深い場所にあるナットを回せない。狭すぎてスパナを回しにくい。そんなときはランキング形式で紹介しているラチェットレンチがおすすめです。ラチェットレンチはナットを挟むだけでサクサク回せる便利な工具。狭い場所でもスムーズに操作できるため、作業効率が飛躍的にアップします。今回はラチェットレンチを深掘りした解説です。DIYやメンテナンスの工具を探している方は参考にして下さい。
ラチェットレンチとは？
上部のヘッドにラチェット構造を用いたレンチ
DIYや乗り物のメンテナンスなど、一般家庭でも使うことが多いレンチ。普通のレンチより機械的な種類で、歯車で動くラチェット機構を用いた上部のヘッドに、ナットを挟むためのソケットが付いています。留め具のナットを簡単に締めたり緩めたりできる、ベーシックな工具の1つです。
ラチェットハンドルとの違い
ラチェットハンドルはハンドル部だけを指す名前
ラチェットレンチとラチェットハンドルは、混同されることが多い工具です。インターネット経由でラチェットレンチを探すと、実際にラチェットハンドルの情報も同時に出現します。違いは簡単。ラチェットハンドルはハンドル部だけを指す言葉で、ヘッドに交換用のソケットを差して使います。ハンドルだけでナットを回すことができません。一方、ラチェットレンチはヘッドとソケットが一体化しており、単体だけでナットを回すことができます。
ラチェットレンチの仕組み
歯車の組み合わせで逆回ししてもナットが緩まない
ラチェットレンチが用いているラチェット機構は、回転方向を一方だけに制限する仕組みです。角度付きの歯車を組み合わせています。正方向に回転するときは歯車と爪が噛み合い、ナットの締め付けが可能。逆回ししたときは歯車が噛まないので、空回りする仕組みです。反対にハンドルを切ってもナットが緩まず、連続的に締めることができますよ。
ラチェットレンチのメリット
ナットを回す効率がレンチより格段にいい
ラチェット機構を用いていないレンチはナットを締めるとき、反対にハンドルを切ると緩んでしまいます。一度ヘッドをナットから外し、ハンドルを戻さないといけません。ナットを緩めるときも同じです。一方で連続的に回せるラチェット機構のレンチは、格段にナットを回す効率がアップします。
通常のレンチでは対応できない場所が得意
ラチェット機構は薄いモデルにも採用でき、ソケットをナットから外すことなく回せます。横幅がない場所や狭いスペース、深い場所でも、ナットを回すのに十分な回転力が得られる仕組みです。通常のレンチが対応に苦労するところでも、スムーズにナットを回せますよ。
ラチェットレンチのデメリット
普通のレンチより壊れやすい
ラチェットレンチの肝は機構に使われている歯車や爪です。普通のレンチより複雑で、壊れてしまうとナットを回せません。ラチェット機構のついていないレンチより強度が必要で、選ぶときにラチェット機構の剛性を気にしておくのがおすすめです。また、頻繁にヘッドを掃除して、キレイに保つのも有効しょう。
100均で売られているような安物を選びにくい
ラチェット機構の粘り強さや剛性を考慮すれば、金属と歯車の扱いに長けたメーカーから選ぶのがおすすめです。工具ブランド製や金属メーカー製、ホームセンターなどの工具店で扱われるモデルがマストでしょう。ナットを回すときは力を込めるため、作業中に破損するとケガをするかもしれません。危険が伴うことから、100円均一ショップなどにある安いラチェットレンチは避けておくのが好手です。
ラチェットレンチの種類
反転式
反転で回転方向を変える丈夫なラチェットレンチ
ラチェットレンチは2つに大別できます。ナットを締る側と緩める側があり、表裏で回転方向を変えるのが反転式です。もう1つのスイッチ式に比べて構造がシンプル。剛性が高くて頑丈な傾向があり、ナットを強力に締め付ける作業が得意です。
ラチェットレンチは構造ごとに、対応できるナットのサイズが違います。反転式は1サイズのナットに対応した、片口ラチェットレンチがよく採用している方法です。ヘッドに長いソケットが付いたロングソケットタイプ、ハンドルの両側にヘッドがあるコンビネーションタイプも採用していることがありますよ。
切り替え式
回転方向をスイッチで切り替えるタイプ
切り替え式はヘッドの脇にあるスイッチやフックで、回転方向を切り替えるタイプです。反転式と違い、締めるときも緩めるときも同じ面を使います。切り替え式は構造が複雑。ハンドルの両側にラチェット機構を用いるなど、パーツが多くなります。メーカーの技術力や素材の質から一概には言えませんが、剛性を得やすいのは反転式です。
一方、回転式はヘッドの裏表で、違うナットサイズに対応できるのがメリットです。1本で2サイズから4サイズのナットを回せるモデルが用いています。薄手の板ラチェットレンチやコンビネーションラチェットレンチが例。サイズに柔軟なので、複数のナットを使う組み立て作業、色々なナットを使うDIYなどに活躍していますよ。
ラチェットレンチの選び方
用途に合う形で選ぶ
片口はヘッドがスリムで狭い場所に入りやすい
片口ラチェットレンチは反転式が主流で、ヘッドに1サイズ対応のソケットがあります。ヘッドより下は金属ハンドルで、切り替え構造がありません。シンプルなので剛性があり、スリムにしても丈夫です。幅が狭い場所にスッと入って行き、ナットを回せるモデルが豊富。ハンドルの下部を尖らせてシノにしている場合は、番線を回して木材などを締め付けることもできます。なお、一部に切り替え式を採用しているモデルもありますよ。
凹凸がある場所に強いロングソケット
ロングソケットはヘッドの表裏に、長いソケットを付けたラチェットレンチです。切り替え式は2サイズが主流で、反転式の1サイズもあります。平面でナットを挟むとヘッドやハンドルが少し高くなり、トルクをかける際はコツが必要。一方、深く凹んでいる部分にも長いソケットが届くため、深い場所や凹凸面を得意にしています。使っていれば必ず慣れるので、平面用として選んでも何ら問題ありません。
両口ラチェットレンチは色々な形があって広く普及している
両口ラチェットレンチは片口に似た形と、ハンドルの両サイドにソケットを持つ形があります。片口に近いモデルは切り替え式なので、ソケットが2サイズです。後部にシノを採用したモデルが主軸。番線を使う作業に強く、工事現場やDIYに活躍中です。ソケットが2つあるモデルはナットサイズが柔軟。4サイズまでナットを回すことができます。片口より汎用性があり、1本で色々なナットに対応できるのが特徴でしょう。
予備などに便利な板ラチェットレンチ
板ラチェットレンチは薄型で、アルミなどの軽い金属を用いています。ステンレスやスチール、クロムなどを用いた合金を用いたラチェットレンチより、剛性が控えめで強烈な締め付けは苦手です。一方、切り替え式が主流で、4サイズのナットに対応できるモデルが豊富。薄くて軽いため、携帯性も抜きん出ています。ナットの本締めに向きませんが、緊急でメンテナンスするときの予備工具などには便利です。
メンテナンスの定番であるコンビネーションタイプ
コンビネーションラチェットレンチは、ヘッドの反対側がスパナになっているモデルです。スパナは金属の塊で、ヘッドにナットを挟んで強力な締め付けができます。スパナが入りにくい場所はソケットで回し、入りやすい場所はスパナにするといった2WAYの対応が可能。仮締めにソケット、本締めにはスパナなどの使い分けもでき、乗り物のメンテナンスなどに欠かせないモデルです。
自前レンチの状況で選ぶ
レンチが揃っていないときはサイズを充実させる
ラチェットレンチは対応サイズが揃っていると、色々な目的や物に使えます。一方、一般家庭で行うDIYやメンテナンスを目的にしている場合、何もないところから工具を揃えるケースが少なくありません。また、ナットサイズも固定化していないことが多いでしょう。対応サイズが充実するラチェットレンチセットや、2サイズ以上のモデルに絞っていくのがおすすめです。
サイズが豊富なら剛性を重視する
レンチが揃っている場合、明確な目的からラチェットレンチを選ぶことが多くなります。奥に潜む届きにくいナットを外したい、抜けているサイズを補強したいなどが例です。明確な目的がある場合、ナットサイズを絞り込めていることも多いでしょう。対応サイズの充実よりも剛性を重視するのがおすすめです。工具メーカーや金属メーカーの、合金製ラチェットレンチは非常に丈夫。しっかりナットを回せるので本締めにも対応できます。
扱いやすい構造で選ぶ
ナットをソケットに固定できるストッパー付き
空洞のソケットやスパナにナットを挟むと、トルクをかける勢いで抜け落ちることがあります。ストッパーは抜け落ちを防止してくれるので、ラチェットレンチが扱いやすくなる構造です。ストッパー付きはザックリ分けて2つ。スパナ側に六角カバーが付くモデルと、ラチェット構造にストッパーリングを採用したモデルがあります。薄くて抜け落ちやすいので、板ラチェットはストッパーがあると特に便利です。
ヘッド角を変えられる首振り構造
首振りはユニバーサルとも呼ばれており、ヘッドの角度を変えられる構造です。ラチェットレンチのヘッドは、力を込めやすいように15度くらい傾いています。首振りラチェットレンチは好みやナットの場所に合わせて、角度を変えられるのが特徴ですよ。使い勝手がいい首振りを導入しているモデルは人気。板ラチェットレンチの中には、ソケットの角度を調整できるモデルもあります。
ラチェットレンチのおすすめブランド・メーカー
TONE（トネ）
専門分野でも活躍する高性能が揃っている
トネは日本の著名な工具ブランドです。機能美が溢れるデザインは使っていて心地がよく、高精度の工具が揃っています。ラチェットレンチは仕事やDIYだけでなく、レースなどの専門分野で活躍する顔ぶれ。剛性においても申し分ありません。
藤原産業
人気のSK-11やE-valueを扱う
藤原産業はSK-11という工具ブランドが有名です。リーズナブルかつ仕事に使える性能があります。ラチェットレンチも庶民的。家庭のDIYなどに広く使われています。ちなみにラチェットハンドルが欲しい方は、同社の別ブレランドであるE-value製が人気。低価格ですが、充実したソケットをセットにしています。
KTC（京都機械工具）
ラチェットレンチを含む工具はトップクラスの実力がある
KTCは世界でも屈指の技術力を持つ工具メーカーです。非常に高品質で高精度なことから、ラインナップは憧れの工具として選ばれます。品揃えも国内では随一。トップクラスのラチェットレンチがあり、単品もセットも間違いなくおすすめです。
WORKPRO（ワークプロ）
家庭向けで手軽なラチェットレンチがある
ワークプロは、グレートスタージャパンが扱っている工具ブランドの1つです。同社は仕事向けのツール開発だけでなく、ロケット事業も手がけています。工具に精通しているので非常に高品質。また、低価格なラチェットレンチがあり、セット内容を充実させているのも魅力です。
おすすめ＆人気のラチェットレンチランキング
反転式でおすすめのラチェットレンチ
SK-11-ショートフレックスラチェット13mm （1,392円）
13mmのナットに対応したコンビネーションタイプ
藤原産業が扱っている汎用的な工具ブランド、SK11のコンビネーションラチェットレンチです。全長が230mmで反転式としてはハンドルが短く、かなりコンパクトに仕上げています。1本200gを超える反転式が多い中で、160gと軽いのも魅力でしょう。手の平サイズで携帯性に長けています。
ラチェット機構側は首振りが付いており、180度の範囲で角度を変えることができます。また、硬度と粘りが安定しているクロムバナジウムを素材に使っており、リーズナブルながら強度は十分と言えます。MSFRというシリーズで、13mmの他にも5サイズが存在。主要ナットを抑えており、全て揃えてサイズを充実させても安上がりです。
トネ-RMFWB-2224 （4,990円）
持ち心地がよく扱いやすいメンテナンス用の定番モデル
金属の質感を前面に出した梨地の塗装が、とても美しい両口ラチェットレンチです。1本で2サイズのナットに対応しています。ザラっとした梨地の感触や、滑らかなハンドルの吸いつき具合が良好。よく手に馴染んでくれるため、とにかくナットを回しやすいモデルです。
トルクをかけやすいように15度の角度が付いており、両口とも首振りを採用しています。奥まった場所のナットや狭い部分のナットに、十分なパワーを加えることが可能です。扱いやすいことからメンテナンス工具の定番で、性能はDIYにもおすすめでしょう。
藤原産業-SK11 フレックスラチェットレンチ MFR1013N （2,520円）
5度くらいの送り角から十分な力を発揮
SK11の両口ラチェットレンチです。SK11は特別な構造がないモデルをスタンダードにして分けています。フレックスと書かれている場合は首振り構造を付与。スイッチによる切り替えはリバーシブルと表記しており、SK11を選ぶ場合は気にしておくといいでしょう。
MFR1013Nはフレックスなので、両方のヘッドを180度ほど振ることができます。SK11のラチェットレンチシリーズは送り角、つまりハンドルを振る角度が狭くてもトルクを出せる部類です。5度くらいの角度でも十分にナットを回せるため、狭いスペースを物ともしないのが特徴ですよ。
スーパーツール-強力型片口ラチェットレンチ （3,960円）
頑丈な特殊合金鋼に超強力な防錆塗装を施している
スーパーツールは大阪を拠点にする著名な工具メーカーです。クレーンのフックなど、高硬度が必要なプロ用の道具を幾つも輩出しています。特殊合金鋼を使用している片口ラチェットレンチも例に漏れません。シンプルな構造にすることで、さらなる剛性を獲得しています。
塗装にはカチオン電着を採用。密集した塗装膜が水を通さないため、非常に強力な防錆性能を持っています。頑丈なラチェットレンチを探している場合は、チェックしておいて損がないモデルです。シノで番線を締め付けるときも持ち前の剛性が役に立ちますよ。
切り替えでおすすめのラチェットレンチ
藤原産業-SK11ギアーテック MSR-12R（1,275円）
サイズの充実も比較的リーズナブルに狙える
12mmのナットに対応しているコンビネーションレンチです。回転方向をヘッドの根元にあるスイッチで切り替えます。クロムバナジウム鋼を用いているので、ラチェット機構側でも本締めが可能。スパナと両方で強力にナットを締めるタイプです。
MSRシリーズは1本につき1サイズ対応です。一方、8mmから17mmまでのナットサイズを、7本各々が卒なく押さえています。一般家庭のDIYやメンテンナスで度々見かけるナットを、おおよそカバーしているのが特徴。比較的リーズナブルな値段で全てが揃い、レンチが少ない場合はセット購入も検討できます。
KTC-4サイズ板ラチェットレンチ (スタンダード) MR-1014 （2,806円）
コンパクトなボディで4サイズのナットを回す
KTCの板ラチェットレンチです。全長が166㎝で重さ160gと非常にコンパクトですが、10mmから14mmの4サイズに対応しています。指で操作できる範囲に切り替えスイッチがあり、高い操作性を実現しているのがメリット。樹脂を用いたハンドルの握り心地も使用感をアップしています。
KTCの板ラチェットには他サイズもあります。名前のMRより後ろにある数字で、対応するナットサイズを割り出すことが可能です。スタンダードな1014は10mmから14mmが担当。小サイズに対応した0813は8mmから13mmのナットを担当しています。ロングソケットのバージョンもあり、用途によって選ぶといいでしょう。
スエカゲツール-板ラチェットレンチ 13X17,19X21 RFW-3 （3,280円）
ユニバーサルのソケットが絶妙に動く
スエカゲツールはレンチを主力にしている工具メーカーです。所有しているSKEブランドには板ラチェットレンチをはじめ、家庭や仕事で使われている工具が揃っています。ラチェットハンドル、ドライバーなどのハンドツールが扱いやすい傾向。主力のラチェットレンチは種類を問わず、家庭のDIYやメンテナンスにおすすめでしょう。
プロ用のブランド、Pro-Autoも所有しており、モータースポーツで活躍する技術を有します。SKEの板ラチェットレンチにも技術力を反映。ユニバーサルのソケットが絶妙な動きを見せ、トルクがかかりやすい角度を実現してくれます。
セットでおすすめのラチェットレンチ
ワークプロ-ラチェットレンチセット （6,263円）
12サイズのラチェットレンチが一気に揃う
コンビネーションラチェットレンチのセットです。8mmから19mmのナットサイズが12本組になっています。鏡面仕上げの表面が美しく、保管に便利な専用の収納袋も付属。デザインが工具ど真ん中で、サイズだけでなく道具を揃えているという充実感も得られます。
クロムバナジウム鋼を使用しており、一般的な工具としての質を保っています。12サイズが一気に揃うことから、なかり良心的なセット内容です。本格派ブランドのスパナは1本1,000円以上を見越さないといけませんが、ワークプロのセットなら500円程度。レンチを持っていない場合は非常にお得でしょう。
サタ-XL X-BEAM ラチェットレンチセット 10点 （10,692円）
性能だけでなく美しさにも魅力がある
サタはスパナやラチェットレンチなどを中心に展開している、有名な工具メーカーです。プロ品質をリーズナブルに揃えており、専門家が好んで使うケースもあります。コンビネーションラチェットレンチに、スパナとソケットを違う向きで組み合わせる、特殊なクロスビーム形状を採用。強力な締め付けに対応する剛性と、握りやすさを同時に実現しています。
見た目は工具の良し悪しを決める重要な要素です。揃ったときの美しさを堪能するために、高い工具を集めるマニアは少なくありません。サタ製ラチェットレンチの無駄がないフォルムや、美しい表面加工には大きな魅力があります。今からハイクオリティーのラチェットレンチを揃えるのであれば、サタ製は外せない候補になるでしょう。
ベストプライスショップ-ダブルギアラチェットレンチ （2,160円）
コスパ重視の選び方におすすめ
5本の両口ラチェットレンチがセットになっています。周囲に色を付けているため、工具の中に埋もれても見失いにくいのが特徴です。また、サイズを色で判別でき、使い慣れると視認性の良さが上手く機能するしょう。スイッチで回転を切り替えます。
薄型でコンパクトにまとまる収納ケースが付き、持ち運びやすい特徴があります。また、板ラチェットと同じような感覚で使えるため、狭い場所に差し込みやすいのもメリットです。12cmから20cmまでの10サイズが揃っており、非常にリーズナブルなセット内容。コスパ重視の選び方にはおすすめです。
ラチェットレンチの使い方
ソケットを正しく扱うことが肝要
力を込めることが多いラチェットレンチは、ラチェット構造が命です。ソケットを正確に扱うことが安全に繋がります。使う前には必ず、ナットとソケットのサイズが合っているかを確認して下さい。また、斜めに挟んだり浅く挟んだりすると、勢いで外れることがあります。体勢が崩れてケガをすると危険なので、深く挟んでから回して下さい。
別の目的に使わないよう注意する
ラチェットレンチをハンマー代わりなどの別目的に使うと、歯車や爪、切り替えスイッチにダメージが蓄積します。優れた強度を誇るラチェットレンチでも、乱暴な使い方は避けるのがマストです。耐久度が守れないので、ナットやネジを回す用途以外には使わないで下さい。
まとめ
ナットや工具の状況に合うラチェットレンチがおすすめ
ラチェットレンチは対応できるナットが多いと便利です。自前工具の状況に応じてサイズを充実させるか、剛性重視にするかを選んで下さい。ナットの場所から形を決めるのもおすすめ。狭い場所にはスリムな片口、深い場所にはロングソケットなどの選び方ができます。
