は、幅を変えるときにスムーズにできないものもあるので、なるべく伸縮時になめらかに動かせるものを選ぶとストレスなく使えます。置ける本の冊数に制限はあるものの、なんといっても本の数やサイズに合わせて自由にサイズを変えられるのが便利。どんどん増えていく雑誌や、子どもの教科書やプリント類を入れておくのに重宝しますね。
ブックエンドの使い方
散らかった本棚の整理整頓に
本棚があっても、中の本が溢れかえっていたり、横になった本が積み上がっていたりすることはあるもの。デスクの上に置いて使えるブックエンドを使い、本棚をすっきりと整頓することもできます。頻繁に使うものをブックエンドでデスク上に整頓し、あまり使う頻度が多くないものは本棚にしまっておくことで、部屋がすっきりするだけでなく本や書類が取り出しやすくなります。
食器やまな板が片付くキッチン収納に
様々な使い方ができるブックエンドは、キッチン収納にも使えます。案外収納スペースが少なく、置き場所に困ってしまうお皿やまな板をブックエンドを使って収納することで、おしゃれな見せる収納のできあがり。本のように平べったいまな板や大きめのお皿は、案外立てておきやすくキッチンが華やかになります。また、寝かせておくよりも使いたいものが取り出しやすくなり、実用性も抜群です。
着る人によって仕切りを設ける衣類収納に
ブックエンドの意外な使い方が、衣類収納です。たたんだ衣類を立てて縦に収納することで、すぐに着たいものが見つかりパッと取り出せます。また、仕切りのあるものなら、着る人によってスペースを分けて使うことも可能。たんすや引き出しの中で仕切りとして使うというアイデアもあります。仕切りとして使えば、綺麗に縦に収納しておいたのに、1つ取り出した途端にぐちゃぐちゃになってしまうこともなくなりますね。
ブックエンドの選び方
本に合わせて高さで選ぶ
高さ12cm前後のサイズなら文庫本や漫画に最適
本の高さに合わせてブックエンドを選ぶ必要はありませんが、本の高さより3cmくらい低いブックエンドを選ぶと使いやすいです。高さが12cm程度の低めのブックエンドは、文庫本や漫画におすすめのサイズ。小さすぎると支えきれず、大きすぎると不格好になるので、主にどんな本を収納するのか考えてから、ブックエンドのサイズを選びましょう。
高さ15cm前後のサイズなら単行本や学術書などに使える
単行本や学術書などを立てて収納したいなら、高さが15cm前後のものを選びましょう。15cm程度の高さがあれば、本のほとんどを支えるので、本を取り出すときに倒れてしまう心配がありません。また、高さがあっても軽すぎるものだと倒れやすいので、ある程度重みがあるものがおすすめです。素材は軽いプラスチックよりもステンレスなどの金属製の方が安定感があります。
高さが30cmあるタイプなら雑誌や資料集などに合わせて
雑誌やA4の資料などを立てて収納したいなら、高さが30cmくらいあるものが良いでしょう。大きなブックエンドは圧迫感がありますが、それだけインテリアに華を添える要素も高いもの。デザイン性が高くおしゃれなものがおすすめです。雑誌や大きな本は立てて収納すると折れ曲がったり倒れてしまいやすいので、仕切りのあるものを選びましょう。
使われている素材で選ぶ
金属製なら丈夫で薄くコンパクトなものが多い
ブックエンドは、本体の材質で選ぶこともできます。実用的で使い勝手の良いものを探しているなら、金属製がおすすめです。金属製は、強度があるのに薄く場所をとらないものが多いのが特徴。コンパクトなのに軽量なプラスチック製よりも安定感があり、非常に使い勝手が良いです。丈夫で長く愛用できることも大きな魅力。オフィスやモダンな印象のインテリアに良く合います。
木製なら木のぬくもりがあり落ち着いた印象に
木製のブックエンドは、温かい木のぬくもりを感じられることが最大の特徴です。使っているうちにオリジナルの風合いが醸し出され、長く愛用したくなります。木製のブックエンドなら、無機質な金属製とは全く違った雰囲気のナチュラルなインテリアが楽しめるので、北欧スタイルなど落ち着いた雰囲気のインテリアを目指している方におすすめです。
プラスチック製なら軽くて移動させやすく価格が安価なものも
最もリーズナブルなものが良いなら、プラスチック製を選びましょう。カラーバリエーションも豊富で、好きな色が選べることも魅力。子ども部屋にぴったりな可愛いものもあります。軽くて倒れやすいのが欠点ですが、仕切りがたくさんついているものなら、収納した本や書類が倒れにくくなります。シンプルなものなら、お部屋の雰囲気を変えずにすっきりとした印象が保てますよ。
安定感のあるものを選ぶ
裏に滑り止めが付いていると倒れにくい
ブックエンドは、使っているうちに本と一緒に倒れてしまうことがあります。しかし、裏に滑り止めが付いているものなら、本を取り出したりしまったりするときにも倒れにくい安定性が確保できます。使っているうちにブックエンドと本が倒れるのを避けたい方は、裏に滑り止めが付いたものを選びましょう。せっかくブックエンドで綺麗に収納したのだから、すっきりとした状態のまま使いたいですね。
200g以上なら更に安定感が増す
さらなる安定感を求めるなら、本体の重量が200g以上のものがおすすめです。あまり軽いものだと、重い本が支えきれないので、厚みのある本をたくさん置きたいなら、ある程度重みのあるものを選ぶと、例え本が斜めに倒れてもブックエンド本体が一緒に倒れてしまうことはありません。たくさんの資料や図鑑など重い本を置きたい方は、重さのあるブックエンドを選びましょう。
ブックエンドのおすすめブランド・メーカー
コクヨ
リーズナブルで使い勝手の良いブックエンドを提供
コクヨでは、シンプルでリーズナブルなブックエンドを取り揃えています。デザインはシンプルですが、事務用のスタンダードなものなら400円代から買えるリーズナブルな価格設定が魅力。一般的なブックエンドは1つ2,000~4,000円程度するところ、かなり安い価格で提供しています。
ギギliving
デザイン性の高いおしゃれなブックエンドが揃う
おしゃれで見ているだけで楽しくなるブックエンドを提供しているメーカーです。価格は3,000円~4,000円代と高めですが、そのデザイン性の高さが魅力。アルファベット型のものや2匹の猫が外側を向いて座っているものなど、感性豊かなブックエンドがデスクを楽しい空間へと変えてくれます。
クリエイタープラネタ
家具を作るときに余った木材を使用するエコなメーカー
家具を作るときに出た端材を使い、エコなアイテムを作るメーカーです。ブックエンドにも天然木の端材を使い、1つ1つ違った風合いの楽しめる魅力的なものを製造、販売しています。家の形をした木製のブックエンドは、メーカーの理念を映し出した代表作といえるでしょう。
モノッコ
ポップでモダンな印象のブックエンドを作るメーカー
現代的なイラストの描かれたポップなブックエンドを作るメーカーです。アコーディオンのように折りたためる形状が特徴で、本の幅に合わせて自由にサイズを変えながら使うことができると人気です。たくさん溜まってゆく本や書類をすっきりと収納することができるでしょう。
おすすめ&人気のブックエンドランキング
倒れにくいおすすめのブックエンド
ギギliving-ナチュラルウッドのブックエンド(2,970円)
ずっしりと重量感のあるスクエアタイプ
天然木を使用したブックエンドは、ナチュラルなインテリアにぴったりです。ずっしりと重量感のある太めの天然木には自然な木目が残されていてほっこりとやさしい印象。北欧風など温かみのあるインテリアによく合い、落ち着いた雰囲気を演出してくれるでしょう。
本を支える底の部分は、互い違いになっているため本の量が少ない場合でも無理なく収納することができます。また、重くて安定感があるので、写真をたっぷりと入れたアルバムの収納などにも便利。おしゃれでしっかりしたブックエンドを探している方におすすめです。
モノッコ-ブックエンド 伸縮タイプ(3,472円)
使い勝手の良い伸縮タイプのブックエンド
しっかりと本を支えてくれるブックエンドは、本の収納スペースとして最適。使わないときは縮めておき、本を置きたいときには置く本の数だけ伸ばして収納することができます。本や資料で散らかりがちなデスクをすっきりと片付けてくれるでしょう。
伸縮タイプのブックスタンドは、本をよく読む方におすすめ。今読んでいる本だけをブックエンドに置いておき、読み終わったら本棚にしまうといった使い方もできます。置く本がなくなったら、縮めてデスク上のスペースを確保できますね。
HIDAKAGU-無垢材の質感がやさしいシンプルなブックエンド(2,200円)
無垢材の本格ブックエンドをリーズナブルな価格で
無垢材を使っているのにお手頃な価格で購入できるブックエンドです。匠の技術を生かしながらベトナムの自社工場で製造しているため、費用を抑えながら出荷できるからです。また、家具の端材を使っていることも費用を安く提供できる秘密です。
ギギlivingのブックエンドと見た目はほとんど同じですが、やはり価格の安さが魅力。ギギlivingのものより770円安く買えるので、価格重視でコスパ良く使いたい方におすすめです。天然木ならではの木目の違いが楽しみでもありますね。
BONBON-スライド式ブックスタンド(2,940円)
木製で安定感のある伸縮タイプ
木製の伸縮型ブックエンドは、多少のことではぐらつきません。幅が60cm、縮めた状態でも26.9cmしっかりとあるので、厚みのある本を置いても横に倒れにくくなっています。天然木の温もりが感じられるブックエンドは、どんな部屋にもすっと馴染みやさしい雰囲気を演出してくれるでしょう。
目に優しい天然木のブックエンドは、学習机におすすめ。側面に持ちやすい取っ手が付いているので、ちょっと移動させたいときにも楽に持ち運べます。半分スライドさせると中に2つの仕切りができるので、違う高さの本を立てておくのにも便利です。
おしゃれでおすすめのブックエンド
KEYUCA-ブックスタンド N(1,118円)
清潔感がありシンプルで好印象なブックエンド
スリムなのにしっかりと本を支えてくれるおしゃれなブックエンドです。それは仕切りと底面が一体化しているから。全体が倒れにくく、地震にも耐えられます。丸い取っ手は可愛いだけでなく持ち運びに便利。好きなところに持ち運んで作業スペースを確保することができます。
デザインはシンプルですが、さわやかで洗練された印象。インテリアの邪魔にならないデザインなので、ものが散乱しがちなお部屋でもすっきりと片付きます。主張しすぎず、倒れにくいブックエンドを探している方は満足できるでしょう。
クリエイタープラネタ-おうちの形のブックエンド( )
可愛いおうちの形のブックエンドに癒される
(楽天のショップは改装中なので、こちらの商品について書きました。http://www.creatorplaneta.jp/fs/creatorplaneta/pl_bookend_house)
お部屋のインテリアのアクセントとなる可愛いブックエンド。ビーチ材を使用した家の形をしたブックエンドは、お部屋に明るさをプラスします。家具の端材を利用したやさしいブックエンドが、金属製とは全く違う北欧風の柔らかな空間を演出してくれますね。
孤立したブックエンドなので、制限なく本を入れられることも特徴です。B5サイズだけでなくA4サイズのファイルも収納でき、たくさんの本を挟みこむことができます。それでいて、本棚にも入れられるくらいのコンパクトさもあるので、本棚の中の仕切りなどアイデア次第で様々な使い方ができますね。
モノッコ-ブックエンド 置物 アルファベット(7,260円)
アルファベット型のブックエンドはモダンなインテリアに
アルファベット型のブックエンドはお部屋をアメリカンな雰囲気に変えることができます。大きなアルファベットにボールのモチーフが付いたブラウンのデザインは、モダンな雰囲気のお部屋にぴったり。重量感があるのでしっかりとぐらつかず、おしゃれに本を支えることができます。
ブックエンドはデスク上に置いて使うのが一般的。しかし、アルファベットモチーフのおしゃれなブックエンドなら、飾り棚の中で使ったりサイドテーブルの上で使ったりと一味違った場所で使っても素敵。ある程度スペースに余裕がある方にはおすすめです。
増田桐箱店-ブックハウス(3,300円)
本体に雑誌も入れられる機能的なブックエンド
軽いのに重い本を支えられる画期的なブックエンドです。軽くても重い本を支えられる理由は、本体の中に本を入れられるから。雑誌もすっぽり入る42㎝の高さがあり、薄めの雑誌ならなんと2年分が収納できる大容量です。
本を置きっぱなしにしておくと、本の虫が付いてしまうことがあります。しかしブックハウスには本の虫が付く心配はありません。それは素材に桐を使っているから。防虫性や吸湿性に優れた桐を使うことで、湿気がたまりにくく虫が寄ってこないので、本の状態を良好に保つことができます。
小型でおすすめのブックエンド
AJI PROJECT(アジプロジェクト)-ROCK END(3,300円)
1つの岩を2つに割った斬新なデザイン
コンパクトなブックエンドの中でも一際異彩を放っているのがROCK ENDです。1つの岩を2つに割った斬新なブックエンドは独特の存在感があります。ごつごつとした力強さの中にも自然の温かみが感じられ、かっこよくお部屋を彩ります。
天然岩を2つに割っただけでは本に傷が付いてしまうのではと心配になりますが、本に当たる部分には研きの加工がされているので安心。本を傷つけることはありません。使わないときには一つの岩のように、現代のインテリアにも違和感なくたたずんでくれることでしょう。
カウモール-「カウコレ」プレミアム スタぴとブックエンド(2,190円)
ぴたっとフィットして倒れにくい
シンプルながらも機能性は十分兼ね備えたブックエンドは、ずれずにしっかりと本を支えてくれます。底面には6ヵ所シリコン素材の滑り止めが付いているので、ぴたっと置いてある場所に固定されます。これでブックエンドごと本が倒れてしまうことがなくなりますね。
昔ながらのL字型のブックエンドは、シンプルながらもきちんと本を支えられるものを探している方におすすめ。薄くて場所をとらないのに高さがしっかり30cm近くあるので、A4の書類やこどものテストもしっかりと支えることができます。
CHLOROS(クロロス)-チーク無垢材と真鍮のブックエンド(4,400円)
ヴィンテージ感がおしゃれなブックエンド
無垢材を利用したブックエンドは、おしゃれなビンテージ空間を演出してくれます。デザインは、デンマークで60年代に使用されていた昔ながらのもの。側面のダークブラウンの木材と底面のゴールドの真鍮が見事に調和し、ビンテージ雑貨のような高級感のある印象を作り上げています。
底面の真鍮は、経年劣化が楽しめることが特徴。長く使うほどに味が出る素材は、長く愛用すればするほど愛着が湧いてくることでしょう。英語の本や観葉植物を置いてインテリアとして楽しむのもおしゃれですね。
コクヨ-ブックエンド 小(603円)
リーズナブルな価格と使い勝手の良さが魅力
小型で扱いやすいブックエンドです。昔ながらのブックエンドのようですが、T字型で本が倒れにくくなっています。使わないときには重ねて収納でき、穴のあいた部分が取っ手となり持ち運びやすい実用性の高いタイプです。
小型のシンプルなブックエンドですが、注目すべきは価格の安さ。安くても2,000円代のブックエンドが多い中、603円で購入できるブックエンドはあまりありません。安いので、たくさんまとめ買いして家中の本を支えてもらうのも良いですね。
まとめ
滑り止め付きで倒れにくいブックエンドがおすすめ
ブックエンドを選ぶうえで最もこだわりたいポイントが、倒れにくさ。本を立てておくために使うものなのに倒れてしまっては意味がありませんね。底面に滑り止めが付いていてずれないものなら、倒れる心配なく安心。さらにおしゃれで気に入ったデザインのものなら、見ていて飽きることなく最高の空間が作れるでしょう。今回は、おすすめのブックエンドについて紹介しました。ぜひ皆さんも、家をすっきりさせるお気に入りのブックエンドを探してみてくださいね。