忙しい共働きの家庭や、家事と育児に追われている主婦にとって毎日の食事を用意するのはとても大変です。ボタンを押すだけで自動で調理をしてくれる自動調理器があれば、家事の短縮や効率アップにつながります。自動調理器は価格も機能も様々なので、何が良いのか迷ってしまうことも。そこで今回は、おすすめの自動調理器を人気のブランドを挙げながらランキング形式で紹介します。家事効率を格段にアップさせ、家事負担を減らしたい方は必見です。
自動調理器とは?
素材を入れたら調整不要で一品作れる調理家電
材料や調味料をセットしたら、ボタンを押すだけで自動で調理を開始し完成までしてくれる自動調理器。ホットクッカーやマルチクッカーとも呼ばれる便利な調理家電です。料理だけに専念できない忙しい主婦や働く子育てママに、近年人気が高まっています。しかも、作れるメニューレシピが多いのもポイント。肉じゃがやカレー、豚の角煮などガスコンロでの調理なら目が離せないレシピもほったらかしで完成します。
自動調理器のメリット
家事の時間を減らせて空いた時間を有効活用できる
材料をセットした後は、出来上がるまでほったらかしにできるのが自動調理器の最大のメリット。勝手に調理してくれている間は他の家事を行うことができるので、家事効率を格段にアップできます。煮込み料理は、調理中の火加減の調整やあく取りなど何かとコンロから離れられません。自動調理器なら細かな火加減や混ぜる作業も自動でしてくれるので、その間他のことに当てられます。趣味を楽しんだり、運動したりリラックスしたりと空いた時間を有効活用できるでしょう。
手動で調理するよりも栄養を逃しにくい
自動調理器のメリットは無水調理が可能なところ。無水調理とは食材から出る水分を存分に使って料理する方法で、水を使わない分野菜や肉の旨みがしっかり凝縮されます。無水調理でできたカレーや肉じゃがは栄養素を丸ごと摂取でき、健康面でも嬉しいのも魅力です。簡単で栄養豊富なメニューを食卓に出せるのは主婦にとっては嬉しいですね。
火を使わないので安全
ガスコンロを使用する時に心配なのが、目を話したすきに食材が焦げたり油調理で火事になったりすることです。自動調理器ならそんな心配も解消されます。吹きこぼれや焦付きの心配もないのもポイント。集合住宅やマンションなど1軒の家事が大惨事を招くシーンでも心配なく使用できるでしょう。
自動調理器のデメリット
サイズが大きいので置き場の確保が必要
自動調理器のデメリットとして多く挙げられるのが、家電の大きさです。特にキッチンスペースがあまり大きくない間取りなら、自動調理器を置くだけで圧迫感を感じることも。自動調理器を購入する前には、買う予定のサイズを確認して置き場所を確保してからにしましょう。蓋のように開け閉めが必要な自動調理器は、置く場所の高さも一緒に検討してくださいね。
洗う際には調理パーツの取り外しが面倒
自動調理器は部品や調理時のパーツの種類が多いのも特徴。内鍋や内蓋はもちろん、混ぜユニットや蒸気口カバーなどの部品があります。圧力機能がついていればもっと種類は多くなるでしょう。食洗機で洗えないものも多いので、調理パーツの数と手入れの方法を事前にチェックしてから選ぶのがおすすめ。また取り付けや取り外しがしやすいかどうかもチェックしておくと良いでしょう。
自動調理器の種類
電気圧力タイプ
食材に素早く火が通って時短料理が叶う
調理時間が短く、短時間で食材に素早く火が通る自動調理器が良いなら電気圧力タイプを選びましょう。電気圧力鍋がベースになった構造で、煮込むだけでなく様々な調理方法を搭載しているのが特徴です。電気圧力タイプには、無水調理やスロークックができるモデルも。
調理方法の種類が多い分、自動調理器でできるメニュー数も豊富なのもポイントです。蒸したり焼いたりと様々な料理を楽しめ、バリエーションが広がるでしょう。非圧力タイプよりも高価格なハイモデルタイプが多くラインナップされています。機能が増えるほど高価になるので、自分が欲しい機能に合わせて選ぶようにしましょう。
非圧力タイプ
無水調理や蒸し機能など圧力機能のない自動調理家電
火力を一定に保ってゆっくり調理する火圧力タイプもあります。スープ作りや栄養や旨みを凝縮してじっくりコトコト煮込む、カレーやシチュー作りにもおすすめです。圧力機能はないものの、オーブン機能や自動攪拌機能などで幅広い調理が可能。1度に最大4品のおかずを作れる便利な自動調理器もあります。
価格は電気圧力タイプよりもリーズナブル。予約機能などはなく調理メニューのみなので、事前に準備して予約することができません。それでも保温調理があるので、完成後一定温度を保つことも可能です。帰宅時間がバラバラな家族も一定温度にキープしていればいつでも最適な温度で食べられます。
自動調理器の選び方
蓋の種類で選ぶ
蓋が丸ごと取り外せて洗いやすいスライド式
毎日使う調理家電だからこそ、使い勝手の良いものを選びたいものです。自動調理器の蓋は大きく分けて2種類あり、それぞれ特徴が異なります。蓋を回して開閉するスライド式は蓋が丸ごと取り外せるので、洗いやすくいつでも清潔に使えます。蓋が重いと取り出すときに苦労したり、取り付けるのも難しくなったりするので軽量で取り付けがしやすいものを選ぶようにしましょう。
開閉のしやすさで選ぶなら炊飯器と同じ仕様のプッシュ式を
炊飯器のように、蓋がパカっと上部に開くプッシュ式もあります。開閉がしやすく、使用後の洗い物も重いものが内鍋しかないので楽に済むでしょう。それでも本体を掃除するときに、細かい隙間の汚れが取れにくくなることも。プッシュ式を選ぶ時は、掃除のしやすさや部品が取り外して洗えるかどうかも合わせて確認しましょう。
機能で選ぶ
レシピ内蔵なら料理が苦手な人でも安心して調理できる
料理慣れしていない人や、献立選びに毎回頭を抱える人はレシピメニュー数が豊富なものがおすすめ。高性能の自動調理器は、スマホで検索したメニューをそのまま送信して分量や食材を案内してくれるものもあります。毎回のレシピ選びに悩む必要がないうえ、案内に従って食材や調味料を入れれば良いので料理が苦手な人にも安心です。
家に帰れば調理が完了しているタイマー機能搭載のものが便利
仕事をしていて日中留守の人の場合、家に帰ってきたら温かいご飯ができていると嬉しいですよね。予約機能のある自動調理器は、帰宅時間に合わせて調理を開始するので出来立ての料理を味わうことができます。予約調理には最初に加熱して出来上がった後、保温しておくタイプもあります。カレーやシチューなど、じっくりコトコト火を通しておくことで美味しさがアップして食べられるでしょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
調理パーツが食洗機可能なら簡単に手入れができる
毎日使うものだからこそ、手入れのしやすさも選ぶうえで大切なポイントです。丸洗いできる部品が多かったり、部品が食洗機でも洗浄できるなら簡単に手入れができますね。またパーツの取り外しのしやすさも、洗いやすさや手入れのしやすさをアップさせるポイント。取り外しがしやすく洗いやすいパーツのものを選びましょう。
お手入れモード搭載なら洗えない内蓋も簡単に手入れができる
自動調理器の中には、内鍋にこびりついた汚れや臭いを取りやすくするお手入れモードがあるものがあります。その後の洗浄を効率的に行える便利な機能です。重曹やレモンを使って掃除ができれば、より効率がアップします。ボタン1つで簡単に手入れが叶うか、専用の洗剤やタブレットが必要かどうかなども合わせて確認しましょう。
自動調理器のおすすめブランド・メーカー
シャープ
自動調理器の代表モデルで家族みんなの料理を一気に作れる
ひとり暮らしや夫婦のみの家庭から、最大6人分のレシピを一気に作れるシャープの自動調理器。幅広い調理メニューに対応し、ほったらかしでも手間ひま掛けたような味に完成します。予約機能も搭載されており、家事負担を軽減させてくれるヘルシオシリーズが人気です。
ティファール
献立選びから調理まで時短を極めた調理が可能
初めての人でも簡単に操作が叶うティファールの自動調理器。ナビ通りに進められるので、迷わず簡単で使い勝手が良いのも特徴です。大きくて場所を取るイメージの自動調理器ですが、ティファールならキッチンカウンターにも収まるミニサイズもラインナップしています。
アイリスオーヤマ
スタイリッシュにキッチンに寄り添うおしゃれ調理家電
世帯人数によって最適な容量が選べるアイリスオーヤマの自動調理器。エントリーモデルからハイスペックモデルまで予算や機能に応じて選べるのも魅力です。普段作るメニューから、こだわりの本格調理までボタン1つで簡単に作れます。シャープでスタイリッシュなデザインは、どんなキッチンでもスマートに置けますね。
象印
豊富な調理メニューで驚くほど料理の幅が広がる
煮込み料理から無水や発酵料理など、どんなメニューも象印の自動調理器なら叶えてくれるでしょう。料理が楽しくなる150種類のレシピブックもついているので、自動調理器をフル活用できます。材料と調味料を入れたら、メニュー番号を選ぶだけ。簡単に操作ができるのもいいですね。
パナソニック
持ち運びも収納もしやすいサイズ
カレーなら5人分ほどを作れる容量でも、持ち運びがしやすいサイズなのでどこでもサーブができます。テーブルの上においても邪魔にならないので、温かいまま食べ始められますよ。圧力調理タイプは、調理時間の大幅短縮も実現。素早く美味しく仕上がります。
おすすめ&人気の自動調理器ランキング
圧力タイプでおすすめの自動調理器
象印-自動圧力IH鍋( 53,900円)
無水調理や発酵メニューまで驚くほど料理の幅が広がる
時にはコトコト料理、またはジュワーとしっかり味が付いた焼き料理など調理可能。メニューに応じて加圧の具合が選べる自動調理器です。手動調理から可動圧力、一定圧力まで素材の美味しさを1番よく引き出した調理法で美味しく仕上げます。
自動で調理をお任せしたいときは、ワンタッチで自動ボタンを押して待つだけ。忙しい日のメイン料理も簡単に叶うでしょう。予約調理機能も搭載されているので、帰ってきたら出来立てを食べられるメリットも。
LIVCETRA-電気圧力鍋(15,180円)
カロリー表示付きレシピ付きでほったらかし料理がボタン1つで叶う
材料を入れてタイマーをセットするだけで、一品が完成する簡単操作が魅力です。 空いた時間は他の家事や育児に充てられるので、家事の負担を軽減できますね。1.8気圧の高圧力で食材に素早く火が通り、時短調理が叶います。
豚の角煮は約90分、黒豆は60分と通常の調理方法よりも80分から190分もの時間を節約することができるのは魅力。その間はほったらかしで良いので、何度も確認のためにキッチンに入る必要がありません。調理が終わると自動で保温モードに切り替わり、温め直しが不要です。
ダンスク-D&S 電気圧力鍋 家庭用マイコン(13,980円)
プロのような完成度レシピを自宅でワンタッチで出来る自動調理器
骨まで柔らかい魚料理や、ホロホロに味の染み込んだ肉料理も簡単に調理できる自動調理器です。手の込んだプロの味も家庭でワンタッチで叶うのは魅力。マイコンが加圧と加熱を自動調節することにより、火を使わず自動で調理を開始します。
スタートから完成まで自動調理で、調理中に操作をしたりずっとそばについていたりする必要がありません。加圧を終えて煮込みを加えたいときは、蓋をガラス蓋に取り替えることも。中身の確認がしやすく美味しいタイミングでスイッチをオフにできます。
ワンダーシェフ-マイコン電気圧力鍋(9,680円)
定番メニューはオートメニューで簡単操作が可能
米の炊飯やカレー、肉じゃが、ポトフ、魚など家庭の定番メニューはワンタッチで調理を開始できます。豊富なメニューボタンからレシピを探す必要がないので、操作時間を短縮できるでしょう。お好みの時間に加圧設定ができるお好みキーもあります。
出来上がり時に、水分をさらに飛ばしたり加熱を加えたりする時には追加熱キーが便利。自分好みの塩梅で調理を仕上げることも可能です。家族の食事の時間がバラバラでもいつでも温かく食べられる保温キーを使えば、温め直しも不要です。
非圧力タイプでおすすめの自動調理器
ショップジャパン- ツインシェフ(21,780円)
1台で一度に2つのメニューが自動調理できる
1台で料理のレパートリーが格段に広がる自動調理鍋です。自動で1メニュー調理してくれるだけでも助かるのに、ツインシェフなら2つのメイン食材を自動で調理できるのが魅力。そのうえ、蒸しプレートをプラスすれば最大4種類の調理を同時に叶えます。
自動で調理したい時はワンタッチで、自分で調理したい時は手動調理機能もあるので必要に応じて使い分けられます。1度に家族分の料理も作れる大容量さは、ストック作りにも最適。カレーは約6皿分、白米なら4合分炊くことが可能です。
ティファール-アクティフライ(19,800円)
揚げる・炒める・煮込む料理がワンタッチで可能
自動攪拌調理方式で自動で簡単に調理できる画期的な調理器です。オイルの代わりに熱風で食材に火を通すのでヘルシー調理が叶います。この熱風循環調理はティファールだけの特許技術。従来の電気フライヤーと比べて99%のオイルカットを実現します。
3つの調理モードで唐揚げを揚げたり、チャーハンを炒めたり、シチューを煮込んだりと様々な調理が叶いますよ。羽が全体をかき混ぜるため、裏面もべちゃっとせず全面こんがり仕上がります。フライパンや羽、具材返しやフィルターは食洗機で洗浄も可能。お手入れも簡単です。
アイリスオーヤマ-リクック熱風オーブン(19,800円)
6種類の自動調理メニュー搭載でノンフライ調理が可能
パンのトーストから、ステーキの自動調理までも叶うスチームオーブンです。唐揚げやハンバーグ、ステーキなど自動調理メニューをワンタッチすれば温度センサーによる自動調理を始めます。食材の数や温度を検知して自動で温度を制御。
魚焼きグリルで焼くよりも煙や臭いもほとんど出ずに、美味しい魚料理が仕上がります。魚の表面も適度にパリッとなり手動で焼くよりもさらに美味しく味わえるでしょう。毎日使いたくなる専用レシピブック付きで、レシピの幅を広げます。
クックマスター-旬彩プロスープメーカー(44,800円)
食材の栄養を丸ごと取り入れられる栄養たっぷりメニューが完成
従来モデルよりも自動調理メニューが豊富になり、煮込みや発酵にも特化したモデルになったクックマスター。献立に迷わない豊富なメニュー数でさらに便利に使えるようになりました。刻む、混ぜるの機能に加え煮込む機能がプラス。
高性能モーターが、低速と高速の攪拌を使い分け食材を煮崩れさせることなく調理できます。肉豆腐などの柔らかい料理や、コーンポタージュなど薄皮の残らない滑らかスープにするなど、メニューによって使い分けられます。甘酒や塩麹作りもこれなら簡単にできますね。
高機能でおすすめの自動調理器
シャープ-ヘルシオホットクック(48,800円)
スマホアプリとの連携でライフスタイルにあったメニューを提案
調理履歴や旬の食材などスマホにアクセスすれば、豊富なおすすめレシピから自動調理メニューを選べますよ。スマホからレシピを転送すれば、材料や作り方を自動で音声案内するのも便利。失敗がありません。
外出先から予約調理の時間を変更できるのも便利なポイント。帰宅時間が遅くなりそうな時もスマホで簡単に時間変更が叶います。水なしの無水調理で食材の甘みとコクを引き出し、手動調理よりも何倍も美味しい栄養丸ごとのレシピが完成しますよ。
パナソニック-電気圧力鍋(25,694円)
手の込んだ料理もスイッチ1つで簡単調理が可能
栄養と旨味をしっかり凝縮させた無水調理に長けた自動調理器です。野菜や魚介類など具材がたっぷり詰まったスープ作りにもおすすめ。栄養たっぷりのヘルシー料理がワンタッチで叶います。忙しい人もこの自動調理器があれば、健康管理がしやすくなるでしょう。
無水調理だけでなく圧力調理機能もおすすめ。難しい火加減も自動で調節するのでほったらかしでプロ並みの完成度が実現します。蒸発も少なくすむため水の使用量もカットできるなど、エコに調理ができるのも主婦には嬉しいですね。
ティファール-クックフォーミー(31,930円)
使い勝手がよく収納もしやすい3Lサイズ
ひとり暮らしや夫婦共働きの家族におすすめの自動調理器です。キッチンカウンターにも収まりの良いサイズは、場所を選ばず収納できて便利。場所をとりがちな調理家電の不満を解消します。クックフォーミー専用アプリは、献立選びのサポートや調理手順を優しく解説するので失敗なく作れますよ。
一般的な電気圧力鍋と比べ予熱時間を約半分まで短縮。予熱が早いので調理スタートまであっという間で調理時間を短縮できます。忙しい時や、早く調理を終わらせたいときは時短レシピも搭載。最大193種類の中から時短メニューを選べます。
Siroca-自動電気圧力鍋(17,800円)
手入れのしやすい構造でいつでも清潔に使用できる
1台6役をこなす高機能電気圧力鍋です。無水調理や低温調理、温め直しなど豊富な調理方法を駆使すれば色々な調理を楽しますよ。内部はマイコン制御になっており、材料を入れた後はボタンを押すだけ。3ステップで絶品料理が完成します。
口に入れるものだから調理器具もいつでも清潔に使いたいもの。この製品は蓋を取り外して丸洗いが可能です。圧力弁や内部までしっかり洗浄することでいつでも清潔に使用できます。手入れがしやすく毎日手軽に使用できるでしょう。
まとめ
タイマー機能のある自動調理器がおすすめ
自動調理器を選ぶうえでのポイントは、使いやすさをアップさせる機能性です。せっかく使ってもあまり使う機会がないのではもったいないですよね。豊富なレシピで飽きずに使えたり、帰宅と同時に美味しく食べられる便利なタイマー機能があれば使いやすさがアップするでしょう。今回は、おすすめの自動調理器についてシャープやティファールなど人気のブランドを挙げながらランキング形式で紹介しました。ぜひ皆さんも、家事負担を軽減する自動調理器を選んでくださいね。