オフィスでは仕事の作業効率を高めるために、お昼寝を推奨しているところも多くなっています。お昼寝を快適にしてくれるのが昼寝枕です。昼寝枕はお昼寝をするために作られた枕で、就寝時に使う枕とは異なります。そこで、短時間でも快適に寝ることができる昼寝枕について見ていきましょう。自分に合った昼寝枕の選び方や種類別に見た昼寝枕の特徴、人気の高い昼寝枕も紹介しますので昼寝枕を選ぶ際の参考にしてみて下さい。
昼寝枕の特徴
身体を横にしなくても安眠できる
お昼寝をするときには、わざわざベッドまで行かないことが殆ど。オフィスのデスクやリビングのソファー、車の中など身体を横にせずに睡眠を取ります。昼寝枕は椅子に座ったままうつ伏せや横向き寝でも楽に寝られるように設計されています。
コンパクトで持ち運びができる
昼寝枕は旅行先やオフィスなど好きな場所にスムーズに運べるところがメリット。通常の枕はサイズも大きく、持ち運びするには向いていません。昼寝枕はお昼寝で使うことを目的としているので、どこでもお昼寝できるようにサイズもコンパクトで収納性も高くなっています。昼寝枕がないと首が痛くなったり、例え寝られたとしても睡眠が浅かったりと、かえって疲れてしまうことも。昼寝枕を持ち歩くことで、どのような場所でも快適に寝られます。
昼寝枕の種類
クッションタイプ
シンプルで枕に近い形状
長方形や正方形の形状をした昼寝枕です。枕が変わると寝づらいという方におすすめです。就寝用のスタンダードな枕に近い形なので、頭を乗せた時に違和感の少ない所がメリット。頭だけではなく、車の中では腰に当てたり背中に当てたりと自由が利くのも良いですね。
通常、就寝用枕のサイズは、縦43cm、横63cmが基準です。昼寝枕の場合は、縦20cm横40cm、あるいは縦横とも30cm以下というものがたくさんあります。コンパクトサイズなので、オフィスや車の中に常備しておいても邪魔になりません。クッションタイプの昼寝枕を重ねて、枕の高さを自分に合った高さに調節するのもひとつの方法です。
ドーナツタイプ
うつ伏せ寝に適した形状
ドーナツのように枕の中央に穴が開いたタイプの昼寝枕です。うつ伏せ寝をした時に顔を圧迫することがないので、寝やすいのがメリット。寝ている顔を見られたくないという方にもおすすめです。特に、女性の場合は枕にべったりと顔がつかないので、メイクが枕につきにくいのも嬉しいポイント。
ドーナツタイプの昼寝枕は、うつ伏せ寝以外にも使えます。仰向けになって後頭部を支えると、すっぽりと頭が入った状態で支えられリラックスできます。その他にも、腕を穴に入れることで、腕枕にも。直接腕枕をした状態で寝ると、腕が痺れることがありますが、これなら腕が痺れる心配もありません。
立体タイプ
圧力が分散できる形状
立体タイプといっても、様々な形状の昼寝枕が存在します。U字型や八の字型、テトラポット型、楕円形など、それぞれのメーカーが寝心地や快適性を考えてデザインしています。中には人間工学に基づき設計された昼寝枕もあり、自分に適した昼寝枕を探すのがベストです。
枕の曲線や高さ、それにサイズやクッション性など、実際に頭を乗せてみればフィットするかどうか確かめられます。立体型の中でも首に装着するタイプの昼寝枕は、移動中の車や飛行機の中で使用するのがおすすめです。首をホールドすることにより、乗り物の揺れによる首のダメージを防止してくれます。
昼寝枕の選び方
寝る場所で選ぶ
オフィスデスクなどスペースが限られているならコンパクトなサイズを
オフィスの机上でのお昼寝ならば、デスクのスペースを考えた昼寝枕選びが大切です。元々、昼寝枕はコンパクトサイズになっているので、大きくて置けないということはありませんが、中には身体をすっぽりと包むような大型の昼寝枕もあるのでサイズはしっかりと確認しましょう。昼寝をしたいけれどスペースが取れないという方には、U字型の首に装着するタイプの昼寝枕がおすすめです。座ったままの姿勢で昼寝ができるので、スペースのない場所でもOK。旅行中の電車や飛行機の中でも使えるので、コストパフォーマンスが高くなるのもメリットのひとつとなります。
横になれるなら就寝用枕に近いクッションタイプを
仮眠スペースがある、または、自宅で仕事をしているのでリビングで横になれるという方なら、クッションタイプの昼寝枕がおすすめです。クッションタイプであれば、リビングのソファーに常備しておけば、クッション替わりにもなります。体を横にできるなら、腰の負担を減らす枕や抱き枕、足枕を使うのもGood。身体をすっぽりと包み込む大型の昼寝枕は、頭から腰までのサイズでゆったりと寝られます。後ろから抱かれているような感覚で身体全体を支えるので、圧力が一点にかからずリラックスできます。足枕は、午前中に酷使した足の負担を軽減してくれるのでおすすめです。
寝る姿勢で選ぶ
うつぶせ寝をするなら顔が圧迫されないドーナツタイプを
仕事の合間に睡眠を軽く取るため、うつ伏せ寝をしている方も多いでしょう。うつ伏せ寝を快適にするのがドーナツタイプの昼寝枕です。枕の中央部分に穴が開いており、顔をうずめて眠ることができます。顔に接触する部分に穴が開いていることで、息苦しさもありません。穴に腕を入れて、その上に顔を乗せて寝ることも可能。低反発のウレタンやビーズなど、自分にとって寝心地の良いものを選びましょう。
寝違えを起こしやすい方は低反発性の昼寝枕を
仕事の合間に寝ていて、首が痛くなったという経験がある人も多いのでは。お布団やベッドの上で寝ても、寝違えが起こることがあります。寝違えの原因は、無理な姿勢が長時間続くことで、首の筋肉に負担がかかるからです。血行不良や筋肉や筋が伸びたままになり、炎症を起こしてしまうことも。低反発の昼寝枕であれば、首が動いても自然に枕が沈み込み、負担を軽減してくれます。
寝心地の良さで選ぶ
汗をかきやすい方は通気性に優れたそば殻やパイプのものを
寝汗をかきやすい方は、通気性の良い昼寝枕がおすすめです。通気性が良い詰め物素材といえば、そば殻やパイプですね。そば殻は天然素材で根強いファンがいる素材。枕にすると硬めで、熱がこもらず、熱を逃す作用もあります。デメリットは蕎麦アレルギーの方は使用になれません。同じようにパイプ素材も通気性が高いので、蕎麦アレルギーであればパイプ素材を試してみましょう。
柔らかい枕が好みなら中綿はフェザーやポリエステル綿を
枕の硬さは人によって好みはそれぞれ。柔らかい枕が良いという方なら、フェザーやポリエステル綿の昼寝枕がおすすめです。フェザーのメリットは、保温性と通気性の高さとソフトな感触です。ポリエステル綿のメリットは、適度な弾力性と丸洗いができる点。自宅で洗うことができるので清潔感を保てる上、価格もリーズナブルです。
衛生面で選ぶ
丸洗いできれば衛生的に保てる
昼寝枕を日常的に使っていると、気になるのは汚れです。人は寝ているときに汗をかく性質があり、昼寝という短時間でも同じです。清潔を保つには、洗える昼寝枕がおすすめ。洗濯機で洗えるもの、手洗いのみ可能なものなど、昼寝枕によって違うので洗濯表示のタグをチェックしましょう。手間を掛けなくても清潔を保てるのは、パイプやファイバー素材です。通気性が良く汗をかいても乾きが早いのが特徴。しかし、パイプの感触が苦手という方もいますよね。それならポリエステル綿がおすすめです。ソフトな弾力があり丸洗いも可能です。
カバー付きなら頻繁に交換できる
昼寝枕を使った後に、毎回洗うのは大変。昼寝枕の中には、カバーが取り外せて洗えるものもあります。汚れてもカバーだけ洗えばOKなので楽ちんです。替えのカバーを予備で購入しておけば、頻繁に洗濯出来て清潔です。カバーが付属していない昼寝枕なら、手作りでフィットするカバーを製作するのも良いですね。好きなカラーや柄にすれば愛着も湧きます。
昼寝枕のおすすめブランド・メーカー
西川
長年愛されるロングセラーの昼寝枕
睡眠化学の研究によって作り出された枕は、ライフスタイルや用途によって選べます。昼寝枕にもクッションタイプや立体型などがラインナップ。座りながらの姿勢のまま、快適な眠りをサポートしてくれる枕が人気です。
フランスベッド
寝る姿勢によって選べる昼寝枕が人気
ベッドやマットレスでお馴染みのメーカーです。快眠に導く枕も販売しており、いびき対策ができる枕もあります。横向き寝用の枕は無理な体勢をしないでぐっすり眠ることができ人気です。ほんのり暖かい抱き枕は冬におすすめです。
MOGU(モグ)
機能性が高く癒しが得られる
MOGUの枕の中でも特に人気なのは、MOGUプレミアムシリーズ。柔らかさや心地よさを追求し、生地や縫製までこだわり作られた枕です。昼寝用枕の触り心地はソフトで、身体に当てるともちっとした感触。摩擦があるので滑り落ちづらいのもポイント。一度使うと癖になる昼寝枕です。
Rakune(ラクネ)
低反発枕で寝心地を高める
人間工学に基づいた設計の昼寝枕は、曲線型頚椎サポート設計を取り入れることにより、手や肘、頭の圧力を軽減し頚椎も保護してくれます。低反発のウレタンを使用することにより、好みの姿勢で眠ることができます。カバーは伸縮性があり、顔が直接当たっても跡がつきません。カバーは取り外して洗濯できるところもgood。
眠り製作所
快眠をサポートする枕
眠り製作所では快適な眠りを届けるための様々な枕を開発、販売しています。抱き枕、腰枕など色々な枕を豊富に取り扱っています。枕以外に快眠に繋げるグッズもあり、心地よい眠りが欲しい方や睡眠の質を上げたい方におすすめです。
おすすめ&人気の昼寝枕ランキング
うつ伏せ寝でおすすめの昼寝枕
HNOS–ナップピロー(3,960円)
睡眠と目覚めを快適にしてくれる枕
立体型の昼寝枕はアーチ状になっており、うつ伏せ寝をした時に頭を持ち上げるような役割をします。自然な背骨のカーブをキープすることにより呼吸を楽にし、肩や腕の負担も軽減。ピローの下に空間があり、腕を通して眠れることで痺れたりしません。
コットン素材で肌触りもソフト。カバーは取り外して洗えるところもポイントです。オフィスでお昼寝する方にもおすすめですが、出張が多く乗り物で移動をすることが多い方にも便利。車や飛行機の椅子背もたれにセットすれば、リラックスできます。
XPデザイン-うつぶせ昼寝枕(2,570円)
低反発の立体フォーム型デスクピロー
センター部分にくぼみがあり、うつ伏せ寝しやすい昼寝枕です。低反発とベロア生地が優しくリラックスさせてくれます。L字型にデザインされていることにより、枕の下に手を入れたり、椅子の背もたれ用のクッションとしたり、様々な使い方が可能。
ジッパー式のカバーは取り外して洗うことができます。胸に当てたり、顔に当てたり、背中や腰に当てたりと、色々なシーンで使える昼寝枕は、オフィスやテレワーク中のリラックスにピッタリ。昼寝だけではなく、クッションとしても使えるコスパの高い昼寝枕です。
Rakune-ネックピロー(4,350円)
人間工学に基づいた設計
曲線型頚椎サポート設計を採用することにより、身体の一部分にかかる圧力を軽減し、ストレス解消にもなります。自然な姿勢で昼寝ができるので、短時間でも効率良く睡眠がとれ、午後からの活力もアップ。中身はポリウレタンでソフトな硬さです。
カバーはビロード生地で直接肌が触れても気持ちの良い素材。通気性も良く、取り外して洗濯も可能です。U字型の部分に首を入れてネックピローとしても使えます。飛行機や車で移動する時にも首が楽になり痛くなりません。
西川-こねむりおひるねピローたぬき(4,180円)
クッション型の枕をまるめて使える
長方形のクッションタイプの昼寝枕です。そのままの形で背もたれにすれば、椅子に座ってリラックスできます。くるくるとまるめて枕の形にすれば、机の上で寝ることも。まるめる時に、巻く回数や巻き方によって高さを調整できるのがメリットです。
まるめる方法以外に二つに折り畳んだり、フラットなまま使ったりと使いやすい形に工夫できます。収納する際にもまるめておけば、スペースを取ることもありません。中材はウレタンフォームでソフトな肌触りです。昼寝枕としてだけではなく、色々な用途に使いたいという方におすすめの昼寝枕です。
moonmoon–ネックピロー(3,985円)
ポーチに入れて持ち歩けるコンパクトさ
仕事の休憩中に眠りたい、移動中の乗り物で眠りたいけど首が痛くなるのが悩みという方におすすめのネックピローです。眠っているときに首が不安定になり、無理な姿勢が長時間続くことで首が痛くなります。このネックピローは、首が左右に動いてもしっかりサポート。
寝ている間に頭が動いてもネックストラップがついていることでネックピローがずれません。うつ伏せ寝でも椅子に座ったままでも、横になっても枕の役目を果たしてくれます。出張先や旅行先にもスムーズに持ち運べるコンパクトさも魅力です。
腕が入れられるおすすめの昼寝枕
MOGU-ホールクッション(2,420円)
柔らかなパウダービーズ
ドーナツタイプの昼寝枕です。直径1mm以下のパウダービーズが入っていて、感触がなめらか。超微粒子のビーズなので、ビーズ特有の摩擦音もありません。昼寝枕以外にも、床に直接置いて座ったり、背中や腰部分に置いたりバックサポーターとしても使えます。
うつ伏せ寝や横向き寝にも使え、複数個あれば重ねて高さを調整できます。腕を入れて横向き寝にすると枕の代わりにもなります。カラフルなカラー展開で、ソファーに置けばインテリアの差し色にも。プレゼントにしても喜ばれますよ。
Fam Style-うたた寝枕(1,980円)
うつ伏せ寝でも顔に跡がつかない
ちょっとしたうたたねにピッタリの枕です。使い方は穴に腕まで入れたり、手首を入れたり、手のひらを入れたりと自由自在。表地はコットンニット、中はマイクロビーズでふわふわです。手洗いもできるので清潔感もキープ。
縦、横の長さは25cm以内でコンパクト。オフィスに常備していても邪魔になりません。カバンにもすっぽりはいるので、移動先に持っていくのもOK。仕事が忙しく、時間を見つけて少しでもうたた寝したいという方におすすめです。
erieri-アームレス枕(2,200円)
腕がすっぽりと入り痺れない
うつ伏せ寝を楽にしてくれる多機能枕。枕を机に置くと丁度腕が入るスペースが生まれます。腕を入れることによって、うつ伏せ寝しても腕が痺れることもありません。顔が当たる部分には穴が開いているので、呼吸も楽にできます。
顔が圧迫されないことで、首や胸にかかる圧力も軽減。顔を横に向けて寝た時に、耳が痛くないのもメリット。事務作業の時に腰用のクッションとしても使えます。短い時間で快適に眠りたい方におすすめです。
洗えるおすすめの昼寝枕
眠り製作所-抱かれ枕(8,800円)
包み込まれる感触が癖になる
抱かれ枕は、身体全体を両サイドが包み込んでくれる形状。睡眠中に不安定になりやすい腕や肩を左右からしっかりと支えてくれます。職人がひとつひとつ丁寧に作業して作り上げた枕は、日本の品質の高さを実感できます。
羽毛のような中綿素材は、吸汗速乾性に優れており、通気性も抜群。暑がりの方や汗をかきやすい方におすすめです。たとえ汗をかいても、本体からカバーが外せて洗えるので安心です。首部分のパイプは出し入れ可能で、高さに調整も自分好みできますよ。
大江合同会社-ナップピロー(3,380円)
アーチ状のフォルムが顔にジャストフィット
立体型の昼寝枕です。中央のカーブはうつ伏せ寝した時に顔がフィット。呼吸がしやすく、顔に跡も付きにくいデザインです。アーチ状の設計により首や肩に負担を掛けず、背骨のカーブを自然な形でキープ。
立体型で腕が置けるスペースがあるので、痛みや痺れの悩みも解消します。低反発フォームで柔らかな感触。カバーを取り外しできるので、洗濯して繰り返し使えます。オフィスに馴染むシックな昼寝枕が欲しいという方におすすめです。
A’sTool-低反発ピロー(3,280円)
どんなスタイルの寝方もサポート
高密度なクッション性が心地よい昼寝枕です。高密度なクッションで体にかかる圧力を分散し、圧力が一点に掛かりすぎて痛くなるということもありません。うつ伏せ寝の際は、手を差し込む空間があるので楽ちんです。
お昼寝以外には、背もたれのクッションとしても使えます。パソコン仕事の方には、マウスピローとしてもおすすめ。胸当てとしても使える多機能な枕です。カバーも外して洗えるので衛生面が気になる方も安心。プレゼントにもgoodです。
フランスベッド-スリープバンテージ (5,940円)
いびきに悩んでいる方におすすめ
寝ている時にいびきをかいてしまうと悩んでいる方におすすめの枕です。ユニークな形の枕は横向きに寝る姿勢をサポート。頭や首、肩、背中を無理のない姿勢にすることで、いびきを防止してくれます。その上、横向きで呼吸が楽になることも、いびきを防止する対策となります。
顔が触れる部分はソフトなビロード生地で、両テールはメッシュ素材にし、通気性をアップ。汗の臭いや加齢臭など気になる臭いをシャットアウトする消臭機能もポイントです。中綿はポリエステルで、パイプのガサガサ音が気になる方にもおすすめです。
まとめ
質の高い睡眠がとれる昼寝枕がおすすめ
昼寝は仕事の作業効率を上げるといわれ、オフィスでも積極的に取り入れる動きが出ています。短い睡眠時間だからと、腕を枕にして寝ていませんか。それではせっかくのお昼寝も逆効果になりかねません。質の高い睡眠にするためには、昼寝枕を使用することです。うつ伏せ寝や横向き寝など、自分のスタイルに合った昼寝枕を選び、午後の仕事の効率アップをはかりましょう。