メディシンボールと言われても、どんなものなのかピンとこないという方も多いかもしれませんね。メディシンボールは1kgから10kg程度の重さで一見普通のボールのような形をしたトレーニングアイテムで、筋肉強化や体幹強化に効果的。子供や初心者からアスリートまで、幅広い方たちがトレーニングに使用しているアイテムです。普段のトレーニングにいろいろな形で取り入れることができ、得られる効果も高いとされています。メディシンボールの特徴や選び方、おすすめランキングなどをご紹介していくので、参考にしてみてください。
メディシンボールの特徴
1kgから10kg程度の重さがあるトレーニング用のボール
メディシンボールとは1kgから10kg程度までの重さのあるボール状のトレーニングアイテムで、筋力トレーニングや体幹強化のほか、リハビリなどに使用します。直径は10cmから35cm程度。一見バスケットボールに見えるような形状のものや、布でできた柔らかいもの、ロープやハンドルがついているものなどがあります。
筋トレや体幹強化のほかゴルフや野球などのトレーニングもできる
メディシンボールは通常の筋力トレーニングや体幹強化のほかにも、瞬発力向上や爆発力強化などに有効です。さらに、ゴルフや野球などのトレーニングにも。持った状態で筋力トレーニングをする、投げる、ダンベルの代わりにするなど、さまざま方法で活用できるのが特徴です。
メディシンボールの使い方の一例
腹筋を意識し床に叩きつける
メディシンボールは、さまざまなスポーツのトレーニングに導入されています。例えば、水泳のトレーニングならメディシンボールを床に向かって叩きつけるトレーニングなども有効です。まず両手でメディシンボールを持ち、頭上に持ち上げたら、軽くつま先立ちをするような姿勢で床に叩きつけます。このとき、腕の筋肉だけではなく腹筋を意識して行うのがポイント。手のひらは床に向け、水を掴むように意識をします。体幹がぶれないように注意して、素早く思い切りたたきつけましょう。
メディシンボールの種類
ハードタイプ
小さめで滑り止め加工されているものも
メディシンボールには、大きく分けてハードタイプとソフトタイプがあります。ハードタイプは素材にゴムや皮革などが使用されており、バスケットボールのような見た目をしているのが特徴。グリップしやすく、滑りにくい素材になっていることが多いでしょう。
ハードタイプのメディシンボールは、腕立て伏せや腹筋の際に取り入れるなど、自重トレーニングや一人で行うトレーニングに向いています。高い負荷をかけた本格的なトレーニングに使用したいという場合にもおすすめ。サイズは比較的小さめのものが多くなっています。
ソフトタイプ
大きめのものが多く投げるトレーニングに向いている
表面の素材が布製やPVC製などの、柔らかいメディシンボールです。ボールの中には砂鉄などが入っており、砂鉄の周りにはコットンが入っているものも。万が一体に当たってしまった場合にもさほど痛くなく、比較的危険が少ない点が特徴です。
サイズは、ハードタイプのものよりも大きいものが多く、直径が35cm前後のものもあります。柔らかいので、複数の人数でお互いにメディシンボールを投げ合うようなトレーニングに使用しやすいのも特徴。全身を使ったトレーニングがしやすいのもポイントです。自宅でのトレーニングにも取り入れやすいでしょう。
メディシンボールの選び方
大きさで選ぶ
片手で行うトレーニングには直径20cm以下くらいのものを
メディシンボールのサイズは、直径10cm程度の小さいものから35cm前後の大きいものまでさまざまです。どんなトレーニングを行いたいか、メディシンボールをどうやって使用したいのかなどを想定して選ぶようにしましょう。主にメディシンボールを片手で扱うトレーニングに使用したいという方は、小さめのものがおすすめ。直径20cm以下くらいのサイズなら片手でも持ちやすいでしょう。
両手でトレーニングを行うなら直径25cm以上のものを
両手でつかんでたたきつける、グループでメディシンボールを投げ合うなど、両手で使用する場合には直径25cm以上のものがおすすめです。大きいサイズだと重量も重いという印象を持ちますが、必ずしもそうとは限らず、なかには軽いものも。思っていたよりも軽かったなどという失敗をしないように、大きさだけでなく重さも同時にチェックしておきましょう。
重さで選ぶ
初心者や女性は1kgから3kg程度の重さから始めると安心
メディシンボールは1kgから10kgくらいまでのものが販売されています。重さは、運動レベルや筋力、行いたい運動の動作に合っているかどうかなどを重視して選ぶのがおすすめ。無理をすると思わぬけがにつながる可能性もあるため、初めてメディシンボールを使用する方や女性の方は、1kgから3kg程度の重さから試してみることをおすすめします。慣れたら、徐々に重いものに変えていくようにしましょう。
一般的な大人の男性が使用するなら4kgから6kg程度のものを
普段からある程度運動を継続しているような一般的な大人の男性が使用するなら、4kgから6kg程度のメディシンボールを選びましょう。重めのメディシンボールは、強めの負荷をかけて本格的なトレーニングをしたい場合に有効です。ただし、男性でもトレーニングの内容によっては3kg程度の軽めのものを使用する必要があることも。トレーニング時に姿勢が崩れていないか、無理な負担がかかっていないかなどの点に注意しましょう。
トレーニングに合わせた形状で選ぶ
ダンベルのようにして使用したいならハンドル付きのものを
ハンドル付きのメディシンボールは、持ちやすく安全性が高い形状である点がメリットです。ハンドルを使って、ダンベルのようにして使用することも可能。振り回して使用することもでき、形状によっては一般的なハードタイプのメディシンボールと同じような使い方も可能なので、トレーニングの幅が広がります。しっかり握って負荷をかけやすいので、本格的なトレーニングを行いたい方に向いているでしょう。
遠心力を利用したトレーニングをしたいならロープ付きのものを
ロープが付いた形状のメディシンボールなら、ロープ部分を持って振り回して使用することもできます。遠心力を利用して、より高い負荷をかけることができる点が魅力。スイングやスローイングなどのトレーニングを行いやすいのもポイントです。吊るして使用することで、一人で行うことが難しい投げるトレーニングを行うこともできます。
メディシンボールのおすすめブランド・メーカー
ボディメーカー
10kgのモデルもラインナップ
3kgや5kgのラバー製のものや、5kgや10kgのソフトタイプがラインナップされています。合成皮革製で10kgの本格的なトレーニングができるタイプも。ラバータイプのものは滑りにくい仕様で、使いやすいのもポイントです。見た目もかっこいいので、トレーニングのモチベーションもアップするでしょう。
トーエイライト
ソフトタイプは0.5kgからラインナップ
PVC製のソフトタイプと、合成ゴムタイプのメディシンボールを取り扱っています。ソフトタイプは0.5kgから3kgまでの4サイズ、合成ゴムタイプは1kgから5kgまで1kg刻みで5サイズ揃っているのも魅力。ニーズにぴったり合った重さを選びたい方におすすめです。
Fungoal
直径35cmの大きめのソフトタイプあり
ハードタイプとソフトタイプ、両方のメディシンボールを取り扱っています。ハードタイプは重さが2kgから4kg、ソフトタイプは3kgと5kg。サイズごとにカラーが違うので、使い分けしやすい点もポイントでしょう。比較的手に入れやすい価格なので、手ごろなメディシンボールをさがしている方にもおすすめのメーカーです。
クレーマージャパン
4サイズのハードタイプが揃う
1kgから4kgの4サイズのメディシンボールがラインナップされています。素材はゴム製で、滑りにくくフィットしやすいのもポイント。シンプルなカラーでデザインもおしゃれなので、見た目にもこだわって選びたい方にもおすすめのメーカーです。
おすすめ&人気のメディシンボールランキング
ハードタイプでおすすめのメディシンボール
ボディメーカー-メディシンボール5kg(2,160円)
見た目のかっこよさも魅力の定番アイテム
ラバータイプで滑りにくいのが嬉しい、定番の形状のメディシンボールです。比較的コンパクトなサイズで手に収まりやすく、持ちやすい点が特徴。部屋に置いておいても邪魔にならないトレーニンググッズとして重宝します。
腹部にメディシンボールを当てるトレーニングや、ゴルフのスイングの練習などにも使用しやすいサイズ、硬さです。そのほか、インナーマッスルや体幹を鍛える、腹筋を鍛えるなど使い道は自由自在。1つ持っているとトレーニングの幅を広げることができるメディシンボールです。
ピュアライズ-メディシンボール(2,980円)
カラフルでサイズを判別しやすい
1kgから5kgまで、5サイズが揃ったメディシンボールです。直径は、各重量共通の23cmで、扱いやすい大きさもポイント。硬さは重さごとに異なり、ボールの重量が重くなるにしたがって硬くなっていきます。1kgのものは軽くて柔らかめ、5kgのものは重くて硬めです。
一般的なメディシンボールのように砂などが入っておらず、全てゴムでできているのが特徴です。重さごとにカラーが違うので、トレーニング時に重さを判別しやすい点も魅力でしょう。はっきりしたカラーが印象的なデザインです。
SOOMLOOM-メディシンボール(2,698円)
しっかりトレーニングしたい方にぴったりの8kg
重量8kgの、上級者向けのメディシンボールです。素材には上質なゴムが使用されており、耐久性が高い点がポイント。表面はざらつきがあってグリップしやすく、バウンドさせて使用するのにも向いているでしょう。
直径は27cmで、比較的大きめです。同じシリーズのメディシンボールには、こちらの8kgのほかにも1kgから10kgまで1kg刻みでサイズがラインナップ。異なる重さのメディシンボールを使ってトレーニングすることで、体の強度やパワーの向上などが期待できます。
FunGoal-メディシンボール2kg(3,090円)
2kgで直径20cmの扱いやすさも魅力
天然ゴムを使用した、ハードタイプのメディシンボールです。体幹の強化やバランス能力の向上、筋力アップなどに向いています。腕や上半身を使った、投げるトレーニングにもぴったり。床に投げるとわずかにバウンドする、どっしりとした使い心地も特徴です。
2kgのタイプは、レッドと黒のコンビが特徴的なデザインで、直径は20cm。片手でも扱いやすいサイズ感がポイントです。初心者にもぴったりの重さなので、初めてメディシンボールを使う方もぜひ注目してみてください。
クレーマージャパン-メディシンボール3kg(5,698円)
バウンドさせて使用することも可能
弾力性があり、バウンドさせるような使い方もできるメディシンボールです。コンクリートなどの固い場所ではなく、芝生など柔らかい地面でバウンドさせるのに向いています。ゴム製で特殊加工が施されており、表面が滑りにくく手にフィットする点も魅力です。
さまざまなトレーニングに使用しやすい3kgで、直径は約21.5cmです。大きすぎず小さすぎない、使いやすいサイズである点もポイント。一般的に、高校生男子や大人の女性がトレーニングを行うのに向いているサイズです。
ソフトタイプでおすすめのメディシンボール
Amazon-ベーシック体幹強化用ウォールボール(4,410円)
約3.6kgのソフトタイプ
PVCレザーとPP素材で作られた、ソフトタイプのメディシンボールです。耐久性が高く安心して使用できる点が魅力。分厚いダブルステッチになっており、中身がしっかりと密封されている点もポイントでしょう。
重さは約3.6kgで、直径は約35センチと大きめのサイズです。壁に向かって投げる、空中にまっすぐ投げるなどの使い方をしやすいのも特徴。体幹や持久力の強化に有効なソフトタイプのメディシンボールをさがしている方におすすめです。
トーエイライト-ソフトメディシンボール2kg(1,584円)
片手に収まり握りやすい
PVC素材が使用された、柔らかいタイプのメディシンボールです。直径は約14cmと小さく、中には砂が入っています。片手に収まりのよいサイズ感で2kgと軽いので、片手にメディシンボールを持って行うトレーニングにも使いやすいでしょう。
2kgのもののほか、同じシリーズには0.5kgの軽いものから3kgまでの重さのものがラインナップされています。トレーニングのみならずリハビリにも使いやすい点がポイント。ソフトタイプで小さめ、軽めのメディシンボールをさがしている方にぴったりです。
LINDSPORTS-ソフトメディシンボール5kg(5,280円)
大きめの直径35cmで全身を鍛えられる
クッション性が高くて柔らかいカバーに覆われた、ソフトタイプのメディシンボールです。中心には重りが入っており、周りを綿が覆っています。表面はPU素材の合成皮革で、体に当たっても痛くないのが特徴です。
2人で投げ合う、トランポリンに向かって投げるなどのトレーニングを想定して作られているアイテムです。大きめで投げる際に全身を使うため、全身の筋肉を鍛えることができる点が魅力。マシンで鍛えにくい部分の筋肉を鍛えたい方にもおすすめです。
Fungoal-ソフトメディシンボール3kg(4,260円)
身体全体を使って投げられる大きさ
表面がPVC素材でできた、ソフトタイプのメディシンボールです。中心には砂鉄が入っており、周りにPPコットンが入っているため柔らかいのが特徴。床に落とした場合にも跳ね返らない、どっしりとした作りになっています。
直径は約35cmあり、メディシンボールを投げて使用するトレーニングに向いている大きさです。身体全体を使ってボールを投げるトレーニングを行うことができる点がポイント。スピード系、パワー系などを鍛えるトレーニングをしたい方にもおすすめです。
FIERDOOR-メディシンボール1kg(1,100円)
女性に嬉しいミニサイズ
一般的なビニールのボールのような柔らかさが魅力のメディシンボールです。ソフトなPVC素材が使用され、安全にトレーニングできる点もポイント。メディシンボール初心者や、女性が使用するのにもぴったりです。
直径12cmと小さく、女性が片手で無理なく握りやすいサイズ感です。握力強化や肩のトレーニングのほか、体幹やお腹周りに効くトレーニングも可能。さまざまな部位のトレーニングに気軽に使えるメディシンボールが欲しい方は注目してみてください。
ニシ・スポーツ-メガソフトメディシンボール5kg(8,580円)
自然と全身の力を使うことができる作り
重さ5kg、直径35cmのソフトタイプのメディシンボールです。大きさと柔らかさを追求し、体幹トレーニングがしやすい作りになっています。使用することで、手だけの力ではなく、全身の力を使って投げることを意識付けできるようになるというメリットがあります。
柔らかくクッション性があるので、キャッチした時の衝撃を吸収してくれます。投げ合って行うトレーニングに安心して使用できる点も魅力。さらに、持ち運ぶ時に便利なフィンガーグリップが付いている点もポイントです。
ハンドル付きでおすすめのメディシンボール
MARTIAL WORLD-メディシンボールダブルグリップタイプ6kg(10,296円)
ダブルのハンドルがついていて握りやすい
直径が27.5cm、重さが6kgのメディシンボールです。両端にハンドルがついており、しっかりと身体をキープしやすい点が魅力。ハンドルを握って使用することで滑ってしまう心配が少なく、安全性が高くなっています。
ハンドルが付いた形状のおかげで、一般的なメディシンボールに比べて高い負荷をかけやすい点もポイントです。一つ持っていることで上半身や下半身、体幹などさまざまな部位のトレーニングが可能。幅広いトレーニングに使えるメディシンボールをさがしている方におすすめです。
秦運動具工業-ソフトメディシングリップボール2kg(2,475円)
コンパクトが魅力のハンドル付き
大きなハンドルが1つ付いた形状のメディシンボールです。直径が15cm、重さは約2kg。PVC素材が使用されていて、中には砂が入っています。コンパクトなサイズで邪魔にならないハンドル付きメディシンボールが欲しい方におすすめです。
ハンドルが大きいため、両手で持つ、手を通すなどという使い方もでき、トレーニングの幅が広がります。さらに、ハンドルに足先を入れて使用することも。2個用意すれば、ダンベルのような使い方も可能です。
clever-ダブルグリップメディシンボール7kg(8,980円)
滑り止め効果があり安心して使える
重さが7kg、直径約28.6cmで、しっかりと鍛えることができるハンドル付きメディシンボールです。両端にハンドルがついて握りやすいので、安全性が高いのが魅力。重量が重めのハンドル付きメディシンボールが欲しい方にぴったりです。
素材は天然ゴムが使用され、柔軟性や耐久性に優れています。表面の手触りも良く、滑り止め効果があるので快適にトレーニングを行うことが可能です。ダンベルのようにして使う、ハンドル部分に紐を取り付けて使うなど、用途が広い点もポイントでしょう。
まとめ
トレーニングの目的やレベルに合わせたメディシンボールを選ぶのがおすすめ
メディシンボールにはハードタイプとソフトタイプがあり、それぞれにメリットが違います。さらに、重さや大きさによっても得られる効果が変わって来るため、どのような目的でメディシンボールを使用したいのかを考えて選ぶのがポイント。自分の運動レベルも考慮し、無理のない重さのものを選ぶようにしましょう。