観葉植物や多肉植物など、部屋のインテリアにおすすめの植物を取り入れてみませんか。部屋に緑があれば癒し効果がありますが、水やりや定期的なメンテナンスが面倒という人も。そんな人におすすめなのが、多肉植物の中でも比較的育てやすいサボテンです。水やりがほとんど不要で初心者でも育てやすい団扇型や、綺麗な花を咲かせる花サボテンまで種類は豊富。今回はそんなサボテンの種類と選び方、おすすめ商品について詳しく解説します。部屋のインテリアにサボテンを取り入れたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
サボテンの特徴
丈夫で育てやすく枯れにくい
サボテンが室内での観葉植物としておすすめなのは、手入れがほとんど不要な点です。サボテンはアメリカ南部や中央アメリカなどの乾燥地帯で生息する植物。過酷な環境で生きているからこそ、丈夫で枯れにくいので育てるのが簡単なのが特徴です。
部屋の空気を綺麗にする空気清浄効果がある
サボテンを含む観葉植物には、目に見えない細菌やホコリ、有害物質をクリーンにする効果があるといわれています。それは観葉植物は二酸化炭素を使って酸素を作り出し、空気中の細菌を吸収、分解するから。自然の力を借りて部屋をクリーンにするので電気代も掛かりません。
サボテンの種類
団扇型
水やりがほとんど不要で初心者でも扱いやすい
まるで団扇の形のような、平らで楕円形の茎が特徴です。団扇サボテンは、手のひらサイズの小さなものから男性の身長以上の大きなサイズまで種類は実に300以上。アリゾナやメキシコ、タイやイスラエルなど砂漠などの過酷な環境が原産です。
砂漠地帯が原産なので、水やりはほとんど不要。厳しい環境下でも丈夫に育っていきます。逆に水を与えすぎると根腐れを起こすことも。日当たりの良い場所に置いて太陽をたっぷり浴びせましょう。5月から10月の生育期は、土の表面が白く乾いたら水をあげます。10月から3月は、1、2ヶ月に1回の水やりで充分です。
柱型
成長する過程を楽しめる育てるサボテン
上に向かって柱のように育つ柱サボテンは、アンデス山脈やブラジル、中央アフリカが原産。花を咲かせる品種もあり、サボテンの成長や開花を楽しむことができます。長くゆっくりと成長していくので長く愛着を持ちながら育てることができるでしょう。
柱サボテンには、1本の幹が大きく成長していくものや柱の上部でバンザイのポーズのように茎分かれするものなど、形で選ぶのも楽しい。生長期の4月から9月は、根から水を吸収するため鉢の土が乾いたら水をたっぷり与えましょう。必要に応じて成長を助ける肥料を与えることもできるでしょう。
玉型
手のひらサイズでテーブルの上の観賞用に最適
テーブルやデスクの上に飾るインテリア用としておすすめなのが玉サボテンです。北米南部からメキシコに掛けて生息し、真ん丸な可愛い見た目が特徴です。手のひらサイズの小さなものが多く、可愛いポットに入れれば自分好みのアクセントが楽しめます。
玉サボテンの育て方は日当たりの良い、風通しの良い場所での栽培が最適。真夏に直射日光が当たると葉焼けするので、真夏は半日陰に置きましょう。土が湿っていると根腐れを起こすため、比較的乾いた状態を維持することが大切です。可憐で鮮やかなカラーの花を咲かせるものもあるので、季節のよる開花を楽しむこともできます。
サボテンの選び方
サイズで選ぶ
インテリアの一部として取り入れたいなら存在感のある大型タイプを
サボテンの中には男性の背より高くなる大型タイプもあります。種類としては、彩雲閣、鬼面角、武衛柱など。部屋の中に置いておくとどこに置いてもアクセントになるのでおすすめです。特に柱サボテンは、吹き抜けのリビングや、天井の高い場所に置くと存在感を発揮。観葉植物のように部屋の中で存在感があるサボテンが欲しい人は大型タイプを選びましょう。
窓際やデスクの上などの観賞用なら小型のタイプを
ミニサボテンともいわれる小型タイプはテーブルの上やカウンター、窓際などちょこんとした場所に飾るのにおすすめ。サボテンを買うのが初めて人は、サボテンとはどんなものか知るのにも役立つでしょう。価格も安価なものが多く、可愛いポットに入ったインテリア性の高いものも人気。ほとんど水を必要としないので、直射日光の当たらない場所であればどこでも置くことができます。
トゲのタイプで選ぶ
サボテンらしさを求めるなら尖ったトゲがしっかり生えたタイプを
ただ見るだけではつまらないサボテンが少しずつ変化していく姿を楽しみたい人は、トゲが多く成長していくサボテンを選びましょう。サボテンらしいトゲが魅力の春雷や金鯱は、トゲの成長と蕾がどんどん成長してサイズが大きくなっていく過程を楽しめます。また神竜玉や大竜冠はトゲの長さも長く、大輪の花を咲かせるので見ごたえがありサボテンの良さを実感できるでしょう。
お子さんが触るのが心配ならトゲが柔らかいタイプがおすすめ
黄金司や金晃丸、兜丸など、ソフトなトゲを持っているサボテンもあります。触っても痛くなく毒性もないので、小さな子どもが触っても問題ありません。フワフワとしたソフトな見た目なので見るだけで温かい気持ちになります。サボテンのトゲが茶色になってきたらそれは日光不足や寒さが原因。なるべく日光に当ててあげるようにしましょう。
一味違うサボテンを飾りたいならトゲがないタイプを
サボテンの中でもトゲがなく、表面の皮が硬く厚いものもおすすめ。白い花を咲かせる翠冠玉や、孔雀サボテンの一種である月下美人などがあります。特に月下美人は夜に数時間だけ花を咲かせる神秘的なサボテンでサボテン愛好家からも人気が高くなっています。トゲがない品種を選ぶ時に注意したいのは、品種によっては人体に無害な毒性があるものもあるということ。人体には影響がありませんが、ペットを飼っている人はペットが触らない場所で育てる必要があります。
サボテンのおすすめブランド・メーカー
Saboten style(サボテンスタイル)
サボテン農場からインテリアに合う可愛いサボテンを
愛知県春日井市で60年以上サボテンを栽培するサボテン、多肉植物の専門店。男性の身長よりも背が高い桂型サボテンから、テーブルの上や窓辺に飾りたいミニサボテンまで種類が豊富。容器もナチュラルテイストなものからポップなデザインまで豊富なので、サボテンとの相性でインテリアを楽しめます。
LAND PLANTS(ランドプランツ)
腰まで届く大きめのサボテンを購入できる
バンザイのフォルムが可愛い墨烏帽子や、サボテンらしいフォルムが特徴の大雲閣など腰まで届く背の高いサボテンが揃います。大きく成長した段階で販売されているので、手入れは簡単に叶います。手のひらサイズの可愛らしい墨烏帽子もあり、オブジェ感覚でテーブルに飾ることも。好きな大きさから選べるサイズの豊富さも魅力です。
Uminecco(ウミネッコ)
手入れが面倒な人はフェイクグリーンを取り入れても
小さなエアプランツからサボテンまで、フェイクグリーンを取り扱っているインテリアショップです。フェイクだからこそ、大きく存在感があるのに面倒なお手入れが不要が叶います。色あせたり枯れる心配がないのでフレッシュな見た目がずっと続きます。
APOA (アポア)
サボテンだけでなくサボテンを引き立てるポットにも注目
APOAのサボテンはとにかくおしゃれ。イギリスやフランスなど西ヨーロッパをイメージしたアンティーク雑貨とサボテンの組み合わせがとても素敵です。サボテンだけでなく多肉植物との寄せ植えも魅力。いつまでも眺めていたくなるような見た目にこだわるサボテンならAPOAをチェック。
おすすめ&人気のサボテンランキング
団扇型でおすすめのサボテン
LAND PLANTS-ウチワサボテン(4,560円)
デスクの上に可愛いオブジェのように飾れる
卓上サイズのミニタイプのウチワサボテン。シンプルでスタイリッシュなセメント鉢に入っているので、どこに置いてもインテリアに馴染みます。土が見えないよう表面にはイエロー天然石で覆われています。
ウチワサボテンは乾燥に強く水やりも2、3週間に1回ほどで十分。お泊りや旅行で放置しておいても安心です。本場メキシコでは食用として用いられていることも。生で食べたり、卵と炒めたりするなど異国のレシピを味わえます。
LAND PLANTS-ラウンド型カクタス(4,650円)
人がバンザイしているようなフォルムが癒しをくれる
サボテンの中でも育てやすいといわれている鳥帽子サボテン。人がバンザイしているようなフォルムで見ているだけで癒しを与えてくれます。全長は90cmと腰ほどまでの高さがあるので、部屋の中でも存在感があるのもポイントです。
このサボテンの特徴は、成長が遅く管理が楽なのでほったらかしでも丈夫に育ってられるのが魅力。水やりは250mlの水を1か月に1回ほどで充分で安心です。真夏の直射日光や日向、半日陰などどこに置いてもしっかり育つのも嬉しい。
インテリアプランツ-オプンチア ステノペタラ(4,070円)
10cm未満のミニサイズなのに存在感を放つ
肉厚感のあるぼってりとしたボディに、まるでパンダの目のようなサボテン。ブラックボディの陶器に入っているのもおしゃれ。モダンなインテリアやメンズライクな家具などと相性良く置くことができます。
直射日光を避け、明るく風通りの良い場所に置くのがポイント。日光が不足すると色が悪くなるので窓辺や日が当たる場所に置いてあげましょう。成長期である春と秋は表面が乾く前に水を与えると大きくなります。
柱型でおすすめのサボテン
Saboten Style-6種寄せ植えサボテン(2,860円)
横長の容器に種類の違う柱型サボテンを入れて鑑賞を
清潔感と温かみが合わさったホワイトの陶器に、ホワイトの砂から顔をだす6種類のサボテンが可愛い。お好みの組み合わせを2タイプから選択できます。幅22cmとスリムなサイズなので、2種類並べて飾るのも良いですね。
6種類の種類の異なるサボテンは、容姿もカラーも違うので1つずつじっくり眺めるのも楽しい。季節ごとの管理のポイントを記したリーフレット付きで初心者でも安心です。プレゼントにも喜ばれるでしょう。
APOA-おしゃれな寄せ植え(1,800円)
大きめの柱型と多肉植物の組み合わせでスッキリとした寄せ植えに
柱型サボテンでは味気ないプランターでも、多肉植物と合わせることで一気にバランスが良くなります。水やりはスプレーなどでシュッシュッツと軽くスプレーするだけ。ズボラさんでも手入れしやすいおしゃれなミニ寄せ植えです。
サボテンの存在感を引き立てるおしゃれなポットも魅力的。インダストリアルなブリキ製で、表面にはユーズド感を表現した加工が施してあります。女性へのプレゼントだけでなく、男性にも喜ばれるルックスになっています。
uminecco-柱サボテン(20,900円)
本物そっくりの高さ91cmの柱サボテンで気軽に楽しめる
まるで本物のようなクオリティですが、中身はフェイク。植え替えや水やりが全く必要ないので、ディスプレイはしたいけどお手入れは苦手という人にも最適です。シンプルなポットが付いているので、自分好みのポットカバーを合わせるのもおすすめ。
幅22cm、高さは約91cmで部屋の中に存在感を発揮。選ぶポット次第で部屋の雰囲気がグッと変化します。背が高い柱型は部屋の高さを高く見せる効果も。縦長のインテリアで狭い部屋でもスッキリ見せてくれます。
玉型でおすすめのサボテン
APOA-ミニガラスドームサボテン( 4,200円)
ありがとうのカタチをサボテンに込めて贈ろう
THANKSというアンティークプレートが可愛い、ミニサイズのまな板にのったサボテンガラスドーム。涼し気なガラスドームにホワイト砂に緑のサボテンがよく合います。見た目も涼やかで爽やかな印象。プレートにのせたまま飾っておきたいアイテムです。
ガラス製のポットで、どの角度から見てもホワイト砂とサボテンのコントラストを美しく観察できます。ドームの蓋は被せても、横に立てかけてもおしゃれ。感謝をささげたい時に、サボテンに思いを込めたプレゼントが叶います。
Saboten Style-ウォーターカクタス( 3,190円)
ちょっと変わった水栽培が叶う専用キット
一見難しい水栽培のサボテンを、初心者でも簡単に栽培できるおすすめのウォーターカクタスです。水を根っこの先につくくらいに入れておくだけ。水も普通の水道水で入れ替えが可能なので、キッチンなどの水回りに観賞用として置くのもおすすめです。
設置場所は直射日光が当たらない、半日陰に置くのがポイント。夏場には蒸れによって水温が上がらないよう気を付けましょう。ガラスの透明ポットには、オリジナルのロゴラベルが貼っていておしゃれ。計3種類からお好みの絵柄が選べます。
LAND PLANTS-金鯱サボテン(3,280円)
真ん丸の可愛らしい頭が特徴的なキンシャチサボテン
多肉質で真ん丸な形が可愛いサボテンです。ユニークな丸みと独特のトゲが魅力。ポット込みでも片手で持てるほどのミニサイズなので、場所を選ばずどこでも設置できます。
使われているサボテンは乾燥に強く手入れがしやすいキンシャチ。キンシャチは乾燥気味の状態を好むので、土に湿り気がない状態を保つことがポイントです。そのため、定期的な水やりは一切不要。乾燥させておけて長期の外出時でも安心です。
APOA-ビールサボテン2個セット(2,600円)
まるで異色の組み合わせな個性あふれるサボテンセット
遠くから見ると、まるでビールにサボテンが浮いているような個性的な見た目が特徴です。イエローの砂にホワイトの砂をのせることで、見ためはまるで泡たっぷりのビールのよう。涼しげで夏の暑い日に見ると爽やかさを感じられます。
大小2セットなので、並べて置いても可愛い。初めての人にも安心なお手入れの方法が書かれた説明書も同封されているのもポイントです。夏のプレゼントや、ビール好きの男性へのプレゼントなどに活用できるでしょう。
花が咲くタイプでおすすめなサボテン
Cocoro-サボテンアソート10個セット(8,148円)
手のひらに乗るミニサイズのサボテンを家中にディスプレイできる
両手に収まる個性たっぷりのサボテンが10個セットで届く嬉しいアソート。鮮やかなピンクやイエローの花を咲かせるので、見ると元気がでるサボテンです。どのサボテンも花はちょこんと咲くタイプで、その控えめな咲き方がまた愛らしい。
表面の土が乾いてきたら水をあげればいいので、毎日の水やりが不要なのも嬉しいですね。サボテンの数が多ければ多いほど、手入れが少しですむのは安心です。配送時はシンプルなポットにはいっているので、お気に入りのカバーをつければ個性も光ります。
園芸ネット-花サボテン品種ミックスセット(1,574円)
どの花サボテンが届くかは届いてからのお楽しみ
品種の違う9種類の花サボテンの中から、メーカーが選んで発送します。どの品種が届くかわからないワクワク感と、出会いを楽しむことができるでしょう。どの花サボテンも鮮やかな花を咲かせるのでどれが届いても気持ちを明るくさせること間違いありません。
開花の時期はどの花サボテンも1月から4月ごろ。直射日光の当たらない南側で置いておけば、寒い冬も元気に乗り切れます。しかも冬場は水やりは一切不要。春に日光を浴びさせ水をやるので、普段のお手入れが不要なのは嬉しいですね。
緑の風-孔雀サボテン月下美人(2,200円)
年に数回花を咲かせるので何度も開花を楽しめる
孔雀サボテンの一種である月下美人は、毎年6月下旬から10月下旬ごろまで数回開花する珍しい品種。鮮やかなビビットピンクの大輪が咲くので存在感と絢爛さを感じます。しかも花は1つではなく何個も咲くのでその豪華さは圧巻です。
届いた時にはつぼみがたくさんある状態なので、あとは開花を待つだけ。ただし月下美人は夜間から咲き始め数時間で散ってしまうため、見逃さないよう室内に設置しておきましょう。儚い恋という花言葉がピッタリなロマンチックな花サボテンです。
サボテンのお手入れ方法
日当たりの良い場所に置く
サボテンは基本的に、砂漠などの気温が高く直射日光が当たる過酷な環境で生息しています。サボテンを育てる時には、直射日光が当たらない日向で風通しの良い場所に置きましょう。春から秋にかけては成長期なので、日当たりが良い室外に置くのがポイント。日差しが強すぎるときは、レースのカーテン越しに置くのがおすすめです。一方、雨が当たるとサボテンは根腐れしてしまうので雨が当たらない場所に置くのも大切。寒さに弱い植物のため、気温が10度以下になるときは、室内の日光がよく当たる場所に置くようにしましょう。
水やりは気温が下がった夜間がおすすめ
サボテンは乾燥に強い植物なので、乾いた土でも耐えられます。しかし春から秋の成長期には水を必要とするため、鉢底から水が流れ出すほど水をあげるようにしましょう。そうすることで、鉢内に空気が行き巡ってサボテンが根腐れしなくなります。日中に水をやると土が熱くなったり水滴が反射して茎を傷めることも。気温が低くなった夜に水をあげるなら、水分をしっかり吸収して成長を助けます。
まとめ
お気に入りの形やサイズで選ぶ
サボテンを選ぶ時のポイントは、自分が魅力的だと感じるサボテンを選ぶことです。また、どこに置くかも大事なポイント。リビングやエントランスなど、部屋のアクセントにしたいなら大きめのサイズを。窓辺や机の上など、さりげなく飾りたいならコンパクトタイプを選ぶことができるでしょう。また成長を楽しめる花が咲くタイプもおすすめです。今回はサボテンについて人気の品種やブランドを挙げながら詳しく解説しました。ぜひ皆さんも、心が癒されるお気に入りのサボテンを見つけてくださいね。