お部屋にロッキングチェアのある生活に憧れている人も多いのではないでしょうか。ロッキングチェアはゆらゆらと揺らしながらリラックスしてテレビを見たり、読書をしたりと優雅な時間が過ごせます。しかし、ロッキングチェアを買おうと思っても素材や形などさまざまなものがあるので迷うでしょう。そこで今回はおしゃれでおすすめのロッキングチェアを紹介します。素材の特徴や種類別でランキングしているのでぜひ購入の参考にしてみてください。
ロッキングチェアとは?
ロッキングチェアとは脚の先端が湾曲になっており、重心を移動させると前後に動く椅子のことです。背もたれ部分が通常の椅子よりも高いのが特徴となっているので、体全体をロッキングチェアに預けることで極上の座り心地を体感できるようになっています。
ロッキングチェアの特徴
座り心地が快適で、長く腰掛けても疲れにくい
ロッキングチェアの最大の特徴はその座り心地です。完全に身を任せることで体の力をいれることなくリラックスできます。ロッキングチェアが別名「安楽椅子」や「休息椅子」とも呼ばれており、ある地域では子供をあやすために座られることもあるそうです。
揺られることによってリラクゼーション効果も
ロッキングチェアのユラユラには、高いリラクゼーション効果が期待できます。これは大学研究論文にも出ているほどロッキングチェアによるリラックス効果の高さは注目されているのです。心身ともにリラックスできる他にも、脚のむくみや背中の痛みを和らげるなど健康にも良いです。
ロッキングチェアの種類
ビンテージ感が楽しめる木製タイプ
ロッキングチェアと言えば海外の家に置いてありそうな木製タイプを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。木製タイプは最もポピュラーで人気があり、ビンテージ感があるのでインテリア重視の人におすすめできます。それに木は加工がしやすいのでさまざまなデザインがあるのも嬉しいポイントです。
また、木製は汚れに強くお手入れも簡単ですし、使い続けることで木の味が出てくるのも魅力。デメリットとしては、木ということで安価なものは壊れやすい傾向にあります。背もたれの棒が細く作られているものは取れやすいので注意が必要です。他にも、そのまま座ってもいいのですが、座面部分が硬いのでお尻を痛めてしまう場合もあります。その時はクッションなどで対応しましょう。
アウトドアにも最適な金属製タイプ
ロッキングチェアの材質で近年増えているのが金属タイプのものです。耐久性があるので安心して揺らすことができます。座面や背部に洗いやすいメッシュ生地などが使用されたアウトドア用のロッキングチェアも人気があるので、アウトドア好きの方は要チェックです。
他のロッキングチェアとの違いは、折りたたみや組み立て式などもあり、持ち運びにも便利ということ。使わない時は収納もしておけます。ただ、部屋で使用する場合は床に傷が付きやすいので注意してください。カーペットやラグを敷いた上で使用すると良いでしょう。
デザイン性を楽しめる布生地タイプ
布生地タイプは座面のクッションや背もたれ部分が布になっているものです。脚部分の素材は木や金属などが使用されますが、総称して布生地タイプとします。他のロッキングチェアと比べて、あらかじめクッションが付いているものが多く、座り心地がふかふかでとてもいいです。
ロッキングチェア特有のユラユラ感と柔らかいクッションでリラックス効果も高いでしょう。デメリットとしては汚れが目立ってしまうのと手入れが大変なところでしょうか。使用する際は飲み物や食べ物をクッションにこぼしたりしないように注意する必要があります。
高級感が漂う革製タイプ
木製に次いでインテリアに人気があるのが革製のロッキングチェアです。高級感のあるシックなデザインが多く、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出してくれます。存在感があるのでリビングに置いておくのもいいですし、書斎などでも様になります。
革製は汚れにも強く、ほこりなどの掃除も簡単です。しかし、使い続けると表面にヒビが入ってきたりするので大切に使っておきたいところです。また、夏場は汗でべたつきやすく、冬場は冷たくなるなのでそれぞれの対策は取っておいた方がいいでしょう。
通気性に優れたラタン製タイプ
夏場におすすめしたいのがラタン製のロッキングチェアです。ラタンとは籐のことで通気性に優れているのが特徴です。他の素材と比べると汗でべたつきにくいので夏場は快適に過ごせます。座っている時のあのべたつきがどうしても苦手という人に向いています。
ラタン製は強度も高いので長く使用できます。しかし、職人さんが手編みで1つ1つ作られているものが多いので、価格が若干高くなる場合もあります。また手作りのラタン製には網目がほつれてくる可能性もありますが、ラタン特有の現象ということは理解しておきましょう。
ロッキングチェアの選び方
部屋に合った大きさを選ぶ
本体の前後20~30cmは余分に見ておく
ロッキングチェアを購入する前に、部屋に椅子を置いた時のイメージをすると思います。その時に本体のサイズの他に揺れ幅を考慮しておきましょう。本体サイズだけを見て選ぶと設置した時に、壁や何らかの障害物にあたってしまって揺らすことができないという可能性もあります。なので選ぶ際は本体サイズの20~30cmほど余裕を持って選ぶ方がいいです。
折りたためるものなら収納時もコンパクト
ロッキングチェアには折りたためたり、組み立てたりできるタイプがあります。コンパクトに収納ができるので、インテリアを頻繁に変える人や使いたい時に出しておきたい人、アウトドアで使用したい人におすすめです。特に折りたたみ式は持ち運びが楽なのでアウトドアシーンにピッタリですね。折りたたみ式は販売台数がまだまだ少ないものの、主に金属製のロッキングチェアが多いです。
耐荷性能が良いものを選ぶ
全身で寄りかかるため耐荷重は要チェック
ロッキングチェアのみならず椅子を購入する際は、耐荷重は必ずチェックしておかなければなりません。特にロッキングチェアはユラユラと全身を寄りかけて揺らすので、耐荷重は100kg以上と高めに設定されてあります。しかし、小さめのロッキングチェアや折りたたみ式などは、100~80kgなど低めに設定されている場合もあるのでしっかりと確認しておいた方がいいでしょう。安全に使用するために、目安として自分の体重+30㎏の耐荷重は見ていた方がいいです。
畳の部屋で使うなら曲線部分の面積が広いものを
ロッキングチェアを畳の部屋で使用することを考えている場合は脚の曲線部の幅が広いものを選びましょう。畳の上でロッキングチェアを揺らすと、けっこうな速さで畳が傷みます。一般的なロッキングチェアは幅が細めになっているものが多いです。幅が細いと畳を傷つけてしまうので、畳みにかかる力を分散してくれる脚の幅が広いロッキングチェアを選ぶようにしましょう。
ロッキングチェアのおすすめブランド・メーカー
IKEA(イケア)
北欧スタイルのおしゃれなデザインが多い
IKEAは世界的に有名な北欧スウェーデン発祥の家具メーカーです。北欧テイストが大好きな日本人の心を鷲掴みにしています。IKEAのロッキングチェアはデザイン性がとても高く、インテリアとしての力を発揮してくれます。
Charles & Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)
独創的なデザインが魅力的なブランド
Charles & Ray Eamesはアメリカの有名デザイナー、建築家のイームズ夫妻の命が吹き込まれたブランドです。ニューヨーク近代美術館が主催するコンテストで大賞を複数受賞するほどの実力があり、デザイン性に優れています。主に成型合板やプラスチックなどが素材といて使用されているロッキングチェアが人気です。
ニトリ
座り心地やデザイン性を追求しておりコスパも高い
ニトリは品質が高くコスパの良いロッキングチェアを扱うメーカーです。身近に店舗があるので通販で家具を購入するのは少し不安という人は、実際に店舗に出向き実物を確認できるという利点もあります。機能性にも定評があり、揺れないようにする機能など使い勝手のいい商品が多いです。
nawazou
折りたたみなど機能面が充実している
nawazouは、折りたたみ式のロッキングチェアを多く扱うブランドなのでアウトドアで使用したい人はチェックしておくべきでしょう。また、足を伸ばすようにして座るデザインもあり、座るというより寝るといった感じのロッキングチェアも人気です。
おすすめ&人気のロッキングチェアランキング
木製の北欧スタイルでおすすめのロッキングチェア
CASA HILS-ザ・ロッキングチェア(99,800円)
背もたれに柔らかいロープを採用したロッキングチェア
木製のロッキングチェアですが座面と背もたれ部分がロープになっておりクッション性を高めています。ロープは麻とナイロンで編まれているのでとても丈夫です。綺麗ば網目模様も綺麗ですね。背もたれ上部にあるネッククッションがうたた寝してしまった際に首の疲れを防いでくれます。
また、座面が幅56cmに奥行が51cmの大きめサイズなので、ゆったりと座れるのも特徴となっています。肘掛けの高さも丁度よく、読書にも最適です。翼状に削られているので美しさはもちろん、体を安定させる役割も担っています。
飛騨産業-穂高シリーズ(68,040円)
1969年から続くロングセラーの穂高シリーズ
こちらの穂高シリーズは、最高級素材であるナラ材を使用したロッキングチェアです。なんと40年以上も愛されているロングセラー商品となっています。職人さんが1人1人手作りで製作されているので、他のロッキングチェアとは一味違います。
細かい仕事が施されており、流れるような肘掛け部分は座った時にしっくりとくるデザインとなっています。ロッキングチェアによくあるシンプルなデザインですが、どこか高級感がありますね。落ち着きのある北欧テイストでインテリアが格段に上がるでしょう。
リーベ-ショパン(22,800円)
アンティーク感があふれる美しいデザインのロッキングチェア
美しいデザインが目を引くこちらのロッキングチェアは、懐かしさを感じるような味わい深く仕上がっています。木製ならではの曲線美や背中部分に掘られた彫刻がとてもおしゃれですね。北欧テイストのアンティーク感が楽しめます。
背もたれは緩やかなカーブが掛かっており、座った時に背中がフィットするようになっています。座り心地もしかkりと考えられていますね。また、組み立て式なので部屋に入れるのも簡単。1時間もあれば完成させることができます。
Gワークス-ロッキングチェアハイ(194,400円)
紀州産のスギをつかった純国産のロッキングチェア
こちらはブランド木である紀州龍神杉を使用した高級ロッキングチェアです。ソフトウッドと呼ばれておりとても肌触りがよく、使い込むほどに味が出てきます。木目の美しさや柔らかいフォルムが特徴的なデザインが魅力です。
デザインや座り心地など素材の味を活かして作られているので、まさにシンプル&ナチュラルの北欧スタイルにピッタリのロッキングチェアですね。注文を受けてから製作されるため、2~3ヶ月は待っておかなければなりませんが、その価値は十分にあります。
座り心地を重視したおすすめのロッキングチェア
IKEA-POÄNG(15,800円)
IKEAを代表するロッキングチェア
IKEAの名作と言われるPOÄNGは日本人デザイナーが手掛けた人気のロッキングチェアです。座高が低めで安定性があり、座面から背もたれにはクッションを使用しています。ビーチ積層材のフレームは弾力性があり、心地よい揺れを実現。
首部分にもクッションが設けられているので、快適に座ることができます。また、クッションが取り外し可能となっており、洗濯機で洗うことも可能です。そのため手入れに手間がかからないのもポイントとなっています。
Charles & Ray Eames-RAR(7,280円)
イームズの代表的なチェア
こちらはCharles & Ray Eamesが得意とするプラスチック素材を使用したロッキングチェアです。スチールの脚部と一体化してデザイン性の高い椅子へと仕上がっています。細部までこだわったことで究極の座り心地を実現されています。
体がすっぽりと入るシェル型設計で、太ももが当たる部分はなめらかになっています。背もたれや肘掛けは緩やかな曲線を描き、長時間座っても疲れにくい構造です。大人のゆりかごとも言われる座り心地をぜひ体感してみてください。
ランドマーク-BREEZE(29,999円)
ソフトなラタン素材で良質な座り心地
こちらはオーガニック素材のラタンを使用したロッキングチェアです。ハンドメイドのBREEZEシリーズはラタンがしっかりと編み込まれており耐久性が高く、丸みのあるフォルムで体を柔らかく包み込んでくれます。
付属されているクッションは取り外し可能なので、自分好みのクッションに変更できます。もちろんクッション無しでも快適に座れます。ラタンは通気性が良いので、汗をかく夏場はそのまま使用すると気持ちいいでしょう。
GREEN home style-ROSE MARY ROCKING CHAIR(59,815円)
木と革の融合で上品に仕上がったロッキングチェア
こちらは日本を代表する有名デザイナー岩倉栄利が手掛けたロッキングチェアです。天然杢と本革Aランクの革を融合させてモダンに仕上がっています。お部屋に置くとインテリアの格がグンと上がるでしょう。
伸縮性に優れた本革はしっかりと体にフィットします。さらに荷重を与えると空気が抜ける3構造の座面で座り心地は抜群です。また、傷やヒビ割れなどしにくい素材なので長く使っていられるのも嬉しいですね。
アウトドアで使えるおすすめのロッキングチェア
FIELDOOR-ロッキングチェア(4,860円)
機能性も充実しているアウトドアロッキングチェア
小物を入れておけるサイドポケットやゆったりと寛げるヘッドレストなど機能性が充実しているロッキングチェアです。座面と肘掛けの間がメッシュ加工されており、通気性が良くなっているのもポイントとなっています。
耐荷重は110kg×1.8倍とかなり余裕を持ってあるので安心してユラユラさせることもできます。収納バッグ付きで持ち運びに便利です。組み立てもワンタッチで広げるだけなので女性にも簡単に扱うことができます。
ヘリノックス-チェアツー ロッカー(37,000円)
超軽量設計でコンパクトロッキングチェア
人気アウトドアブランドのヘリノックスから発売されているロッキングチェアです。注目してほしいのは本体の重さです。軽量設計で素材にアルミニウムポール採用でなんと1.45kgしかありません。折りたたみ式で持ち運びが非常に楽です。
超軽量のアルミニウムポールは、耐久性に優れているので安全面もしっかりしています。また、ロッキングチェアとしても普通のアウトドアチェアとしても使用可能。コンパクトでどんなアウトドアシーンにも対応できます。
FIELDOOR-ロッカーベース(3,240円)
コンパクト設計で持ち運びに便利
こちらはワンタッチで取り付け可能で手軽にアウトドアを楽しめるロッキングチェアです。座高が低くコンパクト設計なのでローテーブルと相性がいいでしょう。メッシュ加工で夏場でも快適に過ごせるのも魅力です。
ロッキングチェアを専用の収納バッグに収めると片手で持ち運べるほどコンパクトになります。そして耐久性の高いプライウッドを使用したロッカーベース(脚の湾曲部分)は付属のベルトで固定できるので、収納場所に困りません。
nawazou-ノマドロッキングチェア(43,200円)
フットレストにクッション付きで贅沢なアウトドアライフを
ノマド(遊牧民)の名前のとおり、コンパクトにしてどこにでも持って行けるロッキングチェア。フットレストとクッションが付いているので、アウトドアでも極上の座り心地を堪能できるようになっています。
クッションは取り外し可能で、メッシュシートで使用できるので夏場にもおすすめです。折りたたみ時はコンパクトカーにも十分に載せておけるサイズです。しかし、大きい車なら大丈夫ですが、荷物が多いキャンプなどは厳しいかもしれません。
まとめ
座り心地を重視したロッキングチェアがおすすめ
ロッキングチェアは、ゆったりとリラックスして座れるというのがロッキングチェアの醍醐味です。そのため座り心地を重視した方がいいでしょう。そこからデザイン性を考慮しつつ選ぶときっと納得のいくロッキングチェアが見つかるはずです。お気に入りのロッキングチェアで優雅な時間を楽しみましょう。