普段、通勤通学で自転車を使っている方や、スポーツとしてロードバイクに乗っている方も多いですよね。自転車は、思っている以上にカロリーを消費するため定期的な水分補給が必要不可欠です。そんな時にボトルケージがあると、手軽に水分補給が出来るようになりますよ。ボトルケージと言っても実に様々。そこで今回はボトルケージについてランキング形式で紹介してきます。ボトルケージ選びに迷っている方は、是非チェックしてみてくださいね。
ボトルケージの特徴
自転車を漕ぎながら水分補給が出来るようになる
自転車で移動中、水分補給をしようと思ったら一旦停止してバッグ等から飲み物を取り出さなければなりません。こまめに水分補給をしようと思ってもなかなか難しいですよね。その点、ボトルケージを自転車に取り付けておけば片手でサッとドリンクを取り出し、そのまま飲むことが出来るようになります。
ハンガーノックや熱中症の予防にも繋がる
ハンガーノックというのは、長時間自転車を漕ぎ続けることによって起こる低血糖症のことを指します。ハンガーノックは季節に関係なく起こり得る症状で気がついた時には重篤化している場合もあり大変危険です。また、同様に起こりやすいのが熱中症。こちらも命に関わることがあるため注意が必要です。ボトルケージがあれば、こまめな水分補給とエネルギー供給が行いやすくなり、これらの諸症状を抑えやすくなりますよ。
ボトルケージの種類
サイクルボトルタイプ
片手で開閉できるのでスムーズな水分補給が可能
サイクルボトルというのは、片手で開閉できるようになっているタイプのボトルです。中には歯で軽く噛んで引っ張って開けるようになっているものもあります。サイクルボトル用のボトルケージはデザインがおしゃれなものが多く、カラーバリエーションも実に豊富ですよ。
最大の魅力は蓋の開閉の手間がいらないという点でしょう。スピードを緩めることなく水分補給が出来るため、自転車レースなどでタイムを左右する時にも最適です。サイクルボトル用ボトルケージは、殆どの場合が同サイズで統一されているので選びやすいというのも嬉しいポイントですね。
ペットボトルタイプ
市販のペットボトルが入れられるので途中で買い足し可能
普段それほど遠出をすることがなく、信号など頻繁に停止できる場所を移動するのであれば、ペットボトルタイプもおすすめです。500mlのペットボトルが入れられる大きさで、マイボトルも入れられます。マイボトルのタイプによっては自転車を漕ぎながらの水分補給も出来ますよ。
ペットボトルタイプのメリットは、コンビニや自動販売機などで買い足しがしやすいという点でしょう。その時の気分に合わせて色んな飲み物が楽しめるというのも魅力的ですよね。通勤通学などで自転車を利用しているという方には、こちらのタイプがおすすめですよ。
可変タイプ
自在に外径が変えられるのでサイクルボトルもペットボトルも運べる
可変タイプは、使用するボトルの大きさに合わせて外径を自由に変えられるようになっています。そのため、サイクルボトルも使えればペットボトル、マイボトルなど、あらゆるドリンクを手軽に持ち運べます。ボトルのサイズにピッタリ合わせられるので、振動にも強くしっかりホールドしてくれますよ。
自転車を平日は通勤通学に使用し、休みの日は遠出に使用するという方におすすめなのがこのタイプです。その日の目的地や用途、または天候などに合わせて使い分けられるのが最大のメリットと言えるでしょう。ボトルケージは1台の自転車に2本つけられるので、違うタイプのボトルケージを併用するのもおすすめです。
ボトルケージの選び方
使いたいボトルのサイズで選ぶ
自分が使っているボトルのサイズに合っているかどうか
ボトルのサイズがボトルケージに合っていないと、振動で落下してしまう可能性があり大変危険ですよね。サイクルボトルの中には特殊なサイズのものもあります。そういう場合は専用のボトルケージが必要になります。まずは自分が普段使っているボトルのサイズに適しているかどうかを確認した上で選ぶようにしましょう。
遠出を予定するのなら1リットル以上のボトルに対応しているものを
数十キロほど移動するような遠出を予定するのであれば、1リットル以上のドリンクは備えておきたいものですよね。特に夏場は熱中症対策としてより多くの水分補給が必要になります。1リットル以上のサイクルボトルになると、それなりに重みも増します。安全に走行するためにも、必ず1リットルボトル対応のボトルケージを使用するようにしましょう。
素材で選ぶ
金属製は丈夫で壊れにくく耐荷重も大きい
金属製のボトルケージは、丈夫である程度の重さにも耐えられるのが特徴です。本体もガッシリしているので、安定性も抜群ですよ。金属製は泥汚れに強いという特徴も備わっています。ぬかるんだ道を走るとどうしても付いてしまう泥汚れも、水で流すだけでサッと落とせます。水に濡れても大丈夫ですが、そのまま放置しているとサビが発生してしまうこともありますので、出来るだけ水気はこまめに拭き取るようにしましょう。
プラスチック製はリーズナブルでカラーバリエーションが豊富
プラスチック製のボトルケージは他のタイプに比べると非常にリーズナブルです。また発色がきれいなので、おしゃれなデザインのものが多いのも特徴で、カラーバリエーションも豊富です。軽くて持ち運びしやすいので、複数台の自転車で使い分けたいという方にもおすすめですよ。直射日光に当て続けると劣化が早まるので、自転車を出来るだけ直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。
カーボン製は軽い上に非常に丈夫で長持ちしやすい
カーボンは、高強度かつ耐摩耗性や耐熱性にも優れた非常に頑丈な素材です。その頑丈さは鉄と比べても圧倒的で、約10倍の強度を持ちながら重さは約4分の1程度にしかなりません。カーボン製のボトルケージは軽くて丈夫な上に、熱による変形にも強いため、長く愛用し続けられるアイテムです。衝撃にも強いので、でこぼこ道のツーリングや、激しいレースにもおすすめですよ。
取り付けのしやすさで選ぶ
取り付けに必要なネジや工具が付属しているかどうかチェック
ボトルケージは自分で取り付けることがほとんどですよね。ドライバーや六角レンチなどがあれば、取り付けは簡単です。取り付けに必要なネジや工具類は、付属してくることもあれば自分で用意しなければならないこともあります。それらが付属してくるかどうか、あらかじめ確認しておくと安心ですね。また、取り付けに自信がない方の場合、サイクルショップに行けば有料で取り付けてもらうことも可能です。
フレームにネジ穴がない場合はハンドルに固定するタイプを
使用している自転車によっては、フレーム部分にボトルケージ装着用の穴が開いていないこともあります。電動工具などを使えば穴を開けることも可能ですが、真っ直ぐ取り付けられなかったり位置がずれたりして失敗してしまう可能性もありますよね。そんな時には、ハンドル部分に取り付けるタイプのボトルケージがおすすめです。工具不要で簡単に取り付けられるタイプが多く、シティサイクルなどにも取り付けられますよ。
取り出しやすさで選ぶ
ダウンチューブに取り付けるなら上に取り出せるタイプがベスト
ボトルケージは、ダウンチューブかシートチューブに取り付けることになります。ダウンチューブに取り付けるのであれば、上方向に引き抜いて取り出せるタイプがおすすめですよ。ただし、ロードバイクによってはボトルが引っ掛かって取り出しにくいこともあり得ます。実際に使用したいサイクルボトルを入れてもスムーズに取り出せるかどうかチェックしておきましょう。
シートチューブにつけるなら横抜きタイプがおすすめ
シートチューブは、横から抜いて取り出すタイプがおすすめですよ。上部に十分なスペースがなくてもサッと取り出せます。ボトルケージによって、取り出し口方向が様々ですので、左右のどちらに取り付けるタイプなのか確認しておきましょう。文字を書いたりお箸を持ったりする時の利き腕と、自転車を漕ぐ時の利き腕が異なる方も少なくありません。片手でハンドルを握って片手でボトルを取り出すという動作を行ってみて、違和感がない方に取り付けるのがおすすめですよ。
ボトルケージのおすすめブランド・メーカー
SUPACAZ(スパカズ)
耐久性とデザイン性に優れており初心者にもおすすめ
スパカズは2012年に創業したばかりのブランドですが、実はUCIワールドチームにも使われているという実力派。インパクト抜群でおしゃれなデザインが魅力的です。日本伝統柄である麻の葉がメインモチーフに用いられているのも素敵ですね。
MINOURA(ミノウラ)
自転車にまつわるアクセサリ類を豊富に取り扱っておりリーズナブルなメーカー
ミノウラは、自転車のトレーニング機材や工具、保管機材など様々なアクセサリ類を取り揃えている総合メーカーです。自転車に関するアイテムの殆どが揃うと言っても過言ではありません。価格もリーズナブルなので入手しやすいのも嬉しいですね。
TOPEALK(トピーク)
可変式のボトルケージを探している方におすすめ
可変式のボトルケージを探している方には、トピークのボトルケージがおすすめです。トピークのボトルケージはサイズ調節が非常に簡単。外径だけでなく、ボトルの高さに合わせて調節できるタイプもおすすめですよ。
ELITE(エリート)
プロにも愛用されているボトルケージを取り扱っているメーカー
プロにも愛用者が多いのがエリートのボトルケージです。高性能でありながらデザインが優秀なのが魅力的です。それでいてラインナップも多くリーズナブルなものも多いので、非常にコストパフォーマンスに優れたメーカーと言えるでしょう。
おすすめ&人気のボトルケージランキング
サイクルボトルタイプでおすすめのボトルケージ
pdw-the Owl Cage (2,640円)
まるでフクロウがホールドしているかのようなユニークなデザイン
人と同じようなデザインではつまらないという方には、こちらがおすすめ。まるで、フクロウがサイクルボトルをしっかり握っているかのようなユニークなデザインになっています。ボトルを入れている間は羽根だけが見え、ボトルを外せばクールなフクロウが登場してくれますよ。
カラーバリエーションが3色から選べるのも魅力的ですね。フクロウの尾羽根部分がしっかり支えてくれるので、安定性も抜群です。特にブラックのロードバイクに装着させれば、そのデザインが映えること間違いなしですよ。
ミノウラ-DAVOS グラベルケージ (1,557円)
シンプルで無駄のないデザインなのでどんな自転車にも合わせやすい
非常にシンプルで洗練されたデザインのボトルケージで、どんな自転車にも合わせやすいタイプです。航空機にも使用されている高強度のジェラルミンアルミ製で、軽くて丈夫なのが魅力的。凸凹の多いオフロード走行にも耐えられますよ。
上下左右の振動に強いだけでなく、横方向への強度も抜群。ボトルが取り出しやすいように開口部は斜めに開いているため、あらゆる方向からボトルが抜きやすいのも嬉しいですね。長めのロングボトルにも対応しているので、激しいレースにおすすめです。
UNICO-どこでもケージホルダー (4,043円)
あらゆる種類の自転車に取付可能で保持力抜群のボトルケージ
ボトルケージというと、ロードバイク専用というイメージもありますが、必ずしもそういうわけではありません。シティサイクルやクロスバイクでも水分補給が出来ると嬉しいですよね。こちらは、どんな自転車にも手軽に取り付けられるタイプです。フレームや、ハンドルなどにも取り付けられますよ。
本体はアルミニウム合金とプラスチックのハイブリッド素材で出来ており、軽くて高い保持力を実現させています。重量はわずか44gしかありません。工具不要で取り付けも取り外しもできるので、ご家族で共有したいという場合にもおすすめです。
スパカズ-FLY CAGE ANO Limited (3,553円)
美しいグラデーションが魅力的でバリエーション豊かなボトルケージ
とことんデザイン性にこだわって選びたいのなら、断然おすすめなのがこちらのボトルケージです。見る角度によって色が変わって見えるユニークなグラデーションで、圧倒的なインパクトを与えてくれますよ。曲線もなだらかで美しく、とことんデザインを追求したモデルです。
もちろんデザインだけでなく、注目したいのはその性能ですよね。こちらのボトルケージはわずか18gしかない、超軽量仕様です。100%アルミ製でありながら陽極酸化加工が施されているため、腐食が起こりにくくなっていますよ。カラーバリエーションも非常に豊富で、選ぶだけでも楽しくなるアイテムと言えるでしょう。
ペットボトルタイプでおすすめのボトルケージ
日東-500mlペットボトル専用ボトルケージ (5,616円)
シンプルながら丈夫なステンレス製でどんな自転車にも馴染みやすい
スッキリとしたシンプルなデザインのため、どんな自転車にも馴染みやすいボトルケージです。出し入れ口は大きく斜めにカーブしているため、ペットボトルの取り出しもスムーズに行えますよ。底面も左右に広がっているため安定性が高くなっています。
丈夫なステンレス製ですので、簡単には変形したり折れたりすることがありません。取り付け方法もいたって簡単で、フレームのネジ穴に合わせてボルトを締めるだけです。これがあれば、コンビニや自販機で手軽にドリンクを買い足せますね。
ミノウラ-500MLペットボトル対応ボトルケージ (1,049円)
カラーバリエーション豊富で自転車のカラーに合わせて選べる
こちらのボトルケージは、全部で5色から選べるタイプです。自分の自転車のカラーに合わせるのもいいですし、小物やウェアと合わせてコーディネートしても素敵ですね。シンプルな構造になっているので、主張し過ぎないアクセントにおすすめです。
本体重量は46gと軽量。専用のアダプターを取り付けることによって、ボトルケージマウントがない自転車への設置も可能になります。ハンドル部分やシートポストにも取り付けられます。取り付けもいたって簡単なので、シティサイクルユーザーにもおすすめのボトルケージですよ。
OGK KABUTO-PC-2 ボトルケージ (1,435円)
クイックキャッチ構造でペットボトルの取り出しが簡単
樹脂製のボトルケージで、カラーはブルーの他にホワイトとレッドの3色から選べます。鮮やかな発色が印象的ですよね。一部特殊な形状のものを除き、500mlのペットボトルであれば何でもしっかりホールドしてくれますよ。
ペットボトルのフタ部分を掴むクイックキャッチ構造になっているため、多少の振動でも落ちません。そのため、350mlほどの小さめのペットボトルでも落ちにくく工夫されています。左右のどちら側からでも引き抜きやすいのも嬉しいポイントですね。
V-GRIP–V-637 PET BOTTLE (1,485円)
350~1500mlまでのペットボトルに対応しているボトルケージ
こちらはボルトが付属しており、誰でも手軽に自転車に取り付けることが出来るボトルケージ。強力なグリップで固定するようになっており、水分補給をしたい時にサッと取り出せますよ。グリップ部分も曲線型でペットボトルに沿いやすくなっていますよ。
何と言っても嬉しいのは対応しているペットボトルサイズが幅広いという点でしょう。小さな350mlから大容量の1.5リットルボトルまで装着可能です。ダイヤルアジャスターが付いているので、それぞれの形にしっかりフィットしてくれますよ。
可変式タイプでおすすめのボトルケージ
トピーク-モジュラーケージ Ⅱ (1,056円)
底部のボタンを押しながらスライドさせてフィットさせるタイプ
底部にボタン付きのスライダーが搭載されているボトルケージです。取り付けたいボトルのサイズに合わせてあげるだけで、外径にフィットしてくれますよ。湾曲型のホルダーでしっかり挟み込んでくれるので、安定性も抜群です。
本体を自転車に固定したままでも底部ボタンに指が届くように工夫されています。そのため、調節のためにいちいち本体をす必要もありません。一般的なペットボトルはもちろんのこと、サイクルボトルもしっかり支えてくれますよ。
エリート-カスタムレース プラス (1,480円)
形状に合わせて自動的にフィットしてくれる上に耐久性も抜群
非常に豊富なカラーバリエーションが魅力的なボトルケージで、自転車やウェアのデザインとコーディネートしやすいモデルです。適度な光沢が美しく、それでいて自転車のデザインを阻害しません。こちらはボトルを入れるだけで自動的にフィットするセルフアジャストシステムが採用されているので、使い心地も楽ですよ。
フロントには弾力性のあるエラストマーが搭載されているため、ボトルケージの振動をしっかり抑えてくれます。多少凸凹した道を走っていても、ボトルが落下する心配もありません。本体はナイロン樹脂製ですので、軽くて非常に丈夫なのも嬉しいポイントですね。
SKS-スペースケージ (2,673円)
下部に小物入れがあるので修理キットや鍵などを入れておくのにも便利
走行中にパンクを起こしてしまったり、ネジが緩んできたりすると非常に危険ですよね。そんな時の為に修理キットや六角レンチセットなどを持ち歩いているという方も多いでしょう。こちらのボトルケージは、下部にそういった小物を一緒に収納できるスペースが設けられているので非常に便利です。
ストッパー部分は、ボトルの形状に合わせて自在に調節可能。サイクルボトルからペットボトルまで幅広いボトルに対応できます。内部にはラバー内張りが施されているため、保持力が強いのはもちろん、カタカタと気になりがちな音も抑えてくれます。
トピーク-モジュラー ジャバ ケージ (1,320円)
外径だけでなく高さの調節も可能なのでタンブラー保持も可能
ペットボトルやサイクルボトルを保持できるタイプのボトルケージは豊富ですが、タンブラーまで保持できるものはそう多くはありません。こちらは、ボトル下部と上部の外径をそれぞれ調節できるようになっています。更に高さも変えられるので、各種サイズのタンブラーも保持出来ます。
非常に細かい微調整が出来るので、特殊な形状のペットボトルやマイボトルもしっかりホールドできることでしょう。また、サイズが合えばドリンクに限らずモバイルスピーカーを繋げることも可能です。非常に汎用性が高いので、家族で共有したいという方におすすめですよ。
まとめ
自分の自転車のフレームサイズに合うボトルケージがおすすめ
フレームのサイズに合わないものを取り付けてしまっては、走行時に落下したり体に当たったりして思わぬ事故を引き起こしてしまう可能性があります。ボトルケージは安全に水分補給を行うためのアイテムなのに、それでは本末転倒ですよね。必ずフレームのサイズやボトルケージマウントの位置を確認し、適切なサイズのものを選ぶようにしましょう。今回はおすすめのボトルケージについて、詳しく解説してきました。是非、お気に入りのアイテムを見つけて、安全なサイクリングを楽しんでみてくださいね。