旅行先でハサミやピンセットなどの小物が手元になく、困った経験を持つ方は意外と多いかもしれません。そんな時におすすめしたいのがアーミーナイフです。たくさんのツールがコンパクトにまとめられたアーミーナイフは、たくさんの道具を持ち運ぶのが難しいアウトドアで大活躍するはずです。災害の多い日本では特に重宝するに違いありません。アーミーナイフにはいろんな種類があるため、自分に合ったナイフを選ぶためには選び方のコツを知っておく必要があります。そこで今回はアーミーナイフの種類や選び方について詳しく解説しました。多彩な使い方のできるアーミーナイフをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スイス・アーミーナイフとは?
日常使いに役立ついろんなツールが1つにまとめられたナイフ
アーミーナイフと聞くと、軍隊で使用する大型ナイフをイメージする人が多いかもしれませんね。アーミーナイフは、タクティカルナイフやコンバットナイフと呼ばれる大型の戦闘用ナイフとは、見た目も使い道も異なります。アーミーナイフとは、戦闘シーン以外の日常生活で使うための小型のナイフのこと。用途が幅広いため十徳ナイフや多機能ナイフ、ツールナイフとも呼ばれます。世界市場においてはスイスメーカーのアーミーナイフが特に人気が高く、有名であることから、スイスアーミーナイフという呼び名も浸透しています。
小型で持ち運びやすくアウトドア用品や工具セットとして使える
行軍中に食料の調達や武器のメンテナンスができるように、アーミーナイフには缶切りや栓抜き、ドライバーなど数多くのツールが備え付けられています。サイズが小さくコンパクトにまとめられており、行軍の邪魔にならないよう工夫が凝らされているのです。アーミーナイフが誕生して100年以上が経ち、搭載する機能は格段に進歩を遂げました。今ではキャンプや登山で使いやすいコンパスなどの機能も加わり、工具セットのかわりとして使えるものも。ツールが100種類以上そろったナイフや、パソコン修理に使えるナイフまで登場し、アーミーナイフの使い道はどんどん広がっています。
アーミーナイフの使い方
キャンプなどのアウトドアや屋内での修理
種類によって搭載されているツールの数は異なりますが、アーミーナイフにはハサミやピンセット、爪楊枝などの機能が盛り込まれています。キャンプで調理をする時には包丁がわりに使うことができ、紐を切ったり木を削ったりする際にも便利ですよ。キャンプ道具のセッティングに便利なドライバーや、栓抜きなども用意されているので、道具が簡単に手に入らないアウトドアでは非常に便利です。プライヤーややすり、配線をつなぐ機器などが1つにまとまっているナイフもあり、屋内でも使いやすいですよ。ガレージでの車の整備や修理、家電の組み立てなどに役立ちます。
旅行中に活躍する便利グッズとして
アーミーナイフはコンパクトでかさばらないため、トラベルグッズとして利用する人も多いですよ。ナイフでフルーツを切って食べる、袋の封をハサミで開ける、飲み物の栓を抜くなどいろんな用途に使えます。ナイフの種類によってはボールペンが付いているものもあるので、旅行者には非常に便利です。アーミーナイフに標準的に搭載されているマイナスドライバーも、旅行時には不要と感じるかもしれませんが、実は便利な使い方が。眼鏡のネジを締めたり、ネイルを傷つけずにプルタブを開けたりする際に役立ちます。
もしものときの災害対策用品としても
コンパクトで多機能な性質を活かし、災害対策用品の1つとしてアーミーナイフを購入するのもおすすめです。ナイフやハサミは、紐の切断や袋の開封に便利です。怪我人の衣服を切り裂いたり、ガーゼや止血パッドを切るのにも役立ちますね。缶切りも食事の際に便利で、機械などの蓋を開ける際にはドライバーが活躍するでしょう。LEDライトが装備されているアーミーナイフもあり、夜間や暗い場所での作業時にも助かります。防災バッグの中に1個放り込んでおけば、いざという時に便利ですね。アーミーナイフのブレードは安全ロックがかけられないので、がれきの撤去など激しい作業には向きませんが、日常生活で使う器具の代わりとしては十分使えます。
アーミーナイフの選び方
使いやすさで選ぶ
初めての方には10個程度のツールが入った標準的なタイプが使いやすい
多くの機能が盛り込まれたアーミーナイフですが、あまりにツールの種類が多すぎると使いこなせないことも。使用目的がはっきりしないまま、むやみに多機能のナイフを選ぶことはおすすめできません。初めてアーミーナイフを購入する場合は、10個程度の基本的なツールが入ったタイプの方が良いでしょう。ナイフ、ハサミ、ピックなど日常生活に便利な機能がそろっているので、自宅での工具替わりとして、またアウトドア用品として使えますよ。扱いに慣れてきたら、多ツールのナイフに挑戦してみるのも良いでしょう。
使用頻度の高いツールは複数のサイズが用意されたものが便利
キャンプや登山でナイフを使う場合、複数のブレードが用意されていると便利です。一方のナイフは食べ物のカットに使い、もう片方はクラフト用に、といった使い分けができますよ。ラージブレードは丈夫で切れ味に優れメインナイフとして使いやすく、スモールブレードはカッターナイフのように使って細かい作業をするのに向いています。ドライバーも、ネジの溝の幅に合わないものを使うと作業しづらく、無理に力を入れるとネジの溝をつぶしてしまうことも。工具として使う場合は特に、複数のサイズが搭載されたアーミーナイフを選んだほうが良いでしょう。
便利な機能で選ぶ
ロープを切ったり木の枝をカットするのに便利なノコギリ付き
アーミーナイフの中には標準装備のブレードとは別に、ノコギリ状の刃が付いているタイプもあります。ギザギザの刃はロープやツタなど繊維状のものを切り裂くのに役立ち、魚のウロコ取りなどにも使えます。木の枝をやすりのように削りながらカットすることもできますよ。アウトドアで頻繁にアーミーナイフを使う方には、ノコギリ刃付きがおすすめです。サバイバルナイフやダイバーナイフなど、外で使用することを想定したナイフの多くは、ノコギリ刃が使われています。
LEDライト付きは夜間や手元を明るくしたい時に便利
標準装備ではありませんが、LEDライトの付いたアーミーナイフも販売されています。LEDライトは照射範囲がやや狭いものの、紫外線をほとんど含まないため虫を寄せ付けません。夜間に活動する際にとても便利です。アウトドアに限らず、暗い場所や手元を明るくして作業をしたい時にも便利ですよ。災害などで停電になった時の簡易ライトとしても重宝します。防災用品としてアーミーナイフを用意する際には、ぜひ取り入れておきたい機能といえるでしょう。
いつでもどこでも仕事ができるUSBメモリ付き
スイスのナイフメーカーが軍隊の装備用に製造を始めてから、100年以上のロングヒット製品となっているアーミーナイフ。テクノロジー技術の発達に伴い、ハイテク機器を取り入れたナイフも販売されるようになりました。中でもUSBメモリが搭載されたモデルは、外出先でもパソコンを起動させることができ、いつでも仕事ができる変わり種のナイフとして、注目を集めています。他の人とは一味違うアーミーナイフをお探しの方におすすめです。
アーミーナイフのおすすめブランド・メーカー
VICTORINOX(ビクトリノックス)
アウトドア用アーミーナイフの代名詞
1884年にスイスの鍛冶職人、カールエルズナーが創業したメーカーです。スイス陸軍に高い評価を受けたことで、一躍世界のトップメーカーに躍り出ました。大きさの異なるブレードやハサミ、栓抜きなどアウトドアで便利な機能が詰まっていて、機能数のバリエーションも豊富。アーミーナイフ初心者から熟練者に至るまでどんな方にも満足していただけるでしょう。デザインも豊富で、他メーカーとのコラボ品も多数販売しています。
LEATHERMAN(レザーマン)
プライヤーが搭載された実用性の高いナイフ
1983年に7年の制作年月をかけて作られたサバイバルツールを発売し、多目的ツールという概念を世界に広めました。レザーマンのアーミーナイフはフルサイズのプライヤーが搭載されており、各ツールのしっかりとした作りと鋼材の質で高い評価を得ています。実用性が高く、長く使えるアーミーナイフをお探しの方におすすめします。
GERBER(ガーバー)
見た目も中身もタフなワイルド系ナイフ
ベトナム戦争で軍用ナイフとして人気を博し、その後世界中の軍や警察で制式採用されるようになりました。ガーバーのナイフは耐久性の高さに定評があり、過酷な環境でも使いやすいことで知られています。コンバットナイフらしいワイルドな見た目も人気が高く、アウトドアでタフに使えるナイフをお探しの方にぴったりです。
中林製作所
リーズナブルで機能性も高く初心者におすすめ
江戸時代から刃物の街として栄えた新潟県三条市に本社を持つ、日本の刃物メーカーです。中林製作所のアーミーナイフはお手頃価格のものが多く、マルチに使えるナイフを手軽に手に入れたい方におすすめ。他社製品に比べてコンパクトなので、いざという時の防災グッズとしても使いやすいですよ。
おすすめ&人気のアーミーナイフランキング
初心者におすすめのアーミーナイフ
ビクトリノックス-クラシックSD (2,150円)
日常生活に必要な7種の機能を内蔵
ビクトリノックスの中でも特に軽量なクラシックシリーズ。重量はたったの21gでツール収納時の長さは5.8cm。キーホルダーに付けて気軽に持ち運べます。全6色から好きな色を選べるので、家族や友達間で色違いを持つのもオシャレですね。ビクトリノックスのアーミーナイフの中でも最も人気の高いナイフです。
小型のブレードの他、はさみや爪楊枝、つめやすりなど日常使いに便利な7つの機能が盛り込まれています。爪の手入れや糸切り、手紙の開封などちょっとした作業に使いやすいですよ。小さなマイナスドライバーは、ねじに使うだけでなく、缶のプルタブ起こしなど、てこの原理を使った動作ができるので便利です。
ガーバー-ツールナイフカーブ (1,980円)
大小のドライバーを装備したスタイリッシュなナイフ
重量23g、長さ5.7cmととてもミニサイズで、カラビナを通してベルトやキーホルダーに取り付けられます。曲線を描いたアメリカンなデザインがクールで、大変人気がありますよ。小型ですが耐久性にも優れており、長持ちするナイフをお探しの方にぴったりです。
刃渡り3.2cmの小ブレードに、プラスドライバーやサイズの異なるマイナスドライバーが3つ搭載されています。こじ開けたり、固定させたり、押したりなど多彩な使い方ができるので、日常使いに便利。ちょっとした工具としても使えますよ。爪やすりやボトルオープナーも付いています。
ビクトリノックス-スイスカードブラック (2,816円)
ビジネスにも便利なカード状マルチツール
珍しいカード型マルチツールです。厚さ4.5mmと非常にスリムでクレジットカード程度の大きさ。カバンだけでなく財布の中にも納まりやすいですよ。ガジェット感のある形でデザイン賞も受賞しており、プレゼントとしてもおすすめです。
ブレードはレターオープナーとして使うことができ、はさみやスケールの他、加圧ボールペンも装備されています。スマートフォンを持ち歩くようになり、ボールペンを持たない人が増えているので、いざという時に役立ちそうですね。男性に人気の高いモデルですが、ネイルケアに重点を置いた女性におすすめのスイスカードも販売されています。
ノップノップ-POWER LED球搭載アーミーナイフ (570円)
ナイフが2本付いたコンパクトなLEDライト
LEDライトに折りたたみ可能な2本のナイフが装備されています。リーズナブルですがしっかりとした作りで、キャンプや野外フェスなどにおすすめです。ナイフはどちらも刃渡り5.7cm。片方は波刃ナイフなので、紐を切ったり小枝を削ったりなど、いろんな使い方ができますよ。
ライトの明るさは普段使いに最適な70ルーメンです。50m程度先まで視野を確保することができ、明るさの強弱を切り替えたり、点滅モードへ変更することも。アルミ素材なので本体は軽く、長時間使用しても疲れにくいですよ。単3乾電池1個で3時間程度の連続使用が可能です。
アウトドアにおすすめのアーミーナイフ
ビクトリノックス-キャンパー (3,200円)
大小ブレードにノコギリも搭載したアウトドア用ナイフ
大きさの異なるブレードに、ノコギリ刃も搭載したキャンプに最適なアーミーナイフです。食べ物を切るナイフと作業用ナイフに使い分けができ、テントの設営や火おこし用の木を削るのにも便利ですよ。コルク栓抜きも付いているので、キャンプ時にワインを開ける楽しみも。
ブレードは頑丈なステンレス製です。錆びにくいので使用後はさっと水洗いするだけで済みます。ただし海水を浴びたり塩気の強い食材を切った後は、丁寧に真水で洗い、乾燥させてください。サイズは9.1cmで重量は60g。全13種類の機能が搭載されていますが、軽量で持ち運びにも向いています。
ビクトリノックス-ソルジャー (5,280円)
スイス兵が100年愛用するロングセラーナイフ
通常の折りたたみナイフと同等の大きさがあり、強度に優れています。スイス軍に制式採用され、誕生から約100年もの長きにわたり世界中で愛用されているアーミーナイフです。アウトドアでタフに使えるアーミーナイフをお探しの方におすすめですよ。
搭載されている機能は10種類。ノコギリや半波型の大型ナイフも備わっています。波刃は片刃タイプで、刃の切れ味が落ちてきたらシャープナーを使った研ぎ直しも可能です。繰り返し研ぐと少しずつ波が欠けてきますが、ビクトリノックスではパーツ交換も請け負っているので安心ですよ。
中林製作所-冒険倶楽部 (1,069円)
キャンプに便利なスプーンとフォーク付き
コルク抜きや缶切りだけでなくスプーンとフォークも付いた、キャンプにおすすめのアーミーナイフ。ブレードは手仕上げで研磨されており、リーズナブルながら非常にしっかりとした作りです。コスパのよいナイフをお探しの方におすすめします。
スプーンとフォークが分離できるので使いやすく、キャンプや車の中での食事に便利ですよ。重量は205gありやや重みを感じますが、その分耐久性があり長持ちします。スプーンやフォーク使用時の長さは20cm弱程度。収納ケース付きで、ケースごとベルトに装着できます。
中林製作所-LED&ホイッスル付多機能ツール (1,926円)
災害や遭難時にも役立つホイッスル付き
ホイッスルやLEDライトが備え付けられていて、緊急時に安全を確保するのに役立ちます。重量は170g、ナイフの刃渡りは5cm。キーホルダー付きで持ち運びにも便利です。防災バッグの中に1個入れて置くといざというときに役立ちますよ。
ナイフは大小2種類の大きさがそろっており、プラスドライバーや穴あけ、缶切りや千枚通しなど、日常や非日常を問わず便利な12種類の機能が付いています。丈夫なバナジウムステンレス鋼製で、錆にも強いですよ。LEDライトはLR41のボタン電池を使用します。
修理や整備におすすめのアーミーナイフ
レザーマン-ワンハンドツール (15,840円)
ペンチやカッターを搭載し耐久性抜群
やや高額ですが、高品質なナイフをお探しの方におすすめです。プライヤーからナイフに至るまで全てのツールを片手で開閉し、操作できるよう設計されています。各ツールにはロック機能が搭載されているので、ナイフが急に折りたたまれたり、収納時に先のとがったツールが飛び出したりする危険性がなく、安心して使えますよ。
ナイフは通常のステンレスよりも強靭で切れ味が続く420HC鋼を使用。プラスドライバーの他3サイズのマイナスドライバーや、スクリュードライバーも完備され、ペンチやワイヤーカッターも標準装備されています。電子機器の分解など、細かい作業にも使いやすいですよ。25年もの長期保証付きでスポーツやレジャーで半永久的に使えるアーミーナイフです。
ビクトリノックス-サイバーツール (9,790円)
コンピューターに対応した人気モデル
通常のアーミーナイフの機能だけでなく、デジタル時代に合わせて電子機器に対応した機能も加わりました。合計32もの便利なツールが詰め込まれています。電子機器のボルトを締めるビットレンチやプライヤー、精密ドライバーなど細かい作業に適したツールも。
LEDライトも付いているので、作業中の手元を照らすことも可能です。重量は153gと機能数に比べてかなり軽量で、長時間使用しても疲れにくいですよ。電子機器の分解や、PCの組み立てにおすすめです。1つ1つのツールの完成度の高さは、さすがにビクトリノックスといったところ。
CRKT-グッピーカラビナツール (3,256円)
モンキーレンチ付きのコンパクトツール
アメリカの人気ナイフメーカー、コロンビアリバーから販売されているアーミーナイフ。手のひらにすっぽりとおさまるサイズですが、小型の割に重みがあり、頑丈な作りです。車やバイクのメンテナンス、配管工事など、いろんな場面で活用できるモンキーレンチが付いています。
マネークリップが付いているところはアメリカ製らしいですね。ドライバービットやLEDの部分は取り外しが可能なので、レンチやナイフを使用する際にはかなりスマートになります。サイズは9cmでポケットに入れて持ち運ぶことができ、カラビナを使ってベルトに装着することも可能。携帯性にも優れています。
旅行におすすめのアーミーナイフ
ビクトリノックス-クラシックAL (2,640円)
重量16gの超軽量タイプで持ち運び楽々
機能は必要最小限の5つのみとし、コンパクトさにこだわりました。ハンドル部分は軽さの際立ったアルミ素材を採用。表面は凸凹に仕上げられ、滑りにくいので安全に使用できます。重量は16gで単4電池1個分程度の重さです。大きさもUSBメモリ1個分くらいで旅行にぴったりのサイズですよ。
搭載されている機能は小ブレードやはさみ、爪やすりなど。マイナスドライバーは眼鏡のネジを締めるのにも役立ちます。ブレードの刃渡りは小さめですが、切れ味は優れていて、旅先で買ったお土産のタグを切り落とすのも簡単です。ミニサイズなので応急手当用品の中に忍ばせておいても良いですね。
ビクトリノックス-ジェットセッター (2,288円)
ブレードレスタイプで安全に持ち運べる
飛行機の機内にも安心して持ち込めるブレードの無いタイプです。頻繁に海外旅行に出かける方や、小さなお子さんに持たせる初めてのマルチツールとしてもおすすめです。長さは5.8cm、重量は22g。重さを全く感じず、楽に持ち運びできますよ。
ナイフの代わりに栓抜きが採用され、その他精密プラスドライバー、はさみなど合計7つの機能が内蔵されています。はさみの根本には爪楊枝とピンセットが収納。プラスドライバーはマグネット加工が施されているので、紛失しにくく旅行時にも安心ですよ。
ビクトリノックス-ミッドナイトマネージャー@work (7,700円)
USBフラッシュメモリを搭載したハイテクモデル
多機能データキャリアを搭載し、話題となったナイフです。アーミーナイフの中に、ピボット留めで取り外しのできるUSBが内蔵されています。16GBの大容量で、メモリを回転させることによってUSB3.0から3.1へのバージョン切り替えも可能ですよ。
最新のPCやタブレット、スマートフォンでも使うことができ、旅行や出張先でも重宝しますね。加圧ボールペンや小ブレードなど仕事に便利な機能のほか、はさみやプラスマイナスドライバー、栓抜きなど従来の機能も変わらず盛り込まれていますよ。合計機能数は11個で、@workの中でも最も機能数の多いタイプです。LEDライトまで付いているので、ペンライトとしても使える優れモノです。
アーミーナイフのお手入れ方法
ぬるま湯でツール1つ1つの汚れを落としオイルを注す
アーミーナイフは錆びにくいステンレスで作られていますが、各ツールが折りたたまれているため、パーツの可動部分は汚れが残り錆びやすくなります。錆がひどくなるとツールが開かなくなる恐れもあるので、使用後はこまめにメンテナンスをしましょう。日常のお手入れとして、歯ブラシなどで隙間のほこりをかき出した後、ぬるま湯につけて各ツールが滑らかに動くまで開閉してください。電子機器が内蔵された機種の場合は、水につける前にあらかじめ電池などを取り出しておきましょう。洗浄後はよく乾かし、可動部分にオイルを一滴注します。使用するオイルは無臭で優れた保護効果を発揮する、マルチツール専用オイルをおすすめします。
砥石やシャープナーを使って角度を一定に保ちながら研ぐ
ナイフの切れ味が悪くなってきたと感じたら、定期的に研いで切れ味を復活させましょう。研ぐ際には自宅にある包丁用の水砥石やオイルストーンを使っても構いませんが、最も研ぎやすいのは専用のシャープナーです。ビクトリノックスやレザーマンなど、アーミーナイフを作っている多くのメーカーから販売されており、1,000円~2,000円程度で購入できますよ。シャープナーは15~20度くらいの角度で当て、両刃とも研ぎましょう。シャープナーとナイフの間に10円玉が2個入るくらいが、角度の目安となります。手首を固定し、角度を一定に保つことを意識すると上手く研げますよ。
アーミーナイフは銃刀法違反になるの?
軽犯罪法に触れる可能性がある
目的なく持ち歩くのはやめる
多くのアーミーナイフは刃渡りが6cmに満たないので、銃刀法違反にあたることはありませんが、軽犯罪法では正当な理由なく刃物を持ち歩くこと自体が禁止されています。車の中にナイフを置きっぱなしにしていただけで書類送検されたケースも。キャンプで使う、など明確な理由が無いにも関わらず、護身用としてナイフを持ち歩くことはやめましょう。アーミーナイフの中には、刃物が付いていないタイプのものも販売されています。法律違反などのトラブルが心配な方は、ナイフ無しバージョンのアーミーナイフを、選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
飛行機へ乗るときに持ち込めるの?
飛行機の機内へは持ち込み不可
手荷物として預けることは可能
旅行の際に持っていくと便利なアーミーナイフですが、残念ながら飛行機の機内には原則としてナイフ類を持ち込むことはできません。手荷物検査の際に、ナイフが手荷物に入っていることが判明した場合、没収されてしまう可能性もあります。特に、小さなアーミーナイフはポケットの中やカバンの隅に入ったまま、本人も気づかない場合も。旅行の際には忘れずに、キャリーケースなどに入れて、空港内の預け荷物カウンターに預けましょう。荷造りする際には、ナイフでほかの荷物を傷つけることの無いよう、段ボールやタオルなどでアーミーナイフをしっかりと覆っておくと安心です。
まとめ
ツールが10個程度のアーミーナイフがおすすめ
自分が欲しいツールが内蔵されていることが大前提ですが、アーミーナイフの各ツールを使いこなすなら、機能数は10個程度が良いでしょう。機能数が多いとワクワクしますが、頻繁に使うツールは限られているので、結局宝の持ち腐れになってしまうことも。初めてアーミーナイフを購入する方には、ツール数が控えめなナイフをおすすめします。扱いに慣れ、もっとこんな機能も欲しいと考えるようになった際に、多機能のものを検討してみてはいかがでしょうか。今回はアーミーナイフについて、人気のブランド名をあげながらランキング形式でご紹介しました。ぜひ皆さんも毎日の暮らしに役立つアーミーナイフを見つけてくださいね。