フィリップス電気シェーバー徹底比較!【5000・7000・9000シリーズを使ってみた】

こんにちは。家電レンタルを行うモノカリ編集部です。 早速ですが、男性の朝の習慣として、髭を毎日剃っている方は多いのではないでしょうか。私自身、髭の伸びるスピードが早いので、手軽に髭を剃れる電気シェーバーは日常生活においての必需品です。電気シェーバーは様々なメーカーから販売されていますが、その中でも一際異彩を放つのがフィリップスの電気シェーバー。「回転式シェーバー」と呼ばれ、ヘッドの形状が丸いのが特徴です。今回は、そんなフィリップスの人気モデルである「5000」「7000」「9000」シリーズをご紹介します。いずれも似たような見た目をしていますが、性能に大きな違いはあるのでしょうか。実際に各シリーズの機種を使用して比較検証していきます。

フィリップス電気シェーバーの人気シリーズ

フィリップスの電気シェーバーの中でも、特に「5000」「7000」「9000」シリーズが市場に多く出回っており、数字が大きくなるほど高価格帯モデルがラインナップされています。各シリーズ毎にメーカー側のコンセプトがあり、使う人の多様なニーズに応える細やかな工夫が成されています。フィリップスのシェーバーで購入を考えている方は、メーカー側が力を入れているこれら3つの主力シリーズから自分に合ったモデルを選ぶと良いでしょう。

5000シリーズ

3つのシリーズの中でも普及価格帯向けの製品として展開されたのが5000シリーズです。シェービングの基本的な機能はそのままに、フィリップスの高性能で肌に優しいシェーバーを、誰もが手軽に購入できる価格設定になっています。

9000シリーズ

5000シリーズとは反対に高級路線で発売されたのが9000シリーズ。これまでの、「肌には優しいけれど深剃りは難しい」といったフィリップスのブランドイメージから一転、ソフトな剃り心地に深剃り性能を兼ね備えた最上位モデルとして人気を博しています。

7000シリーズ

後発となったのが、敏感肌の人向けに皮膚科医と共同開発された7000シリーズ。肌が弱い人の様々な悩みに対応するため、他のシリーズよりも更にシェービング時の押し圧や摩擦に配慮されたシリーズです。

フィリップス電気シェーバーの人気シリーズを使ってみた結果

コスパの良い5000シリーズがおすすめ

人気シリーズのモデルの大半が1万円超え、上位モデルであれば2~3万円以上もする中、シリーズ5000の低価格モデルであれば5,000円前後で購入することが可能です。確かに上位機種になるほどバッテリーの持続時間や充電速度、付属品の数などに多少の差が出ます。しかし、剃り心地や切れ味など、シェービングに直接関係のある部分において、価格差を埋めるだけの違いを見つけることはできませんでした。物凄く深剃りに拘っている方や、よほどの敏感肌な人でない限り、7000シリーズや9000シリーズに属する高価な上位モデルを購入する必要はないと思います。ただし、ヘッド内部の構造や表面の加工技術など、細かい部分に違いが見られたので、気になる方はこの後の比較結果をチェックしてみてくださいね。

フィリップス電気シェーバーのスペック一覧

商品画像
シリーズ500070009000
型番S5050/05S7930/16S9090/43
料金4,380円~17,800円~14,800円
こんな人におすすめ・コスパ重視
・基本性能だけで十分
・超敏感肌
・肌トラブルの症状がある
・剃り残しが気になる
・髭が伸びるのが早い
使いやすさ★★★★☆★★★☆☆★★★★★
肌への優しさ★★★★☆★★★★★★★★★☆
深剃り度合い★★☆☆☆★★☆☆☆★★★☆☆
総合評価★★★☆☆★★★☆☆★★★★☆

今回、詳しく調査した性能面は、「使いやすさ」「肌あたりの良さ」「深剃りのしやすさ」の3点です。「使いやすさ」については、刃を当てにくい部位でも剃り残しなく綺麗にシェービングができるかに着目しました。「肌あたりの良さ」に関しては、どれだけ地肌に負荷をかけずに髭が剃れるかです。髭剃りを行った後にヒリヒリしてしまう敏感肌の人にとっては気になるポイントですよね。最後にフィリップスのシェーバーが苦手とする「深剃り」についても、刃の細かい作りにスポットを当てて違いを検証してみました。

フィリップス電気シェーバーを使いやすさで比較

剃りやすく剃り残しが少ないのは9000シリーズ

フィリップス独自の丸みを帯びたヘッドの形状から、一見「剃りにくそう」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際は3つのシェービングヘッド全てが独立可動する構造のため、肌への密着面積が広く、剃りにくいと感じることは少ないでしょう。中でも9000シリーズのシェーバーは8方向に独立して動くため、剃り分けが難しいもみあげ部分や面積の狭い鼻の下まで難なく剃ることが可能。突き出て剃りにくい顎骨部分も、顔の輪郭に沿って綺麗に剃ることができますよ。

たまに長い一本ヒゲが残るのが5000・7000シリーズ

ヘッドが8方向に動く9000に対し、5000・7000は5方向に可動域が制限されます。実際に刃の丸い部分を触ってみると違いは明白。9000シリーズの場合はリングが上下左右に浮き沈みするのに対し、5000シリーズは同一方向にのみ動き、7000シリーズは固定され動かない状態です。実際に起伏が激しいエラの部分や顎下の髭を剃ってみると、一回のストロークに対する剃り残しの量が違います。肌への密着度が高いフィリップスのシェーバーですが、稀に長い一本ヒゲが残ってしまうのが5000・7000シリーズです。

フィリップス電気シェーバーを肌あたりの良さで比較

一番肌に優しいのは7000シリーズ

肌に優しいことで定評のあるフィリップスですが、その中でも最も人間の皮膚に配慮されているのが7000シリーズです。刃の外側を覆う水色のリング部分に数千の細かなビーズが埋め込まれているため、シェービングヘッドと肌との摩擦を軽減する効果があります。「スキンコンフォートリング」と呼ばれ、フィリップスの7000シリーズにのみ採用されたヘッド構造です。

5000・9000シリーズも肌への負担は少ない

5000・9000シリーズに関しては、7000シリーズのような肌への負担を軽減する特殊な表面加工は施されていません。摩擦が起こる肌との接触面積を考慮すると、わずかに5000・9000シリーズの方が肌に負荷が掛かります。しかし、円盤型のヘッド構造は7000シリーズと同じなので、よほどの敏感肌でない限り肌荒れやカミソリ負けを心配する必要はないでしょう。

フィリップス電気シェーバーを深剃りのしやすさで比較

深剃りが期待できるのは9000シリーズ

深剃り性能に大きく関係してくるのが刃の形状です。9000シリーズの刃は「ダブルVトラック刃」と呼ばれ、刃がV字の形をしています。V字型の内刃と外刃で、髭を根元から引き上げ、挟み込むように刈り取るのが特徴。通常の刃で剃るのに比べ、深剃りしやすい精巧な作りが見て取れます。また、刃の厚みも従来より薄くなっており、寝ている髭を起こしやすい工夫が施されていますよ。

髭が伸びるのが早い人には向かない5000シリーズ

9000シリーズの刃が鋭利な形をしているのに対し、他のシリーズの刃は平べったい形をしているため、深剃りにはあまり向きません。特に5000シリーズに搭載されている「マルチプレシジョン刃」は、内刃がフラットで搭載枚数も少ないため、性能がやや落ちている印象です。髭が伸びるのが早い人だと、朝に剃って夕方くらいには髭が見え始めてきます。丸一日髭が生えてこない状態を保ちたいという人は、フィリップスの5000シリーズは避けた方が良いでしょう。

まとめ

コスパ最強モデルならフィリップスの5000シリーズがおすすめ

フィリップスの電気シェーバーの購入を検討されている方には、低価格モデルが揃う5000シリーズがおすすめです。防水機能などの髭を剃る上で必要な基本性能はどのシリーズにも備わっているので、低価格モデルだからウェットシェービングや本体丸洗いができないということはありません。7000・9000シリーズとの差は、ヘッドの可動域などほんの僅かな違いだけに思えたのが率直な感想です。最新モデルや上位機種に特別拘りがない方は、是非ともコスパの良い5000シリーズを試してみてくださいね。

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