キャンプや釣りなどアウトドアに便利なディレクターズチェア。座りごこちはもちろん、デザイン性を追求したものも多く、ウッドデッキやインドアにもおすすめです。機能的にも充実していて、それぞれのシーンに合わせて活躍してくれますよ。今回は、そんなおすすめのディレクターズチェアをご紹介します。ディレクターズチェアの種類や選び方のポイントもあわせてご説明するので、ぜひ参考になさってくださいね。
ディレクターズチェアの特徴
折りたためて持ち運びに便利
ディレクターズチェアは、もともとは映画監督が撮影の際に使っていた折りたたみができる簡易的なチェアです。撮影中の移動にあわせて折りたたんで簡単に持ち運べるようになっています。かさばらないため、車に載せるなどなにかと持ち運ぶことの多いアウトドアにも大変便利で人気ですよ。
室内でも屋外でも使える
ディレクターズチェアというとアウトドアで使うイメージが強いですが、インドアでも使えますよ。凝ったフレームやふかふかで座り心地のいい座面など、室内インテリアとしても優秀です。たたんで収納できるので、来客用の椅子にもぴったりですね。
カップホルダーなど便利な機能もある
キャンプやバーベキューで困るのは、飲み物や食べ物の置き場です。テーブルだとものを取るたびに立ち上がるのが面倒ですよね。ディレクターズチェアにカップホルダーやサイドテーブルがあれば、手元においていろいろなものを置けるので、何度も立ち上がる必要もなく楽ですよ。
ディレクターズチェアの種類
スタンダードタイプ
フレームと生地でつくられた簡易チェア
ディレクターズチェアは、折りたたみができて椅子を支える部分のフレームと布でできた背もたれや座面からできています。フレームは屋内で使うときにはインテリアに合わせやすい木製のフレームがよいですよ。屋外で使うときには軽さや丈夫さからアルミ素材が人気です。
背もたれや座面に使われる生地の素材はさまざまです。丈夫なキャンパス地が主流でしたが、アウトドアでは汚れに強いポリエステル製が多くなっています。暖かくふかふかとしたクッションタイプもあり、冬のキャンプやインテリアにおすすめです。
ハイバックタイプ
背もたれが長く体を包み込んでくれる
背もたれが高く頭のあたりまであるディレクターズチェアはハイバックタイプと呼ばれています。ハイバックタイプは、ヘッドレストや足置きがついているものが多いです。体を支えてくれるので長時間座っても体に負担がかかりづらいですよ。
リクライニング機能をそなえていて、背もたれの角度を調節できるものもあります。足置きとともにベッドのように楽な姿勢でゆっくりくつろげますよ。昼寝をしたり、星空を見上げたりとアウトドアにはうってつけです。
ディレクターズチェアの選び方
高さで選ぶ
深く腰をかけてゆっくりくつろぐならロースタイル
座面の高さが30cm以下と低いディレクターズチェアです。通常の椅子より座面が低いため、椅子に体をあずけてゆったりと座れ、足を伸ばしてくつろいだり、あぐらをかいたりできます。高さがなくて座りやすく、落ちてしまう心配もないので、安心して小さなお子さんにも使わせられます。楽な姿勢でのんびりとくつろげますよ。
立ち上がりが簡単で動きやすいものならハイスタイル
立ち上がったり動いたりすることが多い場合は、ハイスタイルのディレクターズチェアが動きやすくて便利です。座面が沈み込みづらいので立ち上がりやすく、足腰に不安があるご年配の方にもおすすめです。カップホルダーやテーブルがついているものも多く、手元にいろいろなものが置けるので、バーベキューなどでも重宝しますよ。
重さで選ぶ
手軽に使えて簡単に持ち運びたいなら2kg程度のアルミ製軽量タイプ
軽量のディレクターズチェアなら、女性でも片手で軽々と持ち運べますよ。女性が片手で持ち運べる重さが2kg程度ですが、軽い素材であるアルミフレームを使っているディレクターズチェアにはなんと1kg程度のものも。また、大きさもコンパクトでかさばりづらいものが多いです。いろいろなところに持ち運ぶことが多い場合には持ち運びが簡単な軽量タイプがよいですよ。
風にあおられても倒れづらいものなら3kg以上のしっかり重量タイプ
ディレクターズチェアは、軽量だと安定が悪く、ちょっとしたはずみで動きやすくなりやすいです。立ったときに倒れてしまったり、風で飛ばされてしまったりすることも。3kg程度のしっかりした重さのあるタイプなら、そのような場合でも簡単に動きづらいですよ。木製のフレームのものやハイバックの大きめのものなら、重いものが多く倒れづらいのでおすすめです。
骨組みで選ぶ
アウトドアで使うなら軽く丈夫で持ち運びがしやすいアルミフレーム
アウトドア用のディレクターズチェアはアルミフレームが便利です。軽量で持ち運びが便利で、丈夫でキズがつきにくいアルミフレームはアウトドアにはうってつけですよ。アウトドアでは、地面に直接置いたときにつく泥汚れやバーベキューのときの油汚れなどなにかと汚れやすいので、簡単に雑巾などで拭くだけで手入れができるのも魅力です。
デッキチェアとしてくつろぎたいなら木製で耐候性のあるもの
ウッドデッキやベランダで過ごすなら、ナチュラル感たっぷりの木製のディレクターズチェアがおすすめです。木製だと、太陽光の紫外線や水濡れなど天候によって劣化しやすく、外で使うのは心配ですが、耐候性のものなら大丈夫。耐候性のある木材や塗料が使ってあるので、ディレクターズチェアを天候による劣化から守ってくれますよ。
インドアで椅子として使うなら木製で雰囲気のあるもの
インドアで使う場合は、他のインテリアとの調和を考える必要があります。フローリングやクローゼットなど、室内には木で作られているものが多いので、木製のディレクターズチェアが合わせやすいですよ。インテリアとして目につきやすいものなのでデザインや色にもこだわって、部屋のテイストに合わせて選ぶとよいでしょう。
生地で選ぶ
アウトドアでの利用なら汚れに強く撥水性のよいもの
アウトドアでディレクターズチェアを使うときには、土や油などさまざまな汚れが気になりますよね。汚れの落としやすいポリエステルなど化繊のものを選べば、軽く拭くだけで汚れが落ちるので、手入れが非常に簡単ですよ。また、急な雨などで水に濡れてしまうようなときでも、撥水性の高いものなら落ち着いて片付けられます。
インドアなら長時間座っても疲れづらいクッション性のあるもの
インドアの場合は、インテリア性と実用性を兼ね備えているクッション性のあるものがおすすめです。ファブリックだけのものよりふかふかとしていて、ゆっくりくつろげますよ。クッションの生地も他のインテリアとも馴染みやすく、それでいて存在感もばっちり。使用頻度が高くても、すぐに洗えるようにカバーを掛けておけば普段づかいにも使えますよ。
機能で選ぶ
ゆっくりくつろぎたいならリクライニング機能やヘッドレスト付き
ハイバックタイプのものの中には、リクライニング機能やヘッドレストが付いているものがあります。角度を調節することで、ゆっくりと寝転ぶような体勢でのんびりくつろげますよ。フットレストも連動しているものなら、ベッドやハンモックのように寝転んで使えます。座るだけでなく、昼寝にも使えるディレクターズチェアです。
手元に飲み物を置いておきたいならカップホルダー付き
飲み物をとったり置いたりするたびに、いちいち立ち上がらなければならないのは面倒。そんなときに役に立つのがカップホルダーです。折りたたんで簡単に収納できる布製と、カップでも安定してしっかり置けるプラスチック製があります。ひじ置きと一体化したタイプやシートなどに取り付けるタイプなど、取り付け方もさまざまですよ。
本やランタンなどちょっとした物を置きたいならサイドテーブル付き
サイドテーブル付きのディレクターズチェアならカップだけでなく、さまざまな物を置けますよ。耐荷重も5kg程度からとしっかりしているものが多いので、ランタンで手元を照らしたり、読みかけの本をおいたりといろいろな使いみちがあります。水や油に強いので料理などの汚れも手軽に落とせて、手入れが簡単なのも嬉しいですね。
クーラーボックスやマガジンラックなどの便利な収納スペースがあるものもある
ディレクターズチェアの背面や足元に収納がついているものもあります。ポケットだけでなく、マガジンラックやクーラーボックスまでしっかりとした収納スペースが確保されているものもありますよ。また、ポケットや収納がついている場合、ディレクターズチェアの収納袋を入れておけば、どこに行ったか分からなくなってしまうなんてこともなくなりますよ。
ディレクターズチェアのおすすめブランド・メーカー
Colman(コールマン)
アメリカの老舗アウトドアメーカーでコスパがよく機能もデザインも豊富
コールマンのディレクターズチェアは、ハイバックタイプやコンパクトサイズ、難燃性のものやサイドテーブルのついたものなど、さまざまな種類があります。値段もお手頃価格で手に入れやすく、初心者からベテランまで愛用している方も多いですよ。値段は安くても老舗メーカーだけあって、その品質は折り紙付きです。
Helinox(ヘリノックス)
軽くて持ち運びに便利なだけでなく強度も抜群
一般的なディレクターズチェアの耐荷重は100kg程度で、大柄な男性ではオーバーしてしまうこともしばしば。ヘリノックスのディレクターズチェアなら、耐荷重が145kgもあるので、大柄な男性でも安心して座れますよ。それだけの強度があるにもかかわらず、1.5kg程度の軽さでアウトドアでの持ち運びに大変便利です。
LOGOS(ロゴス)
人気キャラクターとのコラボ商品などデザイン性が高いうえにコスパもよい
ロゴスのチェアで目を引くのがなんといってもコラボ商品です。スヌーピーやディズニー、サッカー日本代表とのコラボなど他では見られない商品がめじろおしです。デザインだけでなく、一脚3,000円台からとコスパもお手頃ですよ。
CAPTAINSTAG(キャプテンスタッグ)
ブランドごとに違うテイストでトータルのコーディネートがしやすい
キャプテンスタッグには、8種類の製品ブランドと3種類のコラボ商品があります。ディレクターズチェアだけでなく、テントやクーラなどキャンプに必要なギアもお揃いで揃えられますよ。初めてキャンプをする方やいろいろなギアを買い揃えたい方におすすめです。
モダンデコ
ナチュラルテイストや北欧テイストに合わせやすい
北欧風のナチュラルテイストを扱っているモダンデコでも、ディレクターズチェアを取り扱っています。インダストリアルなブラックのフレームやナチュラルテイストの木製のフレームは、他のキャンプギアやインテリアにも合わせやすいです。組み立ても簡単で、クーラーボックスやリクライニングなど機能面でも充実していますよ。
おすすめ&人気のディレクターズチェアランキング
アウトドアでおすすめのディレクターズチェア
Helinox-チェアワン (10,499円)
890gと軽量で持ち運びやすいにもかかわらず耐荷重145kgの丈夫さ
特出しているのは、その軽さ。890gという軽量さはペットボトルの野菜ジュース一本分と同じ程度です。その秘密はヘリノックスのオリジナルの合金で作られたポールです。非常に軽く、それでいて支えられる耐荷重は145kgと非常に丈夫ですよ。
また、軽いと安定性が心配ですが、チェアワンはそんな心配がいりません。足の付根のジョイント部分が柔軟に動くため、4本の足それぞれが地面と接するように自然と配置されるようになっています。足場の悪い河原などでもしっかり対応してくれますよ。
モダンデコ-outrichディレクターズチェア (5,999円)
サイドテーブルだけでなく専用クーラーボックスがついて便利
カップホルダーなどがついているチェアはよくありますよね。しかし、outrichディレクターズチェアは少し変わっていて、カップの持ち手がついた形状のカップホルダーになっています。そのため、マグカップなど持ち手のあるカップにも使えて大変便利ですよ。
outrichディレクターズチェアのもう一つのおすすめは専用のクーラーボックスです。16Lの大容量で、ボックスの内側は保冷用にシルバー加工されていていたれりつくせりです。わざわざ立ち上がらずに飲み物がとれるのは嬉しいですね。もちろん、ディレクターズチェアの機能もしっかりしていて、120kgの耐荷重と広々としたシートで大柄な男性でもゆったりと座れますよ。
LOGOS-難燃BRICK・キングあぐらチェア (6,930円)
難燃性で焚き火の周りでも安心して使える
ディレクターズチェアをキャンプなど火の回りで使っていると、火の粉が飛んで焦げてしまうことも。それを防げるのが難燃BRICK・キングあぐらチェアです。難燃性BRICKという燃えにくい厚手の生地を使用することで燃え上がることを防げます。
また、同社のあぐらチェアプラスより座面の幅が3cmワイドになり、あぐらをかいた足がぶつかりづらくなりました。ハイバックでしっかり背中を支えてくれるので、あぐらだけでなく、普通にもたれかかって座るのにもいいですよ。
LOGOS-Tradcanvas スウィングチェア (10,890円)
ロッキングチェアが簡単に持ち運び可能でアウトドアでも使える
ゆらゆらしながらのんびりリラックスできるロッキングチェアを使って、アウトドアでくつろぎたいという方もいらっしゃるでしょう。しかし、普通のロッキングチェアでは重くかさばってしまい、持ち運びに面倒ですよね。そんな方におすすめなのが、このロッキングチェアです。
こちらのロッキングチェアは、ロッキングチェアには珍しいおりたたみができるタイプです。また、折りたたんで持ち運ぶときの重量は、5.3kgとほかのディレクターズチェアと大差ありません。アウトドアにも簡単に持ち運べ、キャンプをしながらゆったりくつろげますよ。
ベランダやウッドデッキにおすすめのディレクターズチェア
モダンデコ-無段階リクライニング ゼログラビティチェア (6,999円)
無段階のリクライニング機能とワイヤーゴムで重力を感じない心地よさ
無段階でリクライニングができるところが最大のポイント。自分の好きな角度でリクライニングをロックできるので、無理のない姿勢でのんびりとくつろげますよ。フットレストも連動するので、まるで宙に浮いているような心地よさです。
また、フレームではなくワイヤーゴムでシートを支えているので、体がシートに適度に沈み込み、体にかかる圧力を分散させてくれます。長く座っても体に負担がかかりづらく快適ですよ。リラックスするのはもちろん、昼寝をするのにももってこいですよ。
CAPTAINSTAG-CSクラシックス FDミッドスタイル チェア (5,805円)
ナチュラルテイストの木製でお手頃価格がうれしい
フレームから座面まですべて天然の木で作られたシンプルなディレクターズチェアです。総天然木なので木のぬくもりがしっかり感じられますよ。ウッドデッキも木でできているので、その質感にもしっかりあわせられます。
このディレクターズチェアは、CSクラシックスブランドです。そのため、同じようにフレームや天板が天然木で作られたお揃いのテーブルやラックなどもあります。ウッドデッキやベランダをナチュラルテイストでまとめてみるのもかっこいいですね。
インドアでおすすめのディレクターズチェア
CAPTAINSTAG- CSクラシックスリラックスクッションチェア (5,887円)
厚みのあるクッションでゆったりくつろげる
通常のディレクターズチェアより1.2倍程度の大きさがあり、ゆったり包み込んでくれるような安定感があります。クッション部分の生地は混紡でしっとりと柔らかいですよ。クッション材も冬用ジャケットの中綿などに使われるポリプロピレン製で暖かくふかふかです。
大きくかさばって場所を取るため、アウトドアなどで持ち運ぶには不向きですが、家の中では存在感のあるパーソナルソファーとして普段づかいでも活躍してくれますよ。デザインもおしゃれなので、インテリアとしてもばっちりです。
Whole Earth– クラムチェア (5,940円)
フカフカのクッションがしっかり体を包んでくれる
クラムは二枚貝という意味ですが、このディレクターズチェアは、その名の通り、二枚貝のような形で背中から肘までしっかり支えてくれます。ふわふわでたっぷりの中綿で座りごこちがよく、つつまれている安心感を得られます。長く座っても、体が疲れづらく、痛くなりづらいですよ。
おしゃれなブラックフレームに同じくブラックのクッションは、大人っぽいシックな雰囲気です。デザイン性が高いので、インテリアとして部屋に置いても高級感がありますよ。インダストリアルな雰囲気の部屋にもぴったりです。
QUICKCAMP– 一人掛けウッドローチェア (8,800円)
シックな天然ブナ材のフレームとキルティングがおしゃれ
フレームは、家具によく使われているブナ材を使用。ブナ材は固くて丈夫なため、ちょっとやそっとでは傷がつきづらいです。ファブリックにはウレタン入りのキルティングが使われていて、柔軟さがありながらもしっかりとした座りごこちです。ナチュラルにもシックにも合い、部屋のテイストに合わせやすいですよ。
機能面も充実していて、背もたれには収納ポケットやカラビナなどを掛けられるマルチループがついています。また、脚にはゴム製のイス脚キャップがついていて、室内で使っても床を傷つけることはありません。傷をつけてしまうことを心配する必要がないのはいいですね。
Coleman-レイチェアデニム (11,800円)
デニムの座面とブラウンのアルミフレームがヴィンテージ感をかもし出す
こちらは、ディレクターズチェアには珍しいデニム調のファブリックが使われています。カジュアルに合わせてももちろんおしゃれですが、ブラウンのアルミフレームとともにヴィンテージテイストにもぴったりです。
3段階のリクライニングもあり、機能的にも優秀です。背もたれの後ろの骨組みを引くだけで簡単に折り畳めるなど、取り扱いも非常に簡単です。急な来客があっても慌てずにさっと予備いすとして利用できますよ。
まとめ
使うシーンに合わせたディレクターズチェアがおすすめ
ディレクターズチェアには、さまざまなタイプや便利な機能があります。また、使用者の体型に合うかどうかや求める使用感など、欲しい機能は人それぞれです。誰がどのようなシーンで使いたいのかを明確にすることで、ご自身に合ったディレクターズチェアがきっと見つかりますよ。ぜひ、お気に入りの一脚で楽しい時間を過ごしてくださいね。