雑誌の切り抜きやチケットなど、細々としたものをうまく保存できないか考えたことはありませんか。スクラップブックを使えばそういったものをきれいに整理できますよ。アイディア次第でいろいろアレンジできるので、オリジナルの冊子やアルバムを手作りすることも可能です。今回は便利なスクラップブックをランキング形式でご紹介します。種類もいろいろあるので、選び方のコツについても解説していきますよ。書類や写真の整理にお困りの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
スクラップブックの特徴
雑誌や新聞記事の切り抜きを貼って情報整理する
大切な記事や雑誌のお気に入りページなど、切り抜きを取ってある方も多いのではないでしょうか。そのままだとバラバラになりやすく、見たいものがすぐに見つからないという場合もありますよね。スクラップブックに貼れば、そういったものをすっきり整理することができますよ。
オリジナルのアルバムを作ってプレゼントするのも
お世話になった方へのお礼に、思い出のアルバムを作るときにもスクラップブックが活躍します。かわいいデザイン入りのものなら、そのまま貼るだけで簡単に完成しますよ。シンプルなものを選べば、メッセージを書き込んだりシールを貼ってアレンジしたりするのも思いのままです。
スクラップブックの種類
とじ込みタイプ
開いたとき中心に切れ目がないので見開きで貼ることが可能
雑誌やポスターの切り抜きなど大きいものを貼りたいときに、問題となるのが合うサイズがないという点ではないでしょうか。特大サイズのノートやスケッチブックを購入するという方法もありますが、結構かさばりますよね。真ん中に継ぎ目がないものなら、見開きの状態でそのまま貼ることができますよ。
ほかにも見開きを一枚の大きな用紙に見立てた編集の仕方もおすすめです。2ページにまたがる仕掛けを作ったりデコレーションしたりすることもできますよ。金具でとじてあるタイプと比べて薄めなので、コンパクトに収納できるのも便利ですね。
リングタイプ
見開きの状態で固定できるので書き込みや閲覧に便利
ノートで時々あるのが、開いているのに隣のページが閉じてくるので書きにくいという点です。中央にリングがあると編集に時間が掛かるときでも、開いた状態のままにしておくことができますよ。ページがしならないので書き込みや貼り付けがしやすいところも実用的。
自然に閉じてしまうということがありませんので、展示などでそのまま置いておく場合にも見せたいページで固定できます。折り返して片面の状態にすることもできるので、手に持って閲覧する際にも便利ですね。リングによってはいつも使うペンを指しておくといったことも可能ですよ。
バインダータイプ
後から用紙を足したり入れ替えたりすることができる
スクラップブックをまとめている中央の部品がはずれるようになっているタイプです。別売りの用紙を購入すれば、どんどん継ぎ足していくことができますよ。後から増えていく予定のものを貼る場合には特におすすめです。
ページを入れ替えることも可能なので、後から順番を変えたいときにも便利ですね。最初から大容量になることが決まっている場合は、背表紙が厚めまたは収納枚数が多いものを選びましょう。中の用紙がどんどん増えても1冊にある程度まとめて収納できますよ。
スクラップブックの選び方
貼るもので選ぶ
大きいものを貼るなら中央に切れ目がないものを
雑誌のページなどサイズが大きめのものを貼るなら、中心に継ぎ目がなく繋がっているスクラップブックが使いやすいです。大きいA3サイズなどもありますが収納時にかさばることもあるため、折り目が付いても大丈夫な場合は半分のサイズにするのもおすすめですよ。見開きの2ページに掛けて大きな写真を貼り付けるなど、ダイナミックな構図をデザインすることも可能です。
写真を貼るなら弱粘着フィルムが付いているものがおすすめ
アルバムとして使用したいなら、弱粘着フィルムが付いたスクラップブックはいかがでしょうか。貼ったものを保護してくれるので、写真の長期保存に向いていますよ。簡単に貼ったり剥がしたりできるので、配置を調整しなおせるところもメリット。フィルムの上と下両方からデコレーションをかさねて、奥行きのあるデザインのアルバムを作れますよ。
編集の仕方で選ぶ
レシートや切り抜きをきっちり貼りたいなら罫線やドットがあるものが便利
小さくて細かいものを複数貼っていくという場合は、用紙に印が付いているものがおすすめです。罫線やドットに沿って貼っていくと、曲がらずに規則正しく整理することができますね。文字を書くときも目印になるので、まっすぐ書き込めますよ。レシートなどの細々したもののほか、貼るものの形があらかじめ決まっている場合にも役立ちます。
絵や文字を色々書き込みたいなら裏移りしにくいものを
スクラップブックは自分でオリジナルの冊子を作るときにも活躍します。絵を描いたり文字を書き込んだりするのがメインであれば、用紙が厚いものを選びましょう。薄めだとマーカーなどが裏移りしたり、文字が裏から透けて見えたりする場合もあるのでご注意ください。いろいろなものをのりで貼ってもにじみにくいので、デコレーションにも向いていますよ。
中の用紙で選ぶ
クラフト紙なら強度が高く破れにくい
シンプルなスクラップブックでよく使われているのがクラフト用紙です。1枚の厚みはそれほどないものの、使われている繊維が長いため強度が高いという特徴がありますよ。破れにくいので長期保存にも向いています。やさしいブラウンの色合いでいろいろなものとマッチし、ナチュラルな風合いを求める場合にもぴったりですよ。マーカーが乾きやすいのも嬉しいところ。
ブラックの用紙ならそのまま貼るだけでもおしゃれに
写真を貼る場合は、見栄えも重要なポイントですよね。ブラックの用紙は貼ったものを引き立たせてくれるので特におすすめですよ。白い用紙に貼るのと比べてみるとまた違った印象になり、インパクトが出てきます。引き締め効果があり、すっきりとまとまって見えるところも魅力的。ひと味違ったおしゃれさを求めている方はぜひ試してみてくださいね。
厚紙なら立体的にデコレーションができる
オリジナルの冊子やアルバムを作ろうと考えたとき、いろいろなものを貼り付けてデコレーションしたいと思う方も多いのではないでしょうか。厚紙なら裏移りしにくく、のりをぬっても後ろのページににじんだりしわになったりしません。厚みがあるのでデコレーションをかさねても重さに負けず、ページもめくりやすいですよ。立体的なパーツを付けたいという場合にもおすすめです。
サイズで選ぶ
新聞や雑誌などの大きな素材を貼るならA4以上のものを
サイズが大きめのものを折らずにそのまま貼りたいという場合は、A4以上のサイズがおすすめです。スクラップブックは大きいサイズだとB4やA3もありますので、お好みに合わせて選んでみてくださいね。中の用紙もサイズぴったりではなく若干余裕がある大きさになっているものが多く、貼った後も端の折れを気にすることなく閲覧できますよ。
チケットの半券などを貼るならA5サイズ以下のものを
好きな歌手や展覧会のチケットなどを思い出として取っておきたいという方もいるのではないでしょうか。A5以下の小さめサイズなら、チケットを貼っても大きすぎることなくしっくりまとまります。一緒に記録や感想を書き込んでおくと、見た目もきれいに保管できて後でいろいろ思い返すことができますよ。手元におさまるくらいの大きさで持ち運びにも便利ですね。
スクラップブックのおすすめブランド・メーカー
コクヨ
さまざまなバリエーションで使い道もいろいろ
文房具メーカーならではの品ぞろえで、シンプルながらもいろいろな用途に使えるよう工夫されています。スクラップブックの基本的なタイプも網羅していますよ。サイズもスタンダードなA4のほか、それより少し大きめのB4サイズもあるのが便利なところ。
マークス
パステルカラーのかわいい商品は北欧好きにもおすすめ
淡い水色やピンクなど、やさしい色合いのスクラップブックが多く揃っています。ポップなキャラクターデザインもあるので、小さなお子さんのアルバムとして使うのもおすすめですよ。いろいろなデザインの替紙が用意されているシリーズもあり、お好みに合わせて変えられるのも魅力的。
LABCLIP(ラボクリップ)
変形デザインや大人っぽいカラーリングで洗練された印象
縦長の長方形のスクラップブックが多いなか、ほかではあまり見かけない形のデザインが特徴的なメーカーです。人とは違うものを選びたいという方には特におすすめ。大人っぽくておしゃれなカラーリングはプレゼントにもぴったりですよ。
石原紙工
サイズ展開が豊富で用途に合わせて選べる
スクラップブックとしてはかなり大きめのA2サイズから、ハガキくらいの小さめサイズまでいろいろな大きさが揃っています。昔ながらの大学ノートのようなデザインで、レトロな雰囲気も魅力的。中身は素朴なクラフト紙なので、さまざまな素材とマッチしますよ。
おすすめ&人気のスクラップブックランキング
写真保管でおすすめのスクラップブック
LABCLIP-スクラップブックスクエア (1,320円)
表紙の窓からお気に入りの1枚をのぞかせられる
角が丸くなった正方形型のデザインがかわいいスクラップブックです。リボンで閉じられるようになっているのがおしゃれですね。一番前に窓が付いており、そこから一番お気に入りの写真を見せられるようになっています。
表紙もパール調のラメが入ったものと、ベーシックなのものの2種類が用意されていますよ。さらにカラーによって中の用紙の色が違うのもこのスクラップブックのポイント。ブラックでシックにまとめてみたり、オフホワイトにパステルカラーでデコレーションしてみたりとアイディア次第でいろいろアレンジできます。
ナカバヤシ-フォトノートブック (243円)
じゃばら状になっており展開して飾ることもできる
背表紙の幅わずか1センチのとてもすっきりしたスクラップブックです。中はクラフト用紙になっていますが、じゃばら状につながっているのがほかのスクラップブックとは違うポイント。ゴムバンドで止められるので、自然に開かないようになっています。
サイズは通常の郵便ハガキよりも少し大きいくらいで持ち運びにも便利。縦長なので真ん中に写真を貼って、余白スペースにメモをいろいろ書き込むといった使い方も素敵ですね。じゃばらになっている中の用紙を展開し、自立した状態で展示するといったこともできます。
マークス-デコラップアルバム (2,750円)
カラフルで楽しいデザインはエコー写真の保存にもおすすめ
ポップなキャラクターが表紙に描かれた、見た目にも楽しいスクラップブック。1ページにL判の写真が2枚おさまるくらいの大きめサイズです。弱粘着フィルム付きなので、お子さんの大切な記録を大切に保護してくれますよ。
デコラップペーパーというパーツが45枚も付いているので、自分で素材を用意しなくてもお手軽にデコレーションできます。デザインもさまざまなのでどれを使おうか迷ってしまいますね。お子さんと一緒にわいわいアルバムを作ってみるのも楽しそうです。
デルフォニックス-フォトアルバムスリム (1,100円)
シンプルながらも洗練されたデザインで写真をスマートに保管できる
カラーバリエーションが豊富で、全11色の中からお好みのものを選ぶことができます。表紙の材質がそれぞれ違うのも魅力的。特にシャンブレーはほかではなかなか見かけない風合いで、ナチュラル好きな方におすすめですよ。
中の用紙は8枚と少なめですが、その分厚みは8mmほどで薄くてコンパクト。好きな写真を厳選してアルバムを作りたい場合にぴったりですね。全て弱粘着フィルムが付いており、台紙に直接文字を書き込むことができますよ。
実用的で長く使うのにおすすめのスクラップブック
コクヨ-スクラップブックD (303円)
用紙に一工夫ありきっちり貼りたい場合に便利
中の用紙に1センチ間隔でドットが入っているところがポイントのスクラップブックです。ドットに沿ってまっすぐきれいに貼ることができ、文字を書き込むときにも役立ちますよ。表紙と用紙ともにシンプルなベージュの色合いで飽きずに使えますね。
とじ込みタイプなので字を書くときも、リングに手が当たって書きづらいということもありません。サイズはA4とB4サイズの2種類です。いずれも通常のサイズよりは少し大きめに作られているので、余裕を持って貼ることができますよ。
石原紙工-スクラップブックA2 (2,882円)
スクラップブックとしてはほかに類を見ない大きさ
かなり大きめのA2サイズのスクラップブックです。閉じ込み式で真ん中に切れ目がないので、見開きで貼ることができますよ。開いた新聞がおさまるほどのサイズ感になっており、大きめのものを貼りたい場合には特におすすめです。
新聞をまるごと貼っても少し余裕があるくらいなのもポイント。余白ができれば端が破れたり折れたりした場合にも貼ったものが傷つくのを防いでくれます。お子さんが描いた大きめの絵を貼ったり、商用の作品集を作ったりとさまざまな用途に使えますね。
コクヨ-スクラップブックB (479円)
用紙の入れ替えが簡単で替紙を足すと約2倍の収納が可能
中央がプラスチックのリングになっているバインダータイプのスクラップブックです。背の部分をスライドして取り外せるようになっており、用紙を入れ替えたり足したりすることができますよ。表紙と裏表紙は厚めの色板紙で、比較的強度があります。
元々の中身が40枚ですが、替紙を足すと最大で約90枚収納することが可能なのも便利なところ。別売りの替紙は25枚入りでリーズナブルに購入できます。用紙を複数購入しておいて、年度切り替えなどで中身が不要になったら全て取り換えといった使い方もできますね。
トラベラーズカンパニー-ペーパーポケット (660円)
ポケット付きなので旅先のチケットやポストカードを収納できる
素朴なブラウンの表紙にカンガルーの型押しがされています。この商品のポイントは、カンガルーのお腹のようにポケットがページごとに付いているところ。小さめのサイズなので旅先で持ち歩いて、写真や地図を入れることができますよ。
ポケット自体は紙でできているので、自分の好きなようにメモを取ったり絵を描いたりすることも可能。コンサートのチケットをポケットに保管して、記録を書いておくといった使い方も素敵ですね。リングタイプなので閲覧にも便利です。
デザインがおしゃれでおすすめのスクラップブック
LABCLIP-スクラップブックハートS (990円)
キラキラしたハートとゴールドの組み合わせが上品
きれいなハートの形が印象的なスクラップブックです。全3色ですが表紙にそれぞれ違った加工がされており、キラキラとした風合いがかわいさをさらに引き立てています。表紙にゴールドでロゴが型押しされているのもおしゃれなポイント。
台紙はやさしいベージュカラーで統一されており、文字をいろいろ書き込んでも見やすいですよ。変形デザインなので、デコレーション素材も好きな形に切り抜いて貼ってみると楽しそうですね。甘いデザインはウェディングのフォトアルバムにもおすすめ。
sotto-御朱印帳 (1,980円)
中身はじゃばら状で持ち歩けるスクラップブックとしても優秀
和風デザインと鮮やかなカラーがかわいらしいスクラップブックです。華やかなウメや昔ながらのチドリ柄など、和小物好きな方は目移りしてしまうのではないでしょうか。文庫本より少し大きめくらいのサイズで、小さめのバッグに入れやすいのもポイント。
素材は和紙なので強度もあり、メモ帳やアルバムとしても使えますよ。じゃばら折りになっていますが和風のゴム紐が付いているので開きにくく、持ち歩くときもかさばりません。気軽に旅行に連れて行けるスクラップブックとしておすすめですよ。
マークス-紐とじスクラップブック (990円)
紐でまとめるタイプのレトロでかわいいスクラップブック
学校の出席簿のようなデザインで、どこかレトロな雰囲気を感じさせるスクラップブック。珍しい紐でとじるタイプで、別売りの用紙を足せばページ数を増やすことも可能です。表紙がハードカバーで丈夫なのも嬉しいところ。
中も素朴なクラフト紙で、シンプルなぶんいろいろアレンジしやすいですよ。そのまま写真をどんどん貼っていったり、紐をはずして1枚1枚デコレーションしたりなど好きなように作業できるのもポイント。自分だけのおしゃれな一冊を作ってみてはいかがでしょうか。
filofax-Clipbook (3,350円)
洗練されたデザインで用紙の種類もさまざま
やわらかなパステルカラーがおしゃれなスクラップブックです。レザー調のポリウレタンが使われており、シンプルななかにも上品さを感じさせます。真ん中のリングを左右に引っ張ると開くことができるので、用紙を入れ替えたり足したりできますよ。
中の用紙もいろいろな種類があるので、お好みに合わせて選べます。スケジュール帳として予定や記録を書き込んだり、細々した紙類を罫線の用紙にきっちり貼り付けたりなど使い方もいろいろ。背表紙が丸みを帯びた形状になっており、折り返して固定できるのも便利なポイントです。
まとめ
貼るもののサイズや用途に合わせたスクラップブックがおすすめ
スクラップブックの購入を検討しているなら、貼りたいもののサイズや用途を考慮して選ぶのがおすすめです。大きめサイズやとじ込みタイプなら、片面または見開きで貼ることができますよ。貼るものが後からどんどん増えていく場合、バインダータイプなら簡単に用紙を足せて長く使えます。写真を貼りたいなら弱粘着フィルムが手軽で使いやすく、リングタイプを選べば閲覧にも便利ですよ。今回はおすすめのスクラップブックをランキング形式でご紹介しました。切り抜きや大切な写真の保管に、ぜひスクラップブックを役立ててみてくださいね。