テレビを見るうえで欠かせないアイテムであるアンテナケーブル。地デジやBS/CSだけではなく、最近では4K8K衛星放送対応のアンテナケーブルが出ています。アンテナケーブルの中にも色々特徴があり、接続するテレビや場所によって選び方が変わってきます。この記事ではアンテナケーブルの種類やおすすめのアイテムなど、分かりやすく説明していきますのでぜひ参考にしてみてください。
アンテナケーブルの特徴
テレビを視聴するための必須アイテム
アンテナケーブルは、テレビ本体と壁にあるアンテナ端子を繋げることによって放送局の電波を受信し、テレビ視聴を可能にさせるアイテムです。そのためテレビ本体があっても、アンテナケーブルが無ければテレビ番組を見ることができません。また4K8Kのように高い伝送周波数を受信するためには、より高性能のアンテナケーブルが必要となります。
テレビ視聴のランニングコストが抑えられる
ケーブルテレビやNetflixなどの有料番組とは違い、地デジやBS/CSの視聴には月々の支払いがありません。そのためアンテナケーブルを買う初期費用のみで多くの番組を視聴することが可能になります。消耗品ですが頻繁に壊れることはないため、買い替えなどの心配もあまりなく、ランニングコストを抑えてテレビ視聴のエンターテイメントを楽しむことができるでしょう。
アンテナケーブルの種類
室内用アンテナケーブル
壁にあるアンテナ端末とテレビ本体を接続
テレビアンテナケーブルは、両端にテレビ本体と壁にあるアンテナ端子を接続するプラグが付いています。プラグの形の違いなどはありますが、誰にでも簡単に接続することが可能。テレビを視聴する際に必要になる基本的なアンテナケーブルです。
主に室内で使われるため、扱いやすい細く柔らかいケーブルが多いです。テレビ本体と接続するアンテナ端子の場所によって長さが選べるように、選べるケーブルの長さが多いことも特徴。妨害電波に強いものや劣化しにくいプラグ加工のものまで色々あります。
フラットケーブル
外のアンテナとテレビ本体を工事無しで接続
部屋間や窓の隙間を通しての接続に使われるケーブル。狭い場所でもすっきり取り付けられるよう、薄く柔軟性があり段差などにも沿わせられるようになっていることが特徴です。窓や扉の段差のある部分にも沿わせて取り付けられるため、目立つこともありません。
フラットケーブルを使用することによって、工事をすることなく屋外アンテナの線を室内に引き込むことが可能。また、隣の部屋からのアンテナ線の引き込みのを壁に穴をあけることなく接続することができます。両端にプラグが付いているため、買ってすぐ取り付けることができます。
アンテナケーブルの選び方
ケーブルの長さで選ぶ
テレビ周りの接続なら5m以下で十分
壁にあるアンテナ端子からテレビ本体接続する際の距離が1~3mほどと近い場合は5m以下の長さのアンテナケーブルがおすすめです。接続する距離が近いのにも関わらず、長すぎるものを使用してしまうと他のケーブルと絡まってしまう恐れがあります。また、長すぎないものであればテレビ裏もすっきりさせることができるでしょう。
室内配線なら5~10m程度の長さ
6~8畳の室内で、アンテナ端子からテレビ本体が離れている場合でも、10m程の長さがあれば十分です。6畳の場合は部屋の一片の長さが3~7m、8畳であっても4~10m程度が一般的なため、アンテナ端子から一番遠い場所での接続も10mあれば可能です。もし壁に沿わせる際に障害物をよける必要がある場合は少し余裕を持った長さが必要になるでしょう。
ケーブルの幅で選ぶ
屋外使用なら4Cや5Cの太いもの
室外にあるアンテナ本体から直接テレビにアンテナケーブルを接続する場合は、雨風にも耐えられるしっかりしたものを選ぶといいでしょう。4Cや5C(直径6~7.7mm)ほどの太さがあれば、少しの衝撃などでもケーブルが折れたりして電波が供給できない心配がありません。また太さがある分断線などの心配もなく電波が安定するため、距離があるアンテナからもしっかり受信することが可能。
室内なら2Cや3Cの細いケーブル
室内での使用であれば、2Cや3C(直径4mm~5.4mm)などの取り扱いのしやすい細いケーブルを選ぶといいでしょう。細いケーブルの場合柔らかく簡単に曲げることができるため壁に沿わしたり、目立たないようまとめたりすることが可能。また細いケーブルの場合、見た目がすっきりとしているため悪目立ちせず、室内のインテリアの邪魔をしません。
プラグの型で選ぶ
スペースを有効に使いたいならL型プラグ
L型になっているプラグは、隙間が狭い場所でもケーブルを折らずに接続することができます。そのため、電波受信の不具合などがおこりにくいメリットがあります。テレビを壁に掛けたいときや、壁と隙間なくすっきりと沿わせたい時など、スペースを有効的に使ってアンテナケーブルを設置したいときにおすすめのプラグ型。
外れにくいものならF型プラグ
ネジ式とも呼ばれるF型ネジはしっかり固定できることが特徴です。注意したいのは、テレビ本体と壁にあるアンテナ端子が、ネジ込み式に対応しているか確認が必要ということ。ほかのプラグよりもしっかりと固定できるため、ゆるみなどが起こらず接触不良に強いタイプとなっています。特にケーブルに引っかかる恐れのある小さな子供や、ペットなどと暮らす家庭におすすめ。
アンテナケーブル のおすすめブランド・メーカー
日本アンテナ
地デジから最新の4K5K対応のアンテナケーブルが人気
1953年に車とテレビ用のアンテナ製造販売の会社として設立された日本のメーカー。4K8K対応のものや隙間ケーブルなど、時代に合わせた様々なケーブルを製造販売しています。長年使用しても劣化しにくい素材の使用など高い品質が特徴のアイテムを展開。
TARO’S(タローズ)
高品質なケーブルの製造だけでなく環境問題にも取り組むメーカー
TARO’Sは各種ケーブルを展開している国内メーカー。過剰包装をせず、ごみ問題や環境問題にも取り組んでいる会社です。高い品質のケーブルですが手に取りやすいリーズナブルな価格帯で魅力的な製品が人気のメーカーです。
ホーリック
リーズナブルな価格と豊富なアイテムが魅力
アンテナやHDMI製品など幅広く製造販売しているメーカー。豊富な種類のアンテナケーブルを展開しているため、好みに合わせて選ぶことができます。中国に自社工場があり、最先端の技術を使っていても価格を抑えた製品が多いことも特徴です。
DXアンテナ(ディエックスアンテナ)
クリアな映像が楽しめる高品質アンテナケーブルを製造
アンテナなどの受信関連機器だけでなく、通信関連機器やセキュリティ関連機器などを取り扱う国内メーカー。従来の2Kだけでなく、4K8Kにも対応できるアンテナケーブルを多く製造販売しています。また、金メッキプラグを使用することにより雑音を排除するプラグを使用するなど、常に進化した製品を開発していることも特徴です。
おすすめ&人気のアンテナケーブルランキング
テレビ本体付近の使用でおすすめのアンテナケーブル
taro’s-アンテナケーブル(620円)
ノイズの影響を受けにくいアンテナケーブル
プラグ部分を金メッキ加工しているため、ノイズの影響を受けにくいアンテナケーブル。F型プラグを使用しているため接続不良での不具合も心配ありません。長さも2mと長すぎないため、テレビ周りの使用であってもすっきりとした空間を保つことができるでしょう。
地デジやBS/CSだけでなく、4K8Kにも対応しているためテレビを新しく買いなおした場合でも使用できるでしょう。アルミシールドと編組シールドを採用することにより、電波妨害を受けにくく安定した電波を受信することが可能。ノイズなどの雑音が気になる方におすすめのアンテナケーブルです。
horic-アンテナケーブル S-4C-FB同軸 (670円)
狭い隙間でもかさばらないL字コネクタ
家具の後ろなど狭い隙間でも差し込めるL型のプラグを使用。もう一方はネジ式になっているためしっかりと取り付けることができます。複合型のプラグのためL型、F型両方の利点があるアンテナケーブルとなっています。
L型とF型でしっかり接続できるため、テレビの配置を頻繁に変えない方におすすめです。またほとんどの放送局に対応しているため買い替えの必要がありません。カラーも白と黒から選べるため、お部屋に合ったアンテナケーブルを選ぶといいでしょう。
YOU+-アンテナケーブル 同軸ケーブル (357円)
コスパの高い高品質アンテナケーブル
4K8Kの高い周波数も受信することができる高品質で、手に取りやすい価格が魅力的なアンテナケーブル。ケーブル自体も耐久性が強く、長年の使用でも劣化しにくいです。1.5mと短めのケーブルになっているため他のケーブルなどに絡みにくく、壁のアンテナ端子とテレビ本体が近い場合におすすめです。
F型プラグで抜け落ちにくいことが特徴。また他社のものよりプラグのコネクタ部分が長くなっており、接続するときにプラグを回しやすいことも特徴的です。ケーブルの脱落の心配が少ないため小さな子供がいる家庭におすすめです。
F-Factory-2.5CFBアンテナケーブル (399円)
極細ケーブルで楽に取り回し可能
2.5Cと細身のケーブルは柔らかく扱いやすいケーブルです。そのため、テレビ裏やアンテナ端子周りの狭い場所でも取り回しがしやすいことが特徴です。長さも1mとなっており、壁に沿わせてテレビを設置したいときに最適。
2重シールド構造になっているため、ノイズの影響を受けにくくクリアな動画を楽しむことができます。プラグ部分はL型とF型になっているため、しっかりと接続でき脱線の心配が少ないことも魅力。ほとんどの放送局に対応しており多くのテレビで使用可能です。
ハンファダイレクト-低減衰ケーブル (340円)
ノイズに強く柔らかいアンテナケーブル
柔軟性と耐久性に優れたケーブルで長期間の使用でもほつれや損傷のリスクを軽減。50cmと短いケーブルなので、他のコードやケーブルと絡むことを防げます。F型プラグのため脱線の心配もありません。
安全に使用できるカバー付きコネクタのため、女性や初心者の方でも安心して取り付けることができます。外部からのノイズを受信しない高密度シールドを適用。さらにアンテナからの信号減衰を防ぐ安定性の高い銅線を使用していることも特徴です。
部屋間の使用でおすすめのアンテナケーブル
富士パーツ-2.5CFBアンテナケーブル (1,599円)
しっかり接続ネジ式プラグ
テレビ本体に接続する側は外れにくいネジ式プラグ。壁のアンテナ端末に接続する側はワンタッチで取り付け可能のF型プラグになっています。長さが10mと長いためテレビとアンテナ端子が離れている場合に最適。
ケーブルが細いため壁に這わせたり、ラグなどの下に隠すと目立たず室内での配線が可能。スリムなケーブルのため、複数本接続する箇所でもすっきり配線することができます。カラーは白と黒からお部屋に合わせた色を選ぶことができます。
DXアンテナ-4K8K対応アンテナケーブル(F-L)5m (1,980円)
妨害波に強いアンテナケーブル
3重になったシールドケーブルを使うことによりノイズなどの妨害に強いアンテナケーブル。さらに金メッキプラグとなっているため、サビなどの劣化にも強く長く使用することができます。地デジ、BS/CSだけでなく最新の4K8Kにも対応。
携帯電話や無線などからの電波干渉に非常に強いため、電子機器に囲まれた環境の使用におすすめ。2Cのスリムなケーブルのため取り回しがしやすく、狭い場所での使用にも最適です。複合プラグになっているので色々な環境に適応することができます。
SSA-アンテナケーブル F型 10m (1,480円)
安心の日本製アンテナケーブル
曲げやすく、10mと長さのあるケーブルは室内での使用にぴったりです。地デジ、BS/CSさらに4K対応の日本製アンテナケーブル。両端がF型プラグになっいるため、接触不良からの音声や映像の乱れの心配がありません。
純銅製の同軸ケーブルを使用しているため伝送損傷が少なく、きれいな映像でテレビを視聴することができます。コネクタ部分は長めになっているため、接続も簡単に行うことができます。長めのケーブルですが脱線しにくいF型のため、子供やペットがいる部屋でも安心して使うことができます。
ELECOM-アンテナケーブル (1,498円)
狭い場所でも簡単設置できるL字プラグとスリムなケーブル
L型プラグと2.5Cのスリムケーブルのためスペースがない場所でも楽に取り付けることができます。さらに、EUの電機・電子機器の有害物質使用制限をパスした環境にやさしいアンテナケーブル。7mと程よい長さのため4~8畳ほどの部屋の配線に最適。
金メッキ加工されたプラグで信号劣化を防ぐことができます。さらに3重でのシールドケーブルを使っているため、周りからの電波妨害などにも強いことが特徴です。取り回しがしやすいケーブルのため、距離のある接続におすすめです。
マスプロ-BKLSJ5WKP (1,980円)
F字型プラグでどんな場所でもぴったり配線
両端がストレートのF型プラグになっており、簡単に外れずしっかり配線することが可能。4Cで程よい太さがあるケーブルのため、安定した電波を受信することができます。コネクタ部分が金属ケースで外来電波からシールドしてくれます。
2Kだけでなく4K8Kの高周波数にも対応。5mの長さのあるケーブルは、接続する距離が離れすぎない室内での使用に最適です。長さがあってもアンテナからの受信時に、時間差の生まれない高品質のアンテナケーブルをお探しの方におすすめです。
4Kや8K対応でおすすめのアンテナケーブル
ELECOM-4K 8K 対応 TV用アンテナケーブル (2,288円)
インテリアの邪魔をしない馴染むカラー
ダークブラウンとライトベージュの2色から選べ、見える場所での使用でも目立ちにくいことが特徴。コネクタ部分もゴールドとホワイトのコントラストがおしゃれなデザインになっています。フローリングの部屋などにおすすめのケーブルです。
細く柔らかい線材を使用しているため、段差などにも簡単に沿わせることが可能。4K8Kの視聴に特化した高性能のシールドで、乱れのない綺麗な動画が供給されます。テレビだけでなく、レコーダーやチューナーなどにも使用できます。
SED-4K/8K対応 S4CFB アンテナケーブル (698円)
周囲の電波の影響を受けにくいアンテナケーブル
4K8K対応アンテナで、周囲の電子機器などからの影響を受けにくいアンテナケーブルです。複合型プラグで隙間などにも接続しやすいデザイン。2mと短めの長さになっているため、テレビ周りでの接続に適しています。
新しいテレビにも対応する高品質のアンテナケーブルです。値段もリーズナブルになっているため、まず4K8K対応のケーブルを試してみたい方にもおすすめです。取り回しもしやすいケーブルのためすっきりとした見た目を保つことが可能。
日本アンテナ-4K8K放送対応テレビ接続ケーブル4C (1,410円)
耐食性に優れた金メッキ使用
金メッキ使用のプラグは長期の使用によるサビからの耐食性に強いことが特徴。2重シールドのケーブルになっているため、妨害電波からのストレスに強くなっています。F型プラグなため引っかかりなどでの脱線の心配がありません。
プラグ部分がすっきりと、コンパクトなサイズになっていることもポイント。4Cとほどよく太めのケーブルのため、映像が遅れたりするなどの心配がありません。4K8Kだけでなくすべての放送局に対応しています。
ヤザワ-4K8K対応 極細アンテナケーブル (2,680円)
取り扱いやすい極細ケーブル
2.5Cのケーブルのため柔軟性があり、壁に沿わせた目立たない配線が可能。金メッキ加工のプラグで経年劣化からも強いことが特徴的。柔軟性のあるケーブルは取り回しがしやすく、室内での使用に適しています。
5mとテレビ周りでも室内の離れた場所の使用でも適しています。壁に取り付けるプラグがL字になっています。スペースのない場所でもケーブルを曲げずに接続が可能。
サン電子-4K 8K対応 TV接続ケーブル 1m 4C (793円)
どの機器にも対応できる両端ストレートプラグ
両端のプラグがストレートになっているため、あらゆる機器に使用することが可能。また、端子にさして軽くひねるだけで誰でも簡単に接続できることも魅力です。1mと短いためテレビ周りでの使用に最適です。
金メッキプラグや2重シールドを採用し、外からの妨害電波に強いアンテナケーブル。多くの放送局を受信でき、各種デジタル機器にも使用することができます。さらに環境にやさしいEU基準のRoHS指定対応のアンテナケーブルになっています。
まとめ
自宅のテレビと接続先に合ったアンテナケーブルがおすすめ
アンテナケーブルはテレビ本体とアンテナ端子の距離やコネクタ端末の対応型、受信したい放送局の周波数などで選び方が変わってきます。そのため購入の前に対応しているプラグの型や、どれくらいの長さが必要になってくるか確認が大切です。今回は選び方や、それぞれの目的別におすすめのアンテナケーブルを紹介しました。テレビの視聴を楽しむためにも、ぜひアンテナケーブル探しの参考にしてくださいね。