飼い主のいない留守中であっても、猫にはいつもきれいな水を飲ませたいですよね。猫用自動給水器を買おうと思っても、種類や金額もバラバラで、何を基準に選んだらいいのかもよくわかりません。そこで今回は、猫用自動給水器を購入する際の選ぶコツや、おすすめの猫用自動給水器をご紹介します。大好きな猫に、おいしい水をたくさん飲んで、健康でいて欲しい方は、参考にしてみてくださいね。
猫用自動給水器の特徴
飲む水を自動で供給するので水分不足が防げる
猫はもともと水をたくさん飲む動物ではないため、健康のために水飲みを習慣づける必要があります。自動給水器なら、飼い主が留守の場合でも、いつでも新鮮な水が飲め、水分不足防止に効果的。水が流れるタイプなどもあり、置き水よりもより興味を持って水を飲んでくれます。
猫の健康維持につながる
猫は暑い季節には特に水分をとらないと、熱中症になってしまう可能性があります。季節に関係なく、水分を取らない事が習慣付いてしまうと、高齢になった時に慢性腎臓病などの泌尿器科の病気になるリスクも。猫にいつまでも健康でいてほしいなら、病気予防のためにも、自動給水器で水を飲みやすい環境を整える事が不可欠ですね。
猫用自動給水器の種類
循環型
きれいな水をいつでもあげられる
循環型とは、フィルターでろ過した水を、モーターによって循環させているタイプ。こまめな水の交換が不要のため、留守をしがちな飼い主や、猫にあげる水の衛生面を気にする方におすすめです。貯水できる水の量も多く、旅行など長期不在の場合でも水があげられ安心ですね。
循環型は、フィルターを通しているため、ゴミが混ざっていない清潔で純度の高い水があげられます。水のおいしさにこだわるなら、活性炭フィルターなど多層構造のフィルターを選択。猫が興味を持つように水流を変更できるタイプもあり、なかなか水を飲まないという猫の悩みを機能面で解決してくれます。
ディスペンサー型
電源不要で電気代の心配がない
ディスペンサー型とは、トレイの部分にたまった水を飲むと、飲んだ分だけディスペンサーから水が補給されるタイプ。トレイがなく、ディスペンサーから出ているストロー状の口から、直接飲めるものもあります。タンクの構造も洗いやすい作りのものが多いため、手間をかけずに自動給水器を導入してみたい方におすすめ。
ディスペンサー型は、電源が不要のため、電気代や停電の不安がありません。循環型の様に、コンセントの近くに設置する必要がないため、置き場所の心配も不要。猫自動給水器は維持の手軽さを最優先にするのなら、ディスペンサー型がぴったりですね。
猫用自動給水器の選び方
猫の飲みやすさで選ぶ
ボウルはかがむ必要のない高さのあるものを
自動給水器を選ぶ際、一番重要なのは、猫が飲みやすい高さであるという事です。もし高すぎたり、低すぎたりして飲みづらい場合、水を飲むのをやめてしまう可能性も。体をかがめる必要のない、顔の位置くらいの高さがベストです。高齢猫や体の大きな猫は低すぎないか、子猫は高すぎないかを考えて、自分のペットにあった高さのものを選択してくださいね。
ひげが当たらない大きさのものを選んで
猫にとってひげは、高い危険感知能力のある大切な触覚器官。ひげが濡れる自動給水器を使用した場合、汚れるのを嫌い、水を飲まなくなってしまう可能性もあります。自動給水器は、ひげが水に触れない広さのものを選択。また、広さはなくても、ひげが触れない構造になっているものもありますので、猫に合ったデザインのものを選んでくださいね。
使いやすさで選ぶ
簡単に手入れしたいなら分解できるものを
自動給水器を清潔に使用するには、循環型のものであっても、最低でも週に1回はまるごと洗浄する必要があります。パーツは取り外しやすいものを、タンクはくぼみや仕切りの少ない隅々まで洗いやすいものを選びましょう。さらに、衛生面を保つ上で重要なのが、まめなフィルター交換。ネットですぐに買えるなど、フィルターの手に入りやすさも、自動給水器購入前に見ておくとよいですね。
ひっくり返すのが心配ならすべり止めのついたものを
何でもおもちゃだと思って遊んでしまう子猫の場合、自動給水器をひっくり返す可能性があります。転倒が心配な場合は、すべり止めのついたものや、本体が重めの素材でできた1kg以上ある安定性の高いものを選択。本体が重いものであっても、タンク部分を取り外せるなど、購入後の手入れの簡単さも考えて選んでくださいね。
機能面で選ぶ
よりきれいな水をあげたいならフィルター付きを
フィルター付きの自動給水器を使用すれば、ゴミや食べカスを除去してくれるため、水交換の手間が省けます。フィルターには機能性の高い、活性炭を使用したものもあり、水道水のカルキ臭を和らげ、水をまろやかに。イオン交換樹脂を使用したものなら、水中のカルシウムやマグネシウムを除去する効果もあり、結石予防に役立ちます。きれいな水を飲んで、おいしく病気予防できますね。
音が気になるなら猫も飲みやすい40dB以下の静音性の高いものを
自動給水器は24時間毎日使用するものですので、作動音の静音性にもこだわりましょう。作動音がうるさい場合、音に敏感な猫は、怖がって近寄らず、飼い主も夜中に音が気になって眠れなくなってしまいます。作動音は、図書館内と同程度といわれる40dB以下のもの。数値の表記がない場合は、超静音と記載された自動給水器を選ぶようにしましょう。
猫用自動給水器のおすすめブランド・メーカー
うちのこエレクトリック
自動給餌水器専門の日本のメーカー
ペット用の自動給餌器、自動給水器のみを販売するメーカー。自動給水器については、アクアメビウスという1種類のみを展開しています。デザインはシンプルで、求める機能がすべて入っているので、自動給水器は何を買ったらいいのかわからないという方におすすめ。わからない事は、電話サポートで質問できる安心のサービスもあります。
アイリスオーヤマ
リーズナブルな価格の生活用品を販売
電化製品からヘルスケアまで、生活用品の企画と販売などを行う会社です。ペット用品についてもペットフードからケージまで幅広く販売。自動給水器については、循環型、ディスペンサー型とケージに取り付けられるタイプの3種類があり、飼い主のニーズに合わせて選べます。シンプルな構造、リーズナブルな価格設定で、できるだけ安価に自動給水器を購入したい方におすすめです。
リッチェル
ケージ取付けタイプの自動給水器の種類が豊富
ベビー用品や園芸用品など生活雑貨を展開する、リッチェル。ペット用品も、ケア用品からおもちゃまで、猫が生活する上で必要なものがすべて揃います。自動給水器は、循環型とディスペンサー型の両方を展開。ケージ取付タイプの種類が特に豊富で、キャリーバッグに取り付けられるタイプもあります。ケージ取付けタイプの自動給水器の購入を考えている方に、おすすめのメーカーです。
PetSafe （ペットセーフ）
流れる水で特許を取得したブランド
PetSafeは、犬のトレーニング用品や、猫の生活用品やおもちゃを展開する、アメリカのペット用品ブランド。ドリンクウエルという自動給水器を5種類販売し、水が流れ落ちる自動給水器の仕組みでは、アメリカで特許を取得しました。蛇口から出る水が好きな猫の、自動給水器を購入したい方におすすめ。流れる水に引き付けられ、水をたくさん飲むようになりますよ。
ピュアクリスタル
かわいらしくシンプルな作りが特徴
ペット全般の用品を販売する、ジェックス株式会社。ジェックスが展開する、フィルター式給水器のブランド名が、ピュアクリスタルです。自動給水器はリーズナブルな価格帯が多く、ピンクや水色といったかわいらしい色合いが特徴。構造がシンプルな作りのものが多いため、お手入れの簡単な循環型の自動給水器を探している方におすすめです。
おすすめ＆人気の猫用自動給水器ランキング
循環型でおすすめの猫用自動給水器
うちのこエレクトリック-アクアメビウス自動給水器(4,980円)
斜角トレイで水が飲みやすい
トレイの部分が、4.18度斜角の設計となっており、体の大きな猫でも、無理な姿勢をとらずにお水が飲めます。40dBの超静音で、音に敏感な猫でも安心。低重心でひっくり返しにくく、コードには噛みつき防止のカバーがついているため、いたずら好きの猫にもぴったりです。
約半月分の水分量にあたる、2Lの水がタンクに入れられるため、留守しがちな方におすすめ。タンクの水量の把握に便利な、透明窓があります。フィルター交換のタイミングで、ランプが紫色に点滅する機能もあり、交換忘れも防げますね。
アイリスオーヤマ-ペット用自動給水器PWF-200(2,480円)
2つの水流に切り替えられる自動給水器
水流は高い位置から流れ落ちるパターンと、湧き水のように水が流れるパターンの2パターン。アタッチメントの取り外しで、猫がより好むパターンに変更が可能です。活性炭フィルターを使用しているため、水の汚れもなく安心ですね。
お手頃な価格で、初めて循環型の自動給水器を購入する方におすすめです。自動給水器導入の際に気になるのは、電気代と維持の手間ですが、心配な電気代は、1ヶ月約23円と経済的。パーツは少なく、タンク部分も入り組んだ構造ではないため、洗うのも簡単です。
PetSafe-スタンダード ペットファウンテン(7,393円)
アメリカの獣医師によって開発されたペットファウンテン
蛇口から流れる水を、猫は特に好む事をベースに開発され、アメリカで特許を取得した自動給水器です。高さが約18cmで圧迫感がなく、容量1.5Lのコンパクトなサイズ。強めの水流を怖がってしまう猫でも、水量調整のつまみがついているので、弱めの設定もできます。
置き水を飲まない、流れる水を飲むのが大好きな猫におすすめ。流れる水をよく飲むとわかっていても、留守中ずっと水を出しっぱなしにする事はできません。スタンダード ペットファウンテンなら、猫が大好きな方法で水分補給が可能。ずっと気になっていた、不在中の水分不足が解消できますね。
GEX-Catit フラワーファウンテンN(3,850円)
かわいいお花で水量調節
猫が楽な姿勢で水が飲める、約20cmの高さ。水飲み部分が少し高めに設置されており、ヒゲが水につかず、ストレスなく水が飲めます。水の量がわかりやすいように、便利な透明の窓がついており、2.3Lと大容量の貯水が可能な自動給水器です。
マーガレットの様なお花がポップで、かわいい自動給水器を探している方におすすめ。水量調整ができるお花のアタッチメントは、組み合わせ方で3段階水流を変える事ができます。緑と黄色のはっきりとした色合いで、置くだけで部屋が明るくなりますよ。
YXPET-ペット用循環式給水器(4,730円)
多頭飼いの方におすすめの自動給水器
もしもの時にも安全な、白とグレーの色合いがおしゃれな自動給水器です。タンクに水がなくなってしまった時は、自動的に電源を遮断する機能があり、留守中でも安心。停電になった場合でも、トレイ部分に貯水設計があり、溜まった水を飲む事が可能です。
トレイ部分が直径約20cmと広めで、2匹同時に飲む事もできるため、多頭飼いの方におすすめ。やんちゃな子猫がいる場合でも、容器の底にシリコンのすべり止めがついているため、ひっくり返す心配はありません。いたずらをして容器を汚してまっても、タンクは仕切りのない構造で洗いやすく、お手入れも簡単です。
GEX-ピュアクリスタル クリアフロー(3,570円)
購入後の運用コスパが良い
現在飲んでいる置き水のボウル形と形状が同じため、より抵抗なく変更できると評判の自動給水器です。トレイに水が溜まる部分があり、停電になった場合でも、水が飲めるので安心ですね。12Vの低電圧設計で中間接続コードを使用しているため、ショートの心配もなく安全性が高いです。
購入した後は、できるだけコスパ良く自動給水器を使い続けたい方におすすめ。最低月一の交換が必要なフィルターですが、クリアフローのフィルターは、従来のフィルターの半分のサイズのため、フィルター代も半分です。容器には持ち手がついており、容器を持ち上げやすいのも、日々のお手入れに便利ですね。
ディスペンサー型でおすすめの猫用自動給水器
アイリスオーヤマ-ペット用自動給水器J-200(1,490円)
めずらしい大容量のディスペンサー型
トレイの水が少なくなると、一定位置まで自動給水する自動給水器。タンク部分は台形で安定感があり、四隅にすべり止めがついているため、ぶつかっても倒れにくいです。本体は抗菌加工しており、構造は簡単な作りで洗いやすいため、長く衛生的に使えますね。
留守時間が長い場合や、多頭飼いの方でディスペンサー型の自動給水器を使用したい方におすすめ。2Lと大容量の貯水が可能で、電気を使用しないため、停電や電気コードによる怪我の心配はいりません。置き場所が限定されないため、猫のお気に入りの場所でも使えますよ。
リッチェル-ウォーターディッシュ M ボトル付(1,288円)
健康管理に便利なメモリ付きボトル
ケージに取り付けて使用するため、倒されて水がこぼれる不安のない自動給水器です。取り付ける位置によって高さの調節ができるため、猫の体格や年齢によって高さが変えられるのが良いですね。一度本体部分を取り付けてしまえば、水を補給するボトルはワンタッチで付け替え可能なため、水交換が手軽です。
猫が病気の療養中などで、正確に飲んだ水の量を把握したい方におすすめです。トレイから水を飲んだ分だけ、付属のボトルから自動補給されるシステム。ボトルには、2つのメモリがついており、メモリを引き算する事で、正確な量がわかります。
アイリスオーヤマ-ペット給水ボトルP-KB-R(1,078円)
トレイなしの取付けタイプの自動給水器
サークルやケージに取り付けるタイプの自動給水器。落ち着いた色合いで、どんなケージにも合わせやすく、ボトルの取り外しもワンタッチで簡単です。市販のペットボトルも、ボトルとして取付け可能。ボトルが劣化した場合、手軽に代替ボトルが手に入るのは便利ですね。
ボトルから直接水が飲める、取り付けタイプの自動給水器を探している方におすすめです。トレイに水が溜まっていると、どうしても気になるのが、ゴミが入るなどの衛生面。ボトルから直接飲み口が繋がっており、飲み口のボールを転がす事で水が飲めるため、ゴミも入らず清潔です。
フィルターつきでおすすめの猫用自動給水器
Petree-浄水機能付き自動給水器(4,980円)
高機能フィルターで水分補給量が増える
自動給水器だとわからないような、シンプルでスタイリッシュなデザイン。本体は動物に安心なABSプラスチックを使用、猫が毎日舐めても安心ですね。電気代も1ヶ月約20円と安く、停電しても真ん中に水が溜まるので、万が一に備えられます。
5,000円以下のリーズナブルな価格で、高機能フィルターの自動給水器を使用してみたい方におすすめ。抜け毛不純物キャッチャーと3層式高機能フィルターで、水垢や塩素の入っていないおいしい水になります。1.8Lの貯水が可能で、長時間留守にしていても安心ですね。
GEX-ピュアクリスタル セラミックス循環式給水器(6,092円)
陶器製の自動給水器
1.5Lと大容量の貯水が可能、楕円形のオブジェのような陶器製の自動給水器です。中心部から水が穏やかに流れ、ゴミがついてしまっても、口をつけない下部タンクへ流れますので、飲み口はいつも清潔。手からすべり落ちてしまいそうな形ですが、持ち手がついて持ち運ぶ時も安心です。
飲み口の部分は陶器でできているため、金属やプラスチックが苦手な猫におすすめ。陶器は、適度な重さがあり、猫の転倒させるいたずらも防止できます。タンクの部分は陶器ではないABS樹脂製で軽く、給水の時や、洗う時にも扱いやすくて便利ですね。
PETKIT-自動給水器(6,980円)
2WAY給電で停電時にも安心
3層に分かれたフィルターで、不純物を取り除き、まろやかで飲みやすい水になります。内蔵の光センサーが水の湧き出る頻度を自動調整する機能もあり、電気代の節約にもつながりますね。耐久性のあるフィルタートレーを使用、貯水タンクには食品安全プラスチック素材を使用した、安全に長く使える自動給水器です。
自動給水器ではめずらしく、AC電源と乾電池の両方から給電可能。自動給水器の電源は、AC電源だけだと重い災害時が不安で購入をためらっていた方におすすめです。通常の利用はAC電源を利用し、電池もセットしておけば、電池代をおさえながら停電時など万が一に備えられますね。
Jnwayb-ペットファウンテン(5,980円)
節水や節電に効果的な自動給水器
フィルターは、抗菌防臭機能付きの多層活性炭繊維を使用。汚れを取り飲みやすい水にするだけではなく、本体の嫌なニオイの発生まで防げます。2.5Lと大容量のタンクは、取り外し可能。水の交換や掃除が楽に行えます。
給水モードは通常循環モードの他に、2モードを搭載。循環する回数を減らす節水節電モードや、人や猫がセンサー内に入った時だけ水が流れるセンサーモードがあります。節水や節電の事も考えて、効率よく使用できますね。自動給水器をつねに稼働させるのは、電気代が気になるという方におすすめです。
PetSafe-ペットファウンテン セラミックアバロン(9,180円)
子猫や多頭飼いの方におすすめ
水のニオイや汚れを取り去り、猫が飲みやすい水が作れる、活性炭フィルターを使用。中央から水が流れ落ちる設計で、水を飲むのが苦手な猫でも興味を持ってもらえます。流れ落ちる水は空気と触れて酸素を取り込む効果もあり、新鮮でよりおいしい水があげられますね。
2Lと大容量の貯水可能な自動給水器は、多頭飼いの方におすすめです。直径25cmと大き目の作りで、水が2方向から流れるため、2匹同時に飲んでも狭くてけんかになる事もありません。陶器素材の容器で約2.7kgと重く、いたずらして倒れる心配もないため、子猫にもぴったりですね。
まとめ
フィルター付き循環型の猫用自動給水器がおすすめ
猫の健康を考えて体によい水をあげたいなら、フィルター付き循環型の猫用自動給水器がおすすめです。フィルター付きのものを使えば、ゴミを取り除いた、カルキ臭など雑味のないまろやかな味の水になります。循環型は洗いにくさがデメリットですが、タンク部分がシンプルなものを選べば解消。流れる水が猫の興味を引き飲む量も増え、泌尿科系の病気予防につながります。さらに、猫の飲みやすさにもこだわって、顔と同じ位置の高さや40dB以下の静音性も考えられると良いですね。今回はおすすめの猫用自動給水器をランキング形式でご紹介しました。猫用自動給水器をいろいろ試して、猫のお気に入りの水の飲み方を一緒に見つけてくださいね。
