普通のボールペンで書いたものは消しゴムで消すことができないので、間違った箇所は修正テープなどを使用する必要があります。しかし鉛筆で書いたもののように、ボールペンの文字も消したいと思う時もありますよね。そんな時におすすめしたいのがフリクションボールペンです。フリクションボールペンがあれば修正テープがなくても、書いた文字を消すことができますよ。そこで今回は人気のフリクションボールペンをランキング形式で紹介します。どんなフリクションボールペンを購入するかで迷っている人は、是非参考にしてみて下さいね。
フリクションボールペンとは?
専用の消しゴムで消すことができるボールペン
通常のボールペンは消しゴムで消すことはできません。そのため修正とするとなると、上から修正テープを貼るなどして対応する必要があります。しかしフリクションボールペンは、専用の消しゴムを使用することで消すことが可能です。
カラーやサイズの種類が豊富
フリクションボールペンの販売開始当初は、種類が限られていました。しかし現在はカラーやサイズの幅が広がり、自分の理想とするタイプを選びやすくなっています。また消せるボールペンを取り扱うメーカーも増えてきているので、より自分好みの1本を見つけ出すことができますよ。
フリクションボールペンの種類
単色タイプ
スリムな形状で持ちやすい
単色タイプとは1本の中に1色のインクのみ搭載されているタイプのことです。そのためボディが細く、かさばらないのが特徴です。またスリムな形状は握りやいため、書き作業時も疲れにくいといったメリットもあります。
デメリットとしては3色4色と複数色使うとなると、逆にかさばってしまう点です。とはいえ自宅や会社のデスクでの使用など、別の場所に持ち運ばずにペンスタンドに挿したままの使用であれば、気にすることではありません。
多色タイプ
3色や4色を1本にまとめることができる
多色タイプとは1本の中に複数色のインクが搭載されているタイプのこと。搭載されているインクの数はモデルによって異なりますが、3色のものが主流です。ペンを持ち替えることなく色分けできるのがメリットとなります。
1本の中にインクが複数本搭載されているため、単色タイプよりもボディが太いのがデメリットです。しかし多色タイプの中でも細身の形状をしたものが登場してきています。ペンが太いと書きにくいと感じる人は、ボディの形状が細身かどうかチェックしておきましょう。
フリクションボールペンの選び方
ペン先の太さで選ぶ
ペン先0.5mmが最もスタンダード
通常のボールペン同様、フリクションボールペンにおいてもペン先の太さにはいくつか種類があります。ペン先の太さは主に0.38から1.0mmですが、中でもペン先0.5mmのものが主流。太すぎるわけでもなく、かといって細すぎるわけでもなく、ノートなどに文字を書く時に一番適していいます。そのためどのサイズにするか迷った時はペン先0.5mmのものを選ぶのをおすすめします。
小さなスペースに文字を書くことが多いなら0.38mm
手帳の月間ページなど書くスペースが狭いと、普通のペン先では大きすぎてしまい、文字が書ききれないことや、文字が潰れてしまうことも。見た目が悪いだけでなく、記入内容が不明瞭で分かりにくくなってしまいます。そこでおすすめしたいのがペン先0.38mmのものです。ペン先が細く、小さな文字もきれいに書くことができます。そのため手帳をきれいに書きたい人は、是非チェックしてみてくださいね。
ペン先の格納方法で選ぶ
キャップ式はインクが乾燥しにくい
キャップ式とはペン先をキャップでカバーしているタイプのもの。キャップをすればインクが外部にさらされることがないので、インクの乾燥を防ぐことができます。そのため一度使い終えた後、次回使う時にペン先にインクが固まってしまう心配が少なくすみます。使い初めにインクが乾燥しているストレスをなくしたい人に是非おすすめです。
ノック式ならペンの出し入れがワンアクション
キャップ式でペン先を出すには、ボールペン本体を片手に持ちながらキャップ引き抜く必要があるので何かと面倒です。一方ノック式はノック部分を押すことでペン先の出し入れが可能。片手でペン先を出し入れできるので、キャップ式よりもペンの出し入れ時におけるロス時間を短くすることができます。そのためペン先の出し入れの動作がわずらわしいと感じる人にはノック式がおすすめです。
ボディで選ぶ
中身が透けない素材なら高級感がある
残りのインクが確認できるようにボディに透明素材を使用しているボールペンは、どうしても事務用品的な印象をもたらしてしまいます。しかし中が透けない素材を使用しているものには高級感がありおしゃれ度もアップ。中には木材やメタル素材などを使用した高級ラインもあります。周りとは違うものを持ちたい人におすすめです。
プレゼントにするなら名入れできるものがおすすめ
フリクションボールペンの中には、ボディの一部に名入れできるものも。名入れすれば世界で一つだけのプレゼントになります。普通にプレゼンしただけでは何か物足りないと感じる時は名入れできるタイプのフリクションボールペンを選ぶと良いでしょう。また誰かへのプレゼントだけではなく、名入れのものを自分へのご褒美にするのもおすすめですよ。
使用感で選ぶ
インクの出が良くしっかり書けるものがおすすめ
フリクションボールペンの最大の特徴は専用の消しゴムで消すことができる点です。とはいってもボールペンには違いなく、書き味の良さは重要です。そのためインクの出が良く、しっかり書けるものを選びましょう。尚、インクの出の良し悪しは試し書きで確認するのが一般的です。しかし試し書きができない場合は、購入予定のペンで書かれた文字見本などを参考にしてみてくださいね。
ラバーグリップがあれば長時間使用しても疲れにくい
長時間ペンを使用していると指が疲れてくることがあります。特に親指と人差し指、そして中指は直接ペンと触れるので、文字を多く書いていると痛くなることもありますよね。しかしラバーグリップが備えつけられていれば指への負担が軽減。ラバーグリップが滑り止めとなり、握った時にペンがすべり落ちる心配も少なくなりますよ。
フリクションボールペンのおすすめブランド・メーカー
パイロット
種類が豊富で様々なニーズに応えられる
フリクションとは元はパイロットが発売しているものの商品名。パイロットが日本に消えるボールペンを広めたと言っても過言ではありません。また種類の多さが特徴で、パイロットなら自分好みの1本を見つけることができますよ。
三菱鉛筆
ボディのデザインがおしゃれ
パイロットのフリクションに次いで日本ではシェアが高く、書き味の良さはもちろんのこと、デザイン性が高い点が魅力。デザインがおしゃれなので、気分があがります。筆記用具は見た目にもこだわりたい人におすすめです。
伊東屋
老舗文具店の伊藤屋がフリクションボールペンをデザイン
飽きの来ないモダンなデザインを採用しており、長く使い続けることができます。また直線的なフォルムは使う人を選ばず、男女とも使用可能。シンプルなデザインなのでプライベートから仕事まで、様々なシーンで使用することができます。
おすすめ&人気のフリクションボールペンランキング
単色タイプでおすすめのフリクションボールペン
パイロット-フリクションボールペン05 LFB-20EF(147円)
インクが乾きにくい キャップ式
ペン先はキャップで覆うため、インクが乾きにくい構造。使用する間隔が長い人におすすめです。また取ったキャップはペンの後部に装着することができるので、キャップをなくしてしまう心配も少なくすみます。
温度変化によって無色になるフリクションインキを採用。ペン後部に装着されているラバー消しゴムによって、文字を消すことができます。また消しゴムと違い消しカスがでないので、使用後の跡片付けも簡単です。
パイロット-フリクションボールノック (204円)
ノック式で書くと消すがスピーディー
専用ラバーを使用することで、消しカスを出さずに文字を消すことができるペン。鉛筆やシャープペンシルと比べても、消し跡がきれいであることが特徴です。消しカスの片づけが面倒な人や、文字をきれいに消したい人におすすめです。
カラーは全10色あり、黒色は勉強やメモ書きに、その他の色は目立たせたい箇所に使うのがおすすめです。また青は普通のブルーだけではなく、ライトブルーとブルーブラックもラインナップ。青好きな人は要チェックです。
三菱鉛筆- R:E パステルカラーボディ(128円)
文字を消しやすい専用消し具搭載
熱消去性インクを採用。60度以上の熱を加えることで無色になる性質あり、ラバー消しゴムでこすることで文字を消してしまうことができます。また紙を傷めないので、何度も消して書き直すことが可能です。
ノック式を採用しており、ペンを持ち替えることなくペン先の出し入れが可能。素早くメモを取りたい時に便利です。またペンを逆さにすれば後部に搭載されている消し具が固定され、しっかり消すことができます。
三菱鉛筆- R:E オープンクリップ(348円)
オープンクリップが付いているのでノートに挟める
稼働式のオープンクリップを採用し、ペンをしっかり挟むことが可能。通常のクリップに比べ挟む力が強いので、ノートに挟んだペンをいつも落としてしまう人におすすめです。また耐久性も高いので長く使えるのも魅力です。
ペン先は極細の0.38mm。スタンダードのものよりも随分細く、細かい文字やイラストを描くのが得意です。小さな枠の中に多くの情報を記入しなければならない時や、繊細なイラストを描きたい時におすすめですよ。
多色タイプでおすすめのフリクションボールペン
パイロット-フリクションボールペン 3色スリム(660円)
スリムタイプなのでペンホルダーに挿しやすい
ボディに不必要な段差がないのが特徴。なめらかで引っかかる箇所がないので、手帳などのペンホルダーに抜き差ししやすいのが魅力です。そのためペンを手帳のペンホルダーに収納することが多い人はチェックしてみてくださいね。
1本の中に3色が搭載された多色タイプです。基本色となる黒の他に何かと使い勝手の良い赤と青が組み合わさっており、勉強や仕事などに便利です。また最大径12.8mmのスリムタイプのため握りやすくなっています。
パイロット-フリクションボール4(708円)
1本で4色の色分け可能
フリクションボールペンの多色タイプは3色のものが主流な中、1色多い4色のインクを搭載。3色では中々選ばれない緑のインクが内蔵されています。家計簿や資料のチェックなど、3色では物足りない人におすすめです。
ペン先は使いやすい0.5mmサイズで、様々なシーンで使用可能です。またサイドのスライドレバーをノックすることでペン先を出すことが可能。スライドレバーの色はインクと同様になっているので、目当ての色が一目で分かります。
三菱鉛筆- R:E3(550円)
インクの量がたっぷりなので沢山書ける
軸を所定の位置に回転させた後ノックすることで、希望のインクを繰り出すことのできる回転セレクトノック機構採用。サイドのスライドレバーがなくなり、握りやすくなっています。また見た目もシンプルになり、デザイン性が高いです。
金属製のリフィルを採用。金属製のものは薄く加工できるので、同サイズの樹脂リフィルと比べ2倍のインク量が入るというメリットがあります。インクの減りが早くて悩んでいる人や、インクの量は増やしたいけれどペンが太くなるのは嫌という人におすすめです。
三菱鉛筆-URE3-1000-05 (880円)
スタイリッシュで目を引くデザイン
スライドノックレバーのない回転セレクトノック機構で、握りやすく見た目もシンプルです。尚、矢印に使いたい色を合わせてからノックするだけの簡単設計。あらかじめ矢印に一番使用するインクをセットしておけば探す手間が省けますよ。
中が透けないメタルなボディは重厚感があります。またボディカラーはネイビーやボルドーなど深みがあり、高級感があるのも魅力。自分用に少し贅沢なフリクションボールペンを探している人や、おしゃれなモデルが欲しい人におすすめです。
プレゼントにおすすめのフリクションボールペン
パイロット-フリクションボール3 ウッド(3,980円)
グリップ部にカバ材を使用
グリップ部分にはカバ材を使用。ダークな色合いで、自然な木目が高級感をアップさせています。また天然木のため1本1本表情が違い、愛着がわきやすいのもポイントです。入社祝いや入学祝いなどのプレゼント用に最適ですよ。
ボディカラーは全3色で、そのうちダークブラウンとディープレッドは落ち着いた雰囲気。ブラウンは他の2色よりも明るい色味で、華やかな印象があります。尚、黒の他に赤と青がセットされた便利な組み合わせで、使い勝手も抜群です。
伊東屋-フリクションボールペン(4,180円)
モダン的なデザインで長く使える
銀座に店を構える老舗文具店伊東屋がデザインしたフリクションボールペン。シンプルを追求し、余分を一切なくしたデザインです。また曲線部分をなくしあえて直線的にすることで引き締まったフォルムを表現しています。
メタル素材を使用しており、耐久性に優れています。そのため同じペンを長く使い続けたい人におすすめ。高品質なので贈り物としても最適です。また専用のイレーサーがペンとは別に付属し、通常の消しゴムと同じ感覚で文字を消すことができます。
パイロット-フリクションボールノックビズ(3,040円)
ボディ部分に名入れができる
光沢のあるメタルボディはスーツとの相性抜群。スーツの胸ポケットに挿した時にちらりと見え隠れる様がおしゃれです。また文字を消すためのラバー部分はキャップで隠れているので、見た目の良さを損なうことはありません。
6色から選択でき、どの色もビジネスシーンにて使用可能。表面に指紋が付きにくいのもポイントです。またボディに半角なら12文字、全角なら6文字まで名入れすることができます。入社祝いなど、節目のお祝いにおすすめです。
パイロット-フリクション ボール2(3,036円)
メタルボディがスーツとマッチする
クリップの横部分に名入れ可能。8つの書体から選択することができます。中でもモノラインとスクリプトは特徴的で目を引くフォントです。名入れの書体にもこだわりたい人は是非チェックしてみてくださいね。
インクはブラックとレッドの2色を内蔵しており、単色タイプの様にスリムな設計なのが魅力。色の使い分けは2色で十分な人におすすめです。またボディからペン先にかけて同色で構成されたデザインがスタイリッシュでおしゃれですよ。
フリクションボールペンの注意点
重要書類には使用することができない
見た目は通常のボールペンとほぼ変わりません。しかし消すことができるという特性上、履歴書や契約書などの重要書類の記入時にはフリクションボールペンを使用することはできません。そのため重要書類に記入する時は通常のボールペンなどを使用してくだいね。
高温になると文字が消える可能性がある
フリクションボールペンには60度以上になると透明になる性質を持つ特殊なインクを使用。直射日光に長時間あたるなど、何かの拍子で高温になると文字が消えてしまう恐れがあります。反対にマイナス10度前後にすれば消えた文字を復活させることが可能です。万一高温で文字が消えてしまった場合、冷凍庫に入れて冷やしてみてくださいね。
まとめ
筆箱の中をすっきりさせたいなら多色タイプのフリクションボールペンがおすすめ
多色タイプなら複数本を1本にまとめることができるので筆箱の中がすっきり。ペンを持ち替えることなく様々な色を使うこともできますよ。今回は人気のフリクションボールペンをランキング形式で紹介してきました。是非自分好みのフリクションボールペンを見つけて、作業効率をアップさせてみてくださいね。