仕事が終わり、家に帰ったら冷たいビールを楽しみたい、そんな時はビールタンブラーを使うのがおすすめです。ステンレス製のタンブラーが主流となっていますが、中には陶器製のタンブラーやチタン製のタンブラーもあって、それぞれの良さがあります。そこで今回はビールタンブラー選びのポイントと一緒に、おすすめのビールタンブラーをランキング形式で紹介していきます。
ビール用タンブラーの特徴
ビールがキンキンに冷えた状態を維持できる
ビールタンブラーの最大の特徴は、ビールを冷たいままで楽しむことができることです。お店ではビールジョッキを凍らせておくことでビールが冷えた状態をキープしてくれる場合もありますが、自宅でジョッキを凍らせるのはちょっと手間なものです。その点、ビールタンブラーはビールを冷やしておくだけで、いつでもキンキンのビールを楽しむことができます。そういったお手軽さもビールタンブラーの魅力ですね。
ビールの泡や香りを楽しめる
いつもは缶ビールをタンブラーなどに注がずに飲んでいるという方も多いと思います。ですが、ビールをタンブラーなどに注いだ時のクリーミーな泡や香りは缶のまま飲んでいては味わうことが難しいですよね。素材や加工にもよりますが、ビールタンブラーを使えば、きめ細かな泡を楽しんだりビールの芳醇な香りを楽しんだりすることもできますよ。
ビール用タンブラーの種類
ステンレス製
保冷性能が高い
ステンレスはビールタンブラーの素材として主流になっている金属です。ステンレスそのものの保冷性が高いためビールの冷たさをキープすることに適しています。見た目もシャープでスタイリッシュな印象を与えるデザインが多いですね。
ステンレスは加工がしやすく、量産にも向いているため、ステンレスビールタンブラーは比較的安価で入手しやすいという特徴もあります。ホームセンターなどでも数種類販売されていることがあるため、手軽に入手しやすいですね。普段使いのタンブラーとしてもぴったりです。
チタン製
軽くて扱いやすい
チタンはステンレスと比較して軽いことが大きな特徴です。持った時に重さを感じにくいため、使い心地はチタン製のビールタンブラーのほうが高いと言えます。また、チタンの表面には不動態化被膜という膜が形成させるため、金属アレルギーの原因である金属のイオン化を防いでくれます。そのため、安全性が非常に高いと言えます。
さらに、チタン製ビールタンブラーはデザイン性が高さでも注目されています。チタン表面の酸化被膜の厚さを変えるなどの加工によって発色させた色は、幻想的で鮮やか。そんなチタン製ビールタンブラーで飲むビールは、きっといつもとはちょっと違った特別な時間を与えてくれますよ。
陶器製
クリーミーな泡を楽しめる
陶器は多孔質という、表面には目に見えない小さな穴がたくさん開いているという性質があります。そのため陶器製ビールタンブラーは、きめ細かでクリーミーな泡を楽しむことができるのです。また、陶器は細かい気泡が内部にあることも特徴です。内部に気泡があることで、外気の温度がビールに伝わりにくく、保冷性も高くなっています。
陶器製ビールタンブラーは和のテイストを含んだおしゃれなデザインが多いです。価格帯は千円前後から一万円を超えるタンブラーまでと幅広くラインナップされています。金属の感触が苦手な方や、よりきめ細かい泡を楽しみたい方におすすめです。
ビール用タンブラーの選び方
保冷性能で選ぶ
真空になっている二重構造なら保冷性能が高い
二重構造のビールタンブラーは、中空構造と真空構造に分けられます。保冷性能が高いのは、空気の分子が入っていない真空構造です。空気の分子がなければ熱が伝わらないためですね。ですので、保冷性能でビールタンブラーを選ぶなら真空の二重構造ビールタンブラーをおすすめします。
氷点下まで下がるタンブラーならさらに長時間冷たさをキープできる
ビールタンブラーの中にはビールを氷点下の温度まで下げてくれるタンブラーもあります。内側に取り付けられた保冷剤をタンブラーごと冷凍庫で冷やし、そこにビールを注ぐと氷点下のビールが出来上がるという仕組みです。お店で出してくれるようなキンキンのビールを楽しみたい方におすすめです。
飲み口の厚さで選ぶ
ビールの味を楽しむなら飲み口が薄いタンブラーがおすすめ
ビールの味を楽しむなら飲み口が薄いタンブラーがいいでしょう。飲み口が薄いと、ビールが舌の中央に運ばれ、舌全体でビールを味わうことができるからです。飲み口を薄くするためには、とても高い技術が必要になり、飲み口が薄いタンブラーは比較的高価になっています。ですが、飲み口が薄いビールタンブラーで味わうビールは、いつもとはまた違った味わいがあるのも確かです。クラフトビールなど、こだわりのビールを楽しみたい方におすすめですね。
喉ごしなら飲み口が厚めのタンブラーがおすすめ
ビールは喉ごし、という方も多いのではないでしょうか。そんな方にはビールジョッキのような飲み口が厚いタンブラーがおすすめです。飲み口が厚いと、唇で冷たさを感じにくくなるので、キンキンに冷えたビールも飲みやすくなるからです。喉ごしのいいラガービールが好きという方なら、飲み口が厚めのタンブラーがあれば、喉ごしをより楽しむことができますよ。
容量で選ぶ
ぐいぐい飲むなら容量600ml前後のタンブラーがおすすめ
喉ごしのいいビールをぐいぐい飲みたいなら容量が多めのタンブラーがいいでしょう。ただ、500mlの缶ビールをぐいぐい飲むからと言って、容量が500mlのタンブラーを選ぶのはおすすめしません。ビールは500ml入るかもしれませんが、泡が入りきらない可能性があるためです。泡のぶんも考えると、100ml前後のゆとりがある容量のタンブラーがいいでしょう。ですので、ぐいぐい飲めるタンブラー選びの時は、容量600mlを目安に選ぶのがおすすめです。
少しずつ飲むなら容量400ml前後のタンブラーがおすすめ
ビールの味と香りを少しずつ飲みながら楽しみたい、そんな方には容量が少なめのタンブラーがいいでしょう。容量が400ml前後のタンブラーなら、350mlの缶ビールと、泡がちょうど収まるサイズです。350mlの缶ビールが治まるサイズなら、タンブラーに注いだビールを楽しんでいる間に、缶に残ったビールがぬるくなってしまう心配もなくなるのではないでしょうか。
プレゼント用で選ぶ
ペアセットは夫婦やカップルへのプレゼントにぴったり
ペアセットのビールタンブラーは、夫婦やカップルへのプレゼントとして人気があります。結婚式や銀婚式では鶴などの縁起物がデザインされたペアタンブラーを、ちょっとした記念日ならシンプルなデザインのタンブラーといったように、シーンに合わせて選ぶのがおすすめ。また、タンブラーが入っている箱にもこだわるとベターです。中にはキャラクターがデザインされ、箱の見た目でも楽しんでもらえるものもあります。ペアセットのタンブラーを選ぶ時はぜひチェックしてみてくださいね。
名入れができると特別感が増す
ビールタンブラーをプレゼントする時は名入れができるといいですね。ビールが好きな方にとって、自分専用のビールタンブラーがあるというのは嬉しいものでしょう。また、名入れの際は字体が選べるかどうかもチェックしておきたいところです。字体が選べれば、タンブラーのデザインや、プレゼントする相手の雰囲気にも合わせやすくなるからです。名入りの、世界に1つだけのタンブラーをプレゼントするなら、字体にもこだわってみてください。
ビール用タンブラーのおすすめブランド・メーカー
象印
ステンレスボトルの技術を使ったビールタンブラーを販売
象印はマホービンでもよく知られているメーカーです。また、近年ではステンレス製の水稲なども数多く手がけています。象印のこれまでの知識と経験を活かしたビールタンブラーは保冷性が高いですね。
THERMOS(サーモス)
保温性能を全品検査した高品質なビールタンブラーを販売
サーモスは製造したビールタンブラーを全て品質検査するという徹底した品質管理を行っているメーカーです。品質管理がしっかりしていることで、サーモスのビールタンブラーが持つ保冷性能は確かと言えるでしょう。それだけ厳しい審査を経たビールタンブラーは、きっと冷たいビールを楽しませてくれますよ。
ホリエ
チタンを徹底研究した独創性のあるビールタンブラーを販売
ホリエはチタンの加工を得意とするメーカーです。軽いけれど加工が難しいチタンを、高い技術力と豊富な金属加工の知識を活かし、ビールタンブラーに加工しています。軽くて持ちやすいビールタンブラーをラインナップしています。
ワイヤードビーンズ
生涯を添い遂げるグラスを造る
ワイヤードビーンズは生涯保証付きのグラスなどを扱っています。2回目以降は2,000円かかるものの、割れた場合は理由を問わず新品と交換してくれます。形あるものはいつか壊れると言いますが、ワイヤードビーンズのタンブラーなら割れることを躊躇する必要はありませんね。
おすすめ&人気のビール用タンブラーランキング
保冷性能でおすすめのビール用タンブラー
象印-ステンレスタンブラー 600ml (1,830円)
ぐいぐい飲みやすいなめらかな飲み口
こちらはステンレス製、真空二重構造のビールタンブラーです。容量は600mlあり、500mlの缶ビールがちょうど入る容量になっています。飲み口がマグカップのようになめらかに仕上げているので口当たりが良く、ビールをぐいぐい飲めるでしょう。
こちらのタンブラーは食洗器には対応していないものの、内面がマット仕上げになっているので傷などが目立ちにくい工夫がされています。そのため、スポンジなどで洗う時も傷がつくことをあまり気にしなくてもいいですね。安価で大容量のビールタンブラーを探している方におすすめです。
THERMOS-真空断熱タンブラー 420ml (1,948円)
アウトドアでも使いやすいサイズ感
こちらは真空二重構造のビールタンブラーです。容量は400mlで、350mlの缶ビールにちょうどいい容量ですね。また、直径7.5cm、高さ15.5cmと持ち運びもしやすさもあります。キャンプやバーベキューでも持ち運びしやすく、活躍してくれるでしょう。
タンブラーのカラーバリエーションは4色あり、ツヤなしのグラデーションがおしゃれですね。真空構造なので結露もしにくく、夏場もテーブルがぬれてしまう心配もありません。保冷性が高いアウトドア用ビールタンブラーを探している方におすすめです。
ドウシシャ-ON℃ZONE (4,980円)
最速60秒でビールを氷点下に
こちらは真空三重構造で氷点下のビールを楽しめるタンブラーです。仕組みは、真空の層が2つ、保冷剤層が1つあり、ビールを保冷しながら冷やすというもの。冷蔵庫内の温度は低く設定しても2度くらいなので、ビールをさらに冷やしてくれるのは大きな魅力ですね。
使い方は簡単です。タンブラーを冷凍庫に入れて、12時間ほどしたら取り出します。冷蔵庫で冷やしたビールを注いで60秒待てば氷点下ビールの完成です。120秒待てば氷点下2度に下がるので、ガツンとくる冷たさが欲しい方はちょっと気長に待ちましょう。店で提供されるようなキンキンのビールを自宅で楽しみたい方におすすめです。
THERMOS-ビールジョッキ型タンブラー (2,870円)
真空二重構造のビールジョッキ
こちらはステンレス製、二重構造のビールタンブラーです。容量が720mlと大容量なので、666mlの瓶ビールを飲む時にも使えるでしょう。容量が多く、重くなりがちですが、握り手がついているので持ちやすさもあります。
大きいタンブラーは使用後の後片付けが大変と感じることがあるかも知れませんが、こちらのタンブラーは食器洗浄機にも対応しています。これなら洗う時もタンブラーの奥に手を頑張って入れる必要もなく、とても気軽に使うことができますね。大容量のタンブラーを探している方におすすめです。
京セラ-セラブリットタンブラー (3,080円)
陶器のようなステンレスタンブラー
こちらはステンレス製、真空二重構造のビールタンブラーです。ただ、ちょっと他と違うのはステンレスをセラミック加工しているところです。セラミック加工をすることで金属感がなくなり、代わりに陶器のような質感が感じられます。
容量は420mlあり、350mlの缶ビールに適した容量です。さらに食器洗浄機にも対応しているためお手入れも簡単です。金属系のタンブラーが苦手な方におすすめです。
おしゃれでおすすめのビール用タンブラー
伝統本舗-awatana 銀彩 (4,742円)
華やかさときめ細かな泡だちを楽しめる
こちらは九谷焼のビールタンブラーです。容量は250mlと女性でも持ちやすいサイズですね。また、職人による手作りなので、側面には手跡がついています。なめらかな手跡は手への収まりもよく、その感触は病みつきになるほどです。
薄い銀箔が職人の手によって施されたタンブラーは萌黄色や蜜柑色など7色あり、風情の中に華やかさを感じられます。底部には九谷焼であることを示す焼き付けがあり、高級感も感じられるでしょう。本格的な陶器のビールタンブラーを探している方におすすめです。
銀雅堂-泡雲 (6,050円)
ビールを注ぐと雲海に浮かぶ富士が現れる
こちらはスズ製のビールタンブラーです。飲み口の1部のデザインが富士山のようになっています。タンブラーにビールを注ぐと、泡が雲海となり、雲海に浮かぶ富士山を楽しむことができます。
容量は180mlなので、350mlの缶ビールなら2~3回は雲海に浮かぶ富士山を楽しめるでしょう。また、あえて泡を立てないようにビールを注ぎ、黄金色のビールに映る逆さ富士を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。富士山は縁起物としてもいいので、縁起のいいビールタンブラーを探している方におすすめです。
くば笠屋-青の洞窟 (3,850円)
沖縄のダイビングスポットを琉球ガラスで再現
こちらは琉球ガラスのタンブラーです。沖縄で人気のダイビングスポットである青の洞窟をモチーフにして作られており、グラスを光に透かして見るとまるで青野洞窟を見ているかのようです。ですので、ビールを飲み干すたびに光に照らされた青の洞窟を楽しめますね。
タンブラーは全て手作りとなっており、色や形が全く同じタンブラーは存在しません。そのため、自分だけの青の洞窟を楽しむことができます。海が好きな方におすすめのビールタンブラーです。
亀井商事-光るLEDグラス (927円)
LEDがグラスを照らすパーティにぴったりなタンブラー
こちらはポリスチレン製のビールタンブラーです。底部に3色のLEDが6個ついており、LR44のボタン電池2個で点灯します。点灯パターンは順次点灯、点滅、常時点灯の3種類があるので気分によって使い分けられますね。
グラス底面に取り付けられたLEDパーツは簡単に取り外すことができるので洗う時も簡単です。落としても割れにくい素材なので、盛り上がりすぎてタンブラーを倒してしまっても割れる心配は少なく済みます。パーティ向けのビールタンブラーを探している方におすすめです。
プレゼント用でおすすめのビール用タンブラー
ホリエ-古雅 (11,000円)
虹彩が美しいチタン製タンブラー
こちらはチタン製のビールタンブラーです。内側は単色、側面は虹彩色で華やかながらも気品があるデザインが特徴です。また、チタン製で軽いため贈る相手も選びません。
名入れもできるので、相手の方専用のビールタンブラーとしてプレゼントすることができます。カラーバリエーションが3色あるため、相手の好きなカラーを選ぶこともできますね。華やかで軽いビールタンブラーのプレゼントを考えている方におすすめです。
SUSgallery-タイタネスタンブラー (19,800円)
シンプルで落ち着いた色合いのチタン製タンブラー
こちらはチタン製のタンブラーです。5色のカラーバリエーションがあり、どのカラーもまばゆい輝きを持ちながらも落ち着きが感じられます。APEC2010の贈答品としても使われ、各国の首脳にも喜ばれたという実績のあるビールタンブラーです。
デザインはシンプルで、和洋食問わずに幅広いシーンで使うことができます。また、容量が400mlとビール以外でも使いまわしがしやすいところも魅力ですね。タンブラー自体が軽いので老若男女問わずにプレゼントできます。
ワイヤードビーンズ-タンブラー240 (5,830円)
生涯を添い遂げるビールタンブラー
こちらはブラックガラスのビールタンブラーです。東京の田島硝子が製造しており、飲み口が絶妙に沿った華やかなシルエットが特徴です。また、職人によって飲み口が薄く仕上げられており、口当たりの良さを楽しむこともできます。
ブラックガラスを使用することで落ち着きと重厚感を感じられ、マットな質感になっています。そのため、タンブラーを持った時に滑りにくく、手にもフィットしやすいでしょう。一生涯付き添ってくれるタンブラーはきっと喜んでもらえますよ。
津軽びいどろNEBUTA ペア タンブラー(3,500円)
ねぶた祭の鮮やかさが伝わるタンブラー
こちらは津軽びいどろによるガラス製ビールタンブラーです。優しい口当たりの滑らかな飲み口が特徴で、タンブラーに施された8色の色は青森県のねぶたの鮮やかさが伝わります。また、ビールを注ぐことでまた違った色合いを楽しめますね。
精巧な職人技により、綺麗に浮かび上がる四季彩色のガラスは、夏の季節に限らず様々なシーンで食卓を彩ります。気品に満ちたデザインながら、一年を通して普段使いできるペアのタンブラーは、プレゼント用にも最適です。お祝い事や記念日に贈ると喜ばれますよ。
まとめ
ビールの楽しみ方に合ったビールタンブラーがおすすめ
ビールの楽しみ方はたくさんありますが、ビールタンブラーを使えばより幅の広い楽しみ方ができるのではないでしょうか。泡立ちや香り、保冷性能などお好みのビールタンブラーを探してみてください。お気に入りのビールタンブラーで飲むビールはきっと格別ですよ。