スポーツで捻挫や突き指などケガをした時や暑さ対策として、すぐに冷やせるアイテムがあれば便利ですよね。ビニール袋に氷と水を入れて即席で冷やす事はできますが、水が漏れたり、すぐに氷が溶けてしまったりで効果が持続しないという欠点があります。そんな時におすすめしたいのが氷嚢です。氷嚢があれば、患部を早く効果的に冷やすことができますよ。そこで、今回は氷嚢の種類や選び方について詳しく解説します。おすすめの人気氷嚢も紹介するので、購入を考えている方は参考にしてみて下さいね。
氷嚢の特徴
スポーツでのケガの応急処置として必須
スポーツで足を捻ったり肩を痛めた時には、病院に行くまでの間も冷やしておくことが大事です。痛めた身体の部位は炎症を起こして発熱するため、できるだけ早く熱を取ることが回復への近道になります。そんな時に役立つのが氷嚢。氷と水を入れるだけですぐに冷やすことが出来るので、ひとつ持っておくと便利ですよ。
熱中症対策や日焼け後のほてり対策など用途は様々
夏になれば30度を超える日が毎日のように続きますよね。そんな中で注意が必要になのが熱中症です。氷嚢は効果的に身体を冷やすことができるので、熱中症対策としても役立ちます。またゴルフなどで日焼けをした後の皮膚のほてりを取りたい時にも便利ですよ。子供の急な発熱時にも役立ちます。このように氷嚢には様々な使い方があるので、自分に合った使い方を見つけてみるのもおすすめですよ。
氷嚢の種類
袋タイプ
患部を覆って効率よく冷やせる
袋タイプの氷嚢はアメリカ式氷嚢とも呼ばれます。布やポリエステルでできた袋の中に、氷と水を入れてふたをして使います。袋状なので患部に合わせて自由に形が変わることがポイント。患部が広範囲にわたる場合にも、まんべんなく冷やすことができますよ。最近では100均でも売られているので、お手軽に手に入るようになりました。
氷と水があれば使用できるので、家庭はもちろん屋外でも、クーラーボックスに氷を入れておけばすぐに使うことができます。袋の中に氷と水を入れるので、外気との気温差で袋の外側が結露してしまう場合があります。水分が肌につくと不快ですよね。結露防止仕様のものもあるので、購入する時に確認するといいでしょう。
パックタイプ
冷やしておけばすぐ使える
パックタイプの氷嚢は、冷凍庫に置いてもかさばらないので、いくつかご家庭の冷凍庫にストックしているという方も多いのではないでしょうか。冷やしておけばすぐに使用できるので、氷や水を準備する必要がなく便利ですよね。また、専用のサポーターなどで患部に巻きつけて使用し、かさばらないということもポイントです。
凍らせると形がキープされてしまうので、患部にフィットさせて使いたい場合には向いていません。また中には破れやすい素材のものがあるので、凍らせた時に落としたりして衝撃を与えると、外装が破れて中身のゲル剤が出てきてしまうこともあります。凍らせても固まらない仕様のものがあるので、そちらを選ぶといいでしょう。
氷嚢の使い方
氷を入れて空気が入らないようふたを閉める
氷嚢を使うためには氷と少量の水を入れます。氷は溶ける時に周りの温度を下げる特性があります。少量の水を入れておくことで氷が溶けやすくなり、氷嚢が早く冷えますよ。また氷を入れた後は、なるべく空気を抜いてふたを閉めましょう。氷がすぐに溶けずに効果を持続させることができます。
塩を入れたり冷凍庫に入れて置いたりするとより長持ち
氷嚢の効きめを少しでも持続させたいなら、塩を入れたり、水を入れた氷嚢ごと冷凍庫で凍らせてしまうといいでしょう。氷に塩を混ぜると、急激に温度を下げることができます。できるだけ早く患部を冷やしたい時におすすめですよ。また屋外で使用する場合、一般的な氷嚢の持続時間は30分程度です。長持ちさせたい時にはあらかじめ冷凍庫で氷嚢ごと凍らせておけば、持続時間を1時間半くらいまで伸ばすことができますよ。
氷嚢の選び方
機能性で選ぶ
スプレー付きなら気化熱で早く冷やせる
多くの種類がある氷嚢の中には、スプレーが付いていて中身の氷水を噴霧できるものがあります。水には蒸発する時に気化熱を発生させて、周囲の温度を下げる特性があります。霧状になった氷水をかけることで、早く患部を冷やしたり、身体の熱を発散させることができますよ。夏場の屋外でのゴルフや、熱中症対策にちょうどいいですね。
サポーター付きなら患部に固定できる
氷嚢をのせておくだけだと、身体を動かした時にずれたり落ちたりしてしまいますよね。そんな時におすすめしたいのが、サポーター付きの氷嚢です。タオルやハンカチで代用できることもありますが、動いているうちに氷嚢が患部からずれてしまうことも。サポーターを使うと患部に氷嚢がしっかりと固定されるので、ずれてしまう心配もありません。スポーツの後で、肩や膝など冷やしたい時にぴったりですよ。
冷温対応なら湯たんぽとしても使える
一般的な氷嚢は冷却専用ですが、一部の商品にはお湯を入れて湯たんぽとして使用できるものがあります。冷温対応であれば、夏は冷やして氷嚢として、冬は寒さ対策に湯たんぽとして使用できるので、一年中使えて便利ですよね。商品によって耐熱温度が違うことがあります。お湯を入れる場合には耐熱温度を確認するといいでしょう。
素材で選ぶ
布製やポリエステル製は変形しやすく患部に当てやすい
背中や肩などを冷やしたい時には、患部を広く覆った方が早く冷えますよね。布製やポリエステル製の氷嚢であれば、身体に沿って変形しやすく、患部を広く覆うことができるので、早く効率的に冷やせますよ。また布製の氷嚢は結露が起こりにくいことも特徴。使い勝手の良さを選ぶのであれば、布製やポリエステル製を選ぶといいでしょう。
シリコン製は洗いやすくお手入れしやすい
布製やポリエチレン製の氷嚢に加えて、最近、増えてきたのがシリコン製の氷嚢です。シリコン特有のモチっとした肌触りの良さから、シリコン製の氷嚢を選ぶ方もいらっしゃるようですね。また、シリコン製は氷嚢の内部を洗うことができるので、衛生的でお手入れもらくちんですよ。布製の氷嚢に比べて臭いが付きにくいこともおすすめしたいポイントです。
大きさで選ぶ
子供用に使うなら直径15cm程度のもの
大人よりも体の小さな子供が氷嚢を使う場合には、サイズが子供に合ったものがいいでしょう。大きすぎる氷嚢では、余ってしまい効率的に冷やせない場合があります。直径15cm程度のSサイズのものであれば、体の小さな子供にもフィットして使いやすいのでおすすめですよ。スポーツでのケアだけでなく、子供の急な発熱にも役立つこと間違いなしです。
患部を広く冷やすなら直径20cm以上のもの
肩や背中など広範囲を冷やすなら、大きめのサイズの氷嚢がおすすめです。小さいSサイズの氷嚢では、患部を覆うことができずに、効率的に冷やすことができません。直径20cm以上のMサイズ、またはLサイズであれば、広い範囲に効果が期待できますよ。大きい氷嚢であれば中に入る氷の量も多いので、効果が持続しやすいというメリットもあります。
氷嚢のおすすめブランド・メーカー
asics(アシックス)
機能性と使いやすさを兼ね備えた信頼のスポーツブランド
神戸市に本社を置くスポーツブランドであるアシックスは、主に競技用シューズに力を入れているメーカーとして知られています。アシックスが手掛けた氷嚢は、スポーツ用として機能性に優れています。冷え具合がロゴの色の変化で分かるようにされていたり、結露防止の機能も備わっているので、使い心地も快適ですよ。
mizuno(ミズノ)
野球に特化した使いやすい氷嚢が特徴
日本の大手総合スポーツメーカーであるミズノは、主に野球用品の分野に強いメーカーです。ミズノで販売されている氷嚢は、スポーツ用としての機能に優れているだけでなく、専用の肩用サポーターを使えば、3つの氷嚢で集中的に患部を冷やすこともできますよ。大人用だけでなく子供用のサイズも取り扱っているので、野球用の氷嚢を探している方におすすめです。
zamst(ザムスト)
筋肉や関節を知り尽くした医療メーカー発のブランド
ザムストは整形外科向け用品を製造、開発する医療メーカーが設立したスポーツ向けのサポート用品ブランドです。医療用品メーカーならではの専門性で、筋肉や関節にフィットする用品を開発しています。特に氷嚢をセットして使えるサポーターは使う人に合った形状にフィットする調整機能付き。肩や肘、また膝やくるぶしを冷やすことができるので、野球だけでなく、バスケットボールやバレーボールなどあらゆるスポーツに対応しています。
アルファックス
アイデアとデザインを兼ね備えた製品づくりが得意
生活に役立つ健康雑貨やアイデア雑貨を企画、および製造するアルファックスは、大阪に本社を構えるメーカーです。不安定な台座でバランスを取って体幹を鍛える健康アイデアグッズなど、扱う製品はユニークなものばかり。アルファックスが扱う氷嚢は昔ながらのデザインを大切にしながら、扱いやすいシリコンの素材を使うなど、温故知新のアイデアが詰まっています。
おすすめ&人気の氷嚢ランキング
スポーツ用でおすすめの氷嚢
asics-カラーシグナルアイシング (1,650円)
冷え具合が一目でわかるシグナル機能付き
ゆったりしたポリエステル製の生地で患部を効率的に冷やすことができます。生地は結露しにくい加工付きなので、ベタついて不快になることもありません。口径6㎝の広口設計なので、大きめの氷も楽々入れられますよ。
スポーツ用にしっかりとした機能を持つ氷嚢を探している方に向いています。朝入れた大きめの氷が夕方まで残っているほどの保冷性の良さも魅力ですね。SMLサイズが揃っているいので、子供から大人までぴったりのサイズを選ぶことができます。
mizuno-アイスバック (1,650円)
シンプルなデザインで使いやすい
スポーツでのケガの応急処置や、熱中症対策のクールダウン用として幅広い使い方ができる氷嚢です。使用しない時には、コンパクトに収納できるので持ち運びにも便利。必要時には氷と水を入れて、すぐに使うことができますよ。
単独では通常の氷嚢として使用できる他、別売りのサポーターに氷嚢をセットすれば、患部に固定して使うことができます。サポーターはマジックテープで調整可能なので、使う方の体型にフィットさせて使用可能ですよ。肩用のサポーターは、野球のピッチャー用として使えるので、いざという時に便利ですね。
BODY MAKER-アイシングバッグ (862円)
3色から選べて収納もコンパクト
シンプルなデザインで使う人を選ばないスポーツ用氷嚢です。使用しない時は、長さが19㎝とコンパクトなので収納時にも便利ですね。氷と水を入れて使用すると、直径23㎝になるので、患部を広く覆って効率的に冷やすことができますよ。
他メーカーのスポーツ用氷嚢に比べてリーズナブルなので、試しに使ってみたいという方におすすめ。部活やスポーツの大会などで、念のため複数持っておきたいという場合にも向いています。大きめのサイズなので大人が使用するのにちょうどいいサイズです。色は3色から選べますよ。
LANVIN SPORT-氷のう (4,620円)
ゴルフメーカーの高級感のある氷嚢
フランスのラグジュアリーブランドであるランバンが手掛けるゴルフウェアブランドがLANVIN SPORTです。高級感あるデザインの氷嚢は、持っているだけで注目されること間違いなし。デザインだけでなく使いやすさも兼ね備えており、6㎝の大きめの口径は氷が入れやすく便利です。
夏場の炎天下でのゴルフのラウンドでは、氷嚢は必需品です。氷嚢を一つ持参しておけば、合間でのクールダウンに役立つなど、熱中症対策にもなりますよ。高級感のある氷嚢を探している方にぴったりのデザイン性のあるスポーツ用氷嚢です。
本間ゴルフ-アイスバッグ (1,580円)
フック付きなので携帯に便利
ゴルフメーカーの本間ゴルフから販売されている氷嚢は、ケガの冷却だけでなく熱中症対策にもおすすめです。氷口の口径は直径7.5cmと他メーカーに比べて大きいので、多少砕けていない大きめの氷でもらくらく入れられることがポイント。ひとつ持っておくと便利ですね。
ゴルフのラウンド中には、大きな荷物を持っていくと大変なので、できるだけ荷物を最小限にとどめたいですよね。この氷嚢ならフックが付いているので、ベルト穴などに通して携帯しておくことができます。ラウンドの合間にこまめに涼むことができますよ。
機能性でおすすめの氷嚢
EZAKI NET GOLF-冷えプシュ 2WAY(アイスバッグ&ミストシャワー) (2,640円)
氷嚢とミストでダブルの冷却効果
ありそうでなかったスプレー付きの氷嚢です。氷嚢で冷やすだけでなく、ミストを使って体感温度を7度も下げることができますよ。さらに氷嚢の中の氷水を吹きかけるため、ただの水を使うよりも、とても涼しく感じます。
氷嚢で冷やしながらスプレーも使いたいというような、夏場のゴルフでの熱中症対策としておすすめですよ。氷口の口径は6㎝と大きめなので、3cmほどの氷でもらくらく入れられて便利。また中身を洗いやすいのでお手入れも簡単です。
zamst-アイシング用サポーター+アイスバッグ(M) (3,344円)
患部を効率的に冷やすサポーター付きの氷嚢
氷嚢を患部に固定したい時、タオルや包帯で固定すると動いた時にずれてしまいますよね。この氷嚢には膝や腕に装着できるサポーターが付いています。仮止めできるマジックテープ式なので、肘に巻き付けたい時には片手で付けられるので大変便利ですよ。
肘や膝に負担がかかる野球やテニス、バレーボールでの使用にぴったりです。サポーターにはポケットが付いているので、袋タイプだけでなくパックタイプの氷嚢も入れられて便利。幅広い使い方をしたい方におすすめですよ。
GINGER ALE-固定バンド付き 氷のう (1,000円)
比較的リーズナブルなバンド付き氷嚢
固定用バンドで氷嚢を固定できるお得なセットです。他メーカーのサポーター付き氷嚢と比べて比較的リーズナブルなことが特徴。固定用バンドに氷嚢の氷口がセットできるので、途中で氷や水を追加したい時にも便利ですね。
比較的安価なので、試しにサポーター付き氷嚢を使ってみたいという方におすすめです。氷嚢のサイズは、SMLの3サイズから選べるので、子供から大人まで幅広い年代の方に使用できますよ。色はネイビーとスカイブルーの2色から選べます。
tennis shop amuse-シリコン 氷のう (1,540円)
コロンとした見た目がかわいい温冷両用氷嚢
素材はシリコン製なので、温冷両方に使用できます。夏場は熱中症対策などに氷と水を入れて、また冬場には湯たんぽとしてお湯を入れて使用することができます。一年中使用できるので、夏場が終わって収納しておくと、次の年に忘れてしまっているということがなく、安心ですね。
夏場の使用だけでなく、冬場には冷え対策の湯たんぽとして使いたい方におすすめです。氷口のパーツは組み立て式で、本体を裏返して洗うことができます。布製やポリエステル製の氷嚢と比べて洗いやすく、衛生的に使うことができますよ。
MANNISH BOY-アイシングバッグ 冷温両用 (2,389円)
大きめサイズで広範囲に使用できる
氷や水を入れて氷嚢として使うだけでなく、お湯を入れて湯たんぽとしても使用できる便利な氷嚢です。大きさはSMLサイズから選べます。特にLサイズは直径28cmで容量3Lと大容量。広い患部を冷やしたい場合や、氷を長く持たせたい時にちょうどいいですね。
夏は氷嚢として、冬場には湯たんぽとして使いたいという方にぴったりです。耐熱温度は60度なので、服の上から当てると熱すぎずちょうどいい温め方ができそうですね。冬場、足腰が冷えてしまうという方には、広範囲を温められるのでおすすめですよ。
デザインでおすすめの氷嚢
アルファックス-シリコン製水枕 (3,080円)
昔ながらのデザインでシンプルに使える
100年以上続く老舗メーカーの氷枕を、デザインはそのままに素材と色を変更してリニューアル。シリコン素材なので、ゴムアレルギーの方や臭いが気になる方にも安心です。夏の寝苦しい夜や発熱時にも、タオルを巻いて使用すれば優しい冷え心地がたまらない使用感です。
昔ながらのレトロなデザインと金具の光沢がおしゃれな氷枕です。色は白と黒から選ぶことができます。幅47㎝で奥行21.8㎝と大きめなので、背中や太ももにも使えますよ。シンプルな氷枕を探している方にぴったりの商品です。
grasshopper-ひょうのう (770円)
かわいらしいデザインと包装でプレゼントにもぴったり
大きさ14㎝の小ぶりな氷嚢です。かわいらしいデザインと色使いで、バッグなどに入れて日常的に使うことができますよ。夏場のスポーツや、捻挫などケガのアイシング、また熱中症対策にひとつ持っておくと便利ですね。
包装もおしゃれなので、大切な人へのプレゼントとしても喜ばれますよ。コンパクトなサイズなので、持ち運びや収納場所にも困りません。氷と水で使用できて電気を使わないエコな氷嚢は、どんな場面でも活用できますよ。
Marine Blue-氷のう 2個セット (1,100円)
温冷両用の氷嚢が2個セットなのにリーズナブル
4色から選べるかわいらしいデザインが魅力の氷嚢です。2個セットで1,100円とリーズナブルなのも嬉しいポイント。家族や友達同士でお揃いにしてもいいですね。バッグに入れておいても邪魔にならないコンパクトサイズで広く活用できますよ。
氷嚢として使用することはもちろん、湯たんぽとしても使える優れものです。リーズナブルなうえに温冷両用なので、とてもお買い得ですね。夏場の熱中症対策やスポーツでの使用の他に、冬場の冷え対策や生理痛対策として広く使えるので便利ですよ。
まとめ
使用目的に合った氷嚢がおすすめ
スポーツ用や日常使いなど、目的に合った氷嚢を選ぶことをおすすめします。スポーツ用の氷嚢はケガの冷却用として、大きめのサイズを持っておくと、身体のどんな部分にも使うことができます。熱中症対策などで日常使いするなら、バッグに入れてもかさばらないような携帯しやすいサイズを選ぶ方がいいでしょう。今回はおすすめの氷嚢をランキング形式でご紹介しました。ぜひ自分に合った氷嚢を手に入れて活用してみてくださいね。