毎日のスマホの充電、ケーブルの抜き差しや断線など、手間やストレスも多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、最近話題のワイヤレス充電器です。ワイヤレス充電器ならスマホを置くだけで簡単に充電ができ、充電の際の手間やストレスもありません。しかし、種類が多くどのようなアイテムを選べばいいかわからない方も多いですよね。そこで、今回はワイヤレス充電器の種類や選び方について詳しく解説します。おすすめのワイヤレス充電器も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ワイヤレス充電器とは?
パッドの上にスマホを置くだけで充電できる充電器
ワイヤレス充電器は、充電パッドにスマホを置くだけで充電できる非常に便利な機器です。別名、無線給電や非接触給電とも呼ばれます。最大の特徴は、ケーブルに差さずに充電できること。快適な充電ライフには欠かせないアイテムです。
ワイヤレス充電器の仕組み
内蔵コイルから発する磁界が電力に変換される
ワイヤレス充電器は、電磁誘導という仕組みを利用して充電を可能にしています。内臓されているコイルに電気を流すと、反応して磁界が発生。その磁界にスマホなど別のコイルを近づけることで、磁場が変化しコイルからコイルへ電気が流れます。そのため、スマホを置くだけで充電が可能です。
ワイヤレス充電器のメリット
ケーブルの抜き差しが不要で充電が簡単
ワイヤレス充電器の最大のメリットが、置くだけで簡単に充電ができることです。毎日何度もスマホを充電すると思いますが、ケーブルの抜き差しに手間がかかっていませんか。ワイヤレス充電器ならそんな手間が一切かかりません。一回一回は小さくても、積み重なると大きな時短になりますよ。
断線や接続不良などのストレスがなくなる
ワイヤレス充電器はケーブルいらずのため、コネクタ部分の消耗やケーブルの断線といったトラブルの心配がいりません。また、ケーブルが絡まるといったこともありません。そのため、毎日の充電ライフをストレスなく送ることができます。ケーブルを買い替える必要がないのも嬉しいですよね。
ワイヤレス充電器のデメリット
ケーブル充電より充電スピードが遅い
ワイヤレス充電は、ケーブル充電よりも電力ロスが多いので、充電スピードが遅いです。ケーブル充電のように直接ではなく、電磁誘導を利用して間接的に電力を送るため、どうしても充電スピードが遅くなってしまうのです。しかし、最近は最大出力の大きい急速充電対応モデルも登場していますので、気になる方は出力の大きいモデルを選びましょう。
スマホの位置やケースによっては上手く充電できない
ワイヤレス充電は、充電器とスマホそれぞれのコイルを合わせることで充電が可能です。そのため、位置がずれていたりケースがぶ厚かったりするとうまく充電できない場合があります。充電器側にコイルが複数搭載されているモデルがあるので、そういったモデルを選ぶとストレスなく充電できます。
ワイヤレス充電器の種類 ・使い方
パッドタイプ
汎用性とコストパフォーマンスが高い
パッド型の形状で、スマホを平置きして使用するモデルです。スマホをセットする自由度が高いため、どんなスマホでも対応できます。また、高さがないためインテリアなどの邪魔になりにくいです。ただし、スマホを置く位置がズレるとうまく充電されないことがあるため、なるべくコイル数の多いモデルを選ぶようにしましょう。
また、 最もメジャーなモデルなので、比較的安く手に入れることができます。加えて、2台同時充電モデルやApple Watchも充電できるモデルなど、多機能なモデルも多いです。ただし、充電しながらの操作には不向きなため注意が必要。ベッドサイドなど置く角度を問わない場所での利用や、他にはない機能を求めるならパッドタイプがおすすめです。
スタンドタイプ
コンパクトで充電しながらの操作もラクちん
スタンド型の形状で、スマホを立てかけて使用するモデルです。パッドタイプとは違い、スマホがズレにくいのでより安定して充電できます。また、スマホに適度に角度がつくので、セットした状態でも通知の確認などが簡単。横置き対応のモデルもあるので、充電しながら動画視聴なども楽しめます。ただし、パッドタイプより割高になる傾向があるので注意が必要です。
スタンドタイプは設置面積が小さいので、置き場所に困りません。また、すっきりしたスタイリッシュなデザインのモデルが多いので、インテリアとしても使うことができます。滑り止め加工の施されているモデルを選ぶと、充電や操作の際のストレスが減るので便利ですよ。職場や自宅のデスク周りには、コンパクトで操作性もいいスタンドタイプがおすすめです。
マウントタイプ
車内など揺れのある場所でもしっかりホールド
充電器本体を置くのではなく、しっかりと固定して設置するモデルです。主に車のダッシュボードに貼ったり、エアコンの吹き出し口に差して使用します。スマホがずれないように両端から固定できるアームを備えており、揺れなどでスマホが落ちたりズレたりする心配がいりません。車のシガーソケットから電力供給して充電します。
マウントタイプは様々な取り付け方法のモデルがあるので、自分の車に合うものかどうかしっかり確認しましょう。また、スマホの取り付けや取り外しのしやすさもポイント。ホルダーが自動で開閉したり、特殊素材で吸着したりとタイプも様々です。車を頻繁に使う方は、車内でも揺れを気にせず使えるマウントタイプがおすすめです。
モバイルバッテリータイプ
外出先でもケーブルいらずでストレスフリー
バッテリーを内蔵しているモデルです。電源のない場所でも重ねるだけで充電できるので非常に便利。一般的なモバイルバッテリーとは違い、ケーブルを忘れて充電できないという心配もいりません。また、ケーブルがいらないので出かける際の荷物を減らすことができます。ただし、コイルを内蔵しているため、一般的なモバイルバッテリーより大きいサイズであることが多いです。
モバイルバッテリータイプは外出先で利用することが多いので、LEDインジケーターなどで電池残量が確認できるモデルを選ぶようにしましょう。本体の充電のタイミングがわかるので、充電のし忘れを防ぐことができます。また、3台同時充電モデルや1台3役のモデルなど多機能モデルを選ぶと、旅行のときに非常に便利です。外出時には、コンセントもケーブルもいらないモバイルバッテリータイプがおすすめです。
ワイヤレス充電器の選び方
充電スピードで選ぶ
自身のスマホに対応する出力(W)を確認しよう
ワイヤレス充電器には、それぞれ5W~15Wの出力が設定されており、基本的にはその数値が高いほど充電スピードが速くなります。しかし、ここで注意しなければならないのは、自身のスマホがどの出力に対応しているかということです。充電器が15Wの出力をもっていても、スマホが5Wまでしか対応していなければ、結局5Wの出力しか発揮できませんからね。購入前にしっかりと確認しましょう。
急速充電(7.5W~10W)対応モデルなら仕事の合間にも
iPhoneは7.5W、Androidは10Wまで対応している機種が一般的です。そのため、仕事の合間の充電などでスピードを求める方は、最大出力7.5Wや10Wといった急速充電対応モデルを選ぶのがおすすめです。ただ、最大出力7.5Wを謳うワイヤレス充電器であっても、Apple認証済みのメーカーでなければ出力が5Wに制限されてしまうため注意が必要です。
充電のしやすさで選ぶ
内蔵されているコイル数が多いほど端末を感知しやすい
ワイヤレス充電するためには、充電器側のコイルとスマホ側のコイルの位置をうまく合わせなければなりません。当然、コイル数が多ければ多いほど端末を感知しやすくなるため、スマホを置く位置の自由度がアップします。そのため、置く位置がシビアだとストレスを感じてしまうという方は、なるべくコイル数の多いモデルを選びましょう。
ストレスなく充電したいならコイル数は3~5個
ストレスなく充電するためには、コイル数が3~5個が目安です。ただし、コイル数に比例して価格も高くなりますし、充電器自体も大きくなります。反対に、コイル数が1~2個を選ぶと、コンパクトで価格も安くなります。どちらも一長一短ありますので、 購入の際は予算と使い勝手のバランスを考えて選ぶようにしましょう 。
ワイヤレス充電器のおすすめブランド・メーカー
Anker(アンカー)
圧倒的なコストパフォーマンス
スマホバッテリー界を牽引しているアンカー。豊富なラインナップと圧倒的なコストパフォーマンスが特徴です。世界でも名高い、18か月の製品保証と品質の高いカスタマーサポートを全ての製品に提供。ワイヤレス充電器業界において価格面、品質面ともにまず間違いないメーカーです。迷ったらアンカーをおすすめします。
ELECOM (エレコム)
利便性の高い製品を展開
パソコン周辺機器だけでなく、スマホアクセサリも豊富なエレコム。冷却ファン搭載モデルやコイル可動式モデルなど、利便性の高い製品が特長です。冷却ファンを搭載することで、スマホの発熱を抑え充電効率をアップ。また、コイルを動かせるのでどんな端末でも充電可能です。利便性を追求したい方は、エレコムの製品がおすすめです。
CHOTECH(チョーテック)
独自路線で価格と機能を追求
ワイヤレス充電器を中心に製品を展開しているチョーテック。独自のsmartチップを搭載し、安定・安全な充電を実現します。ラインナップも豊富で価格も非常にリーズナブル。他にはないレッドやイエローのカラーも特徴です。ワイヤレス充電器を試してみたいという方、他と被るのが嫌という方におすすめです。
Belkin(ベルキン)
優れた機能性とデザイン性
ワイヤレス充電器のNo.1メーカーベルキン。幅広いラインナップは、優れた機能性とデザイン性から世界中で数々の賞を受賞しています。他社にはない徹底した品質管理で安全性を提供。シンプルなデザインなので、どんな場所にもマッチします。オシャレな空間を演出したい方は、ベルキンの製品がおすすめです。
おすすめ&人気のワイヤレス充電器ランキング
パッドタイプでおすすめのワイヤレス充電器
Anker(アンカー)- PowerWave 10 Pad (2,499円)
どんなスマホにも対応できる万能モデル
幅広いスマホに対応し、他社製品と比べて10%充電効率が高いです。iPhoneの場合は30分ほど充電時間が短縮可能。また最大出力10Wの急速充電にも対応していて、ケースをつけたままでも充電できます。安全面やサポート面も充実しており、頼りになる1台です。
シンプルなデザインなのでどんな場所にもマッチ。また、充電器の両面にゴムが付いており、スマホがズレたりせず非常に快適です。コンパクトで、場所を選ばないので、持ち運び用としてもおすすめの製品です。
ELECOM(エレコム)-W-QA06XWH (1,550円)
スマホの発熱を抑える冷却ファン搭載モデル
スマホの発熱を抑える冷却ファンを搭載したモデルです。スマホの温度上昇を抑えることで、充電時間が短縮できます。また、最大出力10Wの急速充電にも対応しており、ケースをつけたままでも充電可能。ただし、iPhoneの急速充電には対応していないので注意が必要です。
表面に滑り止めのパッドを配置しているので、スマホが傷ついたり、ズレ落ちる心配がいりません。また、縦置きでも横置きでも充電状況がわかるように、複数のLEDが付いているのも便利。スマホに優しい1台をお探しの方におすすめです。
CHOTECH(チョーテック)-FAST CHARGER (3,980円)
明るさ調整機能で睡眠を邪魔しない
本体にアルミ素材、側面に半透明なプラスチック素材を使用し、高級感のあるオシャレな製品に仕上がっています。最大出力10Wの急速充電にも対応。コンパクトで軽量なので、かばんの中に収めて簡単に持ち運びできますよ。
光検知のセンサーを搭載しており、周りの明るさに合わせて自動でインジケーターの明るさを調整してくれます。そのため、ベッドサイドに置いても寝るときの邪魔をしません。旅行や出張などの機会が多い方におすすめです。
Belkin(ベルキン)- BOOST↑UP™ ワイヤレス充電パッド (4,495円)
iPhoneに最適化された人気モデル
CES 2018ベスト・オブ・イノベーション賞 を受賞した実績のある1台です。最大出力10Wの急速充電に対応しており、ケース付きでももちろん充電可能。異物が検知されたり、スマホがうまく置かれていない場合にLEDライトが点灯し、警告してくれます。
Apple社と連携し、特にiPhoneを効率的に充電できるよう開発。わずか35分で0から80%まで充電可能です。メーカー保証も3年と安心。iPhoneに最適なワイヤレス充電器をお探しの方におすすめです。
スタンドタイプでおすすめのワイヤレス充電器
Anker(アンカー) – PowerWave 7.5 Stand (3,299円)
圧倒的な充電速度を誇るパワフルな1台
アンカー独自の最先端充電技術を応用し、さらに高性能チップにより充電効率を上げた、圧倒的な充電スピードを実現した製品です。他社製品と比べて、1.3~1.4倍ほどの充電速度を誇ります。ほとんどのスマホに対応し、主要モデルには最大出力10Wの急速充電も対応。ケースをつけたままでも充電することができます。
2つの充電コイルを搭載し、動画を視聴するときは横置きで、WEBページの閲覧のときは縦置きでとシーンに合わせて向きを調節可能。使い勝手がいいモデルながら、3,000円という高いコストパフォーマンスが魅力です。アンカーの最新モデルで、悩んだら買って間違いない製品です。
ELECOM(エレコム)-Qi規格対応 ワイヤレス充電器 (5W・スタンドタイプ) (968円)
可動式でどんなスマホにも対応
可動式スタンドでコイルの高さを調節でき、どんなスマホにも対応できる製品です。コイルの高さを最適化することで、充電効率がアップ。各端末のコイル位置を記憶するのに便利な、位置決めシールが付いているので調整は簡単です。
付属のアジャスターを取り外せば、スマホの操作性も向上。スマホ接地面にはラバー素材を使用し、傷や滑り落ちるのも防いでくれます。使用状況もLEDライトで簡単に確認でき、ワイヤレス充電器デビューの方でも安心して使用できる製品です。
Belkin(ベルキン)- BOOST↑UP™ ワイヤレス充電ドック (18,120円)
全ての充電をこれ1台で
1台で1つの電源から3つのデバイスを同時に充電できる、究極の充電ステーションです。iPhoneの最大出力7.5Wの急速充電はもちろんのこと、Apple Watchのモジュールも完備。もう1つのUSB端子より、AirPodsやモバイルバッテリーなどのデバイスも充電できます。
Apple Watch のナイトスタンドモードをサポートしているので、卓上クロックやアラームクロックとしても使うことができます。1つの電源しか使わないので、デスクをすっきりスマートにしたい方におすすめの製品です。
NANAMI(ナナミ)-Qi ワイヤレス急速充電器 Quick Charge 3.0アダプター付属 (5,280円)
シャープでスタイリッシュなデザイン
帆掛け船をイメージしたスタイリッシュなデザインと安定性が特徴の製品です。最大出力10Wの急速充電に対応。2つのコイルを搭載し、縦置き横置きどちらでも充電可能です。またどちらで置いても見やすいよう、スタンドは約60°に設定されています。
特に背面にエッジが効いたシャープなデザインで、幅広にとられたLEDライトと相まって非常にスタイリッシュです。そのため、インテリアとしても使うことができます。機能面だけでなく、オシャレにもこだわりたいという方におすすめです。
マウントタイプでおすすめのワイヤレス充電器
Anker(アンカー)- PowerWave 7.5 Car Mount (3,999円)
多機能で車内でも安心
さまざまな形状のエアコン吹き出し口に対応した製品です。アンカー独自の最先端充電技術で他社製品の1.3~1.4倍ほどの充電速度を誇り 、あらゆる機器に対応する互換性があります。最大出力10Wの急速充電にも対応。
アームが360°回転するので、通話やナビなど用途に合わせて自由自在に向きを変えることができます。また、異物探知や温度管理などの機能もあるため、高温になりがちな車内でも安心。車を利用する機会の多い方におすすめです。
ELECOM(エレコム)-Qi規格対応ワイヤレス充電式車載ホルダー (コンパクト) (2,840円)
細部まで行き届いた機能性
強力ゲル吸盤タイプで、車のダッシュボードなどに固定して使用する製品です。吸着が弱まっても、水洗いすると復活するので心配はいりません。ホルダーに挟むだけで、ケースをつけたままでも簡単に充電できます。
ボタンが付いており、スマホの取り外しが簡単。360°自由自在に角度調節もでき、どんなスマホでもガッチリホールドしてくれます。運転席、助手席どちらからでも充電状況がわかるように、左右にLEDライトを設置。細部まで行き届いた製品です。
モバイルバッテリータイプでおすすめのワイヤレス充電器
HACRAY(ハクライ) – 4in1マルチ充電ケーブル内蔵型 ワイヤレスモバイルバッテリー (7,227円)
これ1台で同時に3台充電できる
3つのケーブルを内蔵した、大容量8000mAhのワイヤレスモバイルバッテリーです。1台をワイヤレス充電、さらにもう2台をケーブル充電で計3台を同時に充電できます。充電方法も本体の電源を入れてスマホを置くだけと非常に簡単です。
スマホと同じくらいの大きさとコンパクトで、スタイリッシュなデザインなので、仕事に旅行にとこれ1台で充分です。ケーブルを忘れてもストレスフリーですし、荷物も減るのはありがたいですね。外出用にワイヤレス充電器を探している方におすすめです。
IMMEDIA(イミディア)- Super Mobile Charger (7,093円)
1台3役の優れもの
最大出力10Wの急速充電にも対応した、大容量8000mAhのワイヤレスモバイルバッテリーです。ACアダプターにモバイルバッテリー、ワイヤレス充電器とこれ1台で3役をこなします。残量表示搭載でバッテリーの残量を確認できるので、突然のバッテリー切れの心配もいりません。
ACプラグ内蔵でコンセントにそのまま差すだけで充電が可能。コンパクトなデザインなので持ち運びにもってこい。これ1台で全てをこなしてくれる優れものです。出先でも充電スピードにこだわりたい方におすすめです。
まとめ
様々なデバイスを充電できるタイプがおすすめ
さまざまなシーンで使うことができる、併用型のワイヤレス充電器を選ぶのがおすすめです。Apple Watch併用型やモバイルバッテリー併用型など1台で何役もこなせるワイヤレス充電器を選ぶと、デスク周りや荷物をすっきりさせることができます。ケーブルの手間やストレスを考えると試さない手はないですね。今回は、おすすめのワイヤレス充電器をご紹介しました。自分に合ったワイヤレス充電器を手に入れて、快適な充電ライフをお過ごしください。