ゆったりと音楽を楽しみたいけど、大きなスピーカーを設置する場所がないという方も多いと思います。確かにフロアに置くタイプのスピーカーは大きいので、お子様がいるリビングやワンルームのお部屋には不向きですよね。そんなあなたにおすすめしたいのはブックシェルフスピーカー。小型でも本格的なスピーカーが多く、あまりスペースがなくても良い音を聴くことができますよ。今回はブックシェルフスピーカーの特徴をはじめ、種類や選び方などをご紹介。おすすめのブックシェルフスピーカーや、ちょっと気になる置き方もお伝えしていきます。手軽に購入できるブックシェルフスピーカーもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ブックシェルフスピーカーとは?
本棚に入るくらいのコンパクトなスピーカー
サイズに規定はありませんが大体幅が20cmくらいまで、高さは30cmくらいまでの箱型のコンパクトなものをブックシェルフスピーカーと呼んでいます。スピーカーは大きい方がいい音がでるというのが定説ですが、小さくても良い音が出るように各メーカー工夫を凝らして作っています。価格は手頃なものでPCスピーカーとしても使いたい7,000円ぐらいのものから、10万円以上する高級機も多数。ホームシアターを作れるような広いお部屋でなくても、本格的な音楽を楽しみたいという人にお勧めです。
ブックシェルフスピーカーの特徴
軽量なので自由にレイアウトがしやすい
ブックシェルフスピーカーは重さが5kg程度と軽量で、デスクの上やラックなどにレイアウトしやすいのがメリットです。ちょうど良い設置場所がなければ壁掛けにすることも可能。足元が狭くならないので良いですよ。壁掛けにする場合はホームシアター用のブラケットを使います。ブラケットの耐荷重より軽くないと設置できませんが、ブックシェルフスピーカーは軽量なので掛けられるものが多いです。ワンルームや書斎に置くなら、音が良くて設置が楽なブックシェルフ型がおすすめです。
ハイレゾ音源に対応しているとワンランク上の音楽が聴ける
ハイレゾの音楽は持っているデータ量が大きいので、繊細で奥行きもあるリアルな音が再生可能です。最近ではハイレゾの音源もミュージックサイトなどから手軽にダウンロードでき、ハイレゾ対応のブックシェルフスピーカーも1万円台から販売されているのでワンランク上の音楽を聴きたいという方におすすめですよ。
デジタルの音源は生の音をデータ化したもの。音色や音量、音程を一定の周期で数字として保存します。この時、1秒間に何回データを保存するかという周期をサンプリング周波数と言いHz(ヘルツ)で、保存するデータ量を量子化ビット数と言いbit(ビット)で表します。CD音源のサンプリング周波数、量子化ビット数は44.1kHz/16bit。ハイレゾ音源では96kHz/24bitや192kHz/24bitなので、3倍以上のデータ量を持っています。さらにサンプリング周波数が上がることで、CDでは表現できなかった高周波も再生できるようになります。
ブックシェルフスピーカーの種類
アクティブスピーカー
アンプ内蔵だからコンパクトにまとまる
オーディオプレーヤーから出てくる音はスピーカーで鳴らすには小さいので、音を増幅させるアンプで大きくしてあげる必要があります。アクティブスピーカーにはそのアンプが内蔵されているので、スピーカーの他にアンプを用意する必要がありません。ワンルームの部屋や書斎などで音楽を楽しむ場合には、コンパクトさ重要になりますのでアクティブスピーカーがおすすめ。PC スピーカーとして使ったりもできますよ。
接続が簡単で手軽に楽しめるのもアクティブスピーカーのメリット。ケーブルを使ってオーディオプレーヤーのOUTと、スピーカーのINを左右それぞれ繋ぐだけです。イヤホンジャックなどに繋げられる片側タイプも多く、その場合はオーディオプレーヤーとスピーカーを繋ぎ、さらに左右のスピーカーを繋げば終了。ポータブルとしても便利なBluetooth接続のタイプもありますよ。
パッシブスピーカー
アンプと組み合わせて好みの音を作れる
ブックシェルフ型の場合はほとんどがパッシブスピーカーです。アンプが内蔵されていないタイプで、オーディオプレーヤーから出てきた音を一度アンプに通してからスピーカーに入力する必要があります。機材は少し大掛かりになりますが、本格的な音響システムが楽しめます。アンプは違うメーカーのモノを使ったりもできるので、組み合わせて好きな音を作り出すことができるのも魅力です。
アクティブスピーカーに比べると、アンプなどが入る分接続は少し複雑です。端子も何種類かあり、Y型のプラグをねじ止めするタイプとバナナプラグと呼ばれる端子を挿しこむタイプが一般的です。ケーブルは自分で作ることも多いですが、端子が付いたものも販売されています。ケーブルの材質や長さ、端子の形状などでも音が変わってくるので、セッティングも楽しみの一つですよ。
ブックシェルフスピーカーの選び方
聴きたい音に合わせた性能で選ぶ
音圧レベルが大きい方がアンプに負担がかからない
もし広いお部屋で大きな音で聴く場合には音圧レベル85dB以上のものがおすすめです。スピーカーというのは電気信号を音に変える機械。音圧レベルというのは、アンプから出てくる電気信号をスピーカーが音に変える時の効率の良さを示しています。この音圧レベルは音の大きさと同じdB(デシベル)という単位を使い、ブックシェルフスピーカーでは80~90dBのものが多くなっています。同じ音量で音を聞く場合に効率が良いとアンプの出力が低くても大きな音が出るので、音圧レベルが大きいスピーカーの方がアンプに負担がかかりません。
周波数帯域は広い方が高音質
音は空気の振動で伝わっていきます。この時音の高さや音質に大きく影響するのが、1秒間に振動する回数を表す周波数。周波数が高いと高い音、低いと低い音が出ます。スピーカーが再生できる周波数帯域は機種によってそれぞれで、帯域が狭いと元の音が再生できないこともあります。人間が聞こえる周波数の範囲は20Hz~20KHz程度なので、この周波数帯が再生できるように作っているスピーカーが多いです。しかし音に含まれる周波数は複雑に絡み合っているので、聞こえる範囲よりも広い音が聞こえた方が高音質と言われています。
パッシブスピーカーはアンプよりも大きいインピーダンスが必要
ブックシェルフスピーカーの推奨インピーダンスは一般的に4~8Ω程度。このインピーダンスというのは電気的な特性のことで、基本的には音質に関係ありません。ただ推奨のインピーダンスを守らないと故障の原因になるので、必ずアンプの推奨インピーダンスよりも大きいスピーカーを使用してください。ただしスピーカーを直列につないで行く場合、インピーダンスはつなげた分だけ足していきます。ですから6オーム以上が推奨のアンプに対して、4オームのスピーカー2個を直列に繋げるのは 大丈夫ですよ。
置きたい場所に合わせたサイズを選ぶ
幅16cmほどのスリムなものなら贅沢なPCスピーカーになる
ブックシェルフスピーカーはかなりスリムなものも多くなっていて、幅16cm程度でアンプ内蔵のアクティブスピーカーならPCデスクにもセッティングしやすいですよ。PCに接続することを想定したブックシェルフスピーカーもあり、USBやBluetoothでも接続できるようになっています。PCではミュージックサイトから音源をダウンロードしたり、動画配信サイトからストリーミングで映画を見たりもできます。そこに良いスピーカーを付ければ、手軽にそして贅沢に音楽鑑賞や映画鑑賞を楽しむことができますよ。
スペースに余裕があれば低音がきれいに出る大きいものがおすすめ
それぞれのパーツの材質や形状、構造などによっても音の出方が違うので一概には言えませんが、同じグレードのスピーカーなら大きい方が音質が良いです。スピーカーの音は箱の中で響いて、混ざりあったりぶつかりあったりします。その時にスピーカーが小さいと音がぶつかって消えてしまうこともあり、特に低音はその影響が強いです。さらに低音域を再生するスピーカーユニット、ウーハーも大きい方が迫力のある音が出ます。小型化にはコストがかかるので大きいスピーカーは価格も少し低いですよ。
エンクロージャーの形状で選ぶ
広がりのある豊かな音が好きならバスレフ型がおすすめ
普段ブックシェルフスピーカー全体をスピーカーと呼びますが、パーツで言うと全面に見えている円盤状の部分がスピーカーシステムの本体。周りの箱はキャビネットやエンクロージャーっと呼ばれています。バスレフ型というのはこのエンクロージャーにバスレフポートと言われる穴が空いた形のスピーカーで、小型のスピーカーではバスレフが一般的です。バスレフポートで低音を増強するため、低音の伸びが良く自然で広がりのある音を聞くことができますよ。
引き締まったクリアな音が好きなら密閉型がおすすめ
密閉型はバスレフのような穴が空いていません。エンクロージャーの中の空気がバネのようになって、スピーカーの振動を押し返すように動きます。 密閉型のスピーカーから出る音は引き締まったクリアな音と表現されることが多く、生のリアルな音が聞けるスピーカーです。ただしこの密閉型で低音をしっかり出そうとすると、エンクロージャーが大きくなってしまうというデメリットがあります。
ブックシェルフスピーカーのおすすめブランド・メーカー
YAMAHA(ヤマハ)
電子楽器の世界シェア50%を誇る日本の総合楽器メーカー
ピアノなどの楽器や音楽教室でも有名なので知っている人が多いと思います。特に電子ピアノやキーボードといった電子楽器では世界のシェア50%を占めるほどで、音響機器なども手掛ける総合楽器メーカーです。スピーカーはリーズナブルなものから、商用やプロ向けの製品まで幅広くラインナップされています。バランスの良い音が特徴で、手頃な価格のNS-BP200やハイレゾ対応のNS-B330などが売れ筋です。
ONKYO(オンキョー)
低価格帯のスピーカーも人気の老舗国内ブランド
1946年に大阪で創業した老舗のブランドで、スピーカーをはじめアンプやプレーヤーなどの音響機器を販売しています。ハイレゾ音源の配信サイトe-onkyo music storeも運営していますよ。スピーカーはラインナップがとても豊富で、特に人気なのはD-112NFXBなど比較的低価格な商品。エントリーモデルでも、キャビネットは木製になっているなど音質が良と評判です。
DALI(ダリ)
デンマークにあるスピーカー専門のメーカーでハイグレードな製品も人気
北欧の国デンマークで生まれたスピーカーのメーカーで、扱っているのはスピーカーとヘッドホンのみ。高級感のある外観と美しい中音域が魅力で、欧米では高級スピーカーのメーカーとしてファンが多いです。最近注目を集めているのはエントリーモデルの新シリーズ、OBERON。ロングセラーのハイグレードモデルMENUETなども人気です。
DENON(デノン)
100年の歴史を持つ日本の音響機器ブランドでラインナップが豊富
レコード会社の日本コロンビアはご存知の方も多いと思います。元々DENONは日本コロンビアで放送局用として手掛けられていたブランド。スタイリッシュなデザインでラインナップも広く、繊細で安定感のある低音が特徴です。現在は事業を分割したディーアンドエムホールディングスのブランドで、ホームシアター向けのスピーカー、プレーヤーなどをラインナップしています。ブランド力も高く、人気商品が多いですが特にSC-M41などは売れ筋です。
JBL(ジェービーエル)
世界有数の音響機器メーカーハーマンのブランド
アメリカに本社を置くハーマンのブランド。主にスピーカーやイヤホンを販売していて、カーオーディオなども有名ですよ。機能的でモダンなデザインが特徴で、中低音域の特性が良いと評判です。スピーカーはハイグレードな製品はもちろん、PC用のスピーカーやBluetooth接続のポータブルタイプも人気。低価格でプロの音を体験できるSTAGE A130や、防滴仕様で屋外でも使えるCONTROL-Xが売れ筋商品です。
おすすめ&人気のブックシェルフスピーカーランキング
1万円未満でおすすめのブックシェルフスピーカー
YAMAHA ブックシェルフスピーカー NS-BP200 (7,830円)
初めてのブックシェルフスピーカーにもおすすめ
有名メーカーの製品で、7,830円と比較的低価格なパッシブスピーカーです。初めてブックシェルフスピーカーを購入する方にもおすすめですよ。楽器をモチーフにしたYAMAHAらしいデザインで、カラーは高級ピアノを思わせるような深い黒と上品な光沢が素敵です。
サイズは幅15cm、高さ27cmとコンパクトでレイアウトがしやすいです。しかし奥行きが29cmと深いのでこのサイズからは想像できない、豊かな低音を聴くことができます。通販サイトを見ても非常に人気が高い製品で、手頃な価格に加えてクセがなくて聴き疲れしないのも人気の秘密です。
サンワ-Bluetoothスピーカー400-SP050BK (10,800円)
スマホの音楽を少し贅沢に聴ける
Bluetooth対応のスピーカーはコードが増えないから、見た目にもすっきり。高音質な転送方式に対応しているので、ワイヤレスでも音質が良いです。普段スマホやポータブルプレーヤーで音楽を聴いている方にもおすすめですよ。もちろんiPhoneやiPodでも使用可能。ケーブルも付属しているので、いろいろな用途に使えます。
音量は低音と高音を別々に調整することができるので、簡単に自分好みの音を作ることができます。Bluetooth対応のタイプではコンパクトなポータブルスピーカーも便利ですが、こちらのブックシェルフスピーカーは落ち着いたデザインで豊かな低音と透明感のある高音を再生。音楽を聴く時間を贅沢にしてくれますよ。
ProGroup&HomeSound / MS-210J (6,578円)
PCスピーカーとしてもおすすめ
2台ペアで6,578円というリーズナブルな価格が魅力的なアクティブスピーカーです。周波数帯域は60~20kHzあるなど、スペックは1万円程度のスピーカーに引けを取りません。コンパクトな本体にいっぱいの直径10cmのウーハーと5cmツィーターを搭載しているので、豊かな低音とクリアな高音を再生できます。
鮮やかな黄色がワンポイントになったPC周りにもぴったりのデザインです。音に迫力があるのでYouTubeを見るのも楽しくなります。幅が15cmととてもスリムなのも特徴。ティッシュペーパーの箱より1周り大きいくらいですから、広めのデスクなら圧迫感もありませんよ。
3万円未満でおすすめのブックシェルフスピーカー
ONKYO-ブックシェルフスピーカー D-112NFXB (22,000円)
高級家具のような外観と豊かな低音が魅力
エントリーモデルだと塩ビのキャビネットも多くなっていますが、こちらのスピーカーは響きの美しいMDF材を使用。表面は天然木の質感を生かした見た目にも高級感のあるデザインで、柔らかい音を作り出しています。
ウーハーの振動板には新素材セルロースナノファイバーを配合。硬くて変形しにくい素材を使うことで低音域にボリュームが生まれ、上品な中にも聴きごたえがあります。ハイレゾにも対応しているので、対応のプレーヤーを持っている方はぜひ聴いてみて下さい。
DENON-SC-M41-CWブックシェルフスピーカー (11,293円)
自然な音でクラシックにもおすすめ
周波数帯域が45Hz~40kHzと広くてバランスが良いので、ぜひクラシックなど聴く方におすすめしたいスピーカーです。落ち着いた外観のキャビネットは、安定した特性を持つ1.5cm厚のMDFボードを使用。サイズも幅が15cmとコンパクトなので、書斎などにもぴったりです。
内部の空気圧を最適化した、2.5cmのソフトドームツイーターが再生するのはクリアな高音もSC-M41の魅力。スピーカーの形状はコーン型、ドーム型とホーン型など数種類ありますが、布地素材のソフトドームは柔らかくて繊細な音が楽しめますよ。
JBL-ブックシェルフスピーカー STAGE A130 (19,241円)
ずっと聴いていたくなる音
こちらのスピーカーはプロ用モニタースピーカーの技術を応用した、ホーン型のツイーターを採用しているのが大きな特徴。キレのある高音を遠くまで響かせてくれるので、リスニングポイントから少し動いても良い音で聴けます。
キャビネットは継ぎ目の無いラウンドエッジ構造で、音響性能はもちろん高級感もたっぷりです。JBL特有の心地よく乾いた音で、お部屋でBGMをかければそこにある空気と溶けあうよう。聴き疲れなどしないので、ずっと聴いていたくなりますよ。
JBL-ブックシェルフスピーカー CONTROL-X (25,380円)
モダンなデザインで壁面用ブラケットも付属
クラシカルなデザインが多いブックシェルフ型スピーカーですが、こちらはすっきりとしたモダンなデザインになっています。ブラックとホワイトの2色があり、お部屋のイメージに合わせて選べるのも魅力。ホワイトならナチュラルテイストのリビングにも馴染みやすくておすすめです。
CONTROL-Xは見た目だけでなく音質も満足の1台。JBLらしい聴き心地の良い音で、高音から低音までしっかりと出ます。音楽鑑賞用のメインスピーカーとしてはもちろん、壁掛け用のブラケットも標準装備されているので多チャネル再生のホームシアター用にもおすすめ。防滴仕様なので雨が直接かからなければアウトドアでも使用できますよ。
5万円未満でおすすめのブックシェルフスピーカー
DALI – ブックシェルフスピーカー OBERON1(44,576円)
高級スピーカーのメーカーDALIの新シリーズ
中音域が良いと評判でボーカルの声が美しく聴こえます。DALIのスピーカーとしては低価格なエントリーモデルになりますが、そこに35年の歴史と技術が詰め込まれた注目の1台です。シックなデザインですが高級感もあり、お部屋にさりげなく置くとカッコいいです。
OBERON1にはウーハーにウッドファイバー・コーンを使用するなど、上位機種と同様の技術を多数採用。振動板の表面をよく見ると木の繊維が浮き出ているのがおわかり頂けると思います。DALIのトレードマークともいえるこのファイバー・コーンは特性がよく、音源の持つサウンドを忠実に再現。ピュアで上品な音を響かせます。
YAMAHA-ブックシェルフスピーカー NS-B330 (31,297円)
コスパが良い本格スピーカー
全体にバランスが良く上品な音で、ジャンルを選ばず聴けます。なかなか本格的なスピーカーですが、価格は31,297円と控え目。エントリーモデルを楽しみ尽くして、2台目や3台目のスピーカーが欲しくなったという方にもおすすめですよ。サイズは幅が18cmで高さは32cm、重さも約6kgとブックシェルフスピーカーとしては、少し大きめのサイズです。
3cmブラックアノダイズド・アルミツイーターを採用。透明感があるナチュラルな高音は聴き心地がとても良いです。ハイレゾ対応のスピーカーでは、より高い周波数が再生されるので特性のよいアルミのツイーターが適しています。さらにNS-B330に使われている新開発のツイーターでは、シャリシャリした金属の固有音を抑えるために黒色皮膜処理をしていますよ。
高級でおすすめのブックシェルフスピーカー
Bowers&Wilkins-ブックシェルフスピーカー606/MB (89,345円)
オーディオファンを魅了するピュアな音
Bowers&Wilkins社はイギリスのスピーカーメーカーで驚くような高級機がラインナップされていますが、ブックシェルフタイプの606は比較的手の届きやすい価格。何も足さず何もひかないという信念のもと作られたスピーカーは、音源の本来のサウンドを大事にしたピュアな音が魅力です。
キャビネットはマット仕上げのブラックとホワイトがあり、華やかではありませんが上品で美しいです。600シリーズはフルモデルチェンジされたばかりで、最新の技術が採用されています。ガーゼのような柔らかい素材のコンティニュアムコーンをウーハーに使うことで、より滑らかで繊細な音を再生できるようになりました。
DALI-ブックシェルフスピーカー MENUET/ロッソ (93,228円)
美しい中音域が魅力の高級機
20年以上前に初代DALI 150 MENUETが販売されてから、現在まで人気のロングセラーの製品です。DALIのスピーカーは中音域に定評があり、ボーカルの声が美しく聴こえるのが魅力。もちろんこちらのMENUETも例外なく、艶のある声を聴くことができます。
艶やかな高音再生を可能にするのは、2.8cmの超軽量なソフトドームツィーターです。ウーハーにはアルミダイキャスト製のフレームと、DALIのトレードマークとなっているウッドファイバー・コーンを採用。12cmと小型ながらしっかりと低音域を再生します。エアーダクトが斜めに配置されているので、壁際にレイアウトできるのも嬉しいですよ。
ハイレゾ対応でおすすめのブックシェルフスピーカー
ソニー-3ウェイ ブックシェルフスピーカー SS-CS5 (14,949円)
リーズナブルなハイレゾ対応スピーカー
1万円台で購入できるハイレゾ対応スピーカーということで、ネット通販でも人気の高い商品。シンプル過ぎると思えるほどすっきりとした外観も潔くて美しいです。サイズは幅18cm、高さ34cmとブックシェルフとしては少し大き目ですが、奥行きが22cmと薄型なので比較的レイアウトしやすいですよ。
広いエリアに音が広がるスーパーツイーターや、優しい高音を奏でるソフトドームツイーター、ソニーの独自素材である発泡マイカを使った130mmのウーファーユニットなど性能にこだわったスピーカー。低価格ですが周波数帯域も53~50kHzと広く、バランスの良い音なのでハイレゾの再生にも適しています。
Edifier-デスクトップパワードスピーカー ED-S880DB (30,005円)
PCに繋げて手軽に良い音を楽しめる
アクティブスピーカーなので、PCで映画や音楽を楽しみたい方にぴったりです。お値段は30,005円とPCスピーカーとしては少し高価ですが、ハイレゾ対応で低音もしっかり出るので贅沢な気分になりますよ。DACやアンプもなしで手軽にハイレゾが聴けるのも良いですね。
プレミアムなマルチメディアスピーカーとして人気の高いEdifierブランドの製品で、BluetoothやUSBにも対応しています。ただしBluetooth接続はハイレゾに対応しないので、高音質で聞きたければ有線で接続しましょう。高音と低音の音量が別々にあるので、好みの音に調整できますよ。
ブックシェルフスピーカーの置き方
自分の頭と左右のスピーカーが正三角形を描くように置くのが基本
良い音を聴くにはスピーカーの配置も大事です。2つのスピーカーは自分の左右前方に置きますが、自分の頭と正三角形、または二等辺三角形を描くように置くのが基本。左右のスピーカーは1m以上離して、少し内側を向けると良いでしょう。高さはなるべく聴くときの耳の位置と同じ高さに合わせます。お部屋の広さや家具の配置などによっても聴こえ方が変わってきますし、好みもあるので音を聴きながら調整していくとしっくりくる音になりますよ。またバスレフ型の場合はポートが後ろ側にある場合も多いです。その時は背面を壁から少し離して設置するようにしましょう。
まとめ
初めてのブックシェルフスピーカーなら低価格なものがおすすめ
ブックシェルフスピーカーの種類や選び方、人気のブランドやおすすめのブックシェルフスピーカーを見てきましたがいかがでしたか。ブックシェルフスピーカーは、それぞれに音質や特性などが違うたくさんの機種が販売されています。価格も1万円以下のものから20万以上するものまでありますが、低価格なでもミニコンポやポータブルスピーカーとは違う上質な音を体験することができます。初めてブックシェルフスピーカーを購入するなら、リーズナブルなものから初めてみるのもおすすめです。ネット通販などでも豊富にラインナップされていますから、ぜひチェックしてみて下さいね。